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JP2005205685A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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JP2005205685A
JP2005205685A JP2004013455A JP2004013455A JP2005205685A JP 2005205685 A JP2005205685 A JP 2005205685A JP 2004013455 A JP2004013455 A JP 2004013455A JP 2004013455 A JP2004013455 A JP 2004013455A JP 2005205685 A JP2005205685 A JP 2005205685A
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Toshihiro Takayanagi
敏広 高柳
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Brother Industries Ltd
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Abstract

【課題】 入力画像データから画像形成用の記録画像データを生成する画像処理装置において、網点領域の検出処理や平滑化処理の高速化・高精度化を図ることなく、簡単な演算処理で効率よくモアレの発生を防止できるようにする。
【解決手段】 網点検出回路52にて入力画像の網点領域を検出し、平滑・強調回路54にて網点領域の画像データを平滑化処理することにより、誤差拡散回路60で得られる記録画像データを用いて形成した画像に生じるモアレを抑制するようにした画像処理回路50において、更に、誤差拡散回路60にて各画素毎にインクのドット径(若しくはインクの濃さ)を大・小・零の何れかに設定するのに使用される閾値の内、網点領域で径の大きなドット(若しくは濃いインクのドット)を設定するか否かを判定するのに使用される閾値を、文字領域で使用される閾値よりも大きな値に変更する閾値設定回路62を設ける。
【選択図】 図4

Description

本発明は、入力画像データに対応した画像を記録媒体に形成するのに必要な記録画像データを生成する画像処理装置及び画像処理方法に関する。
従来より、インクジェット方式の画像形成装置(プリンタ、複写機、ファクシミリ装置等)には、記録用紙等の記録媒体に形成すべき画像を表す入力画像データから、画像形成部を制御して記録媒体に画像を形成するのに必要な記録画像データを生成する画像処理装置が設けられている。
この画像処理装置は、誤差拡散法、ディザ法等に則った周知の疑似階調処理によって、入力画像データを構成する各画素の階調情報から、各画素に対応する記録媒体上の位置にインクのドットを形成するか否かを決定し、場合によっては、更に、記録媒体にインクのドットを形成する際のドットの大きさ(ドット径)やインクの濃さを決定し、その決定した各画素毎のパラメータを形成画像の画素情報とする記録画像データを生成するものである。
そして、この種の画像処理装置では、記録画像データの生成時に入力画像データをそのまま用いると、形成画像の網点領域でモアレが発生し易くなるとか、形成画像の文字領域で文字が不鮮明になるといったことがあるため、通常、疑似階調処理によって記録画像データを生成する前に、入力画像データを網点領域と文字領域とに分けて、網点領域の入力画像データに対しては、その領域内の各画素間で階調情報を平滑化する平滑化処理を行い、文字領域の入力画像データに対しては、文字のエッジを強調するためのエッジ強調処理を行うようにされている(例えば、特許文献1,2等参照)。
特開2002−28313号公報 特開平7−111602号公報
ところで、上記従来の画像処理装置において、形成画像に発生するモアレをより確実に防止するには、入力画像データの網点領域の検出精度を向上して、その検出した網点領域の種別に応じた平滑化処理を実行しなければならい。
しかしながら、このようにモアレの発生防止のために、入力画像データの網点領域の検出精度を向上し、しかも、その検出した網点領域の種別に応じて平滑化処理を実行するには、網点領域の検出処理や平滑化処理を高速且つ高精度に実行し得る演算処理回路が必要となり、画像処理装置のコストアップを招くという問題がある。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、入力画像データから画像形成用の記録画像データを生成する画像処理装置において、網点領域の検出処理や平滑化処理の高速化・高精度化を図ることなく、簡単な演算処理で効率よくモアレの発生を防止できるようにすることを目的とする。
係る目的を達成するためになされた請求項1に記載の画像処理装置においては、処理すべき入力画像データが外部から入力されると、まず、領域分離手段が、その入力画像データにて構成される全画像領域を網点領域と文字領域とに分離し、平滑化処理手段が、領域分離手段にて分離された網点領域内の入力画像データを平滑化処理する。
つまり、網点領域では、入力画像データに対応した画像を記録媒体に形成した際に、その形成画像上でモアレが発生し易いことから、請求項1に記載の画像処理装置では、従来と同様に、領域分離手段にて入力画像データを網点領域と文字領域とに分離し、網点領域として分離された画像領域内では、画像形成時にインクのドットが分散するように、平滑化処理手段にて、その網点領域内の入力画像データを平滑化処理するのである。
そして、このように平滑化処理された入力画像データは、誤差拡散処理手段に入力され、この誤差拡散処理手段にて、画像を記録媒体に形成するための記録画像データに変換される。すなわち、誤差拡散処理手段は、予め設定された誤差拡散法に則って、入力画像データを構成する各画素の階調情報に基づき、各画素を記録媒体へ形成する際のインクのドット径を少なくとも大・小・零のいずれかに設定することにより、同一色で径の異なるドットを利用して入力画像データに対応した画像を記録媒体に形成するための記録画像データを生成する。
また、このように、誤差拡散処理手段は、入力画像データを構成する各画素の階調情報に基づき、各画素を記録媒体へ形成する際に用いるインクのドット径を設定するが、請求項1に記載の画像処理装置では、閾値変更手段が、誤差拡散処理手段がインクのドット径を大に設定するか否かを判定するのに使用する閾値の内、領域分離手段にて網点領域として判定された画像領域にて用いられる閾値を、領域分離手段にて文字領域として分離された画像領域で用いられる閾値よりも大きい値に変更する。
従って、請求項1に記載の画像処理装置によれば、誤差拡散処理後の記録画像データにおいて、網点領域内の各画素には、大径のドットよりも、径の小さいドットが割り当てられ易くなり、しかも、径の小さいドットが割り当てられる画素は、網点領域内にて一部に偏ることなく、分散して配置されることになる。よって、当該画像処理装置にて生成された記録画像データを用いて記録媒体に画像を形成するようにすれば、形成画像上でモアレが発生するのを抑制できることになる。
また、請求項1に記載の画像処理装置によれば、形成画像上でのモアレ発生の抑制効果を高めるために、従来のように領域分離手段による網点領域の検出精度や平滑化処理手段による平滑化処理の精度を高める必要が無く、単に、網点領域で誤差拡散処理を行う際の閾値を、文字領域で誤差拡散処理を行う際の閾値よりも大きい値に変更するだけでよいため、極めて簡単にしかも効率よくモアレの発生を抑制できる。
なお、請求項1に記載の画像処理装置において、入力画像データから記録画像データを生成する際には、誤差拡散処理手段によって誤差拡散法に則った誤差拡散処理を行うものとしているが、これは、網点領域内で、小さい径のドットを分散させて、モアレの発生をより確実に抑制できるようにするためである。
つまり、入力画像データから記録画像データを生成するための疑似階調処理としては、従来技術の項で説明したように、誤差拡散法とディザ法との2種類の方法が知られているが、ディザ法では、対象となる画素に対して、ドット径等の画素値を設定した際に、その画素値の設定誤差を周囲の画素に分散させることがないので、本発明のように閾値を変更しても、各画素に対して径の大きなドットが設定されに難くなるだけで、径の小さなドットを増加させることはできない。
これに対して、誤差拡散法では、特定の画素に対してインクのドット径を設定した際、その設定したドット径で記録媒体に画像を形成したときの画素と入力画像データに対応した画素との誤差を求め、その誤差をドット径を設定していない周囲の画素に反映させることから、閾値変更手段にて、誤差拡散処理手段がインクのドット径を大に設定するか否かを判定するのに使用する閾値を大きい値に変更すれば、網点領域内で径の大きなドットが設定される代わりに、径の小さなドットがより多く設定されるようになる。
そこで、請求項1に記載の発明では、誤差拡散法に則って疑似階調処理を行う誤差拡散処理手段を備えた画像処理装置において、その誤差拡散処理手段が網点領域内で各画素のドット径を大に設定するか否かを判定するのに使用する閾値を、文字領域内で各画素のドット径を大に設定するか否かを判定するのに使用する閾値よりも大きい値に変更することにより、網点領域内では、径の大きなドットに代えて、径の小さなドットをより多く分散して配置させて、形成画像上でモアレが発生するのを抑制するようにしているのである。
ところで、請求項1に記載の画像処理装置において、誤差拡散処理手段は、画素を記録媒体へ形成する際のインクのドット径を大・小・零の3段階、若しくはそれ以上の段階に分けて設定するよう構成されていればよく、例えば、ドット径を大・中・小・零のいずれかに設定するように構成してもよい。
そして、このように、誤差拡散処理手段が、各画素毎にインクのドット径を大・中・小・零のいずれかに設定するよう構成されている場合には、閾値変更手段において、誤差拡散処理手段が網点領域にて各画素のドット径を大及び中のいずれかに設定するのに使用する閾値を、それぞれ、文字領域内で各画素のドット径を大及び中のいずれかに設定するのに使用される閾値よりも大きい値に変更するようにしてもよい。
また、請求項1に記載の発明は、入力画像データがモノクロの画像データであり、誤差拡散処理手段が、その入力画像データに基づき一色(一般には黒)のインクだけを使って記録媒体に単色画像を形成するための記録画像データを生成するように構成された、単色画像用の画像処理装置であっても、或いは、入力画像データが多色画像データであり、誤差拡散処理手段が、その入力画像データに基づき複数色のインクを使って記録媒体に多色画像を形成するための記録画像データを生成するように構成された、多色画像用の画像処理装置であっても、適用できる。
そして、特に、入力画像データが、各画素毎に黒を含む複数の色に対する階調情報を有するカラー画像データであり、誤差拡散処理手段が、各色の階調情報に基づき各色のインクのドット径を設定するように構成された多色画像用の画像処理装置においては、黒の画像領域に黒以外の色のドットが形成されて、その色のドットが目立つようになる、といった問題が生じ易いことから、この種の画像処理装置においては、更に、請求項2に記載のように、入力画像データにおいて黒の画素が占める割合が大きい黒領域を検出する黒領域検出手段を設け、閾値変更手段については、黒領域検出手段にて黒領域と検出され、且つ、領域分離手段にて網点領域として分離された画像領域で、誤差拡散処理手段が各画素・各色毎にドット径を大に設定するか否かを判定するのに使用する閾値を、領域分離手段にて文字領域として分離された画像領域内で誤差拡散手段が各画素・各色毎にドット径を大に設定するか否かを判定するのに使用する閾値よりも大きい値に変更するように構成するとよい。
つまり、請求項2に記載のように、カラー画像データから記録画像データを生成する際に、黒領域となる網点領域に限って、径の大きなドットが形成され難くすれば、黒領域内で大きいカラーのドットが形成されてしまい、そのドットが目立つようになるとか、そのドットによってモアレが発生するようになる、といったことを防止し、形成画像の画質を向上することができる。
また、全ての網点領域で閾値を変更して径の大きなドットが形成されるのを抑制するようにした場合、カラー画像データの内容によっては、網点領域内のドットの大きさを不必要に制限してしまい、形成画像の画質を却って悪化させてしまう、といったことも考えられるが、請求項2に記載の画像処理装置によれば、網点領域の内、画質の劣化が生じ易い黒領域に限って、径の大きなドットが形成されるのを抑制することから、こうした問題を生じることなく、形成画像の画質を向上することができる。
一方、請求項3に記載の画像処理装置においては、処理すべき入力画像データが外部から入力されると、請求項1に記載の装置と同様に、まず、領域分離手段が、その入力画像データにて構成される全画像領域を網点領域と文字領域とに分離し、平滑化処理手段が、領域分離手段にて分離された網点領域内の入力画像データを平滑化処理して、その平滑化処理後の入力画像データを誤差拡散処理手段に入力するが、この誤差拡散処理手段は、請求項1に記載のものとは異なり、次のように記録画像データを生成する。
すなわち、請求項3に記載の画像処理装置において、誤差拡散処理手段は、予め設定された誤差拡散法に則って、入力画像データを構成する各画素の階調情報に基づき、各画素をインクのドットにて記録媒体へ形成する際のインクの濃さを、濃・淡・零のいずれかに設定することにより、同一色で濃度の異なるインクを用いて入力画像データに対応した画像を記録媒体に形成するための記録画像データを生成する。
そして、この請求項3に記載の画像処理装置においては、閾値変更手段が、誤差拡散処理手段が各画素毎にインクの濃さを濃・淡いずれに設定するかを判定するのに使用する閾値の内、領域分離手段にて網点領域として分離された画像領域にて用いられる閾値を、領域分離手段にて文字領域として分離された画像領域にて用いられる閾値よりも大きい値に変更する。
従って、請求項3に記載の画像処理装置によれば、誤差拡散処理後の記録画像データにおいて、網点領域内の各画素には、濃・淡2種類のインクのドット内、濃いインクのドットよりも、淡いインクのドットが割り当てられ易くなり、しかも、淡いインクのドットが割り当てられる画素は、網点領域内にて一部に偏ることなく、分散して配置されることになる。よって、この請求項3に記載の画像処理装置にて生成された記録画像データを用いて記録媒体に画像を形成するようにすれば、請求項1に記載の装置にて生成された記録画像データを用いた場合と同様、形成画像上でモアレが発生するのを抑制できることになる。
また、この請求項3に記載の画像処理装置によれば、形成画像上でのモアレ発生の抑制効果を高めるために、従来のように領域分離手段による網点領域の検出精度や平滑化処理手段による平滑化処理の精度を高める必要が無く、単に、網点領域で誤差拡散処理を行う際の閾値を変更するだけでよいため、請求項1に記載の装置と同様、極めて簡単にしかも効率よくモアレの発生を抑制できる。
なお、請求項3に記載の画像処理装置において、入力画像データから記録画像データを生成する際の疑似階調処理を、誤差拡散法に則って行うようにしているのは、請求項1に記載の画像処理装置と同様の理由からである。つまり、当該請求項3に記載の発明では、誤差拡散法に則って疑似階調処理を行う誤差拡散処理手段を備えた画像処理装置において、その誤差拡散処理手段が網点領域内で各画素毎にインクの濃さを濃・淡いずれに設定するかを判定するのに使用する閾値を、文字領域内で各画素毎にインクの濃さを濃・淡いずれに設定するかを判定するのに使用する閾値よりも大きい値に変更することにより、網点領域内の画像が、淡いインクのドットを分散して配置することにより形成され、その形成画像でモアレが発生するのを抑制できるようにしているのである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のものと同様、単色画像用の画像処理装置であっても、多色画像用の画像処理装置であっても、適用できる。
そして、特に、入力画像データが、各画素毎に黒を含む複数の色に対する階調情報を有するカラー画像データであり、誤差拡散処理手段が、その複数の色の内、黒を除く特定の色に対して、その色のインクの濃さを濃・淡・零のいずれかに設定するよう構成された多色画像用の画像処理装置においては、黒の割合が大きい画像領域に、黒以外で色の濃いインクのドットが形成されて、そのドットが目立つようになる、といった問題が生じ易いことから、この種の画像処理装置においては、更に、請求項4に記載のように、請求項2と同様の黒領域検出手段を設け、閾値変更手段については、黒領域検出手段にて黒領域と検出され、且つ、領域分離手段にて網点領域として分離された画像領域で、誤差拡散処理手段が各画素毎に特定の色のドットのインクの濃さを濃・淡いずれに設定するかを判定するのに使用する閾値を、領域分離手段にて文字領域として分離された画像領域内で誤差拡散手段が各画素毎に特定の色のインクの濃さを濃・淡いずれに設定するかを判定するのに使用する閾値よりも大きい値に変更するように構成するとよい。
つまり、請求項4に記載のように、カラー画像データから記録画像データを生成する際に、黒領域となる網点領域に限って、濃いインクのドットが形成され難くすれば、黒領域内でその色のドットが目立つようになるとか、そのドットによってモアレが発生するようになる、といったことを防止し、形成画像の画質を向上することができる。
次に、請求項5〜請求項8に記載の発明は、上述した請求項1〜請求項4に記載の画像処理装置を夫々実現するのに好適な画像処理方法に関する。
すなわち、まず請求項5に記載の画像処理方法は、予め設定された誤差拡散法に則って、入力画像データを構成する各画素の階調情報に基づき、各画素を記録媒体へ形成する際のインクのドット径を少なくとも大・小・零のいずれかに設定することにより、同一色で径の異なるドットによって前記入力画像データに対応した画像を記録媒体に形成するための記録画像データを生成する画像処理方法であって、入力画像データにて構成される全画像領域を網点領域と文字領域とに分離し、網点領域として分離した画像領域内では、記録媒体に画像を形成した際にインクのドットが分散するよう、記録画像データへの変換前の入力画像データの内、網点領域内の入力画像データを平滑化処理し、しかも、網点領域として分離された画像領域では、記録画像データ生成時に各画素毎にドット径を大に設定するか否かを判定するのに使用する閾値を、文字領域として分離された画像領域内で各画素毎にドット径を大に設定するか否かを判定するのに使用する閾値よりも大きい値に変更することを特徴としている。従って、この請求項5に記載の画像処理方法を用いれば、請求項1に記載の画像処理装置を実現できることになり、上述した請求項1と同様の効果を得ることが可能となる。
次に、請求項6に記載の画像処理方法は、請求項5に記載の画像処理方法において、記録画像データの生成時には、入力画像データとして、各画素毎に、黒を含む複数の色に対する階調情報を有するカラー画像データを用い、各色の階調情報に基づき、各色のインクのドット径を設定すると共に、記録画像データの生成時に使用する閾値を、文字領域として分離された画像領域内で各画素毎にドット径を大に設定するか否かを判定するのに使用する閾値よりも大きい値に変更する際には、まず、入力画像データにおいて黒の画素が占める割合が大きい黒領域を検出し、その後、その検出動作によって黒領域と検出され、且つ、網点領域として分離された画像領域にて、各画素・各色毎にドット径を大に設定するか否かを判定するのに使用する閾値を、文字領域として分離された画像領域内で各画素・各色毎にドット径を大に設定するか否かを判定するのに使用する閾値よりも大きい値に変更することを特徴とする。従って、この請求項6に記載の画像処理方法を用いれば、請求項2に記載の画像処理装置を実現できることになり、上述した請求項2と同様の効果を得ることが可能となる。
また、請求項7に記載の画像処理方法は、予め設定された誤差拡散法に則って、入力画像データを構成する各画素の階調情報に基づき、各画素をインクのドットにて記録媒体へ形成する際のインクの濃さを、濃・淡・零のいずれかに設定することにより、同一色で濃度の異なるインクを用いて入力画像データに対応した画像を記録媒体に形成するための記録画像データを生成する画像処理方法であって、入力画像データにて構成される全画像領域を網点領域と文字領域とに分離し、網点領域として分離された画像領域内では、記録媒体に画像を形成した際に濃・淡2種類のドットが分散するよう、記録画像データへの変換前の入力画像データの内、網点領域内の入力画像データを平滑化処理し、しかも、網点領域として分離された画像領域では、記録画像データ生成時に各画素毎にインクの濃さを濃・淡いずれに設定するかを判定するのに使用する閾値を、文字領域として分離された画像領域内で各画素毎にインクの濃さを濃・淡いずれに設定するかを判定するのに使用する閾値よりも大きい値に変更することを特徴とする。従って、この請求項7に記載の画像処理方法を用いれば、請求項3に記載の画像処理装置を実現できることになり、上述した請求項3と同様の効果を得ることが可能となる。
また次に、請求項8に記載の画像処理方法は、請求項7に記載の画像処理方法において、記録画像データの生成時には、入力画像データとして、各画素毎に、黒を含む複数の色に対する階調情報を有するカラー画像データを用い、その複数の色の内、黒を除く特定の色に対して、当該色のインクの濃さを濃・淡・零のいずれかに設定すると共に、記録画像データの生成時に使用する閾値を、文字領域として分離された画像領域内で各画素毎にインクの濃さを濃・淡いずれに設定するかを判定するのに使用する閾値よりも大きい値に変更する際には、まず、入力画像データにおいて黒の画素が占める割合が大きい黒領域を検出し、その後、その検出動作によって黒領域と検出され、且つ、網点領域として分離された画像領域にて、各画素毎に特定の色のインクの濃さを濃・淡いずれに設定するかを判定するのに使用する閾値を、文字領域として分離された画像領域内で各画素毎に特定の色のインクの濃さを濃・淡いずれに設定するかを判定するのに使用する閾値よりも大きい値に変更することを特徴とする。従って、この請求項8に記載の画像処理方法を用いれば、請求項4に記載の画像処理装置を実現できることになり、上述した請求項4と同様の効果を得ることが可能となる。
以下に、本発明の実施の形態を図面と共に説明する。
図1は、本発明が適用された実施例の複合機1の外観を表す斜視図である。
本実施例の複合機1は、複写機(コピー機)、プリンタ、スキャナ、ファクシミリ装置としての機能を有するものであり、図1に示すように、装置筐体としての下側本体2aに対して上側本体2bを開閉可能に取り付けてなるクラムシェル(clam shell)型の開閉構造を備えており、更に、上側本体2bには原稿から画像を読み取るためのスキャナ部3を、下側本体2aには記録用紙(記録媒体に相当)に画像を形成するためのプリンタ部4(図2参照)を、それぞれ備えている。
また、下側本体2aの正面側には、複合機1の動作状態等を表示するためのLCD5aと操作入力用の各種キーからなるキーボード5bとが一体的に組み付けられた操作パネル5が設けられており、更に、その操作パネル5の下方には、プリンタ部4にて画像が形成された記録用紙を排出するための排紙トレイ6が設けられている。
ここで、上側本体2bに設けられたスキャナ部3は、フラットベッド機構(FB)及び自動給紙機構(ADF)の双方を備えるタイプのスキャナであり、このスキャナ部3自体も、原稿台としてのフラットベッド部3aに対して原稿台カバーとしてのカバー部3bを開閉可能に取り付けてなるクラムシェル型の開閉構造を備えている。
そして、そのカバー部3bには、原稿を自動給紙する際に使用される原稿供給トレイ7や、原稿排出トレイ8が設けられている。また、フラットベッド部3aの上面には、原稿を載置するためのプラテンガラス(図示せず)が設けられ、その下方内部にはイメージセンサ9a(図3参照)が備えられている。
このスキャナ部3は、原稿供給トレイ7に保持された原稿を所定の位置にて静止状態にあるイメージセンサ9aの正面へ一枚ずつ搬送して原稿画像を読み取った後、原稿排出トレイ8へ排紙したり、イメージセンサ9aをフラットベッド部3aのプラテンガラスに沿って移動させてそのプラテンガラスに載置された静止原稿の画像を読み取ったりする周知のものであり、原稿若しくはイメージセンサaをこのように移動させるためのセンサ・原稿搬送機構9b(図3参照)を備えている。
一方、プリンタ部4は、図2(A)に示すような記録ヘッド10を備えている。この記録ヘッド10は、インクカートリッジ11を着脱自在に構成され、インクカートリッジ11に収容保持されたインクをノズルプレート12を介して記録用紙上に吐出させるアクチュエータ13を備えている。
なお、アクチュエータ13は、圧電素子からなり、外部から印加される駆動電圧に応じて伸張してノズルプレート12付近のインクを加圧することにより、ノズルプレート12からインクを吐出させる周知のものであるが、本実施例では、その駆動電圧波形を切り換えることにより、インクの吐出量を大・小2段階に変化させて、記録用紙に径の異なる2種類のドットを選択的に形成できるようにされている。
また、記録ヘッド10は、図2(B)に示すように、マゼンタ(M),イエロー(Y),シアン(C),ブラック(K)の4色に対応して4個備えられており(図2(B)に示す10m,10y,10c,10k参照)、これら各色の記録ヘッド10には、それぞれ、各記録ヘッド10に対応した色(M,Y,C,K)のインクが収納されたインクカートリッジ11m,11y,11c,11kが装着されている。
また、これら各記録ヘッド10は、ガイド14に沿って記録用紙の搬送方向と直交する方向に移動可能なキャリッジ15に搭載されている。そして、このキャリッジ15の移動方向一端側には、ノズルプレート12に設けられたノズルに対して吸引動作を行う吸引キャップ16や、ノズルプレート12を払拭するワイパ17等のメンテナンス用部材が設けられ、更に、その近傍に、各記録ヘッド10がフラッシングを行うためのフラッシング領域が設定されている。
また、プリンタ部4は、各色の記録ヘッド10やキャリッジ15の他、図示しない用紙カセットに積層状態で収納された複数の記録用紙の中から記録用紙を1枚ずつ取り出し、各記録ヘッド10がキャリッジ15を介して搬送される画像形成位置へと供給する給紙ローラ、この画像形成位置にて画像形成された記録用紙を排紙トレイ6まで搬送する搬送ローラ、これら各ローラを駆動するための用紙搬送用モータ、及び、キャリッジ15をガイド14に沿って双方向に移動させるためのキャリッジモータ等からなる搬送機構(図3に示すヘッド・用紙搬送機構18)も備えている。
そして、この複合機1において、記録用紙へ画像を形成する際には、ヘッド・用紙搬送機構18を介して記録用紙及びキャリッジ15(延いては各色の記録ヘッド10)を移動させつつ、各色の記録ヘッド10からインクを吐出させることにより、記録用紙上に画像を形成する。
図1に戻って、下側本体2aの上端面(正確にはその一部としての操作パネル5の上端面)には、長方形の貫通孔5cが穿設され、上側本体2bの一部を構成するフラットベッド部3aの下端面には、その貫通孔5cにクリック係合する突起部20が突設されている。この突起部20と貫通孔5cとの係合によってフラットベッド部3aは下側本体2aに閉じた状態に保持される。このため、カバー部3bのみを開けフラットベッド機構(FB)によって原稿画像を読み取らせる作業も容易となる。すなわち、フラットベッド部3a及びカバー部3bは平面視が略合同の長方形に構成され、同じ側の一端部(長辺)を回動の中心として開閉可能に構成されているが、上記係合によって上側のカバー部3bのみを開放するのが容易となるのである。
次に、図3は、本実施例の複合機1の制御系の構成を表すブロック図である。
図3に示すように、この制御系は、CPU21、ROM22、RAM23、及び、これらを接続するバス24からなるマイクロコンピュータを中心に構成されている。また、バス24には、スキャナ駆動回路27、プリンタ駆動回路28、及び、パネルインターフェイス(パネルI/F)29を介して、上述したスキャナ部3、プリンタ部4、及び、操作パネル5を夫々駆動制御すると共に、これら各部から各種データを取り込み、そのデータを高速に処理するためのASIC(Application Specific Integrated Circuit)25が接続されている。
なお、スキャナ駆動回路27は、ASIC25からの指令に従いスキャナ部3のイメージセンサ9aを駆動し、その駆動に伴いイメージセンサ9aが読み取った原稿の画像データをASIC25に入力したり、ASIC25からの指令に従いスキャナ部3のセンサ・原稿搬送機構9bを駆動してイメージセンサ9a若しくは原稿を搬送させるためのものであり、プリンタ駆動回路28は、ASIC25からの指令に従いプリンタ部4の記録ヘッド10及びヘッド・用紙搬送機構18を駆動して、記録用紙に画像を形成させると共に、その駆動時にこれら各部の状態(位置等)をASIC25にフィードバックするためのものであり、パネルI/F29は、操作パネル5のキーボード5bを介して入力される使用者からの指令をASIC25に入力したり、ASIC25からの表示指令に従い操作パネル5のLCD5aに各種メッセージを表示するためのものである。
また、ASIC25には、パラレルケーブルを介して通信を行うためのパラレルインタフェース(パラレルI/F)31、USBケーブルを介して通信を行うためのUSBインタフェース(USBI/F)32、電話回線等の公衆通信網を介して通信を行うためのNCU(Network Control Unit)33等も接続されている。なお、NCU33は、モデム(MODEM)34を介してバス24にも接続されている。
このように構成された本実施例の複合機1においては、CPU21及びASIC25の動作によって、複写機、プリンタ、スキャナ、ファクシミリ装置としての機能が実現される。
例えば、複写機としての機能は、操作パネル5のキーボード5bを介して使用者がコピー指令を入力した際に、ASIC25が、その指令に従い、スキャナ駆動回路27を介してスキャナ部3を駆動制御することにより、原稿供給トレイ7若しくはフラットベッド部3aに載置された原稿から画像を読み取り、その読み取った画像データを、プリンタ部4にて画像形成するのに必要な記録画像データに変換し、その変換後の記録画像データに従いプリンタ駆動回路28を介してプリンタ部4を駆動制御して、記録用紙に原稿から読み取った画像を形成させる、といった一連の動作を実行することにより実現される。なお、この場合、CPU21は、操作パネル5のキーボード5bを介して使用者により予め設定されている複写条件(原稿の拡大・縮小、コピー枚数等)に従い、ASIC25を動作させる。
また、例えば、プリンタとしての機能は、パラレルケーブル若しくはUSBケーブルを介して接続された外部の情報処理装置(パーソナルコンピュータ等)から印刷用のプリントデータが送信され、そのプリントデータを、パラレルI/F31若しくはUSBI/F32を介してASIC25が受信した際に、そのプリントデータに付与された印刷条件等をCPU21が識別して、CPU21がその印刷条件でプリントデータに対応した画像を形成するように、ASIC25を動作させることにより実現される。なお、この場合、ASIC25は、外部の情報処理装置から送信されてきたプリントデータを、プリンタ部4にて画像形成するのに必要な記録画像データに変換し、その変換後の記録画像データに従いプリンタ駆動回路28を介してプリンタ部4を駆動制御することにより、記録用紙に画像を形成させる。
そして、このように、プリンタ部4を駆動制御して記録用紙に画像形成するに当たって、ASIC25は、画像形成すべき入力画像データ(原稿から読み取った画像データ、外部の情報処理装置から送信されてきたプリントデータ、NCU33にて受信されたファクシミリデータ等)を、プリンタ部4にて記録用紙に画像を形成するのに必要な記録画像データに変換することから、ASIC25には、このための画像処理回路50が組み込まれている。
以下、この画像処理回路50の構成及び動作について説明する。
まず、図4は、画像処理回路50の構成を表すブロック図である。
図4に示すように、画像処理回路50は、入力画像データから網点領域を検出することにより、入力画像データが表す全画像を網点領域とそれ以外の領域(文字領域)とに分離する網点検出回路52と、入力画像データの内、網点検出回路52にて網点領域と識別された領域の入力画像データに対しては平滑化処理を行い、文字領域と識別された領域の入力画像データに対してはエッジ強調処理を行う平滑・強調回路54と、平滑・強調回路54にて画像処理された入力画像データを、元の表色系(例えば、RGB表色系、YIQ表色系)から、上述した4色の記録ヘッド10を用いて画像形成可能なCMYK表色系の画像データへと色変換する色変換回路56と、この色変換回路56にて色変換された画像データをCPU21からの指令に対応した倍率で拡大又は縮小し、プリンタ部4にて記録用紙に形成可能な画像データを切り出す拡大・縮小回路58と、この拡大・縮小回路58にて切り出された記録用紙1枚分の画像データを周知の誤差拡散法に則って3値化することにより、その画像データを構成する各画素毎に各色のドット径を大、小、零の何れにするかを表す記録画像データを生成する誤差拡散回路60とを備え、この誤差拡散回路60にて生成された記録画像データを、ASIC25内のプリンタ制御回路70に出力するよう構成されている。
また、誤差拡散回路60には、網点検出回路52にて網点領域と識別された領域の画像データを記録画像データに変換する際に用いる大ドット判定用閾値を、他の領域(つまり文字領域)の画像データを記録画像データに変換する際に用いる閾値(以下、単に初期値という)よりも大きい値に変更する閾値設定回路62が設けられている。
つまり、誤差拡散回路60は、拡大・縮小回路58から入力された画像データの各画素毎に、各色(C,M,Y,K)の階調情報を大小2種類の閾値を用いて夫々3値化することにより、当該画素において、各色毎に、ドットを形成するか否か(ドット径を零にするか否か)、ドットを形成する場合にはそのドット径を大・小の何れにするか、を表す記録画像データを生成することから、閾値設定回路62は、誤差拡散回路60が画像データの各画素・各色毎に径の大きい大ドットを形成するか否かを判定するのに用いる閾値を、初期値よりも大きい値に変更することにより、誤差拡散回路60の動作によって、記録画像データの網点領域内に、径の大きな大ドットが設定されるのを抑制するのである。
具体的には、本実施例では、網点検出回路52が、図5に示すように、入力画像データから網点領域を検出して画像を網点領域と文字領域とに分離する周知の網点検出処理(S100:Sはステップを表す)を実行した後、この処理にて網点領域と判定された領域内の各画素に対して、夫々、閾値変更フラグをセットして付与し(S110)、網点領域外(つまり文字領域内)の各画素に対しては、夫々、閾値変更フラグをリセットして付与する(S120)、ように構成されており、誤差拡散回路60には、このように網点検出回路52にて入力画像データの各画素毎に付与された閾値変更フラグが、網点領域の検出結果を表すパラメータとして、平滑・強調回路54,色変換回路56、拡大・縮小回路58を介して入力される。
そこで、誤差拡散回路60では、図6に示すように、拡大・縮小回路58から入力される画像データを誤差拡散法に則って各画素毎に処理するに当たって、まず、対象画素に対して付与されている閾値変更フラグを読み込み(S200)、その読み込んだ閾値変更フラグがセットされているか否かを判定し(S210)、閾値変更フラグがセットされていれば、大ドット判定用閾値として、その閾値の初期値に補正値を加えた値に設定し(S220)、逆に、閾値変更フラグがリセットされていれば、大ドット判定用閾値として初期値をそのまま設定する(S230)、といった手順で、閾値設定回路62としての処理を実行し、その後、対象画素の各色(C,M,Y,K)毎に、階調情報とドット形成判定用及び大ドット判定用の2種類の閾値とを順次比較することにより、画像形成時に対象画素に対して各色(C,M,Y,K)のドットを形成するか、ドットを形成する場合にはその径を大・小の何れにするかを表す画素情報を生成し、更に、その生成後の画素情報から対象画素で生じる色再現誤差を求めて、画素情報を未設定の周囲の画素の階調情報に反映させる、といった手順で対象画素に対する誤差拡散処理(S240)を実行するようにされている。
従って、本実施例の複合機1によれば、平滑・強調回路54にて実行される網点領域内の入力画像データに対する平滑化処理だけでは、プリンタ部4を介して記録用紙に形成された形成画像上で生じるモアレを充分抑制できないような場合であっても、誤差拡散回路60内の閾値設定回路62の動作によって、網点領域内では各画素に径の大きなドットが設定され難く(換言すれば、各画素に径の小さな分散して設定され易く)することにより、モアレの発生を抑制できることになる。
例えば、図7(a)は、本実施例の閾値設定回路62を備えていない従来装置における網点領域のドット形成状態を表し、図7(b)は、本実施例における網点領域のドット形成状態を表しているが、この図から明らかな如く、従来装置において、網点領域内の画素に対してK、M、Cの大ドットが割り当てられるような入力画像データを、本実施例の複合機1に入力した際には、従来と同じ網点領域内でK、M、Cの大ドットが割り当てられる画素を無くし、その代わりに、K、M、Cの小ドットが割り当てられる画素の数を増加させて、そのドットをより多くの画素に分散させることができ、延いては、形成画像上でモアレが発生するのを抑制できるようになるのである。
また、本実施例の複合機1によれば、形成画像上でのモアレ発生の抑制効果を高めるために、網点検出回路52や平滑・強調回路54を改良する必要がなく、単に、網点検出回路52の検出結果に基づき誤差拡散回路60内で大ドットの形成判定に用いられる閾値を変更する閾値設定回路62を設けるだけでよいため、極めて簡単に(換言すれば低コストで)しかも効率よくモアレの発生を抑制できるようになる。
なお、図7において、点線で記述した丸は記録画像データを構成する各画素の位置を表し、黒丸は、その画素に形成されたブラックKのドットを表し、M又はCを付与した丸は、その画素に形成されたM、Cのドットを表す。
また、図5及び図6は、網点検出回路52の動作及び閾値設定回路62を含む誤差拡散回路60の動作(画像データの処理手順)を表すフローチャートであるが、これら各回路52,60,62は、ASIC25を構成する一回路であるため、実際には、図5及び図6に示す手順で動作するように構成されたロジック回路からなることは言うまでもない。
そして、本実施例においては、画像処理回路50が本発明の画像処理装置に相当し、画像処理回路50を構成する網点検出回路52が本発明の領域分離手段に相当し、同じく平滑・強調回路54が本発明の平滑化処理手段に相当し、同じく誤差拡散回路60が本発明の誤差拡散処理手段に相当し、同じく閾値設定回路62が本発明の閾値変更手段に相当する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にて種々の態様を採ることができる。
例えば、上記実施例では、画像処理回路50内の網点検出回路52は、入力画像データから網点領域を検出することにより、入力画像データが表す全画像を網点領域とそれ以外の領域(文字領域)とに分離するものとして説明したが、図8に示す如く、網点検出回路52が、入力画像データから文字領域を検出して画像を文字領域とそれ以外の領域(網点領域)とに分離する文字領域検出処理(S100′)を実行するように構成されている場合には、この文字領域検出処理にて文字領域と判定された領域内の各画素に対して、夫々、閾値変更フラグをリセットして付与し(S110′)、文字領域外(つまり網点領域内)の各画素に対して、夫々、閾値変更フラグをセットして付与する(S120′)、ように構成すればよい。
また、上記実施例では、C,M,Y,Kの4色のインクを用い、そのインクのドット径を大・小の2段階(零を入れると3段階)に変化させることによって、カラー画像を形成する画像形成装置(プリンタ部4)を備えた複合機1について説明したが、本発明は、インクのドット径を大・中・小の3段階(零を入れると4段階)、若しくは、それ以上に分けて画像を形成するように構成された画像形成装置であっても、或いは、マゼンタ(M)及びシアン(C)のインクとして濃・淡(ダーク(D)・ライト(L))2種類のインクを利用することにより、合計6色(DC,LC,DM,LM,Y,K)のインクを用いて画像を形成する画像形成装置であっても、適用できる。
つまり、例えば、上記実施例において、誤差拡散回路60が、各画素毎にインクのドット径を大・中・小・零の何れかに設定するように構成されているような場合には、誤差拡散回路60にてインクのドット径を大・中の何れにするかを判定するのに用いられる大ドット判定用閾値、若しくは、誤差拡散回路60にてインクのドット系を大・中若しくは中・小の何れにするかを判定するのに用いられる大ドット判定用閾値及び中ドット判定用閾値の内、網点領域において使用される閾値のみを、閾値設定回路62にて、初期値よりも大きい値に設定するようにすれば、上記実施例と同様の効果を得ることができる。
また、例えば、上記実施例において、誤差拡散回路60が、各画素毎にC,M,Y,Kのインクのドットを形成するか否かを設定するに当たって、形成するドットの大きさ(径)ではなく、シアン(C),マゼンタ(M)のドットに対して、インクの濃さをダーク(D)・ライト(L)の何れ(LC・DC,LM・DM)にするかを設定するように構成されているような場合には、閾値設定回路62を含む誤差拡散回路60が、図9に示すように動作するよう構成すればよい。
すなわち、誤差拡散回路60においては、まず、対象画素に対して付与されている閾値変更フラグを読み込み(S300)、その読み込んだ閾値変更フラグがセットされているか否かを判定し(S310)、閾値変更フラグがセットされていれば、シアン(C),マゼンタ(M)のインクをダークインク(DC,DM)にするかライトインク(LC,LM)にするかを判定するのに使用されるダーク判定用閾値を、その閾値の初期値に補正値を加えた値に設定し(S320)、逆に、閾値変更フラグがリセットされていれば、ダーク判定用閾値として初期値をそのまま設定する(S330)、といった手順で、閾値設定回路62としての処理を実行し、その後、対象画素の各色(C,M,Y,K)毎に、ドットを形成するか否か、C,Mのドットを形成する場合にはドット形成に使用するインクの濃さをダーク・ライトの何れにするかを表す画素情報を生成し、更に、その生成後の画素情報から対象画素で生じる色再現誤差を求めて、画素情報を未設定の周囲の画素の階調情報に反映させる、といった手順で対象画素に対する誤差拡散処理(S340)を実行するようにすればよい。
そして、このようにすれば、網点領域においてシアン(C)若しくはマゼンタ(M)のドットを形成する際のインクとして、濃い色のダークインク(DC,DM)よりも、淡い色のライトインク(LC、LM)が選択され易くなり、しかも、誤差拡散法によって、網点領域内では、そのライトインク(LC、LM)のドットの数が増えて分散されることになるため、上記実施例と同様、形成画像上でモアレが発生するのを抑制できるようになる。
ところで、上記実施例や図9に示した変形例では、記録用紙に形成すべき全画像領域の内、網点検出回路52にて網点領域として識別された画像領域においては、全て、大ドット判定用閾値(若しくはダーク判定用閾値)を初期値よりも大きい値に変更して、径の大きなドット(若しくはダークインクによるドット)が形成されるのを抑制するようにしているが、入力画像データ(換言すればカラー画像データ)の内容によっては、ドットの大きさ(若しくはインクの濃さ)を不必要に制限してしまい、形成画像の画質を却って悪化させてしまうことも考えられる。
一方、上記実施例や変形例のように、C,M,Y,Kの4色若しくは濃・淡を含めた6色のインクを使ってカラー画像を形成した場合、特に問題となるのは、主として黒(K)のインクで画像が形成される黒領域に、黒以外の色のドットが単独で形成されて、その色のドットが目立つようになったときである。
そこで、上記実施例や変形例では、網点検出回路52にて網点領域として識別された画像領域の内、黒の画素が占める割合が大きい黒領域に限って、大ドット判定用閾値若しくはダーク判定用閾値を初期値よりも大きい値に変更し、径の大きなドット若しくはダークインクによるドットが形成されるのを抑制するようにしてもよい。
そして、このためには、例えば、図10に示すように、画像処理回路50の色変換回路56と拡大・縮小回路58との間に、黒領域検出手段としての黒領域検出回路64を設け、この黒領域検出回路64においては、色変換後の画像データを用いて黒(K)の画素の占める割合が大きい黒領域を検出し、網点検出回路52で検出された網点領域の内、黒領域の網点領域では閾値変更フラグがセットされ、黒領域以外の領域ではたとえ網点領域であっても閾値変更フラグがリセットされるように、網点検出回路52から出力された閾値変更フラグを更新して、拡大・縮小回路58(延いては、閾値設定回路62)に出力するようにするとよい。
なお、黒領域検出回路64は、例えば、図11に示すように、色変換回路56から出力される画像データの各画素毎に、対象画素を含む所定領域内の複数の画素の黒(K)の階調情報から、その領域内の黒(K)の平均濃度を算出し(S200)、その算出した平均濃度が予め設定された黒領域判定値Krefよりも小さいか否かを判定することにより、対象画素は黒領域外にあるか否かを判定し(S210)、平均濃度が黒領域判定値Krefよりも小さく、対象画素が黒領域外にあると判定されると、対象画素に対する閾値変更フラグを、網点検出回路52による設定結果に関わらず、強制的にリセットする(S220)、ように構成すればよい。
但し、黒領域(換言すれば無彩色領域)の検出方法としては、従来より種々の方法が知られている(例えば、特開2000−125139号公報、特開2003−259135号公報等参照)ことから、網点領域の検出の場合と同様、従来より周知の方法を利用できる。
そして、このように、黒の網点領域に限って大ドット判定用閾値若しくはダーク判定用閾値を初期値よりも大きい値に変更するようにすれば、ドットの大きさ若しくはインクの濃さを不必要に制限してしまうのを防止することができる。
また次に、上記実施例では、複写機、プリンタ、スキャナ、及びファクシミリ装置としての機能を有する複合機1に本発明を適用した場合について説明したが、本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等、上述のプリンタ部4を備えた画像形成装置であっても、或いは、この種の画像形成装置に画像形成用の記録画像データを出力するパーソナルコンピュータ等の情報処理装置であっても、上記実施例と同様に適用して、同様の効果を得ることができる。
本発明が適用された実施例の複合機の外観を表す斜視図である。 実施例の複合機のプリンタ部の構成を表す説明図である。 実施例の複合機の制御系の構成を表すブロック図である。 実施例の複合機のASICに組み込まれた画像処理回路の構成を表すブロック図である。 図4に示す網点検出回路の動作を表すフローチャートである。 図4に示す誤差拡散回路の動作を表すフローチャートである。 実施例の複合機における網点領域でのドットの形成状態を従来装置と比較して表す説明図である。 図4に示す網点検出回路の動作の変形例を表すフローチャートである。 図4に示す誤差拡散回路の動作の変形例を表すフローチャートである。 画像処理回路の他の構成例を表すブロック図である。 図10に示す黒領域検出回路の動作を表すフローチャートである。
符号の説明
1…複合機、3…スキャナ部、4…プリンタ部、5…操作パネル、5a…LCD、5b…キーボード、9a…イメージセンサ、9b…センサ・原稿搬送機構、10…記録ヘッド、18…ヘッド・用紙搬送機構、21…CPU、22…ROM、23…RAM、24…バス、25…ASIC、27…スキャナ駆動回路、28…プリンタ駆動回路、29…パネルI/F、31…パラレルI/F、32…USBI/F、33…NCU、34…モデム、50…画像処理回路、52…網点検出回路、54…平滑・強調回路、56…色変換回路、58…拡大・縮小回路、60…誤差拡散回路、62…閾値設定回路、64…黒領域検出回路、70…プリンタ制御回路。

Claims (8)

  1. 予め設定された誤差拡散法に則って、入力画像データを構成する各画素の階調情報に基づき、各画素を記録媒体へ形成する際のインクのドット径を少なくとも大・小・零のいずれかに設定することにより、同一色で径の異なるドットによって前記入力画像データに対応した画像を記録媒体に形成するための記録画像データを生成する誤差拡散処理手段と、
    前記入力画像データにて構成される全画像領域を網点領域と文字領域とに分離する領域分離手段と、
    該領域分離手段にて前記網点領域として分離された画像領域内では、前記記録媒体に画像を形成した際に前記インクのドットが分散するよう、前記誤差拡散処理手段に入力される入力画像データの内、前記網点領域内の入力画像データを平滑化処理する平滑化処理手段と、
    を備えた画像処理装置において、
    前記領域分離手段にて前記網点領域として分離された画像領域では、前記誤差拡散処理手段が前記各画素毎にドット径を大に設定するか否かを判定するのに使用する閾値を、前記領域分離手段にて前記文字領域として分離された画像領域内で前記誤差拡散処理手段が前記各画素毎にドット径を大に設定するか否かを判定するのに使用する閾値よりも大きい値に変更する閾値変更手段、
    を設けたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記入力画像データは、各画素毎に、黒を含む複数の色に対する階調情報を有するカラー画像データであり、前記誤差拡散処理手段は、各色の階調情報に基づき、各色のインクのドット径を設定するよう構成されると共に、
    更に、前記入力画像データにおいて黒の画素が占める割合が大きい黒領域を検出する黒領域検出手段を備え、
    前記閾値変更手段は、前記黒領域検出手段にて黒領域と検出され、且つ、前記領域分離手段にて前記網点領域として分離された画像領域で、前記誤差拡散処理手段が前記各画素・各色毎にドット径を大に設定するか否かを判定するのに使用する閾値を、前記領域分離手段にて前記文字領域として分離された画像領域内で前記誤差拡散処理手段が前記各画素・各色毎にドット径を大に設定するか否かを判定するのに使用する閾値よりも大きい値に変更することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 予め設定された誤差拡散法に則って、入力画像データを構成する各画素の階調情報に基づき、各画素をインクのドットにて記録媒体へ形成する際のインクの濃さを、濃・淡・零のいずれかに設定することにより、同一色で濃度の異なるインクを用いて前記入力画像データに対応した画像を記録媒体に形成するための記録画像データを生成する誤差拡散処理手段と、
    前記入力画像データにて構成される全画像領域を網点領域と文字領域とに分離する領域分離手段と、
    該領域分離手段にて前記網点領域として分離された画像領域内では、前記記録媒体に画像を形成した際に前記濃・淡2種類のドットが分散するよう、前記誤差拡散処理手段に入力される入力画像データの内、前記網点領域内の入力画像データを平滑化処理する平滑化処理手段と、
    を備えた画像処理装置において、
    前記領域分離手段にて前記網点領域として分離された画像領域では、前記誤差拡散処理手段が前記各画素毎にインクの濃さを濃・淡いずれに設定するかを判定するのに使用する閾値を、前記領域分離手段にて前記文字領域として分離された画像領域内で前記誤差拡散手段が前記各画素毎にインクの濃さを濃・淡いずれに設定するかを判定するのに使用する閾値よりも大きい値に変更する閾値変更手段、
    を設けたことを特徴とする画像処理装置。
  4. 前記入力画像データは、各画素毎に、黒を含む複数の色に対する階調情報を有するカラー画像データであり、前記誤差拡散処理手段は、該複数の色の内、黒を除く特定の色に対して、当該色のインクの濃さを濃・淡・零のいずれかに設定するよう構成されると共に、
    更に、前記入力画像データにおいて黒の画素が占める割合が大きい黒領域を検出する黒領域検出手段を備え、
    前記閾値変更手段は、前記黒領域検出手段にて黒領域と検出され、且つ、前記領域分離手段にて前記網点領域として分離された画像領域で、前記誤差拡散処理手段が前記各画素毎に前記特定の色のインクの濃さを濃・淡いずれに設定するかを判定するのに使用する閾値を、前記領域分離手段にて前記文字領域として分離された画像領域内で前記誤差拡散手段が前記各画素毎に前記特定の色のインクの濃さを濃・淡いずれに設定するかを判定するのに使用する閾値よりも大きい値に変更することを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  5. 予め設定された誤差拡散法に則って、入力画像データを構成する各画素の階調情報に基づき、各画素を記録媒体へ形成する際のインクのドット径を少なくとも大・小・零のいずれかに設定することにより、同一色で径の異なるドットによって前記入力画像データに対応した画像を記録媒体に形成するための記録画像データを生成する画像処理方法であって、
    前記入力画像データにて構成される全画像領域を網点領域と文字領域とに分離し、
    前記網点領域として分離した画像領域内では、前記記録媒体に画像を形成した際に前記インクのドットが分散するよう、前記記録画像データへの変換前の入力画像データの内、前記網点領域内の入力画像データを平滑化処理し、
    しかも、前記網点領域として分離された画像領域では、前記記録画像データ生成時に前記各画素毎にドット径を大に設定するか否かを判定するのに使用する閾値を、前記文字領域として分離された画像領域内で前記各画素毎にドット径を大に設定するか否かを判定するのに使用する閾値よりも大きい値に変更することを特徴とする画像処理方法。
  6. 前記記録画像データの生成時には、前記入力画像データとして、各画素毎に、黒を含む複数の色に対する階調情報を有するカラー画像データを用い、各色の階調情報に基づき、各色のインクのドット径を設定すると共に、
    前記記録画像データの生成時に使用する閾値を、前記文字領域として分離された画像領域内で前記各画素毎にドット径を大に設定するか否かを判定するのに使用する閾値よりも大きい値に変更する際には、まず、前記入力画像データにおいて黒の画素が占める割合が大きい黒領域を検出し、その後、該検出動作によって黒領域と検出され、且つ、前記網点領域として分離された画像領域にて、前記各画素・各色毎にドット径を大に設定するか否かを判定するのに使用する閾値を、前記文字領域として分離された画像領域内で前記各画素・各色毎にドット径を大に設定するか否かを判定するのに使用する閾値よりも大きい値に変更することを特徴とする請求項5記載の画像処理方法。
  7. 予め設定された誤差拡散法に則って、入力画像データを構成する各画素の階調情報に基づき、各画素をインクのドットにて記録媒体へ形成する際のインクの濃さを、濃・淡・零のいずれかに設定することにより、同一色で濃度の異なるインクを用いて前記入力画像データに対応した画像を記録媒体に形成するための記録画像データを生成する画像処理方法であって、
    前記入力画像データにて構成される全画像領域を網点領域と文字領域とに分離し、
    前記網点領域として分離された画像領域内では、前記記録媒体に画像を形成した際に前記濃・淡2種類のドットが分散するよう、前記記録画像データへの変換前の入力画像データの内、前記網点領域内の入力画像データを平滑化処理し、
    しかも、前記網点領域として分離された画像領域では、前記記録画像データ生成時に前記各画素毎にインクの濃さを濃・淡いずれに設定するかを判定するのに使用する閾値を、前記文字領域として分離された画像領域内で前記各画素毎にインクの濃さを濃・淡いずれに設定するかを判定するのに使用する閾値よりも大きい値に変更することを特徴とする画像処理方法。
  8. 前記記録画像データの生成時には、前記入力画像データとして、各画素毎に、黒を含む複数の色に対する階調情報を有するカラー画像データを用い、該複数の色の内、黒を除く特定の色に対して、当該色のインクの濃さを濃・淡・零のいずれかに設定すると共に、
    前記記録画像データの生成時に使用する閾値を、前記文字領域として分離された画像領域内で前記各画素毎にインクの濃さを濃・淡いずれに設定するかを判定するのに使用する閾値よりも大きい値に変更する際には、まず、前記入力画像データにおいて黒の画素が占める割合が大きい黒領域を検出し、その後、該検出動作によって黒領域と検出され、且つ、前記網点領域として分離された画像領域にて、前記各画素毎に前記特定の色のインクの濃さを濃・淡いずれに設定するかを判定するのに使用する閾値を、前記文字領域として分離された画像領域内で前記各画素毎に前記特定の色のインクの濃さを濃・淡いずれに設定するかを判定するのに使用する閾値よりも大きい値に変更することを特徴とする請求項7記載の画像処理方法。
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