JP2006046215A - Intake system structure for engine - Google Patents
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Abstract
Description
この発明はエンジンの吸気系構造に係り、特に、吸気ダクトの開口部から水等が吸い込まれることを可及的に防止することができ、吸気ダクト内の外気がラジエータを通過した熱風で暖められることを防止することができるエンジンの吸気系構造に関する。 The present invention relates to an intake system structure of an engine, and in particular, can prevent water and the like from being sucked from an opening of an intake duct as much as possible, and the outside air in the intake duct is warmed by hot air that has passed through a radiator. The present invention relates to an intake system structure of an engine that can prevent this.
車両には、ダッシュパネル前方にフロントルームを形成するとともにダッシュパネルの後方のシート下方にエンジンルームを形成し、フロントルームにラジエータを配置するとともにエンジンルームにエンジンを配置しているものがある。このエンジンの吸気系構造は、エンジンのエアクリーナに接続される吸気ダクトをフロントルームとエンジンルームとの間に配設させている。 In some vehicles, a front room is formed in front of the dash panel, an engine room is formed below the seat behind the dash panel, a radiator is arranged in the front room, and an engine is arranged in the engine room. In this engine intake system structure, an intake duct connected to an air cleaner of the engine is disposed between the front room and the engine room.
このようなエンジンの吸気系構造においては、シート下方のエンジンルームに搭載されるエンジンのエアクリーナに接続される吸気ダクトを設け、この吸気ダクトの開口部をシート下方に形成されるエンジンルーム内に開口させるのが一般的である。
ところで、特許文献1のようにシート下方のエンジンルームに吸気ダクトの開口部が配設される場合には、エンジンルームがシート下方という低い位置にあるため、開口部から水等を吸いこみ易い問題がある。 By the way, when the opening portion of the intake duct is disposed in the engine room below the seat as in Patent Document 1, the engine room is in a low position below the seat, so that it is easy to suck water or the like from the opening portion. There is.
一方、車両には、シート前方のダッシュパネル前方にラジエータ等が配設されるフロントルームを有するものがある。このフロントルームは、シート下のエンジンルームに比べて高位に場所を有するため、このフロントルームを利用すれば、シート下方のエンジンルームに比べて高い位置に吸気ダクトの開口部を配設することができる。 On the other hand, some vehicles have a front room in which a radiator or the like is disposed in front of a dash panel in front of a seat. Since this front room has a higher position than the engine room under the seat, if this front room is used, the opening of the intake duct can be arranged at a higher position than the engine room under the seat. it can.
しかし、この場合は、ダッシュパネル前方のフロントルームとシート下方のエンジンルームとの間に吸気ダクトを延出させなければならず、吸気ダクトが長くなり、取り回しが困難となる不都合がある。また、フロントルームにラジエータを配置している場合には、開口部から導入された吸気ダクト内の外気がラジエータを通過した熱風で暖められるおそれがあるため、熱風の影響を受けないように注意して配設する必要がある。 However, in this case, it is necessary to extend the intake duct between the front room in front of the dash panel and the engine room below the seat, and there is a disadvantage that the intake duct becomes long and difficult to handle. If a radiator is installed in the front room, be careful not to be affected by hot air because the outside air in the intake duct introduced from the opening may be warmed by the hot air that has passed through the radiator. Need to be installed.
この発明は、車両のダッシュパネルの前方にフロントルームを形成するとともに前記ダッシュパネルの後方のシート下方にエンジンルームを形成し、前記フロントルームにラジエータを配置するとともに前記エンジンルームにエンジンを配置し、該エンジンに接続される吸気ダクトを前記フロントルームとエンジンルームとの間に配設させるエンジンの吸気系構造において、前記フロントルームの前面に前記ラジエータを配設し、前記ラジエータの上方の車体フレームの上面に前記吸気ダクトの開口部を配設し、前記吸気ダクトを前記ラジエータのファンシュラウドの外側に沿って下方に延出させたことを特徴とする。 The present invention forms a front room in front of a dash panel of a vehicle, forms an engine room below a seat behind the dash panel, arranges a radiator in the front room and arranges an engine in the engine room, In an intake system structure of an engine in which an intake duct connected to the engine is disposed between the front room and the engine room, the radiator is disposed in front of the front room, and a vehicle body frame above the radiator is provided. An opening of the intake duct is disposed on the upper surface, and the intake duct extends downward along the outside of the fan shroud of the radiator.
この発明のエンジンの吸気系構造は、車両のダッシュパネルの前方のフロントルームの前面にラジエータを配設し、ラジエータの上方の車体フレームの上面に吸気ダクトの開口部を配設したことにより、吸気ダクトの開口部を車体のできるだけ高い位置に配設することができ、開口部から水を吸いこむことを可及的に防止することができ、また、開口部から吸気ダクトをラジエータのファンシュラウドの外側に沿って下方に延出させたことにより、ラジエータを通過した熱風によって開口部より取り入れた吸気ダクト内の外気が温められることを防止することができる。 In the engine intake system structure according to the present invention, a radiator is provided in front of a front room in front of a dash panel of a vehicle, and an opening of an intake duct is provided on an upper surface of a vehicle body frame above the radiator. The opening of the duct can be arranged as high as possible in the vehicle body to prevent the intake of water from the opening as much as possible, and the intake duct can be connected to the radiator fan shroud from the opening. By extending downward along the outside, it is possible to prevent the outside air in the intake duct taken from the opening from being heated by the hot air that has passed through the radiator.
この発明のエンジンの吸気系構造は、車両のフロントルームの車体フレームの上面に吸気ダクトの開口部を配設して、開口部から水を吸いこむことを可及的に防止し、また、フロントルームの前面に配設したラジエータのファンシュラウドの外側に沿って吸気ダクトを下方に延出して、ラジエータを通過した熱風によって開口部から取り入れられた吸気ダクト内の外気が温められることを防止している。
以下、図面に基づいてこの発明の実施例を説明する。
The intake system structure for an engine according to the present invention has an intake duct opening disposed on the upper surface of a vehicle body frame in a front room of the vehicle to prevent water from being sucked through the opening as much as possible. Extending the intake duct downward along the outside of the fan shroud of the radiator arranged in the front of the room to prevent the outside air in the intake duct taken in from the opening from being heated by hot air that has passed through the radiator Yes.
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
図1〜図3は、この発明の実施例を示すものである。図において、2は車両、4Rは車両の右側で前後方向に延びる右側サイドフレーム、4Lは車両の左側で前後方向に延びる左側サイドフレーム、6は上側車体フレーム、8は下側車体フレーム、10はダッシュパネル、12はエンジンルームパネル、14は右側テンションロッドブラケット、16はスタビライザバーである。 1 to 3 show an embodiment of the present invention. In the figure, 2 is a vehicle, 4R is a right side frame extending in the front-rear direction on the right side of the vehicle, 4L is a left side frame extending in the front-rear direction on the left side of the vehicle, 6 is an upper body frame, 8 is a lower body frame, 10 is A dash panel, 12 is an engine room panel, 14 is a right tension rod bracket, and 16 is a stabilizer bar.
車両2は、右側サイドフレーム4Rのエンジンルームパネル12前側に図示しない右側テンションロッドを取り付ける右側テンションロッドブラケット14を設け、左側サイドフレーム4Lのエンジンルームパネル12前側に図示しない左側テンションロッドを取り付ける左側テンションロッドブラケットを設け、右側テンションロッドブラケット14と左側テンションロッドブラケットとにスタビライザバー16の両端を固定している。
The
この車両2は、ダッシュパネル10の前方であって、ダッシュパネル10と上側・下側車体フレーム6・8との間にフロントルーム18を形成するとともに、ダッシュパネル6の後方のシート(図示せず)下方にエンジンルームパネル12によりエンジンルーム20を形成している。フロントルーム18とエンジンルーム20の間には、図示しないフロアパネル上に車室22を形成している。
This
車両2は、フロントルーム18にラジエータ24を配置するとともに、エンジンルーム20にエンジン26を配置している。ラジエータ24は、アッパタンク28とロアタンク30とコア32とを有し、アッパタンク28に注水口34を設けている。ラジエータ24は、コア32の後側にファンシュラウド36を設け、ファンシュラウド36にファンモータ38を取り付けている。ファンモータ38は、ファン40を回転させてコア32に冷却用空気を通過させる。
In the
ラジエータ24は、アッパタンク28のアッパ側取付部42をアッパ側マウント(図示せず)を介して上側車体フレーム6後側に弾性的に支持するとともに、ロアタンク30のロア側取付部44をロア側マウント(図示せず)を介して下側車体フレーム8後側に弾性的に支持している。これにより、ラジエータ24は、フロントルーム18の前面に配設される。
The
ラジエータ24は、アッパタンク28の注水口34をオーバフローパイプ46によりリザーバタンク48に接続している。リザーバタンク48は、ダッシュパネル10の前側であってフロントルーム18の右側に偏らせて配置している。また、ラジエータ24は、図示しないラジエータアウトレットホース及びラジエータインレットホースによりエンジン26に接続している。ラジエータ24の前方には、ラジエータ24に重なるように空調装置(図示せず)のコンデンサ50が配設されている。
In the
前記エンジン26は、吸気系を構成するエアクリーナ52をエンジンルーム20内に配置している。エアクリーナ52は、吸気の入口部54と出口部56とを備え、入口部54に接続される吸気ダクト58をフロントルーム18とエンジンルーム20との間に配設し、出口部56に接続される図示しない吸入ダクトをスロットルボディ、吸気マニホルドを介してエンジン26に接続している。
In the
前記吸気ダクト58は、一端側に高さよりも幅が広い横長の開口部60を設け、開口部60に連続して幅が次第に小さくなりダッシュパネル10近傍まで延びる導入部62を設け、前記リザーバタンク48が配置される導入部62の幅方向一側(図1において車両2の右側)を窪ませて切欠部64を設け、開口部60の左右両側に夫々取付部66を設けている。吸気ダクト58は、導入部62の後端がダッシュパネル10近傍に達するように、開口部60を右側サイドフレーム4Rに近接する側に偏らせて上側車体フレーム6の上面に配設し、取付部66を上側車体フレーム6に取り付け、切欠部64の右側に前記ラジエータ24に接続されるリザーバタンク48を配設している。
The
吸気ダクト58は、一端側を導入部62の後端からラジエータ24のファンシュラウド36の外側(図1において車両2の右側)に沿って下方に延出した後に後方に湾曲させ、図示しないフロアパネルの下側を右側サイドフレーム4Rに沿ってスタビライザバー16の下側を後方に延出し、エンジンルームパネル12の下側を潜った後に上方に湾曲させ、エンジンルーム20内を上方に延出して前記エアクリーナ52の入口部54に他端側を接続している。
The
吸気ダクト58は、ファンシュラウド36の外側に沿って下方に延出される部位に前側ブラケット68を設け、右側サイドフレーム4Rに沿って後方に延出される部位に中間ブラケット70を設け、エンジンルームパネル12の下側を潜る直前の部位に後側ブラケット72を設けている。前側ブラケット68は、ダッシュパネル10前方の車体パネル(図示せず)に固定される。中間ブラケット70及び後側ブラケット72は、図示しないフロアパネルに固定される。
The
次に作用を説明する。 Next, the operation will be described.
このエンジン2の吸気系構造は、フロントルーム18の上側車体フレーム6の上面に配設した吸気ダクト58の開口部60から外気を取り入れ、吸気ダクト58によってファンシュラウド36の外側に沿って下方に導いてダッシュパネル10の下側を潜り、図示しないフロアパネルの下側を右側サイドフレーム10に沿って後方に導き、エンジンルームパネル12の下側を潜った後に上方のエアクリーナ52に導入する。エアクリーナ52で塵埃を除去された外気は、図示しない吸入ダクトからスロットルボディ、吸気マニホルドを介してエンジン26に供給される。
The intake system structure of the
一方、ラジエータ24は、ファンモータ38によりファン40を回転させてコア32に冷却用空気を通過させ、エンジン26の冷却水を冷却する。コア32を通過して暖められた空気は、ファンシュラウド36の内側を後方のダッシュパネル10側に導かれ、外部に排出される。
On the other hand, the
このエンジン26の吸気系構造は、フロントルーム18のできるだけ高い位置で、右側サイドフレーム4R側に偏らせて吸気ダクト58の開口部60を配設し、しかも、この開口部60に連続する吸気ダクト58を上下前後に延出させる際に、吸気ダクト58をファンシュラウド36の外側に沿って下方に延出させるとともに右側サイドフレーム4Rに沿って後方に延出させるようにしたものである。
In the intake system structure of the
このように、このエンジン26の吸気系構造は、フロントルーム18の前面にラジエータ24を配設し、ラジエータ24の上方の上側車体フレーム6の上面に吸気ダクト58の開口部60を配設したことにより、吸気ダクト58の開口部60を車体のできるだけ高い位置に配設することができ、開口部60から水等を吸いこむことを可及的に防止することができる。
As described above, in the intake system structure of the
また、このエンジン26の吸気系構造は、開口部60から吸気ダクト58をラジエータ24のファンシュラウド36の外側に沿って下方に延出させたことにより、ラジエータ24を通過した熱風により開口部60より取り入れた吸気ダクト58内の外気が温められることを防止することができる。
In addition, the intake system structure of the
さらに、このエンジン26の吸気系構造は、開口部60をフロントルーム18の右側サイドフレーム4R側に偏らせて配置し、吸気ダクト58を車両2の前後方向に延びる右側サイドフレーム4Rに沿って後方に延出させたことにより、吸気ダクト58を短く形成できるとともに吸気ダクト58の取り回しを容易に行うことができる。
Further, in the intake system structure of the
さらにまた、このエンジン26の吸気系構造は、開口部60から下方に延出する吸気ダクト58をダッシュパネル6前方の車体パネルに固定したことにより、下方に延出する吸気ダクト58が遊動することを防止することができる。
Furthermore, in the intake system structure of the
また、このエンジン26の吸気系構造は、開口部60にダッシュパネル10近傍まで延びる導入部62を設け、この導入部62の後端から吸気ダクト58を下方に延出させて吸気ダクト58をラジエータ24から離間させたことにより、ラジエータ24の前方に重ねて配設されるコンデンサ50の側方にある図示しない配管(コンデンサの冷却配管)と干渉することなく、上下方向に延出する吸気ダクト58を配設することができるとともに、この吸気ダクト58を固定する前側ブラケット68をコンパクトに形成することができる。
In addition, the intake system structure of the
さらに、このエンジン26の吸気系構造は、導入部62に切欠部64を設け、切欠部64に近接位置させてラジエータ24に接続されるリザーブタンク48を配設したことにより、導入部62とリザーブタンク48との干渉を回避することができ、リザーブタンク48の取付位置を変更することなく吸気ダクト58の開口部60に導入部62を形成することができる。
Further, the intake system structure of the
なお、この発明は、上述実施例に限定されることなく、種々応用改変が可能である。 The present invention is not limited to the above-described embodiments, and various application modifications can be made.
図4は、第1の変形例を示すものである。このエンジン26の吸気系構造は、開口部60に設けた導入部62の後端からファンシュラウド36の外側に沿って下方に延出される吸気ダクト58と、前記ファンシュラウド36との間に、遮熱板74を配設したものである。
FIG. 4 shows a first modification. The intake system structure of the
このエンジン26の吸気系構造は、社熱板74によって、ラジエータ24を通過した熱風が、ファンシュラウド36の外側に沿って下方に延出される吸気ダクト58側に回り込むことを防止することができ、開口部60より取り入れた吸気ダクト58内の外気が温められることを防止することができる。
The intake system structure of the
図5は、第2の変形例を示すものである。このエンジン26の吸気系構造は、右側サイドフレーム4R上方に位置するように偏らせて上側車体フレーム6の上面に吸気ダクト58の開口部60を配設し、ラジエータ24のファンシュラウド36が配置される導入部62の幅方向他側(図1において車両2の左側)を窪ませて切欠部64を設け、この切欠部64の左側にラジエータ24に接続されるリザーバタンク48を配設したものである。
FIG. 5 shows a second modification. The intake system structure of the
このエンジン26の吸気系構造は、吸気ダクト58の開口部60を右側サイドフレーム4R上方に位置するように偏らせて上側車体フレーム6の上面に配設したことにより、開口部60を車体のできるだけ高い位置であって且つラジエータ24から離れた位置に配設することができ、開口部60から水等を吸いこむことを可及的に防止することができるとともに、ラジエータ24により熱された空気を吸い込むことを防止でき、また、導入部62の幅方向他側に設けた切欠部64にリザーバタンク48を配設したことにより、導入部62とリザーブタンク48との干渉を回避しながら、ラジエータ24のコア32の後側と円筒形状のファンシュラウド36の上右側とダッシュパネル10の前側とで囲まれる空間を利用してリザーブタンク24を配設することができる。
In the intake system structure of the
この発明のエンジンの吸気系構造は、車両のフロントルームの車体フレームの上面に吸気ダクトの開口部を配設して、開口部から水を吸いこむことを可及的に防止し、また、フロントルームの前面に配設したラジエータのファンシュラウドの外側に沿って吸気ダクトを下方に延出して、ラジエータを通過した熱風によって開口部かせ取り入れられた吸気ダクト内の外気が温められることを防止しており、スペースを有効利用してエンジン部品を適切に配置することができる。 An intake system structure for an engine according to the present invention has an intake duct opening disposed on the upper surface of a vehicle body frame in a front room of a vehicle to prevent water from being sucked through the opening as much as possible. Extending the intake duct downward along the outside of the fan shroud of the radiator arranged in the front of the room to prevent the outside air inside the intake duct taken in by the hot air passing through the radiator from being warmed Therefore, the engine parts can be appropriately arranged using the space effectively.
2 車両
4R 右側サイドフレーム
4L 右側サイドフレーム
6 上側車体フレーム
8 下側車体フレーム
10 ダッシュパネル
12 エンジンルームパネル
18 フロントルーム
20 エンジンルーム
22 車室
24 ラジエータ
36 ファンシュラウド
48 ザーバタンク
50 コンデンサ
52 エアクリーナ
58 吸気ダクト
60 開口部
62 導入部
64 切欠部
66 取付部
68 前側ブラケット
70 中間ブラケット
72 後側ブラケット
2
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