JP2005189687A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 表面に静電像が形成される感光体1を有する像形成部Aと、帯電したトナーTで感光体1上の静電像を顕像化する現像部Bと、転写バイアスを印加して感光体1上のトナー像を転写ベルト6により転写材Pに転写する転写部Cと、転写後、転写ベルト6上の残留トナーT’を除去するクリーニング部Dとを設けた画像形成装置Xにおいて、転写ベルト6の表裏面間に亘るバイアス電圧を印加可能な電源装置14を備え、画像形成動作完了に伴う転写ベルト6の停止後、電源装置14によるバイアス電圧の印加状態を維持して転写ベルト6を除電する転写ベルト除電手段141aを備える。
【選択図】 図1
Description
コピー動作時、転写ベルトに付設した転写バイアスローラに転写バイアスが印加される。ここで、像担持体上のトナー像を転写材上へ転写するために行う転写ベルトへの印加バイアスは、通常、像担持体及びトナーの帯電極性とは逆極性である。
そして、一連のコピー動作の終了操作において、転写バイアスの印加が停止され、転写ベルトの駆動が停止されると、これと同期して、クリーニング部に加えられるクリーニング用のバイアス印加も停止される。
この技術にあっては、t1〜t4の全期間に渡って転写ベルトの回動が実行されており、転写ベルトの停止後は、なんら操作はされていない。
従って、t1〜t4に渡る全期間が、一連としてコピー動作に必要となる。
通常、この種の駆動ローラに対する印加極性は、転写バイアスとは逆極性とされる。
そして、これらクリーニング部及び駆動ローラに対するコピー動作時のバイアス印加は、先にも説明したように転写ベルトの動作と同期されており、コピー動作終了に伴って、転写ベルトの回転が停止されると同時に、バイアス印加も停止されていた。
この技術は、旧来行われてきた技術であり、先行文献を示すことができない。
1 特許文献1に開示の技術における問題点
この技術にあっては、一連のコピー動作を行うに、その開始時および終了時の両時点で、転写ベルトを回転しながら逆極性印加を行うため、その分の時間が、実際のコピーに使用できない。特に、開始時で、これを行うため、コピー開始が遅れる。
また、転写材への転写が行われない時に転写ベルトを回動させるため、転写ベルトの周りに配置された機器との干渉が発生する場合もあり好ましくない。
この場合、これまで説明してきた裏汚れの問題がそのまま発生する。
上記目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の第1特徴構成は、表面に静電像が形成される像担持体を有する像形成部と、帯電したトナーで前記像担持体上の静電像を顕像化する現像部と、転写バイアスを印加して前記像担持体上のトナー像を転写ベルトにより転写材に転写する転写部と、転写後、前記転写ベルト上の残留トナーを除去するクリーニング部とを設けた画像形成装置において、
前記転写ベルトの表裏面間に亘るバイアス電圧を印加可能なバイアス印加機構を備え、
画像形成動作完了に伴う前記転写ベルトの停止後、前記バイアス印加機構によるバイアス電圧の印加状態を維持して前記転写ベルトを除電する転写ベルト除電手段を備えた点にある。
ここで、除電とは、転写ベルトの表面が帯電している状態から、その電荷を中和して転写ベルトの電荷を減少、又は、無くすことを意味する。
そのため、この状態で次の転写材へコピーを再開するために転写ベルトの駆動を開始しても、上述した逆帯電トナーが転写ベルトの回転に伴って搬送され、転写材の裏面に付着するのを予め防止することができる。
従って、本発明の画像形成装置は、コピー開始から転写材へ画像を転写するまでのタイミングを遅らせることなく、転写材の裏汚れの発生を防止することが可能となる。
本発明に係る画像形成装置の第2特徴構成は、前記転写ベルトの停止後、前記バイアス印加機構による前記バイアス電圧の印加状態を維持する維持時間が、1秒以上に設定されている点にある。
さらに、前記維持時間が120秒以下であれば、転写ベルトの充分な除電を期待できると共に、このようなバイアス印加に伴う転写ベルトの劣化を抑制することができるため、好ましい。
そのため、前記維持時間の好ましい範囲は、例えば、2〜120秒とすることができる。
従って、本発明の第2特徴構成に記載の画像形成装置であれば、転写ベルトの全長に亘って除電するための十分な時間を確保できる。そのため、転写ベルトにクリーニング部から逆帯電トナーが付着するのを確実に防止できるようになり、より転写材の裏汚れの発生が起こり難い画像形成装置を提供することができる。
本発明に係る画像形成装置の第3特徴構成は、前記転写ベルトの回転と同期して回転する導電性部材が前記転写ベルトを介して前記クリーニング部に対向配置して構成され、
前記バイアス印加機構が、前記導電性部材と前記クリーニング部との間に前記バイアス電圧を印加する印加機構で、画像形成動作時に、クリーニング用のバイアス電圧を印加する点にある。
そのため、特に転写ベルト上のクリーニングのためにコロナ放電手段等の構成を付加する必要がないため、画像形成装置の構成を簡略化することができると共に、コロナ放電によるオゾン等の有害な物質の発生を抑制することができる。
本発明に係る画像形成装置の第4特徴構成は、前記バイアス印加機構が、前記クリーニング部に対して、前記転写バイアスと同極性のバイアス電圧を印加する点にある。
本発明に係る画像形成装置の第5特徴構成は、前記バイアス印加機構が、前記導電性部材に対して、前記転写バイアスと逆極性のバイアス電圧を印加する点にある。
図1は本発明を実施する画像形成装置の主要部の一例を示す概要図である。
画像形成装置Xは、表面に静電像が形成される像担持体である感光体1を有する像形成部Aと、帯電したトナーTで感光体1上の静電像を顕像化する現像部Bと、転写バイアスを印加して感光体1上のトナー像を転写ベルト6により転写材Pに転写する転写部Cと、転写後、転写ベルト6上の残留トナーT’を除去するクリーニング部Dとを設けて構成してある。
本願では、感光体1としてプラスに帯電可能なアモルファスシリコンドラム、現像方式として反転現像、トナーTとしてプラスに帯電するものが適用可能であるがこれらに限られるものではない。
ここで、駆動ローラ7は、クリーニングバイアス印加の用も果すため、導電性部材から構成されている。一方、転写ベルト6は、ウレタンゴム製、表面コートがGLS−213、体積抵抗率が10の11.5乗であるものを適用可能であるがこれに限られるものではない。
電源装置14には、転写材Pに感光体1からトナーTを転写する際、転写ローラ9に電圧(マイナス側)を与える電源15と、駆動ローラ7にトナーTと同極の電圧(プラス側)を与え、静電反発力を利用して転写ベルト6上のトナーをファーブラシ13で清掃しやすくするための電源16とが設けられており、切換機構140を介して、転写ローラ9及び駆動ローラ7を所定の電圧印加状態に設定する。
この電源装置14の動きは、電源装置14に設けられている制御器141によって制御されるものとされており、この制御器141内には、本願にいう転写ベルト除電手段141aが備えられている。この転写ベルト除電手段141aは、制御器141内に格納されるソフトウエアであり、その働きにより、画像形成動作完了に伴う転写ベルトの停止後、駆動ローラ7への電圧印加状態を維持して転写ベルト6を除電する。
図2は、上から主帯電、現像バイアス、転写ベルト駆動、転写バイアス、クリーニングバイアスの、コピー動作時前後を含むタイミングチャートである。
本願独特の動作を実行する転写ベルト除電手段141aは、同図、T4で示す時間帯においてバイアス印加状態を維持する手段である。
a コピー動作
画像形成が開始されると、まず感光体1、現像ローラ17、及び、転写ベルト6が周回を始め、同時に現像ローラ17に現像バイアス電圧が印加される。次に、帯電手段2が感光体1に一様な帯電(主帯電)を施し始め、やがて露光手段18〜19によって感光体1上に画像露光が開始される。画像露光を受けた感光体1の表面は非画像部の表面電位が低下した状態で周回し、現像ローラ17上の現像剤20との接触により感光体1の画像部にトナーTが付着する形で現像された後、転写ベルト6とのニップ10に向かう。
転写部Cの図面左側には熱定着装置21が配置されており、トナーTを載せた転写材Pがその中を通過することでトナーTは転写材Pに熱融着される。
コピー動作終了時の転写ベルト6の表面状態は、特に、駆動ローラ7から転写ローラ9の間ではプラス側に帯電している。この状態で次の転写材Pへコピーを行うために転写ベルト6の駆動を開始し、トナー回収容器4に到達すると、プラス側に帯電している転写ベルト6には、その上にある逆帯電トナーの付着力が維持され、さらに、トナー回収容器4に回収されている逆帯電トナー(未帯電トナー)が付着し易くなる。その結果、この転写ベルト6の表面に逆帯電トナーが付着した状態となり、本願が問題とする転写材Pの裏汚れの原因となる。
転写ベルト6の停止後、バイアスの印加状態を維持する維持時間(図2:T4)を種々変更した場合の転写材Pにおける裏汚れ発生状態を調べた。その結果を表1に示した。
尚、バイアス電圧維持時間は、転写ベルト6の駆動が停止してからの時間を測定した。表中における「XX」は、転写材Pへのコピー再開後複数枚に裏汚れが認められたこと、「X」は、転写材Pへのコピー再開後1枚だけに裏汚れが認められたこと、「△」は、裏汚れが認められるものの殆ど目立たないこと、「○」は裏汚れが無いこと、をそれぞれ示している。
さらに、主帯電が+400V、現像バイアスの現像時が+300V、紙間が−200V、転写バイアスが定電流制御で−50μA、クリーニングバイアスが定電流制御で+10μAの条件で行った(この状態において、駆動ローラ7は電圧印加状態を保つ)。
さらに、バイアス電圧維持時間が120秒以下であれば、転写ベルト6の充分な除電を期待できると共に、このようなバイアス印加に伴う転写ベルト6の劣化を抑制することができる。
(1)上記の実施の形態では、クリーニングバイアス印加用の機構において、コピー時のクリーニングを終了した後も、駆動ローラ7への印加を維持して転写ベルト6の除電を行うようにしたが、この種、転写ベルト6を挟む構成で、別異のバイアス付与機構を備えてもかまわない。
(2)上記の実施の形態では、駆動ローラ7に転写バイアスと逆極性のバイアス電圧をかけ、この印加状態をベルトの停止後も維持してベルトの除電を行うものとしたが、クリーニング部側にある、例えば、ファーブラシに転写バイアスと同極性のバイアスをかけることで、ベルトの除電を行うようにしてもよい。
A 像形成部
B 現像部
C 転写部
D クリーニング部
P 転写材
T トナー
T’ 残留トナー
1 感光体
6 転写ベルト
14 電源装置
141a 転写ベルト除電手段
Claims (5)
- 表面に静電像が形成される像担持体を有する像形成部と、帯電したトナーで前記像担持体上の静電像を顕像化する現像部と、転写バイアスを印加して前記像担持体上のトナー像を転写ベルトにより転写材に転写する転写部と、転写後、前記転写ベルト上の残留トナーを除去するクリーニング部とを設けた画像形成装置において、
前記転写ベルトの表裏面間に亘るバイアス電圧を印加可能なバイアス印加機構を備え、
画像形成動作完了に伴う前記転写ベルトの停止後、前記バイアス印加機構によるバイアス電圧の印加状態を維持して前記転写ベルトを除電する転写ベルト除電手段を備えた画像形成装置。 - 前記転写ベルトの停止後、前記バイアス印加機構による前記バイアス電圧の印加状態を維持する維持時間が、1秒以上に設定されている請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記転写ベルトの回転と同期して回転する導電性部材が前記転写ベルトを介して前記クリーニング部に対向配置して構成され、
前記バイアス印加機構が、前記導電性部材と前記クリーニング部との間に前記バイアス電圧を印加する印加機構で、画像形成動作時に、クリーニング用のバイアス電圧を印加する請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - 前記バイアス印加機構が、前記クリーニング部に対して、前記転写バイアスと同極性のバイアス電圧を印加する請求項3記載の画像形成装置。
- 前記バイアス印加機構が、前記導電性部材に対して、前記転写バイアスと逆極性のバイアス電圧を印加する請求項3記載の画像形成装置。
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2003
- 2003-12-26 JP JP2003433557A patent/JP2005189687A/ja active Pending
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