JP2005156485A - Coil assembly for torque sensor - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、入力トルクを一対のコイルのインピーダンス変化から検出するトルクセンサのコイル組立体に関する。 The present invention relates to a coil assembly of a torque sensor that detects an input torque from a change in impedance of a pair of coils.
トルクセンサとして、特許文献1に記載されるようなものが開発されている。
As a torque sensor, one described in
このトルクセンサは、同軸に配置された一対のシャフトをトーションバーによって連結し、トーションバーの捩れに応じた両シャフトの相対回動位置をコイルのインピーダンス変化から求める基本構成となっており、検出用のコイルはヨークブロックに囲繞されて被検出部の外周側に配置されている。前記コイルを収容したヨークブロックは同構造のものが一対設けられ、その両ヨークブロックが軸方向に直列に並べられてハウジングの凹状部内に配置されている。 This torque sensor has a basic configuration in which a pair of shafts arranged coaxially are connected by a torsion bar, and the relative rotational position of both shafts according to torsion of the torsion bar is obtained from a change in coil impedance. These coils are surrounded by a yoke block and arranged on the outer peripheral side of the detected portion. A pair of yoke blocks having the same structure is provided to accommodate the coils, and both the yoke blocks are arranged in series in the axial direction and disposed in the concave portion of the housing.
また、両ヨークブロックの間には樹脂等の絶縁材料から成るスペーサが介装され、各コイルで発生する磁界が相互に干渉しないようになっている。そして、両ヨークブロックとスペーサはコイル組立体を成し、その組立体の一端側を皿ばねで押圧した状態において前記凹状部内に位置固定されている。
このトルクセンサに採用されているコイル組付体は、両ヨークブロックの間にスペーサを完全に挟み込んだかたちで凹状部内に位置固定されるため、皿ばねの押圧荷重によってスペーサが変形し、被検出部に対するヨークブロックの軸方向の位置関係が変化するおそれがある。そして、ヨークブロックの軸方向の位置が変化すると、トルクの検出精度が低下する可能性が生じる。 The coil assembly used in this torque sensor is fixed in the concave part with the spacer completely sandwiched between both yoke blocks, so the spacer is deformed by the pressure load of the disc spring, and the object to be detected There is a possibility that the positional relationship in the axial direction of the yoke block with respect to the portion changes. And if the position of the yoke block in the axial direction changes, there is a possibility that the torque detection accuracy is lowered.
そこで本発明は、隣接したコイル相互の磁界の干渉と、ヨークブロックの軸方向の位置ずれを確実に防止できるようにして、検出精度の向上を図ることのできるトルクセンサのコイル組立体を提供しようとするものである。 Therefore, the present invention provides a torque sensor coil assembly capable of improving detection accuracy by reliably preventing magnetic field interference between adjacent coils and axial displacement of the yoke block. It is what.
上述した課題を解決するための手段として、本発明は、一対のヨークブロックが、有底円筒状の第1ヨーク部材と、この第1ヨーク部材の開口側の内周部に嵌合固定される円板状の第2ヨーク部材とから構成され、その両ヨークブロックが軸方向に押圧力を加えられた状態でハウジングの凹状部内に収容配置されるものであることを前提とし、両ヨークブロックの少なくとも一方側の第2ヨーク部材を、その上面が対応する第1ヨーク部材の開口側の端面よりも低くなるように第1ヨーク部材に嵌合し、この第2ヨーク部材が低位に配置された一方のヨークブロックの第1ヨーク部材の端面を、他方のヨークブロックの第1ヨーク部材の端面に直接当接させ、一方のヨークブロックの第2ヨーク部材と他方のヨークブロックの間に空間部を形成するようにした。 As a means for solving the above-described problems, in the present invention, a pair of yoke blocks are fitted and fixed to a bottomed cylindrical first yoke member and an inner peripheral portion on the opening side of the first yoke member. It is composed of a disk-shaped second yoke member, and the two yoke blocks are assumed to be accommodated in the concave portion of the housing in a state where a pressing force is applied in the axial direction. At least one second yoke member is fitted into the first yoke member such that the upper surface thereof is lower than the corresponding end surface of the first yoke member on the opening side, and the second yoke member is disposed at a lower position. The end face of the first yoke member of one yoke block is brought into direct contact with the end face of the first yoke member of the other yoke block, and a space is formed between the second yoke member of one yoke block and the other yoke block. form It was way.
この発明の場合、少なくとも一方の第2ヨーク部材が第1ヨーク部材の端面に対して低位に配置されて、その第2ヨーク部材と他方のヨークブロックの間に空間部が形成されるため、隣接するヨークブロックの端部側面を通して両コイルの発生磁界が相互干渉しにくくなる。また、両ヨークブロックは剛性の高い第1ヨーク部材同士が直接当接するため、押圧力が加わってもヨークブロックが軸方向に位置ずれする不具合は生じない。 In the case of this invention, at least one second yoke member is disposed at a lower position with respect to the end face of the first yoke member, and a space is formed between the second yoke member and the other yoke block. The magnetic fields generated by both coils are less likely to interfere with each other through the side surfaces of the yoke block. Further, since the first yoke members having high rigidity are in direct contact with each other in both yoke blocks, there is no problem that the yoke blocks are displaced in the axial direction even when a pressing force is applied.
また、前記空間部には、請求項2に記載のように、絶縁材料から成るスペーサを配置し、そのスペーサの軸方向の厚みを前記空間部の軸方向の高さ以下の厚みに設定するようにしても良い。
Further, as described in
この場合、絶縁材料であるスペーサによって効果的に両コイルの磁界の干渉を防止することができる。また、ヨークブロック同士を押圧する荷重はスペーサに作用しないため、スペーサの変形によってヨークブロックの位置がずれる不具合は生じない。 In this case, interference of the magnetic fields of both coils can be effectively prevented by the spacer which is an insulating material. In addition, since the load that presses the yoke blocks does not act on the spacer, there is no problem that the position of the yoke block is shifted due to the deformation of the spacer.
本発明は、少なくとも一方の第2ヨーク部材を、第1ヨーク部材の端面に対して低位に配置して、その第2ヨーク部材と他方のヨークブロックの間に空間部を形成したため、隣接するコイルで発生する磁界が相互に干渉する不具合を低減することができ、しかも、剛性の高い第1ヨーク部材同士を直接接触させたため、ヨークブロックの軸方向の位置ずれを確実に防止することができる。したがって、この発明によれば、トルクセンサの検出精度をより向上させることができる。 In the present invention, at least one second yoke member is disposed at a lower position with respect to the end surface of the first yoke member, and a space is formed between the second yoke member and the other yoke block. In addition, since the first yoke members having high rigidity are brought into direct contact with each other, the displacement of the yoke block in the axial direction can be reliably prevented. Therefore, according to the present invention, the detection accuracy of the torque sensor can be further improved.
次に、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。 Next, each embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
最初に、図1〜図6に示す第1の実施形態について説明する。この実施形態は、本発明にかかるトルクセンサのコイル組立体1を車両用パワーステアリング装置のトルク検出部に適用したものであり、パワーステアリング装置は以下のような概略構成となっている。
First, the first embodiment shown in FIGS. 1 to 6 will be described. In this embodiment, the
即ち、図2に示すように、車体に支持固定されるハウジング2にはステアリングホイール側の第1シャフト3と、転舵機構であるラック&ピニオン20に連係される第2シャフト4が夫々軸受を介して回動自在に支持されており、第1シャフト3と第2シャフト4はトーションバー5を介して連結され、両者間に作用するトルクがトーションバー5の捩れ量に変換されるようになっている。第2シャフト4には、電動モータ21の動力を受けるウォームホイール6が一体に取付けられており、電動モータ21は両シャフト3,4のトルクに応じたアシスト力を発生するようになっている。トルクセンサは、トーションバー5の捩れに伴なう第1,第2シャフト3,4の相対回動位置の変化をコイル7A,7Bのインピーダンス変化として検出するようになっている。
That is, as shown in FIG. 2, the
第1シャフト3の下端部はトーションバー5を囲繞した状態で第2シャフト4との突き合わせ部まで延び、その先端部の縮径部8が第2シャフト4の上面の凹部9に非接触状態で挿入されている。そして、第1シャフト3の縮径部8と第2シャフトの凹部9には、両シャフト3,4の相対回動を制限する図外のストッパが設けられている。
The lower end portion of the first shaft 3 extends to the abutting portion with the
また、第1,第2シャフト3,4は磁性を有する金属によって形成され、トーションバー5を囲繞する第1シャフト3の下端側外周には、全体がほぼ円筒状を呈する遮蔽部材11が取付けられている。この遮蔽部材11は、第1シャフト3の下端側外周部と共に内側の磁路を成す部材であり、アルミニウム等の非磁性でかつ導電性を有する金属材料によって形成されている。遮蔽部材11の周壁には軸方向に沿う複数のスリット(図示省略)が円周方向等間隔に形成され、隣接するスリット間の梁部が磁束の通過を遮断する遮蔽領域を成すようになっている。したがって、遮蔽部材11は磁気抵抗の大きい領域と小さい領域とを梁部とスリットによって第1シャフト3の外周側に交互に形成している。
The first and
一方、第2シャフト4の上端部には、前記第1シャフト3の下端側外周部と遮蔽部材11の外周側を非接触状態で囲繞する円筒部材13が取り付けられている。この円筒部材13は上述の遮蔽部材11と同様にアルミニウム等の非磁性でかつ導電性を有する金属材料から成り、その周壁には遮蔽部材11のスリットと同数の透過窓(図示省略)の列が上下二段に設けられている。そして、各段の透過窓は円周方向等間隔に配置され、両段の透過窓同士は周方向に相互にオフセットされている。各段の透過窓は、トーションバー5が捩られない中立位置において、遮蔽部材11のスリットに対して夫々左右で半分の面積分だけ重なり合っており、この状態からトーションバー5が捩られると、その捩れ量と方向に応じてスリットに対する重なり面積が相反して増減変化するようになっている。
On the other hand, a
また、円筒部材13の各透過窓の外周側には前記コイル7A,7Bを含む本発明にかかるコイル組立体1が非接触状態で配置されている。このコイル組立体1は、前記各コイル7A,7Bを収容した同構造の一対のヨークブロック14A,14Bが軸方向に重合され、その状態において、ハウジング2の凹状部40内に付勢手段である板ばね41で押圧されて位置固定されている。そして、各コイル7A,7Bに接続された通電ケーブル17a,17bはインピーダンス検出回路を構成する検出基盤18に接続されている。各コイル7A,7Bのインピーダンスは、前記上段と下段の透過窓の開口面積の関係から、トーションバー5が捩られると常に逆向きに同量だけ増減変化する。インピーダンス検出回路においては、両コイル7A,7Bのインピーダンスの差を求め、その差を基にして入力トルクを求めるようにしている。したがって、温度変化等の入力トルク以外の要因によるインピーダンス変化は相殺される。
Further, the
ここで、コイル組立体1の構造についてさらに説明するが、組立体1の両ヨークブロック14A,14Bとその内部の構造は両者とも同様であるため、以下では一方のヨークブロック14Bについてのみ詳細に説明するものとする。
Here, the structure of the
ヨークブロック14Bは、図1,図3に示すように、中央に貫通孔22を有する有底円筒状の第1ヨーク部材23と、その第1ヨーク部材23の開口側の内周部に圧入固定される略円板状の第2ヨーク部材24とから構成されている。第2ヨーク部材24は第1ヨーク部材23と同様に中央に貫通孔25を有し、第1,第2ヨーク部材23,24の貫通孔22,25内に前記円筒部材13等の被検出部が非接触状態で挿入配置されるようになっている。
As shown in FIGS. 1 and 3, the
一方、コイル7Bは樹脂製のボビン26の軸部外周に巻回され、このコイル7Bの巻き始め端部と巻き終わり端部がボビン26の一方のフランジ26aの外縁部において夫々通電ケーブル17a,17bに接続されている。
On the other hand, the
一方のフランジ26aの外周縁部には、略方形状の支持ブロック28が径方向外側に突出するようにして一体に形成されている。この支持ブロック28は、フランジ26aの一般部上面に対して上方に隆起し、その隆起部分には径方向に貫通する一対の挿通孔29,29(図4参照。同図には一方の挿通孔29のみ図示されている。)が並列に並んで形成され、その各挿通孔29に略L字状の接続端子33の一端が径方向内側から圧入固定されている。そして、各挿通孔29から突出した接続端子33の一端部先端には、図4に示すようにコイル7Bの巻き始めまたは巻き終わりの端部が接続され、接続端子33の他端には、図3に示すように通電ケーブル17a(または17b)が接続保持されている。通電ケーブル17a(または17b)を接続した接続端子33の他端は、図1に示すように接続端子33の一端と直線を成すように径方向外側方向に折り曲げられている。
A substantially
また、第1ヨーク部材23の開口側の端縁には、図1に示すように略長方形状の切欠き42が形成されており、第1ヨーク部材23内に前記ボビン26が収容されたところで、切欠き42を通して前記支持ブロック28が第1ヨーク部材23の外部に突出するようになっている。そして、第2ヨーク部材24は、支持ブロック28を切欠き42を通して外部に突出させた状態において、第1ヨーク部材23の開口側の端部内周に圧入固定されるが、第2ヨーク部材24は、このときその上面が第1ヨーク部材23の端面に対して設定高さAだけ低くなるように圧入される。つまり、第1ヨーク部材23は、内部にコイル7Bとボビン26を収容した状態において、その開口端が凹状に窪むかたちで第2ヨーク部材24によって蓋をされる。
Further, as shown in FIG. 1, a substantially
以上のようにコイル7A,7Bを夫々内装したヨークブロック14A,14Bは、第1ヨーク部材23の開口側端面同士を直接当接させて重ね合わされる。このとき、両ヨークブロック14A,14Bの第2ヨーク部材24は第1ヨーク部材23の端面に対して夫々高さA分だけ窪んでいるため、両ブロック14A,14Bの第2ヨーク部材24,24の間には2×Aの高さを持つ空間部43が形成される。この空間部43は両ブロック14A,14Bの第2ヨーク部材24,24同士を空間的に離間させ、両コイル7A,7Bで発生した磁界が相互に干渉するの防止する。
As described above, the yoke blocks 14A and 14B in which the
両ヨークブロック14A,14B間に形成される空間部43には、絶縁材料である樹脂によって形成された円環状のスペーサ44が収容される。このスペーサ44は、全体がほぼ円板形状に形成され、その外径が第2ヨーク部材24と同外径(第1ヨーク部材23の内径と同外径)となり、厚みBが空間部43の軸方向高さ2×Aと同じ、若しくは、その軸方向高さ2×Aよりも若干低くなるように設定されている。
An
また、スペーサ44の外周縁部には、図1及び図5,図6に示すように保持ブロック45が一体に形成されている。この保持ブロック45は、スペーサ44の円板状の本体から径方向外側に延出して両ヨークブロック14A,14Bの切欠き42内に配置される延出基部46と、この延出基部46の前端側両縁に上下に突設された係止爪47(保持部)と、前記延出基部46の先端からさらに径方向外側に延出した板状の第1絶縁壁48と、この第1絶縁壁48の中央から上下に突設された第2絶縁壁49とを備えている。係止爪47と第1,第2絶縁壁48,49はヨークブロック14A,14Bの外周面から外側に突出するように配置され、係止爪47は内向きに屈曲したフック47aを有し、そのフック47aで上下の支持ブロック28,28を抱え込むように係合保持するようになっている。また、第1絶縁壁48は上下の両支持ブロック28,28から突出した接続端子33の露出部間に配置され、両コイル7A,7Bの端子相互が接触してショートするのを防止する。第2絶縁壁49は各支持ブロック28から吐出した接続端子33,33の露出部間に配置され、各コイル7A,7Bの巻き始め側と巻き終わり側の端子がショートするのを防止する。
A holding
このコイル組立体1は、前述のようにボビン26を収容したヨークブロック14A,14Bを用意し、図1に示すように、空間部43にスペーサ44を収容するようにして両ヨークブロック14A,14Bの第1ヨーク部材23,23の端面同士が突き合わされる。このとき、両ヨークブロック14A,14Bは、第1ヨーク部材23から突出した支持ブロック28をスペーサ44の保持ブロック45部分と位置合わせしつつ組付け、保持ブロック45の係止爪47に各支持ブロック28を係止させる。係止爪47のフック47aは内向き突出しており、対面する係止爪47,47間に支持ブロック28が所定量押し込まれると、係止爪47,47の付根部側が弾性変形してワンタッチで支持ブロック28を押え込むことができる。したがって、こうして第1ヨーク部材23,23の端面同士の突き合わせを完了すると、図6に示すように、両ヨークブロック14A,14Bがスペーサ44を間に介して一体に係合されることとなる。
As described above, the
以上のように構成されたこのコイル組付体1は、ヨークブロック14Bの下面を板ばね41に押圧された状態でハウジンク2の凹状部40内に位置決め固定されるが、直列に配置されたヨークブロック14A,14Bの第2ヨーク部材24,24の間に空間部43が設けられ、その空間部43に絶縁性の樹脂によって形成されたスペーサ44が配置されているため、各ヨークブロック14A,14B内のコイル7A,7Bで発生した磁界が端面の第2ヨーク部材24部分で相互に干渉することがない。この磁界の相互干渉の回避は隣接する第2ヨーク部材24,24間の空間部43を設けただけでもある程度の効果を得ることができるが、樹脂製のスペーサ44を介装したことによってより確実なものとなっている。
The
また、このコイル組立体1においては、ヨークブロック14A,14Bの第1ヨーク部材23,23の端面同士を直接当接させているため、板ばね41の押圧力を受けても両ブロック14A,14Bの軸方向の位置関係がずれることがなく、常時トルクセンサの検出精度を高く維持することができる。特に、その実施形態においては、スペーサ44の軸方向の厚みBが両ヨークブロック14A,14B間の空間部44の軸方向高さ2×A以下になるように設定されているため、両ブロック14A,14Bの第1ヨーク部材23,23同士を確実に当接させることができる。そして、スペーサ44に板ばね41の押圧荷重が作用しないため、スペーサ44の変形を招くこともない。
Further, in this
また、このコイル組立体1の場合、スペーサ44を第2ヨーク部材24とほぼ同外径に形成したため、スペーサ44を両ヨークブロック14A,14Bの第1ヨーク部材23の内周面にガタツキなく収容することができるとう利点がある。
Further, in the case of this
ところで、このコイル組立体1においては、両ヨークブロック14A,14Bに同回転方向の磁束の流れが生じるようにコイル7A,7Bに電流を流すことが望ましい。即ち、この組立体1では、ヨークブロック14A,14Bの外周壁を成す第1ヨーク部材23,23の端面同士が直接接触しているため、このように電流を流すことによってヨークブロック14A,14B内の磁束の流れをスムーズにすることができる。
By the way, in this
尚、以上で説明した実施形態は、両ヨークブロック14A,14Bの第2ヨーク部材24を第1ヨーク部材23の端面よりも低位になるように圧入固定したが、片側のヨークブロック14B(または14A)の第2ヨーク部材24のみを低位になるように圧入するようにしても良い。また、この場合、第2ヨーク部材24を低位に圧入した側のヨークブロック14B(または14A)の第1ヨーク部材23の端面を、他方のヨークブロック14A(または14B)の第2ヨーク部材24の配置されない側の端面に当接させるようにしても良い。ただし、上記の実施形態のように両ヨークブロック14A,14Bの第2ヨーク部材24を同様に低位に圧入し、両ブロック14A,14Bの第1ヨーク部材23,23の開口側端面同士を当接させるようにした場合には、空間部43をより大きく確保することができるうえ、両ブロック14A,14Bを同一構成にすることができるという利点がある。
In the embodiment described above, the
図7は、本発明の第2の実施形態を示すものである。この実施形態のコイル組立体の基本構成は前述した第1の実施形態とほぼ同様であるが、ヨークブロック14B(14A)の端縁の円周方向相反位置(180°離間した位置)に同様の切欠き42,42が形成され、ボビン26に形成された一対の支持ブロック28,28Aがその切欠き42,42を通してブロック14B(14A)の外部に突出している点と、スペーサ144の円周方向の相反位置に一対の保持ブロック45,45Aが一体に形成されている点が大きく異なっている。
FIG. 7 shows a second embodiment of the present invention. The basic configuration of the coil assembly of this embodiment is substantially the same as that of the first embodiment described above, but is similar to the circumferential reciprocal position (position 180 ° apart) of the edge of the
ボビン26に突設される一方の支持ブロック28とスペーサ144の一方の保持ブロック45は第1の実施形態と同様のものであり、他方の支持ブロック28Aと保持ブロック45Aはヨークブロック14B(14A)とスペーサ144の係合を強固に、かつ、確実に行えるようにするために設けられたものである。また、ヨークブロック14B(14A)は磁界の通路となっているため、円周方向において均一な形状となっていることが好ましいが、この実施形態においては、円周方向に等間隔(180°毎)に切欠き42,42が設けられているため、切欠きが一つだけ設けられたものに比べてヨークブロック内に流れる次回をバランスさせることができる。即ち、他方の支持ブロック28Aは接続端子33等を支持する機能は持たないが、一方のものとほぼ同外形の直方体状に形成されており、他方の保持ブロック45Aには支持ブロック28Aを係止する一方の保持ブロック45と同様の係止爪47が形成されている。そして、ヨークブロック14B(14A)とスペーサ144を組付ける際には、両支持ブロック28,28Aが円周方向の相反位置で保持ブロック45,45Aの係止爪47によって同様に係止される。
One
また、図8は、本発明の第3の実施形態を示すものである。この実施形態のコイル組立体はスペーサ244の保持ブロック245の先端側両側部に保護壁50が一体に形成されている点が第1の実施形態のものと異なっている。保護壁50は保持ブロック245の第1絶縁壁48の両側部に隣接する係止爪47とほぼ同高さまで延出し、第1絶縁壁48上に配置される接続端子33の側方をほぼ完全に覆うようになっている。
FIG. 8 shows a third embodiment of the present invention. The coil assembly of this embodiment is different from that of the first embodiment in that
したがって、このコイル組立体において、組付やメンテナンスの作業時に、接続端子33の露出部分が作業者の手や他の部材に接触するのを保護壁50によって阻止することができる。
Therefore, in this coil assembly, the
次に、上記の実施形態から把握し得る請求項に記載以外の発明について、以下にその作用効果と共に記載する。 Next, inventions other than those described in the claims that can be grasped from the above-described embodiment will be described together with the effects thereof.
(イ) 両ヨークブロックの第2ヨーク部材を、その上面が第1ヨーク部材の開口側の端面よりも低くなるように第1ヨーク部材に嵌合し、両ヨークブロックの第1ヨーク部材の開口側端面同士を直接当接させ、両ヨークブロックの第2ヨーク部材の間に空間部を形成したことを特徴とする請求項1または2に記載のトルクセンサのコイル組立体。
(A) The second yoke members of both yoke blocks are fitted to the first yoke member so that the upper surface thereof is lower than the end surface on the opening side of the first yoke member, and the openings of the first yoke members of both yoke blocks are fitted. 3. The torque sensor coil assembly according to
この場合、空間部の軸方向の高さを大きく確保することができるため、両コイルの磁界の相互干渉をより効果的に低減することが可能となる。また、両ヨークブロックを同形状とすることができるため、両ヨークブロックで同じ構成部品を共用することが可能になる。したがって、製造コストの低減を図ることができる。 In this case, since the height of the space portion in the axial direction can be ensured, it is possible to more effectively reduce the mutual interference between the magnetic fields of both coils. Moreover, since both yoke blocks can be made into the same shape, it becomes possible to share the same component in both yoke blocks. Therefore, the manufacturing cost can be reduced.
(ロ) 両ヨークブロックに、コイルを巻回したボビンをコイルと共に収容し、コイルの端部と通電用ケーブルを接続する接続端子を係合支持する支持ブロックを前記ボビンに一体に設け、前記両ヨークブロックの第1ヨーク部材の端縁に前記各支持ブロックを径方向外側に突出させる切欠きを設け、前記スペーサに、切欠きを通して突出した両支持ブロックを保持する保持部を一体に形成したことを特徴とする請求項2、前記(イ)のいずれかに記載のトルクセンサのコイル組立体。
(B) A bobbin around which the coil is wound is accommodated in both yoke blocks together with the coil, and a support block that engages and supports a connection terminal that connects the coil end and the energization cable is provided integrally with the bobbin. A notch for projecting each support block radially outward is provided at the edge of the first yoke member of the yoke block, and a holding portion for holding both support blocks projecting through the notch is formed integrally with the spacer. The coil assembly for a torque sensor according to
この場合、両ヨークブロックから径方向外側に突出した支持ブロックをスペーサの保持部に保持させることができるため、両ヨークブロックをスペーサを通して一体化して、その状態でハウジングに容易に組付けることができる。 In this case, since the support block protruding radially outward from both yoke blocks can be held by the holding portion of the spacer, both yoke blocks can be integrated through the spacer and easily assembled to the housing in that state. .
(ハ) 前記スペーサに、各支持ブロックから露出した両ヨークブロックの接続端子相互を分離させる絶縁壁を一体に形成したことを特徴とする前記(ロ)に記載のトルクセンサのコイル組立体。 (C) The torque sensor coil assembly according to (b), wherein the spacer is integrally formed with an insulating wall that separates the connection terminals of both yoke blocks exposed from the support blocks.
この場合、両ヨークブロックの接続端子が直接接触することによるショートをスペーサの絶縁壁によって確実に防止することができる。 In this case, a short circuit due to direct contact between the connection terminals of both yoke blocks can be reliably prevented by the insulating walls of the spacer.
(ニ) 前記スペーサに、支持ブロックから露出したコイル両端の接続端子相互を分離させる絶縁壁を一体に形成したことを特徴とする前記(ロ)または(ハ)に記載のトルクセンサのコイル組立体。 (D) The torque sensor coil assembly according to (b) or (c) above, wherein the spacer is integrally formed with an insulating wall that separates connection terminals at both ends of the coil exposed from the support block. .
この場合、コイル両端の接続端子が相互に接触することによるショートをスペーサの絶縁壁によって確実に防止することができる。 In this case, it is possible to reliably prevent a short circuit due to the connection terminals on both ends of the coil coming into contact with each other by the insulating walls of the spacer.
(ホ) 前記スペーサに、支持ブロックから露出した接続端子の側方を覆う保護壁を一体に形成したことを特徴とする前記(ロ)〜(ニ)のいずれかに記載のトルクセンサのコイル組立体。 (E) A coil set for a torque sensor according to any one of (b) to (d) above, wherein a protective wall that covers the side of the connection terminal exposed from the support block is formed integrally with the spacer. Solid.
この場合、接続端子の側方がスペーサの保護壁によって覆われるため、組付けやメンテナンスの作業中に接続端子に作業者の手や工具が触れる不具合を無くすことができる。 In this case, since the side of the connection terminal is covered with the protective wall of the spacer, it is possible to eliminate the problem that the operator's hand or tool touches the connection terminal during assembly or maintenance work.
(ヘ) 前記スペーサを、第2ヨーク部材とほぼ同外径に形成したことを特徴とする請求項2に記載のトルクセンサのコイル組立体。
(F) The coil assembly of the torque sensor according to
この場合、スペーサが第1ヨーク部材の内周面に圧入されることとなるため、両ヨークブロックに対するスペーサのずれやガタ付きを確実に無くすことができる。 In this case, since the spacer is press-fitted into the inner peripheral surface of the first yoke member, it is possible to reliably eliminate the displacement and backlash of the spacer with respect to both yoke blocks.
(ト) 前記両ヨークブロックに、同回転方向に磁束が流れるように各コイルに電流を流すことを特徴とする請求項1,2、前記(イ)〜(ニ)のいずれかに記載のトルクセンサのコイル組立体。
(G) The torque according to any one of
この場合、両ヨークブロックの外周側を流れる磁束が同方向となるため、両ヨークブロックでの磁束の流れがスムーズになる。 In this case, since the magnetic fluxes flowing on the outer peripheral sides of both yoke blocks are in the same direction, the flow of magnetic flux in both yoke blocks becomes smooth.
1…コイル組立体
7A,7B…コイル
14A,14B…ヨークブロック
23…第1ヨーク部材
24…第2ヨーク部材
43…空間部
44,144,244…スペーサ
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記両ヨークブロックが有底円筒状の第1ヨーク部材と、この第1ヨーク部材の開口側の内周部に嵌合固定される略円板状の第2ヨーク部材とから構成されたものにおいて、
前記両ヨークブロックの少なくとも一方側の第2ヨーク部材を、その上面が対応する第1ヨーク部材の開口側の端面よりも低くなるように第1ヨーク部材に嵌合し、前記第2ヨーク部材が低位に配置された一方のヨークブロックの第1ヨーク部材の端面を、他方のヨークブロックの第1ヨーク部材の端面に直接当接させ、一方のヨークブロックの第2ヨーク部材と他方のヨークブロックの間に空間部を形成したことを特徴とするトルクセンサのコイル組立体。 A pair of magnetic yoke blocks containing the coils inside are arranged in series in the axial direction, and the pair of yoke blocks are received in the concave portion of the housing with a pressing force applied in the axial direction. A coil assembly of a torque sensor that detects a change according to an input torque of a detected portion that penetrates the axial center of a block as an impedance change,
The yoke blocks are composed of a bottomed cylindrical first yoke member and a substantially disc-shaped second yoke member fitted and fixed to the inner peripheral portion on the opening side of the first yoke member. ,
The second yoke member on at least one side of the two yoke blocks is fitted to the first yoke member so that the upper surface thereof is lower than the end surface on the opening side of the corresponding first yoke member, and the second yoke member The end face of the first yoke member of one yoke block arranged at the lower position is brought into direct contact with the end face of the first yoke member of the other yoke block, so that the second yoke member of one yoke block and the other yoke block A coil assembly for a torque sensor, characterized in that a space is formed therebetween.
2. The torque sensor according to claim 1, wherein a spacer made of an insulating material is disposed in the space portion, and a thickness of the spacer in the axial direction is set to a thickness equal to or less than a height of the space portion in the axial direction. Coil assembly.
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