JP2005157322A - 駆動回路、表示装置と駆動方法、制御方法、及び駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 TFTを用いた駆動回路を備えた表示装置において、十分な輝度のDレンジを確保し、良好な階調性、高コントラストの画像表示を実現する。
【解決手段】 データ線11毎に電流設定回路1を配置し、ブランキング期間において、非表示の映像電流より補正電流を設定し、該補正電流により表示にかかる映像電流を補正し、黒表示におけるEL素子への電流の供給を0とし、また、電圧電流変換回路のトランジスタの自己放電によって該トランジスタのしきい値リセットを行った後に印加する黒表示に対応する映像信号の電位とトランジスタのソース電位との電位差の絶対値を、しきい値リセット時の映像信号の電位とトランジスタのソース電位との電位差の絶対値よりも小さくする。
【選択図】 図1
【解決手段】 データ線11毎に電流設定回路1を配置し、ブランキング期間において、非表示の映像電流より補正電流を設定し、該補正電流により表示にかかる映像電流を補正し、黒表示におけるEL素子への電流の供給を0とし、また、電圧電流変換回路のトランジスタの自己放電によって該トランジスタのしきい値リセットを行った後に印加する黒表示に対応する映像信号の電位とトランジスタのソース電位との電位差の絶対値を、しきい値リセット時の映像信号の電位とトランジスタのソース電位との電位差の絶対値よりも小さくする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、映像信号に基づいて、画像を表示する表示装置及びその駆動回路に関し、特に、該駆動回路を備え、画素が電流を注入して発光するエレクトロルミネッセンス(EL)素子を用いて構成された表示装置に関する。
EL素子や液晶素子などを用いて構成されたフラットな表示装置においては、複数行、複数列に配置した画素を、行毎に垂直走査線に、列毎にデータ線に共通に接続し、垂直走査回路より各垂直走査線を選択すると同時に、水平走査回路より各データ線に所定の表示信号を印加して、選択された該当行の画素に所定の表示を行わせるマトリクス駆動が一般的である。
例えば、特許文献1には、アクティブマトリクス駆動によるEL表示装置が開示されている。
EL素子の発光輝度は、該素子を流れる電流量によって制御される。従って、各データ線に印加される表示信号は、各画素の表示レベル(階調)に応じた正確な電流値でなければならず、また、高いコントラストを実現するためには、黒表示においてEL素子に流れる電流を0とすることが理想的である。
特許文献2には、各画素行にA、B2本の走査線を接続し、走査線Aの選択によってデータ線から取り込んだ信号電流レベルを、一端電圧レベルに変換して保持し、保持された電圧レベルに応じた電流レベルを駆動電流としてEL発光素子に供給して発光させることにより、画素毎のTFTのばらつきやリーク電流による発光輝度のばらつきを解消した表示装置が開示されている。
映像信号のレベルに応じた電流を供給対象に供給する回路において、最低レベルの映像信号が入力された場合に供給される電流の大きさを制御することが本願に係わる発明の課題である。
本願にかかわる第1の発明は、複数の画素をマトリクス配置し、各行の画素を共通に走査線に接続し、各列の画素を共通にデータ線に接続してなる画像表示部を備え、走査線を順次選択すると同時に、選択した行の各画素の表示に応じたレベルの映像電流を当該画素が接続されたデータ線に印加して表示を行う表示装置において、上記各画素を駆動するための駆動回路であって、
データ線毎に少なくとも一つの電流設定回路を接続し、該電流設定回路において、表示に関与しない期間においてデータ線に流れる電流を検出し、該検出した電流を補正電流として、表示にかかる電流がデータ線に印加されるべき期間において、上記補正電流によって補正した映像電流をデータ線に印加することを特徴とする駆動回路である。
データ線毎に少なくとも一つの電流設定回路を接続し、該電流設定回路において、表示に関与しない期間においてデータ線に流れる電流を検出し、該検出した電流を補正電流として、表示にかかる電流がデータ線に印加されるべき期間において、上記補正電流によって補正した映像電流をデータ線に印加することを特徴とする駆動回路である。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記補正電流を流すためのトランジスタを有しており、上記表示に関与しない期間において上記データ線に流れる電流によって上記補正電流を流すための上記トランジスタのゲート電圧を設定し、上記表示にかかる電流がデータ線に印加されるべき期間において、補正前の映像電流から上記トランジスタが流す補正電流を引いた電流を映像電流として流すことを特徴とする発明である。
本願に係る第3の発明は、上記第1もしくは第2の発明の駆動回路を備えた表示装置であって、各画素が、注入電流に対応して発光動作する素子を備えていることを特徴とする表示装置である。
本願に係る第4の発明は、上記第3の発明において、前記素子がエレクトロルミネッセンス素子であることを特徴とする表示装置である。
また本願に係わる第5の発明は、
制御電極と第1及び第2の主電極とを有するトランジスタを含む回路において、前記第1の主電極に流れる電流を制御する制御方法であって、
前記制御電極の電位を前記第2の主電極に印加される電位に近づけて、前記制御電極の電位と前記第2の主電極に印加される電位との電位差を前記トランジスタのしきい値電圧に接近させる第1のステップと、
前記第1のステップで設定された前記制御電極の電位に、映像信号の電位振幅に対応した電圧を加えた電位を前記制御電極の電位として設定する第2のステップと、
を有しており、
前記第2のステップにおいて前記映像信号が最低レベルである場合に前記制御電極の電位として設定される電位と、前記第2のステップにおいて前記第2の主電極に与えられる電位との差の絶対値は、前記第1のステップで設定された前記制御電極の電位と、前記第2のステップにおいて前記第2の主電極に与えられる電位との差の絶対値よりも小さいことを特徴とする制御方法の発明である。
制御電極と第1及び第2の主電極とを有するトランジスタを含む回路において、前記第1の主電極に流れる電流を制御する制御方法であって、
前記制御電極の電位を前記第2の主電極に印加される電位に近づけて、前記制御電極の電位と前記第2の主電極に印加される電位との電位差を前記トランジスタのしきい値電圧に接近させる第1のステップと、
前記第1のステップで設定された前記制御電極の電位に、映像信号の電位振幅に対応した電圧を加えた電位を前記制御電極の電位として設定する第2のステップと、
を有しており、
前記第2のステップにおいて前記映像信号が最低レベルである場合に前記制御電極の電位として設定される電位と、前記第2のステップにおいて前記第2の主電極に与えられる電位との差の絶対値は、前記第1のステップで設定された前記制御電極の電位と、前記第2のステップにおいて前記第2の主電極に与えられる電位との差の絶対値よりも小さいことを特徴とする制御方法の発明である。
また第6の発明は、上記第5の発明において、前記第1のステップでは、前記第1の主電極と前記制御電極とを接続状態にすることで、前記制御電極の電位を前記第2の主電極に印加される電位に近づけることを要件とする発明である。
また第7の発明は、
制御電極と第1及び第2の主電極とを有するトランジスタを含む回路において、前記第1の主電極に流れる電流を制御する制御方法であって、
前記制御電極と前記第1の主電極とを接続状態にすることで、前記制御電極の電位を前記第2の主電極に印加される電位に近づける第1のステップと、
前記第1のステップで設定された前記制御電極の電位に、映像信号の電位振幅に対応した電圧を加えた電位を前記制御電極の電位として設定する第2のステップと、
を有しており、
前記第2のステップにおいて前記映像信号が最低レベルである場合に前記制御電極の電位として設定される電位と、前記第2のステップにおいて前記第2の主電極に与えられる電位との差の絶対値は、前記第1のステップで設定された前記制御電極の電位と、前記第2のステップにおいて前記第2の主電極に与えられる電位との差の絶対値よりも小さいことを特徴とする制御方法の発明である。
制御電極と第1及び第2の主電極とを有するトランジスタを含む回路において、前記第1の主電極に流れる電流を制御する制御方法であって、
前記制御電極と前記第1の主電極とを接続状態にすることで、前記制御電極の電位を前記第2の主電極に印加される電位に近づける第1のステップと、
前記第1のステップで設定された前記制御電極の電位に、映像信号の電位振幅に対応した電圧を加えた電位を前記制御電極の電位として設定する第2のステップと、
を有しており、
前記第2のステップにおいて前記映像信号が最低レベルである場合に前記制御電極の電位として設定される電位と、前記第2のステップにおいて前記第2の主電極に与えられる電位との差の絶対値は、前記第1のステップで設定された前記制御電極の電位と、前記第2のステップにおいて前記第2の主電極に与えられる電位との差の絶対値よりも小さいことを特徴とする制御方法の発明である。
なお、本願において、映像信号の電位振幅とは、映像信号の基準電位と変調電位との間の電位差のことを言う。変調電位は最低レベルから最高レベルまでの範囲の電位に設定された電位である。最低レベルの方が最高レベルよりも低電位である場合もあり、また逆の場合もある。最低レベルは以下の詳細な説明でいういわゆる黒レベルに相当する。黒レベルといっても、本願発明の適用対象がモノクロ表示のための映像信号を用いる構成に限られることを意味するものではない。映像信号が最低レベルである、とは、映像信号の変調電位が、該変調電位がとり得る最低の電位であることをいう。以下の詳細な説明ではブランキングレベルが映像信号の基準電位に相当する。
また第8の発明は、上記第5乃至第7のいずれかにおいて、前記第1のステップの前に、前記制御電極の電位を前記第1のステップで設定される前記制御電極の電位よりも前記第2の主電極に印加される電位との間の電位差が大きい電位に設定するステップを有することを要件とする発明である。
また第9の発明は、上記第5乃至第8の発明のいずれかにおいて、前記第1の主電極には、前記電流を流す対象物が接続されることを要件とする発明である。具体的には電流を流す対象物とは、駆動対象の素子が接続される配線を挙げることができる。更に前記トランジスタと該対象物との間に、該トランジスタと該対象物との間の接続関係を制御するためのスイッチを設けてもよい。前記第1のステップ及びもしくは第2のステップを実行している間は、前記トランジスタと前記対象物の間を非接続状態にしておくことで適切な設定がされていない状態で対象物に電流が流れることを抑制することができる。
また第10の発明は、上記第5乃至第9の発明において、前記第1のステップにおいては、前記制御電極には容量を介して前記映像信号の入力部が接続されることを要件とする発明である。容量を介していることで、映像信号の電位がそのまま制御電極の電位として設定されることを回避することができる。また、第1のステップで設定された制御電極の電位と映像信号の電位との相対的な電位差を、容量によって保持することが可能となる。第1のステップにおいては前記映像信号は基準電位としておく構成を特に好適に採用できる。
また第11の発明は、上記第10の発明において、前記第2のステップにおいては、前記制御電極には容量を介して前記映像信号の入力部が接続され、
前記最低レベルの前記映像信号の電位は、前記第1のステップにおける前記映像信号の電位よりも前記第2のステップにおける前記第2の主電極に与えられる電位に近いことを要件とする発明である。
前記最低レベルの前記映像信号の電位は、前記第1のステップにおける前記映像信号の電位よりも前記第2のステップにおける前記第2の主電極に与えられる電位に近いことを要件とする発明である。
特に好適には、第1のステップにおいては映像信号を基準電位としておき、第2のステップにおける映像信号の変調電位と基準電位との電位差(映像信号の電位振幅に相当)に対応した電圧(容量を介して映像信号の入力部が制御電極に接続されるため、変調電位と基準電位との電位差と同じ電圧になるわけではない)が第1のステップにおいて設定された制御電極の電位に加えられるようにするとよい。
また第12の発明は、上記第5乃至第11の発明において、前記トランジスタがFETであり、前記制御電極は該FETのゲートであることを要件とする発明である。また前記トランジスタが薄膜トランジスタ(TFT)である構成を好適に採用できる。
また第13の発明は、
表示素子が配線に接続された表示装置を駆動する駆動方法であって、
上記第5乃至第12のいずれかの発明の制御方法によって制御された電流を前記配線に流すステップを有することを特徴とする表示装置の駆動方法の発明である。
表示素子が配線に接続された表示装置を駆動する駆動方法であって、
上記第5乃至第12のいずれかの発明の制御方法によって制御された電流を前記配線に流すステップを有することを特徴とする表示装置の駆動方法の発明である。
また第14の発明は、
制御電極と第1及び第2の主電極とを有するトランジスタ、
前記制御電極と前記第1の主電極との間の接続を制御する第1のスイッチ、及び、
前記制御電極に接続される容量、
を有しており、映像信号の電位に応じた大きさの電流を前記トランジスタの前記第1の主電極に流す電流信号出力回路と、
前記映像信号を供給する映像信号供給回路と、
前記第1のスイッチを制御する制御信号を供給する制御回路と、
を有しており、
前記制御電極には前記容量を介して前記制御回路が供給する前記映像信号の入力部が接続され、前記第2の主電極には所定の電位が供給されるように構成されており、
前記制御回路は、前記制御電極と前記第1の主電極との間を接続している状態から遮断している状態に切り替えるように前記第1のスイッチを制御する制御信号を、基準となる電位の前記映像信号が前記入力部に供給されている期間に前記第1のスイッチに供給するものであり、
前記映像信号供給回路は、前記第1のスイッチが前記制御電極と前記第1の主電極との間を遮断している状態のときに、映像表示に係わる変調電位を有する映像信号を供給するものであり、かつ、前記映像表示にかかわる変調電位の最低レベルの電位と前記第2の主電極に供給される前記所定の電位との電位差の絶対値は、前記基準となる電位と前記第2の主電極に供給される前記所定の電位との電位差の絶対値よりも小さいものである、
ことを特徴とする駆動装置の発明である。
制御電極と第1及び第2の主電極とを有するトランジスタ、
前記制御電極と前記第1の主電極との間の接続を制御する第1のスイッチ、及び、
前記制御電極に接続される容量、
を有しており、映像信号の電位に応じた大きさの電流を前記トランジスタの前記第1の主電極に流す電流信号出力回路と、
前記映像信号を供給する映像信号供給回路と、
前記第1のスイッチを制御する制御信号を供給する制御回路と、
を有しており、
前記制御電極には前記容量を介して前記制御回路が供給する前記映像信号の入力部が接続され、前記第2の主電極には所定の電位が供給されるように構成されており、
前記制御回路は、前記制御電極と前記第1の主電極との間を接続している状態から遮断している状態に切り替えるように前記第1のスイッチを制御する制御信号を、基準となる電位の前記映像信号が前記入力部に供給されている期間に前記第1のスイッチに供給するものであり、
前記映像信号供給回路は、前記第1のスイッチが前記制御電極と前記第1の主電極との間を遮断している状態のときに、映像表示に係わる変調電位を有する映像信号を供給するものであり、かつ、前記映像表示にかかわる変調電位の最低レベルの電位と前記第2の主電極に供給される前記所定の電位との電位差の絶対値は、前記基準となる電位と前記第2の主電極に供給される前記所定の電位との電位差の絶対値よりも小さいものである、
ことを特徴とする駆動装置の発明である。
また第15の発明は、上記第14の発明において、更に、前記容量を介さずに前記制御電極の電位を前記第2の主電極に供給される電位から遠ざけるための充電経路を有することを要件とする発明である。具体的には、この充電経路は、電源電位(以下の詳細な説明におけるVcc)を供給する経路と、その経路上に設けられたスイッチ(以下の詳細な説明におけるトランジスタM4,M10)に相当する。
また第16の発明は、上記第14もしくは第15の発明において、前記第1の主電極には、前記電流を流す対象物が接続されることを要件とする発明である。
また第17の発明は、
表示装置であって、
上記第14乃至第16のいずれかの発明の駆動装置と、
前記第1の主電極に接続される配線と、
該配線に接続される表示素子と、
を有する表示装置の発明である。
表示装置であって、
上記第14乃至第16のいずれかの発明の駆動装置と、
前記第1の主電極に接続される配線と、
該配線に接続される表示素子と、
を有する表示装置の発明である。
本発明の駆動回路によれば、表示装置において、良好な階調表示が実現する。
図1に、本発明の駆動回路を用いたEL表示装置の一実施形態の表示パネルのブロック図を示す。本表示装置は、該表示パネルの外部に、該表示パネルに入力する、列走査制御信号、行走査制御信号、水平同期信号といった駆動回路の各スイッチを制御するための制御信号を供給する制御回路と、映像信号Videoを供給する供給回路を含む制御装置1001を備えている。尚、前記したように、当該制御装置は駆動電圧が低く、安価な回路から構成されている。
図中、1は電流設定回路、2は画素、3は列制御回路、4はシフトレジスタ、4aはレジスタ、4bはサンプリング信号発生回路、5、5’はシフトレジスタ、6、7はゲート回路、8〜10は入力回路、11はデータ線、12、12’は走査線、21は画像表示部、22は駆動回路である。
本願に係わる発明の一つの実施形態は、電流信号を出力する回路である列制御回路3が発生した電流信号の大きさと、表示素子であるEL素子及び画素回路が接続される配線であるデータ配線11に流れる電流の大きさとを、電流設定回路1を用いて異ならしめ、それによって表示素子であるEL素子及び画素回路が接続される配線であるデータ配線11に流れる電流の大きさが適切な値になるようにする形態である。
本願に係わる他の発明の一つの実施形態は、電流信号を出力する回路である列制御回路3が発生する電流信号そのものの大きさを、映像信号の基準電位と映像信号の黒レベルとを異ならせることで適切な値にする形態である。この形態においては電流設定回路1は必要としない。
なおこれらの形態は組み合わせて用いることもできる。
まずは、電流設定回路1を用いる形態について説明する。
図1の表示パネルにおいて、画像表示部21は複数の画素2を複数行、複数列に配置し、各行の画素2を共通に走査線12に接続し、各列の画素2を共通にデータ線11に接続している。尚、行方向にR(赤)、G(緑)、B(青)をそれぞれ発光するEL素子を備えた3個の画素2を一組として、画像の最小表示単位とする。
入力された映像情報VIDは、映像信号Videoと基準信号REFからなり、RGBの情報を備えており、画素列の表示色に応じた色の情報が列制御回路3に入力される。映像信号Videoはブランキングレベルを基準電位とし、最低レベルに対応する輝度0から最高レベルまでの範囲で所望の階調を実現するための変調電位を有している。列制御信号HSはクロック信号と走査開始信号からなり、入力回路8においてレベル変換された後、各画素列に対応して配置されたシフトレジスタ4のレジスタ4aに入力される。
水平同期信号HDは、入力回路10においてレベル変換された後、ゲート回路6、7に入力され、各ゲート回路6、7よりそれぞれ制御信号が出力され、列制御回路3とサンプリング信号発生回路4bに入力される。
レジスタ4aは、入力された列制御信号HSによりシフトパルスを出力し、後段のサンプリング信号発生回路4bは入力されたシフトパルスと制御信号によりサンプリング信号を発生する。サンプリング信号発生回路4bから出力されたサンプリング信号は、各画素列に対応して配置された列制御回路3に入力される。
列制御回路3においては、入力された制御信号及びサンプリング信号により、映像情報VIDより所定の画素2の映像電流i(data)をサンプルホールドし、データ線11毎に配置させた電流設定回路1に供給する。
行制御信号VSはクロック信号と行走査開始信号とからなり、入力回路9においてレベル変換された後、シフトレジスタ群の1段目に送られるが、本実施形態においては、電流設定回路1に行制御信号VSを送るためのシフトレジスタ5’が、1行目の画素行に対応するシフトレジスタ5の前段に配置されているため、レベル変換された行制御信号VSはシフトレジスタ5’に入力される。行制御信号VSが入力されたシフトレジスタ群においては、シフトレジスタ5’より走査線12’に電流設定制御信号が出力され、次いで後段以降のシフトレジスタ5より順次走査信号が走査線12に出力される。
本実施形態の特徴は、データ線11毎に電流設定回路1を配置し、各データ線11に印加される映像電流i(data)を補正することにある。図2、図3に本発明で用いられる電流設定回路1の構成例を示す。図中、P1、P2、及び、Zはシフトレジスタ5’より出力された電流設定制御信号に含まれる制御信号である。また、i(data)1は前段の列制御回路3において映像信号Videoよりサンプルホールドされた映像電流であり、i(data)2は当該回路から出力される映像電流である。i(Z)は補正電流である。M1〜M5はトランジスタであり、図2において、M1〜M3はp型、M4、M5はn型、図3において、M1、M2、M4がp型、M3、M5がn型である。C1は容量、VCCは電源である。
図4に上記回路の動作のタイミングチャートを示す。
図2の回路において、時刻t0において、P1=H、P2=L、Z=Lとなると、M3、M4が同時にオンとなり、M5はオフとなる。M4、M3には当該時刻における映像電流i(data)1としてI(Z)が流れ、M1、M2のゲート容量、容量C1が該I(Z)のレベルに応じて充電され、所定の電圧となる。時刻t1になる前に、P2=Hとなり、M3がオフとなると、M1、M2のゲート電圧が固定され、時刻t1おいて、P1=L、Z=Hとなると、M4がオフ、M5がオンとなり、時刻t1以降保持されるM1のゲート電圧によって、補正電流i(Z)としてプルアップ電流I(Z)がデータ線11に供給される。
図3の回路においても、基本的な動作は図2と同様であり、時刻t0において、P1=H、P2=L、Z=Lとなると、M2、M3が同時にオンとなり、M4、M5はオフとなる。M4、M3にはI(Z)が流れ、M1のゲート容量、容量C1が該I(Z)のレベルに応じて充電され、所定の電圧となる。時刻t1になる前に、P2=Hとなり、M2がオフとなると、M1のゲート電圧が固定され、時刻t1おいて、P1=L、Z=Hとなると、M3がオフ、M4、M5がオンとなり、時刻t1以降保持されるM1のゲート電圧によって、プルアップ電流I(Z)がデータ線11に供給される。
映像信号Videoには、表示に関与する非表示データと、表示に関与する表示データとが含まれる。図4において、〜t1はブランキング期間であり、当該期間に列制御回路3より出力される映像電流i(data)1は、表示にかかわらない電流I(Z)である。時刻t1以降は、各行の画素の表示データに対応した値を有する電流が出力される。t1〜t2、t2〜t3、t3〜t4…においてはそれぞれ、1行目、2行目、3行目…の画素21に対応する表示データに対応する電流I(1)、I(2)、I(3)…が出力される。尚、I(3)は黒表示の表示データに対応する電流である。
図4(a)において、黒レベルに相当する電流I(3)は0にすることが望ましく、後述する他の実施形態によるとこれを0にすることが可能であるが、この実施形態においては、列制御回路3に含まれる電圧電流変換回路の特性上、0にできない。そのため、列制御回路3から出力される映像電流i(data)1をそのままデータ線11に印加すると、期間t3〜t4の黒表示のI(3)を0とすることができず、該当画素のEL素子を完全に消灯することができない。そのため、表示画像の黒レベルの輝度が上昇してしまい、表示画像のDレンジが確保できない。
本実施形態においては、図2、図3に例示したような電流設定回路1を配置させ、図4(a)に示すように、ブランキング期間中のt0〜t1において、該電流設定回路1において非表示データに対応する電流I(Z)を電流プログラミングすることにより、補正電流i(Z)がI(Z)に設定され、時刻t1以降、該補正電流I(Z)がデータ線11に供給される。その結果、該電流設定回路1からデータ線11に出力される映像電流i(data)2は、t0〜t1の期間を除いて、列制御回路3から出力された映像電流i(data)1からI(Z)を差し引いた電流となる。そのため、t3〜t4期間の黒表示の映像電流i(data)2を0、或いは著しく0に近づけることができ、表示画像のDレンジを向上させることができる。
図4(b)は、予め、ブランキング期間における非表示データのレベルを黒表示の表示データのレベルよりも高く設定した場合であり、この場合、t0〜t1で設定される補正電流I(Z)も同様に高くなり、黒表示の映像電流I(3)よりも高くなるため、t3〜t4期間の映像電流i(data)2はプルアップ電流となる。その結果、黒表示の画素2のEL素子への電流の供給を確実に遮断することができる。電流設定回路1における電流プログラミング動作は、補正電流I(Z)を正確に駆動電流として取り出す事ができない場合があり、補正電流I(Z)が誤差を生じる場合がある。図4(b)の如く、I(Z)を高く設定することにより、誤差が生じた場合でも黒表示の画素2のEL素子への電流の供給を0とすることができる。
この実施形態では以上の電流設定回路1を用いており、映像信号のレベルに応じた値の電流を出力する回路である列制御回路からの出力そのものを調整する必要はないため、映像信号Videoの振幅を黒表示実現のため増加させる必要はない。また、電流設定回路1は、後述する画素2の回路構成とほぼ等しい、簡単且つ小規模な構成であるため、表示パネルの大型化は軽微である。
列制御回路3としては、従来用いられていた回路構成では、当該回路に含まれる電圧電流回路が、トランジスタのしきい値電圧Vthのばらつきが大きいTFTで構成されているため、安定な電流変換動作が困難である。本発明においては、列制御回路3として、図5に示す回路構成が好ましく用いられる。
図5において、P3〜P8は制御信号であり、SPa、SPbはサンプリング信号、M1〜M12はトランジスタであり、M5とM11はp型、これら以外はn型である。また、C1〜C4は容量、VCCは電源である。尚、以下の説明において、トランジスタの2つの主電極であるソース、ドレイン、及び制御電極であるゲートをそれぞれ、/S、/D、/Gと記載する。
各データ配線に対応する列制御回路3は、それぞれ点順次の入力映像信号を電流信号に変換し各列制御回路3から同時に出力する構成を採用しているため、2系統の電圧電流変換回路を有している。具体的には図5の回路においては、トランジスタM1からM6及び容量C1,C2で構成される第1の電圧電流変換回路と、トランジスタM7からM12及び容量C3,C4で構成される第2の電圧電流変換回路を有している。
図5の回路においては、映像信号VideoはM1/S及びM7/Sに入力され、サンプリング信号SPa、SPbはそれぞれM1/G、M7/Gに入力される。M1/Dは容量C1の一端に接続され、容量C1の他端は一端が接地された容量C2の他端とM3/Gに接続され、M3/Sは接地されている。M3/D及びM3/GはM2/D及びM2/Sに接続され、M2/GにはP3が入力される。M3/DはM4/Sと接続され、M4/DはM5/Dに接続され、M5/SはVCCに接続され、M5/DとM5/Gは短絡されている。M4/GにはP4が入力される。さらに、M3/DにはM6/Sが接続され、M6/Dは映像電流i(data)端子に接続され、M6/GにはP5が入力される。
一方、M7/Dは容量C3の一端に接続され、容量C3の他端は一端が接地されたC4の他端とM9/Gに接続され、M9/Sは接地されている。M9/D及びM9/GはM8/D及びM8/Sに接続され、M8/GにはP6が入力される。M9/DはM10/Sと接続され、M10/DはM11/Dに接続され、M11/SはVCCに接続され、M11/DとM11/Gは短絡されている。M10/GにはP7が入力される。さらに、M9/DはM12/Sに接続され、M12/Dは映像電流i(data)端子に接続され、M12/GにはP8が入力される。また、各トランジスタのゲートサイズ(幅:W、長さ:L)及び容量は、M1=M7、M2=M8、M3=M9、M4=M10、M5=M11、M6=M12、C1=C3、C2=C4の関係にある。
第1の電圧電流変換回路と第2の電圧電流変換回路は交互に動作させることを除くと共通の動作を行うので、第1の電圧電流変換回路を例に挙げて各構成要素の主要な機能について説明する。
トランジスタM3はその制御電極であるゲートに設定された電位に応じた電流を第1の主電極であるドレインに流すトランジスタである。第1の主電極には、スイッチであるトランジスタM6を介してデータ線が接続されており、トランジスタM3のゲート電位に応じた電流がデータ線に流れる。
トランジスタM2はトランジスタM3の制御電極であるゲートと第1の主電極であるドレインとの接続関係を制御するスイッチであり、VCCからの充電経路であるトランジスタM4、M5を介して充電されたトランジスタM3のゲート電位を、トランジスタM3のゲートとドレインとを接続することで、トランジスタM3の第2の主電極であるソースに供給される電位(ここではグランド)に近づける。これによってM3のゲート電位とソース電位とがトランジスタM3のしきい値電圧に近づいていく。その後、トランジスタM2を非接続状態にする。
このとき、映像信号Videoの入力部とトランジスタM3の制御電極との接続関係を制御するスイッチであるトランジスタM1は接続状態になっており、映像信号は基準電位であるブランキングレベルになっている。
その後、必要な変調電位を有する映像信号が入力されると、基準電位であるブランキングレベルと変調電位との電位差に対応する電圧が、トランジスタM3のゲート電位に加えられる。これによって変調電位に対応するトランジスタM3のゲート電位が設定される。
図5の回路の動作のタイミングチャートを図6に示す。図中、M3/G、M9/Gはそれぞれ、M3、M9のゲート電圧を示す。図6は、2行分の映像信号にかかる動作を示したものである。
時刻t1直前
SPa=L、SPb=L、
P3=L、P4=L、P5=H、P6=L、P7=H、P8=L
である。従って、各トランジスタは、
M1:オフ、M2:オフ、M4:オフ、M6:オン、
M7:オフ、M8:オフ、M10:オン、M12:オフ
となる。この時、M3とM9はそれぞれのゲートに付随する容量に充電された保持電圧Va1、Vb1によって電流駆動され、M3/D電流Ia1が映像電流i(data)として出力される。M9/D電流はM11/DとM11/Gに供給され、一定値になる。
SPa=L、SPb=L、
P3=L、P4=L、P5=H、P6=L、P7=H、P8=L
である。従って、各トランジスタは、
M1:オフ、M2:オフ、M4:オフ、M6:オン、
M7:オフ、M8:オフ、M10:オン、M12:オフ
となる。この時、M3とM9はそれぞれのゲートに付随する容量に充電された保持電圧Va1、Vb1によって電流駆動され、M3/D電流Ia1が映像電流i(data)として出力される。M9/D電流はM11/DとM11/Gに供給され、一定値になる。
時刻t1
SPa=H、P4=H、P5=L、P7=L、P8=Hに変化し、映像信号Videoはブランキング期間におけるブランキング信号VBLとなっている。従って、各トランジスタは、
M1:オン、M2:オフ、M4:オン、M6:オフ、
M7:オフ、M8:オフ、M10:オフ、M12:オン
となる。この時、M9/G電圧のVb1によって駆動されたM9/D電流Ib1がM3/D電流Ia1に代わって映像電流i(data)として出力されるようになる。映像電流i(data)は画像表示部21の列長を通過し、各列の多数の画素に対応するEL素子に接続するため、大きな寄生容量を駆動しなければならないため、有効電流供給遷移Ia1→Ib1に時間を要する。時刻t2になる前にP3=Hになり、M2:オンとなり、この時点から時刻t2までの短時間において、M3/GはM5によって充電される。
SPa=H、P4=H、P5=L、P7=L、P8=Hに変化し、映像信号Videoはブランキング期間におけるブランキング信号VBLとなっている。従って、各トランジスタは、
M1:オン、M2:オフ、M4:オン、M6:オフ、
M7:オフ、M8:オフ、M10:オフ、M12:オン
となる。この時、M9/G電圧のVb1によって駆動されたM9/D電流Ib1がM3/D電流Ia1に代わって映像電流i(data)として出力されるようになる。映像電流i(data)は画像表示部21の列長を通過し、各列の多数の画素に対応するEL素子に接続するため、大きな寄生容量を駆動しなければならないため、有効電流供給遷移Ia1→Ib1に時間を要する。時刻t2になる前にP3=Hになり、M2:オンとなり、この時点から時刻t2までの短時間において、M3/GはM5によって充電される。
時刻t2
P4=Lとなり、M4がオフとなるため、M3/GのM5による充電動作が停止し、このときM2は接続状態になっており、M3/Gは自身のしきい値電圧Vthに漸近するように自己放電動作を行う。
P4=Lとなり、M4がオフとなるため、M3/GのM5による充電動作が停止し、このときM2は接続状態になっており、M3/Gは自身のしきい値電圧Vthに漸近するように自己放電動作を行う。
時刻t3
SPa=Lとなり、M1がオフとなる。時刻t4になる前にP3=Lとなり、M2=オフとなって、この時点でM3の自己放電動作が終了する。この時点から時刻t4までの期間、M2及びM4はともにオフとなり、M3/D電流は急速にLレベルに変化するため、ドレイン−ゲート容量などによって、M3/Gは図6に示すように多少電圧降下を生じる。
SPa=Lとなり、M1がオフとなる。時刻t4になる前にP3=Lとなり、M2=オフとなって、この時点でM3の自己放電動作が終了する。この時点から時刻t4までの期間、M2及びM4はともにオフとなり、M3/D電流は急速にLレベルに変化するため、ドレイン−ゲート容量などによって、M3/Gは図6に示すように多少電圧降下を生じる。
時刻t4
P4=Hで、M4:オンとなるため、再びM3/D電流は上昇し、M3/Gは再び上昇してほぼ元の状態(Vrsa)に戻る。この時点でM3/Gは自身のしきい値電圧Vth近傍であるので、M3/Dはほとんど0である。
P4=Hで、M4:オンとなるため、再びM3/D電流は上昇し、M3/Gは再び上昇してほぼ元の状態(Vrsa)に戻る。この時点でM3/Gは自身のしきい値電圧Vth近傍であるので、M3/Dはほとんど0である。
〜時刻t7
時刻t4〜t7の期間中、各列に対応するサンプリング信号SPaが発生する。SPbは発生しない。時刻t5〜t6において、該当する画素列のサンプリング信号が発生して自身のしきい値電圧Vth近傍に保持されているM3/G電圧を、この時点でブランキングレベル(VBL)を基準とする映像信号レベルd1によって遷移電圧ΔV1変化させる。ΔV1は下式で概略示される。
時刻t4〜t7の期間中、各列に対応するサンプリング信号SPaが発生する。SPbは発生しない。時刻t5〜t6において、該当する画素列のサンプリング信号が発生して自身のしきい値電圧Vth近傍に保持されているM3/G電圧を、この時点でブランキングレベル(VBL)を基準とする映像信号レベルd1によって遷移電圧ΔV1変化させる。ΔV1は下式で概略示される。
ΔV1=d1×C1/(C1+C2+C(M3))
尚、C(M3)はM3/Gの入力容量を示す。
該当するSPaがLに変化すると、M1:オフとなり、M1の寄生容量動作によって多少電圧降下したVa2に変化して再びM3/G電圧は保持状態となる。
時刻t7
SPb=H、P4=L、P5=H、P7=H、P8=Lに変化し、映像信号Videoはブランキング期間におけるブランキング信号VBLとなっている。従って、各トランジスタは、
M1:オフ、M2:オフ、M4:オフ、M6:オン
M7:オン、M8:オフ、M10:オン、M12:オフ、
となる。この時、M3/G電圧のVa2によって駆動されたM3/D電流Ia2がM9/D電流Ib1に代わって映像電流i(data)として出力されるようになる。映像電流i(data)は画像表示部21の列長を通過し、各列の多数の画素に対応するEL素子に接続するため、大きな寄生容量を駆動しなければならないため、有効電流供給遷移Ib1→Ia2に時間を要する。時刻t8になる前にP6=Hになり、M8:オンとなり、この時点から時刻t8までの短時間において、M9/GはM11によって充電される。
SPb=H、P4=L、P5=H、P7=H、P8=Lに変化し、映像信号Videoはブランキング期間におけるブランキング信号VBLとなっている。従って、各トランジスタは、
M1:オフ、M2:オフ、M4:オフ、M6:オン
M7:オン、M8:オフ、M10:オン、M12:オフ、
となる。この時、M3/G電圧のVa2によって駆動されたM3/D電流Ia2がM9/D電流Ib1に代わって映像電流i(data)として出力されるようになる。映像電流i(data)は画像表示部21の列長を通過し、各列の多数の画素に対応するEL素子に接続するため、大きな寄生容量を駆動しなければならないため、有効電流供給遷移Ib1→Ia2に時間を要する。時刻t8になる前にP6=Hになり、M8:オンとなり、この時点から時刻t8までの短時間において、M9/GはM11によって充電される。
時刻t8
P7=Lとなり、M10がオフとなるため、M9/GのM11による充電動作が停止し、M9/Gは自身のしきい値電圧Vthに漸近するように自己放電動作を行う。
P7=Lとなり、M10がオフとなるため、M9/GのM11による充電動作が停止し、M9/Gは自身のしきい値電圧Vthに漸近するように自己放電動作を行う。
時刻t9
SPb=Lとなり、M7がオフとなる。時刻t10になる前にP6=Lとなり、M8=オフとなって、この時点でM9の自己放電動作が終了する。この時点から時刻t10までの期間、M8及びM10はともにオフとなり、M9/D電流は急速にLレベルに変化するため、ドレイン−ゲート容量などによって、M9/Gは図6に示すように多少電圧降下を生じる。
SPb=Lとなり、M7がオフとなる。時刻t10になる前にP6=Lとなり、M8=オフとなって、この時点でM9の自己放電動作が終了する。この時点から時刻t10までの期間、M8及びM10はともにオフとなり、M9/D電流は急速にLレベルに変化するため、ドレイン−ゲート容量などによって、M9/Gは図6に示すように多少電圧降下を生じる。
時刻t10
P5=Hで、M10:オンとなるため、再びM9/D電流は上昇し、M9/Gは再び上昇してほぼ元の状態(Vrsb)に戻る。この時点でM9/Gは自身のしきい値電圧Vth近傍であるので、M9/Dはほとんど0である。
P5=Hで、M10:オンとなるため、再びM9/D電流は上昇し、M9/Gは再び上昇してほぼ元の状態(Vrsb)に戻る。この時点でM9/Gは自身のしきい値電圧Vth近傍であるので、M9/Dはほとんど0である。
〜時刻t13
時刻t10〜t13の期間中、各列に対応するサンプリング信号SPbが発生する。SPaは発生しない。時刻t11〜t12において、該当する画素列のサンプリング信号が発生して自身のしきい値電圧Vth近傍に保持されているM9/G電圧を、この時点でブランキングレベル(VBL)を基準とする映像信号レベルd2によって遷移電圧ΔV2変化させる。ΔV2は下式で概略示される。
時刻t10〜t13の期間中、各列に対応するサンプリング信号SPbが発生する。SPaは発生しない。時刻t11〜t12において、該当する画素列のサンプリング信号が発生して自身のしきい値電圧Vth近傍に保持されているM9/G電圧を、この時点でブランキングレベル(VBL)を基準とする映像信号レベルd2によって遷移電圧ΔV2変化させる。ΔV2は下式で概略示される。
ΔV2=d2×C3/(C3+C4+C(M9))
尚、C(M9)はM9/Gの入力容量を示す。
該当するSPbがLに変化すると、M7:オフとなり、M7の寄生容量動作によって多少電圧降下したVb2に変化して再びM9/G電圧は保持状態となる。また、時刻t13直前に、映像信号VideoはブランキングレベルVBLに戻る。
以降、t13が新たなt1として、t1〜t12の動作を繰り返す。
図5の回路においては、容量C2及びC4は、M3及びM9のゲート入力容量(チャネル容量)のみで実現しても良く、この場合、容量C2及びC4は付設しなくても良い。また、図6において、P3及びP4の変化タイミングは、時刻t1、t3として、SPaと等しくしても良い。また、P6及びP7の変化タイミングは、時刻t8、t11としてSPbと等しくしても良い。図5において、P4、M4、M5及びP7、M10、M11から構成される、M3/D及びM9/Dのバイアス回路及びM3/G及びM9/Gの充電回路は無くてもかまわない。
上記回路及び動作により、映像信号Videoを線順次の映像電流i(data)に変換することができる。
図5の回路構成においては、トランジスタM1〜M12をTFTで構成した場合には、TFTのしきい値電圧Vthのばらつきにより、黒表示する際の電流を0とすることは従来困難であった。
図7に、n型トランジスタのVgs(ゲート−ソース間電圧)−Id(ドレイン電圧)特性を示した。図中、縦軸は対数軸で示されている。
図5のM3及びM9が、図6の時刻t3、t9で示されるしきい値電圧Vthリセット完了タイミングにおけるM3/G、M9/G電圧をV0とし、この時の出力電流をI0とすると、電流I0はゼロになることはできない。その理由は、M3、M9は図7中の破線で示される特性の理想トランジスタではないので、しきい値電圧Vthは明確なものではなく、サブスレッシュホールド領域〔2〕の特性を有しているからである。
本実施形態においては、電流設定回路1を用いて映像電流i(data)を補正することにより、ブランキングレベルVBLに対して映像信号Videoの最小レベルを低くしなくても、黒表示に対してデータ線11への供給電流を0或いは0近くに抑えることが可能となる。(図8(b))。また、図8(c)に示すように、電流プログラミング期間に電流設定回路1に入力される信号をブランキング信号VBLよりも大きくしておくことにより、黒表示時のデータ線11への供給電流がプルアップ電流(負電流)となり、該当画素において、EL素子への電流供給は確実に0となり、消灯される。
尚、上記実施形態においては、各データ線毎に一つの電流設定回路1を配置した構成を示したが、本発明においてはこれに限定されるものではなく、所定の補正を行うことができれば、2以上の回路を配置しても良い。また、電流設定回路1は垂直走査方向において、画像表示部21の下方外側に設置しても良く、垂直走査方向が選択可能な装置においては、画像表示部21の上下の外側に設置しても良い。
上記したように、補正された映像電流i(data)2が各データ線11に供給され、選択された画素行の画素に入力されて、各画素のEL素子が所定のレベルで発光する。
次に他の発明の実施形態を説明する。
次に他の発明の実施形態を説明する。
具体的には冒頭で述べたように上記実施形態で採用した電流設定回路1を用いなくても黒レベルの発光を抑制できる構成である。
この形態で用いる電圧電流変換回路である列制御回路3の構成は上記実施形態と同じである。違うのは、映像信号の黒レベルを基準電位であるブランキングレベルと異ならせることで、電圧電流変換回路が黒レベルの変調電位に対応して出力する電流を0に近づけている点である。具体的には、映像信号の黒レベルの電位と電圧電流変換を行うトランジスタM3、M9のソース電位との電位差の絶対値が、ブランキングレベルの電位と電圧電流変換を行うトランジスタM3、M9のソース電位との電位差の絶対値よりも小さくしている。ここでは特に、映像信号の変調電位の最低レベルを電圧電流変換回路のトランジスタM3、M9のしきい値リセット時の映像信号のレベル(基準電位であり、ここではブランキングレベルである)よりも低くすることで、映像信号の変調電位が最低レベルであったときに設定されるトランジスタM3、M9のソース−ゲート間の電圧を、しきい値リセット終了時のソース−ゲート間の電圧よりも小さくしている。
図8(a)にこの時の映像信号Videoの信号波形を示す。図中のΔVは映像信号Videoの振幅である。
以下では、上記実施形態(電流設定回路1を用いる形態、及び、映像信号の最低レベルを基準レベルよりも低くする形態)のいずれにおいても採用できる画素回路の構成を説明する。
図9、図10に画素の回路構成例を、図11に該回路の動作のタイミングチャートを示す。図中、M1〜M4はトランジスタであり、図9においてM1〜M3はp型、M4はn型である。尚、以下の説明においても、トランジスタのソース、ドレイン、ゲートはそれぞれ、/S、/D、/Gと記載する。また、図10においては、M1、M2、M4がp型、M3がn型である。さらに、C1は容量、VCCは電源、91はEL素子、P9、P10は走査信号である。当該画素はm行目の画素に相当する。
図9の回路において、時刻t0において、P9=H、P10=Lとなり、M3及びM4が共にオンとなり、データ線11に供給されたi(m)がM2に流れ、M2/Gがi(m)のレベルに応じた電圧に設定される。時刻t1において、P10=Hとなり、M3がオフとなってM2/G電圧は容量C1によって保持される。時刻t2において、P9=Lとなり、M4がオフとなってデータ線11から当該回路への電流の供給はなくなり、m+1行の画素への供給に切り換わる。同時に、M1/G電圧はC1に保持されており、VCCよりi(m)レベルの電流がEL素子91に供給され、発光を継続する。
図10の回路においては、時刻t0において、P9=H、P10=Lとなり、M2及びM3が共にオンとなり、データ線11に供給されたi(m)がM2に流れ、M1/Gがi(m)のレベルに応じた電圧に設定される。時刻t1において、P10=Hとなり、M2がオフとなってM1/G電圧は容量C1によって保持される。時刻t2において、P9=Lとなり、M3がオフとなってデータ線11から当該回路への電流の供給はなくなり、m+1行の画素への供給に切り換わる。同時に、M4がオンとなり、また、M1/G電圧はC1に保持されているため、VCCよりi(m)レベルの電流がEL素子91に供給され、発光を継続する。
本発明の駆動回路を構成するトランジスタは、通常TFTであり、上記実施形態で示したトランジスタについても、一般的にはTFTが用いられるが、TFT以外の電界効果型トランジスタを用いて構成することも可能である。
1 電流設定回路
2 画素
3 列制御回路
4 シフトレジスタ
4a レジスタ
4b サンプリング信号発生回路
5、5’ シフトレジスタ
6、7 ゲート回路
8〜10 入力回路
11 データ線
12、12’ 走査線
21 画像表示部
22 駆動回路部
91 EL素子
1001 制御装置
HD 水平同期信号
HS 列制御信号
i(data) 映像電流
M1〜M12 トランジスタ
P1〜P8 制御信号
P9、P10 走査信号
REF 基準信号
SPa、SPb サンプリング信号
VB 基準電流設定バイアス
VCC 電源
VID 映像情報
Video 映像信号
VS 行制御信号
Z 制御信号
2 画素
3 列制御回路
4 シフトレジスタ
4a レジスタ
4b サンプリング信号発生回路
5、5’ シフトレジスタ
6、7 ゲート回路
8〜10 入力回路
11 データ線
12、12’ 走査線
21 画像表示部
22 駆動回路部
91 EL素子
1001 制御装置
HD 水平同期信号
HS 列制御信号
i(data) 映像電流
M1〜M12 トランジスタ
P1〜P8 制御信号
P9、P10 走査信号
REF 基準信号
SPa、SPb サンプリング信号
VB 基準電流設定バイアス
VCC 電源
VID 映像情報
Video 映像信号
VS 行制御信号
Z 制御信号
Claims (17)
- 複数の画素をマトリクス配置し、各行の画素を共通に走査線に接続し、各列の画素を共通にデータ線に接続してなる画像表示部を備え、走査線を順次選択すると同時に、選択した行の各画素の表示に応じたレベルの映像電流を当該画素が接続されたデータ線に印加して表示を行う表示装置において、上記各画素を駆動するための駆動回路であって、
データ線毎に少なくとも一つの電流設定回路を接続し、該電流設定回路において、表示に関与しない期間においてデータ線に流れる電流を検出し、該検出した電流を補正電流として、表示にかかる電流がデータ線に印加されるべき期間において、上記補正電流によって補正した映像電流をデータ線に印加することを特徴とする駆動回路。 - 上記補正電流を流すためのトランジスタを有しており、上記表示に関与しない期間において上記データ線に流れる電流によって上記補正電流を流すための上記トランジスタのゲート電圧を設定し、上記表示にかかる電流がデータ線に印加されるべき期間において、補正前の映像電流から上記トランジスタが流す補正電流を引いた電流を映像電流として流すことを特徴とする請求項1に記載の駆動回路。
- 請求項1もしくは2に記載の駆動回路を備えた表示装置であって、各画素が、注入電流に対応して発光動作する素子を備えていることを特徴とする表示装置。
- 前記素子がエレクトロルミネッセンス素子である請求項3に記載の表示装置。
- 制御電極と第1及び第2の主電極とを有するトランジスタを含む回路において、前記第1の主電極に流れる電流を制御する制御方法であって、
前記制御電極の電位を前記第2の主電極に印加される電位に近づけて、前記制御電極の電位と前記第2の主電極に印加される電位との電位差を前記トランジスタのしきい値電圧に接近させる第1のステップと、
前記第1のステップで設定された前記制御電極の電位に、映像信号の電位振幅に対応した電圧を加えた電位を前記制御電極の電位として設定する第2のステップと、
を有しており、
前記第2のステップにおいて前記映像信号が最低レベルである場合に前記制御電極の電位として設定される電位と、前記第2のステップにおいて前記第2の主電極に与えられる電位との差の絶対値は、前記第1のステップで設定された前記制御電極の電位と、前記第2のステップにおいて前記第2の主電極に与えられる電位との差の絶対値よりも小さいことを特徴とする制御方法。 - 前記第1のステップでは、前記第1の主電極と前記制御電極とを接続状態にすることで、前記制御電極の電位を前記第2の主電極に印加される電位に近づける請求項5に記載の制御方法。
- 制御電極と第1及び第2の主電極とを有するトランジスタを含む回路において、前記第1の主電極に流れる電流を制御する制御方法であって、
前記制御電極と前記第1の主電極とを接続状態にすることで、前記制御電極の電位を前記第2の主電極に印加される電位に近づける第1のステップと、
前記第1のステップで設定された前記制御電極の電位に、映像信号の電位振幅に対応した電圧を加えた電位を前記制御電極の電位として設定する第2のステップと、
を有しており、
前記第2のステップにおいて前記映像信号が最低レベルである場合に前記制御電極の電位として設定される電位と、前記第2のステップにおいて前記第2の主電極に与えられる電位との差の絶対値は、前記第1のステップで設定された前記制御電極の電位と、前記第2のステップにおいて前記第2の主電極に与えられる電位との差の絶対値よりも小さいことを特徴とする制御方法。 - 前記第1のステップの前に、前記制御電極の電位を前記第1のステップで設定される前記制御電極の電位よりも前記第2の主電極に印加される電位との間の電位差が大きい電位に設定するステップを有する請求項5乃至7のいずれかに記載の制御方法。
- 前記第1の主電極には、前記電流を流す対象物が接続される請求項5乃至8のいずれかに記載の制御方法。
- 前記第1のステップにおいては、前記制御電極には容量を介して前記映像信号の入力部が接続される請求項5乃至9のいずれかに記載の制御方法。
- 前記第2のステップにおいては、前記制御電極には容量を介して前記映像信号の入力部が接続され、
前記最低レベルの前記映像信号の電位は、前記第1のステップにおける前記映像信号の電位よりも前記第2のステップにおける前記第2の主電極に与えられる電位に近い請求項10に記載の制御方法。 - 前記トランジスタがFETであり、前記制御電極は該FETのゲートである請求項5乃至11のいずれかに記載の制御方法。
- 表示素子が配線に接続された表示装置を駆動する駆動方法であって、
請求項5乃至12のいずれかに記載の制御方法によって制御された電流を前記配線に流すステップを有することを特徴とする表示装置の駆動方法。 - 制御電極と第1及び第2の主電極とを有するトランジスタ、
前記制御電極と前記第1の主電極との間の接続を制御する第1のスイッチ、及び、
前記制御電極に接続される容量、
を有しており、映像信号の電位に応じた大きさの電流を前記トランジスタの前記第1の主電極に流す電流信号出力回路と、
前記映像信号を供給する映像信号供給回路と、
前記第1のスイッチを制御する制御信号を供給する制御回路と、
を有しており、
前記制御電極には前記容量を介して前記制御回路が供給する前記映像信号の入力部が接続され、前記第2の主電極には所定の電位が供給されるように構成されており、
前記制御回路は、前記制御電極と前記第1の主電極との間を接続している状態から遮断している状態に切り替えるように前記第1のスイッチを制御する制御信号を、基準となる電位の前記映像信号が前記入力部に供給されている期間に前記第1のスイッチに供給するものであり、
前記映像信号供給回路は、前記第1のスイッチが前記制御電極と前記第1の主電極との間を遮断している状態のときに、映像表示に係わる変調電位を有する映像信号を供給するものであり、かつ、前記映像表示にかかわる変調電位の最低レベルの電位と前記第2の主電極に供給される前記所定の電位との電位差の絶対値は、前記基準となる電位と前記第2の主電極に供給される前記所定の電位との電位差の絶対値よりも小さいものである、
ことを特徴とする駆動装置。 - 更に、前記容量を介さずに前記制御電極の電位を前記第2の主電極に供給される電位から遠ざけるための充電経路を有する請求項14に記載の駆動装置。
- 前記第1の主電極には、前記電流を流す対象物が接続される請求項14もしくは15に記載の駆動装置。
- 表示装置であって、
請求項14乃至16のいずれかに記載された駆動装置と、
前記第1の主電極に接続される配線と、
該配線に接続される表示素子と、
を有する表示装置。
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