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JP2005333753A - 3相ブラシレスモータの制御装置 - Google Patents

3相ブラシレスモータの制御装置 Download PDF

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JP2005333753A
JP2005333753A JP2004151133A JP2004151133A JP2005333753A JP 2005333753 A JP2005333753 A JP 2005333753A JP 2004151133 A JP2004151133 A JP 2004151133A JP 2004151133 A JP2004151133 A JP 2004151133A JP 2005333753 A JP2005333753 A JP 2005333753A
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Japan
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coil
rotor magnet
control
brushless motor
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JP2004151133A
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Hiromasa Masuda
博雅 増田
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Canon Precision Inc
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Canon Inc
Canon Precision Inc
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Abstract

【課題】低コスト、小スペースで速度及び位置制御を行うことができる3相ブラシレスモータの制御装置を提供する。
【解決手段】予め決められた2相又は3相のコイル2に通電してローターマグネット3を原点位置に固定した状態から所望の回転方向が指示されると、該回転方向に応じて通電するコイルの相を切り換えてモータの回転を開始し、加速時は通電するコイルの相の切り換え時間を段階的に短くし、減速時は前記切り換え時間を段階的に長くすることで速度制御を行い、コイルの相の切り換えの回数をカウントすることでローターマグネットの停止位置制御を行う制御回路を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、機器の駆動源等に使用される3相ブラシレスモータの制御装置に関するものである。
機器の駆動源等に使用される3相ブラシレスモータは特許文献1等に開示されている。この種の3相ブラシレスモータにおいては、ローターマグネットの磁極に対し適正なコイルに通電を行うためにホール素子を用いる事が一般的であり、ホール素子を使わない場合には、コイルに通電した時の逆起電圧からローターマグネットの磁極の位置を判定して適正なコイルへの通電を行う技術が知られている。
また、3相ブラシレスモータを安定した回転数で制御する為には上記ホール素子の出力及び逆起電圧の変化をデジタル信号に置き換え、その周波数と基準信号の周波数とを比較する事でモータの回転速度を判定し、コイルへ印加する電圧または電流を変化させる速度制御手法が知られている。
機器の駆動源として使用する場合は、上記速度制御のみではなくローターマグネット停止の位置制御を行う必要もあり、位置制御を行うためにはエンコーダのパルス数をカウントすることによりローターマグネットの移動距離を検知し、3相のコイルへの通電をアナログ的に変化させ、ローターマグネットの位置をエンコーダのパルス数の分解能で制御するACサーボによる位置制御が一般的である。
特開2003−88083号公報
しかしながら、上記速度や位置の各制御を高精度に行うためには回路構成が複雑で、制御回路スペースも大きくなり、コストも高くなるという問題を有する。簡易的に位置制御を行う方法としては、ステッピングモータを使用して外部からのパルス入力に応じてローターマグネットをステップ動作させる方法もあるが、動作時に振動が大きく、停止時はコイルの発熱によりモータの発熱という問題が発生する。
(発明の目的)
本発明の第1の目的は、低コスト、小スペースで速度及び位置制御を行うことのできる3相ブラシレスモータの制御装置を提供しようとするものである。
本発明の第2の目的は、停止時におけるモータの発熱を抑えることのできる3相ブラシレスモータの制御装置を提供しようとするものである。
上記第1の目的を達成するために、本発明は、複数の突極を周方向に有する積層コアの前記突極に巻き回されたコイルを有するコイルユニットと、回転自在に支持された軸に固定されたローターマグネットとを有する3相ブラシレスモータをオープンループ制御する3相ブラシレスモータの制御装置であって、予め決められた2相又は3相の前記コイルに通電して前記ローターマグネットを原点位置に固定した状態から所望の回転方向が指示されると、該回転方向に応じて通電する前記コイルの相を切り換えてモータの回転を開始し、加速時は通電する前記コイルの相の切り換え時間を段階的に短くし、減速時は前記切り換え時間を段階的に長くすることで速度制御を行い、前記コイルの相の切り換えの回数をカウントすることで前記ローターマグネットの停止位置制御を行う制御回路を有することを特徴とする3相ブラシレスモータの制御装置とするものである。
また、上記第2の目的を達成するために、本発明は、前記ローターマグネットの原点位置での保持又は停止時には、必要な保持トルクに応じた前記コイルへの電流または電圧のレベル制御、または、パルス幅変調制御を行う請求項1に記載の3相ブラシレスモータの制御装置とするものである。
本発明によれば、低コスト、小スペースで速度及び位置制御を行うことができる3相ブラシレスモータの制御装置を提供できるものである。
また、本発明によれば、それに加えて、停止時におけるモータの発熱を抑えることができる3相ブラシレスモータの制御装置を提供できるものである。
以下の実施例1及び実施例2に示す通りである。
図1ないし図4は本発明の実施例1に係わる図であり、そのうち、図1は3相ブラシレスモータ及びその駆動を制御する制御装置の概略構成を示す図である。同図において、101は3相ブラシレスモータ、102は3相ブラシレスモータ101を駆動源として作動する被駆動機器である。103はオープンループにて3相ブラシレスモータ101の位置及び速度制御を簡易的に行うマイコン、104はマイコン103からの信号を3相ブラシレスモータ101に出力するインバーター回路である。前記マイコン103とインバーター回路104により制御装置が構成される。
3相ブラシレスモータ101は、図2に示すように、3つの突極1a〜1cが周方向に120度おきに配置された積層コア1の前記突極1a〜1cにコイル2が巻き回されて成るコイルユニットと、該コイルユニットの内側に、回転自在に支持された不図示の軸に固定されたローターマグネット3とで構成されるローターユニットにより構成される。
コイル2が巻き回される突極1aがU相を構成し、コイル2が巻き回される突極1bがV相を構成し、コイル2が巻き回される突極1cがW相を構成しており、マイコン103はインバーター回路104を介して、3相ブラシレスモータ101の前記U相、V相、W相のコイル2への通電の切り換え制御をすることで、ローターマグネット3の速度制御を行う。詳細は後述するが、まず、ローターマグネット3の位置とは無関係に所定の2相のコイル2に通電する事で該ローターマグネット3の位置を強制的に所定の位置に固定し、次に、各相のコイル2への通電を切り換えることでモータを起動する。加速時には前記通電の切り換え時間を段階的に短くしていく事で滑らかに加速し、減速時には逆に段階的に通電の切り換え時間を短くすることで滑らかに減速する。原点位置もしくは停止時にはその位置での保持トルクに必要なコイル電流もしくは電圧のレベル制御またはPWM制御(パルス幅変調制御)を行い、コイル2の発熱を最小限に抑える。また、位置制御については、通電の切り換え回数にて制御している。
図2(a)〜(f)は、各相のコイル2に通電した場合のローターマグネット3の位置を示したもので、矢印の向きが電流の流れる方向である。
図2(a)はU相のコイル2からV相のコイル2に電流を流したときのローターマグネット3の位置を示し、図2(b)はU相のコイル2からW相のコイル2に、図2(c)はV相のコイル2からW相のコイル2に、図2(d)はV相のコイル2からU相のコイル2に、図2(e)はW相のコイル2からU相のコイル2に、図2(f)はW相のコイル2からV相のコイル2に、それぞれ電流を流した時のローターマグネット3の停止位置を示す。
まず、U相からV相に電流が流れるようにコイル2へ通電する事で、図2(a)の位置でローターマグネット3が保持され、この位置が原点位置となる。この原点位置においては、前述したようにこの位置にローターマグネット3を保持するのに必要な保持トルクに応じた通電制御(コイル電流もしくは電圧のレベル制御またはPWM制御)がなされ、コイル2の発熱を最小限に抑えている。
モータを駆動する場合は図2(a)の状態からコイル2への通電を、図2(b)→(c)→(d)→(e)→(f)→(a)と電気角で360°切り換えることにより、ローターマグネット3が1回転する。この際前述したように、回転速度は各ステップで保持する時間で決まり、停止位置は各ステップの繰り返し回数によって決まる。
ここで、ローターマグネット3の停止位置及び速度制御を簡易的に行うマイコン103の動作の詳細について、図3のフローチャートを用いて図2を参照しながら説明する。
マイコン103は被駆動機器102より原点位置確認信号を受けるとステップ#1からの動作を開始する。まずステップ#1では、ローターマグネット3を原点位置に保持するのに必要な大きさの例えばコイル電流をU相からV相へ流す(図2(a)の原点位置の状態)。そして、次のステップ#2において、所定時間が経過したかを判定し、所定時間が経過していなければステップ#1へ戻り、U相からV相に電流が流れるようにコイル2への通電を継続する。ここで所定時間とは、例えば図2(a)の状態を保持する時間を意味し、この所定時間を変化させることでローターマグネット3の回転速度を変えることができる。初めてステップ#1の動作を行う場合は直ちにステップ3へ進み、ローターマグネット3が所望の位置に達したかを判定する。勿論この時点では所望の位置ではないのでステップ#4へと進む。なお、所望の位置であるかは、通電するコイル2の相の切り換え回数によりマイコン103が判定する。また、マイコン103は相の切り換えの時間を変えることにより、起動直後はモータを加速し、所望の位置近傍に近づいたら減速制御を行う。
ステップ#4へ進むと、ここではU相からW相に電流が流れるようにコイル2への通電を開始し、この通電は次のステップ#5にて所定時間が経過するまで行う。この所定時間の通電により、ローターマグネット3は図2(a)から図2(b)の状態まで時計回りに回転する。次のステップ#6では、ローターマグネット3が所望の位置であるかを相の切り換え回数より判定し、所望の位置でなければステップ#7へ進み、今度はV相からW相に電流が流れるようにコイル2への通電を開始し、ステップ#8にて所定時間が経過するまでこの通電を行う。この所定時間の通電により、ローターマグネット3は図2(b)から図2(c)の状態まで時計回りに回転する。そして、次のステップ#9にて、ローターマグネット3が所望の位置であるかを相の切り換え回数により判定し、所望の位置でなければステップ#10へ進む。
ステップ#10へ進むと、ここではV相からU相に電流が流れるようにコイル2への通電を開始し、次のステップ#11にて所定時間が経過するまでこの通電を行う。この所定時間の通電により、ローターマグネット3は図2(c)から図2(d)の状態まで時計回りに回転する。そして、次のステップ#12にて、ローターマグネット3が所望の位置であるかを相の切り換え回数により判定し、所望の位置でなければステップ#13へ進み、今度はW相からU相に電流が流れるようにコイル2への通電を開始し、ステップ#14にて所定時間が経過するまでこの通電を行う。この所定時間の通電により、ローターマグネット3は図2(d)から図2(e)の状態まで時計回りに回転する。そして、次のステップ#15にて、ローターマグネット3が所望の位置であるかを相の切り換え回数により判定し、所望の位置でなければステップ#16へ進む。
ステップ#16へ進むと、ここではW相からV相に電流が流れるようにコイル2への通電を開始し、次のステップ#17にて所定時間が経過するまでこの通電を行う。この所定時間の通電により、ローターマグネット3は図2(e)から図2(f)の状態まで時計回りに回転する。そして、次のステップ#18にて、ローターマグネット3が所望の位置であるかを相の切り換え回数により判定し、所望の位置でなければステップ#1へ戻り、以下同様の動作を繰り返す。
上記の動作において、マイコン103は、前述したようにモータの起動直後の加速時には、前記相の切り換え時間(所定時間)を段階的に短くしていく事でローターマグネット3の回転を滑らかに加速し、被駆動機器102の被駆動部材が所望の位置に近づいて来ると減速するために、逆に段階的に相の切り換え時間を短くして、ローターマグネット3の回転を滑らかに減速する制御を行っている。そして、ローターマグネット3が所望の位置に達したことをステップ#3,#6,#9,#12,#15もしくはステップ#18にて相の切り換え回数により判定すると直ちにステップ#19へ進み、ここではモータを停止するための通電停止制御を行う。具体的には、原点位置時と同様、この位置でローターマグネット3を停止させるために必要な保持トルクに応じた保持電流をコイル2へ流す。つまり、保持電流を低く抑えた状態でローターマグネット3を保持し、コイル2の発熱を最小限に抑えつつ、ローターマグネットの停止制御を行う。よって、従来は必要な保持トルクとは無関係にコイルに電圧Vmを印加しているために「Vm/コイル抵抗」分の電流が流れつづけ、モータが発熱するという問題があったが、本実施例では、必要な保持トルクに見合った電流をコイル2に流すために該コイル2へ印加する電圧VmをPWM制御にて可変するようにしているので、無駄な電流を抑え、モータの発熱を抑えることが可能となる。
ここで、図2は2相に通電した場合の例であるが、図4(a)に示すように3相に通電した場合は、図2(a)と図2(b)の中間の位置でローターマグネット3を保持でき、またV相とW相の各コイル2に流れる電流の比率を変えることで、図4(b)、図4(c)に示す位置でローターマグネット3を保持することが可能なため、図2で示す2相への通電のみでは1回転の分解能が6分割に対して、図4に示す3相への通電を行うステップを図3に示した制御にさらに追加することで、各ステップ間を細かく分割することができ、細かいステップ角度での位置制御が可能である。
以上の実施例1によれば、予め所定の負荷(被駆動機器102)と保持トルク及び動作パターンに応じた、図3に示すような制御プログラムをマイコン103に格納しておくことで、マイコン103とインバーター回路104だけで、簡易的な速度及び位置制御をオープンループで行うことができ、エンコーダ、ホールIC等によるローターマグネット位置のフィードバックを行う従来技術に比べ、低コスト、小スペースかつコイルの発熱を抑えることのできる制御装置とすることができる。
ローターマグネットのN極とS極がそれぞれ2つ以上ある構成の3相ブラシレスモータにおいては、1つの通電パターンでも停止位置が2つ以上となるため、所定の原点位置でローターマグネットを保持されない場合がある。
図5(a)、図5(b)に示すようなU相、V相、W相の各相が2つ(U1相、V1相、W1相、U2相、V2相、W2相)あり、ローターマグネット3のN極とS極が各2つある構成のブラシレスモータを例として説明すると、実施例1での説明にあるように電気角で360°の通電切り換えを行った場合、ローターマグネット3は180°回転する。つまり、U相からV相に電流を流した時を原点位置とした場合、ローターマグネット3の位置は図5(a)と図5(b)の2箇所となるため、図5(b)の位置を原点とした場合、通電前のローターマグネット3の停止位置によってはU相からV相に電流が流れるように通電しても原点位置から機械角で180°ずれた位置でローターマグネット3が保持される場合がある。
この対策として、原点位置がずれている場合は被駆動機器102から信号をもらい、その信号に応じて電気角で360°通電を切り換える制御を図3のフローチャートに追加し、これをマイコン103に格納しておくことにより、実施例1と同じ制御を実現することができる。
本発明の実施例1に係わる3相ブラシレスモータと制御回路の構成を示すブロック図である。 図1の3相ブラシレスモータにおいて2相のコイルに通電した場合のローターマグネットの位置を示す図である。 図1のマイコンの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例1に係わる3相ブラシレスモータにおいて3相のコイルに通電した場合のローターマグネットの位置を示す図である。 本発明の実施例2に係わる3相ブラシレスモータおけるローターマグネットの位置を示す図である。
符号の説明
1 積層コア
1a〜1c 突極
2 コイル
3 ローターマグネット
101 3相ブラシレスモータ
102 被駆動機器
103 マイコン(制御回路)
104 インバーター回路

Claims (2)

  1. 複数の突極を周方向に有する積層コアの前記突極に巻き回された3相のコイルを有するコイルユニットと、回転自在に支持された軸に固定されたローターマグネットとを有する3相ブラシレスモータをオープンループ制御する3相ブラシレスモータの制御装置であって、
    予め決められた2相又は3相の前記コイルに通電して前記ローターマグネットを原点位置に固定した状態から所望の回転方向が指示されると、該回転方向に応じて通電する前記コイルの相を切り換えてモータの回転を開始し、加速時は通電する前記コイルの相の切り換え時間を段階的に短くし、減速時は前記切り換え時間を段階的に長くすることで速度制御を行い、前記コイルの相の切り換えの回数をカウントすることで前記ローターマグネットの停止位置制御を行う制御回路を有することを特徴とする3相ブラシレスモータの制御装置。
  2. 前記ローターマグネットの原点位置での保持又は停止時には、必要な保持トルクに応じた前記コイルへの電流または電圧のレベル制御、または、パルス幅変調制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の3相ブラシレスモータの制御装置。
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JP2009118694A (ja) * 2007-11-09 2009-05-28 Panasonic Corp モータ制御装置およびモータ制御方法
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