JP2006040967A - 多層フレキシブルプリント基板およびこれを用いた圧接接続構造 - Google Patents
多層フレキシブルプリント基板およびこれを用いた圧接接続構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006040967A JP2006040967A JP2004214838A JP2004214838A JP2006040967A JP 2006040967 A JP2006040967 A JP 2006040967A JP 2004214838 A JP2004214838 A JP 2004214838A JP 2004214838 A JP2004214838 A JP 2004214838A JP 2006040967 A JP2006040967 A JP 2006040967A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flexible printed
- circuit board
- printed circuit
- multilayer flexible
- connection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
Abstract
【課題】 スルーホールを減らすことによる小型化においてコストダウンが可能で、圧接コネクタを効果的に配設することの可能な多層フレキシブルプリント基板およびこれを用いた圧接接続構造を提供すること。
【解決手段】 電子部品装着部となる接続パターン5から延設される配線パターンの設けられる導電層3を少なくとも表裏に有する多層フレキシブルプリント基板1という構成に対し、前記導電層3を覆う絶縁層4を、一面側から前記接続パターン5の異なる導電層3のものの接続パターン5が露出するよう積層させる。
【選択図】図1
【解決手段】 電子部品装着部となる接続パターン5から延設される配線パターンの設けられる導電層3を少なくとも表裏に有する多層フレキシブルプリント基板1という構成に対し、前記導電層3を覆う絶縁層4を、一面側から前記接続パターン5の異なる導電層3のものの接続パターン5が露出するよう積層させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、多層フレキシブルプリント基板およびこれを用いた圧接接続構造に関する。
従来からフレキシブルプリント基板(以下「FPC」と称する)として、導電層を少なくとも表裏に有して多層化し高密度化を図った、図3に示すような多層FPC100がある。この多層FPC100は、中間層となるベース101を境として、少なくとも表裏に、電子部品装着部となる接続パターン105から延設される配線パターンの設けられる導電層102と、その導電層102を覆う、カバーレイと呼ばれる絶縁層103とを有して形成されている。
この多層FPC100にあっては、異なる導電層102、102相互がスルーホール104を介して電気的に接続されており、同図に示すように、接続パターン105に電子部品106が半田付けにて装着されたり、また、ばね性をもった圧接片を有する圧接コネクタを当該接続パターン105に配設し、その圧接片を介して他の硬質プリント基板と接続されたりする。
多層FPCは、その薄さや屈曲性の良さを生かしてカメラをはじめとする小型の電子機器に多く使用されるが、多層化による小型化、高密度化を目指した上記スルーホール104は、逆に小型化を阻害する要因とも考えられることがある。
この解消のため、例えば図4に示すように、圧接コネクター部で導電パターン202の全面を露出させるべく、カバーレイ除去部201が形成されていて、露出した導電パターン202は、圧接面で該カバーレイ除去部201の範囲外に延出せず、カバーレイ除去部201内でスルーホール203により圧接面裏側に導かれて、圧接面裏側でカバーレイ除去部201の範囲外に延出しており、前記カバーレイ除去部201は、圧接コネクター部近傍において接続先のプリント基板と当接する範囲を含むするようにして、さらに小型化の対策を施したものがある(特許文献1参照。)。
しかしながら、この構成では、カバーレイ除去部201内でスルーホール203を用いるようにしているので、スルーホール203を配置する範囲分の面積が必要となる。このため、小型化に関しては十分とは言えない。
特開2000−156552号公報
本願発明は、上記背景技術に鑑みてなされたものであり、その課題は、スルーホールを減らすことによる小型化においてコストダウンが可能で、圧接コネクタを効果的に配設することの可能な多層フレキシブルプリント基板およびこれを用いた圧接接続構造を提供することである。
上記課題を解決するために、本願発明による多層フレキシブルプリント基板は、電子部品装着部となる接続パターンから延設される配線パターンの設けられる導電層を少なくとも表裏に有する多層フレキシブルプリント基板という構成に対し、前記導電層を覆う絶縁層を、一面側から前記接続パターンの異なる導電層のものの接続パターンが露出するよう積層させて成ることを特徴としている。
そして、前記接続パターンが一面の端部に形成されたものであることが好ましい。
また、本願発明による多層フレキシブルプリント基板を用いた圧接接続構造にあっては、前記多層フレキシブルプリント基板の端部に前記接続パターンと接続させるばね性をもった圧接片を有する圧接コネクタを配設させて成ることとしている。
本願発明の多層フレキシブルプリント基板は、多層フレキシブルプリント基板の電子部品装着部となる接続パターンから延設される配線パターンの設けられる導電層のうち、表裏何れか一面側から、それとなる異なる他面側導電層のものの接続パターンが露出するよう導電層を覆う絶縁層が積層されるので、基板の表裏何れか一面側から電子部品装着が可能となり、スルーホールを減らすことによる小型化においてコストダウンが可能であることを特徴として有する多層フレキシブルプリント基板が得られる。
そして、多層フレキシブルプリント基板の一面端部に電子部品装着部となる接続パターンが形成されたものとなるので、スルーホールを形成するための配線パターンが基板の端部に突出することの無いものとなり、以って、基板に構成される回路において高周波特性が改善されるという効果を奏する。
また、本願発明の多層フレキシブルプリント基板を用いた圧接接続構造においては、多層フレキシブルプリント基板の一面端部に形成された電子部品装着部となる接続パターンにばね性をもった圧接片を有する圧接コネクタが配設され、その圧接片を介して他の硬質プリント基板と接続されるようになるので、スルーホールを減らすことによる小型化においてコストダウンが可能な圧接接続構造が実現される。
本発明の上記および他の効果、特徴および利点を明確にすべく、添付した図面を参照しながら、本発明の実施の形態を以下に詳述する。 図1を参照すると、本願発明の一実施形態としての多層フレキシブルプリント基板の概略を示す説明図が示されている。
この実施形態の多層フレキシブルプリント基板1は、電子部品装着部となる接続パターン5、5から延設される配線パターンの設けられる導電層3を少なくとも表裏に有する多層フレキシブルプリント基板であって、前記導電層3を覆う絶縁層4を、一面側から前記接続パターン5、5の異なる導電層のものの接続パターン5、5が露出するよう積層させて成る。この場合、前記接続パターン5、5が一面の端部1aに形成されたものとしてもいる。
詳しくは、この多層フレキシブルプリント基板(多層FPC)1は、電子部品として一般的なDIL端子をもったICを実装する装着部を有する多層FPCで、図1(a)は多層FPCの電子部品装着状態の平面図、同図(b)は図(a)のA−A線に沿った断面図で、同一の構成要素には同一の符号を付して示している。
多層FPC1は、表導電パターン31、裏導電パターン32、表絶縁層41、裏絶縁層42が、ベース2を挟んで図示しない接着剤を介して積層されて構成されている。接続パターン5、5領域にあっては、表絶縁層41、ベース2が除去されており、IC6を実装する装着部となる接続パターン5、5を露出形成する。図1(b)から明らかなように、接続パターン5、5以外の表導電パターン31、裏導電パターン32部分は、一面となる表面側で表絶縁層41およびベース2除去部外の絶縁領域に向けて延出してありこの部分においては露出していない。
この多層FPC1は、例えばポリイミドフィルムなどの可撓性プラスチックシート材によるベース2を挟んで、銅箔による表導電パターン31、裏導電パターン32と、例えばポリイミドフィルムなどの可撓性プラスチックシート材による表絶縁層41、裏絶縁層42とがずらして接着剤を介して相互に貼り合わせ、接続パターン5、5を表面の実装面側に露出させている。このとき、図1(b)に示す、IC6の異なる列のリード端子61の相互の段差は、例えば50〜60μm程度となるが、接続パターン5とリード端子61との半田付けにおいて吸収される。
上記のように多層FPC1の貼り合わせを工夫することにて、背景技術の項において説明した、スルーホールの数を減少させることとなり、スルーホールを配置する範囲分の面積が縮小される。これにより、省スペース化とともに低コストも併せて達成され、さらに高周波機器を構成する多層FPC1にあっては、高周波特性が改善されることとなるのである。
したがって、以上説明した多層FPC1によると、以上説明したように、多層FPC1の電子部品装着部となる接続パターン5から延設される配線パターンの設けられる導電層3のうち、表裏何れか一面側から、それとなる異なる他面側導電層3のものの接続パターン5が露出するよう導電層3を覆う絶縁層4が積層されるので、基板の表裏何れか一面側から電子部品装着が可能となり、スルーホールを減らすことによる小型化においてコストダウンが可能であることを特徴として有する多層FPCが得られる。
そして、多層FPC1の一面端部1aに電子部品装着部となる接続パターン5が形成されたものとなるので、スルーホールを形成するための配線パターンが基板の端部1aに突出することの無いものとなり、以って、基板に構成される回路において高周波特性が改善されるという効果がある。
次に、本発明の多層FPC1を用いた圧接接続構造の実施形態について、図2に基づいて説明する。この圧接接続構造にあっては、多層FPC1の端部1aに前記接続パターン5、5と接続させるばね性をもった圧接片71を有する圧接コネクタ7を配設させて成る。
上記多層FPC1においては、所定の巾をもった端部1aの一面に、上記電子部品装着部と同様の如く、複数個の接続パターン5、5が所定間隔をもって2列に列設されており、当該接続パターン5、5のそれぞれから、上記と同様に導電層3の配線パターンが延設される。この多層FPC1にあっても、スルーホールの数を減少させることとなり、スルーホールを配置する範囲分の面積が縮小されて省スペース化とともに低コストも併せて達成され、さらに高周波機器を構成する多層FPC1にあっては、高周波特性が改善されることとなる。
圧接コネクタ7は、PBT樹脂などの耐熱性合成樹脂にて形成された所定長さの横長のハウジング73内に、先端側に湾曲したコネクタ接触部72をもった長短の圧接片71、71が一列に配設され形成されている。
この場合、上記多層FPC1の端部1aが圧接コネクタ7のハウジング73の横穴に挿入され、多層FPC1に形成された接続パターン5、5にばね性をもった圧接片71、71のコネクタ接触部72が接触し、その圧接片71、71の基端側が他の硬質プリント基板と接続される。このような構成にて、小型でコストダウンが可能な圧接コネクタによる圧接接続構造が実現されるのである。
したがって、この多層FPC1を用いた圧接接続構造では、多層FPC1の一面端部1aに形成された電子部品装着部となる接続パターン5、5にばね性をもった圧接片71、71を有する圧接コネクタ7が配設され、その圧接片71、71を介して他の硬質プリント基板と接続されるものとなり、さらに、スルーホールを減らすことによる小型化においてコストダウンが可能な圧接接続構造が実現されるという効果が得られる。
なお、本発明は上記各実施例に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施例は適宜変更され得ることは明らかである。
1 多層フレキシブルプリント基板(多層FPC)
1a 端部
2 ベース
3 導電層
4 絶縁層
5 接続パターン
7 圧接コネクタ
71 圧接片
1a 端部
2 ベース
3 導電層
4 絶縁層
5 接続パターン
7 圧接コネクタ
71 圧接片
Claims (3)
- 電子部品装着部となる接続パターンから延設される配線パターンの設けられる導電層を少なくとも表裏に有する多層フレキシブルプリント基板であって、
前記導電層を覆う絶縁層を、一面側から前記接続パターンの異なる導電層のものの接続パターンが露出するよう積層させて成ることを特徴とする多層フレキシブルプリント基板。 - 前記接続パターンが一面の端部に形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載の多層フレキシブルプリント基板。
- 請求項2記載の多層フレキシブルプリント基板の端部に前記接続パターンと接続させるばね性をもった圧接片を有する圧接コネクタを配設させて成る多層フレキシブルプリント基板を用いた圧接接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004214838A JP2006040967A (ja) | 2004-07-22 | 2004-07-22 | 多層フレキシブルプリント基板およびこれを用いた圧接接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004214838A JP2006040967A (ja) | 2004-07-22 | 2004-07-22 | 多層フレキシブルプリント基板およびこれを用いた圧接接続構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006040967A true JP2006040967A (ja) | 2006-02-09 |
Family
ID=35905682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004214838A Pending JP2006040967A (ja) | 2004-07-22 | 2004-07-22 | 多層フレキシブルプリント基板およびこれを用いた圧接接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006040967A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009077012A (ja) * | 2007-09-19 | 2009-04-09 | Panasonic Corp | 撮像装置 |
KR101112175B1 (ko) | 2009-11-24 | 2012-02-24 | 스템코 주식회사 | 연성 회로 기판 및 그 제조 방법, 상기 연성 회로 기판을 포함하는 반도체 패키지 및 그 제조 방법 |
CN111299800A (zh) * | 2020-04-10 | 2020-06-19 | 惠州市西文思实业有限公司 | 压焊装置 |
-
2004
- 2004-07-22 JP JP2004214838A patent/JP2006040967A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009077012A (ja) * | 2007-09-19 | 2009-04-09 | Panasonic Corp | 撮像装置 |
KR101112175B1 (ko) | 2009-11-24 | 2012-02-24 | 스템코 주식회사 | 연성 회로 기판 및 그 제조 방법, 상기 연성 회로 기판을 포함하는 반도체 패키지 및 그 제조 방법 |
CN111299800A (zh) * | 2020-04-10 | 2020-06-19 | 惠州市西文思实业有限公司 | 压焊装置 |
CN111299800B (zh) * | 2020-04-10 | 2022-03-01 | 惠州西文思技术股份有限公司 | 压焊装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7238044B2 (en) | Connection structure of printed wiring board | |
JP5797309B1 (ja) | プリント配線板 | |
JP2004335550A (ja) | 多層プリント配線板の接続構造 | |
KR101785525B1 (ko) | 프린트 배선판 및 그 배선판을 접속하는 커넥터 | |
KR100890217B1 (ko) | 기판 제조방법 | |
JP5524315B2 (ja) | 多層フレキシブルプリント配線板を用いた表示素子モジュール | |
JP2005071808A (ja) | キーシートモジュール | |
JP2005268505A (ja) | 多層配線板およびその製造方法 | |
KR20130068657A (ko) | 인쇄회로기판 및 그의 제조 방법 | |
KR20190099709A (ko) | 인쇄회로기판 | |
JP2006108387A (ja) | フレキシブルプリント配線板補強構造 | |
JP5092354B2 (ja) | 両面プリント配線基板、電子機器及び両面プリント配線基板の製造方法 | |
JP2006040967A (ja) | 多層フレキシブルプリント基板およびこれを用いた圧接接続構造 | |
US20070215378A1 (en) | Circuit board | |
JP5344033B2 (ja) | 電子装置 | |
JP2008166496A (ja) | フレキシブル配線基板 | |
JP2007317981A (ja) | フレキシブルプリント配線板及び液晶モジュールのバックライト装置 | |
JP2005243968A (ja) | フレキシブルリジッド基板 | |
JP2007250815A (ja) | フレキシブルプリント基板及びそれを用いた電子部品実装回路 | |
KR20140148111A (ko) | 경연성 인쇄회로기판 및 그 제조방법 | |
JP2004235455A (ja) | 可撓配線基板および液晶表示装置 | |
JP2003060324A (ja) | プリント配線板 | |
JP2006339276A (ja) | 接続用基板及びその製造方法 | |
JPH06314885A (ja) | プリント多層配線基板モジュール | |
JP2002050839A (ja) | 電子機器 |