JP2005343899A - 増殖抑制物質を産生する制限された迅速成長可能細胞の組成物およびその使用 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ガン細胞は、アガロースのマクロビーズに包み込んで、インビトロで培養する、あるいは動物に移植することにより、迅速に増殖するとともに、分子量3万以上の多量の細胞増殖抑制物質を産生して、無制限な増殖を示さなかった。この現象は、細胞タイプおよび種の複数の系統にまたがっている。このような組成物の作製方法およびその使用も開示した。
【選択図】なし
Description
本発明は、迅速な対数期成長の状態にある細胞、または迅速な対数期成長が可能な細胞の増殖を制限することに関する。この場合、そのような細胞は、その増殖が生体適合性の半透過性物質において物理的に制限されたとき、同一または異なるタイプおよび/または起源の他の迅速に増殖する細胞の成長を阻害し得る正常に発現している1つまたは複数の因子を、正常には発現していないほどの量または増大した量で産生する。このような制限された細胞は、本明細書中下記においては増殖性細胞として示される。このカテゴリーに属する増殖性細胞の非限定的な列記には、新生物形成細胞、ガン細胞および非ガン性細胞が含まれる。非ガン性細胞には、胚細胞、幹細胞、ならびに肝細胞、繊維芽細胞および上皮細胞を含む組織傷害後の再生期の細胞が含まれるが、これらに限定されない。本発明の1つの特徴である構造体は、「そのまま」使用することができ、あるいは規定されたおおよその分子量を有し、例えばガンなどの疾患または状態に関連した迅速に増殖する細胞に対する抗増殖作用をも有する濃縮物などの物質を製造するために、または細胞の成長を制御して、手術後の痕の形成などの制御されない細胞成長から生じ得るある種の医学的問題を防止するために使用することができる。
様々な生物学的物質を生物学的に適合し得る物質でカプセル化することは、文献においてよく記載されているが、限定的な成功にもかかわらず、相当長い間にわたって使用されている技術である。例示的な技術は、米国特許第5,227,298号(Weberら);同第5,053,332号(Cookら);同第4,997,443号(Walthallら);同第4,971,833号(Larssonら);同第4,902,295号(Walthallら);同第4,798,786号(Ticeら);同第4,673,566号(Goosenら);同第4,647,536号(Mosbachら);同第4,409,331号(Lim);同第4,392,909号(Lim);同第4,352,883号(Lim);および同第4,663,286号(Tsangら)である。ジャイン(Jain)らの米国特許第5,643,569号もまた注目される(これは参照により本明細書中に取り込まれる)。ジャインらは、様々な生体適合性物質における小島のカプセル化をやや詳しく論じている。小島はインスリンを産生し、ジャインらにより開示された物質を糖尿病の処置において使用することがそれに教示されている。ジャインらの米国特許第5,888,497号は、非制限ガン細胞の成長を抑制する物質を、等しい数の制限されていない同じガン細胞が産生するよりも多く産生するガン細胞がその中に制限された移植可能なアガロースコーティングのアガロースビーズを記載している。
本発明は、下記の開示において理解されるが、迅速な増殖が可能な細胞が、包み込まれていることなどによって物理的に制限されたときに、その増殖速度が劇的に低下し、そして非制限の迅速に増殖する細胞に適用された場合、細胞は、これらの非制限細胞の増殖を阻害する物質を、予想されないほど多くの量で産生することを示している。ガン細胞の増殖を遅延させることができることは、腫瘍学のその始めからの目標である。従って、ガンならびに迅速な細胞増殖によって引き起こされる他の疾患状態および状況に関する本発明の治療的有用性は明らかであり、本明細書中に詳しく述べられている。産生される物質は、使用される迅速に増殖する細胞のタイプによって、あるいは迅速に増殖する細胞が由来する動物の種によって限定されないようである。さらに、その作用は種に特異的ではないようである。なぜなら、第1の種から得られる制限された細胞は、第2の種から得られた制限されていない細胞の増殖を阻害する物質を産生するからである。また、ガンに関して、その作用は、ガンのタイプに特異的でないようである。なぜなら、第1のガンタイプから得られる制限された細胞は、別のガンタイプから得られた制限されていない細胞の増殖を阻害する物質を産生するからである。
実施例1
本実施例および下記の実施例では、RENCA細胞が用いられる。これは、BALB/Cマウスの自発性の腎臓腺ガン細胞であり、一般に入手可能であり、インビトロ培養およびインビボの両方で維持される。フランコ(Franco)ら、Cytokine Induced Tumor Immunogenecity、181〜193(1994)を参照のこと。
RENCA細胞がインビボで実際に成長したことが明らかにされた後、本発明の構造体において制限されたとき、この細胞が成長するかどうかを明らかにするために検討を行った。
インビボ実験を行う前に、RENCA細胞が上記の方法で調製されたビーズ内で成長するかどうかを明らかにすることが必要であった。
次いで、インビボ実験を行った。この実験では、ビーズを37℃で7日間インキュベーションした。次いで、被験マウスにビーズを移植した。移植のために、4匹の各マウスは、腹膜内に達する正中切開を受けた。それぞれが60,000個のRENCA細胞を含有する3個のビーズを移植した。次いで、切開を、吸収性縫合糸を使用して閉じた(2層閉鎖)。4匹のマウス(BALB/C)は、体重が24g〜26gの正常な雄性マウスであり、健康であるように見えた。2組のコントロールを準備した。第1組において、2匹のマウスに、RENCA細胞を含有しない3個のビーズを与えた。第2組においては、2匹のマウスは何の処置も行わなかった。
この実験では、樹立されたガンが、RENCA細胞を6匹の各BALB/Cマウスの一方の腎嚢下部に注射することによって刺激された。その15日後、マウスを2群に分けた。第1群の3匹の各マウスに、上記の実施例4に記載されている3個のビーズを与えた。第2群(コントロール群)には、RENCA細胞を含有しないビーズを与えた。
インビトロにおいて、自由に接種されたRENCA細胞の成長は、そのような細胞がマクロビーズのカプセル化RENCA細胞と一緒にインキュベーションされたときに阻害される。さらなる実験群を、この作用が他の細胞で観測され得るかを明らかにするために行った。
実施例6の結果に従い、同じ実験を、RENCA細胞ではなく、接種物(すなわち、自由の細胞)として1×104個のMMT細胞を使用して行った。実験を実施例6と同じに行った。結果を下記の表2に示す。
上記のマウス乳ガン細胞株(MMT)を使用した。上記のプロトコルを使用して、ビーズあたり120,000個の細胞を含有する移植物およびビーズあたり240,000個の細胞を含有する移植物を調製した。
上記に示唆されているように、本発明の実施によって、腫瘍細胞の増殖を阻害および/または防止する物質の産生がもたらされる。これを下記の実験でさらに検討した。
上記に示される実験は、調整培地におけるRENCA細胞の成長が、コントロール培地における細胞の約半分の成長であることを示していた。本実施例に示される実験により、調整培地を凍結させた後、増殖の抑制が続くかどうかを調べた。
上記に示される実験は、RENCAまたはMMTを含有するマクロビーズから得られた凍結調整培地は、インビトロでRENCA細胞の増殖を阻害することを示した。本実施例に示される実験により、ろ過によって30kd濃縮物または50kd濃縮物として調製されたRENCAマクロビーズまたはMMTマクロビーズの調整培地がインビトロでRENCA細胞の増殖を阻害するかどうかが調べられた。マクロビーズの調整培地の作用を、コンフルエンスにまで成長させた制限されていない腫瘍細胞もまた増殖調節物質を作るかどうかを明らかにするために、単層培養で成長する制限されていないRENCA細胞およびMMT細胞の存在下での調整培地の作用と比較した。
上記に示される実験は、MMTマクロビーズおよびRENCAマクロビーズの調整培地が、マクロビーズ中で増殖が制限された細胞から放出され、インビボおよびインビトロでRENCA細胞の増殖を阻害し得る物質を含有することを示している。重要なことに、実験は、増殖阻害作用が腫瘍タイプに特異的でないことを示している。本実施例で示される実験により、その作用もまた、腫瘍が最初に生じた種に依存していないかどうかが調べられる。本実施例において、(マクロビーズおよびマクロビーズ調整培地を使用する)RENCA細胞に対して、さらには(マクロビーズ調整培地のみを使用する)MMT細胞に対するヒト乳ガン由来細胞株のインビトロでの腫瘍細胞増殖阻害作用を調べた。
上記に示されている実験は、ヒト由来の乳腺ガン細胞株(MCF−7)が、マクロビーズ中で成長が制限されたとき、マウス腎腺ガン細胞およびマウス乳腺ガン細胞の増殖阻害をインビトロでもたらすことを示している。本実施例で示される実験により、RENCA細胞の腫瘍成長に対するMCF−7含有マクロビーズのインビボでの同様な作用が存在するかどうかが調べられる。
上記に示される実験は、マクロビーズ中で成長が制限された腫瘍の細胞増殖/腫瘍成長阻害作用は腫瘍タイプまたは種のいずれに対しても特異的でないことを明らかにしている。本実施例で示される実験により、(マクロビーズで)増殖が制限されたマウス乳腺ガン細胞が自発的な乳腫瘍およびMMT細胞の注射から生じる腫瘍の両方の成長を阻害し得るかどうかが調べられる。
上記に示される実験により、マクロビーズ中で増殖が制限されたガン細胞の腫瘍細胞増殖/腫瘍成長阻害作用は、複数の腫瘍タイプおよび種にまたがるその有効性、ならびに自発性腫瘍および人工的に誘導された腫瘍の両方におけるその有効性によって特徴づけられることが明らかにされている。本実施例に記載される実験により、このような知見は、マクロビーズに包み込まれて増殖が制限されたヒト前立腺腺ガン由来細胞(ARCap10)、マウス(Balb/c)腎腺ガン細胞(RENCA細胞)およびマウス(C3H)乳腺ガン細胞(MMT)の、ヌード(Nu/Nu)マウスにおけるARCaP10腫瘍細胞の増殖およびARCaP10腫瘍成長に対する作用を調べるために拡大される。
上記に示される実験は、いくつかのタイプの腫瘍および種に由来する増殖が制限されたガン細胞がインビトロで同じガン細胞タイプおよび異なるガン細胞タイプの増殖を阻害して、自発性腫瘍および誘導された腫瘍の両方の形成を防げ、腫瘍の成長を妨げ、そして種およびガンタイプに依存しない作用でインビボにおいて腫瘍を退行させることを示している。本実施例に示される実験により、これらの知見が別の種(ウサギ)およびウイルスで誘発されることが知られているウサギの腫瘍(VX2)に拡大されることが記される。
上記に示される実験によって、様々なタイプの腫瘍細胞の増殖制限は、同じタイプまたは異なるタイプの細胞のインビトロでの成長を阻害して、インビボでの様々なタイプの腫瘍の形成を妨げ、その成長を抑制し、あるいはその退行を生じさせることができることをもたらすこと、および認められる作用は腫瘍タイプおよび種に依存していないことが示される。本実施例に示される実験により、1ヶ月、6ヶ月、2年および3年の期間にわたって培養状態に維持されたアガロース−アガロースマクロビーズ中で増殖が制限されたRENCAガン細胞の長期間の生存性が、組織学的技術、培養技術およびインビボ技術を使用して評価された。MMT含有マクロビーズは、6ヶ月までの期間、培養状態で維持された。さらに、移植後の2ヶ月〜8ヶ月の期間が経過した後のBalb/cマウスおよびC3Hマウスからそれぞれ回収されたRENCA含有マクロビーズおよびMMT含有マクロビーズを、組織学的技術および培養技術の両方によって生存腫瘍細胞について調べた。
上記に示される実験は、様々なタイプのガン細胞が、増殖制限状態で、その増殖能、その腫瘍形成能、および細胞増殖を阻害して腫瘍成長を妨げ、抑制し、かつさらには退行させる物質を放出するその能力を保持しながら、(3年までの)長期間にわたって維持され得ることを示している。本実施例に示される実験により、ガン細胞含有アガロース−アガロースマクロビーズのBalb/cマウスにおける長期間(1年)移植の考えられる毒性が評価される。
胞のタイプは、対象者が罹っているガンと同じタイプであってもよいが、同じタイプである必要はない。従って、ネズミの乳ガン細胞を使用して、例えば、メラノーマのヒトを治療するために使用される濃縮物を調製することができる。あるいは、前立腺ガンの個体は、その前立腺ガン細胞の一部が取り出され、本発明の構造体に包み込まれ、適切な培地で培養され、次いで得られた調整培地をろ過して、濃縮物を調製することができる。本発明の構造体のインビトロ培養から得られる調整培地もまた本発明の一部であることに留意しなければならない。
Claims (67)
- 細胞の増殖の抑制に有用な組成物であって、迅速に増殖する細胞試料を生体適合性で増殖制限性の選択的透過性構造体に包み込み、前記細胞の増殖を抑制する細胞増殖抑制物質を産生する前記包み込まれた細胞の増殖を制限するのに十分な時間にわたって前記構造体を培養培地中で培養することによって得られる組成物。
- 少なくとも約30kdの分子量を有する前記物質を30kd未満の分子量を有する物質から分離するフィルターで前記培地をろ過して、少なくとも約30kdの分子量を有する前記物質を回収することによって得られる請求項1に記載の組成物。
- 前記包み込まれた細胞が新生物形成細胞、ガン細胞、胚細胞、幹細胞、肝細胞、繊維芽細胞および上皮細胞からなる群より選択される、請求項1に記載の組成物。
- 前記包み込まれた細胞が上皮細胞である、請求項3に記載の組成物。
- 前記包み込まれた細胞がガン細胞である、請求項3に記載の組成物。
- 前記包み込まれた細胞が乳ガン細胞、腎ガン細胞、前立腺ガン細胞および絨毛ガン細胞からなる群より選択される、請求項5に記載の組成物。
- 前記包み込まれた細胞がヒト細胞である、請求項1に記載の組成物。
- 前記包み込まれた細胞がマウス細胞である、請求項1に記載の組成物。
- 前記構造体が約10,000個〜約500,000個の細胞を含有する、請求項1に記載の組成物。
- 前記構造体が約30,000個〜約250,000個の細胞を含有する、請求項1に記載の組成物。
- 細胞増殖阻害作用を有する物質の産生を刺激する方法であって、迅速に増殖する細胞がその中に包み込まれている生体適合性で増殖制限性の選択的透過性構造体を、前記細胞が増殖抑制物質を産生するのに十分な時間にわたって培地中で培養することを含む方法。
- 少なくとも約30kdの分子量を有する前記物質を、30kd未満の分子量を有する物質から分離するフィルターで前記培地をろ過すること、および少なくとも約30kdの分子量を有する前記物質を回収することを含む請求項11に記載の方法。
- 前記包み込まれた細胞が新生物形成細胞、ガン細胞、胚細胞、幹細胞、肝細胞、繊維芽細胞および上皮細胞からなる群より選択される、請求項11に記載の方法。
- 前記包み込まれた細胞が上皮細胞である、請求項13に記載の方法。
- 前記包み込まれた細胞がガン細胞である、請求項13に記載の方法。
- 前記ガン細胞が乳ガン細胞、腎ガン細胞、前立腺ガン細胞および絨毛ガン細胞からなる群より選択される、請求項15に記載の方法。
- 前記培地が無血清である、請求項11に記載の方法。
- 前記包み込まれた細胞がヒト細胞である、請求項11に記載の方法。
- 前記包み込まれた細胞がマウス細胞である、請求項11に記載の方法。
- 前記構造体が約10,000個〜約500,000個の細胞を含有する、請求項11に記載の方法。
- 前記構造体が約30,000個〜約250,000個の細胞を含有する、請求項20に記載の方法。
- 前記構造体がビーズである、請求項11に記載の方法。
- 必要とする対象における細胞の増殖を抑制する方法であって、前記対象以外の種由来の制限された高増殖性細胞を含有する生体適合性で増殖制限性の選択的透過性構造体の治療有効量を前記対象に投与することを含み、前記制限された細胞は、前記対象における細胞増殖を抑制するのに十分な量で細胞増殖を抑制する物質を産生する、方法。
- 前記制限された細胞が前記対象が悩まされている状態に関連する細胞タイプとは異なる細胞タイプである、請求項23に記載の方法。
- 前記制限された細胞が前記対象が悩まされている状態に関連する細胞と同じタイプである、請求項23に記載の方法。
- 前記構造体がビーズである、請求項23に記載の方法。
- 前記構造体が約10,000個〜約500,000個の細胞を含有する、請求項23に記載の方法。
- 前記構造体が約30,000個〜約250,000個の細胞を含有する、請求項25に記載の方法。
- 前記制限された細胞が新生物形成細胞、ガン細胞、胚細胞、幹細胞、肝細胞、繊維芽細胞および上皮細胞からなる群より選択される、請求項23に記載の方法。
- 前記制限された細胞が上皮細胞である、請求項29に記載の方法。
- 前記制限された細胞がガン細胞である、請求項29に記載の方法。
- 前記ガン細胞が乳ガン細胞、前立腺ガン細胞、腎ガン細胞および絨毛ガン細胞からなる群より選択される、請求項31に記載の方法。
- 前記対象がヒトである、請求項23に記載の方法。
- 前記制限された細胞がマウス細胞である、請求項33に記載の方法。
- 必要とする対象における細胞の増殖を抑制する方法であって、前記対象と同じ種由来の制限された高増殖性細胞を含有する生体適合性で増殖制限性の選択的透過性構造体の治療有効量を前記対象に投与することを含み、前記制限された細胞は、細胞増殖を抑制する物質を、前記対象における細胞増殖を抑制するのに十分な量で産生し、前記抑制物質は前記構造体を通って拡散する、方法。
- 前記制限された細胞が前記対象とは異なる個体から得られる、請求項35に記載の方法。
- 前記制限された細胞が前記構造体が投与される前記対象から採取される、請求項35に記載の方法。
- 前記対象がヒトである、請求項35に記載の方法。
- 前記構造体がビーズである、請求項35に記載の方法。
- 前記制限された細胞が新生物形成細胞、ガン細胞、胚細胞、幹細胞、肝細胞、繊維芽細胞および上皮細胞からなる群より選択される、請求項35に記載の方法。
- 前記制限された細胞が上皮細胞である、請求項40に記載の方法。
- 前記制限された細胞がガン細胞である、請求項40に記載の方法。
- 前記制限された細胞が乳ガン細胞、腎ガン細胞および前立腺ガン細胞からなる群より選択される、請求項42に記載の方法。
- 前記制限された細胞が前記対象が悩まされている状態にその増殖が関連する細胞とは異なるタイプである、請求項35に記載の方法。
- 前記高増殖性細胞が前記対象が悩まされている状態を引き起こす細胞と同じタイプである、請求項35に記載の方法。
- 前記構造体が約10,000個〜約500,000個の細胞を含有する、請求項35に記載の方法。
- 前記構造体が約30,000個〜約250,000個の細胞を含有する、請求項46に記載の方法。
- 必要とする対象における細胞の増殖を抑制する方法であって、前記対象における細胞増殖を抑制するのに十分な量の請求項1に記載の組成物を前記対象に投与することを含む方法。
- 前記対象がヒトである、請求項48に記載の方法。
- 前記包み込まれた細胞が新生物形成細胞、ガン細胞、胚細胞、幹細胞、肝細胞、繊維芽細胞および上皮細胞からなる群より選択される、請求項48に記載の方法。
- 前記包み込まれた細胞が上皮細胞である、請求項50に記載の方法。
- 前記包み込まれた細胞がガン細胞である、請求項50に記載の方法。
- 前記包み込まれた細胞が腎ガン、乳ガンおよび前立腺ガンからなる群より選択される、請求項52に記載の方法。
- 前記包み込まれた細胞がヒト細胞でない、請求項48に記載の方法。
- 前記包み込まれた細胞がマウス細胞である、請求項48に記載の方法。
- 前記包み込まれた細胞がヒト細胞である、請求項48に記載の方法。
- 前記包み込まれた細胞が前記対象が悩まされている状態にその増殖が関連する同じタイプの細胞である、請求項48に記載の方法。
- 前記包み込まれた細胞が前記構造体が投与される対象から採取される、請求項48に記載の方法。
- 前記構造体が約10,000個〜約500,000個の細胞を含有する、請求項48に記載の方法。
- 前記構造体が約30,000個〜約250,000個の細胞を含有する、請求項48に記載の方法。
- 前記包み込まれた細胞がヒト細胞である、請求項60に記載の方法。
- 生体適合性で増殖制限性の選択的透過性構造体を含んでなる組成物であって、前記構造体は、制限されていないときの等しい数の同じ細胞と比較して、制限されたときに、細胞増殖を抑制する物質をより多く産生し、前記物質が前記構造体を通って拡散する組成物。
- 生体適合性で増殖制限性の選択的透過性構造体を調製する方法であって、前記構造体を形成する生体適合性で増殖制限性の物質と細胞を接触させることによって構造体を形成する工程、および前記細胞が、細胞増殖を抑制し前記構造体を通って拡散する物質を、等しい数の制限されていない同じタイプの細胞と比較してより多く産生するように、前記細胞を制限するのに十分な時間にわたって前記構造体を培養する工程を含む方法。
- 細胞成長を抑制する物質の産生を増大させる方法であって、増殖性細胞を含有する生体適合性で選択的透過性の増殖制限性構造体を形成する構造体形成物質で高増殖性細胞を制限すること、および前記細胞が制限され、かつ前記細胞が、前記構造体を通って拡散する前記物質を、等しい数の制限されていない細胞が産生するよりも多く産生するまで前記細胞を培養することを含む方法。
- 細胞の増殖を抑制するのに有用な組成物であって、迅速に増殖する非ガン性細胞試料を生体適合性で増殖制限性の選択的透過性構造体に包み込み、前記構造体を、前記包み込まれた非ガン性細胞の増殖を制限するのに十分な時間にわたって培養培地中で培養し、ここで、前記包み込まれた非ガン性細胞は、前記細胞の増殖を抑制する細胞増殖抑制物質を産生することによって得られる組成物。
- 細胞増殖阻害作用を有する物質の産生を刺激する方法であって、迅速に増殖する非ガン性細胞がその中に包み込まれている生体適合性で増殖制限性の選択的透過性構造体を、前記細胞が増殖抑制物質を産生するのに十分な時間にわたって培地中で培養することを含む方法。
- 必要とする対象において細胞の増殖を抑制する方法であって、前記対象と同じ種由来の制限された高増殖性の非ガン性細胞を含有する生体適合性で増殖制限性の選択的透過性構造体の治療有効量を前記対象に投与することを含み、前記制限された非ガン性細胞は、前記対象における細胞増殖を抑制するのに十分な量で細胞増殖を抑制する物質を産生し、前記抑制物質が前記構造体を通って拡散する、方法。
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