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JP2005115028A - 粘着剤層と偏光板又は位相差板からなる積層体 - Google Patents

粘着剤層と偏光板又は位相差板からなる積層体 Download PDF

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JP2005115028A JP2003349090A JP2003349090A JP2005115028A JP 2005115028 A JP2005115028 A JP 2005115028A JP 2003349090 A JP2003349090 A JP 2003349090A JP 2003349090 A JP2003349090 A JP 2003349090A JP 2005115028 A JP2005115028 A JP 2005115028A
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純久 小田
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Abstract

【課題】高温あるいは高温多湿環境においても発泡が起こらず、ガラスや位相差板などの被着体との界面で剥がれが生じない、さらに偏光板層の伸縮等により生じる応力集中を緩和し、液晶素子に色むら・白ヌケ現象を発生させない粘着剤層と偏光板もしくは位相差板からなる積層体の提供。
【解決手段】特定の高分子量を有するカルボキシル基及び/又は水酸基含有アクリル系共重合体と、特定の低分子量を有するアクリル系(共)重合体とからなる粘着剤組成物に、共重合体の1分子鎖当りの理論架橋点の数が2〜10個になるように架橋剤を配合してなるアクリル系粘着剤を塗布乾燥して粘着剤層を形成し、該粘着剤層のゲル分率が飽和ゲル分率の80%以上で偏光板又は位相差板に貼り合わせてなる積層体。

Description

本発明は、液晶表示装置の液晶セル等の光学部品に貼着させるために用いられる、粘着剤層と偏光板又は位相差板からなる積層体に関する。
液晶素子に使用される偏光板は、ポリビニルアルコール系偏光子の両面をトリアセチルセルロース系保護フィルムで挟まれた3層構造を有しているが、それらの材料の特性から寸法安定性が乏しい。特に熱あるいは湿熱条件下では顕著で、偏光板の伸縮による寸法の変化が大きい。従って過酷な条件下では、偏光板が伸縮し粘着剤の追随性が不十分なときは、このひずみによる発泡や剥がれが生じやすくなる。また、偏光板の経時等による寸法の変化によって生じる内部応力を吸収、緩和することができないため、偏光板に作用する残留応力の分布が不均一となり、特に偏光板の周縁部に応力が集中し、その結果液晶素子の周縁部が中央より明るかったり、あるいは暗くなったりする等の液晶素子表面に色むら・白ヌケが発生する原因になる。
上記の問題点を解決するために、偏光板あるいは位相差板を基板に貼着するために使用されている粘着剤は、通常、分子量を大きくしたものに架橋剤を少量添加し、粘着剤層を柔軟で強靭なものにして使用に耐えるようにしている。更に、粘着剤に低分子量のポリマーを添加させることで、偏光板に作用する残留応力を緩和させ色むら・白ヌケを改善している。
偏光板に使用されるトリアセチルセルロース(以下、TACと略称する)は、一般に溶液製膜法で製造されている。その際に使用される溶剤としては、ペンタン、ヘキサン等の脂肪族炭化水素類、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類、塩化メチル、塩化メチレン等のハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール等のアルコール類、及びギ酸メチル、ギ酸エチル等のエステル類が主に使用されている。それ故前述の溶剤がTACに残留している。
従来、上記のように製造されたTACを保護膜として使用されている偏光板に、架橋剤を添加されたアクリル系粘着剤を離型紙上に形成し、直ちにあるいは少量架橋された状態で転写する方法が一般的な粘着加工の方法である。特に架橋剤としてイソシアネート系化合物を使用して粘着加工する場合、前述のTACに残留する溶剤、中でもアルコール類の残留溶剤が多いと、イソシアネート系化合物が残留溶剤と反応し、粘着剤養生後の性能が安定しないという問題があり、またTACの表面に付着する水分でも同様な問題の原因となる。
例えば、残留溶剤の制御に関して、特許文献1特開平7−112446号公報では、セルローストリアセテートフィルムからなる偏光板用保護膜の製造において、セルローストリアセテートフィルム中の残留揮発成分量に適するフィルムの乾燥温度条件が示されている。偏光板保護膜の残留揮発分量は、保護膜製造の際にも保護膜の複屈折に影響を与えるため、複屈折を5nm以下に抑えるには、残留揮発分量により保護膜の乾燥条件を厳密に制御する必要がある。しかし、残留揮発分量により保護膜の乾燥条件を制御しただけでは溶剤種類別の揮発分量までは制御することは困難であり、粘着剤養生後の性能を制御することはできない。
また、特許文献2特開平9−189810号公報では、離型紙にアクリル系粘着剤を塗布乾燥してゲル分率が飽和ゲル分率の70%以下で偏光板または位相差板に貼りあわせる製造方法が開示されている。しかし、色むら・白ヌケを改善するために架橋剤の添加量を少なくした場合には、粘着剤のゲル分率が飽和ゲル分率の70%以下では、架橋剤が残留溶剤や水分に影響され粘着性能は安定しない。
更に、特許文献3特開平10−279907号公報では、概略「重量平均分子量が100万以上である高分子量(メタ)アクリル系共重合体100重量部と、重量平均分子量が3万以下の低分子量(メタ)アクリル系(共)重合体20〜200重量部と、多官能性化合物0.005〜5重量部からなる偏光板用粘着剤組成物」なる発明が開示されている。該発明は、偏光板の寸法変化に追随できる粘着剤層を形成し液晶素子に色むら・白ヌケが発生しにくいと記載している。しかしながら、該発明では、色むら・白ヌケを発生しにくくするためには、多官能性化合物の添加量を少量にする必要があり、従来のすぐに貼着する製造方法では安定な粘着剤層を有する偏光板もしくは位相差板を製造することは難しい。
特開平7−112446号公報 特開平9−189810号公報 特開平10−279907号公報
本発明の目的は、高温あるいは高温多湿環境においても発泡が起こらず、ガラスや位相差板等の被着体との界面で剥がれが生じない、さらに偏光板層の伸縮等により生じる応力集中を緩和し、液晶素子に色むら・白ヌケ現象を発生させない粘着剤層と偏光板もしくは位相差板からなる積層体を提供することである。
本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、架橋剤により架橋された粘着剤の架橋度合いが最終的な積層体の光学的性能に著しく影響することを究明し、熱や湿熱条件での寸法変化による発泡や剥がれ、色むら・白ヌケを発生させにくくするためには、架橋体のゲル分率を特定割合以上になるように架橋してから偏光板又は位相差板に貼り合せることが効果的であることを見出し、本発明に至った。
すなわち本発明は、剥離フィルムにアクリル系粘着剤を塗布乾燥して粘着剤層を形成し、該粘着剤層のゲル分率が飽和ゲル分率の80%以上で偏光板又は位相差板に貼り合わせてなる積層体である。更に、上記のアクリル系粘着剤が(A)(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体、及びカルボキシル基及び/又は水酸基含有不飽和単量体を主成分とする重量平均分子量が80万〜200万である共重合体100重量部と、(B)(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体を主成分とする重量平均分子量が1000〜300000である(共)重合体1〜45重量部とからなる(共)重合体組成物に、共重合体(A)の1分子鎖当りの理論架橋点の数が2〜10個になるように架橋剤(C)を配合された粘着剤組成物である。
本発明の架橋体のゲル分率を特定割合以上になるように架橋してから偏光板又は位相差板に貼り合せてなる積層体は、高温多湿の条件下で生じる偏光板の伸縮に起因する応力を十分に吸収・緩和することができ、発泡や剥がれ、色むら・白ヌケの発生を防止することができる。
以下、本発明の構成を詳細に説明する。本発明の積層体に使用する粘着剤層のゲル分率が飽和ゲル分率の80%以上であることが必要である。ゲル分率が飽和ゲル分率の80%未満では、架橋剤による反応が十分に進行していない状態で偏光板に貼り合わせられるので、偏光板の残留揮発分等による架橋阻害があり、偏光板の熱や湿熱条件での寸法変化による発泡や剥がれ、色むら・白ヌケ等の性能を安定させることができない。
本発明でいうゲル分率は、貼着時に約30mgの粘着剤をサンプル瓶に採取し、トルエン50ccを加えて室温で24時間浸漬後、サンプル瓶の内容物を200メッシュ金属製網でろ別し、金属製網上の残留物を100℃で2時間乾燥して乾燥重量を測定し、次式により求める。
ゲル分率(重量%)=(乾燥重量/粘着剤採取重量)×100
なお、本発明における飽和ゲル分率とは、離型紙上に乾燥塗膜厚が25μmになるように塗布し、90℃、60秒間乾燥した粘着剤膜を23℃×60%RHの雰囲気下に15日間放置養生後に測定されるゲル分率をいうものとする。
本発明の積層体のアクリル系粘着剤層を構成する共重合体(A)は、(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体、及びカルボキシル基及び/又は水酸基含有単量体を主成分とする粘着剤組成物である。使用する(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体は、具体的にはメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらの群より選ばれる少なくとも1種以上使用することができる。
共重合体(A)に使用するカルボキシル基及び/又は水酸基含有単量体は、カルボキシル基含有単量体としては、具体的には(メタ)アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、無水フマル酸等が挙げられ、これらの群より選ばれた少なくとも1種以上使用することができる。好ましくは、(メタ)アクリル酸である。水酸基含有単量体としては、具体的には2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート等が挙げられ、これらの群より選ばれる少なくとも1種以上使用することができる。カルボキシル基含有単量体と水酸基含有単量体は、それぞれ単独でも使用することができるし、また併用して使用することもできる。カルボキシル基及び/又は水酸基含有単量体の使用量は、単量体全量に対し0.01〜10重量%である。その使用量が0.01重量%より少ない場合には、架橋度合が少なく、常温でのズレが生じやすく、その使用量が10重量%を超える場合には、偏光板層の伸縮に起因する応力集中を十分に吸収・緩和することができない。好ましくは0.1〜7.0重量%である。より好ましくは0.5〜5重量%である。
本発明の積層体のアクリル系粘着剤層を構成する共重合体(A)の重量平均分子量が80万〜200万であることが必要である。重量平均分子量が80万より小さい場合には、架橋剤を使用しても凝集力が不足して偏光板よりの発泡や剥がれが生じやすい。重量平均分子量が200万を超える場合には、偏光板層の伸縮に起因する応力集中を十分に吸収・緩和することができなく、また塗工粘度が高くなりすぎ、作業性が劣る。
本発明の積層体のアクリル系粘着剤層を構成する(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主成分とする(共)重合体(B)は、偏光板の寸法の変化によって生じる微小なひずみによる色むら・白ヌケ現象を悪化させること無く、高温多湿の条件下においての寸法変化に伴う発泡や剥がれ等発生させないための必須成分である。(共)重合体(B)の作用効果は、平均分子量が小さいため、架橋剤よる網目構造を形成する共重合体(A)の間に入り込み、共重合体(A)を可塑化させる役割を持ち、弾性、柔軟性を高め、色むら・白ヌケ現象を防止する効果があるものと考える。
本発明の積層体のアクリル系粘着剤層を構成する(共)重合体(B)で使用する(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体は、共重合体(A)で使用する(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体類を使用することができる。好ましくは官能基含有単量体を有しないことである。
本発明の積層体のアクリル系粘着剤層を構成する(共)重合体(B)の重量平均分子量は、1000〜300000であることが必要である。重量平均分子量が1000より小さい場合には、凝集力が低下して発泡や剥がれの原因になる。300000を超える場合には、柔軟性が低下し、色むら・白ヌケを防止することが難しい。
本発明の積層体のアクリル系粘着剤層を構成する(共)重合体(B)の使用量は、共重合体(A)100重量部に対して、1〜45重量部が必要である。その使用量が1重量部より少ない場合には、偏光板層の伸縮に起因する応力集中を十分に吸収・緩和することが難しい。その使用量が45重量部を超える場合には、凝集力が低下して発泡や剥がれの原因になる。好ましくは5〜45重量部である。
なお、重量平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)(機種:(株)島津製作所製LC−10ADVP、カラム:KF−G、KF−806M)により測定したポリスチレン換算分子量である。
本発明の積層体のアクリル系粘着剤に添加する架橋剤(C)は、カルボキシル基及び/又は水酸基と反応する化合物を使用することができ、粘着剤の凝集力を高めるために必要である。使用できる架橋剤としては、1分子中にグリシジル基を少なくとも2個以上有するグリシジル化合物、1分子中にイソシアネート基を2個以上有するイソシアネート化合物、1分子中にアジリジニル基を少なくとも2個以上有するアジリジン化合物、1分子中にオキサゾリン基を有するオキサゾリン化合物、金属キレート化合物またはブチル化メラミン化合物等が使用することができる。好ましくはグリシジル化合物、イソシアネート化合物及びアジリジン化合物である。
その使用量は、共重合体(A)の1分子鎖当りの理論架橋点の数が2〜10個になるように配合することが必要である。理論架橋点の数が2より少ない場合は、粘着剤の凝集力が低くて発泡や剥がれの原因になる。理論架橋点の数が10を超える場合には、偏光板層の伸縮に起因する応力集中を十分に吸収・緩和することが難しい。
なお、理論架橋点の数の計算方法は、下記の式から求めることができる。
共重合体(A)の高分子のモル数=共重合体(A)の重量/共重合体(A)の重量平均分子量
架橋剤の反応基のモル数=配合した架橋剤の重量×単位重量あたりの架橋剤の反応基数
理論架橋点の数=架橋剤の反応基のモル数/高分子のモル数
本発明の積層体のアクリル系粘着剤に使用する架橋剤として使用できるグリシジル化合物としては、1分子中にグリシジル基を少なくとも2個以上有するグリシジル化合物である。具体的には、エチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、グリセリンジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、テトラグリシジルキシレンジアミン、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサン、トリメチロールプロパンポリグリシジルエーテル、ジグリセロールポリグリシジルエーテル、ポリグリセロールポリグリシジルエーテル、ソルビトールポリグリシジルエーテル等の多官能グリシジル化合物が挙げられ、これらの群より選ばれる少なくとも1種以上使用することができる。
本発明の積層体のアクリル系粘着剤に使用する架橋剤として使用できるイソシアネート化合物としては、1分子中にイソシアネート基を少なくとも2個以上有するイソシアネート化合物である。具体的には、トリレンジイソシアネート、キシレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート及びこれらから変性されたプレポリマー等が挙げられ、これらの群より選ばれる少なくとも1種以上使用することができる。好ましくはヘキサメチレンジイソシアネート系やイソホロンジイソシアネート系の無黄変タイプである。
本発明の積層体のアクリル系粘着剤に使用する架橋剤として使用できるアジリジン化合物としては、1分子中にアジリジニル基を少なくとも2個以上有するアジリジン化合物である。具体的には、1,1’―(メチレンージーp−フェニレン)ビス−3,3−アジリジル尿素、1,1’―(ヘキサメチレン)ビス−3,3−アジリジル尿素、エチレンビスー(2−アジリジニルプロピオネート)、トリス(1−アジリジニル)ホスフィンオキサイド、2,4,6−トリアジリジニルー1,3,5−トリアジン、トリメチロールプロパンートリスー(2−アジリジニルプロピオネート)等が挙げられる。これらの群より選ばれる少なくとも1種以上使用することができる。
本発明の積層体のアクリル系粘着剤は、さらに分子内にメルカプトアルキル基とアルコキシ基を同時に含有するシラン化合物を使用することができる。分子内にメルカプトアルキル基とアルコキシ基を同時に含有するシラン化合物を使用することにより、被着体であるガラス基板面に密着性を更に向上させることができる。本発明に使用する分子内にメルカプトアルキル基とアルコキシ基を同時に含有するシラン化合物としては、具体的にはγ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、メルカプトブチルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、メルカプト基含有アルコキシシランオリゴマー等が挙げられる。これらの群より選ばれる少なくとも1種以上使用することができる。
本発明の積層体のアクリル系粘着剤に使用する分子内にメルカプトアルキル基とアルコキシ基を同時に含有するシラン化合物の使用量は、共重合体(A)100重量部に対して0.01〜2重量部である。その使用量が0.01重量部より少ない場合は、被着体であるガラス基板面に密着性を高める効果が少なく、2重量部を超える場合には、粘着剤層の剥がれの原因になる。
本発明の積層体のアクリル系粘着剤層を構成する共重合体(A)は、通常塊状重合、又は溶液重合等で製造することができる。好ましくは溶液重合である。使用する溶剤としては、酢酸エチル、トルエン、n―ヘキサン、アセトン、メチルエチルケトン等の通常溶液重合反応に使用される有機溶剤である。また重合に際し使用する重合開始剤は、共重合体(A)の重合反応には、高分子アゾ重合開始剤単独又は該重合開始剤とそのほかのアゾビスイソブチロニトリル、アゾビスバレロニトリル等のアゾビス化合物を併用することができる。
本発明の積層体のアクリル系粘着剤層を構成する(共)重合体(B)は、共重合体(A)と同様な方法、塊状重合、溶液重合、リビング重合等で製造することができる。例えば溶媒中でのラジカル重合では、重合開始剤の使用量を通常の粘着剤を重合する際に使用する量の5〜30倍程度使用し、さらにラウリルメルカプタン等のメルカプタン類、α―メチルスチレンダイマー等の連鎖移動剤を使用する。さらに分子量の分散度を狭くするためにヘプタン等の溶剤を使用して、分別沈殿することにより目的の(共)重合体(B)を得ることもできる。またリビング重合方法によっても、低分子量の重合体を得ることができる。更に、塊状重合法にて得られる公知の低分子量タイプの無溶剤型アクリルポリマー等も使用することができる。
本発明の積層体のアクリル系粘着剤層を構成する共重合体(A)の粘着性を調整する目的で必要に応じ種々のものを配合してもよい。配合に使用される具体例としては、テルペン系、テルペンーフェノール系、クマロンインデン系、スチレン系、ロジン系、キシレン系、フェノール系、石油系等の粘着付与樹脂、酸化防止剤、紫外線吸収剤、充填剤、顔料等が挙げられる。
本発明の積層体は、下記の製造方法により作製することができる。本発明のアクリル系粘着剤を20〜50μmのポリエステル製剥離フィルムに、通常使用される塗布装置、例えばロール塗布装置等で、乾燥塗膜厚が10〜50μm、好ましくは15〜40μmなるように塗布し、80〜120℃、30〜120秒間乾燥させて粘着シートを作製する。該粘着剤の表面を上記のポリエステル製剥離フィルムで保護し、通常の乾燥直後の飽和ゲル分率に対するゲル分率は10〜60%であるが、80%以上にするためには、室温〜40℃の雰囲気中で3〜7日以上養生させることが好ましい。養生後の粘着シートの片面の剥離フィルムを剥がし偏光板に転写することにより、本発明の積層体を得ることができる。
以下、本発明を実施例において詳しく説明するが、本発明はこれによって制限されるものではない。なお、実施例及び比較例における部もしくは%とあるのは特にことわりのない限り、部及び%は重量部又は重量%を示す。
製造例1(共重合体A−1)
攪拌機、温度計、還流冷却器、滴下装置、窒素導入管を備えた反応装置に、窒素ガスを封入後、酢酸エチル70部、アセトン15部、ブチルアクリレート99部、アクリル酸1部、アゾ系重合開始剤2,2’−アゾビスイソブチロニトリル(和光純薬工業(株) 商品名V−60)0.1部を仕込む。攪拌しながら窒素ガス気流中溶剤の還流温度で8時間反応する。反応終了後、トルエン315部を添加して室温まで冷却する。粘度7,000mPa・s、固形分20.0%、重量平均分子量135万である共重合体A−1を得た。
製造例2(共重合体A−2)
製造例2は、表1に示すように単量体の種類及び量を変える以外は製造例1と同様にして、共重合体A−2を得た。分析値は表1に示す。
製造例3(共重合体B−1)
製造例1と同様な反応装置に、窒素ガスを封入後、酢酸エチル60部、アセトン10部、ブチルアクリレート100部、ラウリルメルカプタン0.2部、アゾ系重合開始剤2,2’−アゾビスイソブチロニトリル(和光純薬工業(株) 商品名V−60)0.1部を仕込む。攪拌しながら窒素ガス気流中溶剤の還流温度で4.5時間反応を行った。反応終了後、トルエン80部を添加して室温まで冷却する。粘度300mPa・s、固形分40.0%、重量平均分子量200000である共重合体B−1を得た。
Figure 2005115028
表1中、単量体の種類を下記の略号で示した。
単量体
BA :ブチルアクリレート
MA :メチルアクリレート
MMA :メチルメタクリレート
AAc :アクリル酸
2HEMA:2ヒドロキシエチルメタクリレート
表1中の重量平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)(機種:(株)島津製作所製LC−10ADVP、カラム:KF−G、KF−806M)により測定したポリスチレン換算分子量である。
本発明の積層体のアクリル系粘着剤層に使用する(共)重合体(B)は、下記表2に示すような市販品(東亞合成(株)製 商品名アルフォン)の低分子量タイプの無溶剤型アクリルポリマーも使用することができる。
Figure 2005115028
製造例1で得られた共重合体A−1溶液の固形分100重量部に対して製造例5で得られた重合体B−1溶液の固形分40重量部、になるように混合し、さらに架橋剤としてヘキサメチレンジイソシアネートのビウレットタイプ(旭化成工業(株)製 商品名デュラネート24A−100)を固形分で0.08重量部添加しよく攪拌する。調整した粘着剤溶液をポリエステル製剥離フィルム(38μm)に、乾燥塗膜厚が25μmになるように塗布し、90℃、60秒間乾燥させて粘着シートを得た。該粘着剤にポリエステル製剥離フィルム(38μm)で保護し、23℃、65%RHの雰囲気中に7日間熟成させた。この片面の剥離フィルムを剥がし偏光板に転写し偏光板試料を得た。得られた偏光板試料を吸収軸が偏光板長辺に対して45°になるように80mm×150mmに裁断して、ガラス板の片面に50℃中で5Kg/cm2の圧力をかけ、18分保持して貼り合せた試験試料を90℃及び60℃、90%RHの雰囲気中に500時間放置し、発泡及び剥がれの発生状態を調べた結果、共に良好であった。得られた偏光板試料をガラス板の両面に、吸収軸が直行するように配置して、50℃中で5Kg/cm2の圧力をかけ、18分保持して貼り合せた試験試料を90℃の雰囲気中に500時間放置し、色むら・白ヌケの発生状態を調べた結果、良好であった。また、貼りあわせ時のゲル分率は30%、飽和ゲル分率は35%で、貼りあわせ時のゲル分率は飽和ゲル分率の86%であった。また、理論架橋点の数は6個/高分子1分子であった。耐熱性、耐湿熱性、色むら・白ヌケ試験はすべて良好であった。その結果は表3に示す。
実施例2は、共重合体A−1、重合体B−1及び架橋剤の量を表3に示すように配合し、さらにシラン化合物であるγ―メルカプトプロピルトリメトキシシラン(日本ユニカー(株)製、商品名AZ−6129)0.3重量部を添加した以外は、実施例1とまったく同様に調整し試験した。結果はすべて良好であった。その結果は表3に示す。
実施例3は、実施例2の重合体B−1に変えてアルフォンUP−1000を表3に示すように配合する以外は、実施例1とまったく同様に調整し試験した。結果はすべて良好であった。その結果は表3に示す。
実施例4は、表3に示すように共重合体(A)をA−2、(共)重合体(B)をアルフォンUP−1000、架橋剤(C)をN,N,N´,N´―テトラグリシジルm−キシレンジアミン(三菱ガス化学(株)製、商品名テトラッドX)を使用する以外は、実施例1とまったく同様に調整し試験した。結果はすべて良好であった。その結果は表3に示す。
比較例1
比較例1は、実施例1と全く同様に、調整した粘着剤溶液をポリエステル製剥離フィルム(38μm)に、乾燥塗膜厚が25μmになるように塗布し、90℃、60秒間乾燥させて粘着シートを得た。すぐに偏光板に転写し、23℃、65%RHの雰囲気中に7日間熟成し偏光板試料を得た。試験した結果、凝集力のバランスが十分でなく耐熱性や耐湿熱性の発泡、色むら・白ヌケが見られた。また、貼りあわせ時のゲル分率は10%、飽和ゲル分率は35%で、貼りあわせ時のゲル分率は飽和ゲル分率の29%であった。また、理論架橋点の数は6個/高分子1分子であった。結果を表4に示す。
比較例2
比較例2は、実施例2と全く同様に調整し試験試料を作製して、比較例1と同じようにすぐに偏光板に転写し試験した。その結果、耐熱性の発砲が見られ、また色むら・白ヌケが悪かった。貼りあわせ時のゲル分率は飽和ゲル分率の53%で、また理論架橋点の数は2.3個/高分子1分子であった。その結果を表4に示す。
Figure 2005115028
Figure 2005115028
表3及び4中に、架橋剤及びシラン化合物を下記の略号で示した。
架橋剤
C−1:旭化成(株)製 商品名デュラネート24A−100
官能基数 :3
NCO含有量(wt%) :23.5
NCO含有量(g/g) :0.235
NCO含有量(eq/g):0.0056(単位重量当たりの架橋剤の反応基数)
C−2:三菱ガス化学(株)製 商品名テトラッドX
官能基数 :4
エポキシ当量 :90
エポキシ含有量(wt%) :47.8
エポキシ含有量(g/g) :0.478
エポキシ含有量(eq/g):0.0111(単位重量当たりの架橋剤の反応基
数)
シラン化合物:日本ユニカ−(株)製 商品名AZ−6129
試験方法
耐熱性及び耐湿熱性
耐熱性は、本発明の粘着剤溶液をポリエステル製剥離フィルム(38μm)に、乾燥塗膜厚が25μmになるように塗布し、90℃、60秒間乾燥させて粘着シートを得た。該粘着剤を23℃、65%RHの雰囲気中に7日間熟成させた後、190μmの偏光フィルム上に転写し、偏光板試料を得た。得られた偏光板試料を吸収軸が偏光板長辺に対して45°になるように80mm×150mmに裁断して、ガラス板の片面に50℃中で5Kg/cm2の圧力をかけ、18分保持して貼り合せた試験試料とした。該試験試料を90℃の恒温槽に500時間放置して、室温に戻し発泡や剥がれの発生具合を観察する。耐湿熱性は、上記のようにして得られた試験試料を60℃、95%RHの恒温恒湿槽に500時間放置して、室温に戻し発泡や剥がれの発生具合を観察する。
○:発泡、剥がれ等外観変化全くなし。
△:発泡、剥がれ等外観変化少しあり。
×:発泡、剥がれ等外観変化かなりあり。
色むら・白ヌケ試験
耐熱性と同じようにして得られた偏光板試料をガラス板の両面に、吸収軸が直行するように配置して、50℃中で5Kg/cm2の圧力をかけ、18分保持して貼り合せた試験試料を90℃の雰囲気中に500時間放置後の色むら・白ヌケ状態を観察する。
○:色むら・白ヌケが全く認められない。
△:色むら・白ヌケがやや目立つ。
×:色むら・白ヌケが大きい。
架橋によるひずみあるいは偏光板や位相差板の残留応力に起因する発泡や剥がれ、色むら・白ヌケの発生しない偏光板や位相差板の製造に使用できる。

Claims (2)

  1. 剥離フィルムにアクリル系粘着剤を塗布・乾燥して粘着剤層を形成し、該粘着剤層のゲル分率が飽和ゲル分率の80%以上で偏光板又は位相差板に貼り合わせてなる積層体。
  2. (A)(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体、及びカルボキシル基及び/又は水酸基含有不飽和単量体を主成分とする重量平均分子量が80万〜200万である共重合体100重量部と、(B)(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体を主成分とする重量平均分子量が1000〜300000である(共)重合体1〜45重量部とからなる(共)重合体組成物に、共重合体(A)の1分子鎖当りの理論架橋点の数が2〜10個になるように架橋剤(C)を配合してなるアクリル系粘着剤を用いることを特徴とする請求項1に記載の積層体。
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