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JP2005131782A - 打抜きシステムまたは印刷システム - Google Patents

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JP2005131782A JP2004256761A JP2004256761A JP2005131782A JP 2005131782 A JP2005131782 A JP 2005131782A JP 2004256761 A JP2004256761 A JP 2004256761A JP 2004256761 A JP2004256761 A JP 2004256761A JP 2005131782 A JP2005131782 A JP 2005131782A
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Abstract

【課題】打抜きや、印刷されるテープ材に掛かる負荷を抑えることができる打抜き装置や印刷装置、および、打抜き方法や印刷方法を提供する。
【解決手段】所望の打抜き部8の形状と配置を規定する打抜きブレードシート3A、3Bを各自保持する一組の対向回転胴2A、2Bを有する第1および第2打抜きタレットA、Bを同一線上に配置し、第1および第2打抜きタレットA、Bが交互にテープの打抜きを行う手段を備える。また、所望の印刷の形状と配置を規定する版支持胴と、印刷コントラスト胴とを有する第1および第2印刷タレットA、Bを同一線上に配置し、第1および第2印刷タレットA、Bが交互にテープの印刷を行う手段を備える。
【選択図】図1

Description

発明の詳細な説明
本発明は、打抜き装置または印刷装置用の打抜きシステムまたは印刷システムや、それに関する打抜き方法または印刷方法に関し、特にケースや箱、板で形成されるその他の製品における打抜きや、粘着ラベルの打抜き、テープ材の印刷に関するものである。
従来技術によると、一般に、打抜き装置は、一組の対向胴を備え、該対向胴上には、胴間に供給されたシート材に対する打抜きが可能になるように切断用鋳型が形成されている。これにより、打抜き部の長さ(または、展開)が胴の外周により規定される。つまり、各打抜き部の長さは胴の外周と等しくなる。
製造上の変更が行われる結果、つまり、打抜き部の長さまたは形状、もしくはその両方を変更する際には、胴を交換する必要があり、結果、装置を長時間にわたり、停止した状態においておくことになる。
上記課題は、一組の胴、一般には、磁気胴と称される胴を一組備えた、より進歩したタイプの打抜き装置によって、少なくとも一部は解決される。なぜなら、該ブレードシートは、磁気的に該磁気胴に搭載され、しかも、円弧型の外形を持ち、該磁気胴の外周の一部のみを覆っているからである。
この場合、打抜き部の長さは、ブレードシートの円弧の周長のみにより規定され、磁気胴の外周の全長によって規定されない。よって、打抜き部の長さまたは形状、もしくはその両方を変更するには、違う形状や長さの他のブレードシートと該ブレードシートとを交換するだけでよい。
しかし、テープ材を磁気胴間に一定速度で供給する場合、得られる打抜き部の長さはブレードシートの長さと等しく、磁気胴の周長とブレードシートの長さの差に等しい長さの打抜かれない部分が生ずる。よって、この打抜きのシステムでは、特にブレードシートの長さが短い場合に、大量の材料浪費が必然的に生ずる。
この問題は、一組の打抜き胴へのテープ材の供給スピードを変化させることを提案する、欧州特許 EP1249418において、少なくとも一部は解決されている。すなわち、テープ材がブレード間を通過する時には、テープ材の供給を、磁気胴と同じ一定速度にして行い、テープ材が磁気胴のブレードシートが無い領域を通過する時には、磁気胴の速度を急減させ、さらにテープ材の供給方向を逆転させて、テープ材を逆方向に送る。最後に、新たな打抜きのため、速度を再び加速させ、ブレードシートにおける速度を一定速度に到達させる。これにより、該打抜き装置において生じる打抜かれない部分を最小限に抑えることができる、または事実上無くすことができる。
上記システムは、突然の加減速により、テープ材に過剰な重圧がかかるという問題と、ブレードシートの配置や磁気胴の回転速度と、テープ材の加減速とを同期させるため、構造上の困難が伴うという問題を抱えている。
印刷装置には、印刷コントラスト胴に対向し、版支持胴が備えられている。版支持胴上に、印刷版が、通常貝状に設置される。版の長さが、印刷配置の長さになる。それゆえ、印刷版は、打抜き装置におけるブレードシートと同様の働きをする。よって、印刷装置は、打抜き装置について列記した上記課題と同様の課題を持つ。
本発明の目的は、打抜きや、印刷されるテープ材に掛かる負担を最小限に抑えることのできる、打抜き装置や、印刷装置、および、それに関する打抜き方法や印刷方法を提供し、上記従来技術における課題を解消することである。
本発明の目的には、打抜きや印刷におけるテープ材の浪費を最小限に抑えることのできる、打抜き装置や、印刷装置、および、それに関する打抜き方法や印刷方法を提供することも含まれる。
本発明の目的には、製造変更時において機械を止めている停止期間を最小限に抑えることのできる、打抜き装置や、印刷装置、および、それに関する打抜き方法や印刷方法を提供することも含まれる。
本発明の目的には、低コストかつ容易に製造できる打抜き装置や印刷装置を提供することも含まれる。
これらの目的は、それぞれ添付の独立項にその特徴が記載されている、打抜き装置、打抜き方法、印刷装置、および印刷方法に関する本発明により、達成される。さらに、本発明の有益な形態を、従属項に開示する。
本発明のテープ材の打抜き用打抜き装置は、得ようとする打抜き部の形状と配置とを規定する打抜きブレードシートを各自保持する一組の対向回転胴を有する第1打抜きタレットを備えている。本発明は、該打抜き装置が、打抜き用ブレードシートを各自保持する一組の対向回転胴を有し、かつ、第1打抜きタレットと同一線上に配置された、少なくとも一つの第2打抜きタレットを有する打抜き装置であり、第1および第2打抜きタレットが交互にテープの打抜きを行うことを特徴としている。
本発明のテープ材の印刷用印刷装置は、得ようとする印刷の形状と配置とを規定する印刷版を保持する版支持胴と、印刷コントラスト胴とを有する第1印刷タレットを備えている。第2印刷タレットは、第1印刷タレットと同一線上に配置され、印刷版を保持する版支持胴と、印刷コントラスト胴とを有している。この構成により、第1および第2印刷タレットが交互にテープの印刷を行える。
このシステムによれば、打抜き部の形状や、印刷物の形状に応じて、さまざまなタイプのブレードシートや版を胴の上に載せることが可能となる。さらに、二つの打抜きタレットや印刷タレットが交互に動くので、テープ材の節約が可能になる。
さらに、本発明によるシステムにおいては、テープの供給速度が一定に保たれ、打抜きブレードシートの長さや、印刷版の長さにより胴の回転速度が調整される。これにより、突然の加減速によりテープに負担がかかることがなくなる。
本発明の更なる特徴は、添付の図面に示されている実施の形態を参照しつつ行われる下記の詳細な説明により明らかになるであろう。該実施の形態は、純粋に一例として挙げられているものであり、本発明を制限するものではない。
図1(a)は、ケースの打抜き用の本発明による打抜き装置を示す略側面図である。
図1(b)は、図1(a)の打抜き装置に供給されたテープと、該打抜き装置からの出力により得られた打抜き部とを示す略平面図である。図2(a)は、図1(a)と同様の図であり、粘着ラベル打抜き用の本発明による打抜き装置を示すものである。
図2(b)は、図1(b)と同様の図であり、図2(a)の打抜き装置に供給されたテープと、該打抜き装置からの出力により得られた打抜き部とを示すものである。図3(a)は、図1(a)と同様の図であり、ブレードシートの長さが胴の長さの半分より長い、本発明による打抜き装置を示すものである。図3(b)は、図3(a)の打抜き装置に供給されたテープと、該打抜き装置からの出力により得られた打抜き部とを示す平面図である。
図3Bは、図3(a)の打抜き装置における、打抜き胴の速度曲線を示す図である。図4(a)は、図1(a)と同様の図であり、ブレードシートの長さが胴の長さの半分より短い、本発明による打抜き装置を示すものである。図4(b)は、図4(a)の打抜き装置に供給されたテープと、該打抜き装置からの出力により得られた打抜き部とを示す平面図である。図4Bは、図4(a)の打抜き装置における、打抜き胴の速度曲線を示す図である。
図5(a)は、図1(a)と同様の図であり、胴の長さの半分と、ブレードシートの長さとが等しい、本発明による打抜き装置を示すものである。図5(b)は、図5(a)の打抜き装置に供給されたテープと、該打抜き装置からの出力により得られた打抜き部とを示す平面図である。図5Bは、図5(a)の打抜き装置における、打抜き胴の速度曲線を示す図である。図6は、本発明による打抜き装置の打抜きタレットに備えられた胴の軸に沿った垂直断面図であり、胴の動作の仕組みを示すものである。
図7は、図6と同様の図であり、第二の形態に係わる、胴の動作の仕組みを示すものである。
図8(a)は、二つの印刷タレットを有するフレキソ印刷用印刷装置を示す略断面図である。図8(b)は、図8のフレキソ印刷装置へ供給されたテープと、該印刷装置から出力された印刷済みテープとを示す略平面図である。図9は、二つの印刷タレットを有するオフセット印刷用印刷装置を示す略断面図である。図10は、二つの印刷タレットを有するスクリーン印刷用印刷装置を示す略断面図である。図11は、二つの印刷タレットを有する感熱式印刷用印刷装置を示す略断面図である。
本発明の打抜き装置の一実施形態について図1(a)ないし図7に基づいて説明すると以下の通りである。なお、本発明の打抜き装置の参照番号は、本明細書中において、100である。
図1(a)および図2(a)に示すように、打抜き装置100は、打ち抜かれるテープ材5の供給方向に沿って同一線上に並んで設置されている二つの打抜きタレットAおよびBを備えている。各打抜きタレット(A、B)は、プレスローラを備えたドライブ部(A1、B1)と、一組の磁気胴(2A、2B)をそれぞれ備えている。あるいは、この分野における当業者に明らかなように、磁気性でない胴を使用し、該胴にブレードシートを他の方法、例えば、物理的手段により、設置させることもできる。
各磁気胴(2A、2B)は、該磁気胴の曲率半径と略同じ曲率半径で、円弧の外形に沿って曲折した版の構造を有する代表的なブレードシート(3A、3B)を磁気により保持する。ブレードシート(3A、3B)は、所定の形状に合せたシート材の打抜きを行わせる構造を有している。
第1打抜きタレットAの第1ドライブ部1Aの上流には、遊びローラ4が備えられている。遊びローラ4は、第1打抜きタレットAに向かって、打ち抜かれるテープ材5を送るものである。
第2打抜きタレットの一組の磁気胴2Bの下流には、遊びローラ6が備えられている。遊びローラ6は、テープ材の打抜きから生ずる打抜き屑7を排出するものである。打抜き最終製品は、第2打抜きタレットBから排出されるが、打抜き屑7は、それとは別に回収される。
図1(a)と図1(b)に示す例では、最終製品は、残りの部分から分離され、箱材の製造に供される打抜き部8である。一方、図2(a)と図2(b)に示される例では、粘着ラベル10が載ったシート支持材からなる帯状材9が最終製品である。ラベルの帯状材9は、第2打抜きタレットBの下流において、巻かれ、直径が大きいコイル11とされる。または、帯状材9は、別の形態、例えば、ジグザグに折り畳まれたり、シート状で搬送されたりする。
テープ材5は、一定速度で、打抜き装置100に送られる。打抜きタレットAおよびBは、交互に該テープ材5の打抜きを行う。より明確に説明すると、図1(b)および図2(b)において、打ち抜かれるテープ材5は、交互にくるセクタ5Aと5Bに概念的に分けられている。セクタ5Aとセクタ5Bの長さは、それぞれブレードシート3Aと3Bの長さと同じである。
図1(a)と図1(b)に示すように、テープ材5が第1打抜きタレットのブレードシート3A間を通過するときに、ブレードシート3Aは、テープ材のセクタ5Aにおいて、部分的にテープ材5に繋がったままの打抜き部8A´を形成する。部分的に繋がったままの該打抜き部8A´の前には、打抜きが行われていないテープ材部分であるセクタ5Bが存在する。なぜなら、該セクタ5Bは、磁気胴2Aの、ブレードシート3Aがない部分の間を通り抜けたためである。
テープ材を前方に送ることにより、打抜きが行われていない該セクタ5Bは、第2打抜きタレットBのブレードシート3Bの間を通過する。ブレードシート3B間で、該セクタBは、打抜き屑7を分離させながら、従来のように打ち抜かれる。このように、打抜き部8Bはテープ材5から分離されて、第2打抜きタレットBから排出される。
テープ材を前方に送ることにより、部分的に繋がったままの打抜き部8A´は、第2打抜きタレットBの磁気胴2Bにおけるブレードシート3Bが無い部分の間を通過する。それゆえ、打抜き屑7を引っ張り、適当な分離装置を使用することで、部分的に繋がったままの打抜き部8A´は、テープ材5より分離される。これにより、分離した状態の打抜き部8Aを得る。
なお、この場合、上流側のタレットAには、部分的にテープ材に繋がったままの打抜き部を得る打抜きを行うのに好適なブレードシート3Aが備えられており、下流側のタレットBには、従来通り打抜き屑を出す打抜きを行うのに好適なブレードシート3Bが備えられていることが必要である。
図2(a)および図2(b)に示す、粘着ラベルを打ち抜く例では、上流側の打抜きタレットAを、部分的に繋がったままの打抜きを行うようにする必要はない。実際、粘着ラベル10は、打抜き後も、支持テープ材に付いたままである。
図3(a)および図3(b)に示されている例では、ブレードシート3Aおよび3Bの長さは、磁気胴2Aおよび2Bの長さの半分より長くなっている。例えば、磁気胴の外周を、0°から360°まで展開して24インチ(60.96cm)とし、ブレードシートの長さを20インチ(50.8cm)として、それぞれの磁気胴の0°から300°までの外周に展開するようにする。これにより、打抜き部8Aおよび8Bの長さは、ほぼ50.8cmに等しくなる。
この場合、胴2Aと2Bとの間の軸間距離は、胴の全周長(60.96cm)と略等しくなっている。二つのセクタ5Aおよび5Bセクタを合せた長さは、二つのブレードシートの長さの合計(50.8+50.8=101.6cm)と等しい。それゆえ、二つのセクタ5Aおよび5Bセクタの合計した長さは、二つの胴2Aおよび2B間の軸間距離より長い。
これにより、図3(b)に示すように、第1タレットAがテープ材5に部分的に繋がったままの打抜き部8A´の第1区分のみの打ち抜きを終えた時に、第2タレットBが打抜きを開始する。ここで、第1の打抜き部分8A´の長さと、セクタ5Bの長さの合計は、胴2Aおよび2B間の軸間距離(60.96cm)と等しい。
その代わりに、セクタ5Aの、タレットAによりまだ打抜かれていない部分の長さは40.64cmであり、セクタ5Aと5Bの長さの合計(101.6cm)から胴2Aと2Bとの間の軸間距離(60.96cm)を引いた長さと等しくなっている。これにより、タレットAにより打抜かれた第1打抜き部8A´の長さは、50.8−40.64=10.16cmと等しくなっている。
図3Bに示すように、第1タレットの胴2Aと、第2タレットの胴2Bの両方について、一定打抜き速度Vが、設定されている。第1タレットAのブレードシート3Aがテープ材5と接触する初期時tを考慮し、Vと示されている胴2Aの回転速度は、t−tの間、つまりブレードシート3Aが、ブレードシート3A自身の長さに等しい0oから300oまで回転するのに必要な時間中、一定に保たれ、Vと等しくなっている。それゆえ、t−tの時間は、打抜き時間に相当する。
の後、磁気胴2Aの回転速度Vはtまで減速される。それからtまで回転速度Vは加速され、打抜き速度Vにもどる。t−t間に置いて、胴2Aは、60o回転しなければならない、つまり、テープ材5は、胴2Aのブレードシート3Aがない領域を通り抜けなければならない。このようにして、tの後に、テープ材5は、再び一定打抜き速度Vである、ブレードシート3Aと接触する。
からtまでの減速と、tからtまでの加速の曲線は、図中点線で示すように、打抜きが行われないt−tの時間が、打抜きが行われるt−tの時間と等しくなるように設定されている。なお、胴2Aの速度曲線Vは、周期的であり、T(t−t)と等しい周期を持つ。該Vは、前半期t−tでは、一定であり、後半期t−tでは、始め減速し、その後加速する。
また、図3Bに示すように、第2タレットの胴2Bの速度曲線Vは、第1タレットAの速度曲線Vの略同じ傾向である。
この場合、第2タレットBのブレードシート3Bによる打抜きは、第1タレットAのブレードシート3Aによる打抜きが開始されるtの直ぐ後のt´で、開始される。
それゆえ、胴2Bの速度の曲線Vは、胴2Aの速度の曲線Vに対して、t´−tに等しい時間の分だけずれることになる。ずれ間隔t´−tは、第1タレットAの胴2Aによる第1打抜き部8A´の打抜きに掛かる時間と等しい。
明らかなように、速度VとVとのずれは、実質的に二つの要素、すなわち、胴2Aと2B間の軸間距離と、ブレードシート3Aと3Bの長さに依存している。
二組の胴2Aと2Bは、各作動装置駆動部により制御される別々のモータ駆動部により回転駆動され、所要の速度曲線を得る。モータ駆動部は、二つの速度曲線VとVの間で所要のずれが得られるように、互いに同期されている。モータ駆動部の同期には、当業者により考え得る装置を使うことができる。例えば、ブレードシート3Aと3Bの正確な位置を常に検出する光学または磁気エンコーダを使用することができる。
図4(a)および図4(b)には、ブレードシート3Aと3Bの長さが磁気胴2Aと2Bの長さの半分に対して短い例が示されている。例えば、磁気胴の0oから360oまでの外周が、24インチ(60.96cm)であり、一方ブレードシートの長さが10インチ(25.4cm)であり、各磁気胴の0oから150oまでの外周に渡って展開している。それゆえ、打抜き部8Aと8Bの長さは、約25.4cmになる。
この場合、胴2Aと2Bの軸間距離は、一つの胴の全周長(60.96cm)と略等しく設定されている。テープ材5の二つのセクタ5Aと5Bの長さは、二つのブレードシートの長さ(25.4+25.4=50.8cm)の合計と等しい。それゆえ、二つのセクタ(5A、5B)の長さの合計は、二つの胴2Aと2B間の軸間距離より短い。
これにより、図4(b)に示すように、第1タレットAによる、テープ材5に部分的に付いた状態の打抜き部8A´の打抜きが終了した直ぐ後に、第2タレットBによる打抜きが開始される。
この場合も、タレットAの胴は、打抜き時間t−t中は、一定速度Vで回転する。しかし、上記の例と違い、打抜きが終了したtの後では、胴2Aは、tまでの間加速される。その後、胴2Aは、tまでの間減速され、tにおいて打抜き速度Vに戻る。
実際この場合に、打抜き時間t−t中に、胴2Aは、150oだけ回転し、打抜きが行われない時間t−tでは、胴2Aは,210o、つまり、360oから150oを引いた角度を回転しなければならない。
第2タレットBの胴2Bの速度曲線Vは、第1タレットAの胴2Aの速度曲線Vと略等しい。この場合、第2タレットBのブレードシート3Bによる打抜きは、第1タレットのブレードシート3Aによる打ちぬきが終了したtの直後であるt´に、開始される。これにより、タレットAによる打抜きの時間であるt−tと、テープ材5が10.16cmの部分、すなわち胴2Aと2B間の軸間距離(60.96cm)と、セクタ5Aと5Bの合計(50.8cm)との差である10.16cmの部分をカバーするのに必要な時間と等しい時間であるt0´−tとを合せた時間と、曲線VとVとの間のずれ間隔t0´−tは、等しくなる。
図5(a)および5(b)には、ブレードシート3Aと3Bの長さが、磁気胴2Aと3Aの長さの半分と等しい一例が示されている。例えば、磁気胴の0oから360oまでの外周が24インチ(60.96cm)である。一方、各磁気胴の0oから180oの外周に渡って展開されるブレードシートの長さは、12インチ(30.48cm)である。それゆえ、打抜き部8Aと8Bの長さは、約30.48cmになる。
この場合、胴2Aと2Bとの間の軸間距離は、一つの胴の外周の全周長(60.96cm)と略等しくなるように設定される。テープ材5のセクタ5Aと5Bの長さは、二つのブレードシート(30.48+30.48=60.96cm)の長さの合計と等しい。それゆえ、二つのセクタ5Aと5Bの長さの合計は、二つの胴2Aと2Bとの間の軸間距離に等しい。
図5(b)に示すように、第1タレットによる、テープ材5に部分的に付いた状態の打抜き部8A´の打抜きが終了した時点で、直ぐに第2タレットBによる対応するテープ材のセクタ5Bの打抜きが開始される。
この場合、タレットAの胴は、打抜き時間t−tと打抜きが行われない時間t−tとの両方において、常に一定速度Vで、回転する。
実際この場合、胴2Aは、打抜き時間t−tと、打抜きが行われない時間t−tとの両方の時間において、常に180oの回転をしなければならない。それゆえ、打抜き時間t−tと打抜きが行われない時間t−tとが等しいので、胴2Aの回転速度の加減速は必要ではない。よって、胴2Aの回転速度Vを常にVに保つようにすることができる。
また、第2タレットBの胴2Bの速度曲線Vは、常にVである。この場合、第2タレットBのブレードシート3Bによる打抜きは、第1タレットAのブレードシート3Aによる打抜きが終了するtと同時であるt´に開始される。
それゆえ、速度曲線VとVとの間のずれ間隔t´−t0は、波形T/2の半期、すなわち、ブレードシート3Aによる打抜きが終了するのに必要な時間t−tと等しい。
限定的なケースとして、打抜き部が胴2Aまたは2Bの全周長と等しくなければならないという場合、胴2Bの全周を覆うブレードシート3Bを備えた打抜きタレットBのみを使うようにすることができる。
図6には、第1打抜きタレットAの胴2Aの動作の一例が示されているが、これは第2打抜きタレットBが全く同じ動作をするということを妨げるものではない。各磁気胴2Aは、各軸20に設置、固定されている。軸20は、タレットAの枠の側部21に保持されているベアリング22に、回転可能なように設置されている。
軸20の軸は、お互いに水平で、平行しており、各胴2Aの側面は、お互いに接している。
モータMは、一方の軸20の末端を直接把持して、該軸20を回転させる。該軸20の、モータMにより把持されていない他端には、ギア23が備えられている。ギア23は、もう一方の軸20の末端にキー結合された第2ギア25と噛合している。これにより、二つの軸20は、互いに同じ速度で、反対方向に回転する。胴2Aの各末端において、調整装置24が、胴2Aを、横方向および縦方向について調整する。
図7には、胴2Aの動作についての第2例が示されている。図7中、前述した部材に対応する部材については、同じ参照番号を付してある。ここでは、軸20は、装置21の側面に設置、固定されており、各磁気胴2Aは、各軸20に、回転可能なように設置されている。
モータMには、小歯車27を備えたドライブシャフトが備えられている。該小歯車27は、一方の胴2Aと一体化したギア28と、噛合している。該ドライブ胴2Aの、モータMとは反対側にある末端には、ギア23´が備えられている。該ギア23´は、もう一方の胴2Aと一体化した第2ギア25´と、噛合している。
図8(a)ないし図13を参照して、印刷装置に応用された本発明によるシステムについて、説明する。図8(a)には、二つの印刷タレットAおよびBを備えたフレキソ印刷装置200が、示されている。該印刷タレットAおよびBは、印刷されるテープ材5の供給方向に沿って並ぶように設置されている。
各印刷タレットには、それぞれ二つの遊びローラ(210A、211A、210B、211B)が備えられている。該遊びローラ(210A、211A、210B、211B)は、一組の対向胴に向かってテープ材5を供給するものである。該対向胴には、それぞれ、印刷コントラスト胴(212A、212B)と、版支持胴202A、202B)が備えられている。版支持胴(202A、202B)上には、印刷されるレイアウトを規定する版(203A、203B)が設置される。
アニロック(anilox)胴(213A、213B)が、版支持胴(202A、202B)と接している。塗布部の一部をなす槽(215A、215B)からインクを引き出すインク塗布ローラ(214A、214B)が、該インクを上記アニロック胴(213A、213B)上に延ばす。該インクは、上記アニロック胴(213A、213B)上に保持される。
テープ材5は、印刷装置200内を、一定速度で移動し、印刷タレットAおよびBが、交互にテープ材5に対して印刷を行う。より明確に説明すると、図8(a)において、打ち抜かれるテープ材5は、交互にくるセクタ5Aと5Bとに概念的に分けられている。該セクタ5Aと5Bの長さは、それぞれ、版203Aと版203Bの長さと等しい。
図8(a)および図8(b)に示すように、テープ材5が第1印刷タレットAの、版203Aと印刷コントラスト胴212A間を通過する時、版203Aにより、該テープ材のセクタ5Aのある一つに、印刷8Aがなされる。該印刷8Aの前には、印刷されていない一つのセクタ5Bがある。該セクタ5Bは、版支持胴202Aと印刷コントラスト胴212A間の版203Aがない部分を通過したので、まだ印刷されていないものである。
テープ材を前方向に搬送させると、まだ印刷されていない該セクタ5Bは、第2印刷タレットの版203Bと印刷コントラスト胴212B間を通過し、そこで印刷され、隣り合うセクタ(8A、8B)が印刷されたテープ材が、第2印刷タレットBより、排出される。下記において、前述の部材と、同じまたは対応する部材には、同じ参照番号を付し、それらについての詳細な説明は、省略する。
図9には、二つの印刷タレットAおよびBを備えたオフセット印刷装置300が示されている。該印刷タレットAおよびBは、印刷されるテープ材5の供給方向に沿って、並んで設置されている。各印刷タレットには、版支持胴(202A、202B)が備えられている。該版支持胴(202A、202B)上には、公知のオフセット印刷版である、版(203A、203B)が設置されている。この場合、印刷コントラスト胴(212A、212B)と版支持胴(202A、202B)との間には、ゴムまたは天然ゴムの胴(302A、302B)が設置されている。該胴(302A、302B)には、版(203A、203B)上に彫られた、印刷される彫込みが転写される。テープ材5は、天然ゴム胴(302A、302B)と印刷コントラスト胴(212A、212B)との間に供給され、天然ゴム胴(302A,302B)は、該彫込みを、順番に、該テープ材5上に転写する。
各オフセット印刷タレットには、版(203A、203B)上にインクを載せる為のインク塗布ローラ群(314A、314B)が備えられている。さらに、各オフセット印刷タレットに、版支持胴(202A、202B)の、版(203A、203B)が載っていない部分を湿らせるための、湿潤ローラ群を備えるようにもできる。
この場合も、版(203A、203B)の配置に従って、印刷順序は、フレキソ印刷を参照する図8(b)に示されているものと同様である。
図10には、二つの印刷タレットAおよびBを備えた、スクリーン印刷装置400が示されている。該印刷タレットAおよびBは、印刷されるテープ材5の供給方向に沿って並んで設置されている。各タレットには、版支持胴(202A、202B)が備えられている。該版支持胴(202A、202B)上には、スクリーン印刷用に彫りがあるロール状の(公知の)版(203A、203B)が設置されている。ここで、この彫は、プリントの配置に対応している。インクは、版支持胴(202A、202B)に収納されており、版(203A、203B)の彫を通ったインクは、版(203A、203B)と印刷コントラスト胴(212A、212B)との間を介して供給されるテープ材2上の印刷に使用される。
この場合も、版203A、203Bの配置に従って、印刷順序は、フレキソ印刷を参照する図8(b)に示されているものと同様である。
図11には、二つの印刷タレットAおよびBを備えた、スクリーン印刷装置500が示されている。該印刷タレットAおよびBは、印刷されるテープ材5の供給方向に沿って並んで設置されている。各タレットには、版支持胴(202A、202B)が備えられている。該版支持胴(202A、202B)上には、熱により活性化されたインクに浸された版(203A、203B)が備えられている。版支持胴(202A、202B)は、版(203A、203B)上のインクが活性化されテープ材レート(203A、203B)と印刷コントラスト胴(212A、212B)との間から供給されるテープ材5上に転写されるように、熱せされている。
この場合も、版(203A、203B)の配置に従って、印刷順序は、フレキソ印刷を参照する図8(b)に示されているものと同様である。
版支持胴(202A、202B)の長さの半分の長さである平均的なサイズの版(203A、203B)の場合、版支持胴(202A、202B)の速度の図は、図5Bのものと対応する。すなわち、版支持胴(202A、202B)は、常に一定速度Vで、回転する。
小さいサイズの版、例えば、版支持胴の外周の半分より短い長さ(図9)であるサイズの版を備えるようにしてもよいのは、明らかである。この場合、版支持胴(202A、202B)の速度の図は、図4Bのものと対応する。すなわち、版がテープ材と接している間は、常に、一定速度Vで回転する。一方、版がテープ材と接していない間は、版支持胴は加速され、それから、版がテープ材と接触するときの速度である一定速度Vに再び戻るよう減速される。該加減速は、版がテープ材と接触する時間と接触しない時間とが等しくなるように行われる。
大きいサイズの版、例えば、版支持胴の外周の半分より長い長さ(図9)であるサイズの版(図8(a)、10、11)を備えるようにしてもよい。この場合、版支持胴の速度の図は、図3Bのものと対応する。すなわち、版支持胴(202A、202B)は、版がテープ材と接している間は常に、一定速度Vで回転する。一方、版がテープ材と接していない間は、版支持胴は減速され、それから、版がテープ材と接触するときの速度である一定速度Vに再び戻るよう加速される。該加減速は、版がテープ材と接触する時間と接触しない時間とが等しくなるように行われる。
印刷タレットAとBとが、互いに離されているのは、示されている通りであるが、これはまた、乾燥部等が、印刷タレットAとBの間に設けられているからでもある。いずれの場合においても、タレットAの出口からタレットBの入り口までのテープ材5の移動経路は、第2の版支持胴202Bの版203Bが、テープ材5の適切なセクタ5Bと出会うことが確実になるような構成となっており、これにより、該版203Bが、第1の版支持胴202Aの版203Aにより印刷8Aがなされたセクタ5Aと重なることを回避している。
第1および第2の版支持胴(202A、202B)は、版(203A、203B)の位置を検知するエンコーダやその他の装置によって同期されている別々のモータにより、それぞれ回転駆動されている。
本発明の実施の形態は、当業者の想達できる範囲、且つ添付の請求項に開示された発明の範囲内において、様々に変えた形態とすることや、詳細において変更することも可能である。
(a)は、ケースの打抜き用の本発明による打抜き装置を示す略側面図であり、(b)は、(a)の打抜き装置に供給されたテープと、該打抜き装置からの出力により得られた打抜き部を示す略平面図である。 (a)は、図1(a)と同様の図であり、粘着ラベル打抜き用の本発明による打抜き装置を示す説明図であり、(b)は、図1(b)と同様の図であり、打抜き装置に供給されたテープと、該打抜き装置からの出力により得られた打抜き部を示す説明図である。 (a)は、図1(a)と同様の図であり、ブレードシートの長さが胴の長さの半分より長い、本発明による打抜き装置を示す説明図であり、(b)は、(a)の打抜き装置に供給されたテープと、該打抜き装置からの出力により得られた打抜き部とを示す平面図である。 図3(a)の打抜き装置における、打抜き胴の速度曲線を示す説明図である。 (a)は、図1(a)と同様の図であり、ブレードシートの長さが胴の長さの半分より短い、本発明による打抜き装置を示す説明図であり、(b)は、(a)の打抜き装置に供給されたテープと、該打抜き装置からの出力により得られた打抜き部とを示す平面図である。 図4(a)の打抜き装置における、打抜き胴の速度曲線を示す説明図である。 (a)は、図1(a)と同様の図であり、胴の長さの半分と、ブレードシートの長さとが等しい、本発明による打抜き装置を示す説明図であり、(b)は、(a)の打抜き装置に供給されたテープと、該打抜き装置からの出力により得られた打抜き部とを示す平面図である。 図5(a)の打抜き装置における、打抜き胴の速度曲線を示す説明図である。 本発明による打抜き装置の打抜きタレットに備えられた胴の軸に沿った断面図であり、胴の動作の仕組みを示すものである。 図6と同様の図であり、第二の形態に係わる、胴の動作の仕組みを示す説明図である。 (a)は、二つの印刷タレットを有するフレキソ印刷用印刷装置を示す略断面図であり、(b)は、(a)のフレキソ印刷装置へ供給されたテープと、該印刷装置から出力された印刷済みテープとを示す略平面図である。 二つの印刷タレットを有するオフセット印刷用印刷装置を示す略断面図である。 二つの印刷タレットを有するスクリーン印刷用印刷装置を示す略断面図である。 二つの印刷タレットを有する感熱式印刷用印刷装置を示す略断面図である。

Claims (32)

  1. 所望の打抜き部(8、9)の形状と配置とを規定するそれぞれの打抜きブレードシート(3A)を保持する一組の対向回転胴(2A)を有する第1打抜きタレット(A)を備えた、テープ材(5)の打抜き用打抜き装置(100)であって、
    それぞれの打抜き用ブレードシート(3B)を保持する一組の対向回転胴(2B)を有する少なくとも一つの第2打抜きタレット(B)を、第1打抜きタレット(A)と同一線上に配置し、第1および第2打抜きタレット(A、B)が交互にテープの打抜きを行うことを特徴とする打抜き装置(100)。
  2. 第1および第2打抜きタレット(A、B)へのテープ(5)の供給の速度が一定であることを特徴とする請求項1に記載の打抜き装置(100)。
  3. 第1および第2打抜きタレット(A、B)の胴(2A、2B)の回転速度(V、V)が、テープ(5)がそれぞれのブレードシート(3A、3B)間を通過する間、一定の打抜き速度(V)となるように設定され、かつ、胴(2A、2B)のブレードシート(3A、3B)間を通過するテープ(5)に対する打抜きが行われる時間(t−t)と、テープ(5)が胴(2A、2B)のブレードシートがない領域間を通過し、テープ(5)に対する打抜きが行われない時間(t−t)とが等しくなるように、第1および第2打抜きタレット(A、B)の胴(2A、2B)の各回転速度(V、V)が設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の打抜き装置(100)。
  4. ブレードシート(3A、3B)の長さが、それぞれの胴(2A、2B)の長さの半分より長く、かつ、テープ(5)に対する打抜きが行われない時間(t−t)において、胴(2A、2B)が初め減速し、それから加速することを特徴とする請求項3に記載の打抜き装置(100)。
  5. ブレードシート(3A、3B)の長さが、それぞれの胴(2A、2B)の長さの半分より短く、かつ、テープ(5)に対する打抜きが行われない時間(t−t)において、胴(2A、2B)が初め減速し、それから加速することを特徴とする請求項3に記載の打抜き装置(100)。
  6. ブレードシート(3A、3B)の長さが、それぞれの胴(2A、2B)の長さの半分と等しく、かつ、テープ(5)に対する打抜きが行われない時間(t−t)と、打抜きが行われる時間(t−t)との両方において、胴(2A、2B)が一定速度(V)で回転することを特徴とする請求項3に記載の打抜き装置(100)。
  7. ケース(8´)の打抜きに使用され、第1打抜きタレット(A)の胴(2A)のブレードシート(3A)により、テープ材(5)に一部ついたままの打抜き部(8A´)の打抜きが行われ、第2打抜きタレット(B)の胴(2B)のブレードシート(3B)により、従来の打抜き屑(7)を生ずる完全な打抜きが行われること、および/または、コイル(11)となるように巻かれるかもしくはそのまま搬送される支持テープ(5)上で打抜かれる粘着ラベル(10)の打抜きに使用されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の打抜き装置(100)。
  8. 第1および第2の胴(2A、2B)が、上記ブレードシート(3A、3B)の位置を検知するエンコーダやその他の装置によって互いに同期されているそれぞれの独立した駆動モータ(M)により、回転駆動されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の打抜き装置(100)。
  9. 所望の打抜き部(8、9)の形状と配置とを規定するそれぞれの打抜きブレードシート(3A)を保持する一組の対向回転胴(2A)を有する第1打抜きタレット(A)へ、テープ材(5)を供給する工程を含むテープ材(5)の打抜き方法であって、
    第1打抜きタレット(A)と同一線上に配置され、かつ、それぞれの打抜き用ブレードシート(3B)を保持する一組の対向回転胴(2B)を有する、少なくとも一つの第2打抜きタレット(B)へテープ材(5)を供給する工程を含むことにより、テープが交互に、第1および第2打抜きタレット(A、B)によって打抜かれることを特徴とする打抜き方法。
  10. 第1および第2打抜きタレット(A、B)へのテープ(5)の供給の速度が一定であることを特徴とする請求項9に記載の打抜き方法。
  11. 第1および第2打抜きタレット(A、B)の胴(2A、2B)の回転速度(V、V)が、テープがそれぞれのブレードシート(3A、3B)間を通過する間、一定の打抜き速度(V)となるように設定され、かつ、胴(2A、2B)のブレードシート(3A、3B)間を通過するテープ(5)に対する打抜きが行われる時間(t−t)と、テープ(5)が打抜かれずに胴(2A、2B)のブレードシートがない領域を通過する時間(t−t)とが等しくなるように、第1および第2打抜きタレット(A、B)の胴(2A、2B)の各回転速度(V、V)が、設定されていることを特徴とする請求項10に記載の打抜き方法。
  12. ブレードシート(3A、3B)の長さが、それぞれの胴(2A、2B)の長さの半分より長く、かつ、テープ(5)に対する打抜きが行われない時間(t−t)において、胴(2A、2B)が初め減速し、それから加速することを特徴とする請求項11に記載の打抜き方法。
  13. ブレードシート(3A、3B)の長さが、それぞれの胴(2A、2B)の長さの半分より短く、かつ、テープ(5)に対する打抜きが行われない時間(t−t)において、胴(2A、2B)が初め加速し、それから減速することを特徴とする請求項11に記載の打抜き方法。
  14. ブレードシート(3A、3B)の長さが、それぞれの胴(2A、2B)の長さの半分と等しく、かつ、テープ(5)に対する打抜きが行われない時間(t−t)と、打抜きが行われる時間(t−t)との両方において、胴(2A、2B)が一定速度(V)で回転することを特徴とする請求項11に記載の打抜き方法。
  15. ケース(8´)の打抜き方法であり、第1打抜きタレット(A)の胴(2A)のブレードシート(3A)により、テープ材(5)に一部ついたままの打抜き部(8A´)の打抜きが行われ、第2打抜きタレット(B)の胴(2B)のブレードシート(3B)により、従来の打抜き屑(7)を生ずる完全な打抜きが行われること、および/または、コイル(11)となるように巻かれるかもしくは他の形態に集められる支持テープ(5)上で打抜かれる粘着ラベル(10)の打抜きを行うことを特徴とする請求項9ないし14のいずれか1項に記載の打抜き方法。
  16. 第1および第2の胴(2A、2B)が、上記ブレードシート(3A、3B)の位置を検知するエンコーダやその他の装置によって互いに同期されている別々の駆動モータ(M)により、それぞれ回転駆動されていることを特徴とする請求項9ないし15のいずれか1項に記載の打抜き方法。
  17. 所望の印刷の形状と配置とを規定する印刷版(203A)を保持する版支持胴(202A)と、印刷コントラスト胴(212A)とを有する第1印刷タレット(A)を備えた、テープ材(5)の印刷装置(200、300、400、500)であって、
    印刷版(203B)を保持する版支持胴(202B)と、印刷コントラスト胴(212B)とを有し、かつ、第1印刷タレット(A)と同一線上に配置された、少なくとも一つの第2印刷タレット(B)を有することにより、第1および第2印刷タレット(A、B)が交互にテープの印刷を行うことを特徴とする印刷装置(200、300、400、500)。
  18. 第1および第2印刷タレット(A、B)へのテープ(5)の供給の速度が一定であることを特徴とする請求項17に記載の印刷装置。
  19. 第1および第2印刷タレット(A、B)の版支持胴(202A、202B)の回転速度(V、V)が、テープがそれぞれの版(203A、203B)と接触しながら通過する間、一定の印刷速度(V)となるように設定され、かつ、版支持胴(202A、202B)の版(3A、3B)に接触しながら通過するテープ(5)に対する印刷が行われる時間と、テープ(5)が印刷されずに、版支持胴(202A、202B)の版がない領域を通過する時間とが等しくなるように、第1および第2印刷タレット(A、B)の版支持胴(202A、202B)の各回転速度(V、V)が、設定されていることを特徴とする請求項1ないし18のいずれか1項に記載の印刷装置。
  20. 版(203A、203B)の長さが、それぞれの版支持胴(202A、202B)の長さの半分より長く、かつ、テープ(5)に対する印刷が行われない時間において、版支持胴(202A、202B)が初め減速し、それから加速することを特徴とする請求項19に記載の印刷装置。
  21. 版(203A、203B)の長さが、それぞれの版支持胴(202A、202B)の長さの半分より短く、かつ、テープ(5)に対する印刷が行われない時間において、版支持胴(202A、202B)が初め加速し、それから減速することを特徴とする請求項19に記載の印刷装置。
  22. 版(203A、203B)の長さが、それぞれの版支持胴(202A、202B)の長さの半分と等しく、かつ、テープ(5)に対する印刷が行われない時間と、印刷が行われる時間との両方において、版支持胴(202A、202B)が一定速度(V)で回転することを特徴とする請求項19に記載の印刷装置。
  23. フレキソ印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷、および/または、感熱式印刷に使用されることを特徴とする請求項17ないし22のいずれか1項に記載の印刷装置。
  24. 第1および第2の版支持胴(202A、202B)が、上記版(203A、203B)の位置を検知するエンコーダやその他の装置によって互いに同期されているそれぞれの独立した駆動モータにより回転駆動されていることを特徴とする請求項17ないし23のいずれか1項に記載の印刷装置。
  25. 所望の印刷の形状と配置とを規定する印刷版(203A)を保持する版支持胴(202A)と、印刷コントラスト胴(212A)とを有する第1印刷タレット(A)へテープ材(5)を供給する工程を含む、テープ材(5)の印刷方法であって、
    印刷版(203B)を保持する版支持胴(202B)と、印刷コントラスト胴(212B)とを有し、かつ、第1印刷タレット(A)と同一線上に配置された、少なくとも一つの第2印刷タレット(B)へテープ材(5)を供給する工程を含むことにより、第1および第2印刷タレット(A,B)が交互にテープの印刷を行うことを特徴とする印刷方法。
  26. 第1および第2印刷タレット(A、B)へのテープ(5)の供給の速度が一定であることを特徴とする請求項25に記載の印刷方法。
  27. 第1および第2印刷タレット(A、B)の版支持胴(202A、202B)の回転速度(V、V)が、テープがそれぞれの版(203A、203B)と接触しながら通過する間、一定のスプリンティング速度(speed of sprinting)(V)となるように設定され、かつ、版支持胴(202A、202B)の版(203A、203B)の上を通過するテープ(5)に対する印刷が行われる時間と、テープ(5)が印刷されずに版支持胴(202A、202B)の版がない領域を通過する時間とが等しくなるように、第1および第2印刷タレット(A、B)の版支持胴(202A、202B)の各回転速度(V、V)が、設定されていることを特徴とする請求項26に記載の印刷方法。
  28. 版(203A、203B)の長さが、それぞれの版支持胴(202A、202B)の長さの半分より長く、かつ、テープ(5)に対する印刷が行われない時間において、版支持胴(202A、202B)が初め減速し、それから加速することを特徴とする請求項27に記載の印刷方法。
  29. 版(203A、203B)の長さが、それぞれの版支持胴(202A、202B)の長さの半分より短く、かつ、テープ(5)に対する印刷が行われない時間において、版支持胴(202A、202B)が初め加速し、それから減速することを特徴とする請求項27に記載の印刷方法。
  30. 版(203A、203B)の長さが、それぞれの版支持胴(202A、202B)長さの半分と等しく、かつ、テープ(5)に対する印刷が行われない時間と、印刷が行われる時間との両方において、版支持胴(202A、202B)が一定速度(V)で回転することを特徴とする請求項27に記載の印刷方法。
  31. 請求項25ないし30のいずれか1項に記載の印刷方法であって、フレキソ印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷、および/または、感熱式印刷のために利用されることを特徴とする印刷方法。
  32. 第1および第2の版支持胴(202A、202B)が、上記版(203A、203B)の位置を検知するエンコーダやその他の装置によって互いに同期されているそれぞれの独立した駆動モータにより回転駆動されていることを特徴とする請求項25ないし31のいずれか1項に記載の印刷方法。
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