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JP2005124190A - 周波数ホッピング方式のマルチバンド超広域通信方法 - Google Patents

周波数ホッピング方式のマルチバンド超広域通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 周波数ホッピング方式のマルチバンド超広域通信方法を提供する。
【解決手段】 特定のPNCシーケンスを持つピコネットに所定の方式を通じ結合したデバイスが前記ピコネットのPNCにCTA割り当てを要請し、前記PNCからCTAを割り当てられて前記割り当てられたCTAにPNCシーケンスによりホッピングしつつデータを伝送する周波数ホッピング方式のマルチバンド超広域通信方法を提供する。本発明は、周波数ホッピング方式のマルチバンド超広域通信方法のためのMACレイヤーでのメカニズムを提供しているので周波数ホッピング方式のマルチバンド超広域通信方法を可能にする。
【選択図】 図8

Description

本発明はマルチバンド超広域(Ultra Wide Band;以下、UWB)通信システムを支援するための媒体アクセス制御(Medium Access Control;以下、MAC)メカニズムに係り、より詳細には周波数ホッピング方式のマルチバンドUWB通信に適したピコネットの生成、新しいデバイスの結合および通信に関する。
最近、通信技術が急速に発展しつつある。急変する通信技術と共に最近ではアドホック通信方法や、いわゆるユビキタスネットワークに関して多くの研究が進行されている。現在アドホックまたはユビキタスネットワーク環境で浮び上がっているものが、無線個人領域ネットワーク(Wireless Personal Area Network;以下、WPAN)に関する技術である。WPAN上での通信において、IEEE 802.15.3標準で定義するピコネット内でのあらゆる装置はピコネットコーディネーター(Piconet Coordinator;以下、PNC)から提供する情報によって無線伝送媒体(Wireless Medium;WM)にアクセスできる。すなわち、一つのピコネットはPNCと少なくとも一つ以上のデバイスとにより構成されており、PNCとデバイス、またはデバイス間ではアドホック方式でデータを送受信することができる。
現在WPAN環境の物理層(Physical Layer;PHY)部分で脚光を浴びている分野のうちの一つがUWBである。初期のUWB技術は主に軍事的な目的で使われ、米国では1994年以後軍事保安が解除されることによって一部のベンチャー企業および研究所で商業的な目的で開発され始めた。2002年に米国連邦通信委員会(Federal Communications Commission)で商業的利用を許容し、現在IEEE 802.15 WG(Working Group)で標準化が進行中である。UWBは別途の周波数資源の確保なしに既存の無線通信サービスと共存でき、少ない電力で高速の通信が可能な長所を持っている。これは、UWB通信システムが非常に短いパルスを利用するからである。また、UWB信号を周波数領域で観察すれば、その帯域幅が数GHz程度に非常に広いため、UWB信号は周波数領域で雑音レベル以下で検出されるので、他の機器に影響をほとんど与えずに使用できる長所を持っている。それだけでなく、UWBは、パルスのデューティサイクルが非常に小さいために伝送速度が非常に速くて多重接続が可能であり、多重経路による干渉影響を抑えられる長所もある。例えば、米国特許出願公開第2002/172262号明細書には、インパルス信号トレーンを利用したUWB通信システムが開示されている。
現在UWB技術に対する論議はシングルバンド方式とマルチバンド方式とに分けられているが、最近の傾向はマルチバンド方式についての研究が活発になっている。マルチバンドUWBシステムは、初期のシングルバンドとは違って搬送波を含むUWB信号を使用しており、搬送波を含む従来の通信システムに関する技術を相当部分適用している。現在論議されているマルチバンドUWBシステムはシングルバンドと比較して小さい帯域幅を持つ素子で構成でき、かつ周波数ホッピング方式を利用するためにシングルバンドの場合より周波数領域で信号が平坦な特性を持つ。
しかし、現在のIEEE 802.15.3標準は、マルチバンドUWB通信のためのメカニズムが足りない実情である。それにより、WPAN環境でマルチバンドUWB通信のための通信方法が必要である。
米国特許出願公開第2002/172262号明細書
本発明は前述した必要性により提案されたものであり、マルチバンドUWB通信のためにMAC層で必要とするメカニズムを提供することをその技術的課題とする。
前記目的を達成するために、本発明による周波数ホッピング方式のUWB通信方法は、ピコネットのPNCに所定のPNCシーケンスによって周波数ホッピングしつつデータ伝送のための時間割り当てを要請する(a)段階と、前記PNCが割り当てたデータ伝送のための時間に関する情報を、前記PNCシーケンスによって周波数ホッピングしつつ受信する(b)段階と、前記受信したPNCが割り当てたデータ伝送のための時間に関する情報によって所定デバイスにデータを伝送する(c)段階と、を含む。
一方、前記ピコネットに所定の方式を通じて結合する段階をさらに含みうるが、結合段階は、使用可能なチャンネルをスキャンして決定する(aa)段階と、前記スキャンされたチャンネルのうちの一部または全部を使用する前記PNCから前記PNCシーケンスに関する情報を得る(bb)段階と、前記PNCに前記スキャンされた使用可能なチャンネル情報を含む結合要請を行う(cc)段階と、前記PNCから結合を許容する結合応答を受信する段階と、を含む。前記(aa)段階は、使用可能なチャンネルをスキャンして決定する時、チャンネル環境を基準に決定することが望ましい。前記(bb)段階は、スキャンした特定チャンネルから前記PNCが伝送する前記PNCシーケンスに関する情報を受信して前記PNCシーケンスを探すことが望ましい。前記PNCシーケンス情報は、前記PNCシーケンスを代表するPNCシーケンス番号であるか、または、前記PNCシーケンスによるチャンネル番号を順番に羅列したものである。前記(cc)段階で、前記スキャンされた使用可能なチャンネル情報を含む結合要請を、前記PNCシーケンスによって周波数ホッピングしつつ前記PNCに伝送する。
また、本発明による周波数ホッピング方式のUWB通信方法は、前記ピコネットを構成するメンバーデバイスの使用可能なチャンネルに関する情報を前記PNCから受信する段階をさらに含みうる。この時、前記(c)段階は、前記スキャンされた使用可能なチャンネルと前記メンバーデバイスの使用可能なチャンネルとの共通チャンネルを使用してデータを前記デバイスに伝送し、前記デバイスにデータを伝送する時、前記PNCシーケンスによって周波数ホッピングしつつデータを伝送することが望ましい。
本発明は周波数ホッピング方式のマルチバンドUWB通信のための具体的なメカニズムを提供する。したがって、本発明はマルチバンドUWB通信のための具体的なメカニズムがなかった既存のIEEE 802.15.3標準を最大限生かしつつマルチバンドUWB通信のために必要な部分だけを一部修正したので、既存の標準とほぼ類似した方式でマルチバンドUWB通信が可能である。
以下、添付された図面を参照して本発明の望ましい実施例を詳細に説明する。
図1は、一つのピコネットを構成する構成要素を示す図面である。
IEEE 802.15.3の標準でピコネットとは、一つのPNCを共有する最小限一つ以上の地域的に結合されたデバイスの集合をいう。ここでPNCとは、デバイス機能および調整機能を持っており、それ以外にQoS(Quality of Service)、同期化、および結合サービス機能を持っている構成要素をいう。PNCは、ピコネットのための基本タイミングのためにビーコンを提供する。また、PNCとはQoS、電力節減、およびピコネットへのアクセス制御を管理する。標準のピコネットは事前計画なしに必要な時にのみ生成されるため、アドホックネットワークとも呼ばれる。
図2は、マルチバンドUWB通信システムの周波数領域での信号のスペクトルを示す図面である。
現在論議中のマルチバンドUWBはほぼ数ないし十数個のサブバンドを持つ。図2のように約15個のサブバンドを持つこともあり、このうちの一つまたは一部は、UWBシステム以外の他の家電機器、例えば802.11a標準の無線LAN装置との衝突を回避するために留保されることもある。図2のUWB信号のための周波数領域は、0ないし6の7個の低周波領域のサブバンドを持つグループと8ないし14の高周波領域のサブバンドを持つグループとに分けられている。
図3は、周波数ホッピング方式を利用するマルチバンドUWB通信を行うピコネットの間の干渉を最小化するための周波数ホッピングシーケンスを示す図面である。
マルチバンドUWB通信は、周波数特性の平坦化およびフェージングの影響などを減少させるために周波数ホッピングをする。周波数ホッピングシーケンスは図3のピコネット1ないしピコネット3のように多様に定めうる。一方、低周波領域のサブバンドグループおよび高周波領域のサブバンドグループは、便宜上図3のようにシーケンスによって周波数ホッピングをするようにシステムを具現することもある。ピコネットを構成するためにPNCはチャンネルスキャンをするが、チャンネルの状態によって使用できるチャンネルを決定する。本発明でチャンネルとは、それぞれのサブバンドを意味する。チャンネルの状態が良好であればピコネット1のようにあらゆるチャンネルを使用できるが、チャンネルの状態がよくない場合にはピコネット2またはピコネット3のように一部のチャンネルのみを使用できる。チャンネル状態は、該当チャンネルに存在するノイズのレベルによって判断できる。例えば、2.4GHz帯域の無線LANが使われる所では2.4GHz帯域のチャンネルは使用しなくてもよい。一方、一つのピコネットが使用できるチャンネルが決定されたならば、PNCはチャンネル状態によって適切なPNCシーケンスを選択する。本発明でPNCシーケンスとは、ピコネットで使用するチャンネルの周波数ホッピング順序を意味する。一方、前記説明でピコネットが使用するチャンネルとはPNCが使用するチャンネルを意味し、ピコネットを構成するデバイスのうちの一部または全部はPNCが使用しないチャンネルを使用できる。例えば、ピコネット2は0、1、2、3、4、6のチャンネルを使用するが、ピコネット2のどれかいずれかのデバイスは0、1、5、6のチャンネルを使用する。これについての詳細な説明は図4を通じて後述する。PNCシーケンスを決定する時には、現在のピコネットに影響を及ぼす他のピコネットがある場合に干渉を最小化するために、図3の場合のように同じチップには他のチャンネルを使用するようにPNCシーケンスを決定することが望ましい。一方、ピコネットが使用するチャンネルを通じてビーコンなどの重要なデータが伝送されるため、ピコネットが使用するチャンネルを決定する時は結合するデバイスのいずれもが使用可能なチャンネルを使用することが望ましい。一方、実際にピコネットを構成するメンバー間の距離は約10m未満であるため、実際使用可能なチャンネルは互いに類似になる。
図4は、本発明の一実施例によって一つのピコネットでデータを伝送するデバイスの周波数ホッピングシーケンスを示す図面である。
一つのピコネットを決定するPNCシーケンスは一つである。図4の場合に、PNCシーケンスは0、1、2、3、4、5、6、0’、1’、2’、3’、4’、5’、6’であり、ピコネットを構成する3個のデバイスはいずれも前記シーケンスによる。デバイス1の場合にはあらゆるチャンネルを使用できるが、デバイス2およびデバイス3は一部チャンネルだけを使用できる。すなわち、デバイス2は0、1、4、5、0’、2’、3’、4’、5’、6’のチャンネルを使用しており、デバイス3は0、1、2、3、5、6、0’、1’、2’、3’、4’のチャンネルを使用する。PNCまたは各デバイスが使用できるチャンネルはチャンネル環境によって定められる。すなわち、周辺の電子レンジや無線LANシステムのような他の装置と隣接しているデバイスは、該当装置との干渉を避けるために一部チャンネルを使用しないことが望ましい。
一方、図4で暗い部分であるチャンネル5はコントロールチャンネルを意味する。本発明でコントロールチャンネルとは、PNCがピコネットのメンバーであるデバイスおよびピコネットに結合しようとするデバイスにコントロール信号を送るためのチャンネルであって、ピコネットが生じる時にPNCがスキャンしたチャンネルのうち1チャンネル、例えば、最も良好なチャンネル(ノイズが最も少ないチャンネル)がこれに該当する。コントロール信号の代表的なものは、PNCシーケンスを報知するフレーム(図示せず)である。PNCシーケンスを報知するフレームはヘッダおよびボディを持つフレーム構造を持ち、ボディにはPNCシーケンスに関する情報が含まれている。PNCシーケンスに関する情報は各チャンネルの順序を含むようにボディに表現できるが、特定PNCシーケンスを代表するシーケンスナンバーをボディに表現することもできる。すなわち、後者の場合において、図3のピコネット1のPNCシーケンスは1番と代表され、ピコネット2のPNCシーケンスは2番と代表され、ピコネット3のPNCシーケンスが3番と代表されたと仮定すれば、図4のピコネットにおいてPNCシーケンスを報知するフレームのボディには1を記録すればよい。このようなPNCシーケンスはビーコンに載せてデバイスに報知するように具現できるが、PNCシーケンスに関する情報を載せた別途のフレームをコントロールチャンネルを通じて周期的にブロードキャストすることが望ましい。すなわち、ピコネットに結合しようとするデバイスは、コントロールチャンネルを通じて結合しようとするピコネットの周波数ホッピングパターンが分かるようになる。
図5Aおよび図5Bは、特定のPNCシーケンスを持つピコネットへのデバイス結合前後の状況を示す図面である。
図5Aでピコネットを構成しているPNCおよびデバイス1はいずれも1、2、3、5、6、7チャンネルを使用している。この時、チャンネル1、3、4、5、6、7、8、9、10を使用するデバイス2が、デバイス1とデータ送受信するためにピコネットに結合しようとする。所定の結合過程を通じてデバイス2はピコネットと結合し、結合した形態は図5Bに図示される。デバイス2は、デバイス1とデータ送受信する時にデバイス1と共通のチャンネル1、3、5、6、7を使用してデータ送受信をする。チャンネル1、3、5、6、7を使用するということは、チャンネル1、3、5、6、7を使用して任意の1シーケンスによって周波数ホッピングすることを意味することもあるが、PNCシーケンスによって周波数ホッピングすることが望ましい。例えば、PNCシーケンスが1、2、3、5、7、6の場合であれば、デバイス1とデバイス2のうちいずれか一つのデバイスはチャンネル1にUWB信号を送信し、チャンネル2の信号を伝送するチップでは飛ばして3、5、7、6のチャンネル順序にUWB信号を伝送し、他の一つのデバイスは該当周波数ホッピングシーケンスに合わせて信号を受信する。
一方、図5Aおよび図5BでPNCとデバイス1とが使用するチャンネルは同じものとしたが、デバイス1はPNCが使用するチャンネルのうち一部を使用しないこともでき、PNCが使用しないチャンネルのうち一部をさらに使用することもできる。例えば、デバイス1はチャンネル1、3、4、5、6、7を使用でき、この場合にデバイス2と通信する時は両者の共通チャンネルであるャンネル1、3、4、5、6、7を使用して周波数ホッピングしつつデータを送受信できる。この時の互いのデータ送受信のための周波数ホッピングシーケンスはPNCシーケンスであることが望ましい。
図6は、本発明の一実施例によってデバイスがPNCに結合要請命令を伝送するために作ったフレームの構造を示す図面である。
結合要請フレームは最右側からフレームのタイプを示す命令タイプフィールド(Command type)2オクテット(1オクテットは8ビットである)と、この後の長さを表す長さフィールド(Length)2オクテットと、結合要請を所望するデバイスのアドレスを表すデバイスアドレスフィールド(DEV address)8オクテットと、全体能力フィールド(Overall capabilities)7オクテットと、結合終了時間周期(ATP;Association Timeout Period)フィールド2オクテットと、デバイス有用性フィールド(DEV utility)1オクテットと、使用可能チャンネルフィールド(Channel capabilities)2オクテットとで構成される。命令タイプフィールドは命令フレームの種類を表すものであり、結合要請フレームの場合に現在論議中のIEEE 802.15.3標準は0x0000フレームを使用する。長さフィールドにおいて標準の場合に18オクテットの長さを持つとなっているが、本発明では使用可能チャンネルフィールドの長さ2オクテットを含んで20と記録する。デバイスアドレスフィールドは64ビットを使用する。全体能力フィールドはPNC能力のための4オクテットおよびデバイス能力のための3オクテットを持ち、前者の場合にはPNCの能力、例えば最大結合デバイスの数字、最大伝送可能な電力などを記録し、後者の場合にはマルチキャストまたは一つのソースからの受信可否を表すフィールドや、望ましいフラグメントサイズを表すフィールドなどを記録する。一方、結合終了時間周期は、PNCとデバイス間の通信のない状態で保持される結合関係を表す時間をミリ秒単位で表したものをいう。デバイス有用性フィールドは、PNCがピコネットサービス命令を送ることをデバイスが要請するかどうかを表すためのフィールドや、隣接PNCに指定されるかどうかを表すためのフィールドなどを含む。一方、使用可能チャンネルフィールドは使用可能チャンネルを表すのに利用される。例えば、前述した15個のチャンネルを持つUWBシステムではb0ないしb14はそれぞれのチャンネルを意味する。もし、チャンネル0、1、2、4、9、10を使用するデバイスの場合には、b0、b1、b2、b4、b9、b10は1とし、その他のビットは0と設定して使用可能なチャンネルを表示できる。結合要請による結合確認フレームは、IEEE 802.15.3標準での結合確認フレームを利用する。
図7は、本発明の一実施例によってPNCのPNC情報命令フレームに新しいデバイスがピコネットに結合されたことを報知するために作ったデバイス情報フィールドの構造を示す図面である。
デバイス情報フィールドは新たに結合されたデバイスのアドレス(DEV address)を表す8オクテットと、新たに結合されたデバイスに付与されるデバイスID(DEVID)1オクテットと、保安状態如何を意味するメンバーシップの状態などを表すためのデバイス情報有用性フィールド(DEV info utility)1オクテットと、全体的能力フィールド(Overall capabilities)7オクテットと、結合終了時間周期フィールド(ATP)2オクテットと、シンクロナス電力節減形態の要請命令を通じてデバイスがPNCに伝達した値を表すシステムウェークビーコン間隔フィールド(System wake Beacon Interval)1オクテットと、使用可能なチャンネルを表示する使用可能チャンネルフィールド(Channel capabilities)2オクテットとで構成される。PNC情報命令フレームを受信したピコネットに属するデバイスは、新たに結合されるデバイスが使用できるチャンネルがいかなるチャンネルであるかが分かる。このような過程を通じてピコネットに属するデバイスは他のデバイスが使用できるチャンネルに関する情報を持つ。
一方、PNCは情報命令を周期的にブロードキャストするが、この時、情報命令はあらゆるデバイスの情報を含んでいる。したがって、新たに結合したデバイスを含むあらゆるデバイスは、PNCがブロードキャストする情報命令を通じて他のデバイスの使用可能チャンネルに関する情報を得られる。
前記図6ないし図7で、使用可能チャンネルフィールドはチャンネルの数によってその長さが相異なる。例えば、64個のチャンネルで構成されたUWB通信システムであれば、チャンネルフィールドは最小限64ビット、すなわち8オクテットの長さを持っていなければならない。
図8は、本発明の一実施例によってデバイスがピコネットに結合する過程を示すシーケンス図である。
ピコネットに結合しようというデバイスはチャンネルスキャンをする(1.)。チャンネルスキャンを通じて自身が使用できる良好な状態のチャンネル、例えば1、2、3、6、7を決定する。それから、チャンネル3をコントロールチャンネルとして使用するピコネットのPNCからチャンネルシーケンスを得る(2.)。もし、スキャンされた1、2、3、6、7以外のチャンネルをコントロールチャンネルとして使用するピコネットの場合ならば、デバイスはPNCシーケンスを探すことができ、結合できなくなる。PNCシーケンスを探したデバイスは該当PNCシーケンスによってPNCに結合要請をする(3.)。例えば、PNCシーケンスが1、2、4、6である場合に、デバイスは使用可能なチャンネル1、2、3、6、7のうちコントロールチャンネルを除外した1、2、6の順序通りに結合要請フレームをPNCに伝送すればよい。デバイスから結合要請を受けたPNCは結合許容如何を判断する(4.)。すなわち、最大結合許容デバイスの数を超えた場合のように結合を許容できない場合には結合を許容せず、結合を許容できる場合には結合を許容する。結合を許容する時にPNCはデバイスに結合応答をする(5.)。それから、新たに結合したデバイスに関する情報をピコネットメンバーである他のデバイスにブロードキャストして報知する(6.)。これを通じてピコネットメンバーであるデバイスは、新たに結合したデバイスが使用できるチャンネルに関する情報を得られる。
図9は、デバイス1がデバイス2にデータを伝送する過程を示すフローチャートである。
まず、デバイス1はデバイス2にデータを伝送するためにPNCにCTA(Channel Time Allocation)を要請する(S10)。CTA割り当て要請によってPNCが、デバイス1のデバイス2へのデータ伝送時間を割り当てて、CTA割り当て情報を載せてブロードキャストしたビーコンをデバイス1が受信する(S20)。ビーコンからCTA割り当て情報を得たデバイス1は、デバイス2と共通のチャンネルに割り当てられたCTAにデータを伝送する(S30)。データを伝送する時はPNCシーケンスによって周波数ホッピングすることが望ましい。一方、PNCシーケンスが123456である時にデバイス1とデバイス2との共通のチャンネルが12356であると仮定すれば、データ伝送は1番、2番、3番チャンネル順序に周波数ホッピングしてUWB信号を伝送し、4番チャンネルのチップは飛ばして5番、6番チャンネル順序に周波数ホッピングしてUWB信号を伝送することが望ましい。
図10は、IEEE 802.15.3標準のスーパーフレーム構造を示す図面である。
スーパーフレームはビーコンとビーコン間のフレームであって、ビーコンと、競争接続区間(Contention Access Period;以下、CAP)と、CTA、およびMCTA(Management Channel Time Allocation)とを含むことができる。ビーコンは、CATまたはMCTAのような時間割り当ておよびピコネットのための管理情報を通信するのに使われる。CAPは命令語、非同期的データ通信のために使われる。CTAは命令語、等時的ストリーム、または非同期的データ通信のために使われる。一方、MCTAはCTAの一種であって、デバイスとPNC間の通信のために使われる。通常的にデバイス1がデバイス2にデータを伝送するためにCAP区間でPNCにCTA割り当てを要請する。CTA割り当てを要請されたPNCは適当なCTAを割り当て、CTAを割り当てたという情報をビーコンに載せてブロードキャストする。ビーコンを受信したデバイス1は割り当てられたCTAデータをデバイス2に伝送する。データを伝送する時は両デバイスがいずれも使用可能なチャンネルを周波数ホッピングしつつ使用することが望ましく、周波数ホッピングシーケンスはPNCシーケンスによることが望ましい。
したがって、前述した実施例は全ての面で例示的なものであって、限定的なものではないと理解せねばならない。本発明の範囲は詳細な説明よりは特許請求の範囲により表れ特許請求の範囲の意味及び範囲、そしてその等価概念から導かれるあらゆる変更または変形された形態が本発明の範囲に含まれると解釈されねばならない。
本発明はマルチバンドUWB通信に利用できる。
一つのピコネットを構成する構成要素を示す図面である。 マルチバンドUWB通信システムの周波数領域での信号のスペクトルを示す図面である。 周波数ホッピング方式を利用するマルチバンドUWB通信を行うピコネットの間の干渉を最小化するための周波数ホッピングシーケンスを示す図面である。 本発明の一実施例によって一つのピコネットからデータを伝送するデバイスの周波数ホッピングシーケンスを示す図面である。 特定のPNCシーケンスを持つピコネットへのデバイス結合前の状況を示す図面である。 特定のPNCシーケンスを持つピコネットへのデバイス結合後の状況を示す図面である。 本発明の一実施例によって、デバイスがPNCに結合要請命令を伝送するために作ったフレームの構造を示す図面である。 本発明の一実施例によって、PNCのPNC情報命令フレームに新しいデバイスがピコネットに結合されたことを報知するために作ったデバイス情報フィールドの構造を示す図面である。 本発明の一実施例によってデバイスがピコネットに結合される過程を示すシーケンス図である。 デバイス1がデバイス2にデータを伝送をする過程を示すフローチャートである。 IEEE 802.15.3標準のスーパーフレーム構造を示す図面である。

Claims (11)

  1. ピコネットのPNCに所定のPNCシーケンスによって周波数ホッピングしつつデータ伝送のための時間割り当てを要請する(a)段階と、
    前記PNCが割り当てたデータ伝送のための時間に関する情報を、前記PNCシーケンスによって周波数ホッピングしつつ受信する(b)段階と、
    前記受信したPNCが割り当てたデータ伝送のための時間に関する情報によって所定デバイスにデータを伝送する(c)段階と、を含む周波数ホッピング方式のマルチバンド超広域通信方法。
  2. 前記ピコネットに所定の方式を通じて結合する段階をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の周波数ホッピング方式のマルチバンド超広域通信方法。
  3. 前記結合段階は、使用可能なチャンネルをスキャンして決定する(aa)段階と、
    前記スキャンされたチャンネルのうちの一部または全部を使用する前記PNCから前記PNCシーケンスに関する情報を得る(bb)段階と、
    前記PNCに前記スキャンされた使用可能なチャンネル情報を含む結合要請を行う(cc)段階と、
    前記PNCから結合を許容する結合応答を受信する段階と、を含むことを特徴とする請求項2に記載の周波数ホッピング方式のマルチバンド超広域通信方法。
  4. 前記(aa)段階は、使用可能なチャンネルをスキャンして決定する時、チャンネル環境を基準に決定することを特徴とする請求項3に記載の周波数ホッピング方式のマルチバンド超広域通信方法。
  5. 前記(bb)段階は、スキャンした特定チャンネルから前記PNCが伝送する前記PNCシーケンスに関する情報を受信して前記PNCシーケンスを探すことを特徴とする請求項3に記載の周波数ホッピング方式のマルチバンド超広域通信方法。
  6. 前記PNCシーケンス情報は、前記PNCシーケンスを代表するPNCシーケンス番号であることを特徴とする請求項5に記載の周波数ホッピング方式のマルチバンド超広域通信方法。
  7. 前記PNCシーケンス情報は、前記PNCシーケンスによるチャンネル番号を順番に羅列したことを特徴とする請求項5に記載の周波数ホッピング方式のマルチバンド超広域通信方法。
  8. 前記(cc)段階で、前記スキャンされた使用可能なチャンネル情報を含む結合要請を、前記PNCシーケンスによって周波数ホッピングしつつ前記PNCに伝送することを特徴とする請求項3に記載の周波数ホッピング方式のマルチバンド超広域通信方法。
  9. 前記ピコネットを構成するメンバーデバイスの使用可能なチャンネルに関する情報を前記PNCから受信する段階をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の周波数ホッピング方式のマルチバンド超広域通信方法。
  10. 前記(c)段階は、前記スキャンされた使用可能なチャンネルと前記メンバーデバイスの使用可能なチャンネルとの共通チャンネルを使用してデータを前記デバイスに伝送することを特徴とする請求項9に記載の周波数ホッピング方式のマルチバンド超広域通信方法。
  11. 前記デバイスにデータを伝送する時、前記PNCシーケンスによって周波数ホッピングしつつデータを伝送することを特徴とする請求項10に記載の周波数ホッピング方式のマルチバンド超広域通信方法。
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