JP2005106942A - 画像読み取り装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 開方向への揺動が規制されている姿勢の原稿カバーに開方向を向く力が作用しても原稿カバーと筐体との連結部分の破損を防止する画像読み取り装置を提供する。
【解決手段】 本発明に係る画像読み取り装置は、原稿カバーと、筐体に固定又は係止される支持部材であって弾性変形可能な突出部を有する支持部材と、支持部材を原稿カバーに揺動可能に連結する連結手段であって、突出部又は原稿カバーのいずれか一方に設けられる係合穴と、他方に設けられ係合穴に係合する係合突起とを有する連結手段と、原稿カバーに設けられる段部であって原稿カバーが開方向に所定角度まで揺動されると突出部に当接する段部と、突出部または段部の少なくともいずれか一方に設けられ、原稿カバーが開方向に所定角度以上揺動されると他方に摺接して突出部を係合穴と係合突起との係合が外れる方向に弾性変形させる斜面と、を有する。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明に係る画像読み取り装置は、原稿カバーと、筐体に固定又は係止される支持部材であって弾性変形可能な突出部を有する支持部材と、支持部材を原稿カバーに揺動可能に連結する連結手段であって、突出部又は原稿カバーのいずれか一方に設けられる係合穴と、他方に設けられ係合穴に係合する係合突起とを有する連結手段と、原稿カバーに設けられる段部であって原稿カバーが開方向に所定角度まで揺動されると突出部に当接する段部と、突出部または段部の少なくともいずれか一方に設けられ、原稿カバーが開方向に所定角度以上揺動されると他方に摺接して突出部を係合穴と係合突起との係合が外れる方向に弾性変形させる斜面と、を有する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、画像読み取り装置に関する。
原稿台と、原稿台を覆う姿勢(閉姿勢)と原稿台を開放する姿勢とに揺動可能に連結される原稿カバーとを備える所謂フラットベッド型の画像読み取り装置が知られている。こうした画像読み取り装置では一般に原稿カバーが閉姿勢から開方向に所定角度まで揺動されて概ね立ち姿勢になったときそれ以上の開方向への揺動を規制し、概ね立ち姿勢で定位させている。
しかしながら、従来の画像読み取り装置によると、原稿カバーが概ね立ち姿勢で定位するためユーザが誤って原稿カバーに開方向の力を加えてしまう可能性がある。原稿カバーが立ち姿勢で定位しているとき、すなわち開方向への揺動が規制されているときに開方向の力を加えると原稿カバーと筐体との連結部分に負担がかかり、それにより連結部分が破損してしまう可能性がある。
本発明は、かかる問題に鑑みて創作されたものであって、開方向への揺動が規制されている姿勢の原稿カバーに開方向を向く力が作用しても原稿カバーと筐体との連結部分の破損を防止する画像読み取り装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像読み取り装置は、原稿台に載置された原稿を走査してディジタル画像を作成する画像読み取り装置であって、筐体と、前記原稿台を覆うための原稿カバーと、前記筐体に固定又は係止される支持部材であって弾性変形可能な突出部を有する支持部材と、前記支持部材を前記原稿カバーに揺動可能に連結する連結手段であって、前記突出部又は前記原稿カバーのいずれか一方に設けられる係合穴と、他方に設けられ前記係合穴に係合する係合突起とを有する連結手段と、前記原稿カバーに設けられる段部であって前記原稿カバーが開方向に所定角度まで揺動されると前記突出部に当接する段部と、前記突出部または前記段部の少なくともいずれか一方に設けられ、前記原稿カバーが開方向に所定角度以上揺動されると他方に摺接して前記突出部を前記係合穴と前記係合突起との係合が外れる方向に弾性変形させる斜面と、を有することを特徴とする。この画像読み取り装置によると、原稿カバーが開方向に所定角度以上揺動されると突出部が斜面によって弾性変形するため、係合穴と係合突起との係合が外れ、それにより支持部材が原稿カバーから外れる。従って開方向への揺動が規制されている姿勢の原稿カバーに開方向を向く力が作用しても原稿カバーと筐体との連結部分の破損を防止できる。
さらに本発明に係る画像読み取り装置では、前記係合突起は、先端側の外周縁が面取りされてテーパー面が形成されていることを特徴とする。この画像読み取り装置によると、係合突起にテーパー面が形成されているため、所定以上の力が作用したとき支持部材がよりスムーズに外れる。従って連結部分の破損をより確実に防止できる。
さらに本発明に係る画像読み取り装置では、前記係合穴は、前記係合突起が挿入される側の縁部が面取りされてテーパー面が形成されていることを特徴とする。この画像読み取り装置によると、係合穴にテーパー面が形成されているため、所定以上の力が作用したとき支持部材がよりスムーズに外れる。従って連結部分の破損をより確実に防止できる。
さらに本発明に係る画像読み取り装置では、前記突出部は、前記係合突起の基端側を向く面にテーパー面が形成されていることを特徴とする。突出部にテーパー面を設けると、支持部材を原稿カバーに連結させることが容易になる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を実施例に基づいて説明する。本実施例ではプリンタとスキャナとが一体化された所謂複合機を例に説明する。
図2は、本発明の一実施例に係る画像読み取り装置としての複合機1を示す模式図である。複合機1の筐体12は画像を読み取るスキャナ部2を収容するスキャナユニット12aと画像を印刷するプリンタ部3を収容するプリンタユニット12bとで構成されており、スキャナユニット12aはプリンタユニット12bに図示しないヒンジにより揺動自在に連結されている。
図2は、本発明の一実施例に係る画像読み取り装置としての複合機1を示す模式図である。複合機1の筐体12は画像を読み取るスキャナ部2を収容するスキャナユニット12aと画像を印刷するプリンタ部3を収容するプリンタユニット12bとで構成されており、スキャナユニット12aはプリンタユニット12bに図示しないヒンジにより揺動自在に連結されている。
原稿カバー60は、支持部材70により原稿台61の盤面を開放する姿勢から原稿台61の盤面を覆う姿勢に揺動可能にスキャナユニット12aに連結されている。原稿カバー60は原稿台61の盤面に載置された原稿Mを押さえるとともに、光源33(図3参照)の放射光以外の光が原稿を照らすことがないよう原稿台61を覆うものである。
図3は複合機1の構成を示す模式図であり、図4は複合機1を示すブロック図である。
スキャナ部2は、リニアイメージセンサ30、縮小光学系32、第一主走査駆動部36(図4参照)、第一副走査駆動部37(図4参照)、AFE(Analog Front End)部41(図4参照)及びディジタル画像処理部42(図4参照)などを備え、スキャナユニット12aに収容されている。
スキャナ部2は、リニアイメージセンサ30、縮小光学系32、第一主走査駆動部36(図4参照)、第一副走査駆動部37(図4参照)、AFE(Analog Front End)部41(図4参照)及びディジタル画像処理部42(図4参照)などを備え、スキャナユニット12aに収容されている。
リニアイメージセンサ30は、RGB各色の受光素子が図3において紙面垂直方向に直線状に並ぶ姿勢でキャリッジ31に搭載されている。リニアイメージセンサ30は、縮小光学系32により入力される走査線上の光学像を走査し、その光学像の濃淡に相関する電気信号を出力する。
縮小光学系32は、光源33、ミラー34及びレンズ35などで構成され、キャリッジ31に搭載されている。光源33は蛍光管ランプ等の管照明装置から構成されており、ミラー34及びレンズ35は光源33に照射された原稿Mの走査線上の反射光像をリニアイメージセンサ30に結像させる。これにより原稿Mの主走査線上の光学像をリニアイメージセンサ30に入力する。尚、光源の位置を変えることにより透過原稿を読み取るようにしてもよい。
縮小光学系32は、光源33、ミラー34及びレンズ35などで構成され、キャリッジ31に搭載されている。光源33は蛍光管ランプ等の管照明装置から構成されており、ミラー34及びレンズ35は光源33に照射された原稿Mの走査線上の反射光像をリニアイメージセンサ30に結像させる。これにより原稿Mの主走査線上の光学像をリニアイメージセンサ30に入力する。尚、光源の位置を変えることにより透過原稿を読み取るようにしてもよい。
第一主走査駆動部36は、リニアイメージセンサ30を駆動するために必要な駆動パルスをリニアイメージセンサ30に出力する駆動回路である。第一主走査駆動部36は、例えば同期信号発生器、駆動用タイミングジェネレータ等から構成される。
第一副走査駆動部37は、走査線の長手方向軸に垂直に架設されキャリッジ31を摺動可能に保持する摺動軸38、キャリッジモータ39、駆動ベルト40、駆動回路などを備えている。キャリッジモータ39がキャリッジ31を駆動ベルト40で牽引することでリニアイメージセンサ30と原稿Mとが走査線に垂直な方向W(副走査方向)に相対移動するため、二次元画像の走査が可能となる。
第一副走査駆動部37は、走査線の長手方向軸に垂直に架設されキャリッジ31を摺動可能に保持する摺動軸38、キャリッジモータ39、駆動ベルト40、駆動回路などを備えている。キャリッジモータ39がキャリッジ31を駆動ベルト40で牽引することでリニアイメージセンサ30と原稿Mとが走査線に垂直な方向W(副走査方向)に相対移動するため、二次元画像の走査が可能となる。
AFE部41は、アナログ信号処理部、A/D変換器等から構成される。アナログ信号処理部はリニアイメージセンサ30から出力された電気信号に対して増幅、雑音低減処理等のアナログ信号処理を施して出力する。A/D変換器はアナログ信号処理部から出力された電気信号を所定ビット長のディジタル表現の出力信号に量子化して出力する。
ディジタル画像処理部42は、AFE部41から出力された出力信号に対し、ガンマ補正、画素補間法による欠陥画素の補間、シェーディング補正、画像信号の鮮鋭化等の処理を行ってディジタル画像を作成する。尚、ディジタル画像処理部42で施す上記各種の処理は、制御部56で実行するコンピュータプログラムによる処理に置き換えてもよい。
プリンタ部3は、記録ヘッド43、ヘッド駆動部48(図4参照)、第二主走査駆動部49(図4参照)及び第二副走査駆動部54(図4参照)などを備え、プリンタユニット12bに収容されている。尚、本実施例ではインクジェット方式により印刷を行う場合を例に説明するが、レーザー方式やドットインパクト方式などで印刷を行うものであってもよい。
記録ヘッド43はキャリッジ44に設けられ、インクを吐出するノズル45、ピエゾ素子46、インク通路47、図示しないインクカートリッジなどを備える。ピエゾ素子46はインクを導くインク通路47の側壁に接する位置に設けられ、駆動電圧が印加されると急速に伸長してインク通路47の側壁を変形させる。インク通路47の体積はピエゾ素子46の伸張に応じて収縮し、その収縮分に相当するインクがノズル45から高速に吐出される。これにより記録ヘッド43は印刷媒体に画像を印刷する。
ヘッド駆動部48は、制御部56から出力された印刷信号に基づいて駆動電圧をピエゾ素子46に印加する回路である。
第二主走査駆動部49は、プラテン50の軸と平行に架設されキャリッジ44を摺動可能に保持する摺動軸51、キャリッジモータ52、駆動ベルト53、駆動回路などを備える。キャリッジモータ52がキャリッジ44を駆動ベルト53で牽引することで記録ヘッド43が摺動軸51(主走査方向軸)の軸方向(主走査方向X)に往復移動する。
第二主走査駆動部49は、プラテン50の軸と平行に架設されキャリッジ44を摺動可能に保持する摺動軸51、キャリッジモータ52、駆動ベルト53、駆動回路などを備える。キャリッジモータ52がキャリッジ44を駆動ベルト53で牽引することで記録ヘッド43が摺動軸51(主走査方向軸)の軸方向(主走査方向X)に往復移動する。
第二副走査駆動部54は、紙送りモータ55、紙送りモータ55の回転をプラテン50と図示しない用紙搬送ローラとに伝達する歯車列、駆動回路などを備える。紙送りモータ55がプラテン50と図示しない用紙搬送ローラとを回転させることで、主走査方向軸に交差する図3において紙面に垂直な方向(副走査方向)に印刷用紙が移動する。
制御部56は、CPU57、ROM58及びRAM59を備えている。CPU57はROM58に記憶されたコンピュータプログラムを実行して複合機1の各部を制御する。ROM58はCPU57に各部を制御する処理を実行させるプログラム、各種のデータなどを記憶しているメモリであり、RAM59はプログラム、各種のデータなどを一時的に記憶するメモリである。制御部56はスキャナ部2としてもプリンタ部3としても機能する。
図5(A)は支持部材70の側面図であり、図5(B)は支持部材70の斜視図である。支持部材70は、スキャナユニット12aに係止される本体71、突出部としてのアーム部72a、突出部としてのアーム部72b、係合穴73a、係合穴73b、及び張り出し部74を有する。以降の説明においてアーム部72というときはアーム部72a及びアーム部72bの両方を指すものとする。係合穴についても同様である。本体71は略板状に形成され、スキャナユニット12aに設けられている係止穴に嵌挿されることによってスキャナユニット12aに係止される。詳しくは後述する。尚、螺設などによって本体71をスキャナユニット12aに固定するようにしてもよい。アーム部72a及びアーム部72bは本体71から同じ向きに延びている。アーム部72は弾性変形可能であり、支持部材70は原稿カバー60から所定以上の力が作用するとアーム部72が弾性変形して原稿カバー60から外れる。詳しくは後述する。アーム部72は支持部材70が原稿カバー60に取り付けられたとき原稿カバー60にとって閉方向となる方向に盛り上がった支点部75を有している。支点部75は図示するように係合穴73よりもアーム部72の基端側に設けられている。張り出し部74はアーム部72aとアーム部72bとの間に設けられており、張り出し部74とアーム部72との間にはアーム部72を弾性変形させるために必要な空間が確保されている。張り出し部74はアーム部72が過剰に弾性変形したときアーム部72に当接し、それ以上の弾性変形を規制してアーム部72の破損を防止する。係合穴73aはアーム部72aの先端側に形成されており、係合穴73bはアーム部72bの先端側に形成されている。また、アーム部72は、他方のアーム部72側とは逆側を向く面77の先端側の縁部が面取りされてテーパー面76が形成されている。ここで面77は支持部材70が原稿カバー60に連結されたとき後述する係合突起81の基端側を向く面である。テーパー面76を設けると係合穴73を後述する係合突起81に係合させるときにアーム部72が係合突起81に乗り上がり易くなり、支持部材70を原稿カバー60に連結することが容易になる。
図6は、原稿カバー60の背面を示す斜視図である。図7(A)は図6に示す連結部80の一方を拡大して示す斜視図であり、図7(B)は図7(A)に示す連結部80を別角度から示す斜視図である。図6に示すように原稿カバー60には連結部80が2つ設けられている。図7(A)及び図7(B)に示すように連結部80は支持部材70の互いに異なる係合穴73に係合して支持部材70を原稿カバー60に揺動可能に連結する2つの係合突起81を有している。係合突起81は先端側の外周縁が面取りされてテーパー面が形成されている。具体的には係合突起81は略円柱状に形成されており、他方の係合突起81側を向く面と外周面とで形成される角部が面取りされてテーパー面82が形成されている。
図8(A)は2つの支持部材70が連結されている原稿カバー60の背面を示す斜視図であり、図8(B)は原稿カバー60をスキャナユニット12aに取り付ける様子を示す斜視図である。図8(B)に示すように原稿カバー60は2つの支持部材70をスキャナユニット12aに設けられている2つの係止穴91にそれぞれ嵌挿することによってスキャナユニット12aに係止される。
図9(A)は閉じた状態の原稿カバー60を示す斜視図であり、図9(B)は開いた状態の原稿カバー60を示す斜視図である。スキャナユニット12aが支持部材70を係止すると、図示するように原稿カバー60がスキャナユニット12aに対して揺動可能になる。
図1(A)及び図1(B)は原稿カバー60の連結部80の周辺を拡大して示す斜視図である。図1(A)に示すように原稿カバー60には2つの段部83が設けられており、2つの段部83にはそれぞれ斜面84が形成されている。図示するように2つの斜面84は他方の段部83に設けられている斜面84とは傾き方が逆になるよう形成されている。斜面84はアーム部72を係合穴73と係合突起81との係合が外れる方向に弾性変形させるために設けられている。原稿カバー60を開方向に所定角度まで揺動すると図1(B)に示すように2つの斜面84はそれぞれ支点部75に当接する。
図1(A)及び図1(B)は原稿カバー60の連結部80の周辺を拡大して示す斜視図である。図1(A)に示すように原稿カバー60には2つの段部83が設けられており、2つの段部83にはそれぞれ斜面84が形成されている。図示するように2つの斜面84は他方の段部83に設けられている斜面84とは傾き方が逆になるよう形成されている。斜面84はアーム部72を係合穴73と係合突起81との係合が外れる方向に弾性変形させるために設けられている。原稿カバー60を開方向に所定角度まで揺動すると図1(B)に示すように2つの斜面84はそれぞれ支点部75に当接する。
次に、支持部材70が原稿カバー60から外れる作動について説明する。
図10(A)及び図10(B)は、支持部材70が原稿カバー60から外れる作動を示す模式図である。図中の方向Xはアーム部72bについて係合穴73と係合突起81との係合が外れる方向を示しており、方向Yはアーム部72aについて係合穴73と係合突起81との係合が外れる方向を示している。原稿カバー60に対して開方向に所定以上の力が作用するとその力によって原稿カバー60は開方向に所定角度以上揺動し、それにより斜面84がZ方向に移動して支点部75を押圧する。斜面84が支点部75を押圧する力の一部はアーム部72bをX方向に弾性変形させる力として作用する。アーム部72の先端に形成されている係合穴73は、アーム部72の先端がX方向に係合突起81の軸方向の幅以上に弾性変形したとき図10(B)に示すように係合突起81から外れる。アーム部72aについても同様である。この結果、支持部材70が原稿カバー60から外れる。前述したように係合突起81にテーパー面82を形成するとアーム部72を弾性変形させたとき係合穴73が係合突起81からよりスムーズに外れるようになり、従って支持部材70または原稿カバー60の破損をより確実に防止できる。
図10(A)及び図10(B)は、支持部材70が原稿カバー60から外れる作動を示す模式図である。図中の方向Xはアーム部72bについて係合穴73と係合突起81との係合が外れる方向を示しており、方向Yはアーム部72aについて係合穴73と係合突起81との係合が外れる方向を示している。原稿カバー60に対して開方向に所定以上の力が作用するとその力によって原稿カバー60は開方向に所定角度以上揺動し、それにより斜面84がZ方向に移動して支点部75を押圧する。斜面84が支点部75を押圧する力の一部はアーム部72bをX方向に弾性変形させる力として作用する。アーム部72の先端に形成されている係合穴73は、アーム部72の先端がX方向に係合突起81の軸方向の幅以上に弾性変形したとき図10(B)に示すように係合突起81から外れる。アーム部72aについても同様である。この結果、支持部材70が原稿カバー60から外れる。前述したように係合突起81にテーパー面82を形成するとアーム部72を弾性変形させたとき係合穴73が係合突起81からよりスムーズに外れるようになり、従って支持部材70または原稿カバー60の破損をより確実に防止できる。
以上説明した本発明の一実施例に係る複合機1によると、原稿カバー60が開方向に所定角度以上揺動されるとアーム部72が斜面84によって弾性変形するため、係合穴73と係合突起81との係合が外れる。これにより支持部材70が原稿カバー60から外れるため、原稿カバー60に開方向に所定以上の力が作用しても原稿カバー60とスキャナユニット12aとの連結部分が破損することを防止できる。
尚、本実施例ではアーム部72に係合穴73を設け、原稿カバー60に係合突起81を設ける場合を例に説明したが、アーム部72に係合突起81を設け、原稿カバー60に係合穴73を設けるようにしてもよい。
また、本実施例では係合突起81にテーパー面82を形成する場合を例に説明したが、係合穴73にテーパー面を形成するようにしてもよい。具体的には、係合突起81が挿入される側の縁部を面取りしてテーパー面を形成してもよい。
また、本実施例では係合突起81にテーパー面82を形成する場合を例に説明したが、係合穴73にテーパー面を形成するようにしてもよい。具体的には、係合突起81が挿入される側の縁部を面取りしてテーパー面を形成してもよい。
また、本実施例では原稿カバー60に設けられた段部83に斜面84を設ける場合を例に説明したが、アーム部72に斜面を設けてもよい。具体的には例えば支点部75に斜面を形成し、原稿カバー60の段部83には斜面84を設けないようにしてもよい。また、段部83と支点部75との両方に斜面を備えるようにしてもよい。
また、本実施例では複合機を例に説明したが、イメージスキャナ等の画像読み取り装置に本発明を適用してもよい。
また、本実施例では複合機を例に説明したが、イメージスキャナ等の画像読み取り装置に本発明を適用してもよい。
1 複合機(画像読み取り装置)、12 筐体、60 原稿カバー、61 原稿台、70 支持部材、72 アーム部(突出部)、73 係合穴(連結手段)、76 テーパー面、81 係合突起(連結手段)、82 テーパー面、83 段部、84 斜面
Claims (4)
- 原稿台に載置された原稿を走査してディジタル画像を作成する画像読み取り装置であって、
筐体と、
前記原稿台を覆うための原稿カバーと、
前記筐体に固定又は係止される支持部材であって弾性変形可能な突出部を有する支持部材と、
前記支持部材を前記原稿カバーに揺動可能に連結する連結手段であって、前記突出部又は前記原稿カバーのいずれか一方に設けられる係合穴と、他方に設けられ前記係合穴に係合する係合突起とを有する連結手段と、
前記原稿カバーに設けられる段部であって前記原稿カバーが開方向に所定角度まで揺動されると前記突出部に当接する段部と、
前記突出部または前記段部の少なくともいずれか一方に設けられ、前記原稿カバーが開方向に所定角度以上揺動されると他方に摺接して前記突出部を前記係合穴と前記係合突起との係合が外れる方向に弾性変形させる斜面と、
を有することを特徴とする画像読み取り装置。 - 前記係合突起は、先端側の外周縁が面取りされてテーパー面が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像読み取り装置。
- 前記係合穴は、前記係合突起が挿入される側の縁部が面取りされてテーパー面が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読み取り装置。
- 前記突出部は、前記係合突起の基端側を向く面にテーパー面が形成されていることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の画像読み取り装置。
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