JP2005132836A - カルボン酸系化合物の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コハク酸アンモニウム、乳酸アンモニウム等の脱アンモニア反応によりカルボン酸またはその誘導体を製造する方法であって、コハク酸アンモニウムまたは乳酸アンモニウムをアルコールまたは水と反応させてアンモニアを脱離しコハク酸、乳酸またはそれらの誘導体を得ると共に脱離したアニモニアを回収する。
【選択図】 なし
Description
しかしながら、これらの方法では、カルボン酸塩類の酸処理が必要であり、酸処理により多量の酸が消費され、かつ硫酸カルシウム、硫酸アンモニウム等の多量の塩類が副生する難点があった。
(1) コハク酸アンモニウムの脱アンモニア反応によりコハク酸またはその誘導体を製造する方法であって、コハク酸アンモニウムをアルコールまたは水と反応させてアンモニアを脱離させコハク酸またはその誘導体を得ると共に脱離したアニモニアを回収することを特徴とするコハク酸アンモニウムの脱アンモニア反応によりコハク酸またはその誘導体等のカルボン酸系化合物を製造する方法。
(2) 脱アンモニア反応を、触媒の存在下または不在下で行うことを特徴とする上記(1)に記載のコハク酸またはその誘導体の製造方法。
(3) 触媒が、ポリエステル合成触媒、エステル合成触媒、エステル交換触媒、および加水分解触媒の中から選ばれた少なくとも1種の触媒であることを特徴とする上記(1)または(2)に記載のコハク酸またはその誘導体の製造方法。
(4) コハク酸誘導体がコハク酸エステル、コハク酸エステル系低分子量合物(オリゴマーを含む)およびコハク酸無水物から選ばれた少なくとも一種であることを特徴とする上記(1)乃至(3)何れかに記載のカルボン酸系化合物の製造方法。
(5) 回収したアンモニアをコハク酸発酵合成に循環することを特徴とする上記(1)乃至(4)何れかに記載のコハク酸またはその誘導体の製造方法。
(6) アルコールが、一価、二価または三価以上のアルコールであることを特徴とする上記(1)乃至(5)何れかに記載のコハク酸またはその誘導体の製造方法。
(7) アルコールをコハク酸アンモニウムと反応させ、脱離したアンモニアを回収すると共に得られたコハク酸の該エステルを加アルコール分解することによりコハク酸エステルを製造することを特徴とする上記(1)乃至(6)何れかに記載のコハク酸誘導体の製造方法。
(8) アルコールとして、コハク酸ジメチルの沸点より高沸点アルコールを用い、脱アンモニア反応により得られた反応生成物を加メタノール分解後、メタノール蒸気をコハク酸ジメチルの沸点以上の温度下で反応系に導入し、コハク酸ジメチルを蒸留することにより、該高沸点アルコールと分離することを特徴とする上記(1)乃至(7)何れかに記載のコハク酸ジメチルの製造方法。
(9) アルコールをコハク酸アンモニウムと反応させ、脱離したアンモニアを回収すると共に得られたコハク酸の該エステルを加水分解することによりコハク酸を製造することを特徴とする上記(1)乃至(6)何れかに記載のコハク酸の製造方法。
(10) アルコールとして、コハク酸アンモニウムからアンモニアを脱離回収できる温度に保持できる高沸点アルコールを用い、脱アンモニア反応により得られた反応生成物を加水分解後、水蒸気を該高沸点アルコールの沸点以上の反応温度下で反応系に導入し、該高沸点アルコールを蒸留することにより、コハク酸と該高沸点アルコールと分離することを特徴とする上記(9)に記載のコハク酸の製造方法。
(11) 上記(10)に記載の方法で得られるコハク酸を脱水することを特徴とする無水コハク酸の製造方法。
(12) 上記(10)に記載の方法で得られるコハク酸をメタノール中でエステル化することを特徴とするコハク酸ジメチルの製造方法。
(13) アルコールとして、水に難溶性のアルコールを用いることを特徴とする上記(1)乃至(12)何れかに記載のコハク酸またはその誘導体の製造方法。
(14) 水とコハク酸アンモニウムを溶媒の存在下または不在下で反応させ、脱離したアンモニアを回収すると共にコハク酸を製造することを特徴とする上記(1)1乃至(6)何れかに記載のコハク酸の製造方法。
(15) 溶媒が、プロトン性溶媒または極性非プロトン溶媒であることを特徴とする上記(1)乃至(14)何れかに記載のコハクまたはその酸誘導体の製造方法。
(16) 上記(14)または(15)に記載の方法で得られるコハク酸を脱水することを特徴とする無水コハク酸の製造方法。
(17) 脱アンモニア反応を、コハク酸アンモニウムからアンモニアを脱離回収できる温度に保持できる高沸点アルコール溶媒の存在下で行うことを特徴とする上記(1)乃至(16)何れかに記載のコハク酸またはその誘導体の製造方法。
(18) 高沸点アルコール溶媒が、一価アルコール、二価アルコールまたは三価以上のアルコールであることを特徴とする上記(17)に記載のコハク酸またはその誘導体の製造方法。
(19) エステル化反応、加アルコール分解、加メタノール分解または脱水反応を、触媒の存在下または不在下で行うことを特徴とする上記(1)乃至(18)何れかに記載のコハク酸またはその誘導体の製造方法。
(20) 触媒が、ポリエステル合成触媒、エステル合成触媒、エステル交換触媒、および加水分解触媒の中から選ばれた少なくとも1種の触媒であることを特徴とする上記(19)に記載のコハク酸またはその誘導体の製造方法。
(21) アルコールや水を連続的に反応させる請求項1乃至20何れかに記載のコハク酸またはその誘導体の製造方法
(22) 溶媒が、エーテル類であることを特徴とするコハク酸またはその誘導体の製造方法。
(23) 溶媒が、トリアルキルアミン等のアミン類であることを特徴とするコハク酸エステルの製造方法。
(24) 上記(1)乃至(23)何れかに記載の方法において、コハク酸アンモニウムの代わりに乳酸アンモニウムを用いることを特徴とする乳酸またはその誘導体の製造方法。
また、本発明方法で副生するアンモニアは従来方法のごとく硫安のようなアンモニウム塩でなく、アンモニアであるので、そのままの形でコハク酸発酵合成プロセスに循環使用することができるので、極めて廉価で効率的な方法といえる。
H4NOOCCH2CH2COONH4 (1)
また、コハク酸アンモニウムは、酸性アンモニウム塩H4NOOCCH2CH2COOHが不純物として含まれていても反応原料として使用できる。
乳酸アンモニウムとしては、発酵合成で得られる、乳酸アンモニウム〔CH3CH(OH)COONH4〕又はその水溶液が用いられる。
ROH (2)
HOR1OH (3)
また、芳香族炭化水素基としては、フェニル、トリル、キシリル、ビフェニル、ナフチルなどが挙げられる。
前記一般式(2)で表されるアルコールの具体例としては、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、オクタノール、1−ドデカノール、1−テトラデカノール、ステアリルアルコール、シクロヘキサノール、ベンジルアルコール等が挙げられる。
また、多価アルコールとしては、例えばグリセリン、ジグリセリン、トリメチロールプロパンなどが挙げられる。
反応は溶媒の存在下または不存下で行うことができる。溶媒としては、アルコール類、エーテル類、トリアルキルアミン類及びジメチルスルホキシドなどのスルホキシド系溶媒、ジメチルホルムアミドなどアミド系溶媒、スルホラン、ヘキサメチルホスホルアミド、γ−ブチロラクトンのような極性溶媒が挙げられる。
なお、ここでコハク酸エステルには、ROOCCH2CH2COORのような単量体以外にポリエステル合成の原料となり得るコハク酸エステル系低分子量合物(オリゴマーを含む)[-OCCH2CH2COOR1O-]n(数平均分子量1万以下)も含まれる。
触媒の使用量はコハク酸アンモニウムのアンモニウムイオンに対し0.2モル以下で使用される。0.2モルを超える触媒を使用すると、上記反応は進行するがアンモニウムの回収率やコハク酸又はコハク酸誘導体の収率が低下し、好ましくない。
加アルコール分解あるいは加水分解後における、コハク酸又はコハク酸エステル、コハク酸無水物等と二価アルコールの分離は、抽出、晶析、蒸留等の中から選ばれる少なくとも1種の方法で行うことができる。
アルコールとコハク酸やコハク酸の低級アルコールエステルを分離するための前記抽出溶媒としては、テトラヒドロフラン、四塩化炭素、クロロホルム、テトラクロロエタン等を用いることができる。
また、脱アンモニア工程において、アルコールとして二価アルコールを用いた場合は、例えば、加メタノール分解後、コハク酸ジメチルが可溶で、かつ二価アルコールが不溶な溶媒を抽出溶媒として用いることにより、両者の分離が可能である。
また、アルコールとして水に難溶なアルコールを用いることにより、脱アンモニア反応で得られた生成物の加水分解反応後のコハク酸とアルコールの分離が容易になる。コハク酸又はコハク酸エステル、コハク酸無水物等と二価アルコールの分離は、抽出、晶析、蒸留等の中から選ばれる少なくとも1種の方法で行うことができる。
図1は、コハク酸アンモニウムから、コハク酸エステル(コハク酸ジメチル)およびコハク酸を製造する工程を示している。図1で、アルコール(A)として、コハク酸ジメチル(bp195.2℃)より沸点の高いアルコールを用いる場合は、加メタノール分解後、コハク酸ジメチルの沸点以上の温度下、メタノール蒸気をかき混ぜながら反応系に導入し、常圧でコハク酸ジメチルを蒸留することにより、該高沸点アルコールとコハク酸ジメチルを分離することができる。得られたコハク酸ジメチルを加水分解すればコハク酸が得られる。アルコール(A)として、二価アルコールを用いる場合は、例えば、コハク酸ジメチルが可溶で、かつ二価アルコールが不溶な溶媒を抽出溶媒として用いることにより、両者の分離が可能である。アルコールが(A)が一価のアルコールの場合は、コハク酸エステル(B)は、必要に応じて精製した後、ポリエステル(C)の原料となる。また、コハク酸エステル(B)が二価アルコールのオリゴマーである場合は、(B)がそのままポリエステル(C)の原料となる。回収されたアンモニアは脱水してまたは水溶液として循環使用される。
図2は、コハク酸アンモニウムから、コハク酸エステル、コハク酸またはコハク酸無水物を製造する工程を示している。図2で、アルコール(A)として、水に不溶なアルコール(C5以上の飽和一価アルコールは水にほとんど溶けない)を用いることにより、図2の加水分解反応後のコハク酸とアルコールの分離が容易になる。得られたコハク酸を脱水すればコハク酸無水物が得られる。アルコール(A)として比較的沸点の低い二価のアルコール(例:エチレングリコール)を用いる場合は、加水分解後、該二価アルコールの沸点より高温の温度下、水蒸気をかき混ぜながら反応系に導入し、常圧で該高沸点アルコールを蒸留することにより、該高沸点アルコールとコハク酸を分離することができる。アルコール(A)が一価のアルコールの場合は、コハク酸エステル(B)は、必要に応じて精製した後、ポリエステル(C)の原料となる。回収されたアンモニアは脱水してまたは水溶液として循環使用される。また、コハク酸エステル(B)が二価アルコールのオリゴマーである場合は、(B)がそのままポリエステル(C)の原料となる。
図3は、コハク酸アンモニウムから、コハク酸、コハク酸無水物又はコハク酸ジメチルを製造する工程を示している。図3では、溶媒の存在下、コハク酸アンモニウムと水(A)を加熱攪拌すると、アンモニアが発生し、コハク酸(B)が生成する。溶媒は蒸留して再利用される。好ましい溶媒としてアルコール類、エーテル類またはスルホキシド系溶媒、アミド系溶媒、スルホラン、γ−ブチロラクトン等がある。生成したコハク酸(B)から、脱水又はメタノール中のエステル化反応により、それぞれ無水コハク酸とコハク酸ジメチルが得られる。これらのコハク酸誘導体は、精製した後、ポリエステル(C)の原料となる。回収されたアンモニアは脱水してまたは水溶液として循環使用される。なお、図3で、(A)の水の代わりにメタノールを用いると、(B)はコハク酸ジメチルが生成する。
ゲルパーミエーションクロマトグラフ(GPC)法を用いて標準ポリスチレンからの校正曲線を作成し、重量平均分子量(Mw)、数平均分子量(Mn)及び分子量分布(Mw/Mn)を求めた。溶離液はクロロホルムを用いた。
生成コハク酸エステル量は、ガスクロマトグラフ法により定量した。分析用カラムは、島津キャピラリーカラム「HiCap−CBP1−M25−025(無極性、メチルシリコン(OV-1、SE-30相当)、最高使用温度320℃、25m)」を使用した。初期温度100℃、昇温速度5℃/分、最終温度270℃の条件下、内部標準物質としてジエチレングリコールジブチルエーテルを用いて、FID法により定量分析を行った。
JISK0102−1986法に準じた中和滴定法により回収されたアンモニアの定量分析を行った。回収されたアンモニアを硫酸溶液に吸収させ、残った硫酸についてメチルレッド−ブロモクレゾールグリーン混合液指示薬を用いて水酸化ナトリウムで滴定し、アンモニウムイオンを定量し、アンモニアの回収量を求めた。
攪拌羽及び温度計付き内容積100mlの四つ口フラスコにコハク酸アンモニウム(CH2COONH4)227.4g(180ミリモル)と1,4−ブタンジオール17.8g(198ミリモル)を窒素雰囲気下に仕込み、40℃で反応を開始し(反応中は窒素ガスを遮断するが、反応系が減圧になる場合は、後述の硫酸トラップ3の硫酸が逆流しないように窒素ガスをフラスコに補充しながら反応を行った)徐々に260℃まで昇温させ、アンモニアと水を流出させた(3時間)。この間、流出するアンモニアと水を氷冷トラップ1(内容積70ml)、水20mlを含む氷冷トラップ2(内容積70ml)及び2N硫酸180mlを含むトラップ3(マグネチックスターラ付き、内容積200mlフラスコ)に導入し、捕集した。また上記反応の3時間後に、130〜160℃、減圧下(0.2〜1Torr)で10分間、四つ口フラスコの内容物をかき混ぜながら、低沸点物(アンモニア、水、未反応アルコール)を液体窒素で冷却したトラップ4に捕集した。この減圧で捕集されたトラップ4中のアンモニアを上記トラップ1及びトラップ2のアンモニアと合わせて硫酸トラップ3に導入し、捕集されたアンモニアを硫酸中に吸収させた。次にアンモニアを吸収させたトラップ3の水溶液について、1モル/リットルNaOH溶液を用いて、トラップ3に残った硫酸を滴定し、アンモニウムイオンを定量し、回収されたアンモニア量を求めた。その結果、回収アンモニア量は279.3ミリモルであった。またアンモニアの回収率は77.6%であった。
攪拌羽及び温度計付き内容積100mlの四つ口フラスコにコハク酸アンモニウム(CH2COONH4)227.4g(180ミリモル)と1,4−ブタンジオール32.4g(360ミリモル)を窒素雰囲気下に仕込み、40℃で反応を開始し(反応中は窒素ガスを遮断するが、反応系が減圧になる場合は、後述の硫酸トラップ3の硫酸が逆流しないように窒素ガスをフラスコに補充しながら反応を行った)徐々に260℃まで昇温させ、アンモニアと水を流出させた(3時間)。この間、流出するアンモニアと水を氷冷トラップ1(内容積70ml)、水20mlを含む氷冷トラップ2(内容積70ml)及び2N硫酸180mlを含むトラップ3(マグネチックスターラ付き、内容積200mlフラスコ)に導入し、捕集した。また上記反応の3時間後に、140〜200℃、減圧下(約0.2Torr)に12分間、四つ口フラスコの内容物をかき混ぜながら、低沸点物(アンモニア、水、未反応アルコール)を液体窒素で冷却したトラップ4に捕集した。この減圧で捕集されたトラップ4中のアンモニアを上記トラップ1及びトラップ2のアンモニアと合わせて硫酸トラップ3に導入し、捕集されたアンモニアを硫酸中に吸収させた。次にアンモニアを吸収させたトラップ3の水溶液について、1モル/リットルNaOH溶液を用いて、トラップ3に残った硫酸を滴定し、アンモニウムイオンを定量し、回収されたアンモニア量を求めた。その結果、回収アンモニア量は318.3ミリモルであった。またアンモニアの回収率は88.4%であった。
次に室温で、フラスコ内容物にメタノール50mlと硫酸1.84gを加え、メタノール混合物を加熱し、5時間還流させた。得られた反応液をガスクロマトグラフにより分析したところ、17.2gのコハク酸ジメチルが生成していることがわかった(コハク酸ジメチルとしての収率は65.4%)。
攪拌羽及び温度計付き内容積100mlの四つ口フラスコにコハク酸アンモニウム(CH2COONH4)2180ミリモルと1,4−ブタンジオール198ミリモルを窒素雰囲気下に仕込み、40℃で反応を開始し、実施例1と同様に徐々に245℃まで昇温させ、水とアンモニアを流出させた(2時間30分)、実施例1と同様にトラップに捕集した。次いで、常圧、窒素雰囲気下でチタンテトライソプロポキシド0.12ミリモルを仕込み、245℃、減圧下(約1Torr)に30分間、四つ口フラスコの内容物をかき混ぜながら、低沸点物を実施例1と同様に液体窒素冷却トラップ4に捕集した。アンモニアの捕集は実施例1と同様に行い、回収アンモニア量を求めた。その結果、回収アンモニア量は285.9ミリモルであった。またアンモアの回収率は79.4%であった。実施例1と比べて反応温度が低く、短時間の反応であるが、Ti系触媒の存在下ではアンモニアの回収率が向上した。
攪拌羽付き内容積100mlの四つ口フラスコにコハク酸アンモニウム(CH2COONH4)2180ミリモルと1,4−ブタンジオール198ミリモル、チタンテトライソプロポキシド0.12ミリモル及びリン酸水素マグネシウム水和物(MgHPO4・3H2O)0.04ミリモルを窒素雰囲気下に仕込み、かき混ぜながらオイルバスを242℃まで昇温させ(2時間30分)、実施例1と同様に水とアンモニアを流出させた。次に、徐々に減圧(真空度0.1〜0.7Torr)にして、242℃(オイルバス温度)で2時間10分反応を続けた。反応後、Mn4千8百のコハク酸の1,4−ブタンジオールエステル低重合体(ポリブチレンサクシネートオリゴマー)が得られた。
攪拌羽及び温度計付き内容積100mlの四つ口フラスコにコハク酸アンモニウム(CH2COONH4)2180ミリモルと1,4−ブタンジオール198ミリモルを窒素雰囲気下に仕込み、40℃で反応を開始し、実施例1と同様に徐々に260℃まで昇温させ、水とアンモニアを流出させ(2時間)、実施例1と同様にトラップに捕集した。次いで、常圧、窒素雰囲気下でチタンテトライソプロポキシド0.12ミリモルを仕込み、130℃〜210℃、減圧下(0.6Torr)に40分間、四つ口フラスコの内容物をかき混ぜながら、低沸点物を実施例1と同様に液体窒素冷却トラップ4に捕集した。アンモニアの捕集は実施例1と同様に行い、回収アンモニア量を求めた。その結果、回収アンモニア量は282ミリモルであった。またアンモアの回収率は78.3%であった。次に室温で、フラスコ内容物にメタノール50mlと硫酸1.84gを加え、メタノール混合物を加熱し、5時間還流させた。得られた反応液をガスクロマトグラフにより分析したところ、14.5gのコハク酸ジメチルが生成していることがわかった(収率55.1%)。反応液に含まれるコハク酸ジメチルと1、4−ブタンジオールは四塩化炭素により抽出分離できた(1,4−ブタンジオールが抽出された抽出分離液中のコハク酸ジメチルは1.1gであった)。
攪拌羽及び温度計付き内容積100mlの四つ口フラスコにコハク酸アンモニウム(CH2COONH4)2180ミリモルと1,4−ブタンジオール198ミリモルを窒素雰囲気下に仕込み、40℃で反応を開始し、実施例1と同様に徐々に260℃まで昇温させ、水とアンモニアを流出させ(2.5時間)、実施例1と同様にトラップに捕集した。次いで、常圧、窒素雰囲気下でチタンテトライソプロポキシド0.12ミリモルを仕込み、130℃〜210℃、減圧下(0.6Torr)に40分間、四つ口フラスコの内容物をかき混ぜながら、低沸点物を実施例1と同様に液体窒素冷却トラップ4に捕集した。アンモニアの捕集は実施例1と同様に行い、回収アンモニア量を求めた。その結果、回収アンモニア量は285.9ミリモルであった。またアンモアの回収率は79.4%であった。次に室温で、フラスコ内容物に水30g(1665ミリモル)と硫酸1.84g(18.7ミリモル)を加え、5時間加熱還流させた。反応液に含まれるコハク酸と1、4−ブタンジオールはテトラヒドロフランにより抽出分離できることがわかった。
攪拌羽付き内容積100mlの四つ口フラスコにコハク酸アンモニウム(CH2COONH4)2180ミリモルと1−ドデカノール70.4g(378ミリモル)を窒素雰囲気下に仕込み、40℃で反応を開始し、実施例1と同様に、徐々に255℃まで昇温させ、アンモニアと水を流出させた(4時間)。この間、流出するアンモニアと水を氷冷トラップ1(内容積70ml)、水20mlを含む氷冷トラップ2(内容積70ml)及び2N硫酸180mlを含むトラップ3(マグネチックスターラ付き、内容積200mlフラスコ)に導入し、捕集した。また上記反応の4時間後に、100〜110℃、減圧下(0.2Torr)で5分間、四つ口フラスコの内容物をかき混ぜながら、低沸点物(アンモニア、水、未反応アルコール)を液体窒素で冷却したトラップ4に捕集した。この減圧で捕集されたトラップ4中のアンモニアを上記トラップ1及びトラップ2のアンモニアと合わせて硫酸トラップ3に導入し、捕集されたアンモニアを硫酸中に吸収させた。次にアンモニアを吸収させたトラップ3の水溶液について、1モル/リットルNaOH溶液を用いて、トラップ3に残った硫酸を滴定し、アンモニウムイオンを定量し、回収されたアンモニア量を求めた。その結果、回収アンモニア量は225.5ミリモルであった。またアンモニアの回収率は62.60%であった。
攪拌羽付き内容積100mlの四つ口フラスコにコハク酸アンモニウム(CH2COONH4)2180ミリモルとメタノール15.5g(48.3ミリモル)を窒素雰囲気下に仕込み、40℃で反応を開始し、昇温しながら流出してくるメタノールをトラップに回収し、さらに約80℃でメタノールを少量ずつ滴下ロートから滴下し、徐々に250℃まで昇温させ、アンモニア、メタノール及び水を流出させた(2.5時間)。メタノールは2時間10分で32.2g(1005ミリモル)滴下した。次いで、室温、常圧、窒素雰囲気下でメタノール31.3g(977ミリモル)と硫酸1.84g(18.7ミリモル)を仕込み、四つ口フラスコの内容物をかき混ぜながら、5時間、メタノールを還流させた。次いで、常圧蒸留によりメタノールを留去し、減圧蒸留により液状物3.43gを得た。この液状物をガスクロマトグラフにより分析したところ、コハク酸ジメチルの収量は2.05gであった。またコハク酸ジメチルの収率は8%であった。
攪拌羽付き内容積100mlの四つ口フラスコにコハク酸アンモニウム(CH2COONH4)227.4g(180ミリモル)、水20g(1110ミリモル)、水酸化ナトリウム0.66g(16.5ミリモル)及び溶媒としてジメチルスルホキシド30mlを窒素雰囲気下に仕込み、40℃で反応を開始し、昇温しながら流出してくる水をトラップに回収し、さらに約135℃で水を少量ずつ滴下ロートから滴下し、徐々に196℃まで昇温させ、アンモニアと水を流出させた(2時間20分)。水の滴下量は1時間42分で62gであった。実施例1と同様にアンモニアを回収した。回収アンモニア量は297.5ミリモルであった。またアンモニアの回収率は82.6%であった。
攪拌羽及び温度計付き内容積100mlの四つ口フラスコにコハク酸アンモニウム(CH2COONH4)227.4g(180ミリモル)とエチレングリコール33.5g(540ミリモル)を窒素雰囲気下に仕込み、40℃で反応を開始し、実施例1と同様に、徐々に260℃まで昇温させ、アンモニアと水を流出させた。また未反応のエチレングリコールを流出させた(4時間)。この間、流出するアンモニアと水を氷冷トラップ1(内容積70ml)、水20mlを含む氷冷トラップ2(内容積70ml)及び2N硫酸180mlを含むトラップ3(マグネチックスターラ付き、内容積200mlフラスコ)に導入し、捕集した。また上記反応の4時間後に、80〜200℃、減圧下(0.1Torr)で30分間、四つ口フラスコの内容物をかき混ぜながら、低沸点物(アンモニア、水、未反応アルコール)を液体窒素で冷却したトラップ4に捕集した。この減圧で捕集されたトラップ4中のアンモニアを上記トラップ1及びトラップ2のアンモニアと合わせて硫酸トラップ3に導入し、捕集されたアンモニアを硫酸中に吸収させた。次にアンモニアを吸収させたトラップ3の水溶液について、1モル/リットルNaOH溶液を用いて、トラップ3に残った硫酸を滴定し、アンモニウムイオンを定量し、回収されたアンモニア量を求めた。その結果、回収アンモニア量は273.5ミリモルであった。またアンモニアの回収率は76.0%であった。
攪拌羽及び温度計付き内容積100mlの四つ口フラスコに乳酸アンモニウムCH3CH(OH)COONH419.3g(180ミリモル)、水29g及び1,4−ブタンジオール16.3g(180ミリモル)を窒素雰囲気下に仕込み、40℃で反応を開始し、実施例1と同様に、徐々に260℃まで昇温させ、アンモニアと水を流出させた(2時間30分)。この間、流出するアンモニアと水を実施例1と同様にトラップに回収し、回収されたアンモニア量を求めた。その結果、回収アンモニア量は68.4ミリモルであった。またアンモニアの回収率は38.0%であった。
攪拌機及び温度計付き内容積100mlの四つ口フラスコにコハク酸アンモニウム90ミリモルと1,4−ブタンジオール810ミリモルを仕込み40℃で反応を開始し、実施例1と同様に徐々に260℃まで昇温させ、水とアンモニアを流出させ(4時間)、実施例1と同様にトラップに捕集した。また上記反応後に、120〜200℃で減圧下(0.2〜1Torr)で10分間、四つ口フラスコの内容物をかき混ぜながら、低沸点物を液体窒素で冷却したトラップに捕集した。アンモニアの捕集は実施例と同様に行い、回収アンモニウム量を求めた。アンモニア回収率は95.6%であった。
マグネチックスターラを含む内容積50mlのステンレス製反応器にコハク酸アンモニウム60ミリモルとメタノール39mlを仕込み、オイルバス温度40℃で反応を開始し、徐々に255℃まで昇温させ3時間反応を行った。反応は常圧〜2.05Mpaで行った。反応後、バルブを徐々に開き、低沸点物をトラップに捕集し、実施例1と同様に回収アンモニア量を求めた。その結果、アンモニアの回収率は62.7%であった。
マグネチックスターラを含む内容積50mlのステンレス製反応器にコハク酸アンモニウム60ミリモルと水30gを仕込み、オイルバス温度40℃で反応を開始し、徐々に250℃まで昇温させ3.5時間反応を行った。反応は常圧〜2.4Mpaで行った。反応後、バルブを徐々に開き、低沸点物をトラップに捕集し、実施例1と同様に回収アンモニア量を求めた。その結果、アンモニアの回収率は53.0%であった。
攪拌機及び温度計付き内容積100mlの四つ口フラスコにコハク酸アンモニウム180ミリモルと1,4−ブタンジオール396ミリモルを仕込み40℃で反応を開始し、徐々に230℃まで昇温させ(4時間)、さらに、230〜267℃で6時間反応を続けた。水とアンモニアはトラップに捕集した。反応後、四つ口フラスクの反応生成物にメタノール50mlとH2SO418.7ミリモルを加え、かき混ぜながら14時間加熱還流し、メタノール分解反応を行った。次いで、得られたメタノール反応溶液を容量で1/25採取し、200mlナス型フラスコに仕込み、さらにメタノール100mlとH2SO40.1mlを仕込み7時間過熱還流した。反応後、得られた反応溶液をガスクロ分析を行ったところ、コハク酸ジメチルの収率は95.1%であった。
攪拌機及び温度計付き内容積100mlの耐圧ガラス容器にコハク酸アンモニウム60ミリモルと水10g及び溶媒としてジエチレングリコールジブチルエーテル20mlを仕込み25℃で反応を開始し、徐々に188℃まで昇温させ、水を0.2Mpaの圧力下、200μl/minで連続的に供給しながら7時間反応を続けた。発生したアンモニアは背圧弁を通して水と一緒にトラップに捕集した。反応後、実施例1と同様に回収アンモニア量を求めた。その結果、アンモニアの回収率は65.7%であった。
Claims (24)
- コハク酸アンモニウムの脱アンモニア反応によりコハク酸またはその誘導体を製造する方法であって、コハク酸アンモニウムをアルコールまたは水と反応させてアンモニアを脱離させコハク酸またはその誘導体を得ると共に脱離したアニモニアを回収することを特徴とするコハク酸アンモニウムの脱アンモニア反応によるコハク酸またはその誘導体等のカルボン酸系化合物を製造する方法。
- 脱アンモニア反応を、触媒の存在下または不在下で行うことを特徴とする請求項1に記載のコハク酸またはその誘導体の製造方法。
- 触媒が、ポリエステル合成触媒、エステル合成触媒、エステル交換触媒、および加水分解触媒の中から選ばれた少なくとも1種の触媒であることを特徴とする請求項1または2に記載のコハク酸またはその誘導体の製造方法。
- コハク酸誘導体がコハク酸エステル、コハク酸エステル系低分子量合物(オリゴマーを含む)およびコハク酸無水物から選ばれた少なくとも一種であることを特徴とする請求項1乃至3何れかに記載のカルボン酸系化合物の製造方法。
- 回収したアンモニアをコハク酸発酵合成に循環することを特徴とする請求項1乃至4何れかに記載のコハク酸またはその誘導体の製造方法。
- アルコールが、一価、二価または三価以上のアルコールであることを特徴とする請求項1乃至5何れかに記載のコハク酸またはその誘導体の製造方法。
- アルコールをコハク酸アンモニウムと反応させ、脱離したアンモニアを回収すると共に得られたコハク酸の該エステルを加アルコール分解することによりコハク酸エステルを製造することを特徴とする請求項1乃至6何れかに記載のコハク酸誘導体の製造方法。
- アルコールとして、コハク酸ジメチルの沸点より高沸点アルコールを用い、脱アンモニア反応により得られた反応生成物を加メタノール分解後、メタノール蒸気をコハク酸ジメチルの沸点以上の温度下で反応系に導入し、コハク酸ジメチルを蒸留することにより、該高沸点アルコールと分離することを特徴とする請求項1乃至7何れかに記載のコハク酸ジメチルの製造方法。
- アルコールをコハク酸アンモニウムと反応させ、脱離したアンモニアを回収すると共に得られたコハク酸の該エステルを加水分解することによりコハク酸を製造することを特徴とする請求項1乃至6何れかに記載のコハク酸の製造方法。
- アルコールとして、コハク酸アンモニウムからアンモニアを脱離回収できる温度に保持できる高沸点アルコールを用い、脱アンモニア反応により得られた反応生成物を加水分解後、水蒸気を該高沸点アルコールの沸点以上の反応温度下で反応系に導入し、該高沸点アルコールを蒸留することにより、コハク酸と該高沸点アルコールと分離することを特徴とする請求項9に記載のコハク酸の製造方法。
- 請求項10に記載の方法で得られるコハク酸を脱水することを特徴とする無水コハク酸の製造方法。
- 請求項10に記載の方法で得られるコハク酸をメタノール中でエステル化することを特徴とするコハク酸ジメチルの製造方法。
- アルコールとして、水に難溶性のアルコールを用いることを特徴とする請求項1乃至12何れかに記載のコハク酸またはその誘導体の製造方法。
- 水とコハク酸アンモニウムを溶媒の存在下または不在下で反応させ、脱離したアンモニアを回収すると共にコハク酸を製造することを特徴とする請求項1乃至6何れかに記載のコハク酸の製造方法。
- 溶媒が、プロトン性溶媒または極性非プロトン溶媒であることを特徴とする請求項1乃至14何れかに記載のコハク酸またはその誘導体の製造方法。
- 請求項14または15に記載の方法で得られるコハク酸を脱水することを特徴とする無水コハク酸の製造方法。
- 脱アンモニア反応を、コハク酸アンモニウムからアンモニアを脱離回収できる温度に保持できる高沸点アルコール溶媒の存在下で行うことを特徴とする請求項1乃至16何れかに記載のコハク酸またはその誘導体の製造方法。
- 高沸点アルコール溶媒が、一価アルコール、二価アルコールまたは三価以上のアルコールであることを特徴とする請求項17に記載のコハク酸またはその誘導体の製造方法。
- エステル化反応、加アルコール分解反応、加水分解反応、または脱水反応を、触媒の存在下または不在下で行うことを特徴とする請求項1乃至18何れかに記載のコハク酸またはその誘導体の製造方法。
- 触媒が、ポリエステル合成触媒、エステル合成触媒、エステル交換触媒、および加水分解触媒の中から選ばれた少なくとも1種の触媒であることを特徴とする請求項19に記載のコハク酸またはその誘導体の製造方法。
- アルコールや水を連続的に反応させる請求項1乃至20何れかに記載のコハク酸またはその誘導体の製造方法
- 溶媒が、エーテル類であることを特徴とするコハク酸またはその誘導体の製造方法。
- 溶媒が、トリアルキルアミン等のアミン類であることを特徴とするコハク酸エステルの製造方法。
- 請求項1乃至23何れかに記載の方法において、コハク酸アンモニウムの代わりに乳酸アンモニウムを用いることを特徴とする乳酸またはその誘導体の製造方法。
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