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JP2005213388A - 脂肪酸可溶化剤及び洗浄剤組成物 - Google Patents

脂肪酸可溶化剤及び洗浄剤組成物 Download PDF

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JP2005213388A
JP2005213388A JP2004022428A JP2004022428A JP2005213388A JP 2005213388 A JP2005213388 A JP 2005213388A JP 2004022428 A JP2004022428 A JP 2004022428A JP 2004022428 A JP2004022428 A JP 2004022428A JP 2005213388 A JP2005213388 A JP 2005213388A
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Isao Shimotsuura
勇雄 下津浦
Yoshinori Kondo
美紀 近藤
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Lion Corp
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Abstract

【解決手段】 脂肪酸結合蛋白質、脂肪酸合成酵素、トリアシルグリセロール合成酵素、脂肪酸アシルCoA合成酵素、脂肪酸輸送蛋白質、アポリポ蛋白質、アルブミン、ホスホリパーゼ及びジアシルグリセロールキナーゼから選ばれる蛋白質を有効成分とする脂肪酸可溶化剤。
【効果】 本発明によれば、繊維に蓄積する皮脂汚れに対して高い洗浄力を示す、脂肪酸可溶化剤及び洗浄剤組成物を得ることができる。
【選択図】 なし

Description

本願発明は、固着した脂肪酸含有複合汚れに対して優れた可溶化作用を有する脂肪酸可溶化剤及び洗浄剤組成物に関する。
繊維織物製品には皮脂や蛋白質等の人体に由来する汚れをはじめ、食物や生活環境に由来する様々な汚れが付着する。これら汚れの除去を目的として、様々な洗浄剤組成物が開発されている。
皮脂に含まれる脂肪酸は蛋白質や他の脂質と結合して脂肪酸複合汚れを形成する。それらの汚れが繊維に蓄積した場合、水道水中のカルシウムと塩を形成して固着しやすいために汚れの除去は困難となり、臭いや黄ばみ等の原因にもなることから、皮脂汚れの除去は強く求められている。
これまでは、皮脂汚れの洗浄方法として、洗浄剤中に酵素を配合することにより、洗浄力の向上する方法が提案されている。このような提案としては、特定の非イオン界面活性剤と脂質分解酵素とを組み合わせた予浸洗浄剤組成物(特許文献1:特開2001−64696号公報参照)、プロテアーゼ、セルラーゼ酵素を組み合わせた洗浄剤組成物(特許文献2:特開2002−265997号公報)等が提案されている。しかしながら、このような組成物を用いても、脂肪酸複合汚れが残留しており、該汚れの除去は充分ではない。そのため、繊維上に残留する脂肪酸複合汚れの除去が強く求められていた。
特開2001−64696号公報 特開2002−265997号公報 特開2002−51768号公報
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、繊維に蓄積する皮脂汚れに対して高い洗浄力を示す、脂肪酸可溶化剤及び洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、特定の蛋白質が、優れた脂肪酸可溶化作用を有すること、さらに酵素と同時に用いることにより脂肪酸複合汚れの繊維への残留を減少できることを知見し、本発明をなすに至ったものである。
本出願人は、先に脂質に親和性を有する蛋白質と酵素とを組み合わせたキメラ酵素を含む洗浄剤組成物を提案している(特許文献3:特開2002−51768号公報参照)。しかしながら、親和性を有する蛋白質自身が、優れた脂肪酸可溶化能を有することは、本出願人の新知見である。
従って、本発明は
[1].脂肪酸結合蛋白質、脂肪酸合成酵素、トリアシルグリセロール合成酵素、脂肪酸アシルCoA合成酵素、脂肪酸輸送蛋白質、アポリポ蛋白質、アルブミン、ホスホリパーゼ及びジアシルグリセロールキナーゼから選ばれる蛋白質を有効成分とする脂肪酸可溶化剤、
[2].蛋白質が脂肪酸結合蛋白質である[1]記載の脂肪酸可溶化剤、
[3].[1]又は[2]記載の脂肪酸可溶化剤を含有してなる洗浄剤組成物、
[4].さらに、酵素を含有してなる[3]記載の洗浄剤組成物、
[5].酵素が、蛋白質分解酵素、脂質分解酵素及び糖質分解酵素から選ばれる1種又は2種以上である[3]又は[4]記載の洗浄剤組成物
を提供する。
本発明によれば、繊維に蓄積する皮脂汚れに対して高い洗浄力を示す、脂肪酸可溶化剤及び洗浄剤組成物を得ることができる。
以下、本発明につき、さらに詳しく説明する。
本発明の脂肪酸可溶化剤は、脂肪酸結合蛋白質、脂肪酸合成酵素、トリアシルグリセロール合成酵素、脂肪酸アシルCoA合成酵素、脂肪酸輸送蛋白質、アポリポ蛋白質、アルブミン、ホスホリパーゼ及びジアシルグリセロールキナーゼから選ばれる蛋白質であり、1種単独で又は2種以上を適且組み合わせて用いることができる。これらの中でも脂肪酸結合蛋白質が好ましい。
これらの蛋白質は、衣類、繊維に付着して不溶化している脂肪酸を溶解させるものであり、脂肪酸可溶化能を有するものである。
本発明の蛋白質を、洗浄剤組成物に使用する場合、その配合量は、0.001〜50質量%が好ましく、より好ましくは0.01〜20質量%、特に好ましくは0.1〜10質量%である。配合量が少なすぎると充分な洗浄力が得られない場合があり、一方、多すぎると配合量に見合った洗浄力が期待できない場合がある。
本発明の脂肪酸可溶化剤を、洗浄剤組成物に使用する場合、その種類、剤型に応じてその他成分を配合することができる。その他成分としては、酵素、界面活性剤が挙げられ、優れた洗浄力の点から、酵素を配合することが好ましい。
酵素としては、洗浄剤に用いることのできる酵素であれば利用可能であり、特に限定されない。酵素としては、蛋白質分解酵素、リパーゼやエステラーゼ等の脂質分解酵素、セルラーぜ、アミラーゼ、ペクチナーゼ及びプルラナーゼ等の糖質分解酵素、オキシダーゼ類、ラッカーゼ、ペルオキシダーゼ類等の酸化還元酵素等が挙げられ、化学修飾や遺伝子工学的な修飾を施した蛋白質も含まれる。これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。酵素としては、蛋白質分解酵素、脂質分解酵素、糖質分解酵素が好ましい。
本発明の蛋白質及び酵素の取得源については、動物、植物、及びカビやバクテリア等の微生物に由来するものが好適であり、これらの生物から分離して用いることができる。また、動物、植物、カビやバクテリア等の微生物からDNAを一般的に行われている方法により取得し、それをもとにして遺伝子組換え生産や無細胞系で試験管内生産することも可能である。例えば、脂肪酸結合蛋白質のDNA配列を含む染色体、RNA、プラスミド、又はcDNAライブラリーから、PCR等により目的のDNA領域を選択的に増幅して取得するか、適当な制限酵素を用いて切り出すことによって、目的の遺伝子を取得し、それを適当な発現プラスミドに組みこんで蛋白質生産用の宿主を形質転換して生産することができる。
洗浄剤組成物中の酵素の配合量は、0.001〜30質量%が好ましく、より好ましくは0.01〜20質量%、特に好ましくは0.1〜10質量%である。酵素の配合量が少なすぎると期待した洗浄力が得られない場合があり、一方、多すぎると配合量に見合った洗浄力が期待できない場合がある。
界面活性剤等の洗浄成分としては、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができ、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤及びノニオン性界面活性剤等をいずれも用いることができる。
アニオン性界面活性剤は、平均炭素数10〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を有し、分子中に平均0.15〜8モルのエチレンオキサイドを付加したアルキルエトキシ硫酸塩、平均10〜20の炭素原子を1分子中に有するオレフィンスルホン酸塩、平均10〜20の炭素原子を1分子中に有するα−スルホ脂肪酸メチルエステル塩、平均炭素数8〜20の高級脂肪酸塩、その他リン酸エステル系界面活性剤等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、べタイン型両性界面活性剤、スルホン酸型両性界面活性剤が挙げられる。
ノニオン性界面活性剤としては、平均炭素数10〜20のアルキル基を有し、分子中に平均1〜20モルのアルキレンオキサイドを付加したポリオキシアルキレンアルキルエーテル、高級脂肪酸アルカノールアミド又はそのアルキレンオキサイド付加物等が挙げられる。
この中でも、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩が好ましい。これらの具体例としては、平均炭素数10〜16のアルキル基を有する直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、平均炭素数10〜20のアルキル基を有するアルキル硫酸塩等が挙げられる。
本発明の洗浄剤組成物中の界面活性剤の配合量は、通常、5〜40質量%、好ましくは15〜40質量%である。界面活性剤の配合量が少なすぎると洗浄力が不足する場合があり、一方、多すぎると洗剤製造性が悪化する場合がある。
その他、本発明の洗浄剤組成物には以下の成分を必要に応じて、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
(1)アクリル酸とマレイン酸の共重合体
(2)無機ビルダー
A型ゼオライト、P型ゼオライト、X型ゼオライト、非晶質アルミノケイ酸塩、結晶性ケイ酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム等が挙げられる。
(3)2価金属イオン捕捉剤
アミノ酸誘導体(アミノ酸骨格としてグリシン、セリン、アスパラギン酸、グルタミン酸から誘導される−COOX基を分子内に3〜4個持つキレート剤であり、Xは水素、又はアルカリ金属塩、特にナトリウム塩が好ましい。具体的には、グリシン2酢酸塩、セリン2酢酸塩、アスパラギン酸2酢酸塩、グルタミン酸2酢酸塩、イミノジコハク酸塩、ヒドロキシイミノジコハク酸塩等)、オルソリン酸塩、ピロリン酸塩、トリポリリン酸塩、ニトリル三酢酸塩、エチレンジアミン四酢酸塩、クエン酸塩、イソクエン酸塩、ポリアクリル酸、ポリアセタールカルボン酸塩等が挙げられる。
(4)アルカリ剤及び無機塩
ケイ酸塩、炭酸塩、セスキ炭酸塩、硫酸塩、塩化ナトリウム等が挙げられる。
(5)再汚染防止剤
ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロース等が挙げられる。
(6)漂白剤、漂白活性化剤、蛍光剤等
漂白剤として過炭酸ナトリウム、過ホウ酸ナトリウム、硫酸ナトリウムや塩化ナトリウムの過酸化水素付加物等が挙げられる。漂白活性化剤としては、特開平8−157876号公報記載のもの等、また、増白剤として市販染料の他、香料、青味付剤等が挙げられる。
(7)キャリーオーバー成分
原料の不純物は、性能等に悪影響を及ぼさない限り配合することができる。α−スルホ脂肪酸メチルエステル塩に含有されるメチル硫酸ナトリウム、メタンスルホン酸ナトリウム、α−スルホ脂肪酸塩、アクリル酸とマレイン酸の共重合体(塩)に含有されるアクリル酸やマレイン酸のモノマー又はその塩、高級アルコールのエチレンオキサイド付加物に含有される高級アルコール、ポリエチレングリコール等が挙げられる。
衣類のエリ、ソデ、脇等の皮脂汚れの多く付着する部位は、蓄積した皮脂汚れが水道水中のカルシウムと塩を形成して落ちにくい汚れとなる。また、これらの皮脂汚れは、疎水性が非常に高く蛋白質や他の汚れ成分も巻き込んで水不溶性の汚れとなる。これに対して、本発明の脂肪酸可溶化剤を用いることにより、皮脂汚れ中の脂肪酸を溶解して固着しやすい皮脂汚れを効果的に落とすことができる。さらには、酵素を併用することにより、皮脂汚れ中の脂肪酸以外の汚れ成分の除去作用を効果的に向上させることができる。
以下、調製例、試験例、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。
[調製例1]
脂肪酸結合蛋白質(以下、FABPと略記する)の調製
脂肪酸結合蛋白質FABP遺伝子配列を以下のようにして取得した。
QuickPrep mRNA purification Kit(アマシャム・ファルマシア社製)により、ヒト皮膚由来ケラチノサイトのmRNAを調製した。
まず、GeneBankデータベース登録番号MN001444を参考にして、N末端側にEcoRI部位を含む下記プライマー1,C末端側にPstI部位を含む下記プライマー2(配列番号1及び2)を作製し、RNA PCR Kit(AMV) Ver.2.1(宝酒造(株)製)を用いてRT−PCRを行った。
プライマー1:配列番号1
gaattcatgg ccacagttca g
プライマー2:配列番号2
ctgcagttat tctacttttt catagatcc
増幅した断片をpT7Blue(ノバジェン社製)にクローニングし、FABP遺伝子配列を含むプラスミドpT7FABPを得た。このプラズミドのEcoRI及びPstI消化断片を、pKK233−3(アマシャム・ファルマシア社製)のEcoRI及びPstI部位に挿入したプラスミドpKKFABPを作製した。このプラスミドにより大腸菌を形質転換し、これを一夜培養した後、1mMのIPTGを添加し、さらに4時間培養することによりFABPを得た。
[試験例1]
<脂肪酸結合蛋白質の脂肪酸可溶化試験法>
調製例1で得られたFABPを用いて、下記脂肪酸可溶化試験を行った。結果を表1に示す。
1cm×1cmの綿布に、1%オレイン酸(クロロホルムに溶解)50μLと、0.5%トリオレイン(クロロホルムに溶解)50μLとを塗布・乾燥して布に固着させ、脂肪酸固着布を作製した。この固着布を400μLの0.1%FABP溶液とFABP未配合溶液にそれぞれ浸漬し、37℃にて30分保温した。その後、上清50μL中の溶出した脂肪酸遊離量をNEFA C−テストワコー(和光純薬工業(株)製)にて測定した。
Figure 2005213388
[実施例1〜7,比較例1]
表2に示した組成の洗浄剤組成物を、酵素と脂肪酸結合蛋白質については表3に記載した条件で調製した。表3中には、脂肪酸結合蛋白質を配合した場合を○、無配合の場合を−とし、配合した酵素を記載した。得られた洗浄剤組成物の洗浄力試験を下記方法に従って行った。結果を表3に併記する。
<洗浄力試験方法>
(1)汚染布の作製方法
結晶性鉱物であるカオリナイト、バーミキュライト等を主成分とする粘土を200℃で30時間乾燥したものを無機汚垢として使用した。10質量%葡萄果汁、1質量%上新粉、及び10質量%ヘモグロビンをミキサーで混和した液900mLに、上記無機汚垢10gを加えてポリトロンで分散させながら、オレイン酸30gと、トリオレイン30gとを加えて汚垢浴を作製した。この汚垢浴中に10cm×20cmの綿布20番を浸漬した後、ゴム製2本ロールで水を絞り、汚垢の付着量を均一化した。この布を105℃で30分乾燥し、300ppmのLAS(直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム)を洗剤液として洗浄10分、濯ぎ3分、脱水1分後自然乾燥を行った。本操作を5回繰り返した布を5cm×5cmに裁断して評価用汚染布を作製した。
(2)洗浄力試験
U.S.Testing社(米国)のTerg−0−tometerを使用し、上記汚染布10枚とメリヤス布とを入れて浴比を30倍に合わせ、洗剤組成物で、30℃、120rpm、10分間洗浄した。その後、すすぎ、乾燥工程終了後、反射率を測定し洗浄力を求めた。この場合、洗浄液は、洗浄剤濃度0.066%のもの900mLを用い、すすぎは900mLの水で3分間洗浄した。使用水は硬度3°DHで、塩素濃度1ppmのものを用いた。
(3)評価方法
下記数式1で表されるクベルカムンク式により洗浄力(%)を求めた。なお、洗浄力の評価は、試験布10枚の平均値で行った。なお、標準白布は綿布20番を表1に記載の組成(酵素及び脂肪酸結合蛋白質なし)で洗浄したものである。
Figure 2005213388
(式中、Rは日本電色(株)製の色彩計Σ−9000を用いて測定した反射率である。)
Figure 2005213388
表1中の略号の意味及び詳細は以下の通りであり、表中の質量%値は純分換算の値である。なお、EOpはエチレンオキサイドの平均付加モル数を、また、POpはプロピレンオキサイドの平均付加モル数を示す。
LAS:C10〜C14直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム
α−SF:α−スルホ脂肪酸(C14〜C16)メチルエステルナトリウム
AOS:C14〜C18α−オレフィンスルホン酸ナトリウム
石けん:C12〜C18パーム油由来脂肪酸ナトリウム
AE:C12アルコールエトキシレート(EOp=12)
AEP:C13アルコールのEO,PO付加物(EOp=12、POp=3)
コポリマー:アクリル酸とマレイン酸のモル比60:40、平均分子量50,000の共重合体のナトリウム塩、独国;BASF社製、商品名ソカランCP7
ゼオライト:4A型ゼオライト(平均粒子径1.2μm)
蛍光剤:4.4−ビス(スルホスチリル)ビフェニル2ナトリウム/4.4−ビス{(4−アニリノ−6−モノホリノ−1,3,5−トリアジン−2イル)アミノ}スチルペン−2,2−ジスルホン2ナトリウム=1/1の混合物(商品名チノパールCBS/商品名チノパールAMS)
Figure 2005213388

Claims (5)

  1. 脂肪酸結合蛋白質、脂肪酸合成酵素、トリアシルグリセロール合成酵素、脂肪酸アシルCoA合成酵素、脂肪酸輸送蛋白質、アポリポ蛋白質、アルブミン、ホスホリパーゼ及びジアシルグリセロールキナーゼから選ばれる蛋白質を有効成分とする脂肪酸可溶化剤。
  2. 蛋白質が脂肪酸結合蛋白質である請求項1記載の脂肪酸可溶化剤。
  3. 請求項1又は2記載の脂肪酸可溶化剤を含有してなる洗浄剤組成物。
  4. さらに、酵素を含有してなる請求項3記載の洗浄剤組成物。
  5. 酵素が、蛋白質分解酵素、脂質分解酵素及び糖質分解酵素から選ばれる1種又は2種以上である請求項3又は4記載の洗浄剤組成物。
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