Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP2005156219A - 膜厚測定方法 - Google Patents

膜厚測定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005156219A
JP2005156219A JP2003391873A JP2003391873A JP2005156219A JP 2005156219 A JP2005156219 A JP 2005156219A JP 2003391873 A JP2003391873 A JP 2003391873A JP 2003391873 A JP2003391873 A JP 2003391873A JP 2005156219 A JP2005156219 A JP 2005156219A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
film thickness
bottle container
film layer
thin film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003391873A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihide Tougi
俊秀 東儀
Kenji Toyama
健司 遠山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2003391873A priority Critical patent/JP2005156219A/ja
Publication of JP2005156219A publication Critical patent/JP2005156219A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

【課題】ボトル容器の内面に積層された無機化合物の蒸着薄膜層の膜厚をボトル容器の外側から測定する方法を提供することにある。
【解決手段】曲面形状を有するボトル容器内面に積層された無機化合物の蒸着薄膜層の膜厚測定方法であって、金型側面に所定の大きさの光投射用孔を有する金型内にボトル容器を挿入し、該光投射用孔を介してボトル容器の外側から膜厚測定の為のレーザー光を投射し、蒸着薄膜層の両側の境界面で反射した反射光C及び反射光Dの干渉光を測定し、測定した干渉光をもとにして蒸着薄膜層の膜厚を演算することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ボトル容器内面に積層された無機化合物の蒸着薄膜層の膜厚を測定する方法に関するものである。
従来、高分子フィルム等の平坦な平面を有する基材層の上に積層された無機化合物の蒸着薄膜層の膜厚を測定する方法としては、図5に示すように、蒸着薄膜層(22)側から入射光(A)を投射し、蒸着薄膜層(22)の上面と下面で反射した反射光D′及び反射光C′の干渉光を利用する方法が一般的である。しかしながら、曲面形状を有するボトル容器の内面に積層された無機化合物の蒸着薄膜層の膜厚は、その形状なるが故にボトル容器の内面の蒸着薄膜層側から光を投射することは非常に困難であり、ボトル容器を破壊しない状態で内面の蒸着薄膜層の膜厚を測定することはほぼ不可能であった。
本発明の課題は、ボトル容器の内面に積層された無機化合物の蒸着薄膜層の膜厚をボトル容器の外側から測定する方法を提供することにある。
本発明の請求項1に係る発明は、曲面形状を有するボトル容器内面に積層された無機化合物の蒸着薄膜層の膜厚測定方法であって、金型側面に所定の大きさの光投射用孔を有する金型内にボトル容器を挿入し、該光投射用孔を介してボトル容器の外側から膜厚測定の為のレーザー光を投射し、蒸着薄膜層の両側の境界面で反射した反射光C及び反射光Dの干渉光を測定し、測定した干渉光をもとにして蒸着薄膜層の膜厚を演算することを特徴とする膜厚測定方法である。
本発明の膜厚測定方法は、曲面形状を有するボトル容器内面に積層された無機化合物の蒸着薄膜層の膜厚測定方法であって、金型側面に所定の大きさの光投射用孔を有する金型内にボトル容器を挿入し、該光投射用孔部を介してボトル容器の外側から膜厚測定の為のレーザー光を投射し、蒸着薄膜層の両側の境界面で反射した反射光C及び反射光Dの干渉光を測定し、測定した干渉光をもとにして蒸着薄膜層の膜厚を演算する方法であるので、ボトル容器の内面に積層された無機化合物の蒸着薄膜層の膜厚をボトル容器の外側から直に測定でき、品質管理できる。従って、前記積層構成のボトル容器において、蒸着薄膜層が常に安定したガスバリア性を保持し、優れた内容物保存性が得られる。
本発明の膜厚測定方法を実施の形態に沿って詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態の膜厚測定方法を説明する為の概要図であり、膜厚測定装置(10)は装置内にLED投光モジュール部(11)、光投射部(12)、分光受光モジュール部(13)、測定値をもとにして演算する手段を有するデータ処理部(16)を有し、さらに前記分光受光モジュール部(13)内には分光光学素子(14)とラインCCD(15)を有している。被検査対象物であるボトル容器(20)は基材樹脂層(21)の内面に無機化合物の蒸着薄膜層(22)が積層された積層構成の容器であり、ボトル容器(20)は側面に光投射用孔部(31)を有する同一形状の金型(30a、30b)内に挿入されている。測定精度を上げる為に複数波長の光を用いるのが好ましく、例えば、光源に3色のLED光を用い、白色LEDを中心に、短波長側の光を補強する為の青色LEDと長波長側の光を補強
する為の赤色LEDを混ぜる。前記3色のLED光を光投射部(12)から光投射用孔部(31)を介してボトル容器(20)の外側から投射し、基材樹脂層(21)と蒸着薄膜層(22)の境界面で反射した反射光Cと蒸着薄膜層(22)を透過し、内容物と接する面で反射した反射光Dの干渉光を分光受光モジュール部(13)内の分光光学素子(14)で波長単位で分光し、ラインCCD(15)で受光する。さらにラインCCD(15)で受光した光強度を演算手段を有するデータ処理部(16)で演算し、膜厚に換算する方法で測定する。前記データー処理部(16)で使用する演算用のソフトは特に限定しない。
前記基材樹脂層(21)に使用される樹脂は、透明な熱可塑性樹脂であれば特に限定されないが、例えば低密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチレン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂、エチレン・酢酸ビニル共重合体樹脂、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂等のポリオレフィン系樹脂やポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、ナイロン樹脂等が使用される。なお、基材樹脂層(21)は前記樹脂単層からなっていても良いし、前記樹脂を使用した多層構成からなっていても良い。
前記蒸着薄膜層(22)は、化学気相成長法(CVD法:Chemical Vapor Deposition法 Deposition)で形成されており、酸化珪素、ダイアモンドライクカーボン又はアルミナのいずれかを主成分とする無機化合物からなっている。その薄膜層の厚みは、10nm以上100nm以下に設定することが好ましい。10nm未満であると十分なガスバリア性が得られない等の弊害が生じ、100nmを超えると密着性が悪くなり、薄膜層に亀裂などが生じ良くない。
図2は本発明の膜厚測定方法で測定した時の入射光と反射光の説明図であり、膜厚測定の為の入射光(A)はボトル容器(20)の基材樹脂層(21)の外側から投射され、基材樹脂層(21)の表面で反射された反射光Bと、基材樹脂層(21)と蒸着薄膜層(22)との境界面で反射された反射光Cと、蒸着薄膜層(22)の内容物に接する面で反射された反射光Dを有する。前記基材樹脂層(21)の厚みが40nm以上になると、反射光Bと反射光Cは干渉しなくなり、反射光Bは測定に影響することがなくなり、残りの反射光Cと反射光Dの干渉光の光強度を測定して、その干渉光の光強度から蒸着薄膜層(22)の膜厚を演算するようになっている。
図3は光干渉の原理の説明図であり、光は波の性質を有しており、外部から入射光(A)を投射した時、蒸着薄膜層(22)の膜厚(d)が波長オーダーであると、空気層(23)と蒸着薄膜層(22)との界面からの反射光と蒸着薄膜層(22)と基材樹脂層(21)との界面からの反射光の干渉が起こる。図3は理解しやすいように入射光(A)が斜め入射されているが、垂直入射の場合は、両界面からの反射光の光路長差は2×膜厚(d)となる。光路長差が波長(λ)の1/2の偶数倍の時、即ち、2×膜厚(d)=2m×(λ)/2の時は光の位相は180°ずれており(図中の点線部)、弱め合い、逆に光路長差が波長(λ)の1/2の奇数倍の時、即ち、2×膜厚(d)=(2m+1)×(λ)/2の時は光の位相は一致し、強め合う。前記弱め合う光と強め合う光が繰り返し現れることにより、周期性のある干渉波形の光が得られ、また、膜厚(d)により、極大と極小位置の違った干渉波形の光が現れる。
図4は異なる膜厚の時の干渉光の波形の状態を示した図であり、実線は膜厚(d)が1000nmの時の干渉光の理論波形であり、点線は膜厚(d)が800nmの時の干渉光の理論波形である。縦軸は光強度(%)であり、横軸は波長(nm)である。前記理論波形と測定した干渉光の波形を比較して、膜厚を演算し求める。
本発明の一実施形態の膜厚測定方法を説明する為の概要図である。 本発明の膜厚測定方法で測定した時の入射光及び反射光の説明図である。 光干渉の原理の説明図である。 異なる膜厚の時の干渉光の波形の状態を示した図である。 従来の膜厚測定方法で測定した時の入射光及び反射光の説明図である
符号の説明
10…膜厚測定装置
11…LED投光モジュール部
12…光投射部
13…分光受光モジュール部
14…分光光学素子
15…ラインCCD
16…データ処理部
20…ボトル容器
21…基材樹脂層
22…蒸着薄膜層
23…空気層
30a,30b…金型
31…光投射用孔部
A…入射光
B,B′,C,C′,D,D′…反射光

Claims (1)

  1. 曲面形状を有するボトル容器内面に積層された無機化合物の蒸着薄膜層の膜厚測定方法であって、金型側面に所定の大きさの光投射用孔部を有する金型内にボトル容器を挿入し、該光投射用孔部を介してボトル容器の外側から膜厚測定の為のレーザー光を投射し、蒸着薄膜層の両側の境界面で反射した反射光C及び反射光Dの干渉光を測定し、測定した干渉光をもとにして蒸着薄膜層の膜厚を演算することを特徴とする膜厚測定方法。
JP2003391873A 2003-11-21 2003-11-21 膜厚測定方法 Pending JP2005156219A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003391873A JP2005156219A (ja) 2003-11-21 2003-11-21 膜厚測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003391873A JP2005156219A (ja) 2003-11-21 2003-11-21 膜厚測定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005156219A true JP2005156219A (ja) 2005-06-16

Family

ID=34718760

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003391873A Pending JP2005156219A (ja) 2003-11-21 2003-11-21 膜厚測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005156219A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016505132A (ja) * 2012-11-01 2016-02-18 エスアイオーツー・メディカル・プロダクツ・インコーポレイテッド 皮膜検査方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016505132A (ja) * 2012-11-01 2016-02-18 エスアイオーツー・メディカル・プロダクツ・インコーポレイテッド 皮膜検査方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4482618B2 (ja) 膜厚測定装置及び膜厚測定方法
Ko et al. Flexible, large‐area covert polarization display based on ultrathin lossy nanocolumns on a metal film
TW200833163A (en) A light emitting device including anti-reflection layer(s)
US11346659B2 (en) Device for measuring thickness of specimen and method for measuring thickness of specimen
WO2012140693A1 (ja) 膜厚測定装置及び膜厚測定方法
WO2018123898A1 (ja) 反射防止膜および深紫外発光デバイス
JP2017032409A (ja) 三次元形状計測装置、三次元形状計測方法及び薄膜計測装置
TWI818146B (zh) 發光裝置及光學裝置
JP2011013145A5 (ja)
US20100261010A1 (en) Multi-layer film and electronic device shell having same
JP2005156219A (ja) 膜厚測定方法
JP2003243467A5 (ja)
KR950034646A (ko) 반도체 기판의 제어방법 및 장치
US10585342B2 (en) Light source device and projector
US20100271760A1 (en) Multi-layer film and electronic device shell with same
CN110749946A (zh) 基于金属-介质-金属的增强吸收的结构、装置及系统
EP1933176A1 (en) Laser mirror for a ring laser gyroscope
US10854791B2 (en) Wavelength conversion module, method for forming wavelength conversion module, and projection device
JP6365977B2 (ja) 三次元形状計測装置、三次元形状計測方法及び薄膜計測装置
JP2011169735A (ja) 透明な多層成形物の検査装置および検査方法
JP2006349648A (ja) 分光エリプソメータを用いた有機エレクトロルミネッセンス素子に用いられる有機物質の解析方法、複合膜の解析方法及び多層膜の解析方法
JP4752111B2 (ja) 透明ガスバリアフィルムロール
JPS5922022A (ja) ビ−ムスプリツタ−
JP2003004648A (ja) プラスチック製ボトルの内面被膜検査装置
JP7537649B1 (ja) エンコーダ用反射型光学式スケール、反射型光学式エンコーダおよびエンコーダ用反射型光学式スケール用積層体