JP2005244357A - 集合住宅インターホンシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 居室親機幹線12が複数接続される制御機4の居室親機幹線接続部の夫々に、居室親機2から送られてくる応答コマンドを一時保存する受信バッファ6を設け、各居室親機幹線12に接続された居室親機2から送られてくる応答コマンドを受信バッファ6に一時保存させた。こうすることで、CPU5から各居室親機幹線12に対して同時に点検コマンドを送信しても、居室親機2からの応答コマンドが受信バッファ6に一時保存され、受信コマンドが衝突することが無い。
【選択図】 図1
Description
図4において、31は管理室親機、32・・は居室親機、33は集合玄関機、34は制御機であり、管理室親機31は管理室親機幹線35により制御機34に接続され、居室親機32は複数の居室親機幹線36,・・を介して制御機34に接続され、集合玄関機33は集合玄関機幹線37を介して制御機34に接続されている。
まず、第1居室親機幹線36aに接続されている各居室親機32,32・・に制御機34から点検コマンドが順次送信される。この点検コマンドを受信した居室親機32は、点検コマンドに対する応答コマンドを制御機34へ送信し、返信が成されたタイミングを置いて次の点検コマンドの送信が成される。こうして、制御機34は、例えば点検コマンドを約10秒間隔で送信され、第1居室親機幹線36aに100台の居室親機32が繋がれている場合は、第1居室親機幹線36aの定期点検は約1000秒かけて実施される。そして、第1居室親機幹線36aの点検が終了したら、第2居室親機幹線36bの点検に移り、同様の定期点検動作を実施する。こうして第8居室統幹線36hまで順次点検を実施していた。
このようにポーリング方式により定期点検は実施され、この定期点検の形態としては、例えば特許文献1に記載がある。
この構成により、制御機から伸びた居室親機幹線数と同数の居室親機に対して同時に点検コマンドを送信してもデータの衝突を生ずることなく良好な形でその応答コマンドを受信することが可能となり、定期点検が一巡する時間を短縮できる。その結果、早期の異常検出が可能となる。
この構成により、異常箇所を修正後、点検スイッチを操作することで速やかに復旧を確認でき、保守作業を効率的に実施できる。
この構成により、居室親機側でも異常発生を知ることができる。
この構成により、異常発生を更に効率的に検出できる。
このとき、CPU5は、ほぼ同時のタイミングで8つの受信バッファ6、6・・6から応答コマンドS2を受けることになるが、全ての受信バッファ6からの受信コマンドS2が受信できるわけではなく、受信できなかった受信コマンドに対してデータの欠落が生じる。この場合、CPU5が受信した受信バッファ6に対してはCPU5から受信したことを通知する応答があるが、欠落を生じた受信コマンドS2を送信した受信バッファ6に対しては、CPU5から応答がない。この場合、受信バッファ6は応答コマンドS2を送れなかったと判断して応答コマンドS2を再送信する。こうして、ID1の居室親機2−100a,2−100b,・・,2−100hの全ての応答コマンドS2は、もれなくCPU5に受信される。
このようなコマンドの送受信が繰り返されて、最初の点検コマンドS1の送信から1000秒後にID100の居室親機2−199a,2−199b,・・,2−199hに点検コマンドS1が送信される。そして、定期点検動作中に異常箇所があったら、CPU5は管理室親機1及び前記集合玄関機3に警報動作信号を出力し、管理室親機1及び前記集合玄関機3に異常発生を知らせるための発報動作をさせる。
更に、図3は居室親機2の一例を示す外観図であり、26は居室親機モニタを示している。このようにモニタを有する居室親機にあっては、制御機4から送信される点検コマンドが一定時間受信されない場合、この居室親機モニタ26に通信が不能であることを表示させても良い。そうすれば、居室親機側でも異常発生を知ることができる。
また、上記定期点検による機器の接続状態の点検に加えて、呼出コマンド、通話コマンド等の通常コマンドを送信した場合にも、居室親機2からの応答コマンド内に接続状態の点検データを含ませることもでき、これにより、異常発生の更に効率的に検出が可能となる。
Claims (4)
- 管理室に設置される管理室親機と、各住戸に設置される複数の居室親機と、集合玄関に設置される集合玄関機と、前記各機器の間のデータ信号の送受を制御する制御機とを備え、前記複数の居室親機はグループ分けされて、各グループ毎に独立した居室親機幹線を介して前記制御機に接続され、前記管理室親機は管理室親機幹線を介して前記制御機に接続され、前記集合玄関機は集合玄関機幹線を介して前記制御機に接続されてなる集合住宅インターホンシステムにおいて、
前記制御機は、前記各機器の接続状態を検査する点検コマンドを定期的に送信し、接続異常を検出したら前記管理室親機又は前記集合玄関機が警報を発報する制御を実施する点検制御手段と、前記居室親機幹線が接続される居室親機幹線接続部の夫々に、前記点検コマンドに対する応答コマンドを一時保存する受信バッファとを有し、
前記点検制御手段が、全ての前記居室親機幹線に対して前記点検コマンドを同時に送信しても、その応答コマンドを前記受信バッファが一時保存することで、応答コマンドのデータ衝突を防ぐことを特徴とする集合住宅インターホンシステム。 - 前記居室親機幹線に接続異常があった場合に、接続異常とされた全ての前記居室親機に対して、前記制御機から即時に点検コマンドを送信する点検スイッチを前記管理室親機に設けたことを特徴とする請求項1記載の集合住宅インターホンシステム。
- 前記居室親機は、前記点検コマンドを一定時間受信しない場合に、前記制御機と通信が不能であると判断して通信不能であることを表示するモニタを有することを特徴とする請求項1又は2記載の集合住宅インターホンシステム。
- 前記居室親機は、前記点検コマンドに対する応答以外に、前記制御機から呼出コマンドや通話コマンド等の通常コマンドを受信した際にも、その応答コマンド内に居室親機の接続状態を検査した点検データを含めて応答することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の集合住宅インターホンシステム。
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