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JP2005240380A - 携帯機 - Google Patents

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JP2005240380A
JP2005240380A JP2004050280A JP2004050280A JP2005240380A JP 2005240380 A JP2005240380 A JP 2005240380A JP 2004050280 A JP2004050280 A JP 2004050280A JP 2004050280 A JP2004050280 A JP 2004050280A JP 2005240380 A JP2005240380 A JP 2005240380A
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JP2004050280A
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Tadashi Hashimoto
匡史 橋本
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

【課題】防水性を確保でき、見栄えがよく、容易な構成にできる携帯機を提供する。
【解決手段】携帯機12は、ケース本体20、第1電極35、第2電極36、及びボタン電池38を配置する電池収容部37aを開口形成すると共に電子部品33(スイッチ34)を覆うシリコーンゴム体37を備える。ケース本体20は、第1ケース部22と、第1ケース部22に対して嵌合いの関係で係合して固定される第2ケース部23とを備える。第2ケース部23は、携帯機12の外側面のうちの一側面S1全面を構成すると共に、携帯機12の外部から電池収容部37a内への液体の浸入を防ぐべくシリコーンゴム体37における電池収容部37aの開口外縁の全周に対して圧接する圧接部40を備える。
【選択図】 図4

Description

本発明は、その内部に配置された電池の電力によって外部の通信装置と通信を行う携帯機に関するものである。
従来、例えば車両において、電子IDキーシステムを採用したものがある。電子IDキーシステムとは、携帯機を所持した運転者が車両に近寄ると車両のドアを自動的に解錠し、運転者が車両から遠ざかると車両のドアを自動的に施錠するシステムである。このようなシステムを確立するために、車両には、携帯機との通信に基づいてドアの施解錠制御を行う通信装置を備えている。携帯機は、その内部にボタン電池及び電子部品を備えている(例えば、特許文献1参照)。電子部品は、ボタン電池から供給される電力を利用して通信装置と通信を行う。
この携帯機は、電池切れの場合には、ボタン電池を交換しなければならない。そのため、携帯機は、電池交換可能な構造となっている。
この携帯機の構造を図14に示す。携帯機101は、ボタン電池102を収容するための収容空間103を有するケース本体104と、ケース本体104に対して離脱可能な電池蓋(着脱部)105とを備えている。電池蓋105は、ケース本体104の外側面のうちの一側面104aにおいて、ボタン電池102を交換するために必要最小限の大きさとなるように形成されている。ケース本体104は、電池蓋105が装着される部分に、携帯機101外部から収容空間103へボタン電池102を挿入するための挿入部106が形成されている。ケース本体104と電池蓋105との間には、円環状のパッキン107が配置されている。パッキン107は、ケース本体104における挿入部106の開口外縁の全周に亘って配置されている。ケース本体104と電池蓋105とがボルト等の締結体108にて締結固定されることにより、パッキン107はケース本体104と電池蓋105とにより圧迫される。この結果、携帯機101は、電池蓋105とケース本体104との隙間を介して携帯機101外部から挿入部106内へ液体が浸入することを防止している。従って、ケース本体104内のボタン電池102、基板109、及び電子部品110には、液体が付着することがない。
特開2002−339605号公報
ところが、上記携帯機101は、電池蓋105とケース本体104との境界線111が、ケース本体104の一側面104a上において、露出した状態となってしまうため、見栄えが悪くなる。この見栄えの悪さを解消するために、一側面104aの全面を覆うカバー112(図14の二点鎖線参照)を設ける対策が考えられる。しかしながら、このような対策を施すと、携帯機101は、部品点数が増加するばかりでなく、自身が大型化してしまうという問題がある。
また、携帯機101は、携帯機101外部から挿入部106内へ液体が浸入することを防止するべく、ケース本体104、パッキン107、及び電池蓋105を締結体108にて締結固定していた。この締結固定構造では、パッキン107をケース本体104と電池蓋105とで強く押さえつけることが可能となる。即ち、この締結固定構造では、ケース本体104とパッキン107との気密性、及び電池蓋105とパッキン107との気密性を確保する上では効果的であるが、締結体108を必要とするなど部品点数の増加に繋がっていた。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、その目的は防水性を確保でき、見栄えがよく、容易な構成にできる携帯機を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、電池の陽極と接触する第1電極と、前記電池の陰極と接触する第2電極と、前記第1電極及び前記第2電極に電気的に接続されると共に前記電池から供給される電力によって外部の通信装置と通信を行うための電子部品と、前記第1電極、前記第2電極、及び前記電子部品を収容するケース本体とを備えた携帯機において、前記第1電極、前記第2電極、及び前記電池を配置する電池収容部を開口形成すると共に前記電子部品を覆う弾性体を備え、前記ケース本体は、第1ケース部と、該第1ケース部に対して嵌合いの関係で係合して固定される第2ケース部とを備え、前記第2ケース部は、前記携帯機の外側面のうちの一側面全面を構成すると共に、前記携帯機の外部から前記電池収容部内への液体の浸入を防ぐべく前記弾性体における前記電池収容部の開口外縁の全周に対して圧接する圧接部を備えた。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第1ケース部は、第1側部及び第2側部を備え、前記第2ケース部は、第3側部及び第4側部を備え、前記第1側部と前記第3側部とを連結する連結部を備え、前記第2ケース部は、前記連結部を中心として前記第1ケース部に対して回動可能に構成され、前記第2側部と前記第4側部とが嵌合いの関係で係合することにより前記第1ケース部と前記第2ケース部とが固定されている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記第1側部と前記第2側部は、前記第1ケース部において互いに反対側に位置するように設けられ、前記第3側部と前記第4側部は、前記第2ケース部において互いに反対側に位置するように設けられ、前記圧接部及び前記電池収容部は、前記第4側部よりも前記第3側部に近くなるように設けられている。
請求項4に記載の発明は、ケース本体を備え、前記ケース本体内に収容された電池の電力によって外部の通信装置と通信を行う携帯機において、前記ケース本体は、前記電池を収容するための収容空間及び外部から前記収容空間へ前記電池を挿入するための挿入部を備えた第1ケース部と、該第1ケース部に対して嵌合いの関係で係合して固定されると共に前記携帯機の外側面のうちの一側面全面を構成する第2ケース部とを備え、前記第1ケース部における前記挿入部の開口外縁の全周に亘って設けられると共に前記第1ケース部と前記第2ケース部との嵌合いの関係での係合により該第1ケース部と該第2ケース部とに圧迫されて前記携帯機の外部から前記収容空間内への液体の浸入を防ぐシール部材を備えた。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記第1ケース部は、第1側部及び第2側部を備え、前記第2ケース部は、第3側部及び第4側部を備え、前記第1側部と前記第3側部とを連結する連結部を備え、前記第2ケース部は、前記連結部を中心として前記第1ケース部に対して回動可能に構成され、前記第2側部と前記第4側部とが嵌合いの関係で係合することにより前記第1ケース部と前記第2ケース部とが固定されている。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記第1側部と前記第2側部は、前記第1ケース部において互いに反対側に位置するように設けられ、前記第3側部と前記第4側部は、前記第2ケース部において互いに反対側に位置するように設けられ、前記シール部材及び前記挿入部は、前記第4側部よりも前記第3側部に近くなるように設けられている。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば以下に示す作用を得る。電子部品は、弾性体に覆われているため、たとえ携帯機外部から携帯機内部へ液体が浸入しても、その表面に液体が付着することがない(以下、これを第1の作用という)。第2ケース部の圧接部は、弾性体における電池収容部の開口外縁の全周に圧接している。そのため、たとえ携帯機外部から携帯機内部へ液体が浸入しても、その液体が電池収容部内へ浸入することがない。そのため、電池収容部内に配置された電池、第1電極、第2電極には、液体が付着することがない(以下、これを第2の作用という)。従って、本発明の携帯機は、上記第1の作用及び上記第2の作用によって防水性を確保できる。
従来の携帯機では、そのケース本体の外側面のうちの一側面において、電池を交換するために必要最小限の大きさで形成された着脱部が設けられたものがある。この着脱部とケース本体との境界線が、前記一側面上において、露出した状態となってしまうため、見栄えが悪くなってしまうことがある。ところで、本発明の携帯機は、第2ケース部が上記着脱部を兼用している。しかしながら、第2ケース部は、携帯機のケース本体の外側面のうちの一側面全面を構成している。即ち、第2ケース部と第1ケース部との境界線が、前記一側面上に露出してしまうということがない。よって、本発明の携帯機は、見栄えが悪くなることがない。
また、本発明の携帯機は、第1ケース部と、第2ケース部とを嵌合いの関係で係合して固定しているため、例えば、それらをねじ止めにて固定した場合に比して容易な構成とすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて以下に示す作用を得る。連結部によって、第1ケース部と第2ケース部とが分離することがない。そのため、電池交換時に第1ケース部と第2ケース部とが分離することなく、好適に電池交換を行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の作用に加えて以下に示す作用を得る。本発明の携帯機は、てこの原理を利用して構成されている。即ち、連結部が支点、嵌合いの関係で係合した第2側部と第4側部とが力点、弾性体における電池収容部の開口外縁の全周に対して圧接する圧接部が作用点となっている。圧接部及び前記電池収容部を設ける位置が第3側部に近づくほど、言い換えると圧接部及び前記電池収容部を設ける位置が第4側部から離れるほど、圧接部は、弾性体に圧接する力が大きくなる。携帯機は、圧接部が弾性体に圧接する力が大きくなるほど、携帯機外部から電池収容部内への液体の浸入をより一層防ぐことができる。
請求項4に記載の発明によれば以下に示す作用を得る。シール部材は、第1ケース部における挿入部の開口外縁の全周に亘って設けられている。シール部材は、第1ケース部と第2ケース部とに圧迫されて携帯機の外部から収容空間内への液体の浸入を防ぐように構成されている。そのため、収容空間内に配置された電池には、液体が付着することがない。従って、本発明の携帯機は、防水性を確保できる。
従来の携帯機では、そのケース本体の外側面のうちの一側面において、電池を交換するために必要最小限の大きさで形成された着脱部が設けられたものがある。この着脱部とケース本体との境界線が、前記一側面上において、露出した状態となってしまうため、見栄えが悪くなってしまうことがある。ところで、本発明の携帯機は、第2ケース部が上記着脱部を兼用している。しかしながら、第2ケース部は、携帯機のケース本体の外側面のうちの一側面全面を構成している。即ち、第2ケース部と第1ケース部との境界線が、前記一側面上に露出してしまうということがない。よって、本発明の携帯機は、見栄えが悪くなることがない。
また、本発明の携帯機は、第1ケース部と、第2ケース部とを嵌合いの関係で係合して固定しているため、例えば、それらをねじ止めにて固定した場合に比して容易な構成とすることができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項4に記載の発明の作用に加えて以下に示す作用を得る。連結部によって、第1ケース部と第2ケース部とが分離することがない。そのため、電池交換時に第1ケース部と第2ケース部とが分離することなく、好適に電池交換を行うことができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項5に記載の発明の作用に加えて以下に示す作用を得る。本発明の携帯機は、てこの原理を利用して構成されている。即ち、連結部が支点、嵌合いの関係で係合した第2側部と第4側部とが力点、第1ケース部と第2ケース部とによって圧迫されているシール部材が作用点となっている。シール部材及び挿入部を設ける位置が第3側部に近づくほど、言い換えるとシール部材及び挿入部を設ける位置が第4側部から離れるほど、第1ケース部及び第2ケース部は、シール部材を圧迫する力が大きくなる。携帯機は、第1ケース部及び第2ケース部が、シール部材を圧迫する力が大きくなるほど、携帯機の外部から前記収容空間内への液体の浸入をより一層防ぐことができる。
本発明によれば、防水性を確保でき、見栄えがよく、容易な構成にできる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜図7に従って説明する。
図1に示すように、電子IDキーシステム11は、ユーザが所持する携帯機12と、車両13に搭載される通信装置としての施解錠制御装置14とから構成されている。
この電子IDキーシステム11は、ユーザが携帯機12を所持したまま車両13に接近すると、携帯機12と施解錠制御装置14との間で相互通信が行われるように構成されている。施解錠制御装置14は、携帯機12との相互通信が確立したときに車両13のドア錠を解錠するように構成されている。
一方、電子IDキーシステム11は、ユーザが携帯機12を所持したまま車両13から離れると、携帯機12と施解錠制御装置14との間の相互通信が確立しなくなる。施解錠制御装置14は、携帯機12との相互通信が確立しないとき、車両13のドア錠を施錠するように構成されている。以下、この施解錠制御を、第1の施解錠制御という。このため、ユーザは、携帯機12を所持していることで、車両13に触れることなく車両13のドア錠を施解錠することができる。
電子IDキーシステム11は、上記第1の施解錠制御に加えて、以下に示す第2の施解錠制御を行うことができるように構成されている。電子IDキーシステム11は、前記第1の施解錠制御及び第2の施解錠制御のうち何れか一方の制御に切り替え可能に構成されている。
この第2の施解錠制御とは、携帯機12に設けられた押圧ノブ31(図3参照)をユーザが押圧操作することにより携帯機12は所定の信号を発信し、施解錠制御装置14はその所定の信号を受信した場合に車両13のドア錠を施解錠制御する制御である。このため、ユーザは、携帯機12と施解錠制御装置14とが通信可能な状況であれば、携帯機12の押圧ノブ31を押圧操作することにより、車両13のドア錠を意図的に施解錠することができる。
図2に示すように、携帯機12は、四角箱状をなす合成樹脂製のケース本体20、該ケース本体20に収容された回路ユニット21を備えている。ケース本体20は、第1ケース部22と、該第1ケース部22に対して嵌合いの関係で係合して固定される第2ケース部23とを備えている。第1ケース部22は上部が開口した四角箱状に形成され、第2ケース部23は下部が開口した四角箱状に形成されている。
図3に示すように、第1ケース部22は、第1側部22a及び第2側部22bを備えている。第1側部22aは、第1ケース部22における4つの側壁のうちの一つの側壁であり、第2側部22bは、残りの3つの側壁のうち第1側部22aと対向する側壁である。即ち、第1側部22aと第2側部22bは、第1ケース部22において互いに反対側に位置するように配置されている。
第2ケース部23は、第3側部23a及び第4側部23bを備えている。第3側部23aは、第2ケース部23における4つの側壁のうちの一つの側壁であり、第4側部23bは、残りの3つの側壁のうち第3側部23aと対向する側壁である。即ち、第3側部23aと第4側部23bは、第2ケース部23において互いに反対側に位置するように配置されている。
第1側部22aと第3側部23aは、連結部としてのヒンジ24に一体に連結されている。本実施形態では、ヒンジ24は、合成樹脂により形成されている。即ち、第1ケース部22、第2ケース部23、及びヒンジ24は、一体に形成されている。第2ケース部23は、ヒンジ24を中心として第1ケース部22に対して回動可能に構成されている。
また、第2側部22bと第4側部23bとが嵌合いの関係で係合するように構成されている。本実施形態では、第4側部23bの内側面に形成された凹条25と、第2側部22bの上端側の外側面に形成された凸条26(図2も合わせて参考)とが嵌合いの関係で係合するように構成されている。
第1側部22aと第3側部23aとがヒンジ24にて連結されているため、凹条25と凸条26とが係合することにより、第1ケース部22と第2ケース部23とが互いに固定される。
第1ケース部22の底部22cには、貫通孔30が形成されている。貫通孔30内には、押圧ノブ31が配置されている。押圧ノブ31は、底部22cにおける貫通孔30の開口外縁に係止する係止部31aと、底部22cから先端が突出した操作部31bとを備えている。操作部31bは突出入方向(図3における上下方向)に沿って移動可能とされている。係止部31aは、操作部31bの底部22cからの突出量が所定以上となった場合に、底部22cの内面に係止するように構成されている。
第1ケース部22内には、回路ユニット21が配置されている。回路ユニット21は、回路基板32、複数の電子部品33、スイッチ34、第1電極35、第2電極36、弾性体としてのシリコーンゴム体37を備えている。シリコーンゴム体37は絶縁体である。
電子部品33は、回路基板32の表面32a(第2ケース部23側の面)、及び裏面32b(第1ケース部22側の面)にそれぞれ実装されている。スイッチ34は、電子部品の一つでもある。スイッチ34は、回路基板32の裏面32bに実装され、かつ押圧ノブ31に対向するように配置されている。第1電極35及び第2電極36は、回路基板32の表面32aに実装されている。
図5(a),(b)に示すように、第1電極35は、その基端が回路基板32の表面32aに実装される基端部35aとされ、その先端が円弧状をなす可撓部35bとされている。可撓部35bは、電池としてのボタン電池38の陽極38aと接触するように構成されている。第2電極36は、V字状の可撓部36aを備えており、その可撓部36aがボタン電池38の陰極38bと接触するように構成されている。電子部品33(スイッチ34)は、第1電極35及び第2電極36に電気的に接続されている。
図4に示すように、シリコーンゴム体37は、電子部品33を覆うように構成されている。また、シリコーンゴム体37は、第1電極35、第2電極36、及びボタン電池38を配置する電池収容部37aを開口形成する。本実施形態では、シリコーンゴム体37は、電子部品33の全体、回路基板32における電池収容部37aに対応する部分以外の部分、第1電極の基端部35aを覆うように構成されている。電池収容部37aは、円柱状の空間であり、ボタン電池38の直径よりも若干大きくなるようにその直径が設定されている。
第2ケース部23は天部23cを備えており、その天部23cにおける回路基板32側の側面が、側面23dとされている。第2ケース部23は、側面23dから突出するように形成された電池押圧部39と、同じく側面23dから突出するように形成された圧接部40とを備えている。
電池押圧部39及び圧接部40は、環状に形成され、詳述すると本実施形態では円筒状に形成されている(図2参照)。電池押圧部39は、その直径が圧接部40の直径よりも小さくなるように形成され、かつ圧接部40内に配置されている。電池押圧部39は、凸条26と凹条25とが係合している場合に、電池収容部37a内に配置されているボタン電池38を、可撓部36aの弾性に抗して押圧するように構成されている。圧接部40は、凸条26と凹条25とが係合している場合に、シリコーンゴム体37における電池収容部37aの開口外縁の全周に対して圧接するように構成されている。
なお、図4に示すように、円柱状の空間である電池収容部37aの軸心を軸心Oとした場合に、第1側部22aの外面から軸心Oまでの距離L1を「1」とすると、第1側部22aの外面から凸条26の先端までの距離L2が「3」となるように、携帯機12は構成されている。
距離L1:距離L2=1:3
即ち、圧接部40及び電池収容部37aは、第4側部23bよりも第3側部23aに近くなるように形成されている。
また、スイッチ34は、可動部34aを備えている。可動部34aはシリコーンゴム体37を挟んで押圧ノブ31と対向するように配置されている。そして、スイッチ34は、ユーザによって押圧ノブ31の操作部31bが押圧されると、可動部34aが、シリコーンゴム体37を介して押圧ノブ31にて押圧されてオン作動するように構成されている。携帯機12は、スイッチ34がオン作動することにより、所定の信号を発信するように構成されている。
次に、第1実施形態の携帯機12の作用・効果を説明する。
(1)電子部品33(スイッチ34)は、シリコーンゴム体37に覆われているため、たとえ携帯機12外部から携帯機12内部へ液体が浸入しても、その表面に液体が付着することがない(以下、これを第1の作用という)。第2ケース部23の圧接部40は、シリコーンゴム体37における電池収容部37aの開口外縁の全周に圧接している。そのため、たとえ携帯機12外部から携帯機12内部へ液体が浸入しても、その液体が電池収容部37a内へ浸入することがない。そのため、電池収容部37a内に配置されたボタン電池38、第1電極35、第2電極36には、液体が付着することがない(以下、これを第2の作用という)。そのため、携帯機12を設計する場合には、シリコーンゴム体37にて電子部品33及びスイッチ34を覆うように配慮し、かつ圧接部40と電池収容部37aとの気密性を確保できるように配慮するだけでよく、設計を容易に行うことができる。従って、携帯機12は、上記第1の作用及び上記第2の作用によって防水性を確保できる。
図14に示すように、従来の携帯機101では、そのケース本体104の一側面104a上において、ボタン電池102を交換するために必要最小限の大きさで形成された電池蓋105が設けられていた。この電池蓋105とケース本体104との境界線111が、前記一側面104a上において、露出した状態となってしまうため、見栄えが悪くなっていた。
図4に示すように、本実施形態の携帯機12は、第2ケース部23が上記電池蓋105を兼用している。しかしながら、第2ケース部23は、携帯機12のケース本体20の外側面のうちの一側面S1全面を構成している。即ち、第2ケース部23と第1ケース部22との境界線K1が、前記一側面S1上に露出してしまうということがない。よって、携帯機12は、見栄えが悪くなることがない。
本実施形態の携帯機12は、第1ケース部22と、第2ケース部23とを嵌合いの関係で係合して固定しているため、例えば、それらをねじ止め(図14の従来の携帯機101参照)にて固定した場合に比して容易な構成とすることができる。この結果、携帯機12は、部品点数を削減でき、低コストで製作でき、組み付け工数を削減でき、さらには、電池交換時の作業性を向上させることができる。
また、従来の携帯機101は、締結体108の頭部が一側面104aに露出していて見栄えが悪かったが、本実施形態の携帯機12では、従来の携帯機101のような締結体108自体備えていないため、そのような見栄えの悪さが発生しない。
従って、携帯機12は、防水性を確保でき、見栄えがよく、容易な構成にできる。
(2)ヒンジ24によって、第1ケース部22と第2ケース部23とが分離することがない。そのため、電池交換時に第1ケース部22と第2ケース部23とが分離することなく、好適に電池交換を行うことができる。
また、第1ケース部22、第2ケース部23、及びヒンジ24は、一体に形成されている。即ち、第1ケース部22、第2ケース部23、及びヒンジ24は、一つの部品となっており、このため、それらを一対の金型(例えば、射出成形金型)のみにて製作できる。従って、第1ケース部22と第2ケース部23とを別々の部品として構成した携帯機と比して、本実施形態の携帯機12は、低コストで製作できる。
(3)携帯機12は、てこの原理を利用して構成されている。即ち、ヒンジ24が支点(図6のP1に相当)、嵌合いの関係で係合した第2側部22b(凸条26)と第4側部23b(凹条25)とが力点(図6のP2に相当)、シリコーンゴム体37における電池収容部37aの開口外縁の全周に対して圧接する圧接部40が作用点(図6のP3に相当)となっている。圧接部40及び電池収容部37aを設ける位置が第3側部23aに近づくほど、言い換えると圧接部40及び電池収容部37aを設ける位置が第4側部23bから離れるほど、圧接部40は、シリコーンゴム体37に圧接する力が大きくなる。携帯機12は、圧接部40がシリコーンゴム体37に圧接する力が大きくなるほど、携帯機12外部から電池収容部37a内への液体の浸入をより一層防ぐことができる。
本実施形態では、図6に示す支点P1から作用点P3までの距離が図4に示す距離L1に相当する。図6に示す支点P1から力点P2までの距離が図4に示す距離L2に相当する。「距離L1:距離L2=1:3」の関係から、凹条25と凸条26との係合力の3倍の力で、圧接部40は、シリコーンゴム体37における電池収容部37aの開口外縁の全周を圧接している。従って、圧接部40とシリコーンゴム体37との気密性が高く、携帯機12は、より一層、防水性を高めることができる。
(4)図4に示すように、一側面S1と垂直な方向(以下、厚み方向d1という)に沿う凹条25と凸条26との嵌合いのガタツキの長さを、図7において長さr1とする。すると、この凹条25と凸条26との嵌合いのガタツキの影響による圧接部40とシリコーンゴム体37との厚み方向d1に沿うガタツキは、図7において長さr2となる。そのため、「距離L1:距離L2=1:3」の関係から「長さr1:長さr2=3:1」となり、厚み方向d1に沿う圧接部40とシリコーンゴム体37とのガタツキは、厚み方向d1に沿う凹条25と凸条26との嵌合いのガタツキよりも小さい。
圧接部40は、弾性を備えたシリコーンゴム体37に対して圧接した状態、即ち、シリコーンゴム体37に対してめり込んだ状態となっている。従って、厚み方向d1に沿う凹条25と凸条26との嵌合いのガタツキがあっても、シリコーンゴム体37の弾性により圧接部40とシリコーンゴム体37との気密性が損なわれることがなく、携帯機12は、より一層、防水性を高めることができる。
(第2実施形態)
以下、本発明を具体化した第2実施形態を図8及び図9に従って説明する。
なお、説明の便宜上、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付してその説明を一部省略する。
図8に示すように、四角箱状をなす携帯機51は、ケース本体52、該ケース本体52に収容された回路ユニット53を備えている。
ケース本体52は、第1ケース部54と、該第1ケース部54に対して嵌合いの関係で係合して固定される合成樹脂製の第2ケース部55とを備えている。
図9に示すように、第1ケース部54は、合成樹脂製の底部側ケース部56、合成樹脂製の天部側ケース部57、及び可撓可能な合成樹脂からなるシート体58とを備えている。底部側ケース部56は上部が開口した四角箱状に形成され、天部側ケース部57は下部が開口した略四角箱状に形成されている。
この底部側ケース部56と天部側ケース部57は、その開口部を互いに付き合わせた状態で、互いの4つの側部同士が溶着されている。そのため、第1ケース部54は、底部側ケース部56と天部側ケース部57との突き合わせ部分を介して第1ケース部54外から第1ケース部54内へ液体が浸入しないように構成されている。この底部側ケース部56と天部側ケース部57とにより収容空間59が形成されている。
第1ケース部54の収容空間59には、回路ユニット53が配置されている。回路ユニット53は、回路基板32、複数の電子部品33、スイッチ34、第1電極35、第2電極36を備えている。回路基板32は、その外縁が底部側ケース部56と天部側ケース部57とに挟まれた状態で固定されている。
底部側ケース部56の底部56aには、コの字状(図示略)の貫通孔が形成されることにより可撓部60が形成されている。可撓部60は、スイッチ34の可動部34aに対向するように構成されている。
底部側ケース部56における底部56aの外面全面には、シート体58が接着固定されている。そのため、第1ケース部54は、底部側ケース部56とシート体58との突き合わせ部分を介して第1ケース部54外から第1ケース部54内へ液体が浸入しないように構成されている。シート体58には、可撓部60と対向する部分が、該可撓部60から離れる方向へ膨らんだドーム状の押圧部58aを備えている。そして、ユーザによって押圧部58aが押圧されると、押圧部58a及び可撓部60が収容空間59内へ向けて撓み、可撓部60が可動部34aを押圧する。この結果、スイッチ34はオン作動されるように構成されている。
一方、天部側ケース部57の天部Tにはボタン電池38を挿入するための円形状をなす挿入部61が形成されている。その挿入部61にはボタン電池38が配置されている。ボタン電池38は、その陽極38aが第1電極35に接触され、その陰極38bが第2電極36に接触されている。
ところで、第2ケース部55における4つの側壁の内側には、凹条62が形成され、天部側ケース部57における4つの側壁の上端側の外側面には、凸条63が形成されている。この凹条62と凸条63とが嵌合いの関係で係合されていることにより、第1ケース部54と第2ケース部55とが互いに固定されている。
天部Tにおける回路基板32とは反対側の側面には、シール部材としてのパッキン64が配置されている。パッキン64は、天部Tの挿入部61の開口外縁の全周に亘って形成されている。
第2ケース部55は、天部hにおける天部T側の側面fから突出するように形成された電池押圧部65及び圧接部66を備えている。
電池押圧部65及び圧接部66は、環状に形成され、詳述すると本実施形態では円筒状に形成されている。電池押圧部65は、その直径が圧接部66の直径よりも小さくなるように形成され、かつ圧接部66内に配置されている。電池押圧部65は、凸条63と凹条62とが係合している場合に、挿入部61内に配置されているボタン電池38を、第2電極36の弾性に抗して押圧するように構成されている。圧接部66は、凸条63と凹条62とが係合している場合に、パッキン64の全周に対して圧接するように構成されている。
次に、第2実施形態の携帯機51の作用・効果を説明する。
(1)パッキン64は、第1ケース部54における挿入部61の開口外縁の全周に亘って配置されている。パッキン64は、第1ケース部54と第2ケース部55(圧接部66)とに圧迫されて携帯機51の外部から収容空間59内への液体の浸入を防ぐように構成されている。そのため、収容空間59内に配置されたボタン電池38には、液体が付着することがない。従って、本実施形態の携帯機51は、防水性を確保できる。
図14に示すように、従来の携帯機101では、一側面104a上において、境界線111が露出した状態となってしまうため、見栄えが悪くなっていた。図9に示すように、本実施形態の携帯機51は、第2ケース部55が従来の携帯機101の電池蓋105を兼用している。しかしながら、第2ケース部55は、携帯機51のケース本体52の外側面のうちの一側面S2全面を構成している。即ち、第2ケース部55と第1ケース部54との境界線K2が、前記一側面S2上に露出してしまうということがない。よって、携帯機51は、見栄えが悪くなることがない。
本実施形態の携帯機51は、第1ケース部54と、第2ケース部55とを嵌合いの関係で係合して固定しているため、例えば、それらをねじ止め(図14の従来の携帯機101参照)にて固定した場合に比して容易な構成とすることができる。この結果、携帯機51は、部品点数を削減でき、低コストで製作でき、組み付け工数を削減でき、さらには、電池交換時の作業性を向上させることができる。
また、従来の携帯機101は、締結体108の頭部が一側面104aに露出していて見栄えが悪かったが、本実施形態の携帯機51では、従来の携帯機101のような締結体108自体備えていないため、そのような見栄えの悪さが発生しない。
従って、携帯機51は、防水性を確保でき、見栄えがよく、容易な構成にできる。
(2)圧接部66は、弾性を備えたパッキン64の全周に対して圧接した状態、即ち、パッキン64に対してめり込んだ状態となっている。従って、一側面S2と垂直な方向(以下、厚み方向d2という)に沿う凹条62と凸条63との嵌合いのガタツキがあっても、パッキン64の弾性により圧接部66とパッキン64との気密性、さらにはパッキン64と天部側ケース部57との気密性が損なわれることがなく、携帯機51は、より一層、防水性を高めることができる。
なお、前記各実施形態は、以下の態様に変更してもよい。
・前記第1実施形態では、圧接部40及び電池収容部37aは、第4側部23bよりも第3側部23aに近くなるように形成していた。これに限らず、圧接部40及び電池収容部37aは、第3側部23aよりも第4側部23bに近くなるように形成してもよい。また、圧接部40及び電池収容部37aは、第3側部23aと第4側部23bとから等距離になるように形成してもよい。
・前記第1実施形態では、携帯機12は、第1側部22aと第3側部23aとがヒンジ24にて連結されており、凹条25と凸条26とが係合することにより、第1ケース部22と第2ケース部23とを互いに固定するように構成していた。これに限らず、図10に示すように、携帯機12は、第2ケース部23における4つの側壁の内側に凹条70を形成し、第1ケース部22における4つの側壁の上端側の外側面には、凸条71を形成してもよい。この場合、携帯機12は、この凹条70と凸条71とが嵌合いの関係で係合されていることにより、第1ケース部22と第2ケース部23とを互いに固定するように構成する。なお、逆に第1ケース部22に凹条70を形成し、第2ケース部23にその凹条70に係合する凸条71を形成してもよい。
・前記第2実施形態では、携帯機51は、第2ケース部55における4つの側壁の内側の凹条62と、天部側ケース部57における4つの側壁の上端側の外側面の凸条63とが嵌合いの関係で係合されることにより、第1ケース部54と第2ケース部55とを互いに固定するように構成していた。これに限らず、図11に示すように、携帯機51は、天部側ケース部57の第1側部57aと、第2ケース部55の第3側部55aとを合成樹脂からなる連結部としてのヒンジ72にて一体に連結してもよい。この場合、携帯機51は、天部側ケース部57の第2側部57bと、第2ケース部55の第4側部55bとが嵌合いの関係で係合するように構成する。詳述すると、携帯機51は、第4側部55bの内側面に形成された凹条73と、天部側ケース部57の上端側の外側面に形成された凸条74とが嵌合いの関係で係合するように構成する。なお、逆に第4側部55bの内側面に凸条74を形成し、天部側ケース部57の上端側の外側面にその凸条74と係合する凹条73を形成してもよい。このように構成すると、携帯機51は、前記第1実施形態の効果(2)と同様の効果を得ることができる。
さらに詳述すると、第1側部57aと第2側部57bは、天部側ケース部57において互いに反対に位置するように形成する。第3側部55aと第4側部55bは、第2ケース部55において互いに反対側に位置するように形成する。挿入部61、パッキン64、及び圧接部66は、第4側部55bよりも第3側部55aに近くなるように形成する。このように構成すると、携帯機51は、前記第1実施形態の効果(3),(4)と同様の効果を得ることができる。
・前記第1実施形態では、携帯機12は、第1ケース部22に凸条26を形成し、第2ケース部23にその凸条26に係合する凹条25を形成していた。これに限らず、携帯機12は、第1ケース部22に凹条25を形成し、第2ケース部23にその凹条25に係合する凸条26を形成してもよい。
・前記第2実施形態では、携帯機51は、天部側ケース部57に凸条63を形成し、第2ケース部55にその凸条63に係合する凹条62を形成していた。これに限らず、携帯機51は、天部側ケース部57に凹条62を形成し、第2ケース部55にその凹条62に係合する凸条63を形成してもよい。
・前記第1実施形態では、携帯機12を四角箱状をなすように形成していたが、円柱状(高さの長さが直径の長さより短い円柱状)に形成してもよい。即ち、図12及び図13に示すように、携帯機81は、円柱状をなす合成樹脂製のケース本体82、該ケース本体82に収容された回路ユニット21を備えている。ケース本体82は、第1ケース部83と、電池押圧部39及び圧接部40を有する第2ケース部84とを備えている。第1ケース部83の第1側部83aと、第2ケース部84の第3側部84aとを合成樹脂からなる連結部としてのヒンジ85にて一体に連結する。この場合、携帯機81は、第1ケース部83の第2側部83bと、第2ケース部84の第4側部84bとが嵌合いの関係で係合するように構成する。詳述すると、携帯機81は、第4側部84bの内側面に形成された凹条86と、第2側部83bの上端側の外側面に形成された凸条87とが嵌合いの関係で係合するように構成する。なお、逆に第4側部84bに凸条87を形成し、第2側部83bにその凸条87と係合する凹条86を形成してもよい。このように構成すると、携帯機81は、前記第1実施形態の効果(1),(2)と同様の効果を得ることができる。
さらに詳述すると、第1側部83aと第2側部83bは、第1ケース部83において互いに反対の位置に形成する。第3側部84aと第4側部84bは、第2ケース部84において互いに反対側に位置するように形成する。図12に示すように、圧接部40及び電池収容部37aは、第4側部84bよりも第3側部84aに近くなるように形成する。このように構成すると、携帯機81は、前記第1実施形態の効果(3),(4)と同様の効果を得ることができる。同様に、第2実施形態の携帯機51を円柱状に形成してもよい。
・前記第1実施形態では、弾性体としてシリコーンゴム体37を用いていたが、これを合成ゴムにて形成してもよい。
次に、上記各実施形態及びその態様の変更から把握できる技術的思想について以下に追記する。
・前記第1ケース部、前記第2ケース部、及び連結部を一体に形成したことを特徴とする請求項2、請求項3、請求項5、及び請求項6のうちいずれか1項に記載の携帯機。
第1実施形態の電子IDキーシステムを示す概略説明図。 第1実施形態の携帯機を示す分解斜視図。 第1実施形態の携帯機を示す正断面図。 第1実施形態の携帯機を示す正断面図。 (a)は、第1実施形態の回路ユニットの部分平面図。(b)は、ボタン電池、第1電極、第2電極の関係を示す正面図。 第1実施形態の携帯機の作用を示す説明図。 第1実施形態の携帯機の作用を示す説明図。 第2実施形態の携帯機を示す分解斜視図。 第2実施形態の携帯機を示す正断面図。 態様の変更の携帯機を示す正断面図。 態様の変更の携帯機を示す正断面図。 態様の変更の携帯機を示す正断面図。 態様の変更におけるケース本体の展開図。 従来技術の携帯機を示す正断面図。
符号の説明
12,51,81…携帯機、14…通信装置としての施解錠制御装置、20,52,82…ケース本体、22,54,83…第1ケース部、22a,57a,83a…第1側部、22b,57b,83b…第2側部、23,55,84…第2ケース部、23a,55a,84a…第3側部、23b,55b,84b…第4側部、24,72,85…連結部としてのヒンジ、33…電子部品、35…第1電極、36…第2電極、37…弾性体としてのシリコーンゴム体、37a…電池収容部、38…電池としてのボタン電池、38a…陽極、38b…陰極、40,66…圧接部、59…収容空間、61…挿入部、64…シール部材としてのパッキン、S1,S2…一側面。

Claims (6)

  1. 電池の陽極と接触する第1電極と、
    前記電池の陰極と接触する第2電極と、
    前記第1電極及び前記第2電極に電気的に接続されると共に前記電池から供給される電力によって外部の通信装置と通信を行うための電子部品と、
    前記第1電極、前記第2電極、及び前記電子部品を収容するケース本体と
    を備えた携帯機において、
    前記第1電極、前記第2電極、及び前記電池を配置する電池収容部を開口形成すると共に前記電子部品を覆う弾性体を備え、
    前記ケース本体は、第1ケース部と、該第1ケース部に対して嵌合いの関係で係合して固定される第2ケース部とを備え、
    前記第2ケース部は、前記携帯機の外側面のうちの一側面全面を構成すると共に、前記携帯機の外部から前記電池収容部内への液体の浸入を防ぐべく前記弾性体における前記電池収容部の開口外縁の全周に対して圧接する圧接部を備えたことを特徴とする携帯機。
  2. 前記第1ケース部は、第1側部及び第2側部を備え、
    前記第2ケース部は、第3側部及び第4側部を備え、
    前記第1側部と前記第3側部とを連結する連結部を備え、
    前記第2ケース部は、前記連結部を中心として前記第1ケース部に対して回動可能に構成され、
    前記第2側部と前記第4側部とが嵌合いの関係で係合することにより前記第1ケース部と前記第2ケース部とが固定されていることを特徴とする請求項1に記載の携帯機。
  3. 前記第1側部と前記第2側部は、前記第1ケース部において互いに反対側に位置するように設けられ、
    前記第3側部と前記第4側部は、前記第2ケース部において互いに反対側に位置するように設けられ、
    前記圧接部及び前記電池収容部は、前記第4側部よりも前記第3側部に近くなるように設けられていることを特徴とする請求項2に記載の携帯機。
  4. ケース本体を備え、
    前記ケース本体内に収容された電池の電力によって外部の通信装置と通信を行う携帯機において、
    前記ケース本体は、前記電池を収容するための収容空間及び外部から前記収容空間へ前記電池を挿入するための挿入部を備えた第1ケース部と、該第1ケース部に対して嵌合いの関係で係合して固定されると共に前記携帯機の外側面のうちの一側面全面を構成する第2ケース部とを備え、
    前記第1ケース部における前記挿入部の開口外縁の全周に亘って設けられると共に前記第1ケース部と前記第2ケース部との嵌合いの関係での係合により該第1ケース部と該第2ケース部とに圧迫されて前記携帯機の外部から前記収容空間内への液体の浸入を防ぐシール部材を備えたことを特徴とする携帯機。
  5. 前記第1ケース部は、第1側部及び第2側部を備え、
    前記第2ケース部は、第3側部及び第4側部を備え、
    前記第1側部と前記第3側部とを連結する連結部を備え、
    前記第2ケース部は、前記連結部を中心として前記第1ケース部に対して回動可能に構成され、
    前記第2側部と前記第4側部とが嵌合いの関係で係合することにより前記第1ケース部と前記第2ケース部とが固定されていることを特徴とする請求項4に記載の携帯機。
  6. 前記第1側部と前記第2側部は、前記第1ケース部において互いに反対側に位置するように設けられ、
    前記第3側部と前記第4側部は、前記第2ケース部において互いに反対側に位置するように設けられ、
    前記シール部材及び前記挿入部は、前記第4側部よりも前記第3側部に近くなるように設けられていることを特徴とする請求項5に記載の携帯機。
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