JP2005255358A - 用紙分別装置および画像処理装置 - Google Patents
用紙分別装置および画像処理装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005255358A JP2005255358A JP2004070598A JP2004070598A JP2005255358A JP 2005255358 A JP2005255358 A JP 2005255358A JP 2004070598 A JP2004070598 A JP 2004070598A JP 2004070598 A JP2004070598 A JP 2004070598A JP 2005255358 A JP2005255358 A JP 2005255358A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- tag
- unit
- sorting
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
Abstract
【課題】ICタグの有無やICタグから読み取った情報に基づいて用紙を分別することのできる画像処理装置を提供する。
【解決手段】自動原稿送り装置20またはプリンタ部40の搬送部70の途中にICタグ検出用のアンテナ29、63を設置し、その前を通過する用紙に付いているICタグの情報を読み取る。また、読み取りの可否によりICタグ付きの用紙か否かを判別する。ICタグから読み取った情報あるいはICタグの有無に基づいて用紙を分別排紙する。画像形成系の搬送路を利用する場合は、第1排出トレイ81と第2排出トレイ82とに分別排紙し、自動原稿送り装置20の搬送系を利用する場合は、排紙トレイ27と第2排紙トレイ28とに分別排紙する。
【選択図】図1
【解決手段】自動原稿送り装置20またはプリンタ部40の搬送部70の途中にICタグ検出用のアンテナ29、63を設置し、その前を通過する用紙に付いているICタグの情報を読み取る。また、読み取りの可否によりICタグ付きの用紙か否かを判別する。ICタグから読み取った情報あるいはICタグの有無に基づいて用紙を分別排紙する。画像形成系の搬送路を利用する場合は、第1排出トレイ81と第2排出トレイ82とに分別排紙し、自動原稿送り装置20の搬送系を利用する場合は、排紙トレイ27と第2排紙トレイ28とに分別排紙する。
【選択図】図1
Description
本発明は、プリンタや複写機で使用された記録紙や原稿を、再生紙の原料として再利用するために分別する用紙分別装置およびその機能を備えた複写機などの画像処理装置に関する。
近年、オフィスにおける紙資源のリサイクル利用を図る目的で種々の提案がなされている。たとえば、プリンタや複写機で印刷された用紙のうち裏面を再利用可能なものを選別する技術や、複写機の原稿読取部で古紙の画像を読み取り、再生紙の原料として質の良し悪しを印刷面積の割合に基づいて判別し、古紙を複数のランク分別する技術がある(たとえば、特許文献1参照)。
ところで、従来から無線でデータのやり取りができるICタグ(無線ICタグ)が電子荷札として利用されている。ICタグは、メモリとリーダライタと送受信器とアンテナとを集積したICチップである。読取装置にICタグを近づけると、読取装置からの電波(電磁波)によってICタグの内部で起電力が発生して回路が動作し、メモリ内のデータを読取装置へ送信するようになっている。
ICタグは、小型化・低価格化が進み、その用途が急速に拡大しつつあり、複写機やプリンタ等で利用する記録紙の1枚1枚あるいは原稿の1枚1枚にICタグが組み込まれる動きがある。たとえば、各記録紙に埋め込んだICタグは、印刷内容の改竄や偽造の防止、印刷モードの制限などに利用される。
ICタグの埋め込まれた用紙を、ICタグを取らずにそのまま再生紙の資源としてリサイクルすると、元の用紙に付いていたICタグやその破片が再生紙に混入してしまい、好ましくない。たとえば、元の用紙に付いていたICタグが正常に動作する状態のままで再生紙に混入すると、誤った情報を持った再生紙ができてしまう。
このような問題を回避するためには、ICタグ付きの用紙とICタグなしの用紙とを分別回収しなければならない。しかしながら、ICタグは、極めて微細な大きさに進化しており、用紙のどの位置に組み込まれるかも一律に定まっていない。このため、ICタグの有無を目視で確認して用紙を分別することは到底できない。
一方、ICタグの有無を検知して用紙を自動分別する専用の分別装置を設けると、導入コストがかさむとともに新たな設置スペースを確保しなければならなかった。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、ICタグの有無やICタグから読み取った情報に基づいて用紙を分別することのできる用紙分別装置およびその機能を備えた画像処理装置を提供することを目的としている。
請求項1に係わる発明は、給紙部(21、22、60)と、
用紙を複数の排紙箇所に分別して排紙可能な排紙部(25、27、28、80)と、
前記給紙部(21、22、60)から前記排紙部(25、27、28、80)へ用紙を順次搬送する搬送部(23、70)と、
前記搬送部(23、70)の搬送経路に配置したアンテナ(29、63)と、
前記アンテナ(29、63)を通じて電波を送受信することで、用紙に付いているICタグの情報を読み取るタグ読取手段(107、112)と、
前記タグ読取手段(107、112)が取得した情報に基づいて、前記排紙部(25、27、28、80)での用紙の排紙先を切り替える分別制御手段(113)と
を有する
ことを特徴とする用紙分別装置である。
用紙を複数の排紙箇所に分別して排紙可能な排紙部(25、27、28、80)と、
前記給紙部(21、22、60)から前記排紙部(25、27、28、80)へ用紙を順次搬送する搬送部(23、70)と、
前記搬送部(23、70)の搬送経路に配置したアンテナ(29、63)と、
前記アンテナ(29、63)を通じて電波を送受信することで、用紙に付いているICタグの情報を読み取るタグ読取手段(107、112)と、
前記タグ読取手段(107、112)が取得した情報に基づいて、前記排紙部(25、27、28、80)での用紙の排紙先を切り替える分別制御手段(113)と
を有する
ことを特徴とする用紙分別装置である。
上記発明によれば、用紙の搬送中にICタグの情報が読み取られ、読み取った情報に基づいて、用紙が分別排紙される。たとえば、ICタグ付きの用紙か否かにより排紙先が分別される。また、ICタグ付きの用紙については、ICタグから読み取った情報に基づいてさらに詳細に排紙先を仕分けるように構成してもよい。たとえば、ICタグから読み取った用紙の色情報、紙質情報、原料情報などに基づいて排紙先を切り替える等である。
請求項2に係わる発明は、給紙部(21、22、60)から用紙を順次搬送する搬送部(23、70)と、
前記搬送部(23、70)の搬送経路に配置したアンテナ(29、63)と、
前記アンテナ(29、63)を通じて電波を送受信することで、用紙に付いているICタグの情報を読み取るタグ読取手段(107、112)と、
前記タグ読取手段(107、112)が取得した情報に基づいて、用紙を分別回収するための分別情報を生成する分別情報生成手段(114)と
を有する
ことを特徴とする用紙分別装置である。
前記搬送部(23、70)の搬送経路に配置したアンテナ(29、63)と、
前記アンテナ(29、63)を通じて電波を送受信することで、用紙に付いているICタグの情報を読み取るタグ読取手段(107、112)と、
前記タグ読取手段(107、112)が取得した情報に基づいて、用紙を分別回収するための分別情報を生成する分別情報生成手段(114)と
を有する
ことを特徴とする用紙分別装置である。
上記発明によれば、用紙が搬送経路を搬送される間に、ICタグの情報が読み取られ、読み取った情報から、用紙を分別回収するための分別情報が生成される。たとえば、ICタグ付きの用紙かを示す分別情報を生成したり、ICタグから読み取った情報に基づいて用紙の紙質や原料などを示す分別情報を生成したりする等である。
生成した情報に基づいて実際に排紙先を切り替えて用紙を即座に分別してもよいし、ユーザが後に分別するための参考情報として分別情報を表示するだけでもよい。たとえば、今回セットした用紙の中にICタグ付きの用紙が存在するか否か、何枚目の用紙にICタグが付いているかなどを分別情報として表示する方法がある。この表示は、用紙の搬送と並行して行なってもよいし、すべての用紙の搬送が完了してから行なってもよい。
また、ICタグ付きの用紙を検知したとき、次の用紙の搬送を一時停止させるとよい。さらに、一時停止の要因がICタグ付きの用紙の検知であることを案内表示するとよい。一方、ICタグなしの用紙よりもICタグ付きの用紙の占める割合が多いような場合には、ICタグなしの用紙を検知したときに、搬送を一時停止したり、分別情報を案内表示したりするように構成してもよい。また、どちらで一時停止させるかを切り替え可能に構成するとよい。
請求項3に係わる発明は、アンテナ(29、63)から排紙先の分岐箇所までの経路長を用紙の搬送方向の最大長より長くした
ことを特徴とする請求項1または2に記載の用紙分別装置である。
ことを特徴とする請求項1または2に記載の用紙分別装置である。
上記発明によれば、用紙の搬送方向後端にICタグが付いている場合にも、ICタグの検知した時点で既に用紙の先端が排紙先の分岐箇所に到達することはない。すなわち、用紙の先端が分岐箇所に到達する前に、分別のための情報が取得される。
請求項4に係わる発明は、ICタグの検知可能領域に給紙部(21、22、60)および排紙部(25、27、28、80)が含まれないようにした
ことを特徴とする請求項1、2または3に記載の用紙分別装置である。
ことを特徴とする請求項1、2または3に記載の用紙分別装置である。
上記発明によれば、給紙部(21、22、60)や排紙部(25、27、28、80)に載置された用紙に付いているICタグが検知されない。給紙部(21、22、60)や排紙部(25、27、28、80)に載置されている用紙のICタグを搬送中の用紙に付いているICタグとして誤検知することが防止される。検知可能領域は、アンテナ(29、63)の指向性や感度を調整して設定するほか、遮蔽板などを利用して設定してもよい。
請求項5に係わる発明は、同時に2枚以上の用紙がICタグの検知可能領域に存在しないようにした
ことを特徴とする請求項1、2、3または4に記載の用紙分別装置。
ことを特徴とする請求項1、2、3または4に記載の用紙分別装置。
上記発明によれば、連続給紙により、搬送経路中に2枚以上の用紙が同時に存在する場合でも、検知可能領域に同時に2枚以上の用紙が入らないので、他の用紙のICタグを誤検知することが回避される。2枚以上の用紙が同時に入らないようにするには、給紙間隔を調整したり、アンテナ(29、63)の位置や検知可能領域を調整したりすればよい。なお、用紙の先端から後端までを検知し得るだけの期間に検知期間を制限し、その期間以外を不検知にすれば、不検知の期間中に2以上の原稿が同時に検知可能領域に存在してもかまわない。
請求項6に係わる発明は、ICタグの検知可能領域を、搬送される用紙の幅方向全体をカバーするように設定した
ことを特徴とする請求項1、2、3、4または5に記載の用紙分別装置である。
ことを特徴とする請求項1、2、3、4または5に記載の用紙分別装置である。
上記発明によれば、用紙の幅方向のどの位置にICタグが付いていても、ICタグの検出が可能になる。検知可能領域が小さいアンテナ(91)を用紙の幅後方に複数並べるとよい。また、用紙の幅方向に長細いアンテナ(96)を設置してもよい。
請求項7に係わる発明は、原稿読取部と原稿をこの原稿読取部へ送り込む自動原稿送り装置とを備えた画像処理装置において、
請求項1、2、3、4、5または6に記載の用紙分別装置を、前記自動原稿送り装置が前記給紙部と前記搬送部の機能を兼ねるようにして設けた
ことを特徴とする画像処理装置である。
請求項1、2、3、4、5または6に記載の用紙分別装置を、前記自動原稿送り装置が前記給紙部と前記搬送部の機能を兼ねるようにして設けた
ことを特徴とする画像処理装置である。
上記発明によれば、画像処理装置が持っている自動原稿送り装置を利用して、分別対象の用紙が給紙され搬送される。排紙箇所を分別用に増設してもよいし、たとえば、両面原稿を表裏反転させる箇所をもう1つの排紙箇所に利用してもよい。
請求項8に係わる発明は、画像データに応じた画像を記録紙上に形成して出力する画像処理装置において、
請求項1、2、3、4、5または6に記載の用紙分別装置を、画像形成時に記録紙を給紙、搬送、排紙する部分が前記給紙部と前記搬送部と前記排紙部の機能を兼ねるようにして設けた
ことを特徴とする画像処理装置である。
請求項1、2、3、4、5または6に記載の用紙分別装置を、画像形成時に記録紙を給紙、搬送、排紙する部分が前記給紙部と前記搬送部と前記排紙部の機能を兼ねるようにして設けた
ことを特徴とする画像処理装置である。
上記発明によれば、画像形成の際に記録紙を給紙、搬送、排紙する部分が用紙の分別処理時に利用される。中型・大型の複写機等では、一般に、排紙トレイを複数備えているので、これらを利用して分別排紙することが可能になる。また、搬送経路が用紙の長さの数倍はあるので、アンテナ(63)の設置位置や検知可能領域の設定に係わる自由度が広い。
請求項9に係わる発明は、用紙分別用の動作モードを設けた
ことを特徴とする請求項7または8に記載の画像処理装置である。
ことを特徴とする請求項7または8に記載の画像処理装置である。
上記発明によれば、用紙分別用の動作モードを選択すると、用紙の分別動作が行なわれる。原稿画像の読み取りや画像形成が行なわれない分、感光体等の劣化が防止される。
本発明に係わる用紙分別装置およびその機能を備えた画像処理装置によれば、用紙の搬送中にICタグの情報を読み取って、用紙の分別排紙または分別回収のための情報を生成するので、ICタグ付きの用紙とICタグなしの用紙との分別回収が支援される。またICタグから取得した情報に基づいて、ICタグ付きの用紙をさらに細かく分別することもでき、多様な再利用が可能になる。
アンテナから排紙先の分岐箇所までの経路長を用紙の搬送方向の最大長より長くしたものでは、用紙の搬送方向後端にICタグが付いている場合にも、用紙の先端が分岐箇所に到達する前にICタグの有無を判別でき、用紙を逆方向に搬送させる等の余計な搬送がなくなり、用紙の円滑な分別排紙が可能になる。
また、検知可能領域の位置・大きさ・給紙部や排紙部との位置関係等に配慮したものでは、給紙部や排紙部に積載された用紙や搬送中の他の用紙のICタグを誤検知することが防止され、正確な分別が可能になる。
ICタグの検知可能領域を、搬送される用紙の幅方向全体をカバーするように設定したものでは、用紙の幅方向のどの位置にICタグが付いていても、ICタグの検出が可能になる。
分別対象の用紙の搬送に、画像処理装置が有する自動原稿送り装置や画像形成のための給紙、搬送、排紙機構を利用するものでは、専用の用紙分別装置として構成する場合に比べて、全体としての費用が下がるとともに、別途の設置スペースを要しないという利点がある。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明に係わる用紙分別装置を含む画像処理装置としての複合機10の構成を示している。複合機10は、原稿を読み取りその複製画像を用紙上に形成するコピー機能や、パーソナルコンピュータなどの外部装置から印刷データを受信し、対応する画像を用紙上に形成して出力するプリンタ機能などを備えた、いわゆるデジタル複合機と称される装置である。
さらに、複合機10は、ICタグ付きの用紙とICタグなしの用紙とを分別する用紙分別装置としての機能を備えている。分別方法として、原稿読取系の搬送路を利用して行なう第1分別モードと、画像形成系の搬送路を利用して行なう第2分別モードを備えている。
複合機10は、自動原稿送り装置20と、読取部30と、プリンタ部40と、積載ユニット80とから構成される。自動原稿送り装置20は、原稿載置トレイ21に積載された原稿2を1枚ずつ読取部30の読取箇所に送り込む機能を果たす。両面原稿については、片面読取後、表裏を反転して再び読取部30へ送り込む機能を備えている。さらに、第1分別モードで動作するときのために、ICタグ付きか否か等に応じて原稿を分別排紙する機能を備えている。
自動原稿送り装置20は、原稿載置トレイ21に積載された原稿2を最上部から順に送り出す給紙ローラ22と、原稿の読取箇所であるコンタクトガラス31に原稿を密着させながら通過させるための密着ローラ23と、給紙ローラ22によって送り込まれた原稿を密着ローラ23に沿って案内する案内ローラ24とを備えている。さらに、コンタクトガラス31を通過した原稿の進行方向を切り替える切替爪25と、両面原稿の表裏を反転させるための反転ローラ26と、読取の完了した原稿が排出される排紙トレイ27と、分別用の第2排紙トレイ28とを備えている。
第2排紙トレイ28の裏面は、プラテンガラス31を覆うプラテンカバーとして機能する。またコンタクトガラス31の近傍には、ICタグ検知用のアンテナ29が取り付けてある。
両面原稿の場合には、密着ローラ23に送られてコンタクトガラス31上を通過した後、一対の反転ローラ26の間を通るように切替爪25によって案内される。原稿の終端部分が反転ローラ26に到達する直前に反転ローラ26の回転方向が反転し、かつ切替爪25が変位して、今度は密着ローラ23の上側に向けて原稿が送り出される。これにより原稿の表裏が反転する。密着ローラ23に送られてコンタクトガラス31上を再び通過した原稿は再度反転された後、切替爪25により、排紙トレイ27に向けて案内され、排出される。片面原稿の場合には、原稿載置トレイ21から送り出された原稿は密着ローラ23に沿ってコンタクトガラス31上を通過した後、そのまま排紙トレイ27に向けて案内され、排出される。
また、分別時に原稿を第2排紙トレイ28へ排紙するときは、コンタクトガラス31の上を通過させた後、一対の反転ローラ26の間を通った原稿をそのまま第2排紙トレイ28に排紙するようになっている。
読取部30は、自動原稿送り装置20によって送り込まれた原稿を読み取って対応する画像データを出力する機能を果たす。読取部30は、光源33とミラー34とからなる露光走査部35と、原稿からの反射光を受光しその光強度に応じた電気信号を出力するラインイメージセンサ36と、原稿からの反射光をラインイメージセンサ36へ集光する集光レンズ37と、露光走査部35のミラー34からの反射光をラインイメージセンサ36へ導くための光学経路を形成する各種ミラー38とを備えている。
自動原稿送り装置20によって送り込まれた原稿を読み取るときは、露光走査部35がコンタクトガラス31の下方の読取箇所へ移動して停止し、その上を密着ローラ23によって搬送される原稿を読み取るようになっている。プラテンガラス32上に載置された原稿を読み取る場合には、プラテンガラス32の下面に沿って左から右へと露光走査部35が移動して静止状態の原稿を読み取る。
プリンタ部40は、画像データに応じた画像を電子写真プロセスによって用紙上に形成する機能を備えている。プリンタ部40は、画像データに応じてON/OFFするレーザー光を出力するレーザーユニット42と、表面に静電潜像が形成される感光体43と、その周囲に配置された帯電装置44と、現像装置45と、転写装置46と、分離装置47と、クリーニング装置48とを備えた、いわゆるレーザープリンタとして構成されている。
画像形成装置10の下部には、用紙を収容する給紙カセット61と、給紙カセット61に収容された用紙を最上部から1枚ずつ搬送部70に向けて送り出す給紙ローラ62等からなる給紙部60が配置されている。最下段の給紙カセット61の近傍の搬送経路には、ICタグを検出するための第2アンテナ63が設置されている。
搬送部70は、通常経路70aと反転経路70bとから構成される。通常経路70aは、給紙カセット61から送り出された用紙を感光体43と転写装置46との間の転写箇所を通過させ、さらにその下流の定着装置49を経て後段の積載ユニット80へ送り出す搬送経路である。反転経路70bは、定着装置49を通った用紙の表裏を反転した後、転写箇所の上流で再び通常経路70aに合流させる搬送経路である。最初に通常経路70aを通る際に用紙のおもて面に画像形成し、反転経路70bを通った後、2度目に通常経路70aを通る際に用紙の裏面に画像形成されるようになっている。
積載ユニット80は、第1排出トレイ81と第2排出トレイ82とを備えて、プリンタ部40から到来する用紙をこれらに振り分けて排出する機能を果たす。積載ユニット80の一側には、プリンタ部40から送り出される用紙の搬入口83が設けてある。積載ユニット80の内部には、用紙を搬入口83から第1排出トレイ81へ搬送するための主経路84と、主経路84の途中で分岐して、用紙を第2排出トレイ82へ搬送するための副経路85とを設けてある。主経路84から副経路85が分岐する箇所には、用紙を主経路84から副経路85側へ案内するか否かを切り替える切替片86を設けてある。積載ユニット80は、第2分別モードで用紙を分別する場合に利用する。
図2は、アンテナ29および第2アンテナ63とその検知可能領域の一例を示している。アンテナ29および第2アンテナ63は、図中の矢印Bで示した用紙の搬送方向に対して直角方向(用紙の幅方向)に並ぶように複数の小アンテナ91a〜91gを配置した構成になっている。小アンテナ91a〜91gが有する個々の検知可能領域92a〜92gの集合として、用紙93の幅方向全体をカバーする検知可能領域94が構成されている。小アンテナ同士の間隔を、ここでは5cmに設定してある。この間隔はある程度の隣合う小アンテナ同士の検知可能領域がある程度オーバーラップするように設定すればよい。
図3は、アンテナと検知可能領域の他の一例を示している。ICタグ検知用のアンテナは、矢印Bで示した用紙の搬送方向に対して直角方向(用紙の幅方向)に延びるループアンテナ96になっている。このループアンテナ96は用紙93の幅方向全体をカバーする検知可能領域97を形成する。図2、図3に示すように、用紙の幅方向全体をカバーするように検知可能領域94、97を設定することで、ICタグが用紙のどの位置に組み込まれていても、その情報の読み取りが可能になる。
図4は、複合機10の回路構成を示している。複合機10は、その動作を統括制御する制御部としてのCPU(中央処理装置)101と、ROM(リード・オンリ・メモリ)102と、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)103とを主要部とした回路で構成されている。ROM102は、CPU101が実行するプログラムや各種固定データを記憶している。RAM103は、CPU101がプログラムを実行する際に各種データを一時的に格納するワークメモリや、回転処理等を施すために画像データを少なくとも1ページ分格納するページメモリとして機能する。
CPU101にはバスを通じて自動原稿送り装置20、読取部30、プリンタ部40、積載ユニット80のほか、表示操作部104や通信制御部105、画像処理部106、ICタグ用送受信回路107、画像保存部108が接続されている。
表示操作部104は、表面にタッチパネルを備えた液晶ディスプレイと各種の操作スイッチとから構成され、ユーザに各種の案内表示や状態表示を行なったり、ユーザから各種の操作を受け付けたりする機能を有する。通信制御部105は、電話回線や各種のネットワークと接続して通信する機能を果たす。
画像処理部106は画像データを圧縮・伸張する機能や画像を拡大・縮小する機能、画像を回転させる機能などを果たす。画像保存部108は、圧縮された画像データや印刷データなどを格納するための大容量の記憶装置である。ここではハードディスク装置(HDD)を使用している。
ICタグ用送受信回路107は、ICタグに起電力を与えるための電磁波をアンテナ29や第2アンテナ63から送信する機能と、ICタグが送信する電波をアンテナ29や第2アンテナ63で受信する機能を果たす。
CPU101は、用紙の分別を行なうための機能部として、動作モード管理部111と、タグ情報解析部112と、分別制御部113と、分別情報生成部114とを備えている。動作モード管理部111は、用紙の分別を行なう分別モードと通常モードに動作モードを切り替えるための操作の受け付けや、分別モードにおける一連の分別動作の流れを制御する機能を果たす。たとえば、用紙の搬送制御、ICタグ用送受信回路107の駆動制御などを行なう。
タグ情報解析部112は、ICタグ用送受信回路107が用紙に組み込まれたICタグから読み取った情報を解析する機能を果たす。分別制御部113は、ICタグの有無やICタグから読み取った情報に基づいて、用紙の排紙先を切り替える制御を行なう。分別情報生成部114は、ICタグから読み取った情報から、ユーザが用紙を自分で分別する際に役立つ分別情報を生成したり、これを表示したりする機能を果たす。
図5は、動作モードを切り替えるための動作モード選択画面200の一例を示している。所定の操作を行なうことで表示操作部104の表示部に動作モード選択画面200が表示される。「ON」釦201を操作すると分別モードが選択され、「OFF」釦202を操作することで通常モードが選択される。「OK」釦203を操作すると現在の選択状態が確定する。なお、現在の設定状態に対応する釦を特別な態様(たとえば濃い背景色、図中は斜線)で表示するようになっている。
分別モードを設定した後、原稿を原稿載置トレイ21にセットして図示省略のスタート釦を操作すると、原稿読取系の搬送路を利用する第1分別モードによる分別動作が実行される。一方、分別モードを設定した後、原稿を原稿載置トレイ21にセットせずにスタート釦を操作すると、画像形成系の搬送路を利用する第2分別モードによる分別動作が実行される。なお、第1分別モードと第2分別モードのいずれを使用するかを操作画面から設定できるように構成してもよい。
図6は、分別排紙する場合の排紙トレイを指定する排紙トレイ選択画面220の一例を示している。ICタグ付きの用紙の排紙先トレイの選択とICタグなしの用紙の排紙先トレイの選択を個別に行なうことが可能になっている。
図7は、自動原稿送り装置20に設けたアンテナ29の検知可能領域94と、第1分別モードにおける用紙の流れを示している。図中破線で示すように、検知可能領域94は、密着ローラ23をほぼカバーする程度の奥行きに設定されている。これにより、原稿載置トレイ21や排紙トレイ27、第2排紙トレイ28に載置された用紙が検知可能領域94に入ることはない。また、連続給紙した場合でも、同時に2枚以上の用紙が検知可能領域94に入らないようになっている。
分別モードに設定し、原稿載置トレイ21に原稿(用紙)2をセットして図示省略のスタート釦を操作すると、原稿載置トレイ21に載置された用紙が順次、自動原稿送り装置20の内部へと取り込まれる。このとき、ICタグ用送受信回路107を駆動してICタグへの給電とICタグからの電波を受信する体制になっている。原稿2がアンテナ29の近傍を通るとき、ICタグ付きの用紙であればそのICタグの情報が読み取られる。また、ICタグから情報の読み取りができたか否かによりICタグ付きの用紙か否かが判別される。原稿(用紙)2は、この判別結果に応じて排紙トレイ27または第2排紙トレイ28に分別して排紙される。
分別時の用紙の搬送は、たとえば、以下のように行なわれる。アンテナ29の前を通った用紙の先端が切替爪25に至る前にICタグの情報を読み取ったときは、排紙トレイ27へ用紙が進むように切替爪25を設定し、排紙トレイ27へ用紙を排紙する(図7、パス101)。ICタグの付いている位置が用紙の先端よりの場合に上記のような動作になる。
一方、用紙の先端が切替爪25に至る前にICタグの情報を取得できないときは、用紙が反転ローラ26の間を通るよう切替爪25を設定する。用紙の後端が反転ローラ26に至る前には、ICタグの有無が分かる。そこで、ICタグから情報を取得できなかったときは、そのまま第2排紙トレイ28に用紙を排出する(パス102)。ICタグの情報を取得できたときは、両面原稿を読み取る場合と同様に、用紙の後端が反転ローラ26に到達した時点で反転ローラ26の回転方向を反転させ(パス103)、密着ローラ23をさらに1周させた後、排紙トレイ27へ用紙を排出する(パス101)。
なお、最初に必ず反転ローラ26の間を通すように用紙を搬送し、用紙の後端が反転ローラ26に到達した時点で、この用紙がICタグ付きの用紙であったか否かに応じて、そのまま第2排紙トレイ28に排出するか(パス102)、排紙トレイ27へ用紙を排出するか(パス103とパス101)を決定するように構成してもよい。
次に、第2分別モードでの動作について説明する。第2分別モードで用紙を分別する場合は、最下段の給紙カセット61に分別対象の用紙をセットする。その後、スタート釦を操作すると、搬送部70の途中に設置した第2アンテナ63により、アンテナ63の前方を通過する用紙に組み込まれているICタグの情報が読み取られ、ICタグ付きの用紙か否かが判別される。第2分別モードで動作する場合には、画像形成や定着処理を行なわず、用紙の搬送のみが行なわれる。
積載ユニット80は、ICタグ付きか否かに応じて用紙の排紙先を第1排出トレイ81と第2排出トレイ82のいずれかに切り替える。ICタグ付きの用紙をいずれに排紙するかは、排紙トレイ選択画面220で行なわれた設定に従う。プリンタ部40と積載ユニット80を用いる場合には、第2アンテナ63から排紙先の分岐箇所までの経路長が用紙の搬送方向の最大長より長くすることができ、排紙先の振り分け動作前にICタグ付きか否かが判明する。このため、用紙を逆行させたり、反転経路を1周させたりするなどの余計な搬送が不要になり、高速に用紙の分別を行なうことができる。
次に、ICタグから読み取った情報から分別に役立つ分別情報を生成してユーザに表示する分別情報表示モードについて説明する。
図8は、分別情報表示モードにおける動作の流れを示している。分別情報表示モードでの用紙の搬送は、原稿読取系を使用しても画像形成系を使用してもよい。分別情報表示モードでは、搬送されてくる用紙が動作開始から何枚目の用紙であるかを計数している。そして、用紙からICタグを検出すると(ステップS301;Y)、その用紙が動作開始から何枚目であるかを示すページ番号と、その用紙のICタグから読み取った情報とを対応付けてメモリに登録する(ステップS302)。ICタグが付いていない場合は(ステップS301;N)、何も登録しない。
この動作を最終用紙まで繰り返し行ない(ステップS303;N)、最終用紙の搬送が完了すると(ステップS303;Y)、上記動作中に登録した情報を整理してユーザに分別情報として表示する(ステップS304)。
図9は、分別情報表示画面320の一例を示している。この分別情報表示画面320では、ICタグ付きの用紙であると判別したページのページ番号とその用紙に付いていたICタグから読み取った情報のうち、分別に関連する情報が対応付けて表示されている。
分別情報表示モードは、用紙の排紙先を実際に振り分ける代わりに、分別情報を表示するようになっている。なお、用紙の排出先を振り分ける動作と分別情報の表示の双方を行なうように構成してもよい。さらに、通常のコピー動作中に、分別情報表示モードの動作を原稿について実行し、その結果の分別情報を、原稿読取後やコピー動作完了後に表示してもよい。通常の動作を行ないながら分別情報の取得が可能になる。
次に、排紙先が1つしかない場合における分別動作を説明する。ここでは、ICタグ付きの用紙を検出すると、次のページの搬送を一時停止するようになっている。
図10は、一時停止分別モードにおける動作の流れを示している。このモードでの用紙の搬送は、原稿読取系を使用しても画像形成系を使用してもよい。一時停止分別モードでは、搬送されてくる用紙からICタグを検出すると(ステップS401;Y)、次の用紙の搬送を一時停止させる(ステップS402)。さらに、ICタグ付きの用紙であることやそのICタグから読み取った情報を表示部に表示する(ステップS403)。ユーザは、表示された情報に基づき、今回排紙された用紙を排紙トレイから取り出す等によってICタグ付きの用紙を分別する。その後、ユーザが図示省略の継続釦(またはスタート釦)を操作すると(ステップS404;Y)、次の用紙の搬送を再開する。このような動作が最終用紙まで継続され(ステップS406;N)、最終用紙の搬送が完了すると(ステップS406;Y)、処理を終了する(エンド)。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。たとえば、実施の形態では、複合機10に用紙分別装置としての機能を組み込んだが、用紙分別装置を単体で構成してもよい。また排紙トレイにシュレッダを設けてもよい。この場合、ICタグなしの用紙側の排紙系にシュレッダを設けるとよい。
また、第1分別モード、第2分別モード、分別情報表示モード、一時停止分別モードのうちの適宜の1または2以上の動作モードを有するように装置を構成してもよい。
実施の形態では第2アンテナ63を最下段の給紙カセット61の出口付近に設置したが、搬送経路中の他の位置に配置してもよい。たとえば、手差しトレイ66にも対応可能な位置(手差しトレイ66からの搬送経路と給紙カセット61側からの搬送経路との合流箇所より下流の位置)に設けるとよい。また、給紙部60と積載ユニット80の双方から充分離れた位置に第2アンテナ63を設置すれば、検知可能領域をある程度大きくしても給紙部60は積載ユニット80に積載された用紙が検知可能領域に入らない。その結果、図2示すような小アンテナ1つ当たりの検知可能領域を大きくして小アンテナの数を減らすことができる。
B…矢印
2…原稿
10…複合機
20…自動原稿送り装置
21…原稿載置トレイ
22…給紙ローラ
23…密着ローラ
24…案内ローラ
25…切替爪
26…反転ローラ
27…排紙トレイ
28…第2排紙トレイ
29…アンテナ
30…読取部
31…コンタクトガラス
33…光源
34…ミラー
35…露光走査部
36…ラインイメージセンサ
37…集光レンズ
38…各種ミラー
40…プリンタ部
42…レーザーユニット
43…感光体
44…帯電装置
45…現像装置
46…転写装置
47…分離装置
48…クリーニング装置
60…給紙部
61…給紙カセット
62…給紙ローラ
63…第2アンテナ
66…手差しトレイ
70…搬送部
80…積載ユニット
81…第1排出トレイ
82…第2排出トレイ
83…搬入口
84…主経路
85…副経路
86…切替片
91a〜91g…小アンテナ
92a〜92g…個々の検知可能領域
93…用紙
94…検知可能領域
96…ループアンテナ
97…検知可能領域
101…CPU
102…ROM
103…RAM
104…表示操作部
105…通信制御部
106…画像処理部
107…ICタグ用送受信回路
108…画像保存部
111…動作モード管理部
112…タグ情報解析部
113…分別制御部
114…分別情報生成部
200…動作モード選択画面
201…「ON」釦
202…「OFF」釦
203…「OK」釦
220…排紙トレイ選択画面
320…分別情報表示画面
2…原稿
10…複合機
20…自動原稿送り装置
21…原稿載置トレイ
22…給紙ローラ
23…密着ローラ
24…案内ローラ
25…切替爪
26…反転ローラ
27…排紙トレイ
28…第2排紙トレイ
29…アンテナ
30…読取部
31…コンタクトガラス
33…光源
34…ミラー
35…露光走査部
36…ラインイメージセンサ
37…集光レンズ
38…各種ミラー
40…プリンタ部
42…レーザーユニット
43…感光体
44…帯電装置
45…現像装置
46…転写装置
47…分離装置
48…クリーニング装置
60…給紙部
61…給紙カセット
62…給紙ローラ
63…第2アンテナ
66…手差しトレイ
70…搬送部
80…積載ユニット
81…第1排出トレイ
82…第2排出トレイ
83…搬入口
84…主経路
85…副経路
86…切替片
91a〜91g…小アンテナ
92a〜92g…個々の検知可能領域
93…用紙
94…検知可能領域
96…ループアンテナ
97…検知可能領域
101…CPU
102…ROM
103…RAM
104…表示操作部
105…通信制御部
106…画像処理部
107…ICタグ用送受信回路
108…画像保存部
111…動作モード管理部
112…タグ情報解析部
113…分別制御部
114…分別情報生成部
200…動作モード選択画面
201…「ON」釦
202…「OFF」釦
203…「OK」釦
220…排紙トレイ選択画面
320…分別情報表示画面
Claims (9)
- 給紙部と、
用紙を複数の排紙箇所に分別して排紙可能な排紙部と、
前記給紙部から前記排紙部へ用紙を順次搬送する搬送部と、
前記搬送部の搬送経路に配置したアンテナと、
前記アンテナを通じて電波を送受信することで、用紙に付いているICタグの情報を読み取るタグ読取手段と、
前記タグ読取手段が取得した情報に基づいて、前記排紙部での用紙の排紙先を切り替える分別制御手段と
を有する
ことを特徴とする用紙分別装置。 - 給紙部から用紙を順次搬送する搬送部と、
前記搬送部の搬送経路に配置したアンテナと、
前記アンテナを通じて電波を送受信することで、用紙に付いているICタグの情報を読み取るタグ読取手段と、
前記タグ読取手段が取得した情報に基づいて、用紙を分別回収するための分別情報を生成する分別情報生成手段と
を有する
ことを特徴とする用紙分別装置。 - アンテナから排紙先の分岐箇所までの経路長を用紙の搬送方向の最大長より長くした
ことを特徴とする請求項1または2に記載の用紙分別装置。 - ICタグの検知可能領域に給紙部および排紙部が含まれないようにした
ことを特徴とする請求項1、2または3に記載の用紙分別装置。 - 同時に2枚以上の用紙がICタグの検知可能領域に存在しないようにした
ことを特徴とする請求項1、2、3または4に記載の用紙分別装置。 - ICタグの検知可能領域を、搬送される用紙の幅方向全体をカバーするように設定した
ことを特徴とする請求項1、2、3、4または5に記載の用紙分別装置。 - 原稿読取部と原稿をこの原稿読取部へ送り込む自動原稿送り装置とを備えた画像処理装置において、
請求項1、2、3、4、5または6に記載の用紙分別装置を、前記自動原稿送り装置が前記給紙部と前記搬送部の機能を兼ねるようにして設けた
ことを特徴とする画像処理装置。 - 画像データに応じた画像を記録紙上に形成して出力する画像処理装置において、
請求項1、2、3、4、5または6に記載の用紙分別装置を、画像形成時に記録紙を給紙、搬送、排紙する部分が前記給紙部と前記搬送部と前記排紙部の機能を兼ねるようにして設けた
ことを特徴とする画像処理装置。 - 用紙分別用の動作モードを設けた
ことを特徴とする請求項7または8に記載の画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004070598A JP2005255358A (ja) | 2004-03-12 | 2004-03-12 | 用紙分別装置および画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004070598A JP2005255358A (ja) | 2004-03-12 | 2004-03-12 | 用紙分別装置および画像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005255358A true JP2005255358A (ja) | 2005-09-22 |
Family
ID=35081468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004070598A Withdrawn JP2005255358A (ja) | 2004-03-12 | 2004-03-12 | 用紙分別装置および画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005255358A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006082968A (ja) * | 2004-09-17 | 2006-03-30 | Fuji Xerox Co Ltd | シート分別装置および画像形成装置 |
JP2007119141A (ja) * | 2005-10-26 | 2007-05-17 | Seiko Epson Corp | 用紙振分管理装置 |
WO2008081886A1 (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-10 | Panasonic Corporation | 印刷媒体、画像形成装置、画像情報入力装置及びデジタル複合機 |
JP2008270089A (ja) * | 2007-04-24 | 2008-11-06 | Matsushita Electric Works Ltd | 照明システム |
JP2009271436A (ja) * | 2008-05-09 | 2009-11-19 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
US8467106B2 (en) | 2007-03-02 | 2013-06-18 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image processing apparatus and information writing apparatus |
US8662383B2 (en) | 2011-01-31 | 2014-03-04 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
WO2018216993A1 (ko) * | 2017-05-23 | 2018-11-29 | 이명신 | 보안용지용 인쇄장치 |
WO2020091509A1 (ko) * | 2018-11-01 | 2020-05-07 | 이명신 | 벨트전사방식의 복합기 및 그의 제어방법 |
US10787006B2 (en) | 2017-05-23 | 2020-09-29 | Myung Shin Lee | Printer for security paper |
-
2004
- 2004-03-12 JP JP2004070598A patent/JP2005255358A/ja not_active Withdrawn
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006082968A (ja) * | 2004-09-17 | 2006-03-30 | Fuji Xerox Co Ltd | シート分別装置および画像形成装置 |
JP4525555B2 (ja) * | 2005-10-26 | 2010-08-18 | セイコーエプソン株式会社 | 用紙振分管理装置 |
JP2007119141A (ja) * | 2005-10-26 | 2007-05-17 | Seiko Epson Corp | 用紙振分管理装置 |
WO2008081886A1 (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-10 | Panasonic Corporation | 印刷媒体、画像形成装置、画像情報入力装置及びデジタル複合機 |
US8467106B2 (en) | 2007-03-02 | 2013-06-18 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image processing apparatus and information writing apparatus |
JP2008270089A (ja) * | 2007-04-24 | 2008-11-06 | Matsushita Electric Works Ltd | 照明システム |
JP2009271436A (ja) * | 2008-05-09 | 2009-11-19 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
US8662383B2 (en) | 2011-01-31 | 2014-03-04 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
WO2018216993A1 (ko) * | 2017-05-23 | 2018-11-29 | 이명신 | 보안용지용 인쇄장치 |
US10787006B2 (en) | 2017-05-23 | 2020-09-29 | Myung Shin Lee | Printer for security paper |
US11230123B2 (en) | 2017-05-23 | 2022-01-25 | Myung Shin Lee | Printer for security paper |
US11345168B2 (en) | 2017-05-23 | 2022-05-31 | Myung Shin Lee | Printer for security paper |
WO2020091509A1 (ko) * | 2018-11-01 | 2020-05-07 | 이명신 | 벨트전사방식의 복합기 및 그의 제어방법 |
US11463597B2 (en) | 2018-11-01 | 2022-10-04 | Myung Shin Lee | Belt transfer type multi-function device and control method thereof |
US11785158B2 (en) | 2018-11-01 | 2023-10-10 | Myung Shin Lee | Belt transfer type multi-function device and control method thereof |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4454610B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US6188868B1 (en) | Image forming apparatus | |
CN103847254B (zh) | 打印系统、打印设备及其控制方法 | |
JP2005255358A (ja) | 用紙分別装置および画像処理装置 | |
JP2005200109A (ja) | 画像形成装置 | |
US8605343B2 (en) | Automatic document feeder, method of transporting document, and image reading apparatus | |
JP2007163755A (ja) | 画像形成装置、原稿読取装置及び該装置を備える複写機 | |
JP4500728B2 (ja) | 自動原稿給送装置および画像形成装置 | |
JP2001226031A (ja) | 原稿分別装置 | |
JP2000098821A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2003309703A (ja) | 画像読取装置、および、画像形成装置 | |
JP4225958B2 (ja) | 画像読取装置及びそれを備えてなる画像形成装置 | |
JP2006115428A (ja) | 原稿読取装置及び画像形成装置 | |
US6643492B1 (en) | Image forming apparatus and image forming method | |
JP4227559B2 (ja) | 画像形成装置及び画像読取装置 | |
JP3016823B2 (ja) | 複写装置 | |
JPH09326890A (ja) | 画像形成装置および画像形成方法 | |
JP2009105603A (ja) | 原稿読取装置と画像形成装置 | |
JP2009137751A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH0912210A (ja) | 画像形成装置 | |
JP3806244B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2008107520A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2003110835A (ja) | 画像形成装置 | |
JP3214502B2 (ja) | 複写装置 | |
JP2003110836A (ja) | 画像読取装置、及び、画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070605 |