JP2005126441A - 安定な流動性o/w型エマルションおよびそれらの化粧品または皮膚科学分野における使用 - Google Patents
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Abstract
【課題】pHが長期に安定な、水中油型エマルションの形態の化粧用および/または皮膚科学用組成物を提供すること。
【解決手段】本発明は、オイル小球の平均寸法が50から1000nmの範囲にある、転相により得ることが可能な水中油型エマルションの形態の化粧用および/または皮膚科学用組成物であって、アロエベラを含んでいることを特徴とする組成物に関する。
アロエベラの取込みにより、たとえ周囲温度を超えた温度でも、pHが長期に安定なままであるエマルションを得ることが可能になる。
本発明の組成物は、多数の化粧品および皮膚科学用途に使用することができる。これらはまた、基材に含浸させて皮膚用ふき取り繊維を構成するために使用することができる。
【選択図】 なし
【解決手段】本発明は、オイル小球の平均寸法が50から1000nmの範囲にある、転相により得ることが可能な水中油型エマルションの形態の化粧用および/または皮膚科学用組成物であって、アロエベラを含んでいることを特徴とする組成物に関する。
アロエベラの取込みにより、たとえ周囲温度を超えた温度でも、pHが長期に安定なままであるエマルションを得ることが可能になる。
本発明の組成物は、多数の化粧品および皮膚科学用途に使用することができる。これらはまた、基材に含浸させて皮膚用ふき取り繊維を構成するために使用することができる。
【選択図】 なし
Description
本発明は、転相により得ることが可能な、アロエベラを取り込むことによりpHが安定な、超微細な水中油型エマルションの形態の化粧用および/または皮膚科学用組成物に関する。本発明はまた、前記組成物を、特に化粧品分野でそれ自体としてまたは前記組成物で含浸された物品の形態での使用に関する。
化粧品分野では、エマルション、特に皮膚に施用中になめらかなおよびあまり脂じみてない感触を与える、水中油型エマルション(連続相を構成する水性相中に分散された油性相)を一般的に使用する。
水中油型エマルションは一般に水中油型の乳化用界面活性剤類により安定化され、これはその両親媒性構造によって油性相/水性相の界面に位置を定めるようになり、それによって分散したオイル液滴を安定化する。乳化剤の存在にもかかわらず、エマルションは相分離をする(オイルを開放して水性相および油性相が分離する)傾向を有する。乳化剤含量を増加させると、一般にエマルションの安定性を改善することが可能になる。しかし、乳化剤が高濃度で存在すると、施用した場合多量の乳化剤の結果、例えば粗い感触あるいはねばついたまたは粘着性の感触などの得られた組成物の不快感の問題、および皮膚、眼および頭皮に対する無害性の問題が生じる。
従来のO/W型エマルションの安定性の問題を解決するために、油性相を構成する小球の平均寸法が極めて特定の限界値、すなわち50から1000nmの間であり、超微細O/W型エマルションがそれ自体が一般に転相乳化法によって得られる特定の「超微細」O/W型エマルション類を調製することが提案されている。
この技法は、原則的には当業者にはよく知られており、特にCosmetics & Toiletries、106巻、1991年12月、49から52頁中に掲載された、論文Th. Forster等による「Phase Inversion Emulsification」、およびAmerican Cosmetics and Perfumery、87巻、1972年12月中に掲載された、T. Mitsui等、「Application of the phase-inversion-temperature method to the emulsification of cosmetics」、に記載されている。この技法の原理は、現在記述されているところでは以下の通りである:W/O型エマルション(油性相中への水性相の導入)は、系の転相温度(PIT)、すなわち使用する乳化剤または乳化剤(複数)の親水性および親油性の間の平衡に達する温度を超えなければならない温度で調製される;高温、すなわち転相温度(>PIT)を超えると、エマルションは油中水型であり、これを冷却するとこのエマルションは転相温度で転相して水中油型になり、このことはその前にマイクロエマルジョンの状態を通過して達成される。
これらのPITエマルション類はほとんどの場合極めて流動性である。これらは青みをおびた外観を有し半透明である。しかし、これらのエマルションは安定性、特に温度が周囲温度(すなわち約25℃)を超す場合、特に長時間に変化する傾向にあるpHの安定性の問題をもたらす。さらに、PITエマルション中に使用した界面活性剤系に応じて、エマルションのpH安定性がより良好であるか、またはより劣る。しかし、どの界面活性剤系を使用してもそのpHが安定なままである組成物を有することが重要である。
Th. Forster等、「Phase Inversion Emulsification」、Cosmetics & Toiletries、106巻、1991年12月、49から52頁 T. Mitsui等、「Application of the phase-inversion-temperature method to the emulsification of cosmetics」、American Cosmetics and Perfumery、87巻、1972年12月 欧州特許出願公開第1,028,120号
Riedel、「Nonwoven Bonding Methods & Materials」、Nonwoven World(1987年)
WO-A-99/13861号
WO-A-99/25318号
WO-A-98/18441号
Th. Forster等、「Phase Inversion Emulsification」、Cosmetics & Toiletries、106巻、1991年12月、49から52頁 T. Mitsui等、「Application of the phase-inversion-temperature method to the emulsification of cosmetics」、American Cosmetics and Perfumery、87巻、1972年12月
したがって、長期に安定なpHを有する非常に微細なO/W型エマルションの必要性が残されている。
驚くべきことに、本出願人の会社は、アロエベラを添加することにより、長期に安定なpHを有する超微細O/W型エマルションを得ることが可能になることを発見した。
本発明のO/W型エマルションは、安定であるという利点を有し、一方、施用時のなめらかさ、爽快感および快適感などの超微細エマルションの通常の利点も有する。
したがって、本発明の主題は、水性相中に分散された油性相を含んだ水中油型エマルションの形態で局所施用の組成物において、オイル小球の平均寸法が50nmから1000nm(ナノメートル)の範囲にある組成物であって、アロエベラを、組成物の総重量に対して活性物質が0.01から5重量%の量で含むことを特徴とする組成物である。
この組成物は、特に化粧用または皮膚科学用組成物を構成することができる。
本発明の水中油型エマルションは、転相乳化法により得ることが可能である。
これは局所施用を意図しているという理由で、本発明による組成物は生理的に許容される媒体を含んでいる。「生理的に許容される媒体」という用語は、皮膚または体表面成長物への局所施用に適した、すなわち皮膚、粘膜、唇、毛髪および爪と適合性のある媒体を意味するものと解釈される。
本発明によるエマルションは、多かれ少なかれ流動性であり得る。これらは一般に流動性であり、この場合、粘度をRheomat RM 180(一般にNo. 1またはNo. 2ロータを用いる)を用いて周囲温度(25℃)で測定して、例えば1から500センチポイズ(1から500mPa.s)、好ましくは1から200センチポイズ(1から200mPa.s)の範囲の粘度を有する。しかし、本発明によるエマルションは流動性がより低くてもよい。
したがって、本発明の主題はまた、オイル小球の平均寸法が50nmから1000nmの範囲にある水中油型エマルションのpHを安定化させるために、アロエベラを、組成物の総重量に対して活性物質が0.01から5重量%の量で使用することである。
本発明による組成物の最も重要な特性によると、分散水性相中のオイル(または油性相)の液体粒子(または小球)の数平均寸法が50nmから1000nmの範囲にある。好ましくは、この平均寸法は70nmから350nm、特に70nmから300nmの範囲にある。
さらに、本発明による組成物は、非常に低い多分散性、すなわち小球の寸法は非常に均一であることを特徴とする。原則として、本発明による超微細の水中油型エマルションのオイル小球の90%は、70から350nmの範囲の数平均寸法を有する。通常のエマルション(PITエマルション以外またはマイクロエマルジョン以外)では、最大と最小の小球の間の寸法の差は一般に1000nmを超えるのに対して、最大と最小の小球の間の寸法の差が一般に20から400nm、好ましくは30から200nmの範囲にある。
アロエベラは活性物質として100%であり得て、粉末状の形態または抽出物の形態でもよい。アロエベラ抽出物という表現は、水性および/またはアルコール抽出で得られた任意のタイプの物質および/または分子を意味するものと解釈される。本発明の好ましい実施形態によれば、アロエベラは粉末状の形態である。好ましくは、アロエベラ(CTFA名:アロエバルバデンシス)は、活性物質として100%の粉末状の形態である。例えばFlorida Food社により商品名Aloe Con WG 200として販売されている製品を使用することができる。
本発明による組成物中のアロエベラの量は、所望のpHの安定性を生じるのに十分なものであるが、組成物の不安定化を引き起こさないために限定しなければならない。実際には、活性物質としてのアロエベラの量は、組成物の総重量に対して0.01から5重量%、好ましくは0,01から3重量%、より有利には0.02から3重量%、さらに有利には0.03から2重量%、さらに好ましくは、0.03から1重量%の範囲でなければならない。
本発明によるエマルションの油性相の性質は重大ではない。したがって、油性相は、特に化粧品分野または皮膚科学分野で水中油型エマルションを製造するのに適しているとすでに一般に知られている、任意の化合物からなることができる。これらの化合物は、詳細には野菜、動物または鉱物起源のオイル、天然または合成ワックス、および様々なその他の脂肪物質から、単独または混合物として選択することができ、これらのオイルは、特に化粧用オイルであり、他の脂肪物質は生理的に許容されるものである必要がある。
油性相は通常少なくとも1種のオイルを含んでいる。油性相の組成中に関与することができるオイルの中でも、特に以下のものが挙げられる:
鉱油類、液体パラフィンおよび液体ペトロラタムなど;
動物起源の炭化水素系オイル類、ペルヒドロスクアレンなど;
野菜起源の炭化水素系オイル類、甘扁桃油、アボカド油、ヒマシ油、コエンドロ油、オリーブ油、ホホバ油、ゴマ油、ラッカセイ油、ブドウ種油、ナタネ油、ココナツオイル、ハシバミ油、シアバター(karite butter)、パーム油、アンズ核油、カロフィラム油、米ぬか油、トウモロコシ胚芽油、コムギ胚芽油、大豆油、ヒマワリ油、オオマツヨイグサ油、サフラワー油、トケイソウ油、ライ麦油、あるいはStearineries Dubois社により販売されているもの、またはDynamit Nobel社により商品名Miglyol 810、812および818として販売されているものなどの、カプリル酸/カプリン酸のトリグリセリド類など;
合成オイル類、例えばパーセリンオイル、脂肪酸エステル類、例えばミリスチン酸ブチル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸セチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2-エチルヘキシル、アジピン酸イソプロピル、アジピン酸エチルヘキシル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸ヘキサデシル、ステアリン酸イソプロピル、ステアリン酸オクチル、ステアリン酸イソセチル、オレイン酸デシル、ラウリン酸ヘキシル、プロピレングリコールジカプリレート、およびラノリン脂肪酸イソプロピルまたはラノリン脂肪酸イソセチルなどのラノリン脂肪酸から誘導されたエステル類、ジオクチルシクロヘキサン、イソパラフィン類ならびにポリ-α-オレフィン類。
ジカプリリルエーテル(CTFA名:ジカプリリルエーテル)などのエーテル;C12〜C15脂肪アルコールのベンゾエート類(Finetex社製Finsolv TN);
鉱物または合成起源の実質上直鎖または分枝炭化水素類、揮発性または不揮発性パラフィン油類およびこれらの誘導体類、石油ワセリン、ポリデセン、イソヘキサデカン、イソドデカン、Parleam(登録商標)オイルなどの硬化ポリイソブテンなど;
8から26個の炭素原子を含んだ脂肪アルコール類、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ミリスチルアルコール、ステアリルアルコール、パルミチルアルコール、オレイルアルコール、リノレイルアルコール、2-オクチルドデカノール、およびセテアリルアルコール(セチルアルコールとステアリルアルコールの混合物)などこれらの混合物など;
アセチルグリセリド類;
アルコール類および多価アルコール類のオクタノエート類およびデカノエート類、例えばグリコールおよびグリセロールのもの;アルコール類および多価アルコール類のリシノレート類、例えばセチルのもの;
フッ素化およびペルフルオロ化オイル類;
ラノリン;硬化ラノリン;アセチル化ラノリン;
揮発性または不揮発性シリコーンオイル類、周囲温度で液体またはのり状である、直鎖または環式シリコーン連鎖を有する揮発性または不揮発性ポリメチルシロキサン類(PDMS)、特にシクロヘキサシロキサンなどのシクロポリジメチルシロキサン類(シクロメチコーン類);懸垂アルキル、アルコキシもしくはフェニル基、またはシリコーン連鎖の末端にアルキル、アルコキシもしくはフェニル基を含み、これらの基が2から24個の炭素原子を有するポリジメチルシロキサン類;あるいはフェニルトリメチコーン類、フェニルジメチコーン類、フェニルトリメチルシロキシジフェニルシロキサン類、ジフェニルジメチコーン類、ジフェニルメチルジフェニルトリシロキサン類、(2-フェニルエチル)トリメチルシロキシシリケート類またはポリメチルフェニルシロキサン類などのフェニル化シリコーン類。
鉱油類、液体パラフィンおよび液体ペトロラタムなど;
動物起源の炭化水素系オイル類、ペルヒドロスクアレンなど;
野菜起源の炭化水素系オイル類、甘扁桃油、アボカド油、ヒマシ油、コエンドロ油、オリーブ油、ホホバ油、ゴマ油、ラッカセイ油、ブドウ種油、ナタネ油、ココナツオイル、ハシバミ油、シアバター(karite butter)、パーム油、アンズ核油、カロフィラム油、米ぬか油、トウモロコシ胚芽油、コムギ胚芽油、大豆油、ヒマワリ油、オオマツヨイグサ油、サフラワー油、トケイソウ油、ライ麦油、あるいはStearineries Dubois社により販売されているもの、またはDynamit Nobel社により商品名Miglyol 810、812および818として販売されているものなどの、カプリル酸/カプリン酸のトリグリセリド類など;
合成オイル類、例えばパーセリンオイル、脂肪酸エステル類、例えばミリスチン酸ブチル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸セチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2-エチルヘキシル、アジピン酸イソプロピル、アジピン酸エチルヘキシル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸ヘキサデシル、ステアリン酸イソプロピル、ステアリン酸オクチル、ステアリン酸イソセチル、オレイン酸デシル、ラウリン酸ヘキシル、プロピレングリコールジカプリレート、およびラノリン脂肪酸イソプロピルまたはラノリン脂肪酸イソセチルなどのラノリン脂肪酸から誘導されたエステル類、ジオクチルシクロヘキサン、イソパラフィン類ならびにポリ-α-オレフィン類。
ジカプリリルエーテル(CTFA名:ジカプリリルエーテル)などのエーテル;C12〜C15脂肪アルコールのベンゾエート類(Finetex社製Finsolv TN);
鉱物または合成起源の実質上直鎖または分枝炭化水素類、揮発性または不揮発性パラフィン油類およびこれらの誘導体類、石油ワセリン、ポリデセン、イソヘキサデカン、イソドデカン、Parleam(登録商標)オイルなどの硬化ポリイソブテンなど;
8から26個の炭素原子を含んだ脂肪アルコール類、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ミリスチルアルコール、ステアリルアルコール、パルミチルアルコール、オレイルアルコール、リノレイルアルコール、2-オクチルドデカノール、およびセテアリルアルコール(セチルアルコールとステアリルアルコールの混合物)などこれらの混合物など;
アセチルグリセリド類;
アルコール類および多価アルコール類のオクタノエート類およびデカノエート類、例えばグリコールおよびグリセロールのもの;アルコール類および多価アルコール類のリシノレート類、例えばセチルのもの;
フッ素化およびペルフルオロ化オイル類;
ラノリン;硬化ラノリン;アセチル化ラノリン;
揮発性または不揮発性シリコーンオイル類、周囲温度で液体またはのり状である、直鎖または環式シリコーン連鎖を有する揮発性または不揮発性ポリメチルシロキサン類(PDMS)、特にシクロヘキサシロキサンなどのシクロポリジメチルシロキサン類(シクロメチコーン類);懸垂アルキル、アルコキシもしくはフェニル基、またはシリコーン連鎖の末端にアルキル、アルコキシもしくはフェニル基を含み、これらの基が2から24個の炭素原子を有するポリジメチルシロキサン類;あるいはフェニルトリメチコーン類、フェニルジメチコーン類、フェニルトリメチルシロキシジフェニルシロキサン類、ジフェニルジメチコーン類、ジフェニルメチルジフェニルトリシロキサン類、(2-フェニルエチル)トリメチルシロキシシリケート類またはポリメチルフェニルシロキサン類などのフェニル化シリコーン類。
上記のオイルのリスト中「炭化水素系オイル」という用語は、主に炭素および水素原子、ならびに任意選択でエステル、エーテル、フッ素化された、カルボン酸および/またはアルコール基を含んだ任意のオイルを意味するものと解釈される。
上記の1種のオイルまたはいくつかのオイルの混合物を使用してもよい。
本発明の特定の実施形態によれば、組成物は鉱油類、脂肪酸エステル類、およびこれらの混合物類から選択される少なくとも1種のオイルを含んでいる。
本発明の他の特定の実施形態によれば、組成物は上記のオイル、特にパルミチン酸2-エチルヘキシル、ジカプリリルエーテル、およびこれらの混合物から選択される少なくとも1種の皮膚軟化剤を含んでいる。
通常、水性相は水に加えて、多価アルコール類(または多水酸基アルコール類)、水溶性低級アルコール(単数または複数)、およびこれらの混合物から選択される1種または複数の水可溶性溶媒を含むことができる。「低級アルコール」という用語は、1から8個の炭素原子を含んだアルコールを意味するものと解釈される。多価アルコール類として、例えばグリセロール;プロピレングリコールまたはブチレングリコールなどのグリコール類;ソルビトール;グルコース、フルクトース、マルトース、ラクトースまたはショ糖などの糖類;およびこれらの混合物を挙げることができる。低級アルコールとして、例えばエタノール、イソプロパノール、ブタノールおよびこれらの混合物を挙げることができる。
本発明による水中油型エマルションは好ましくは以下を含んでいる:
(i)組成物の総重量に対して50から98重量%、より好ましくは70から96重量%の水性相;
(ii)組成物の総重量に対して2から50重量%、より好ましくは4から30重量%の油性相。
(i)組成物の総重量に対して50から98重量%、より好ましくは70から96重量%の水性相;
(ii)組成物の総重量に対して2から50重量%、より好ましくは4から30重量%の油性相。
さらに、本発明によるエマルションは、一般に1種または複数の乳化用界面活性剤を含んでいる。さらに、それらは特定の共乳化剤(複数)を含むことができ、その役割はエマルションの調製中に、エマルションの調製に必要な乳化用界面活性剤の量を実質上減少させることである。
本発明で使用することができる乳化剤は好ましくは、一方では、例えばC6〜C30アルキルまたはアシル官能基類から選択される親油性残基、ならびに他方では、例えば多価アルコール基類(グリセロール、グリコール、グルコース)および多価アルコールエーテル類から選択される親水性残基からなる非イオン性化合物から選択される。これらのHLB平衡(親水性親油性平衡)は、9から18の範囲にあり得る。
好ましくは本発明で使用される非イオン乳化剤としては、エチレンオキシドと、6から30個の炭素原子を有する脂肪アルコールまたは3から16個の炭素原子を有する多価アルコールおよび14から22個の炭素原子を有する脂肪酸類の部分エステルとの付加生成物類、およびこれらの混合物を特に挙げることができる。
したがって、エチレンオキシドと脂肪アルコール類の付加生成物として、式(III)
R-(O-CH2-CH2)n-OH (III)
[式中、Rは8から30個の炭素原子を有する、飽和または不飽和および直鎖または分枝の炭化水素系残基を示し、nは8から50、好ましくは8から30の範囲の数を示す]に対応する乳化剤を使用することができる。例えば、エチレンオキシドとベヘニルアルコールの付加生成物、例えばベヘネス-9(9モルのエチレンオキシド)およびベヘネス-10(10モルのエチレンオキシド)など;セチルアルコールを用いてまたはステアリルアルコールを用いて、あるいはこれらの混合物を用いて得られたもの、特に12から20モルのエチレンオキシドを含んだ、例えば、セチルアルコールとステアリルアルコールの混合物(セテアリルアルコール)、セテアレス-12、セテアレス-13、セテアレス-14、セテアレス-15、セテアレス-16、セテアレス-17、セテアレス-18またはセテアレス-20など;セチルアルコールから得られたもの、セテス-14,セテス-15,セテス-16またはセテス-20など;ステアリルアルコールから得られたもの、ステアレス-13、ステアレス-14、ステアレス-15、ステアレス-16またはステアレス-20など、およびこれらの様々な乳化剤の混合物を挙げることができる。
R-(O-CH2-CH2)n-OH (III)
[式中、Rは8から30個の炭素原子を有する、飽和または不飽和および直鎖または分枝の炭化水素系残基を示し、nは8から50、好ましくは8から30の範囲の数を示す]に対応する乳化剤を使用することができる。例えば、エチレンオキシドとベヘニルアルコールの付加生成物、例えばベヘネス-9(9モルのエチレンオキシド)およびベヘネス-10(10モルのエチレンオキシド)など;セチルアルコールを用いてまたはステアリルアルコールを用いて、あるいはこれらの混合物を用いて得られたもの、特に12から20モルのエチレンオキシドを含んだ、例えば、セチルアルコールとステアリルアルコールの混合物(セテアリルアルコール)、セテアレス-12、セテアレス-13、セテアレス-14、セテアレス-15、セテアレス-16、セテアレス-17、セテアレス-18またはセテアレス-20など;セチルアルコールから得られたもの、セテス-14,セテス-15,セテス-16またはセテス-20など;ステアリルアルコールから得られたもの、ステアレス-13、ステアレス-14、ステアレス-15、ステアレス-16またはステアレス-20など、およびこれらの様々な乳化剤の混合物を挙げることができる。
エチレンオキシドと、多価アルコール類および脂肪酸類の部分エステル類との付加生成物は、脂肪酸類のグリセロール部分エステル類、または脂肪酸類のソルビトールモノまたはジエステル類をエトキシ化することにより得ることができる。例えば、4から20モルのエチレンオキシドと1種または複数のグリセロール部分エステル類の付加生成物類を使用することができる。「グリセロール部分エステル類」という用語は、例えば1モルのグリセロールを1または2モルのC10〜C20脂肪酸類でエステル化することにより得られた、C10〜C20脂肪酸類のモノ、ジおよびトリグリセリド類の混合物を意味するものと解釈される。
さらに、本発明によるエマルションはさらに、1種または複数の共乳化剤類を含んでもよい。例えばC16〜C22脂肪アルコール類、またはC3〜C6多価アルコール類とC14〜C22脂肪酸類のエステル類、およびこれらの混合物類から様々な共乳化剤類を選択することができる。共乳化剤として、例えばセチルアルコール、ステアリルアルコール、セテアリルアルコール(セチルアルコールとステアリルアルコールの混合物)、グリセリルステアレート、およびこれらの混合物類を挙げることができる。
乳化剤および共乳化剤を含んだ混合物として、例えばセテアレス-20、セテアレス-12、硬化パーム油およびセテアリルアルコールを含んだ、Cognis社により商品名Emulgade SEVとして販売されている混合物を使用をすることができる。
本発明による組成物中の乳化剤類および共乳化剤類の量は、一般に組成物の総重量に対して0.05から30重量%、好ましくは0.5から20重量%、さらに好ましくは1から10重量%の範囲にある。
本発明による組成物はまた、検討される分野、特に化粧品分野または皮膚科学分野で一般に使用される任意の補助剤または添加剤を含むことができる。
本発明によるエマルションの水性相および/または油性相中に存在することが可能な従来の補助剤のうち(これらの補助剤の水溶性または脂溶性の性質に応じて)、イオン性または非イオン性ゲル化剤および増粘剤;親水性または親油性の化粧用または皮膚科学用活性成分;芳香剤;防腐剤;金属イオン封鎖剤(EDTA);顔料;パール光沢剤;タルク、カオリン、シリカ粉末またはポリエチレン粉末などの無機または有機充填剤;可溶性染料;日焼け止め剤;塩基性化または酸性化剤;セチルジメチコーンなどの施用時の組成物のなめらかさおよびすべり性を改善する化合物、およびこれらの混合物などを特に挙げることができる。これらの様々な補助剤の量は、検討される分野で通常使用されるもの、例えば組成物の総重量の0.01から20%である。
本発明による組成物中に使用することができる、化粧用または皮膚科学用活性成分の選択は、この組成物の目的により決まる。本発明に使用することができる活性成分として、例えばオクトピロックス、トリクロサンおよびトリクロカルバンなどの殺菌剤;ヒドロキシ酸類(α-ヒドロキシ酸類およびβ-ヒドロキシ酸類)などの角質溶解薬および老化防止薬、例えば乳酸、グリコール酸、クエン酸、サリチル酸およびこれらの誘導体類;精油;ビタミン類、特にレチノール(ビタミンA)、アスコルビン酸(ビタミンC)、トコフェロール(ビタミンE)、ナイアシンアミド(ビタミンPPまたはB3)、パンテノール(ビタミンB5)およびこれらの誘導体類(例えばエステル類);補酵素、特にコエンザイムQ10またはユビキノン;酵素、例えばリパーゼ類、プロテアーゼ類、ホスホリパーゼ類、セルラーゼ類、ペルオキシダーゼ類、特にラクトペルオキシダーゼ類、カタラーゼ類またはス-パーオキシドジスムターゼ類、および上記の酵素を含んだ植物抽出物;サッカロマイセスセレビシエなどの酵母類;ステロイド;抗酸化剤類およびフリーラジカルを抑制する薬剤;多価アルコール類(グリセロール、ソルビトール、糖類)、タンパク質水解物類、尿素およびそれらを含んだ混合物類などの保湿剤;カフェインなどのスリミング剤類;抗エラスターゼおよび抗コラゲナーゼ薬;脂じみた皮膚を処置する薬剤;およびこれらの混合物を挙げることができる。
サリチル酸誘導体類としては、5-(n-オクタノイル)サリチル酸(CTFA名:カプリロイルサリチル酸)、5-(n-デカノイル)サリチル酸、5-(n-ドデカノイル)サリチル酸、5-(n-オクチル)サリチル酸、5-(n-ヘプチルオキシ)サリチル酸、5-(tert-オクチル)サリチル酸、5-ブトキシサリチル酸、5-エトキシサリチル酸、5-メトキシサリチル酸、5-プロポキシサリチル酸、5-メチルサリチル酸、5-エチルサリチル酸、5-プロピルサリチル酸、およびこれらの混合物を挙げることができる。これらの酸は、任意選択で塩基により塩化することができる。
ステロイドの例としては、例えばデヒドロエピアンドロステロン(またはDHEA)、ならびに(1)その生物学的誘導体類および前駆体類、特にDHEA硫酸塩およびサリチル酸塩、7-ヒドロキシ-DHEA、7-ケト-DHEA、または7-ヒドロキシ-DHEAおよび7-ケト-DHEAのエステル類、特に3-β-アセトキシ-7-オキソ-DHEAなどのDHEAの塩類およびエステル類、および(2)その化学的誘導体類および前駆体類、特にジオスゲニンまたはヘコゲニンなどのサポゲニン類、および/またはヘコゲニンアセテートなどのこれらの誘導体類、および/またはこれらを含んだ天然の抽出物および特に野生のヤマノイモなどのヤマノイモ種の抽出物を挙げることができる。
組成物中に任意選択で存在する日焼け止め剤(または紫外線吸収剤)は、有機吸収剤、物理的吸収剤およびこれらの混合物類から選択することができる。
本発明による組成物は、本発明による組成物中に使用することができる化学的日焼け止め剤として、化粧品分野で使用することができる任意の紫外線Aおよび紫外線B吸収剤を含むことができる。
紫外線B吸収剤としては、例えば以下のものを挙げることができる:
(1)サリチル酸誘導体類、特にサリチル酸ホモメンチルおよびサリチル酸オクチル;
(2)ケイ皮酸誘導体類、特に商品名Parsol MCXとしてGivaudan社により販売されている、p-メトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル;
(3)液体β,β'-ジフェニルアクリレート誘導体類、特に商品名Uvinul N539としてBASF社により販売されている、α-シアノ-β,β'-ジフェニルアクリル酸2-エチルヘキシルすなわちオクトクリレン;
(4)p-アミノ安息香酸誘導体類;
(5)商品名Eusolex 6300としてMerck社により販売されている、4-メチルベンジリデンカンファー;
(6)Merck社により商品名Eusolex 232として販売されている、2-フェニルベンゾイミダゾール-5-スルホン酸;
(7)1,3,5-トリアジン誘導体類、特に:
商品名Uvinul T150としてBASF社により販売されている、2,4,6-トリス[p-(2'-エチルヘキシル-1'-オキシカルボニル)アニリノ]1,3,5-トリアジン、および
商品名Uvasorb HEBとしてSigma 3V社により販売されている、ジオクチルブトアミドトリアゾン;
(8)これらの吸収剤の混合物。
(1)サリチル酸誘導体類、特にサリチル酸ホモメンチルおよびサリチル酸オクチル;
(2)ケイ皮酸誘導体類、特に商品名Parsol MCXとしてGivaudan社により販売されている、p-メトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル;
(3)液体β,β'-ジフェニルアクリレート誘導体類、特に商品名Uvinul N539としてBASF社により販売されている、α-シアノ-β,β'-ジフェニルアクリル酸2-エチルヘキシルすなわちオクトクリレン;
(4)p-アミノ安息香酸誘導体類;
(5)商品名Eusolex 6300としてMerck社により販売されている、4-メチルベンジリデンカンファー;
(6)Merck社により商品名Eusolex 232として販売されている、2-フェニルベンゾイミダゾール-5-スルホン酸;
(7)1,3,5-トリアジン誘導体類、特に:
商品名Uvinul T150としてBASF社により販売されている、2,4,6-トリス[p-(2'-エチルヘキシル-1'-オキシカルボニル)アニリノ]1,3,5-トリアジン、および
商品名Uvasorb HEBとしてSigma 3V社により販売されている、ジオクチルブトアミドトリアゾン;
(8)これらの吸収剤の混合物。
紫外線A吸収剤としては、例えば以下のものを挙げることができる:
(1)ジベンゾイルメタン誘導体類、特に商品名Parsol 1789としてGivaudan社により販売されている4-(tert-ブチル)-4'-メトキシジベンゾイルメタン;
(2)ベンゼン-1,4-[ジ(3-メチリデンカンファー-10-スルホン酸)]、場合により部分的または完全に中和された形態(Chimex社により商品名Mexoryl SXとして販売されている);
(3)ベンゾフェノン誘導体類、例えば:
2,4-ジヒドロキシベンゾフェノン(ベンゾフェノン-1);
2,2',4,4'-テトラヒドロキシベンゾフェノン(ベンゾフェノン-2);
BASF社により商品名Uvinul M40として販売されている、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン(ベンゾフェノン-3);
2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸(ベンゾフェノン-4)、およびそのスルホネートの形態(ベンゾフェノン-5)(商品名Uvinul MS40としてBASF社により販売されている);
2,2'-ジヒドロキシ-4,4'-ジメトキシベンゾフェノン(ベンゾフェノン-6);
5-クロロ-2-ヒドロキシベンゾフェノン(ベンゾフェノン-7);
2,2'-ジヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン(ベンゾフェノン-8);
2,2'-ジヒドロキシ-4,4'-ジメトキシベンゾフェノン-5,5'-ジスルホン酸二酸の二ナトリウム塩(ベンゾフェノン-9);
2-ヒドロキシ-4-メトキシ-4'-メチルベンゾフェノン(ベンゾフェノン-10);
ベンゾフェノン-11;
2-ヒドロキシ-4-(オクチルオキシ)ベンゾフェノン(ベンゾフェノン-12);
(4)ベンゾフェノン基を含むシラン誘導体類またはポリオルガノシロキサン類;
(5)アントラニレート類、特に商品名Neo Heliopan MAとしてHaarmann & Reimer社により販売されている、メンチルアントラニレート;
(6)1分子当たり少なくとも2個のベンゾアゾリル基または少なくとも1個のベンゾジアゾリル基を含んだ化合物、特にHaarmann & Reimer社により販売されている、1,4-ビス(ベンゾイミダゾリル)フェニレン-3,3',5,5'-テトラスルホン酸およびその塩類;
(7)Nで置換されたベンゾイミダゾリル-ベンゾアゾール類またはベンゾフラニル-ベンゾアゾール類のケイ素誘導体類、特に:
2-[1-[3-[1,3,3,3-テトラメチル-l-[(トリメチルシリル)オキシ]ジシロキサニル]プロピル]-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル]ベンゾオキサゾール;
2-[1-[3-[1,3,3,3-テトラメチル-l-[(トリメチルシリル)オキシ]ジシロキサニル]プロピル]-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル]ベンゾチアゾール;
2-[1-(3-(トリメチルシラニル)プロピル)-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル]ベンゾオキサゾール;
6-メトキシ-1,1'-ビス(3-(トリメチルシラニル)プロピル)-1H,1'H-[2,2']ビベンゾイミダゾリル-ベンゾオキサゾール;
2-[1-(3-(トリメチルシラニル)プロピル)-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル]ベンゾチアゾール;
これらは、欧州特許出願公開第1,028,120号中に開示されている;
(8)トリアジン誘導体類、特に商品名Tinosorb SとしてCiba Geigy社により販売されている、2,4-ビス[4-(2-エチルヘキシルオキシ)-2-ヒドロキシフェニル]-6-(4-メトキシフェニル)-1,3,5-トリアジン、および商品名Tinosorb MとしてCiba Geigy社により販売されている、2,2'-メチレンビス[6-(2H-ベンゾトリアゾール-2-イル)-4-(1,1,3,3-テトラメチルブチル)フェノール];
(9)これらの混合物類。
(1)ジベンゾイルメタン誘導体類、特に商品名Parsol 1789としてGivaudan社により販売されている4-(tert-ブチル)-4'-メトキシジベンゾイルメタン;
(2)ベンゼン-1,4-[ジ(3-メチリデンカンファー-10-スルホン酸)]、場合により部分的または完全に中和された形態(Chimex社により商品名Mexoryl SXとして販売されている);
(3)ベンゾフェノン誘導体類、例えば:
2,4-ジヒドロキシベンゾフェノン(ベンゾフェノン-1);
2,2',4,4'-テトラヒドロキシベンゾフェノン(ベンゾフェノン-2);
BASF社により商品名Uvinul M40として販売されている、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン(ベンゾフェノン-3);
2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸(ベンゾフェノン-4)、およびそのスルホネートの形態(ベンゾフェノン-5)(商品名Uvinul MS40としてBASF社により販売されている);
2,2'-ジヒドロキシ-4,4'-ジメトキシベンゾフェノン(ベンゾフェノン-6);
5-クロロ-2-ヒドロキシベンゾフェノン(ベンゾフェノン-7);
2,2'-ジヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン(ベンゾフェノン-8);
2,2'-ジヒドロキシ-4,4'-ジメトキシベンゾフェノン-5,5'-ジスルホン酸二酸の二ナトリウム塩(ベンゾフェノン-9);
2-ヒドロキシ-4-メトキシ-4'-メチルベンゾフェノン(ベンゾフェノン-10);
ベンゾフェノン-11;
2-ヒドロキシ-4-(オクチルオキシ)ベンゾフェノン(ベンゾフェノン-12);
(4)ベンゾフェノン基を含むシラン誘導体類またはポリオルガノシロキサン類;
(5)アントラニレート類、特に商品名Neo Heliopan MAとしてHaarmann & Reimer社により販売されている、メンチルアントラニレート;
(6)1分子当たり少なくとも2個のベンゾアゾリル基または少なくとも1個のベンゾジアゾリル基を含んだ化合物、特にHaarmann & Reimer社により販売されている、1,4-ビス(ベンゾイミダゾリル)フェニレン-3,3',5,5'-テトラスルホン酸およびその塩類;
(7)Nで置換されたベンゾイミダゾリル-ベンゾアゾール類またはベンゾフラニル-ベンゾアゾール類のケイ素誘導体類、特に:
2-[1-[3-[1,3,3,3-テトラメチル-l-[(トリメチルシリル)オキシ]ジシロキサニル]プロピル]-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル]ベンゾオキサゾール;
2-[1-[3-[1,3,3,3-テトラメチル-l-[(トリメチルシリル)オキシ]ジシロキサニル]プロピル]-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル]ベンゾチアゾール;
2-[1-(3-(トリメチルシラニル)プロピル)-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル]ベンゾオキサゾール;
6-メトキシ-1,1'-ビス(3-(トリメチルシラニル)プロピル)-1H,1'H-[2,2']ビベンゾイミダゾリル-ベンゾオキサゾール;
2-[1-(3-(トリメチルシラニル)プロピル)-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル]ベンゾチアゾール;
これらは、欧州特許出願公開第1,028,120号中に開示されている;
(8)トリアジン誘導体類、特に商品名Tinosorb SとしてCiba Geigy社により販売されている、2,4-ビス[4-(2-エチルヘキシルオキシ)-2-ヒドロキシフェニル]-6-(4-メトキシフェニル)-1,3,5-トリアジン、および商品名Tinosorb MとしてCiba Geigy社により販売されている、2,2'-メチレンビス[6-(2H-ベンゾトリアゾール-2-イル)-4-(1,1,3,3-テトラメチルブチル)フェノール];
(9)これらの混合物類。
また、これらの吸収剤のいくつかの混合物、および紫外線B吸収剤と紫外線A吸収剤の混合物、および物理的吸収剤との混合物も使用することが可能である。
物理的吸収剤としては、酸化チタン(ルチルおよび/またはアナターゼの形態のアモルファス二酸化チタンまたは結晶性二酸化チタン)、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化ジルコニウム、酸化セリウムまたはこれらの混合物を挙げることができる。これらの金属酸化物類は、マイクロメートル単位の寸法またはナノメートル単位の寸法(ナノ顔料)を有する粒子の形態であり得る。ナノ顔料類の形態では、粒子の平均寸法は、例えば5から100nmの範囲にある。ナノ顔料類を本発明の組成物中に使用することが好ましい。
本発明の特定の実施形態によれば、組成物はアロエベラに加えて、クロロヘキシジン塩類およびアルキルトリメチルアンモニウムブロマイド類から選択される少なくとも1種の防腐剤を含んでいる。クロロヘキシジン塩は、クロロヘキシジンジグルコネート、クロロヘキシジンジアセテート、塩酸クロロヘキシジン、およびこれらの混合物から選択され、アルキルトリメチルアンモニウムブロマイドは、ドデシルトリメチルアンモニウムブロマイド、ミリスチルトリメチルアンモニウムブロマイド、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロマイド、およびこれらの混合物から選択され得る。これは特にクロロヘキシジンジグルコネートである。
もちろん、当業者なら、本発明による組成物に本質的に付与された有利な性質が、考えることのできる添加により不利に影響を受けないか、または実質上受けないように、本発明による組成物に加える可能性のある化合物または化合物(複数)を注意して選択するであろう。
本発明によるエマルションは一般に転相方法により得られる。この調製方法は、
1)(A)少なくとも1種のオイルと、任意選択でその他のオイル類および脂肪物質類、ならびに転相温度で安定な脂溶性補助剤類を含んでいる油性相、
(B)少なくとも1種の乳化剤および任意選択で共乳化剤、
(D)水および任意選択で水溶性溶媒類、ならびに転相温度で安定な水溶性補助剤を含んでいる水性相を、通常のエマルションを生成するために混合し、
(2)このエマルションを、転相領域内または超えて定めた温度に加熱するか、あるいはエマルションをこうした温度で直接調製し、次いで、
(3)エマルションを冷却し、アロエベラおよび例えば芳香剤などの、転相温度では不安定な任意選択の補助剤または活性成分を加えることを特徴とする。
1)(A)少なくとも1種のオイルと、任意選択でその他のオイル類および脂肪物質類、ならびに転相温度で安定な脂溶性補助剤類を含んでいる油性相、
(B)少なくとも1種の乳化剤および任意選択で共乳化剤、
(D)水および任意選択で水溶性溶媒類、ならびに転相温度で安定な水溶性補助剤を含んでいる水性相を、通常のエマルションを生成するために混合し、
(2)このエマルションを、転相領域内または超えて定めた温度に加熱するか、あるいはエマルションをこうした温度で直接調製し、次いで、
(3)エマルションを冷却し、アロエベラおよび例えば芳香剤などの、転相温度では不安定な任意選択の補助剤または活性成分を加えることを特徴とする。
例えば、エマルションの調剤中に水性相の一部(例えば、水性相の10から30%)のみを加え、次いで冷却後にアロエベラを含んだ水性相の残りでエマルションを希釈するという別の手順を使用することも可能である。
エマルションが最初にW/O型エマルションの形態のときは不透明であり、次いでそれがマイクロエマルジョンになると透明になり、O/W型エマルションの形態のときは再び不透明であり、次いでそれを転相温度未満に冷却すると再び透明になるので、転相温度領域はエマルションの透明度および不透明度の変化を観察することにより視覚的に認め得る。この温度領域はまた、加熱された組成物の試料の導電率を測定することにより所定の組成物に対して立証してもよい。転相領域に達した場合は、エマルションの導電率は極めて急速に増加し、転相領域外では5から15℃の温度範囲にわたり1センチメートル当たりほぼ5マイクロジーメンスにしか過ぎないのに対して、転相領域内では同じ温度範囲にわたり1センチメートル当たりほぼ50マイクロジーメンスの導電率の増加が観察され得る。
本発明による組成物は、特に多かれ少なかれ流動性であるローションまたは乳液の形態で提供することができる。それらはそれ自体で、またはエアロゾルとして、あるいはスプレーの形態で使用することができる。
本発明の組成物は特に、顔用、手用、またはボディー用の保護、トリートメントまたはケア用スプレー、皮膚、頭皮または粘膜の保護またはケア用、あるいは皮膚および/または唇からのメイキャップ化粧の除去用および/またはこれらのクレンジング用のボディー乳液またはローションなどの、顔、および/または体、頭皮または粘膜の皮膚用のケア、保護および/または衛生用製品を構成することができる。これらは、例えば皮膚の保湿および/または引き締めのため、および/または皮膚の栄養のために使用することができる。
本発明による組成物はまた、体および/または顔の皮膚を日光または紫外線の有害作用から保護するための日焼け止め製品、およびさらにケラチン物質および特に皮膚および/または唇をメイキャップ化粧するための製品を構成することができる。
本発明の主題は上記に規定した組成物を、皮膚および/または唇のトリートメント、保護、ケア用、これらからメイキャップ化粧を除去および/またはそれらのクレンジング用に、および/または皮膚および/または唇のメイキャップ化粧用に使用することである。
本発明の主題はまた、上記に規定した組成物を皮膚および/または唇に施用することを特徴とする、皮膚および/または唇を化粧トリートメントするための方法である。トリートメントのタイプは、特に組成物中に存在する活性成分または活性成分(複数)に応じて変わる。
本発明の他の実施形態によれば、本発明による組成物を、ふき取り繊維(wipe)などの皮膚に施用する物品を形成するために、水不溶性基材に含浸させるために使用することができる。水不溶性基材は、シート、球、またはフィルムとして、織布材料、不織布材料、発泡材、スポンジおよび綿からなる群から選択することができる。これは特に、天然起源の繊維(リネン、羊毛、綿、絹)、または合成起源の繊維(セルロース誘導体類、ビスコース、ポリビニル誘導体類、ポリ(エチレン)テレフタレートなどのポリエステル類、ポリエチレンまたはポリプロピレンなどのポリオレフィン類、ナイロンなどのポリアミド類、またはアクリル系誘導体類)をベースとする不織布の基材であり得る。不織布はRiedel、「Nonwoven Bonding Methods & Materials」、Nonwoven World(1987年)に全般的に記載されている。これらの基材は、不織布類を調製する技術分野の従来の方法により得られる。本発明の特定の実施形態によれば、不溶性基材は、繊維に殺菌剤をグラフト化するための知られている手段により基材に結合された、少なくとも1種の化合物および特に本発明の防腐剤を含むことができる。
この基材は同じか、または異なる性質を有する1つまたは複数の層を含むことができ、かつ弾性および柔軟性および所望の使用に適したその他の特性を持つことができる。基材は、例えば文献WO-A-99/13861中に開示されているように、異なる弾性を有する2つの部分を含むことができ、または文献WO-A-99/25318中に開示されているように、異なる密度を有する単一層を含むことができ、または文献WO-A-98/18441中に開示されているように、異なる感触の2つの層を含むことができる。
基材は所望の目的に適した任意の寸法および任意の形状を持つことができる。これは一般に0.005から0.1m2の間、好ましくは0.01から0.05m2の間の表面積を持つ。これは好ましくは長方形のふき取り繊維、または円形のパップ(compress)で提供される。
基材および含浸組成物を含んだ最終物品は一般に濡れた状態にあり、例えば基材の重量に対して組成物を200から1000重量%、より好ましくは250から350重量%の範囲の組成物の含浸程度を有する。基材に組成物を含浸させる技法はこの分野ではよく知られており、すべてが本発明に適用し得る。一般に、含浸用組成物を、浸漬、コーティング、気化、等を含んだ1つまたは複数の技法により基材に加える。
基材に組成物を含浸した後でそれから水を除去するか、あるいは基材に、熱または超音波の手段により多層を結合させるおよび接着させることなどの任意の知られている手段により、粉末、顆粒または被膜の乾燥形態の組成物を含浸させることにより、乾燥状態で存在する物品(またはふき取り繊維)を形成させることも可能である。後者の実施形態では、組成物を任意の手段、噴霧化、凍結乾燥またはその他の類似の方法により乾燥する。
したがって、考えることのできる用途に応じて、湿性ふき取り繊維または乾性ふき取り繊維を得ることが可能である。乾性ふき取り繊維は使用の前に湿らせるのに対して、湿性ふき取り繊維はそれ自体として使用することができる。
したがって、本発明の他の主題は、(A)水不溶性基材、(B)基材に加えられたまたは含浸された上記に定義した組成物を含んだ物品であり、かつ前記物品を、特に皮膚をケアする(栄養を与える、引き締める、保湿する)、皮膚からメイキャップ化粧をクレンジングするおよび/または除去するための、化粧品または皮膚科学分野での使用である。
この物品は特に、皮膚のケアおよび/またはトリートメント用のふき取り繊維、および/または皮膚および/または眼からメイキャップ化粧のクレンジングおよび/または除去用のふき取り繊維を構成することができる。
本発明の主題はまた、上記に規定した物品を皮膚および/または眼をケアする、それからメイキャップ化粧をクレンジングするおよび/または除去するための化粧用の使用である。
以下に示した実施例は本発明をよりよく理解することを可能にするが、これに限定する性質のものではない。示された量は、別段の指示がなければ重量%である。名称は化合物に従った化学名およびCTFA名である。
(本発明による実施例1)
流動性乳液
相A
鉱油 5%
ジカプリリルエーテル(Cognis社製Cetiol OE) 3%
セテアレス-20、セテアレス-12、硬化パーム油および
セテアリルアルコールの混合物(Cognis社製Emulgade SEV) 3%
セテアレス-20(Cognis社製Emulgin B2) 1%
パルミチンサ酸2-エチルヘキシル 3%
セチルジメチコーン(Goldschmidt社製Abil Wax 9801) 0.1%
相B
グリセロール 5%
蒸留水 15%
メチルパラベン 0.2%
相C
パーム油 0.2%
芳香剤 0.4%
相D
イミダゾリジニルウレア(Germall 115) 0.3%
アロエベラ(100%で) 0.05%
蒸留水 100%にするのに十分な量
流動性乳液
相A
鉱油 5%
ジカプリリルエーテル(Cognis社製Cetiol OE) 3%
セテアレス-20、セテアレス-12、硬化パーム油および
セテアリルアルコールの混合物(Cognis社製Emulgade SEV) 3%
セテアレス-20(Cognis社製Emulgin B2) 1%
パルミチンサ酸2-エチルヘキシル 3%
セチルジメチコーン(Goldschmidt社製Abil Wax 9801) 0.1%
相B
グリセロール 5%
蒸留水 15%
メチルパラベン 0.2%
相C
パーム油 0.2%
芳香剤 0.4%
相D
イミダゾリジニルウレア(Germall 115) 0.3%
アロエベラ(100%で) 0.05%
蒸留水 100%にするのに十分な量
手順:相AおよびBを別々に攪拌しながら加熱し、均質化する。相Bを相A中に徐々に攪拌しながら注ぎ、混合物を約60から80℃の温度である転相温度(PIT)まで加熱する。得られた油中水型エマルションは加熱する間実質上透明になる。エマルションが白色になったとき加熱を停止し、緩やかな攪拌を維持しながら相Cをエマルション中に注ぎ、次いで冷却する間にエマルションが透明になるとすぐに、それを相Dを加えることにより希釈する。
わずかに青みをおびた流動性(約1センチポイズの粘度)の水中油型エマルションを得る。様々な温度で貯蔵した後、pHは安定なままである。
(本発明による実施例2)
流動性乳液
相A
シクロメチコーン 4.5%
パルミチン酸エチルヘキシル 3%
セテアレス-15(Cognis社製Mergital CS15) 1.5%
グリセリルステアレート 0.9%
相B
グリセロール 5%
蒸留水 15%
相C
エタノール 3%
クロロヘキシジンジグルコネート 0.25%
アロエベラ 0.05%
蒸留水 100%にするのに十分な量
流動性乳液
相A
シクロメチコーン 4.5%
パルミチン酸エチルヘキシル 3%
セテアレス-15(Cognis社製Mergital CS15) 1.5%
グリセリルステアレート 0.9%
相B
グリセロール 5%
蒸留水 15%
相C
エタノール 3%
クロロヘキシジンジグルコネート 0.25%
アロエベラ 0.05%
蒸留水 100%にするのに十分な量
手順は実施例1のものと同じである。
No.1ロータを用いてRheomat RM 180を用いて周囲温度(25℃)で測定して、約1センチポイズ(1mPa.s)の粘度を有する、わずかに青みをおびた非常に流動性の水中油型エマルションを得る。
このエマルションは、それ自体で、またはスプレーとして、または不織布基材中に含浸して顔または体に施用するふき取り繊維を構成するために使用することができ、かつ例えば、皮膚の栄養、保湿および引き締め用として使用することができる。
アロエベラを含まないこと以外は本発明による実施例2と同じ組成を有する比較例1を調製し、両組成物に対してpH変動を比較した。T0におけるpHは、実施例1に対しては5.11、比較例1に対しては5.83である。
この表はアロエベラの添加により、組成物のpHを安定化させることが可能になることを実証している。
アロエベラを0.05%の代わりに10%含み、そのため水をより少ない量含んでいること以外は本発明の実施例2と同じ組成を有する、比較例2を調製した。得られた組成物は、顕微鏡下で不均一であり、遠心分離後にやや白い沈殿が見られ、エマルションが不安定化される。この比較例は、本発明の目的に達するためには、アロエベラの量を請求された範囲に限定しなければならないことを示す。
(本発明による実施例3)
流動性乳液
相A
鉱油 5%
ジカプリリルエーテル(Cognis社製Cetiol OE) 3%
パルミチン酸エチルヘキシル 3%
ベヘネス-10(Cognis社製Emulgin BA 10) 1.5%
ラウレス-4(オキシエチレン化ラウリルアルコール4EO)
(Uniqema社製Brij 30) 0.9%
セチルジメチコーン(Goldschmidt社製Abil Wax 9801) 0.1%
相B
グリセロール 5%
蒸留水 15%
メチルパラベン 0.2%
相C
芳香剤 0.4%
相D
クロロヘキシジンジグルコネート 0.25%
アロエベラ(活性物質として100%の) 0.05%
蒸留水 100%にするのに十分な量
流動性乳液
相A
鉱油 5%
ジカプリリルエーテル(Cognis社製Cetiol OE) 3%
パルミチン酸エチルヘキシル 3%
ベヘネス-10(Cognis社製Emulgin BA 10) 1.5%
ラウレス-4(オキシエチレン化ラウリルアルコール4EO)
(Uniqema社製Brij 30) 0.9%
セチルジメチコーン(Goldschmidt社製Abil Wax 9801) 0.1%
相B
グリセロール 5%
蒸留水 15%
メチルパラベン 0.2%
相C
芳香剤 0.4%
相D
クロロヘキシジンジグルコネート 0.25%
アロエベラ(活性物質として100%の) 0.05%
蒸留水 100%にするのに十分な量
手順は実施例1のものと同じである。
No.1ロータを用いてRheomat RM 180で周囲温度(25℃)で測定して、約1センチポイズ(1mPa.s)の粘度を有する、わずかに青みをおびた極めて流動性の水中油型エマルションを得る。
アロエベラを含まないこと以外は本発明による実施例3と同じ組成を有する比較例3を調製し、両組成物に対してpH変動を比較した。T0におけるpHは、実施例2に対しては5.36、比較例2に対しては5.72である。
この表はアロエベラの添加により、組成物のpHを安定化させることが可能になることを実証している。
Claims (15)
- オイル小球の平均寸法が50nmから1000nmの範囲にある、水性相中に分散された油性相を含んだ水中油型エマルションの形態の局所施用の組成物であって、アロエベラを、組成物の総重量に対して活性物質が0.01から5重量%のアロエベラ量で含むことを特徴とする組成物。
- 転相乳化法により得ることが可能であることを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
- アロエベラの量が、組成物の総重量に対して活性物質が0.01から3重量%の範囲にある
ことを特徴とする、請求項1または2に記載の組成物。 - 油性相が、鉱油類、脂肪酸エステル類、およびこれらの混合物から選択される少なくとも1種のオイルを含んでいることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の組成物。
- 水性相が組成物の総重量に対して50から98重量%を占めることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の組成物。
- 一方では、C6〜C30アルキルまたはアシル官能基類から選択される親油性残基から、ならびに他方では、多価アルコール基類および多価アルコールエーテル類から選択される親水性残基から構成される非イオン性化合物から選択される、9から18のHLBを有する少なくとも1種の乳化剤を含むことを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の組成物。
- 乳化剤が、
式(III)
R-(O-CH2-CH2)n-OH (III)
[式中、Rは8から30個の炭素原子を有する、飽和または不飽和および直鎖または分枝の炭化水素系残基を示し、nは8から50、好ましくは8から30の範囲の数を示す]に対応する化合物類;
4から20モルのエチレンオキシドと1種または複数のグリセロール部分エステル類との付加生成物類;
およびこれらの混合物
からなる群から選択されることを特徴とする、請求項6に記載の組成物。 - 乳化剤が、エチレンオキシドと、ベヘニルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、およびこれらの混合物との付加生成物から選択されることを特徴とする、請求項7に記載の組成物。
- C16〜C22脂肪アルコール類、またはC3〜C6多価アルコール類とC14〜C22脂肪酸類との部分エステル類、およびこれらの混合物から選択される共乳化剤類をさらに含むことを特徴とする、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の組成物。
- 乳化剤類および共乳化剤類の量が、一般に組成物の総重量に対して0.05から30重量%の範囲にあることを特徴とする、請求項6から9のいずれか一項に記載の組成物。
- 化粧用または皮膚科学用組成物を構成することを特徴とする、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の組成物。
- 顔、および/または体の皮膚、毛髪、頭皮、睫毛、眉毛、爪または粘膜用のケア、保護および/または衛生用製品を構成することを特徴とする、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の組成物。
- (A)水不溶性基材と、(B)前記基材に加えられたまたは含浸された、請求項1から10のいずれか一項に記載の組成物とを含む物品。
- 皮膚のケアおよび/またはトリートメント用のふき取り繊維、あるいは皮膚および/または眼からメイキャップをクレンジングおよび/または除去するためのふき取り繊維を構成することを特徴とする、請求項13に記載の物品。
- オイル小球の平均寸法が50nmから1000nmの範囲にある水中油型エマルションのpHを安定化させるための、組成物の総重量に対して活性物質が0.01から5重量%のアロエベラ量での、アロエベラの使用。
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