JP2005311895A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来の撮像装置では、カメラ部のレンズの光軸を装置本体に対して自由に角度調整することができず、また、角度調整が可能であっても設定した角度が被写体にレンズの光軸を向けているかどうかの判断がつかないことから、所望の画面配置によって被写体を撮影することができない。
【解決手段】 被写体を撮影するカメラ部3と、このカメラ部3から供給される被写体画像を表示する液晶ディスプレイ11を有し、且つ、カメラ部を回動自在に支持する装置本体2と、を備えた撮像装置に関する。カメラ部3を電動で回動させるカメラ回動手段23と、重力の方向を感知してその信号を出力する重力感知手段24と、この重力感知手段からの信号に基づきカメラ回動手段を駆動してカメラ部を重力方向に対して所定の角度に向けるカメラ制御手段25と、を設け、液晶ディスプレイ11のモニタ角度が任意の状態において、カメラ部3を重力方向に対して所定角度に向くようにした。
【選択図】 図2
【解決手段】 被写体を撮影するカメラ部3と、このカメラ部3から供給される被写体画像を表示する液晶ディスプレイ11を有し、且つ、カメラ部を回動自在に支持する装置本体2と、を備えた撮像装置に関する。カメラ部3を電動で回動させるカメラ回動手段23と、重力の方向を感知してその信号を出力する重力感知手段24と、この重力感知手段からの信号に基づきカメラ回動手段を駆動してカメラ部を重力方向に対して所定の角度に向けるカメラ制御手段25と、を設け、液晶ディスプレイ11のモニタ角度が任意の状態において、カメラ部3を重力方向に対して所定角度に向くようにした。
【選択図】 図2
Description
本発明は、任意のモニタ角度でも重力方向に対して所定の角度にカメラが向くようにして、ワンタッチでカメラを所定角度に設定できる撮像装置に関するものである。
従来の、この種の撮像装置としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1には、カメラやビデオカメラ等に用いて好適な撮像装置に関するものが記載されている。この撮像装置は、被写体からの光を結像するレンズを有する、回転可能な撮像部と、その撮像部の出力を処理する本体と、撮像部の回転角に応じて、電源をON/OFFする電源制御手段とを備える、ことを特徴としている。
このような構成を有する撮像装置によれば、被写体からの光を結像するレンズを有する、回転可能な撮像部の回転角に応じて、電源制御手段が、電源をON/OFFする。従って、例えば撮像部のレンズを被写体に向けながら、電源をONにすることができるので、簡単な操作で、即座に撮影を開始することができる、という効果が期待される。
また、従来の他の撮像装置の例としては、例えば、特許文献2に記載されているようなものもある。特許文献2には、撮像手段と表示手段とを有する撮像装置に関するものが記載されている。この撮像装置は、レンズを備える撮像手段と、この撮像手段によって撮影された画像を表示する表示画面を備える表示手段とを有する撮像装置において、上記撮像手段と表示手段とは、表示画面の前面方向又は後面方向の被写体を撮影することができるように一軸の水平支軸を中心に回動可能に構成され、撮像手段が表示画面の前面方向の被写体を撮影するときには、表示手段上に被写体の鏡面像を表示するように構成した、ことを特徴としている。
このような構成を有する撮像装置によれば、撮像手段の向きに無関係に、表示手段の向きを表示が見やすいものにすることができる。また、この発明では、前面方向の被写体を撮影するときには、表示手段上に被写体の鏡面像を表示するので、表示画面を違和感なく見ることができる、という効果が期待される。
特開平7−212640号公報
特許第3279314号公報(特願2001−295813号)
しかしながら、上述したような従来の撮像装置においては、特許文献1及び2のいずれに記載された発明においても、カメラ部が装置本体に対して回動自在に構成されていたが、特許文献1の前者は、カメラ部を所定位置まで回動すると電源スイッチがON/OFFされるものであって、任意の角度にカメラ部を設定できるものではなく、また、特許文献2の後者は、カメラ部のレンズの光軸を任意の角度に調整可能とされていたが、その角度調整はユーザーの手動操作で行うようになっていた。そのため、前者の場合には、装置本体に対してカメラ部を任意の角度に調整することができず、また、後者の場合には、カメラ部の角度設定がユーザーの感に頼らざるを得ないことから、ある角度位置にある被写体を好適な画面配置によって撮影することができないという課題があった。
例えば、小学校の運動会等においては、多くの親が我が子を撮影しようとして、競うようにできるだけ条件の良い場所を確保しようとすることは周知の事実である。かかる場合に、トラックに面した良い場所を確保できないときには、撮像装置を高く掲げて前の人の肩越し、或いは頭越しに撮影しなければならないことになる。このようなときに、撮像装置のカメラ部が装置本体に対して回動自在であれば、カメラ部の角度を調整して被写体に向けることも可能であるが、前述した従来の撮像装置では、自由な角度調整を行うことができず、また、角度調整が可能であっても、設定した角度が被写体に向いているかどうかの判断がつかないことから、所望の画面配置によって被写体を撮影することができなかった。
解決しようとする問題点は、従来の撮像装置では、カメラ部のレンズの光軸を装置本体に対して自由に角度調整することができず、また、角度調整が可能であっても設定した角度が被写体にレンズの光軸を向けているかどうかの判断がつかないことから、所望の画面配置によって被写体を撮影することができないという点である。
本発明の請求項1記載の撮像装置は、被写体を撮影するカメラ部と、このカメラ部から供給される被写体画像を表示する表示手段を有し、且つ、カメラ部を回動自在に支持する装置本体と、を備えた撮像装置において、カメラ部を電動で回動させるカメラ回動手段と、重力の方向を感知してその信号を出力する重力感知手段と、この重力感知手段からの信号に基づきカメラ回動手段を駆動してカメラ部を重力方向に対して所定の角度に向けるカメラ制御手段と、を設け、表示手段のモニタ角度が任意の状態において、カメラ部を重力方向に対して所定角度に向くようにしたことを最も主要な特徴とする。
本発明の請求項2記載の撮像装置は、カメラ制御手段は、カメラ部の回動方向を選択する方向選択手段を有することを特徴とする。
本発明の請求項3記載の撮像装置は、方向選択手段は、装置本体に内蔵された電源をオン・オフ切り換える電源スイッチを兼用することを特徴とする。
本発明の請求項4記載の撮像装置は、重力感知手段は、重力の方向を検出することができる加速度センサ又はジャイロセンサであることを特徴とする。
本発明の請求項5記載の撮像装置は、加速度センサ又はジャイロセンサは、撮影時における手ぶれ補正のための検出センサと兼用していることを特徴とする。
本発明の請求項6記載の撮像装置は、カメラ部は、被写体に臨む対物レンズが側面に配置されたカメラ筐体を有すると共に、装置本体は、カメラ筐体が装着される凹陥部を有し、この凹陥部内にカメラ筐体を回動自在に両端支持したことを特徴とする。
本発明の請求項1記載の撮像装置によれば、カメラ回動手段を動作させると、重力感知手段が装置本体に作用する重力の方向を感知してその信号を出力すると共に、その信号に基づきカメラ制御手段がカメラ回動手段に制御信号を出力してカメラ部を電動で回動させる。これにより、装置本体の表示手段のモニタ角度が任意の状態において、カメラ部が重力方向に対して所定角度に向けられる。そのため、カメラ部のレンズの光軸を被写体の方向に容易に向けることができ、所望の画面配置によって被写体を容易に撮影することができる。
本発明の請求項2記載の撮像装置によれば、方向選択手段でカメラ部の回動方向を選択することにより、カメラ部のレンズの光軸を被写体の方向にスムース且つ迅速に向けることができる。
本発明の請求項3記載の撮像装置によれば、電源スイッチの機能を方向選択手段に持たせることにより、電力のオン・オフと同時にカメラ部の角度調整を行うことができる。
本発明の請求項4記載の撮像装置によれば、重力感知手段として加速度センサやジャイロセンサを用いることにより、重力の作用方向を容易に検出することができる装置を比較的簡単に構成することができる。
本発明の請求項5記載の撮像装置によれば、重力感知手段として手ぶれ補正のための検出用センサを兼用することにより、重力の方向を検出するための新たな検出センサを設けることなく重力方向を検出することができ、部品点数を増加させることなく撮像機能の向上を図ることができる。
本発明の請求項6記載の撮像装置によれば、カメラ筐体の側面に対物レンズを配置してカメラ部を構成すると共に、このカメラ部を凹陥部内に収納して装置本体で両端支持する構成とすることにより、比較的簡単な構造によってカメラ部を装置本体に回動自在に支持できると共に、装置全体の小型化、薄型化を図ることができる。
任意のモニタ角度においても、重力方向に対してカメラ部を所定角度に向けるようにして、ワンタッチ操作でカメラ部を所定角度に設定することができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して説明する。図1〜図15は、本発明の撮像装置の実施の形態の例を説明するものである。即ち、図1は本発明の撮像装置の第1の実施例を示す正面側から見た斜視図、図2はカメラ部を90度回動させた状態を正面側から見た斜視図、図3は同じく背面側から見た斜視図、図4はカメラ部を270度回動させた自分撮り状態を背面側から見た斜視図、図5はカメラ部を略200度回動させて正面を斜め上方から見た斜視図、図6はローアングルでの撮影状態を示す説明図、図7はハイアングルでの撮影状態を示す説明図である。
図8A〜Cは本発明の撮像装置に係る操作スティックの第1の実施例の動作説明図、図9A〜Dは本発明の撮像装置に係る操作スティックの第2の実施例の動作説明図、図10は本発明の撮像装置の撮影プロセスの一例を示す説明図、図11は本発明の撮像装置の概略構成を示すブロック説明図、図12は本発明の撮像装置に係る操作スティックの動作の第1の実施例を説明するフローチャート、図13は同じく操作スティックの動作の第2の実施例を説明するフローチャート、図14は同じく操作スティックの動作を説明する絶命第3の実施例を説明するフローチャート、図15は本発明の撮像装置の第2の実施例を示す説明図である。
図1〜図5に図示した撮像装置は、本発明の第1の実施例として示す電子スチルカメラ1である。この電子スチルカメラ1は、横長の筐体からなる装置本体2と、この装置本体2に回動自在に支持されたカメラ部3とを備えて構成されている。装置本体2の長手方向である横方向の両端には、上方へ突出する第1及び第2の受部2a,2bが設けられており、両受部2a,2bの内側にカメラ部3を収納するための凹陥部4が形成されている。装置本体2の前面の長手方向の一方である第1の受部2a側には、複数の半球状突部を設けることによって滑り止め部5を形成し、装置本体2を持つ際の滑り止めとしている。
装置本体2の第1の受部2aの上面には、撮影用のシャッタボタン6が設けられている。装置本体2の第1の受部2a側の側面の下部には、バッテリー収納部とメモリ収納部が側方に開口するように設けられており、これら収納部は装置本体2に回動自在に支持された開閉蓋7によって開閉自在とされている。バッテリー収納部には、例えばリチウム2次電池のようなバッテリー電源が着脱可能に収納される。また、メモリ収納部には、半導体記憶メモリ(例えば、メモリスティック等)の外部記憶装置が着脱可能に収納される。
装置本体2の第1の受部2a側の側面の上部には、モードダイヤル8と電源スイッチ9が配置されている。モードダイヤル8はリング状をなしており、その穴内に電源スイッチ9が収納されている。モードダイヤル8は、静止画を撮影するモードと、動画を撮影するモードと、撮影した画像を再生・編集するモード等を選択的に切り換えることができる回転スイッチである。また、電源スイッチ9は、バッテリー電源等によって供給される電力をオン・オフ切り換えるスイッチである。
装置本体2の背面には、表示手段である液晶ディスプレイ(LCD)11とコントロールボタン12とズームボタン13と方向選択手段である操作スティック14とオート水平ボタン15等が配置されている。液晶ディスプレイ11は、カメラ部3から供給される画像信号に基づいて被写体に対応した被写体画像を表示するもので、装置本体2の背面の第2の受部2b側に配置されている。コントロールボタン12は、装置本体2内に内蔵された記憶装置等に記憶されているメニューの内容を選択するものであり、液晶ディスプレイ11の横に配置されている。これらに関連してコントロールボタン12の下部には、液晶ディスプレイ11の表示をオン・オフ切り換えるディスプレイ切換ボタン16と、メニューの表示内容を切り換えるメニュー切換ボタン17が配置されている。
ズームボタン13は、撮影時及び再生時において、被写体に対応する画像を連続して拡大したり縮小したりするもので、第1の受部2aの基部に配置されている。このズームボタン13の上側に操作スティック14とオート水平ボタン15が横並びに配置されている。操作スティック14はカメラ部3を回動操作させるもので、図8A〜Cに示すような構成を有している。
操作スティック14は、装置本体2の背面に突出された操作部14aと、この操作部14aの基部において上方へ突出するように設けた上端子14bと、操作部14aの基部において下方へ突出するように設けた下端子14cとを有している。操作スティック14の上端子14bには、カメラ部3を後方へ回動させる操作を選択したことを検出するレンズ後方回動側の上固定端子18aが配置されている。そして、操作スティック14の下端子14cには、カメラ部3を前方へ回動させる操作を選択したことを検出するレンズ前方回動側の下固定端子18bが配置されている。
この操作スティック14は、通常は図8Aに示すように、図示しないバネその他の弾性体によって中立状態に保持されている。即ち、操作スティック14が自由状態にあるときには、操作部14aは真っ直ぐ側方に突出されていて、上端子14bは上固定端子18aから離れ、同様に下端子14cも下固定端子18bから離れている。
このような構成を有する操作スティック14は、次のように操作することにより、後述するカメラ回動手段を前方又は後方へ回動することができる。この操作スティック14は、上下方向へのみ回動操作することができるものであるが、左右方向に傾動させる構成とすることもできる。
図8Bに示すように、操作部14aを上方へ押し上げると、その姿勢が変化して下端子14cが下固定端子18bに当接される。これにより、下固定端子18bを有する回路に通電され、カメラ部3がレンズ前方に回動される。また、図8Cに示すように、操作部14aを下方へ押し下げると、その姿勢が変化して上端子14bが上固定端子18aに当接される。これにより、上固定端子18aを有する回路に通電され、カメラ部3がレンズ後方に回動される。一方、操作部14aを押す力を解除すると、いずれの場合にも弾性体の復元力によって、図8Aに示す当初の状態に復帰する。
また、図9A〜Dに示すように、操作スティック14には、前述したカメラ部3の回動方向を切り換える機能のみならず、電源スイッチの機能を持たせて構成することもできる。この実施例に示す操作スティック14は、前記操作部14aと上下の端子14b,14cに加えて、第3の端子である電源端子14dが設けられている。電源端子14dは、上下の端子14b,14cと直交して後方へ突出するように設けられている。この電源端子14dの奥側に所定の隙間をあけて、電源回路用の電源回路端子18cが配置されている。
この操作スティック14は、通常は図9Aに示すように、図示しないバネその他の弾性体によって中立状態に保持されている。このように操作スティック14が自由状態にあるときには、操作部14aは真っ直ぐ側方に突出されていて、上端子14bは上固定端子18aから離れ、下端子14cも下固定端子18bから離れ、電源端子14dも電源回路端子18cから離れている。
このような構成を有する操作スティック14は、上下方向への回動操作のみならず、前後方向への進退操作をも行うことができるものである。このうち、操作スティック14の上下方向への回動操作は前述した実施例と同様であるため、その説明は省略し、電源スイッチの作用について説明する。
図9Aに示す状態から操作部14aを押圧して、図9Bに示すように電源端子14dを電源固定端子18cに接触させると、電源固定端子18cを有する回路に通電される。これにより、電源回路に電流が流れ、カメラ部3その他の電子機器の作動が可能となる。この電源回路のオン状態は、操作スティック14が再び操作されるまで継続される。次に、電源回路をオフする場合には、操作部14aを再び押圧して回路を切ればよい。これにより、電源回路に流れる電流が停止され、カメラ部3その他の電子機器の作動が停止される。
カメラ部3は、装置本体2の凹陥部4内に収納されていて、その状態で第1及び第2の受部2a,2b間に両端支持されている。このカメラ部3は、凹陥部4の大きさ及び形状に見合う大きさ及び形状を有する筐体からなるカメラケース21と、このカメラケース21内に収納されたレンズ装置等から構成されている。カメラケース21には長手方向の両端に夫々外側に突出する筒軸部が設けられており、これら筒軸部を第1及び第2の受部2a,2bの各軸受でそれぞれ回動自在に支持することにより、カメラ部3が装置本体2に対して回動自在に支持されている。
このカメラ部3を電動で回動させるカメラ回動手段23が装置本体2に内蔵されている。このようなカメラ回動手段23としては、例えば、電動モータを用いることができる。この場合、電動モータを直接カメラケース21に取り付ける構成とすることができ、また、電動モータと適当な形状及び数のギアを組み合わせたギア列とで構成することもできる。更には、電動モータとベルト伝動機構を用いてカメラ部3を回動させるカメラ回動手段23を構成することもできる。
また、装置本体2には、重力の方向を感知する重力感知手段24が内蔵されている。この重力感知手段24としては、例えば、加速度センサやジャイロセンサその他の装置であって、重力の方向を機械的な方法で検出することができる各種のものを適用することができる。この重力感知手段24で重力の方向を検出することにより、その検出信号に基づきカメラ部3を回動させて、重力方向に対してカメラ部3が所定角度に向くように構成する。この加速度センサやジャイロセンサ等からなる重力感知手段24は、専用のセンサを独立して設けても良いが、必ずしも独立して設ける必要はなく、例えば、撮影時における手ぶれを補正するために設けられる手ぶれ補正用検出センサを兼用させてもよいことは勿論である。このように検出センサを兼用することにより、コストアップ無しに本発明の目的であるカメラ部を重力方向に対して所定角度に向ける操作を具現化することができる。
この重力感知手段24から出力される重力検出信号を処理するため、装置本体2にはカメラ制御手段25が設けられている。カメラ制御手段25としては、例えば、中央処理装置(CPU)、RAMやROM等の記憶装置、入出力装置等を有するマイクロコンピュータによって構成することができる。このカメラ制御手段25で重力感知手段24の重力検出信号を受けて所定の制御信号をカメラ回動手段23に出力し、カメラ部3を重力方向に対して所定角度に向くようにする。例えば、装置本体2が任意に前後方向へ傾けられていて、モニタ角度が任意の状態にあるときに、カメラ部3のレンズの光軸を常に水平方向に設定するような場合である。
このカメラ制御手段25の作動は、例えば、前述したオート水平ボタン15の操作によって行うようにする。即ち、オート水平ボタン15が操作されたときに、装置本体2の姿勢がどのような状態にあるかに係らず、カメラ部3のレンズの光軸が水平方向を向くようにする。
前述した操作スティック14の操作によるカメラ回動手段23の動作に基づくカメラ部3の回動速度は、一般的には一定速度である。しかしながら、カメラ部3の回動速度の制御は、これに限定されるものではなく、例えば、操作スティック14の回動量に応じて、大きく回動したときには早く回動させ、小さく回動したときには遅く回動させるようにしてもよい。また、ビデオカメラ等のズームボタン操作のように、操作スティック14を強く押したときに早く回動し、弱く押したときにはゆっくり回動するようにしても良い。
また、自動車のパワーウインド操作ボタンのように、強く押すと全ストロークを回動し、弱く押し続けると途中で止まる場合のように、1度操作部14aを押すとカメラ部3が前から後へ180度回動し、押し続けると徐々に回動して途中で止められるように構成してもよい。更にまた、1押しで所定角度だけ回動する(例えば、30°、45°、60°等)ようにしてもよい。このように、カメラ部3の回動速度は、ユーザーの好みに応じた使用が可能である。
図1〜図3に示すように、カメラ部3のカメラケース21は、上下に重ね合わされる上ケース21a及び下ケース21bと、両ケース21a,21b間に介在されたフレーム21cとを有している。このカメラケース21は、レンズ装置の撮像レンズ30が配置される前面側が膨出されていて、その反対側は円弧状の曲面とされている。このカメラケース21の厚みは装置本体2の厚みと略同一とされていて、装置本体2にカメラ部3を装着した状態においては、全体がフラットな面となるように構成されている。このとき、カメラケース21の膨出側である前面は、装置本体2の凹陥部4に対向する状態とされている。そして、カメラ部3を回動させると、その前面が装置本体2の表面から突出した状態となり、その突出状態で所定角度(本実施例では約300度)回動可能とされている。
カメラケース21の膨出側である前面には、レンズ装置の対物レンズである撮像レンズ30が配置されている。更に、カメラケース21の前面には、撮像レンズ30の他に、ファインダ窓31が設けられ、また、セルフタイマランプ32とフラッシュ装置の発光部33が配置されている。そして、カメラケース21の背面にはファインダ34が設けられている。
図1に示すように、電子スチルカメラ1の非使用時、カメラ部3の前面である膨出側は装置本体2の凹陥部4内に収納されている。従って、撮像レンズ30が装置本体2によって覆われるため、撮像レンズ30をしっかりと保護することができる。また、この状態では、電子スチルカメラ1の全面が略フルフラットな状態となっており、スマートに持ち運ぶことができる。
図1に示す状態から、カメラ部3を前側に90度回動させることにより、電子スチルカメラ1は図2及び図3に示す状態に変化する。即ち、カメラ部3の撮像レンズ30が前面に露出され、ファインダ34が背面に設置される。このようにカメラ部3を90度回動させると、本実施例においては、電源スイッチ9を操作せずに、自動的に電源が投入されるように構成されている。従って、この状態では、ユーザーが自分以外の被写体を撮影対象とする通常の撮影が可能となる。
図2に示す状態から、カメラ部3を更に180度回動させることにより、電子スチルカメラ1は図4に示す状態に変化する。この状態は、ユーザーが自分を被写体として撮影する、いわゆる自分撮りの状態を示すものである。この状態では、自分や友人及び背景をバックにして、自分撮りを楽しむことができる。また、図5に示すように、カメラ部3を任意の角度に回動させることにより、ローアングル撮影やハイアングル撮影を行うこともできる。
図11には、前述した構成を備えた電子スチルカメラ1の内部構成例を示す。図11では、撮像信号の撮像動作、信号処理、記録処理に関する部位のみを示しており、マイクロホン10により得られるオーディオ信号の処理系、外部機器とのインターフェース系、その他本発明と直接関連しない部分についての説明は省略している。
コントローラ40は、電子スチルカメラ1全体の動作制御を行うもので、例えば、CPU、RAMやROM等の記憶装置等を備えたマイクロコンピュータにより構成される。電子スチルカメラ1のカメラ部3による被写体からの撮像光は、CCD(固体撮像素子)41によって映像信号とされる。そして、アンプ42によるゲイン調整等の所定の信号処理が行われ、映像信号処理部43に供給される。映像信号処理部43では、カメラ部3からの映像信号に対して、フレーム処理、圧縮処理等の必要な信号処理が施され、その処理された信号が映像記録/再生回路44に供給される。
映像記録/再生回路44では、必要により、その信号を内蔵された記憶装置45に直接記録し、若しくは、インターフェース部46を介して記録媒体接続部47に装着された外部記憶装置である半導体記憶メモリ(例えば、メモリスティック、メモリカード等)48に記録し、或いは、モニタ駆動部49を介して液晶ディスプレイ11に供給し、その映像信号により被写体に対応した画像を表示する。
また、コントローラ部40は、映像記録/再生回路44等を制御して、撮像時や再生時等における各種動作を実行させる。更に、ユーザーの操作に応じて、操作部50の操作によりカメラ部3を重力方向に対して所定角度に向ける制御、その他の必要な制御を行う。操作部50は、本実施例では、前述した操作スティック19であり、また、オート水平ボタン15である。操作スティック19は、カメラ部3を任意の所定角度に回動操作するものであるが、オート水平ボタン15は、カメラ部3を予め設定された所定方向(例えば、水平方向など)に向ける指令を出力するものである。このオート水平ボタン15をオンしたときには、装置本体2の姿勢がどのような状態にあっても、カメラ部3は、例えば常に水平方向にレンズの光軸を向けるように回動操作される。
そのため、コントローラ部40には、インターフェース51を介して重力センサ(重力感知手段)24と、カメラ駆動部と角度センサ53とが接続されている。重力センサ24は、電子スチルカメラ1に作用している重力の方向を検出してその重力検出信号を出力するものである。この重力センサ24の重力検出信号は、インターフェース51を介してコントローラ部40に常に入力されている。また、カメラ駆動部は、カメラ部3を重力方向に対して所定角度に向ける制御を行うためのもので、前述したカメラ回動手段23がこれに該当している。このカメラ駆動部23には、カメラ部3の回動角度を検出するための角度センサ53が接続されている。
カメラ部3の回動角度は角度センサ53によって検出され、その検出信号がコントローラ部40に入力される。コントローラ部40では、操作部50からの指令に応じてカメラ駆動部23に制御信号を出力し、その指令に応じた回動量だけカメラ部3を所定方向に回動させる。
図12は、操作スティック14によるカメラ部3の回動制御の第1の実施例を示すものである。まず、ステップS1において、操作スティック14を上方又は下方へ操作する。次に、ステップS2に移行して、操作スティック14の操作方向が上方であるか否かを判定する。このとき、操作スティック14の操作方向が上方である場合には、カメラ部3が前側から後側に向かって回動されていると判定して、ステップS3に移行する。次の、ステップS3では、カメラ部3の後方への回動が終端位置に達したか否かを判定する。その判定の結果、まだ終端位置に達していないときには、ステップS4に移行して、電動モータを後方へ回転させる動作を継続する。そして、ステップS1に戻る。
また、ステップS3において、カメラ部3の後方への回動が終端位置に達していると判定されたときには、ステップS5に移行する。ステップS5では、電動モータの回転を停止し、これで処理を終了する。
一方、ステップS2において、操作スティック14の操作方向が下方であると判定されたときには、ステップS6に移行する。ステップS6では、カメラ部3の前方への回動が終端位置に達したか否かを判定する。その判定の結果、まだ終端位置に達していないときには、ステップS7に移行して、電動モータを前方へ回転させる動作を継続する。そして、ステップS1に戻る。
これに対し、ステップS6において、カメラ部3の前方への回動が終端位置に達していると判定されたときには、ステップS5に移行する。このステップS5では、電動モータの回転を停止し、これで処理を終了する。
この第1の実施例では、操作スティック14の操作量に応じてカメラ部3が前方又は後方へ回動される。即ち、操作スティック14の操作部14aを上方へ押すと、その操作部14aを押している間だけカメラ部3が前方へ回動される。これに対し、操作スティック14の操作部14aを下方へ押すと、その操作部14aを押している間だけカメラ部3が後方へ回動される。
図13は、オート水平ボタン15によるカメラ部3の回動制御の第1の実施例を示すもので、オート水平ボタン15のワンタッチ操作による制御例である。まず、ステップS11において、オート水平ボタン15が押されたか否かを判定する。このステップS11の判定において、オート水平ボタン15が押されていないときには、カメラ部3のワンタッチ操作による回動制御が選択されていないと判定して、ステップS11に戻る。一方、ステップS11において、オート水平ボタン15が押されたと判定されたときには、ステップS12に移行する。
このステップS12では、カメラ部3のレンズの光軸の方向が略水平状態となっているか否かを判定する。その判定の結果、カメラ部3のレンズの光軸の方向が略水平状態となっていると判定されたときには、ステップS13に移行して、電動モータの回転を停止し、これで処理を終了する。
一方、ステップS12において、カメラ部3のレンズの光軸の方向が略水平状態となっていないと判定されたときには、ステップS14に移行する。このステップS14では、重力センサ24により検出された重力の方向に基づいて、カメラ部3を前方に回動させるか否かを判定する。この判定は、カメラ部3のレンズの光軸の方向を略水平方向に向けるためには電動モータを前方に回転させれば良いか、後方へ回転させた方が良いかを見るものである。
このステップS14により、電動モータを前方に回転させると判定されたときには、ステップS15に移行する。このステップS15では、電動モータを前方に回転させる制御を実行する。そして、ステップS12の処理に戻る。一方、ステップS14において、電動モータを後方に回転させると判定されたときには、ステップS16に移行する。このステップS16では、電動モータを後方に回転させる制御を実行する。そして、ステップS12の処理に戻る。
このような制御を行うことにより、装置本体2の姿勢がどのような状態になっている場合にも、オート水平ボタン15のワンタッチ操作によってカメラ部3のレンズの光軸の方向を略水平方向に向けることができる。
図14は、オート水平ボタン15によるカメラ部3の回動制御の第2の実施例を示すもので、オート水平ボタン15を押し続けている間だけカメラ部3の回動制御が行われるようにした制御例である。まず、ステップS21において、オート水平ボタン15が押されたか否かを判定する。このステップS21の判定において、オート水平ボタン15が押されたと判定されたときには、ステップS22に移行する。
このステップS22では、カメラ部3のレンズの光軸の方向が略水平状態となっているか否かを判定する。その判定の結果、カメラ部3のレンズの光軸の方向が略水平状態となっていると判定されたときには、ステップS23に移行して、電動モータの回転を停止し、これで処理を終了する。
一方、ステップS21において、オート水平ボタン15が押されていないと判定されたときには、カメラ部3の回動制御が選択されていないと判定して、ステップS23に移行する。このステップS23では、電動モータの回転を停止し、これで処理を終了する。
これに対し、ステップS22において、カメラ部3のレンズの光軸の方向が略水平状態となっていないと判定されたときには、ステップS24に移行する。このステップS24では、重力センサ24により検出された重力の方向に基づいて、カメラ部3を前方に回動させるか否かを判定する。この判定は、カメラ部3のレンズの光軸の方向を略水平方向に向けるためには電動モータを前方に回転させれば良いか、後方へ回転させた方が良いかを見るものである。
このステップS24により、電動モータを前方に回転させると判定されたときには、ステップS25に移行する。このステップS25では、電動モータを前方に回転させる制御を実行する。そして、ステップS21の処理に戻る。一方、ステップS24において、電動モータを後方に回転させると判定されたときには、ステップS26に移行する。このステップS26では、電動モータを後方に回転させる制御を実行する。そして、ステップS21の処理に戻る。
このような制御を行うことにより、装置本体2の姿勢がどのような状態になっている場合にも、オート水平ボタン15の連続した押圧操作により、カメラ部3のレンズの光軸の方向を略水平方向に向けるための制御を行うことができる。
図10A〜Gは、前記電子スチルカメラ1によればユーザーの片手操作によって電源の投入からカメラ部3を270度回動させる動作までを自動的に行うことができることを説明するもので、電子スチルカメラ1をユーザーが右手60で持った状態を背面から見た図である。この状態を具体的に表した図が、図4である。図4から明らかなように、この形態を有する電子スチルカメラ1によれば、右手60の親指1本により、操作スティック14とオート水平ボタン15とズームボタン13とコントロールボタン12の操作を選択的におこなうことができる。また、右手60の人差し指では、シャッタボタン6と電源スイッチ9の操作を選択的に行うことができる。
図10Aは、電子スチルカメラ1を持つ右手60で、電源スイッチ9を押圧操作する状態を説明する図である。この電源スイッチ9の投入動作は、例えば、人差し指の先端で電源スイッチ9を押すことによって実行される。次の、図10Bは、図10Aの状態に続けて、右手60の親指で操作スティック14を操作する状態を説明する図である。このとき、操作スティック14の操作部14aを親指で押し上げることにより、カメラ部3を前方に回動させる動作を選択することができる。その結果、カメラ部3が270度回動して、図10Bに示す状態から図10Cに示す状態に変化する。これにより、カメラ部3の撮像レンズ30が背面側に向けられ、自分撮りが可能となる。そこで、図10Dに示すように、右手の人差し指でシャッタボタン6を押すことにより、自分撮りが実行される。
次に、図10Eに示すように、操作スティック14の操作部14aを親指で押し下げることにより、カメラ部3を後方に回動させる動作を選択することができる。その結果、カメラ部3が270度回動して、図10Eに示す状態から図10Fに示す状態に変化する。これにより、カメラ部3の撮像レンズ30が下方である装置本体2側に向けられ、撮像レンズ30が装置本体2によって蓋をされた状態となる。従って、撮像レンズ30が装置本体2で覆われるため、撮像レンズ30の保護を図ることができる。その後、図10Gに示すように、右手の人差し指で源スイッチ9を押すことにより、電源をオフさせて電子スチルカメラ1を不使用状態にすることができる。
このような一連の操作は右手一つで行われるため、片手で手軽に操作のできる電子スチルカメラ1を提供することができる。
図5及び図6は、ローアングルで被写体を撮影する状態を説明する図である。このとき、カメラ部3は約200度回動されていて、装置本体2に対してカメラ部3は鈍角(への字形)に折り曲げられた状態となっている。この状態では、カメラ部3のレンズの光軸を略水平に向けたときに、装置本体2が下がりの状態となり、モニタ画面がユーザーの目線と直交する方向に対向されるため、モニタ画面が非常に見易くなる。
また、図7は、ハイアングルで被写体を撮影する状態を説明する図である。この図7は、運動会等において、大衆の後ろから頭越し、或いは肩越しに輪の中を撮影する状態を示すものである。このとき、カメラ部3は45°〜60°程度回動されていて、装置本体2に対してカメラ部3は鋭角に折り曲げられた状態となっている。この状態では、カメラ部3のレンズの光軸を略水平に向けたときに、装置本体2が反り返るような状態となり、高く差し上げられたモニタ画面がユーザーの目線と直交する方向に対向されるため、モニタ画面が非常に見易くなる。そして、被写体である我が子等を、大衆の後ろから頭越しに構えて、しっかりと撮影することが可能となる。
図14は、本発明の撮像装置の第2の実施例として示すカメラ付き携帯電話機70の図である。この携帯電話機70は、電話機本体71と、この電話機本体71に対してヒンジによって回動自在に連結された蓋体72とから構成されている。電話機本体71の上面には、0から9までの数字やその他の記号が記された操作ボタン群73と、メニュー切換ボタン74と、操作スティック14等が設けられている。操作スティック14の機能は前記実施例におけるものと同様である。
また、蓋体72には、液晶ディスプレイ75とカメラ部76が設けられている。カメラ部76は、軸部77によって蓋体72に対して回動自在且つ昇降自在に構成されている。このカメラ部76を収納するため、蓋体72には、カメラ部76が丁度嵌り合う凹陥部78が設けられている。カメラ部76の機能は前述した実施例のカメラ部3と同様である。このカメラ部76は、軸部77の進退動作によって、まず、蓋体72の幅方向外側に移動し、これにより凹陥部78から抜け出す。その後、上下方向に回動されて所定角度、例えば、水平方向に対して45°に設定される(基準位置)。
このカメラ部76の撮像レンズ30を外向きで水平にすることにより、相手を撮影することができる。また、図14に示すように、カメラ部76の撮像レンズ30を内向きで45°にすることにより、自分撮りの撮影を行うことができる。このように、カメラ部76は、前記実施例と同様に各種の使用形態を取ることができる。また、基準位置は、ユーザーが自分の好みで適当な角度に予めプリセットした角度を用いることができる。例えば、電源を投入したときに、カメラ部76のレンズの光軸の方向が、予め所定角度に自動的にセットできるようにする。また、複数のプリセットボタンを設け、それぞれのプリセットボタンに固有の角度を設定して、それらを任意に選択できるようにしてもよい。
以上説明したように、本願発明の電子スチルカメラ1では、ユーザー(撮影者)が操作スティック14又はオート水平ボタン15を操作することにより、カメラ部を自動的に所定角度まで回動させることができるため、両手を使用できない状況時においてもシャッタチャンスを逃がすことなく、片手で手軽に撮影操作を行うことができる。また、操作スティック14の操作部14aを動かすことによって片手で手軽に撮影処理を終了することができ、レンズの保護を図ることができると共に、撮影終了時の面倒な手間を省くことができる。特に、操作スティック14で電源スイッチを兼用する場合には、専用の電源スイッチを削減して、部品点数の軽減とコストダウンを図ることができる。
以上説明したが、本願発明は前記実施例に限定されるものではなく、例えば、前記実施例においては撮像装置として電子スチルカメラ(デジタルカメラ)に適用した例について説明したが、他の形式の撮像装置、例えば、ビデオカメラ、カメラ付きパーソナルコンピュータ、PDA等に適用できることは勿論である。このように、本願発明は、その要旨を変更しない範囲で各種の変更実施が可能である。
1‥電子スチルカメラ(撮像装置)、 2‥装置本体、 3,76‥カメラ部、 4,78‥凹陥部、 6‥シャッタボタン、 9‥電源スイッチ、 11‥液晶ディスプレイ(表示手段)、 14‥操作スティック(方向選択手段)、 15‥オート水平ボタン、 21‥カメラケース、 23‥カメラ回動手段、 24‥重力感知手段、 25‥カメラ制御手段、 30‥撮像レンズ、 70‥携帯電話機、 71‥電話機本体、 72‥蓋体、 77‥軸部
Claims (6)
- 被写体を撮影するカメラ部と、
前記カメラ部から供給される被写体画像を表示する表示手段を有し、且つ、前記カメラ部を回動自在に支持する装置本体と、を備えた撮像装置において、
前記カメラ部を電動で回動させるカメラ回動手段と、
重力の方向を感知してその信号を出力する重力感知手段と、
前記重力感知手段からの信号に基づき前記カメラ回動手段を駆動して前記カメラ部を重力方向に対して所定の角度に向けるカメラ制御手段と、を設け、
前記表示手段のモニタ角度が任意の状態において、前記カメラ部を重力方向に対して所定角度に向くようにしたことを特徴とする撮像装置。 - 前記カメラ制御手段は、前記カメラ部の回動方向を選択する方向選択手段を有することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 前記方向選択手段は、前記装置本体に内蔵された電源をオン・オフ切り換える電源スイッチを兼用することを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
- 前記重力感知手段は、重力の方向を検出することができる加速度センサ又はジャイロセンサであることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 前記加速度センサ又はジャイロセンサは、撮影時における手ぶれ補正のための検出センサと兼用していることを特徴とする請求項4記載の撮像装置。
- 前記カメラ部は、被写体に臨む対物レンズが側面に配置されたカメラ筐体を有すると共に、前記装置本体は、前記カメラ筐体が装着される凹陥部を有し、当該凹陥部内に前記カメラ筐体を回動自在に両端支持したことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
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-
2004
- 2004-04-23 JP JP2004128751A patent/JP2005311895A/ja active Pending
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