JP2005231770A5 - - Google Patents
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Description
この発明は、エレベータの改修方法、さらに詳しくは、エレベータ改修工事における巻上機の固定方法に関するものである。
従来のエレベータの改修工事では、既設機械室に巻上機が配置されている場合、改修後も機械室に巻上機を配置するケースが一般的であった。また、近年では、既設機械室に巻上機が配置されている場合でも、改修工事で既設品を撤去し機械室レスエレベータを納入する場合もある。
エレベータの改修工事において、既設機械室空間を有効利用する従来技術がある(例えば、特許文献1参照)。また、巻上機を上部に配置する場合のうち、昇降路頂部の梁に巻上機を固定する従来技術がある(例えば、特許文献2参照)。
エレベータの改修工事において、既設機械室空間を有効利用する従来技術がある(例えば、特許文献1参照)。また、巻上機を上部に配置する場合のうち、昇降路頂部の梁に巻上機を固定する従来技術がある(例えば、特許文献2参照)。
従来のエレベータの改修工事の場合では、昇降路の頂部隙間に余裕がある場合でも機械室に巻上機を配置するため、無駄なスペースが大きく残ることになる。また、特許文献1記載の場合では、巻上機を昇降路下部(ピット)に配置してあり、巻上機が冠水の恐れがあるほか、図5に示すように、ローピングの際に下部の巻上機4から一度上部の返し車13を介しての、かご吊りとなるため、主ロープ10が昇降行程の2倍分長くなり、ロープ伸びも大きくなる。ロープ伸びが大きいと、その伸びを見越して釣合いおもり6と緩衝器の隙間(ランバイ)を大きくするか、または頻繁にロープの切り詰め(長さ調整)をする手間がかかる。また、図6に示すように、巻上機4を上部に配置する場合のうち、その荷重(巻上機重量+吊り荷重)をガイドレールで受ける構造の場合は、殆どの場合既設ガイドレールがその荷重に耐えられず、流用できないため全て取り替えとなっていた。また、巻上機を上部に配置する場合のうち、昇降路頂部の梁に巻上機を固定する特許文献2記載の場合では、本体上部を直接又は防振ゴムを介して取付梁に取り付ける構造であり、本体の下部にて荷重を受ける従来型の巻上機を取り付けることができないという問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、既設機械室に巻上機が配置されているエレベータを撤去新設する改修工事において、従来型巻上機を昇降路頂部に配置することで機械室に空きスペースを形成し、この空きスペースを有効利用できるようにしたエレベータの改修方法を提供するものである。
この発明に係るエレベータの改修方法は、昇降路上部の既設機械室に巻上機が配置されているエレベータを撤去新設する改修工事において、既設機械室の既設巻上機を撤去し、昇降路の上部側壁に受台を固定し、受台上に新規機械台を固定し、この新規機械台により防振ゴムを介して巻上機台を吊り下げ、巻上機台上に新規巻上機を載置することにより、新規巻上機を昇降路頂部に配置するものである。
また、新規巻上機は、ギアレス、ウォームギヤ、ヘリカルギヤ、薄型等の従来型の巻上機である。
また、新規巻上機を昇降路頂部に配置することにより、既設機械室の全てを他の用途に利用できる機械室有効利用スペースとしたものである。
この発明によれば、改修工事後、既設機械室に設置する機器が少なくなり、空きスペースを得ることができる。また、従来型の巻上機を利用できるため、吊下げタイプの巻上機を新規に開発する必要もない。もちろん、巻上機上置きであるため、冠水の恐れもなく、ロープ長さが短く、ガイドレールもそのまま流用できる効果がある。また、既設機械室に機器を設置しなければ、床を仕上げることにより全てのスペースを他の用途に利用できる機械室有効利用スペースとすることができる。
図1はこの発明の前提となるエレベータの改修方法を示す昇降路の縦断面図、図2はこの発明の前提となるエレベータの改修方法を示す機械室の平面図、図3はこの発明の前提となるエレベータの改修方法を示す巻上機取付部分の拡大図である。
図において、1は昇降路上部に設けられた既設機械室、1aは既設機械室1を仕切って形成した機械室有効利用スペース、2は既設機械室1の底部に設けられた既設機械台、3は既設機械台2により吊り下げられた巻上機台、4は巻上機台3の下部水平部に載置固定された新規巻上機、5はエレベータかご、5aはかご5上部に設けられたかご吊車、6は釣合いおもり、6a釣合いおもり6の上部に設けられた釣合いおもり吊車、7は昇降路、8は既設機械室1を二部屋に仕切る機械室仕切り、8aは機械室仕切り8に設けられた機械室仕切り扉、9は既設機械台2の上面と巻上機台3の上部水平部の下面との間に設けられた防振ゴム、10は主ロープ、12は主ロープ10の両端部を固定する綱止め部である。
この発明の前提となるエレベータの改修方法について説明する。
エレベータを撤去新設する改修工事において、既設機械室1に配置されていた既設巻上機(図示せず)を撤去し、既設機械台2を利用して新規巻上機4を昇降路7頂部に配置する。既設機械室1は、設置機器の管理に必要なスペースを確保した上で、機械室仕切り8を取り付けて二分することにより、他の用途に利用できる機械室有効利用スペース1aを得ることができる。
図3により、新規巻上機4の設置方法の一例を説明する。既設機械台2より、防振ゴム9を介して巻上機台3を吊り下げ、巻上機台3の下部水平部上に新規巻上機4を載置することにより、新規巻上機4を昇降路頂部に配置することができる。この構造によれば、従来型の本体下部にて荷重を受ける巻上機(ギアレス、ウォームギヤ、ヘリカルギヤ、薄型)を昇降路頂部に固定できるため、新規に専用の巻上機を開発する必要がない。
この発明の前提となるエレベータの改修方法について説明する。
エレベータを撤去新設する改修工事において、既設機械室1に配置されていた既設巻上機(図示せず)を撤去し、既設機械台2を利用して新規巻上機4を昇降路7頂部に配置する。既設機械室1は、設置機器の管理に必要なスペースを確保した上で、機械室仕切り8を取り付けて二分することにより、他の用途に利用できる機械室有効利用スペース1aを得ることができる。
図3により、新規巻上機4の設置方法の一例を説明する。既設機械台2より、防振ゴム9を介して巻上機台3を吊り下げ、巻上機台3の下部水平部上に新規巻上機4を載置することにより、新規巻上機4を昇降路頂部に配置することができる。この構造によれば、従来型の本体下部にて荷重を受ける巻上機(ギアレス、ウォームギヤ、ヘリカルギヤ、薄型)を昇降路頂部に固定できるため、新規に専用の巻上機を開発する必要がない。
したがって、改修工事後、既設機械室1に設置する機器が少なくなり、空きスペースを得ることができる。また、従来型の巻上機を利用できるため、吊下げタイプの巻上機を新規に開発する必要もない。もちろん、巻上機上置きであるため、冠水の恐れもなく、ロープ長さが短く、ガイドレールもそのまま流用できる。
実施の形態1.
図4はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの改修方法を示す昇降路の縦断面図である。
図4において、1aは昇降路上部に設けられた既設機械室であって、なおかつ機械室有効利用スペースである。2aは昇降路頂部の隙間が大きい場合、昇降路7の上部側壁に固定されたアンカーボルト等からなる受台11上に載置固定された新規機械台である。3は新規機械台2aにより吊り下げられた巻上機台、4は巻上機台3の下部水平部に載置固定された新規巻上機、5はエレベータかご、5aはかご5上部に設けられたかご吊車、6は釣合いおもり、6a釣合いおもり6の上部に設けられた釣合いおもり吊車、7は昇降路、9は新規機械台2aの上面と巻上機台3の上部水平部の下面との間に設けられた防振ゴム、10は主ロープ、12は主ロープ10の両端部を固定する綱止め部である。
この発明の実施の形態1におけるエレベータの改修方法について説明する。
エレベータを撤去新設する改修工事において、昇降路頂部の隙間が大きい場合は、既設機械室1aに配置されていた既設巻上機(図示せず)を撤去し、既設機械室1a全体を機械室有効利用スペースとする。次に、昇降路7の上部側壁にアンカーボルト等の受台11を固定し、この受台11上に新規機械台2aを固定し、この新規機械台2aにより防振ゴム9を介して巻上機台3を吊り下げ、巻上機台3の下部水平部上に新規巻上機4を載置することにより、新規巻上機4を昇降路頂部に配置することができる。
図4はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの改修方法を示す昇降路の縦断面図である。
図4において、1aは昇降路上部に設けられた既設機械室であって、なおかつ機械室有効利用スペースである。2aは昇降路頂部の隙間が大きい場合、昇降路7の上部側壁に固定されたアンカーボルト等からなる受台11上に載置固定された新規機械台である。3は新規機械台2aにより吊り下げられた巻上機台、4は巻上機台3の下部水平部に載置固定された新規巻上機、5はエレベータかご、5aはかご5上部に設けられたかご吊車、6は釣合いおもり、6a釣合いおもり6の上部に設けられた釣合いおもり吊車、7は昇降路、9は新規機械台2aの上面と巻上機台3の上部水平部の下面との間に設けられた防振ゴム、10は主ロープ、12は主ロープ10の両端部を固定する綱止め部である。
この発明の実施の形態1におけるエレベータの改修方法について説明する。
エレベータを撤去新設する改修工事において、昇降路頂部の隙間が大きい場合は、既設機械室1aに配置されていた既設巻上機(図示せず)を撤去し、既設機械室1a全体を機械室有効利用スペースとする。次に、昇降路7の上部側壁にアンカーボルト等の受台11を固定し、この受台11上に新規機械台2aを固定し、この新規機械台2aにより防振ゴム9を介して巻上機台3を吊り下げ、巻上機台3の下部水平部上に新規巻上機4を載置することにより、新規巻上機4を昇降路頂部に配置することができる。
したがって、この実施の形態1によれば、既設機械室1aには、機器を設置しないため、床を仕上げることにより全てのスペースを他の用途に利用できる機械室有効利用スペースとすることができる。また、従来型の本体下部にて荷重を受ける巻上機(ギアレス、ウォームギア、ヘリカルギア、薄型)を昇降路上部に固定できるため、新規に専用の巻上機を開発する必要がない。
1 機械室
1a 機械室有効利用スペース
2 既設機械台
2a 新規機械台
3 巻上機台
4 新規巻上機
5 エレベータかご
5a かご吊車
6 釣合いおもり
6a 釣合いおもり吊車
7 昇降路
8 機械室仕切り
8a 機械室仕切り扉
9 防振ゴム
10 主ロープ
11 アンカーボルト等の受台
12 綱止め部
13 返し車
1a 機械室有効利用スペース
2 既設機械台
2a 新規機械台
3 巻上機台
4 新規巻上機
5 エレベータかご
5a かご吊車
6 釣合いおもり
6a 釣合いおもり吊車
7 昇降路
8 機械室仕切り
8a 機械室仕切り扉
9 防振ゴム
10 主ロープ
11 アンカーボルト等の受台
12 綱止め部
13 返し車
Claims (3)
- 昇降路上部の既設機械室に巻上機が配置されているエレベータを撤去新設する改修工事において、
前記既設機械室の既設巻上機を撤去し、
前記昇降路の上部側壁に受台を固定し、
前記受台上に新規機械台を固定し、この新規機械台により防振ゴムを介して巻上機台を吊り下げ、
前記巻上機台上に新規巻上機を載置することにより、新規巻上機を昇降路頂部に配置することを特徴とするエレベータの改修方法。 - 新規巻上機は、ギアレス、ウォームギヤ、ヘリカルギヤ、薄型等の従来型の巻上機であることを特徴とする請求項1記載のエレベータの改修方法。
- 新規巻上機を昇降路頂部に配置することにより、既設機械室の全てを他の用途に利用できる機械室有効利用スペースとしたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエレベータの改修方法。
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JP2004040903A JP2005231770A (ja) | 2004-02-18 | 2004-02-18 | エレベータの改修方法 |
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JP2004040903A JP2005231770A (ja) | 2004-02-18 | 2004-02-18 | エレベータの改修方法 |
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2004
- 2004-02-18 JP JP2004040903A patent/JP2005231770A/ja active Pending
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