JP2005138491A - Wood chip processing apparatus and wood processing system - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、木材をチップ状に加工する木材処理システムおよび木材チップ処理装置に関する。 The present invention relates to a wood processing system and a wood chip processing apparatus for processing wood into chips.
枝木材や廃木材等を破砕するものとして、自走式の木材破砕機が知られている(特許文献1参照)。この木材破砕機では、ホッパに受け入れた枝木材や廃木材を破砕装置で破砕してチップ化し、排出コンベアで連続的に排出できる。 A self-propelled wood crusher is known as one that crushes branch wood, waste wood, and the like (see Patent Document 1). In this wood crusher, branch wood and waste wood received in a hopper can be crushed by a crushing device into chips and continuously discharged by a discharge conveyor.
しかしながら、木材を破砕する際、木材の一部が粉状になり、木材チップに付着する。この粉状となった微細分(ダスト分)の木材は、木材チップを移送する際に周囲に舞ってしまうなどの問題があるため、除去することが望ましい。 However, when crushing wood, a part of the wood becomes powdery and adheres to the wood chip. It is desirable to remove the finely pulverized (dust) timber in the form of powder because it has a problem such as flying around when transferring the wood chips.
(1) 請求項1の発明による木材チップ処理装置は、ダスト分を含む木材チップを上端開口部から投入して下端開口部から排出するように上下端が開口するとともに、木材チップは通過できず、ダスト分は通過できる無数の孔を側面に設けた縦型筒形状の筒部材を有する選別手段と、筒部材の側面の外側から内側へ通風させた後、さらに筒部材の内側から外側に向かって空気が水平方向に流れるように通風させる通風手段とを備えることを特徴とする。
(2) 請求項2の発明は、請求項1に記載の木材チップ処理装置において、筒部材と筒部材を通過する空気の流れとの相対的な位置関係を変更する変更手段をさらに備えることを特徴とする。
(3) 請求項3の発明は、請求項2に記載の木材チップ処理装置において、変更手段は、筒部材をその中心軸を中心に回動させる回動手段であることを特徴とする。
(4) 請求項4の発明は、請求項2に記載の木材チップ処理装置において、変更手段は、通風手段によって筒部材の内側から筒部材の外側に向かって通風されているときに、筒部材を水平に通風される空気の流れに対して上下方向もしくは左右方向に移動する移動手段であることを特徴とする。
(5) 請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかの項に記載の木材チップ処理装置において、筒部材を水平に通風される空気の流れによって筒部材の内側から外側へ送られたダスト分を捕集する捕集手段をさらに備えることを特徴とする。
(6) 請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかの項に記載の木材チップ処理装置において、通風手段は、通風手段が吐出する空気を筒部材へ送風するように設けられていることを特徴とする。
(7) 請求項7の発明は、請求項1〜5のいずれかの項に記載の木材チップ処理装置において、通風手段は、筒部材を通過した空気を通風手段で吸引するように設けられていることを特徴とする。
(8) 請求項8の発明による木材チップ処理装置は、ダスト分を含む木材チップを上端開口部から投入して下端開口部から排出するように上下端が開口するとともに、木材チップは通過できず、ダスト分は通過できる無数の孔を側面に設けた縦型円筒形状の円筒部材を有する選別手段と、円筒部材をその中心軸を中心に回動させる回動手段と、円筒部材の側面の外側から内側へ通風させた後、さらに円筒部材の内側から外側に向かって空気が水平方向に流れるように通風させる送風機と、円筒部材に関して送風機と対称となる位置に設けられ、送風機から送風される空気の流れによって円筒部材の内側から外側へ送られたダスト分を捕集するサイクロン集塵機とを備えることを特徴とする。
(9) 請求項9の発明による木材処理システムは、請求項1〜8のいずれかの項に記載の木材チップ処理装置と、供給された木材を破砕して木材チップを生成する木材破砕装置とを備えることを特徴とする。
(10) 請求項10の発明は、請求項9に記載の木材処理システムにおいて、木材破砕装置は自走可能な車両上に設置され、木材チップ処理装置は、架台に一体化して配設された状態で処理現場に設置されるとともに、架台に一体化して配設された状態で処理現場から取り外して車両に搭載して移動できることを特徴とする木材処理システム。
(1) In the wood chip processing apparatus according to the first aspect of the present invention, the upper and lower ends are opened so that the wood chips containing dust are introduced from the upper end opening and discharged from the lower end opening, and the wood chips cannot pass therethrough. , The sorting means having a vertical cylindrical cylindrical member provided with innumerable holes on the side surface through which dust can pass, and after the air is passed from the outside of the side surface of the cylindrical member to the inside, and further from the inside to the outside of the cylindrical member. And a ventilation means for ventilating the air so that it flows in the horizontal direction.
(2) According to a second aspect of the present invention, the wood chip processing apparatus according to the first aspect further comprises a changing means for changing a relative positional relationship between the tubular member and the flow of air passing through the tubular member. Features.
(3) According to a third aspect of the present invention, in the wood chip processing apparatus according to the second aspect, the changing means is a rotating means for rotating the cylindrical member about its central axis.
(4) According to a fourth aspect of the present invention, in the wood chip processing apparatus according to the second aspect, when the changing means is ventilated from the inside of the cylindrical member toward the outside of the cylindrical member by the ventilation means, the cylindrical member It is a moving means which moves to the up-down direction or the left-right direction with respect to the flow of the air ventilated horizontally.
(5) The invention according to
(6) According to a sixth aspect of the present invention, in the wood chip processing apparatus according to any one of the first to fifth aspects, the ventilation means is provided to blow air discharged from the ventilation means to the cylindrical member. It is characterized by being.
(7) According to a seventh aspect of the present invention, in the wood chip processing apparatus according to any one of the first to fifth aspects, the ventilation means is provided so that the air that has passed through the cylindrical member is sucked by the ventilation means. It is characterized by being.
(8) In the wood chip processing apparatus according to the invention of
(9) A wood processing system according to the invention of
(10) The invention of
(1) 請求項1の発明によれば、ダスト分を含む木材チップを上端開口部から投入し、筒部材の側面の外側から内側へ通風させた後、さらに筒部材の内側から外側に向かって水平方向に流れる空気によって、ダスト分を木材チップから分離する。これにより、筒部材の中を垂直に落下する木材チップからダスト分を効率的に分離できるので、木材チップからダスト分を迅速に分離できる。
(2) 請求項8の発明によれば、ダスト分を含む木材チップを上端開口部から投入し、回動する円筒部材の側面の外側から内側へ通風させた後、さらに円筒部材の内側から外側に向かって水平方向に流れる空気によって、ダスト分を木材チップから分離する。これにより、円筒部材の孔の目詰まりを防止しつつ垂直に落下する木材チップからダスト分を長時間にわたって効率的に分離できるので、利便性が高い。
(3) 請求項9の発明によれば、木材チップ処理装置と木材破砕装置とによって木材を処理するので、生成された木材チップからダスト分を除去できる。これにより、生成された木材チップの搬送時にダスト分が空気中に舞うことがないので、ハンドリング性が向上する。
(1) According to the first aspect of the present invention, the wood chip containing dust is introduced from the upper end opening, and the air is passed from the outside to the inside of the side surface of the cylindrical member, and then further from the inside to the outside of the cylindrical member. The dust is separated from the wood chips by horizontally flowing air. Thereby, the dust component can be efficiently separated from the wood chip falling vertically in the cylindrical member, so that the dust component can be quickly separated from the wood chip.
(2) According to the invention of
(3) According to the invention of
図1〜11を参照して、本発明による木材処理システムの一実施の形態を説明する。木材処理システムは、自走式木材破砕機100と風力選別機1とを備えている。自走式木材破砕機100は、走行体101と、フレーム本体102と、破砕機本体110と、搬出(排出)コンベア121と、磁選機122と、パワーユニット123とを備えた木材破砕装置である。
With reference to FIGS. 1-11, one Embodiment of the wood processing system by this invention is described. The wood processing system includes a self-propelled
図1において、走行体101は、左右一対の履帯101aを備え、履帯101aは走行モータ101bにより駆動される。フレーム本体102は、走行体101の上部に設けられており、後述する破砕機本体110を搭載している。破砕機本体110は、ホッパ111と、送りコンベア112と、破砕ユニット113と、押さえコンベア114とを備えている。ホッパ111は、自走式木材破砕機100の前後方向に水平に延在する送りコンベア112の上部に設けられており、投入された木材を送りコンベア112のベルト112aの上へ案内する。
In FIG. 1, a
自走式木材破砕機100の平面図である図2に示すように、送りコンベア112は、上述したベルト112aと、ベルト112aを駆動する油圧モータ112bとを有し、ホッパ111に投入された木材を自走式木材破砕機100の前方へ搬送する。押さえコンベア114は、送りコンベア112の前方上部に設けられており、ベルト114aと、ベルト114aを駆動する油圧モータ114bを有する。押さえコンベア114は、送りコンベア112に対向するベルト114aの面が送りコンベア112のベルト112aの面に対して前方側をやや下向きに傾斜するように設置されている。
As shown in FIG. 2, which is a plan view of the self-propelled
図3は、粉砕ユニット113付近の断面図であり、自走式木材破砕機100の側面方向から見た状態を示す。送りコンベア112によって前方に搬送された木材は、送りコンベア112のベルト112aと押さえコンベア114のベルト114aとによって挟み込まれて、これらコンベア112,114の前方に位置する破砕ユニット113へ押し込まれる。なお、押さえコンベア114は、不図示の案内機構によって、上下に自由に移動可能である(図3矢印A参照)。したがって、送りコンベア112のベルト112aと押さえコンベア114のベルト114aとによって挟み込まれた木材は、押さえコンベア114の自重によって上部から押さえつけられた状態となる。
FIG. 3 is a cross-sectional view of the vicinity of the crushing
破砕ユニット113には、いわゆるインパクトクラッシャと呼ばれる破砕機113aが設けられている。破砕機113aは、図2に示した油圧モータ113bで駆動される。
The crushing
図1および図2に示すように、排出コンベア121は、ベルト121aと、ベルト121aを駆動する油圧モータ121bとを有する。排出コンベア121は、破砕ユニット113の下方から自走式木材破砕機100の前方斜め上方向に向かって設けられており、後述するパワーユニット123から突設されたアーム部材124によって吊り下げ支持されている。磁選機122は、アーム部材124によって排出コンベア121の上方に吊り下げ支持されている。破砕機113aによってチップ状に破砕された木材は、排出コンベア121によって、自走式木材破砕機100の前方へ搬送される。排出コンベア121による搬送時には、磁選機122によって木材チップに混入した金属片が除去される。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
パワーユニット123は、エンジン123aと、エンジン123aによって駆動される油圧ポンプ123bとを備えており、フレーム本体102の前方に設けられている。走行モータ101b、および各油圧モータ112b,113b,114b,121bは、油圧ポンプ123bからの圧油によって駆動される。
The
図4〜6は、風力選別機1の外観を示す図である。図4は正面図であり、図5は背面図であり、図6は平面図である。風力選別機1は、フレーム2と、送風機3と、選別装置4と、サイクロン5とを備えている。フレーム2は、風力選別機1の各構成機器を支持する架台であり、4本の脚部21によって地面や基礎部分などの接地面から所定距離だけ離して設置される。風力選別機1は、送風機3と、選別装置4と、サイクロン5とをフレーム2に一体化して配設された状態で処理現場に設置されるとともに、フレーム2に一体化して配設された状態で処理現場から取り外して車両に搭載して移動できる。
4-6 is a figure which shows the external appearance of the wind power sorter 1. FIG. 4 is a front view, FIG. 5 is a rear view, and FIG. 6 is a plan view. The wind power sorter 1 includes a
フレーム2には、風力選別機1の各構成機器の点検等のためのステージ22と、ステージ22を囲う安全柵23と、ステージ22へ昇降するための梯子24とが設けられている。
The
送風機3は、ターボファンであり、電動機31によって回転駆動されるロータ32を備えている。送風機3はロータ32の軸方向に位置する吸気口33から外気を吸入し、ロータ32の半径方向に設けられた吐出口34から吐出する。吸気口33は、開口した状態であるので、外気を直接吸入する。吐出口34は、後述する選別装置4の送風空気入口へ接続されている。
The
選別装置4は、縦型の管形状を呈する風力分級機であり、駆動用モータ41と、円筒部42と、選別部43と、カバー44とを備えている。図7(a),(b)は、円筒部42付近の断面図である。駆動用モータ41は、フレーム2に取り付けられたモータ固定枠411に対して、出力軸412が垂直となるように固定されている。出力軸412には、スプロケット413が固定されている。
The
駆動用モータ41と円筒部42との間には、スプロケット414,415が固定された軸416が、固定枠411に設けられた軸受417によって回動可能に軸支されている。スプロケット413とスプロケット414とにはチェーン418が掛け回されている。スプロケット415は、後述するように、円筒部42の外周に取り付けられたチェーン424と噛み合っている。
A
図7(b)、および図8に示すように、円筒部42は、縦型の管状部材であり、円筒421と、上部フランジ422と、リブ423と、チェーン424とを備えている。上部フランジ421は、円筒421の上端部分に設けられたフランジであり、複数の孔421aを有する。リブ423は、円筒421の外周に設けられた円盤状部材であり、上部フランジ421と後述するチェーン424との間で溶接によって固定されている。チェーン424は、円筒421の外周を1周するようにリブ423の下方に固定されている。
As shown in FIGS. 7B and 8, the
円筒部42は、フレーム2に取り付けられた円筒支持架台425に設けられたカムフォロア426によってリブ423が軸42aを中心に回動可能に支持され、円筒421の落下、すなわちスラスト方向の動きが規制されている。また円筒421は、円筒支持架台425に設けられたローラ427によって、ラジアル方向の動きが規制されている。これにより、円筒42はフレーム2に対してずれることなく、軸42aの周りに回動可能である。したがって、駆動用モータ41が駆動されると、円筒421が軸42aを中心に回転駆動される。
The
図9は、選別部43付近の断面図である。円筒部42の上端に接続される選別部43は、スクリーン431と、下部円筒432と、上部フランジ433と、下部フランジ434と、補強リブ435とを備えている。スクリーン431は、円筒形状に加工された多孔板であり、多数の孔431aを有する。孔431aの径は、自走式木材破砕機100で生成される木材チップの径よりも小さくなるよう設定されている。下部円筒432は、スクリーン431の軸方向下部に延在する丈の短い円筒部材である。
FIG. 9 is a cross-sectional view of the vicinity of the
上部フランジ433および下部フランジ434は、スクリーン431の上端面および下部円筒432の下端面にそれぞれ固定されている。下部フランジ434には、複数の孔434aが設けられている。補強リブ435は、スクリーン431の機械的強度を確保するための補強部材であり、スクリーン431の外周を上部フランジ433から下部円筒432の上部にわたって設けられている。なお、スクリーン431には多孔板の代わりに網を用いてもよい。
The
円筒42の上部フランジ421と選別部43の下部フランジ434とは、各孔421a,434aに挿入されたボルトがナットで締結されることで固定される。これにより、選別部43は円筒42に対して固定される。
The
図10は、図6のX−X断面から見た選別装置4を示す図である。カバー44は、円筒42の上部に固定された選別部43の外周を囲うように箱状に加工された覆いであり、図4,5に示すように、四隅の脚部によってフレーム2に取り付けられている。図9,10に示すように、カバー44の上面441は、選別部43の上部フランジ433の上面とほぼ同じ高さに設定され、選別部43の上部開口端と略同径の開口441aを有する。カバー44の下面442は、下部円筒432の上端と下端との間の高さに設定され、下部円筒432と略同一径である開口442aを有する。
FIG. 10 is a diagram showing the
送風機3に対面しているカバー44の側面443には、送風機3の吐出口34に接続される送風空気入口444が設けられている。サイクロン5に対面しているカバー44の側面445には、後述するサイクロン5の入口管路に接続される排気口446が設けられている。カバー44の上面441と選別部43の上部フランジ421との隙間、および下部円筒432とカバー下面442の開口442aとの隙間は、それぞれ、選別部43の回転を妨げない程度に狭められている。
A
サイクロン5は、ダスト状の微粉体を含む気体に旋回運動を与え、微粉体に作用する遠心力によってこれを気体から分離する遠心力集塵装置の1つである。サイクロン5は入口管路51と、外筒52と、内筒(出口管路)53とを備えている。図6に示すように、入口管路51は外筒52の外周上部の接線方向から空気が流入するように外筒52の上部に接続されている。外筒52の上部は円筒形状であり、下部は頂点を下向きとした円錐形状を呈している。外筒52の下部は開口して、ロータリーバルブ54が取り付けられている。ロータリーバルブ54の下部には、後述するダスト分を回収するための不図示の容器が取り付けられる。
The
出口管路53は、外筒52より小径の円筒であり、外筒52と同軸となるように設けられている。出口管路53の下端は、外筒52の内部に挿入されて、外筒52の上部の円筒部分と下部円錐部分との境目よりも上部に設けられている。出口管路53の上端は、外筒52の上端面から外部に突出している。
The
―――木材の処理―――
本発明の木材処理システムでは、次のように木材をチップ化する。
(1) 木材を処理する場所へ適宜自走式木材破砕機100と風力選別機1とを設置する。
(2) 自走式木材破砕機100、および風力選別機1を起動して、自走式木材破砕機100のホッパ111に処理すべき木材を投入する。
(3) ホッパ111に投入された木材は、自走式木材破砕機100でチップ化されて、風力選別機1の選別装置4に投入される。
(4) 風力選別機1の選別装置4に投入された木材は、選別装置4によってダスト分が分離除去されて、風力選別機1の下部に排出される。
以下、本発明の木材処理システムにおける処理内容を詳述する。
――― Treatment of wood ―――
In the wood processing system of the present invention, wood is chipped as follows.
(1) The self-propelled
(2) The self-propelled
(3) The wood put into the
(4) The dust put into the
Hereinafter, the processing content in the wood processing system of this invention is explained in full detail.
自走式木材破砕機100が起動されると、油圧ポンプ123bからの圧油によって各油圧モータ112b,113b,114b,121bがそれぞれ駆動される。風力選別機1が起動されると、電動機31と駆動用モータ41とが駆動される。
When the self-propelled
自走式木材破砕機100のホッパ111に投入された木材は、送りコンベア112によって、自走式木材破砕機100の前方に搬送される。送りコンベア112によって前方に搬送された木材は、送りコンベア112のベルト112aと押さえコンベア114のベルト114aとによって挟み込まれて、これらコンベア112,114の前方に位置する破砕ユニット113へ押し込まれて、チップ状に破砕される。このとき、ダスト状の微粉(以下、ダスト分と呼ぶ)も発生する。
The wood put into the
破砕ユニット113でチップ状に破砕された木材は、ダスト分とともに排出コンベア121によって、自走式木材破砕機100の前方に設置した風力選別機1の選別装置4へ投入される。木材チップに混入した金属片は、排出コンベア121による搬送の途中で、磁選機122によって除去される。
The wood crushed into chips by the crushing
風力選別機1では、送風機3の吸気口33から吸入した空気が吐出口34から吐出される。図11に示すように、吐出口34から吐出された空気(矢印B)は、カバー44の送風空気入口444から送風空気入口444に面しているスクリーン431の孔431aを通過してスクリーン431の内周部分に送風される。そして、排気口446に対面しているスクリーン431の孔431aからスクリーン431の外周へ送られる。すなわち、スクリーン431の内面では、送風空気入口444から排気口446に向かって水平方向に通風されている。
In the wind power sorter 1, the air sucked from the
木材チップとダスト分は、図11に示す矢印Cのように、風力選別機1の選別装置4へ投入されると、選別部43の中で落下していくが、落下していく過程で、選別部43において、送風機3から送風された空気(矢印B)を横から受ける。選別装置4へ投入された木材チップとダスト分のうち、ダスト分は、送風機3から送風された空気の流れとともに、排気口446に対面しているスクリーン431の孔431aからスクリーン431の外周へ送られる(矢印D)。
When the wood chip and the dust are input into the
送風機3から吐出された空気の流れを受けてダスト分が分離された木材チップは、スクリーン431の孔431aの径よりも大きいため、孔431aからスクリーン431の外周へ送られることなく、スクリーン431および円筒42の内面を落下していく(矢印E)。
The wood chip from which the dust component has been separated by receiving the flow of air discharged from the
排気口446に対面しているスクリーン431の孔431aからスクリーン431の外周へ送られたダスト分を含む空気は、サイクロン5の入口管路51へ送られる。サイクロン5の入口管路51から流入したダスト分を含む空気は、外筒52の内部で旋回されて(矢印F)、ダスト分が分離される。分離されたダスト分は、ロータリーバルブ54から下部に排出される。ダスト分が分離されて浄化された清浄空気は、出口管路53から外部に排出される(矢印G)。
The air containing the dust component sent to the outer periphery of the
円筒部42と選別部43とは、駆動用モータ41によって軸42aの周りに回転駆動されている。したがって、スクリーン431は常に移動して、送風空気入口444および排気口446に対して交互に対面する。すなわち、スクリーン431とスクリーン431を通過する空気の流れとの相対的な位置関係が変化する。このため、スクリーン431の孔431aには、送風機3から吐出される空気が、スクリーン431の外面から内面に向かって流れる場合と、スクリーン431の内面から外面に向かって流れる場合とがある。すなわち、孔431aを通過する気流の向きは交互に反転する。
The
スクリーン431の内面から外面に向かう気流に流された木材チップが孔431aに刺さるなど、孔431aが塞がれて目詰まりを起こすことがある。しかし、回転するスクリーン431が送風空気入口444に対面する位置へ移動すると、スクリーン431の外面から内面に向かって流れる気流(図11矢印B)により、孔431aを塞ぐ木材チップがスクリーン431の内面側へ押し出される。すなわち、スクリーン431は、送風機3から吐出される空気によって、送風空気入口444に対面する位置において逆洗される。
There is a case where the
本発明の木材処理システムでは、次の作用効果を奏する。
(1) 円筒形状に加工された多孔板を有する選別部43の上部から自走式木材破砕機100で破砕された木材チップを投入することで、木材チップとダスト分とを分離している。これにより、ダスト分を含む木材チップの処理速度が高められる。
(2) 送風空気入口444から排気口446に向かってスクリーン431の内面を水平方向に通風するように構成している。これにより、垂直に落下する、木材チップからダスト分を効率的に分離できる。
The wood processing system of the present invention has the following effects.
(1) By throwing the wood chips crushed by the self-propelled
(2) The inner surface of the
(3) 送風空気入口444から排気口446に向かってスクリーン431の内面を通過する気流に対してスクリーン431が移動する。したがって、木材チップからダスト分を分離している孔431aが順次入れ替わるので、目詰まりをしていない孔431aによって木材チップからダスト分を分離でき、処理量低下などの不具合を防止できる。
(3) The
(4) 送風空気入口444から排気口446に向かってスクリーン431の内面を通過する気流に対してスクリーン431が回転駆動されて、孔431aを通過する気流の向きが交互に反転する。これにより、目詰まりを起こした孔431aを逆洗できるので、長時間継続してダストの分離処理ができる。
(5) 自走式木材破砕機100と風力選別機1によって木材を処理するので、生成された木材チップからダスト分を除去できる。これにより、生成された木材チップの搬送時にダスト分が空気中に舞うことがないので、ハンドリング性が向上する。
(4) The
(5) Since wood is processed by the self-propelled
(6) 自走式木材破砕機100は、自走可能であり、風力選別機1は、送風機3と、選別装置4と、サイクロン5とをフレーム2に一体化して配設された状態で処理現場から取り外して車両に搭載して移動できる。これにより、処理現場に迅速に設置可能であり、利便性が高い。
(6) The self-propelled
―――変形例―――
(1) 上述の説明では、送風機3の吐出側に選別装置4を配置したが、本発明はこれに限定されない。例えば、送風機3を選別装置4とサイクロン5との間に配置してもよく、サイクロン5の出口管路53に送風機3の吸気口33を接続してもよい。この場合、送風機3から吐出された空気が、選別装置4の送風空気入口444へ供給されるよう配管すればよい。
――― Modifications ――――
(1) In the above description, the
(2) 上述の説明では、スクリーン431は、全周回転駆動されているが、本発明はこれに限定されない。スクリーン431が正方向の部分回転と逆方向の部分回転とを繰り返してもよい。この場合、送風機3からの送風空気でスクリーン431が逆洗されるようにスクリーン431の回転角度を設定すればよい。また、送風機3からの送風空気とは別に逆洗用の送風空気をスクリーン431に送風する手段を別途用意してもよい。すなわち、逆洗されて目詰まりが解消されたスクリーンによって、ダスト分と木材チップとの分離ができる構造であればよい。この場合、スクリーン431の移動は、軸42aの周りの回動に限らない。
(2) In the above description, the
例えば、図12(a)〜(d)に示すように、上述したスクリーン431の代わりに側面に開口を有する円筒436と、円弧形状のスクリーン437と、スクリーン437の移動手段であるアクチュエータ438とを設ける。スクリーン437の上部と下部とは開口部のない板部437a,437cであり、上下の板部437a,437cの間は、通風可能なスクリーン部437bである。スクリーン437を排気口446の近傍に設けて、アクチュエータ438によってスクリーン437を上下方向方向に昇降可能に構成する(図12(a),(b))。そして、スクリーン437を定期的に昇降させることで、逆洗位置436a,436bに移動したスクリーン部437bを逆洗用の送風空気で逆洗するように(図12(c),(d))構成してもよい。
For example, as shown in FIGS. 12A to 12D, instead of the above-described
なお、送風機3による気流に対してスクリーン431のみが移動すればよいので、円筒部42および選別部43は、図12に示すように固定されていてもよい。例えば、選別部43が円筒形状ではなく四角筒形状であれば、上述したスクリーン437の移動方向は左右方向でもよい。
In addition, since only the
(3) 上述の説明とは逆に、スクリーンが固定されて、送風機3による気流の方向がスクリーンに対して移動するように構成されていてもよい。たとえば、スクリーン431が固定され、カバー44の送風空気入口444および排気口446に相当する部分がスクリーン431に対して移動するように構成することもできる。
(3) Contrary to the above description, the screen may be fixed and the direction of the airflow by the
(4) 上述の説明では、スクリーン431は、円形の断面を有する円筒形状であったが、本発明はこれに限定されない。多角形の断面を有する筒形状であってもよい。
(5) 上述の説明では、木材チップから分離したダスト分の回収にサイクロン5を用いたが、本発明はこれに限定されない。ダスト分の粒度によっては、例えば、重力集塵装置、慣性力集塵装置、洗浄集塵装置、濾過集塵装置、および電気集塵装置など、あらゆる集塵装置を用いることができる。
(6) 上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
(4) In the above description, the
(5) In the above description, the
(6) The above-described embodiments and modifications may be combined.
以上の実施の形態およびその変形例において、たとえば、選別手段は選別部43に、通風手段は送風機3に、捕集手段はサイクロン5にそれぞれ対応する。変更手段および回動手段は、駆動用モータ41と、スプロケット413,414,415と、チェーン418,424と、カムフォロア426と、ローラ427とによって実現される。さらに、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、本発明は、上述した実施の形態における機器構成に何ら限定されない。
In the above embodiment and its modifications, for example, the selection means corresponds to the
1 風力選別機 3 送風機
4 選別装置 5 サイクロン
41 駆動用モータ 42 円筒部
43 選別部 44 カバー
100 自走式木材破砕機 101 走行体
110 破砕機本体 111 ホッパ
112 送りコンベア 113 粉砕ユニット
114 押さえコンベア 121 排出コンベア
413,414,415 スプロケット 418,424 チェーン
426 カムフォロア 427 ローラ
431 スクリーン 444 送風空気入口
446 排気口
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (10)
前記筒部材の側面の外側から内側へ通風させた後、さらに前記筒部材の内側から外側に向かって空気が水平方向に流れるように通風させる通風手段とを備えることを特徴とする木材チップ処理装置。 The upper and lower ends are opened so that wood chips containing dust can be introduced from the upper end opening and discharged from the lower end opening, the wood chips cannot pass through, and numerous holes through which the dust can pass are provided on the side surface. Sorting means having a cylindrical member having a vertical cylindrical shape;
A wood chip processing apparatus comprising: ventilation means for ventilating air so that air flows in a horizontal direction from the inside to the outside of the cylinder member after ventilation from the outside to the inside of the side surface of the cylinder member. .
前記筒部材と前記筒部材を通過する空気の流れとの相対的な位置関係を変更する変更手段をさらに備えることを特徴とする木材チップ処理装置。 In the wood chip processing apparatus according to claim 1,
A wood chip processing apparatus, further comprising changing means for changing a relative positional relationship between the cylindrical member and a flow of air passing through the cylindrical member.
前記変更手段は、前記筒部材をその中心軸を中心に回動させる回動手段であることを特徴とする木材チップの処理装置。 In the wood chip processing apparatus according to claim 2,
The wood chip processing apparatus, wherein the changing means is a turning means for turning the cylindrical member about its central axis.
前記変更手段は、前記通風手段によって前記筒部材の内側から前記筒部材の外側に向かって通風されているときに、前記筒部材を水平に通風される空気の流れに対して上下方向もしくは左右方向に移動する移動手段であることを特徴とする木材チップ処理装置。 In the wood chip processing apparatus according to claim 2,
The changing means is vertically or horizontally with respect to a flow of air that is horizontally ventilated through the cylinder member when the ventilation means is ventilated from the inside of the cylinder member toward the outside of the cylinder member by the ventilation means. A wood chip processing apparatus, characterized in that the wood chip processing apparatus is a moving means that moves to the right.
前記筒部材を水平に通風される空気の流れによって前記筒部材の内側から外側へ送られた前記ダスト分を捕集する捕集手段をさらに備えることを特徴とする木材チップ処理装置。 In the wood chip processing apparatus according to any one of claims 1 to 4,
A wood chip processing apparatus, further comprising a collecting means for collecting the dust component sent from the inside to the outside of the cylinder member by a flow of air that is horizontally ventilated through the cylinder member.
前記通風手段は、前記通風手段が吐出する空気を前記筒部材へ送風するように設けられていることを特徴とする木材チップ処理装置。 In the wood chip processing apparatus according to any one of claims 1 to 5,
The wood chip processing apparatus, wherein the ventilation means is provided to blow air discharged from the ventilation means to the cylindrical member.
前記通風手段は、前記筒部材を通過した空気を前記通風手段で吸引するように設けられていることを特徴とする木材チップ処理装置。 In the wood chip processing apparatus according to any one of claims 1 to 5,
The wood chip processing apparatus, wherein the ventilation means is provided so that the air that has passed through the cylindrical member is sucked by the ventilation means.
前記円筒部材をその中心軸を中心に回動させる回動手段と、
前記円筒部材の側面の外側から内側へ通風させた後、さらに前記円筒部材の内側から外側に向かって空気が水平方向に流れるように通風させる送風機と、
前記円筒部材に関して前記送風機と対称となる位置に設けられ、前記送風機から送風される空気の流れによって前記円筒部材の内側から外側へ送られた前記ダスト分を捕集するサイクロン集塵機とを備えることを特徴とする木材チップ処理装置。 The upper and lower ends are opened so that wood chips containing dust can be introduced from the upper end opening and discharged from the lower end opening, the wood chips cannot pass through, and numerous holes through which the dust can pass are provided on the side surface. Sorting means having a cylindrical member having a vertical cylindrical shape;
Rotating means for rotating the cylindrical member about its central axis;
A blower for allowing air to flow in a horizontal direction from the inside to the outside of the cylindrical member after the inside is ventilated from the outside of the side surface of the cylindrical member, and
A cyclone dust collector provided at a position symmetrical to the blower with respect to the cylindrical member, and collecting the dust component sent from the inside to the outside of the cylindrical member by a flow of air blown from the blower. A wood chip processing device.
供給された木材を破砕して木材チップを生成する木材破砕装置とを備えることを特徴とする木材処理システム。 The wood chip processing apparatus according to any one of claims 1 to 8,
A wood processing system comprising: a wood crushing device that crushes supplied wood to generate wood chips.
前記木材破砕装置は自走可能な車両上に設置され、
前記木材チップ処理装置は、架台に一体化して配設された状態で処理現場に設置されるとともに、架台に一体化して配設された状態で処理現場から取り外して車両に搭載して移動できることを特徴とする木材処理システム。 The wood processing system according to claim 9, wherein
The wood crusher is installed on a self-propelled vehicle,
The wood chip processing apparatus is installed on the processing site in a state of being integrated with the gantry and can be removed from the processing site and mounted on the vehicle in a state of being integrated with the gantry. Characteristic wood processing system.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003378727A JP2005138491A (en) | 2003-11-07 | 2003-11-07 | Wood chip processing apparatus and wood processing system |
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JP2003378727A JP2005138491A (en) | 2003-11-07 | 2003-11-07 | Wood chip processing apparatus and wood processing system |
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JP2005138491A true JP2005138491A (en) | 2005-06-02 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2005138491A (en) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007010371A (en) * | 2005-06-28 | 2007-01-18 | Kenji Yasuda | Harmful substance detecting system, detection method of harmful wood, and waste wood treatment system |
KR101413628B1 (en) | 2014-04-30 | 2014-07-09 | 주식회사 포스벨 | Sucction sorting device |
WO2020255590A1 (en) * | 2019-06-20 | 2020-12-24 | 株式会社パームホルツ | Palm trunk separation method and separation device |
CN116352818A (en) * | 2023-03-06 | 2023-06-30 | 江苏零界科技集团有限公司 | Wood raw material slitting and drying integrated machine |
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2003
- 2003-11-07 JP JP2003378727A patent/JP2005138491A/en active Pending
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