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JP2005143847A - コーヒーメーカー - Google Patents

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JP2005143847A JP2003385969A JP2003385969A JP2005143847A JP 2005143847 A JP2005143847 A JP 2005143847A JP 2003385969 A JP2003385969 A JP 2003385969A JP 2003385969 A JP2003385969 A JP 2003385969A JP 2005143847 A JP2005143847 A JP 2005143847A
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Masashi Miyazawa
正士 宮澤
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Abstract

【課題】 割れにくく且つ保温中にコーヒーを煮詰めたり変質させたりしにくいサーバを有するコーヒーメーカーを提供すること。
【解決手段】 本体1の載置部3内に設けられたヒータ11によって、貯水部5内の水を導水経路A中の加熱管で加熱して熱湯とし、前記本体1上部の抽出部15へ注ぎ、この抽出部15内でコーヒーを抽出し、抽出されたコーヒーをステンレス鋼製のサーバ19で受けるコーヒーメーカーであって、前記サーバ19の容器本体20の底面20aに、前記ヒータ11によって加熱される加熱板10に対して略点接触するように設けられた支持突部23を形成する。これによって、前記ヒータ11から加熱板10を経てサーバ19に流入する熱量を制限し、単純且つ安価な構成によって、前記サーバ19内のコーヒーが煮詰まったり変質したりする虞を減ずることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電気式のコーヒーメーカーに関するものであり、特に、抽出されたコーヒーを受けるサーバの構造に関するものである。
従来、この種のコーヒーメーカーとしては、本体の基台に水タンク(本発明の貯水部に該当する)を着脱自在に設け、この水タンク内の水が加熱パイプ(本発明の加熱管に該当する)を通る際にヒータによって加熱されて熱湯となり、この熱湯が昇水パイプ(本発明の上昇管に該当する)及び吐出パイプ(本発明の吐出口に該当する)を経てコーヒーバスケット(本発明の抽出部に該当する)の上方から供給され、このコーヒーバスケット内でコーヒーが抽出され、この抽出されたコーヒーを、前記コーヒーバスケットの下方で且つ前記基台に設けられた加熱体(本発明の載置部に該当する)上に載置されたコーヒー受容器(本発明のサーバに該当する)で受けるドリップ式コーヒーメーカーが知られている(例えば、特許文献1等)。そして、これらのコーヒーメーカーで用いられるコーヒー受容器は、耐熱ガラス製のものが一般的である。一方、ステンレス製の貯蔵容器(本発明のサーバに該当する)を用いたものも知られている(例えば、特許文献2)。なお、前記貯蔵容器は、一重構造或いは真空二重構造である。
特許第2810564号公報 特許第2855258号公報
しかしながら、前者のコーヒーメーカーでは、サーバが耐熱ガラス製であるため、耐熱ガラス自身の強度が比較的高いとはいうものの、誤って割ってしまうという虞があった。また、後者のコーヒーメーカーでは、サーバがステンレス製であるため割れにくいものの、一重構造のものについては、ステンレス容器がガラス容器に比較して内容物を冷ましにくいため、サーバを載置台上に載置して保温していると、前記サーバ内のコーヒーが必要以上に加熱されて煮詰まったり変質したりするという虞があった。
本発明は以上の問題点を解決し、割れにくく且つ保温中にコーヒーを煮詰めたり変質させたりしにくいサーバを有するコーヒーメーカーを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載のコーヒーメーカーは、本体と、この本体の下部に設けられる載置部と、この載置部内に設けられるヒータと、前記本体に設けられる貯水部と、前記載置部に載置されると共に前記ヒータからの熱によって加熱されるサーバと、このサーバの上方に設けられる抽出部と、前記貯水部から抽出部へ水を送る導水経路とを有するコーヒーメーカーにおいて、前記サーバをステンレス鋼で形成すると共に、前記ヒータによって加熱される前記載置部の加熱面から前記サーバへ伝導する熱を制限する支持突部を前記サーバの底面に形成したものである。
また、本発明の請求項2に記載のコーヒーメーカーは、請求項1において、前記支持突部が、前記加熱面に対して略点接触する形状であるものである。
また、本発明の請求項3に記載のコーヒーメーカーは、請求項1において、前記支持突部が、前記加熱面に対して略線接触する形状であるものである。
更に、本発明の請求項3に記載のコーヒーメーカーは、請求項1乃至3において、前記支持突部が、前記サーバの底面に対してプレス等で一体に形成されているものである。
本発明の請求項1に記載のコーヒーメーカーは、以上のように構成することにより、前記貯水部内の水をこの貯水部内或いは前記導水経路内で沸かし、この沸かされた湯によって抽出されたコーヒーを、前記載置部の加熱面上に載置されたサーバに貯め、このサーバ内のコーヒーを前記ヒータの発する熱によって保温するが、前記加熱面からサーバに伝導する熱が前記支持突部によって制限されることで、前記サーバが、熱の放出が少なく冷めにくいステンレス製であっても、前記サーバ内のコーヒーの温度が上昇し過ぎないようにして、煮詰まりや変質を防止することができる。
また、本発明の請求項2に記載のコーヒーメーカーは、以上のように構成することにより、前記ヒータの発する熱が、前記加熱面と略点接触している支持突部から伝導によって前記サーバに伝わることで、前記ヒータから前記サーバへの熱の移動が十分に制限されるので、前記サーバ内のコーヒーの煮詰まりや変質をより確実に防止することができる。
また、本発明の請求項3に記載のコーヒーメーカーは、以上のように構成することにより、前記ヒータの発する熱が、前記加熱面と略線接触している支持突部から伝導によって前記サーバに伝わることで、前記ヒータから前記サーバへの熱の移動が十分に制限されるので、前記サーバ内のコーヒーの煮詰まりや変質をより確実に防止することができる。
更に、本発明の請求項4に記載のコーヒーメーカーは、以上のように構成することにより、前記支持突部をサーバの底面に容易に形成することができる。
以下、本発明の第一の実施の形態について、図1乃至図4に基づいて説明する。1はコーヒーメーカーの本体である。この本体1は、立設部2と、この立設部2の下部と一体的に形成された載置部3と、前記立設部2の上部と一体的に形成された庇部4とで構成されている。そして、前記立設部2の中央から上部にかけて、上方が開口した貯水部5が設けられていると共に、この貯水部5の上方の開口を覆うように蓋体6が取り付けられている。また、前記貯水部5の底部には、出水管7が一体に形成されており、この出水管7の先端には導水管8の基端が接続されていると共に、この導水管8の先端には、後述する加熱管12の基端が接続されている。なお、9は逆止弁である。
前記載置部3は、上方が開口していると共に、この開口を塞ぐように、略平面状の加熱板10が設けられている。そして、この加熱板10の下面には、ヒータ11が熱的に接して設けられていると共に、このヒータの下方には加熱管12が設けられている。なお、前記加熱板10は前記ヒータ11によって下方から加熱されると共に、前記ヒータ11と加熱管12は略平行で且つ一体に形成されている。また、前述したように、前記加熱管12の基端には前記導水管8の先端が接続されている。更に、前記加熱管12の先端には、上昇管13が接続されていると共に、この上昇管13は、前記立設部2内で上部に延びており、前記庇部4内において、端部である吐出口14が開放している。そして、これら出水管7、導水管8、加熱管12、上昇管13及び吐出口14によって、導水経路Aが形成されている。
前記立設部2の側部で且つ前記庇部4の下方には、抽出部15が設けられている。この抽出部15は、図示しない蝶番機構によって、略垂直な軸回りに回動可能に構成されている。また、前記抽出部15には、略漏斗状に形成された漏斗部16が設けられていると共に、この漏斗部16の底部近傍に貫通孔17が形成されている。更に、この貫通孔17を塞ぐように、前記漏斗部16の下部に弁体18が設けられている。
前記加熱板10上には、サーバ19が載置される。このサーバ19は、上方が開口したステンレス鋼製の容器本体20と、この容器本体20の側面に取り付けられた合成樹脂製の把持部21と、前記容器本体20の開口を覆う合成樹脂製の蓋体22とで構成されている。そして、前記容器本体20の底面20aの外周近傍には、プレス加工によって前記容器本体20と一体に形成された支持突部23が設けられている。この支持突部23は、略球面状に下方に突出していると共に、前記容器本体20の底面20aに、この容器本体20の中心に対して略120度間隔で3箇所形成されている。なお、前記支持突部23の突出量は約0.5mmである。従って、前記サーバ19を加熱板10上に載置した場合、容器本体20の底面20aは加熱板10との間に約0.5mmの間隔を有することになる。そして、前記蓋体22の略中央には、前記サーバ19の内外を連通する貫通孔24が形成されている。なお、25は電源スイッチ、26は本体1の足である。
次に、本実施形態の作用について説明する。まず使用者は、前記蓋体6を外して、前記貯水部5内に必要な量の水を注ぎ入れ、水の注入が完了したら、前記蓋体6を戻す。この時、前記貯水部5内の水の一部は、前記出水管7から導水管8を経て前記加熱管12に流入する。そして、前記抽出部15を水平方向に回動させて前記漏斗部16を露出させ、この漏斗部16に図示しないフィルタを設置し、このフィルタ内に必要な量のコーヒー豆の粉末を入れる。更に、前記サーバ19を、蓋体22を取り付けた状態で、前記載置部3の加熱板10上に載置する。なお、この時、前記サーバ19は、その底面20aに形成された前記支持突部23が前記加熱板10と接することになる。そして、前述したように、前記加熱板10が略平面状に形成されていると共に前記支持突部23が略球面状に形成されていることで、これら加熱板10と支持突部23とは略点接触することになる。また、前記蓋体22が前記弁体18に当接することで、この弁体18が開き、前記貫通孔17が開放する。
このようにしてコーヒーの抽出の準備ができたら、使用者は電源スイッチ25をONにすることで、前記ヒータ11に通電させる。この時、前記加熱管12内の水は、この加熱管12と一体的に設けられた前記ヒータ11によって加熱されて沸騰することで、前記上昇管13を上昇し、前記吐出口14から前記抽出部15に注がれる。なお、前記加熱管12内で沸騰した熱湯は、この加熱管12内で先端側に接続された前記上昇管13に向かって流れるだけでなく、前記加熱管12の基端側に接続された前記導水管8に向かって逆流しようとするが、前記逆止弁9によって熱湯の逆流が妨げられる。そして、前記抽出部15に注がれた熱湯によって、この抽出部15内でコーヒー豆の粉末からコーヒーが抽出され、前記貫通孔17から前記蓋体22の貫通孔24を経て流下し、前記サーバ19の容器本体20内に貯められる。なお、前記ヒータ11は、前記貯水部5内の水が切れて前記加熱管12が空焚き状態になったことを図示しないサーモスタット等によって検知すると、通断電を繰り返す状態となる。そして、前記サーバ19内のコーヒーは、通断電を繰り返す状態の前記ヒータ11からの熱によって保温されることになる。なお、このヒータ11からの熱は、前記加熱板10から前記容器本体20を経てコーヒーに伝わる。そして、抽出されたコーヒーを飲む場合、使用者は、前記サーバ19の把持部21を把持して前記サーバ19を前記載置部3から取り出し、前記サーバ19内のコーヒーを任意のカップ等に注ぐ。
なお、前述したように、前記サーバ19の容器本体20がステンレス鋼によって構成されており、前記容器本体20内のコーヒーが冷めにくい、即ちコーヒーが持つ熱を外部に放出しにくい半面、ステンレス鋼自体が耐熱ガラスに比べると熱伝導率が高く、比熱が小さいので、前記サーバ19内のコーヒーは、耐熱ガラス製のサーバを用いた場合に比べて、保温時に、前記ヒータ11からの熱を効率よく受けてしまうばかりでなく、熱が放出されにくいため、煮詰まったり変質したりしやすい傾向がある。しかしながら、前述したように、前記サーバ19の容器本体20の底面20aに支持突部23が形成されており、この支持突部23が前記加熱板10に対して略点接触する(実際には、前記サーバ19及びコーヒーの重量による前記加熱板10の変形等により、極めて小さな面積で面接触する)ことになるため、前記加熱板10から前記容器本体20へ伝導する熱が制限される。即ち、前記サーバ19は、前記ヒータ11から加熱板10を経て前記支持突部23に伝導する小さな熱量と、前記加熱板10から底面20aへ放射や対流などによって移動する比較的小さな熱量とで加熱されることになるため、ガラス製に比べて熱が放出されにくく熱伝導が良好なステンレス鋼製でありながら、貯められたコーヒーが前記ヒータ11からの熱によって煮詰まったり変質したりする虞を小さくすることができる。従って、前記サーバ19の温度を検知して制御する制御回路を設ける等の対策をすることなく、前記サーバ19内のコーヒーを煮詰めたり変質させたりしないようにできる。
次に、本発明の第二の実施形態について、図5に基づいて説明する。なお、前述した第一の実施形態と共通する構成については共通の符号を付し、その説明を省略する。前記サーバ19は、上方が開口したステンレス鋼製の容器本体20と、この容器本体20の側面に取り付けられた合成樹脂製の把持部21と、前記容器本体20の開口を覆う合成樹脂製の蓋体22とで構成されている。そして、前記容器本体20の底面20bの外周近傍には、プレス加工によって前記容器本体20と一体に形成された支持突部27が設けられている。この支持突部27は、断面が略円弧状となるように下方に突出していると共に、前記容器本体20の底面20bの全周に亘って環状に形成されている。なお、前記支持突部27の突出量は約0.5mmである。従って、前記サーバ19を前記加熱板10上に載置した場合、前記容器本体20の底面20bは前記加熱板10との間に約0.5mmの間隔を有することになる。
次に、本実施形態の作用について説明する。なお、前述した第一の実施形態と共通する作用については、その説明を省略する。使用者は、前記サーバ19を、蓋体22を取り付けた状態で、前記載置部3の加熱板10上に載置する。なお、この時、前記サーバ19は、その底面20bに形成された前記支持突部27が前記加熱板10と接することになる。そして、前述したように、前記加熱板10が略平面状に形成されていると共に前記支持突部27が断面略円弧状に形成されていることで、これら加熱板10と支持突部27とは環状に略線接触することになる。そして、使用者が電源スイッチ25をONにすることで、コーヒー豆の粉末からコーヒーが抽出され、前記サーバ19の容器本体20内に貯められる。そして、前記サーバ19内のコーヒーは、前記ヒータ11からの熱によって保温されることになる。なお、このヒータ11からの熱は、前記加熱板10から前記容器本体20を経てコーヒーに伝わる。
なお、前述したように、前記サーバ19の容器本体20がステンレス鋼によって構成されており、前記容器本体20内のコーヒーが冷めにくい、即ちコーヒーが持つ熱を外部に放出しにくい半面、ステンレス鋼自体が耐熱ガラスに比べると熱伝導率が高く、比熱が小さいので、前記サーバ19内のコーヒーは、耐熱ガラス製のサーバを用いた場合に比べて、保温時に、前記ヒータ11からの熱を効率よく受けてしまうばかりでなく、熱が放出されにくいため、煮詰まったり変質したりしやすい傾向がある。しかしながら、前述したように、前記サーバ19の容器本体20の底面20bに支持突部27が形成されており、この支持突部27が前記加熱板10に対して環状に略線接触する(実際には、前記サーバ19及びコーヒーの重量による前記加熱板10の変形等により、極めて小さな面積で面接触する)ことになるため、前記加熱板10から前記容器本体20へ伝導する熱が制限される。即ち、前記サーバ19は、前記ヒータ11から加熱板10を経て前記支持突部27に伝導する小さな熱量と、前記加熱板10から底面20bへ放射や対流などによって移動する比較的小さな熱量とで加熱されることになるため、ガラス製に比べて熱が放出されにくく熱伝導が良好なステンレス鋼製でありながら、貯められたコーヒーが前記ヒータ11からの熱によって煮詰まったり変質したりする虞を小さくすることができる。従って、前記サーバ19の温度を検知して制御する制御回路を設ける等の対策をすることなく、前記サーバ19内のコーヒーを煮詰めたり変質させたりしないようにできる。
次に、本発明の第三の実施形態について、図6及び図7に基づいて説明する。なお、前述した各実施形態と共通する構成については共通の符号を付し、その説明を省略する。前記サーバ19は、上方が開口したステンレス鋼製の容器本体20と、この容器本体20の側面に取り付けられた合成樹脂製の把持部21と、前記容器本体20の開口を覆う合成樹脂製の蓋体22とで構成されている。そして、前記容器本体20の底面20cの外周近傍には、プレス加工によって前記容器本体20と一体に形成された支持突部28が設けられている。この支持突部28の下端面28aは平坦であり、前記加熱面10とは面接触するものの、前記支持突部28の下端面の面積を前記容器本体20の底面20cに対して十分に小さく形成したことで、前記加熱面10からサーバ19へ伝導する熱が制限されるように構成されている。また、前記支持突部28は、前記容器本体20の底面20cに、この容器本体20の中心に対して略120度間隔で3箇所形成されている。なお、前記支持突部28の突出量は約0.5mmである。従って、前記サーバ19を加熱板10上に載置した場合、前記容器本体20の底面20cは前記加熱板10との間に約0.5mmの間隔を有することになる。
次に、本実施形態の作用について説明する。なお、前述した各実施形態と共通する作用については、その説明を省略する。使用者は、前記サーバ19を、蓋体22を取り付けた状態で、前記載置部3の加熱板10上に載置する。なお、この時、前記サーバ19は、その底面20cに形成された前記支持突部28の下端面28aが前記加熱板10と接することになる。そして、前述したように、前記加熱板10が略平面状に形成されていると共に前記支持突部28の下端面28aが底面20cに対して十分に小さく形成されていることで、これら加熱板10と支持突部28とは小面積で接触することになる。そして、使用者が電源スイッチ25をONにすることで、コーヒー豆の粉末からコーヒーが抽出され、前記サーバ19の容器本体20内に貯められる。そして、前記サーバ19内のコーヒーは、前記ヒータ11からの熱によって保温されることになる。なお、このヒータ11からの熱は、前記加熱板10から前記容器本体20を経てコーヒーに伝わる。
なお、前述したように、前記サーバ19の容器本体20がステンレス鋼によって構成されており、前記容器本体20内のコーヒーが冷めにくい、即ちコーヒーが持つ熱を外部に放出しにくい半面、ステンレス鋼自体が耐熱ガラスに比べると熱伝導率が高く、比熱が小さいので、前記サーバ19内のコーヒーは、耐熱ガラス製のサーバを用いた場合に比べて、保温時に、前記ヒータ11からの熱を効率よく受けてしまうばかりでなく、熱が放出されにくいため、煮詰まったり変質したりしやすい傾向がある。しかしながら、前述したように、前記サーバ19の容器本体20の底面20cに支持突部28が形成されており、この支持突部28が前記加熱板10に対して小面積で接触することになるため、前記加熱板10から前記容器本体20へ伝導する熱が制限される。即ち、前記サーバ19は、前記ヒータ11から加熱板10を経て前記支持突部28に伝導する小さな熱量と、前記加熱板10から底面20bへ放射や対流などによって移動する比較的小さな熱量とで加熱されることになるため、ガラス製に比べて熱が放出されにくく熱伝導が良好なステンレス鋼製でありながら、貯められたコーヒーが前記ヒータ11からの熱によって煮詰まったり変質したりする虞を小さくすることができる。従って、前記サーバ19の温度を検知して制御する制御回路を設ける等の対策をすることなく、前記サーバ19内のコーヒーを煮詰めたり変質させたりしないようにできる。
以上のように本発明は、本体1の載置部3内に設けられたヒータ11によって、貯水部5内の水を導水経路A中の加熱管12で加熱して熱湯とし、上昇管13を経て吐出口14から前記本体1上部の抽出部15へ注ぎ、この抽出部15内でコーヒーを抽出し、抽出されたコーヒーをステンレス鋼製のサーバ19で受けるコーヒーメーカーであって、前記サーバ19の容器本体20の底面20a,20b,20cに、前記ヒータ11によって加熱される加熱板10に対して略点接触するように設けられた支持突部23、又は略線接触するように設けられた支持突部27、或いは小面積で接触するように設けられた支持突部28を形成することで、前記ヒータ11から加熱板10を経てサーバ19に流入する熱量を制限し、単純且つ安価な構成によって、前記サーバ19内のコーヒーが煮詰まったり変質したりする虞を減ずることができるものである。
また、本発明は、プレス加工によって前記サーバ19の容器本体20の底面20a,20b,20cに前記支持突部23,27,28を形成したことで、これら支持突部23,27,28をサーバ19の底面に容易に形成することができるものである。
なお、本発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。例えば、前記第一の実施形態では、前記支持突部を略球面状に形成したが、要は、前記支持突部が加熱面に対して略点接触する形状であれば良く、例えば円錐状等に形成しても良い。同様に、前記第二の実施形態では、前記支持突部の断面形状を略円弧状に形成したが、要は前記支持突部が加熱面に対して略線接触する形状であれば良く、例えば断面形状が略V字状となるように形成しても良い。また、前記第一の実施形態では、支持突部を等角度間隔で3個所設けたが、これ以上の数を設けても良く、また、支持突部を設ける位置も、加熱面に置かれたサーバが安定する位置であれば良い。更に、前記第二の実施形態では、支持突部を環状に形成したが、加熱面に置かれたサーバが安定する位置及び形状であれば、数、形状及び位置は問わない。(例えば、複数の円弧状の支持突部を断続的に形成する等)
本発明の第一の実施形態を示すコーヒーメーカーの正面図である。 同上、断面図である。 同上、サーバの底面図である。 同上、支持突部近傍の拡大断面図である。 本発明の第二の実施形態を示すコーヒーメーカーのサーバの底面図である。 本発明の第三の実施形態を示すコーヒーメーカーのサーバの底面図である。 同上、支持突部近傍の拡大断面図である。
符号の説明
1 本体
3 載置部
5 貯水部
10 加熱板
11 ヒータ
15 抽出部
19 サーバ
20a,20b,20c 底面
23,27,28 支持突部
A 導水経路

Claims (4)

  1. 本体と、この本体の下部に設けられる載置部と、この載置部内に設けられるヒータと、前記本体に設けられる貯水部と、前記載置部に載置されると共に前記ヒータからの熱によって加熱されるサーバと、このサーバの上方に設けられる抽出部と、前記貯水部から抽出部へ水を送る導水経路とを有するコーヒーメーカーにおいて、前記サーバをステンレス鋼で形成すると共に、前記ヒータによって加熱される前記載置部の加熱面から前記サーバへ伝導する熱を制限する支持突部を前記サーバの底面に形成したことを特徴とするコーヒーメーカー。
  2. 前記支持突部が、前記加熱面に対して略点接触する形状であることを特徴とする請求項1記載のコーヒーメーカー。
  3. 前記支持突部が、前記加熱面に対して略線接触する形状であることを特徴とする請求項1記載のコーヒーメーカー。
  4. 前記支持突部が、前記サーバの底面に対してプレス等で一体に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3記載のコーヒーメーカー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103202661A (zh) * 2012-01-17 2013-07-17 珍巴多工业股份有限公司 烹饪装置
CN110448179A (zh) * 2019-05-07 2019-11-15 宁波心想科技有限公司 背压阀结构及具有该背压阀结构的饮料萃取装置

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