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JP2005150566A - 電子制御装置の筐体構造 - Google Patents

電子制御装置の筐体構造 Download PDF

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JP2005150566A
JP2005150566A JP2003388681A JP2003388681A JP2005150566A JP 2005150566 A JP2005150566 A JP 2005150566A JP 2003388681 A JP2003388681 A JP 2003388681A JP 2003388681 A JP2003388681 A JP 2003388681A JP 2005150566 A JP2005150566 A JP 2005150566A
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Kazutoshi Morisada
和敏 森定
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Abstract

【課題】 組み付けが容易であると共にプリント基板へ応力を加えることがない電子制御装置の筐体構造を提供する。
【解決手段】 ケース20の段部22とカバー40の段部22との間にプリント基板60の4隅を挟持するため、プリント基板60へ応力が加わることがない。このため、応力による故障がプリント基板60で発生することがない。ケース20とカバー40とを組み合わせた後、取り付け用ブラケット80を取り付けることで、ケース20とカバー40との組み付けと同時に、取り付け用ブラケット80の取り付けが行えるので、組み付け工程が簡略化できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子制御装置の筐体構造に関し、詳しくは、筐体に内挿されるプリント基板の取付構造に関する。
エンジン制御ECU(以下、単に「ECU」という)は、プリント基板を筐体に収容してなる。従来の筐体の構造を、図11(A)に示した筐体とプリント基板の組付展開図、及び図12(A)に示した筐体とプリント基板との組立断面図(図11(A)におけるD−D断面矢視図)に基づいて説明する。図11(A)に示すように、当該筐体構造110は、直方体形状の一側面が開口した封筒形状の筐体120に対し、長方形状の基板本体161に種々の電気回路素子を実装し、その上面端部にネジ164によりコネクタ166を装着したプリント基板160を、筐体120内側面に設けたレール126、126に沿って挿入して構成される。図12(A)に示すように、筐体120の奥部壁面には、下面にテーパを有する突起部123が突設されており、挿入されたプリント基板160の挿入端部161Aが上記突起部123のテーパ面に沿って潜り込む態様で止められる。そして、カバー140を筐体120の後方から装着して開口部を閉塞することにより組付けが行われる。このとき、カバー140の側面に設けられた突起145、145が、その下面に設けられたテーパにより、プリント基板160の手前側端部161Bを押圧する。すなわち、プリント基板160は、筐体120の突起部123とカバー140の突起145、145とにより挟持される態様で固定される。そして、カバー140の両側面から突出して設けられたU字状の爪部材143、143が、筐体120の両側面に設けられた突起部125、125に乗り上げて嵌合することにより組付けが完了する。
この従来技術の筐体では、プリント基板160の挿入端部161Aが筐体120の突起部123のテーパ面に沿って潜り込み、プリント基板160の手前側端部161Bがカバー140の突起145、145のテーパ面に沿って潜り込む態様で止められるため、挿入端部161A及び手前側端部161Bに曲げ応力が加わり、プリント基板160へ実装させる電気回路素子の信頼性を低下させていた。ここで、故障を避けるためには、応力の加わる部分への電子回路素子の搭載を行わないように設計する必要があり、プリント基板の実装密度が低下することになる。このため、特許文献1では、図11(B)及び図12(B)に示すように、コネクタ166と当接する係止部材127を筐体120に設けることでプリント基板160を固定している。これにより、突起部123及び突起145、145を無くしてプリント基板160へ応力が加わるのを防いでいた。
特開平11−289178号公報
特許文献1の構造では、プリント基板に応力を加えることがないものの、プリント基板の固定を強固に行えないため、車両の振動にプリント基板が共振してビビリ音が発生することがあった。エンジン制御ECUは、エンジンからの熱的影響を避けるように車室内に配置されているため、エンジン制御ECUからのビビリ音が搭乗者に不快感を与えることがあった。更に、従来技術及び特許文献1の筐体では、筐体を車両側に取り付けるためのブラケットの組み付けに関して何ら考慮されていなかった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、組み付けが容易であると共にプリント基板へ応力を加えることがない電子制御装置の筐体構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1の電子制御装置の筐体構造は;
第1の収容体の底板の4隅であって側板の内側に凹部を上面に有する段部を設け、第2の収容体の底板の4隅であって側板の内側に凸部を上面に有する段部を設け、
第1の収容体の側板と第2の収容体の側板との外側に、前記取り付け用ブラケットの取り付け部位を底板に対して直角方向へ挿通させるための1対のガイドと、該1対のガイドの間に側方へ突出する突出片とを同位置にそれぞれ設け、
取り付け用ブラケットの取り付け部位に、第1の収容体と第2の収容体とを組み付けた状態で、前記第1の収容体の突出片の外周底板側と前記第2の収容体の突出片の外周底板側とに接する通孔を穿設し、
前記第1の収容体の段部と前記第2の収容体の段部との間に前記プリント基板の4隅を挟持させると共に、前記第2の収容体の段部の凸部を、前記プリント基板の通孔を挿通させ第1の収容体の凹部に嵌入し、これにより、第1の収容体、プリント基板、第2の収容体の仮止めを行い、
前記取り付け用ブラケットの取り付け部位を前記第1の収容体と前記第2の収容体との前記1対のガイド間に挿通させると共に、前記第1の収容体の突出片と前記第2の収容体の突出片とを前記取り付け部位の通孔へ挿通させることで、第1の収容体と第2の収容体組み付けと同時に取り付け用ブラケットの取り付けを行うことを技術的特徴とする。
請求項2の電子制御装置の筐体構造は;
第1の収容体の底板の4隅であって側板の内側に段部を、中央に凹部を設け、第2の収容体の底板の4隅であって側板の内側に段部を、中央に凸部を設け、
第1の収容体の側板と第2の収容体の側板との外側に、取り付け用ブラケットの取り付け部位を底板に対して直角方向へ挿通させるための1対のガイドと、該1対のガイドの間に側方へ突出する突出片とを同位置にそれぞれ設け、
取り付け用ブラケットの取り付け部位に、第1の収容体と前記第2の収容体とを組み付けた状態で、前記第1の収容体の突出片の外周底板側と前記第2の収容体の突出片の外周底板側とに接する通孔を穿設し、
前記第1の収容体の段部と前記第2の収容体の段部との間に前記プリント基板の4隅を挟持させると共に、前記第2の収容体の凸部を、プリント基板の通孔を挿通させ第1の収容体の凹部に嵌入し、これにより、第1の収容体、プリント基板、第2の収容体の仮止めを行い、
前記取り付け用ブラケットの取り付け部位を前記第1の収容体と前記第2の収容体との前記1対のガイド間に挿通させると共に、前記第1の収容体の突出片と前記第2の収容体の突出片とを前記取り付け部位の通孔へ挿通させることで、第1の収容体と第2の収容体組み付けと同時に取り付け用ブラケットの取り付けを行うことを技術的特徴とする。
請求項1及び請求項2の発明では、第1の収容体の段部と第2の収容体の段部との間にプリント基板の4隅を挟持するため、プリント基板へ応力が加わることがない。このため、応力による故障がプリント基板で発生することがない。また、組み付けは、第2の収容体の凸部にプリント基板の通孔を挿通させた状態で、第1の収容体を、該第2の収容体の凸部に凹部が嵌入するように組み合わせる。この後、取り付け用ブラケットの取り付け部位を第1の収容体と第2の収容体とのガイドに挿通させ、第1の収容体の突出片と第2の収容体の突出片とを取り付け部位の通孔へ挿通させる。即ち、第1の収容体と第2の収容体とを組み合わせた後、取り付け用ブラケットを取り付けることで、第1の収容体と第2の収容体との組み付けと同時に、取り付け用ブラケットの取り付けが行えるので、組み付け工程が簡略化できる。
請求項3の発明では、第1の収容体の1対のガイド間又は近傍に凹部部を設け、第2の収容体に第1の収容体側の凹部部を嵌入する凸部を設けてある。このため、第1の収容体のガイドと第2の収容体のガイドとの位置がずれることがなく、取り付け用ブラケットの取り付け部位を第1の収容体のガイドと第2の収容体のガイドへ円滑に挿通させることができ、第1の収容体と第2の収容体との間でガタツキを生じさせることがない。
請求項4の発明では、第1の収容体の1対のガイド間又は近傍に凸部を設け、第2の収容体に第1の収容体側の凸部を嵌入する凹部を設けてある。このため、第1の収容体のガイドと第2の収容体のガイドとの位置がずれることがなく、取り付け用ブラケットの取り付け部位を第1の収容体のガイドと第2の収容体のガイドへ円滑に挿通させることができ、第1の収容体と第2の収容体との間でガタツキを生じさせることがない。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る電子制御装置の筐体構造を示した組付展開図である。図2(A)は第1実施形態に係る筐体構造の平面図であり、図2(B)は、図2(A)のB2矢視図であり、図2(C)は、図2(A)のC2矢視図である。筐体構造10は、第1の収容体又は第2の収容体を構成し得るケース20と、第2の収容体又は第1の収容体を構成し得るカバー40と、プリント基板60と、取り付け用ブラケット80とからなる。プリント基板60には、外部接続用のコネクタ66がネジ64により取り付けられている。取り付け用ブラケット80には、ケース20及びカバー40を取り付けるための筐体取り付け部位82と、図示しない車両側のブラケットに取り付けるための車両取り付け部位86とが、取り付け用ブラケット80を構成する金属板の端部を直角に折り曲げることで形成されている。筐体取り付け部位82には通孔84が穿設され、車両取り付け部位86には1対の通孔88が穿設されている。ケース20には、筐体取り付け部位82を挿通させるガイド26、26が形成され、カバー40には、筐体取り付け部位82を挿通させるガイド46、46が形成されている。カバー40のガイド46、46の上部には、ケース20側を指向する凸部48がそれぞれ設けられ、ケース20のガイド26、26には、該凸部48、48を嵌入するための凹部28、28がそれぞれ設けられている。ケース20のガイド26、26のほぼ中央位置には、半円形状の突出片30が形成され、カバー40のガイド46、46のほぼ中央位置には、半円形状の突出片50が形成されている。上述した筐体取り付け部位82の通孔84は、図2(B)に示すように、ケース20とカバー40とを組み付けた状態で、ケース20の突出片30の外周とカバー40の突出片50の外周とに接し、ケース20とカバー40とを結合するように形成されている。
ケース20の構造について、図3を参照して更に詳細に説明する。図3(A)はケース20の底面図であり、図3(B)は、図3(A)のB3矢視図であり、図3(C)は、図3(A)のC3矢視図である。
図3(A)に示すようにケース20は、矩形形状の底板20aと該底板20aに直角に立設された4枚の側板20b、20b、20b、20bとからなり、上面が開口した長方体形状に形成されている。図3(C)に示すように、図3(A)中の下側の側板20bには、上述したプリント基板60のコネクタ66を挿通させるための開口21が形成されている。また、図3(A)に示すように底板20aの4隅であって、側板20bの角部には、上方に突出する段部22が設けられている。該段部22の上面には、凹部24が形成されている。図3(A)中の左右の側板20b、20bの外側には、図1を参照して上述した取り付け用ブラケット80の筐体取り付け部位82を底板20aに対して直角方向へ挿通させるための1対のガイド26、26が形成されている。ガイド26、26は、鍵状の断面構造に構成されており、先端部26a、26aが内側に曲げられて筐体取り付け部位82を強固に保持できるようになっている。一方、図3(B)に示すように先端部26a、26aは、筐体取り付け部位82が挿入される底板20a側に切り欠き26b、26bが形成され、筐体取り付け部位82の挿入を容易ならしめている。1対のガイド26、26のほぼ中央であって、上端面(底板20aの反対側)の近傍には、側板20bから側方を指向する半円形状の突出片30が設けられている。ケース20のガイド26の上端面(底板20aの反対側)には、図1を参照して上述したカバー40の凸部48を嵌入するための凹部28が設けられている。ここでは、凹部24を1対のガイド26にそれぞれ1個ずつ合計2個設けたが、ガイド26の近傍に設けることも、また、1対のガイド26、ガイド26の間に設けることもでき、1個のみ又は3個以上設けることも可能である。
カバー40の構造について、図4を参照して更に詳細に説明する。図4(A)はカバーの底面図であり、図4(B)は、図4(A)のB4矢視図であり、図4(C)は、図4(A)のC4矢視図である。
図4(A)に示すようにカバー40は、矩形形状の底板40aと該底板40aに直角に立設された4枚の側板40b、40b、40b、40bとからなり、上面が開口した長方体形状に形成されている。図4(C)に示すように、図4(A)中の下側の側板40bには、上述したプリント基板60のコネクタ66を挿通させるための開口41が形成されている。また、図4(A)に示すように底板40aの4隅であって、側板40bの角部には、段部42が設けられている。該段部42の上面には、円柱形状の凸部44が形成されている。図4(A)中の左右の側板40b、40bの外側には、図1を参照して上述した取り付け用ブラケット80の筐体取り付け部位82を底板40aに対して直角方向へ挿通させるための1対のガイド46、46が形成されている。ガイド46、46は、鍵状の断面構造に構成されており、先端部46a、46aが内側に曲げられて筐体取り付け部位82を強固に保持できるようになっている。1対のガイド46、46のほぼ中央であって、上端面(底板40aの反対側)の近傍には、側板40bから側方を指向して突出する半円形状の突出片50が設けられている。突出片50の下側(図4(B)中に左側)には、筐体取り付け部位82の先端(図2参照)に当接する係止片52が側板40bから側方を指向して突出するように設けられている。カバー40のガイド46の上端面(底板20aの反対側)には、図1を参照して上述したケース20の凹部28へ嵌入するための凸部48が設けられている。
プリント基板60の構成について、図5を参照して更に詳細に説明する。図5(A)はプリント基板の平面図であり、図5(B)は、図5(A)のB5矢視図であり、図5(C)は、図5(A)のC5矢視図である。
プリント基板60は、長方形状の基板本体61に種々の電気回路素子を実装し、その上面端部にネジ64によりコネクタ66を装着してなる。基板本体61の4隅近傍には、図3を参照して上述したケース20の段部22の凹部24、及び、図4を参照して上述したカバー40の段部42の凸部44に対応するように通孔62、62、62、62が穿設されている。
図1、図2及び図6、図7を参照して、第1実施形態の電子制御装置の筐体構造の組立について説明する。ここで、図6(A)はカバー40にプリント基板60を取り付けた状態の平面図であり、図6(B)は、図6(A)のB6矢視図であり、図6(C)は、図6(A)のC6矢視図である。図7(A)はカバー40にプリント基板60、ケース20を取り付けた状態の平面図であり、図7(B)は、図7(A)のB7矢視図であり、図7(C)は、図7(A)のC7矢視図である。
先ず、図6(B)に示すように、プリント基板60の4隅の通孔62へ、カバー40の4箇所の段部42の凸部44に挿通することで、カバー40にプリント基板60を組み付ける。次に、図7(B)に示すようプリント基板60を挿通した状態のカバー40の4箇所の段部42の凸部44を、ケース20の4隅の段部22の凹部24へ挿通させることで、カバー40、プリント基板60、ケース20の仮止めを行う。そして、図2(B)に示すように、ケース20のガイド26、26及びカバー40のガイド46、46に、取り付け用ブラケット80の筐体取り付け部位82を挿通させ、通孔84に、ケース20の突出片30及びカバー40の突出片50を挿通させた状態で、該筐体取り付け部位82の先端を係止片52に当接させる。
第1実施形態の電子制御装置の筐体構造では、ケース20の段部22とカバー40の段部22との間にプリント基板60の4隅を挟持するので、プリント基板60へ応力が加わることがない。このため、応力による故障がプリント基板60で発生することがない。また、組み付けは、カバー40の凸部44にプリント基板60の通孔62を挿通させた状態で、ケース20を、該カバー40の凸部44に凹部24が嵌入するように組み合わせる。この後、取り付け用ブラケット80の筐体取り付け部位82をケース20のガイド26、26とカバー40のガイド46、46とに挿通させ、ケース20の突出片30とカバー40の突出片50とを筐体取り付け部位82の通孔84へ挿通させる。即ち、ケース20とカバー40とを組み合わせた後、取り付け用ブラケット80を取り付けることで、ケース20とカバー40との組み付けと同時に、取り付け用ブラケット80の取り付けが行えるので、組み付け工程が簡略化できる。
第1実施形態の電子制御装置の筐体構造では、カバー40の1対のガイド間46、46の近傍に凸部44を設け、ケース20にカバー40側の凸部44を嵌入する凹部28を設けてある。このため、ケース20のガイド26、26とカバー40のガイド46、46との位置がずれることがなく、取り付け用ブラケット80の筐体取り付け部位82をケース20のガイド26、26とカバー40のガイド46、46へ円滑に挿通させることができ、ケース20とカバー40との間でガタツキを生じさせることがない。なお、第1実施形態では、ケース20側に凹部28を設け、カバー40側に凸部48を設けたが、この代わりに、ケース20側に凸部を設け、カバー40側に凹部を設けることも勿論可能である。
[第2実施形態]
図8〜図10を参照して本発明の第2実施形態に係る電子制御装置の筐体構造について説明する。
図8(A)は第2実施形態に係る筐体構造のケースの底面図であり、図8(B)は、図8(A)のB8矢視図であり、図8(C)は、図8(A)のC8矢視図である。図9(A)は第2実施形態に係る筐体構造のカバーの底面図であり、図9(B)は、図9(A)のB9矢視図であり、図9(C)は、図9(A)のC9矢視図である。図10(A)は第2実施形態に係る筐体構造のプリント基板の平面図であり、図10(B)は、図10(A)のB10矢視図であり、図10(C)は、図10(A)のC10矢視図である。
上述した第1実施形態では、プリント基板60の4隅に通孔を穿設し、ケース20の4隅の段部22に凹部24を設け、カバー40の4隅の段部42に凸部44を設けた。これに対して、第2実施形態では、図8(A)に示すようにケース20の段部22には凹部が設けられず、また、図9(A)に示すようにカバー40の段部42にも凸部44が設けられていない。この代わりに、図8(A)に示すようケース20の中央位置に凹部24が設けられた円柱状のポスト25が、また、図9(A)に示すようカバー40の中央位置に凸部44が設けられた円柱状のポスト45が配置されている。図10(A)に示すように、ケース20の中央位置の凹部24及びカバー40の中央位置の凸部44に対応するように、プリント基板60の中央位置に通孔62が穿設されている。
次に、第2実施形態の電子制御装置の筐体構造の組立について説明する。
先ず、プリント基板60の中央の通孔62へ、カバー40の中央の凸部44に挿通すると共に、プリント基板60をカバー40の段部42へ当接させることで、カバー40にプリント基板60を組み付ける。次に、プリント基板60を挿通した状態のカバー40の凸部44を、ケース20の中央の凹部24に挿通させると共に、プリント基板60をケース20の段部22へ当接させることで、カバー40、プリント基板60、ケース20の仮止めを行う。そして、図2を参照して上述した第1実施形態と同様に、ケース20のガイド26、26及びカバー40のガイド46、46に、取り付け用ブラケット80の筐体取り付け部位82を挿通させ、通孔84に、ケース20の突出片30及びカバー40の突出片50を挿通させた状態で、該筐体取り付け部位82の先端を係止片52に当接させる。
第2実施形態の電子制御装置の筐体構造では、ケース20の段部22とカバー40の段部22との間にプリント基板60の4隅を挟持するため、プリント基板60へ応力が加わることがない。このため、応力による故障がプリント基板60で発生することがない。また、組み付けは、カバー40の凸部44にプリント基板60の通孔62を挿通させた状態で、ケース20を、該カバー40の凸部44に凹部24が嵌入するように組み合わせる。この後、取り付け用ブラケット80の筐体取り付け部位82をケース20のガイド26、26とカバー40のガイド46、46とに挿通させ、ケース20の突出片30とカバー40の突出片50とを筐体取り付け部位82の通孔84へ挿通させる。即ち、ケース20とカバー40とを組み合わせた後、取り付け用ブラケット80を取り付けることで、ケース20とカバー40との組み付けと同時に、取り付け用ブラケット80の取り付けが行えるので、組み付け工程が簡略化できる。第2実施形態では、プリント基板60の4隅には全く応力が加わらないので、プリント基板60の実装密度を第1実施形態よりも更に高めることができる。
なお、第2実施形態では、ケース20側に凹部28を設け、カバー40側に凸部48を設けてある。この代わりに、ケース20側に凸部を設け、カバー40側に凹部を設けることも勿論可能である。
上述した実施形態では、本発明の電子制御装置の筐体構造を車両エンジン制御用のECUに適用した例を挙げたが、本発明の構成は、プリント基板を筐体に収容した種々の電子制御装置の筐体構造に適用可能であることは言うまでもない。
本発明の第1実施形態に係る筐体構造を示した組付展開図である。 図2(A)は第1実施形態に係る筐体構造の平面図であり、図2(B)は、図2(A)のB2矢視図であり、図2(C)は、図2(A)のC2矢視図である。 図3(A)はケースの底面図であり、図3(B)は、図3(A)のB3矢視図であり、図3(C)は、図3(A)のC3矢視図である。 図4(A)はカバーの底面図であり、図4(B)は、図4(A)のB4矢視図であり、図4(C)は、図4(A)のC4矢視図である。 図5(A)はプリント基板の平面図であり、図5(B)は、図5(A)のB5矢視図であり、図5(C)は、図5(A)のC5矢視図である。 図6(A)はカバーにプリント基板を取り付けた状態の平面図であり、図6(B)は、図6(A)のB6矢視図であり、図6(C)は、図6(A)のC6矢視図である。 図7(A)はカバーにプリント基板、ケースを取り付けた状態の平面図であり、図7(B)は、図7(A)のB7矢視図であり、図7(C)は、図7(A)のC7矢視図である。 図8(A)は第2実施形態に係る筐体構造のケースの底面図であり、図8(B)は、図8(A)のB8矢視図であり、図8(C)は、図8(A)のC8矢視図である。 図9(A)は第2実施形態に係る筐体構造のカバーの底面図であり、図9(B)は、図9(A)のB9矢視図であり、図9(C)は、図9(A)のC9矢視図である。 図10(A)は第2実施形態に係る筐体構造のプリント基板の平面図であり、図10(B)は、図10(A)のB10矢視図であり、図10(C)は、図10(A)のC10矢視図である。 図11(A)、図11(B)は従来の筐体構造を示した組付展開図である。 図12(A)、図12(B)は従来の筐体構造の組立断面図である。
符号の説明
10 筐体構造
20 ケース
20a 底板
20b 側板
20c 開口
22 段部
24 凹部
26 ガイド
28 凹部
30 突出片
40 カバー
40a 底板
40b 側板
42 段部
44 凹部
46 ガイド
48 凸部
50 突出片
60 プリント基板
62 通孔
80 取り付け用ブラケット
82 取り付け部位
84 通孔

Claims (4)

  1. 種々の電気回路素子が実装され4隅に通孔の穿設されたプリント基板と、該プリント基板を収容するための底板と側板とからなり上面が開口した長方体形状の第1の収容体及び第2の収容体と、取り付け用ブラケットと、を備える電子制御装置の筐体構造であって;
    前記第1の収容体の底板の4隅に凹部を上面に有する段部を設け、前記第2の収容体の底板の4隅に凸部を上面に有する段部を設け、
    前記第1の収容体の側板と第2の収容体の側板との外側に、前記取り付け用ブラケットの取り付け部位を底板に対して直角方向へ挿通させるための1対のガイドと、該1対のガイドの間に側方へ突出する突出片とをそれぞれ設け、
    前記取り付け用ブラケットの取り付け部位に、前記第1の収容体と前記第2の収容体とを組み付けた状態で、前記第1の収容体の突出片の外周底板側と前記第2の収容体の突出片の外周底板側とに接する通孔を穿設し、
    前記第1の収容体の段部と前記第2の収容体の段部との間に前記プリント基板の4隅を挟持させると共に、前記第2の収容体の段部の凸部を、前記プリント基板の通孔を挿通させ第1の収容体の凹部に嵌入し、
    前記取り付け用ブラケットの取り付け部位を前記第1の収容体と前記第2の収容体との前記1対のガイド間に挿通させると共に、前記第1の収容体の突出片と前記第2の収容体の突出片とを前記取り付け部位の通孔へ挿通させることを特徴とする電子制御装置の筐体構造。
  2. 種々の電気回路素子が実装され中央に通孔の穿設されたプリント基板と、該プリント基板を収容するための底板と側板とからなり上面が開口した長方体形状の第1の収容体及び第2の収容体と、取り付け用ブラケットと、を備える電子制御装置の筐体構造であって;
    前記第1の収容体の底板の4隅に段部を、中央に凹部を設け、前記第2の収容体の底板の4隅に段部を、中央に凸部を設け、
    前記第1の収容体の側板と第2の収容体の側板との外側に、前記取り付け用ブラケットの取り付け部位を底板に対して直角方向へ挿通させるための1対のガイドと、該1対のガイドの間に側方へ突出する突出片とをそれぞれ設け、
    前記取り付け用ブラケットの取り付け部位に、前記第1の収容体と前記第2の収容体とを組み付けた状態で、前記第1の収容体の突出片の外周底板側と前記第2の収容体の突出片の外周底板側とに接する通孔を穿設し、
    前記第1の収容体の段部と前記第2の収容体の段部との間に前記プリント基板の4隅を挟持させると共に、前記第2の収容体の凸部を、前記プリント基板の通孔を挿通させ第1の収容体の凹部に嵌入し、
    前記取り付け用ブラケットの取り付け部位を前記第1の収容体と前記第2の収容体との前記1対のガイド間に挿通させると共に、前記第1の収容体の突出片と前記第2の収容体の突出片とを前記取り付け部位の通孔へ挿通させることを特徴とする電子制御装置の筐体構造。
  3. 前記第2の収容体の側板の上面であって、前記1対のガイドの設けられている間又は当該ガイド近傍に凸部を設け、前記第1の収容体の側板の上面に前記側板上面の凸部を嵌入する凹部を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2の電子制御装置の筐体構造。
  4. 前記第1の収容体の側板の上面であって、前記1対のガイドの設けられている間又は当該ガイド近傍に凸部を設け、前記第2の収容体の側板の上面に前記側板上面の凸部を嵌入する凹部を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2の電子制御装置の筐体構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE112016006333T5 (de) 2016-01-29 2018-10-18 Denso Corporation Gehäusesicherungseinheit für ein fahrzeug und gehäuse zur substratunterbringung

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