【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は各種音響機器に使用されるスピーカに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のスピーカについて、図15、図16により説明する。
【0003】
図15は従来のコーンの平面図であり、図16はそのコーンを使用したスピーカの断面図を示したものである。図15によると、樹脂材料によりインジェクション成形やプレス加工成形等を実施した後に内外形抜き加工を実施してコーン7aを得ている。
【0004】
一方図16は、図15のコーン7aを使用して組立てられたスピーカの断面図を示したものであり、図16によると着磁されたマグネット1を上部プレート2および下部プレート3により挟み込んで構成された磁気回路4の上部プレート2にフレーム6を結合し、このフレーム6の周縁部に、コーン7aの外周部をエッジ材料によりインサートすると同時にエッジ成形加工を実施してエッジ7bと振動板7を得て接着し、この振動板7にこれを駆動させるためのボイスコイル8を結合し、ボイスコイル8をダンパー9にて中心保持し磁気ギャップ5にはまり込むように結合し、振動板7の前面にダストキャップ10を接着して完成していた。
【0005】
尚、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−136596号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述のスピーカは、スピーカに大きい入力が連続して印加されるとその振幅、振動により、振動板7のコーン7aがエッジ7bから抜け外れてしまうという品質上の大きな問題を抱えるものであった。また、従来では前記問題の対策としてインサート成形前に振動板にプラズマ処理やプライマー処理等の接着性を向上させる前処理を実施したり、インサート成形後に振動板7のコーン7aとエッジ7bの境界面に接着剤による補強を実施したりして対策していた。このため、振動板7の生産工程上、非常にコストのかかる工程が必要であるという欠点があった。
【0008】
よって、今後は振動板7のコーン7aとエッジ7bの接着信頼性を向上させ、品質の安定化を実現することが問題であった。
【0009】
本発明は、上記課題を解決するもので、振動板のコーンとエッジの接着信頼性を向上させ、品質の安定化を実現できる優れたスピーカを提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は以下の構成を有する。
【0011】
本発明の請求項1に記載の発明は、振動板の外周部をエッジとの接触面積を拡大できる形状構成として、振動板の外周部をエッジ材料によりインサート成形して結合構成したものである。
【0012】
この構成により、振動板の外周部形状が、インサート成形後、エッジ材料との絡まりが強化され振動板の抜け外れが発生しなくなる。
【0013】
本発明の請求項2に記載の発明は、振動板の外周部に貫通孔を設けて構成したものである。
【0014】
この構成により、振動板の外周部貫通孔にインサート成形時、エッジ材料が入り込むことから、絡まりが強化され振動板の抜け外れが発生しなくなる。
【0015】
本発明の請求項3に記載の発明は、振動板の外周部に非貫通の落とし込み孔を設けて構成したものである。
【0016】
この構成により、振動板の外周部の非貫通落とし込み孔にインサート成形時、エッジ材料が入り込むことから、絡まりが強化され振動板の抜け外れが発生しなくなる。
【0017】
本発明の請求項4に記載の発明は、振動板の外周部に切り欠き形状を設けて構成したものである。
【0018】
この構成により、振動板の外周部切り欠きにインサート成形時、エッジ材料が入り込むことから、絡まりが強化され振動板の抜け外れが発生しなくなる。
【0019】
本発明の請求項5に記載の発明は、振動板の外周部の材厚を内周部の材厚よりも厚くして構成したものである。
【0020】
この構成により、振動板の外周部の材厚がインサート成形時、エッジ材料に引っかかることにより、絡まりが強化され振動板の抜け外れが発生しなくなる。
【0021】
本発明の請求項6に記載の発明は、振動板の外周部に突起形状を設けて構成したものである。
【0022】
この構成により、振動板の外周部の突起がインサート成形時、エッジ材料に引っかかることにより、絡まりが強化され振動板の抜け外れが発生しなくなる。
【0023】
本発明の請求項7に記載の発明は、請求項2から請求項6のうち、少なくともいずれか2つ以上を同時に実施して請求項1記載のスピーカを構成したものである。
【0024】
この構成により、振動板の外周部のエッジ材料への絡まりが、2つ以上の手段により同時実施されることで、より強化され振動板の抜け外れが発生しなくなる。
【0025】
本発明の請求項8に記載の発明は、請求項1から請求項7記載のいずれか1つのスピーカと、このスピーカに入力する電気信号の増幅手段を備えて電子機器を構成したものである。
【0026】
この構成により、振動板の抜け外れが発生しない電子機器を得ることができる。
【0027】
本発明の請求項9に記載の発明は、請求項1から請求項7記載のいずれか1つのスピーカを移動手段に搭載して装置を構成したものである。
【0028】
この構成により、振動板の抜け外れが発生しない装置を得ることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
以下、実施の形態1を用いて、本発明の特に請求項1〜7に記載の発明について説明する。
【0030】
図1は、本発明の一実施形態のコーンの平面図であり、図2はそのコーンを使用したスピーカの断面図を示したものである。
【0031】
図1によると、樹脂材料によりインジェクション成形やプレス加工成形等を実施した後に内外形抜き加工を実施してコーン27aを得ている。このとき、このコーン27aの外周部に、当例では貫通孔を設けた例により説明を実施するが、図3から図12に示すように、非貫通の落とし込み孔を設けたり、切り欠き、材厚変更、突起物を設けて実施することもできる。
【0032】
さらに、これらの組み合わせにより実施することもできる。
【0033】
一方図2は、図1にて得られたコーン27aを使用して組立てられたスピーカの断面図を示したものである。
【0034】
図2によると着磁されたマグネット21を上部プレート22および下部プレート23により挟み込んで構成された磁気回路24の上部プレート22にフレーム26を結合している。
【0035】
そして、このフレーム26の周縁部に、コーン27aの外周部をエッジ材料によりインサートすると同時にエッジ成形加工を実施してエッジ27bと振動板27を得て接着している。
【0036】
この振動板27にこれを駆動させるためのボイスコイル28を結合し、ボイスコイル28をダンパー29にて中心保持し磁気ギャップ25にはまり込むように結合し、振動板27の前面にダストキャップ30を接着して完成している。
【0037】
ここで、コーン27aの外周部には貫通孔を設けてエッジ材料によりインサートすると同時にエッジ成形加工を実施していることにより、コーン27aは、その外周部の貫通孔にエッジ材料が入り込むことによりエッジ27bとの絡みを強化して結合信頼性が向上できる構成としている。
【0038】
同様に、図3から図12にはコーン27a外周部の形状加工についての別の実施形態について、その平面図と断面図を示している。
【0039】
図3、図4は非貫通の落とし込み孔の例を示したもの、図5、図6は切り欠きの例を示したもの、図7、図8は材厚変更の例を示したもの、図9、図10は突起物の追加の例を示したもの、図11、図12はこれらの組み合わせの例を示したものである。
【0040】
説明については、前記同様であるため省略する。
【0041】
このように、コーン27aの外周部に貫通孔や、非貫通の落とし込み孔を設けたり、切り欠き、材厚変更、突起物の追加、さらにはこれらの組み合わせにより、エッジ27bとの接触面積拡大により絡みを強化して結合信頼性が向上できる構成としている。
【0042】
また、品質の安定化と生産コストの大幅削減も実現でき、さらにエッジ共振の分散効果もあることから、不要共振の低減も実現することができる。
【0043】
(実施の形態2)
以下、実施の形態2を用いて、本発明の特に請求項8に記載の発明について説明する。
【0044】
図13は、本発明の一実施形態の電子機器であるオーディオ用のミニコンポシステムの外観図を示したものである。
【0045】
図13に示すように、本発明のスピーカ40をエンクロジャー41に組込んで、スピーカシステムを構成し、このスピーカに入力する電気信号の増幅手段であるアンプ42と、このアンプに入力されるソースを出力するプレーヤ43とを備えて、電子機器であるオーディオ用のミニコンポシステム44を構成したものである。
【0046】
この構成とすることにより、電子機器に搭載されたスピーカ40のコーンとエッジの結合信頼性向上を実現させることができる。
【0047】
(実施の形態3)
以下、実施の形態3を用いて、本発明の特に請求項9に記載の発明について説明する。
【0048】
図14は、本発明の一実施形態である移動手段を備えた装置である自動車50の断面図を示したものである。
【0049】
図14に示すように、本発明のスピーカ40をリアトレイに組込んで、自動車50を構成したものである。
【0050】
この構成とすることにより、自動車50に搭載されたスピーカ40のコーンとエッジの結合信頼性向上を実現させることができる。
【0051】
【発明の効果】
以上のように、本発明のスピーカは、振動板のコーン外周部に貫通孔や、非貫通の落とし込み孔、切り欠き、材厚変更、突起物を設けることによりエッジとの絡みを強化していることからその結合信頼性を向上させることができる。
【0052】
また、品質の安定化と生産コストの大幅削減、エッジ共振の分散効果もあることから、不要共振の低減も実現することができる。このように本発明は品質、信頼性、コスト削減、共振分散による不要共振の低減等の性能向上を実現できる優れたスピーカを提供することができ、その工業的価値は非常に大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるコーンの平面図
【図2】本発明の実施の形態におけるスピーカの断面図
【図3】本発明の別の実施の形態におけるコーンの平面図
【図4】本発明の別の実施の形態における振動板の断面図
【図5】本発明の別の実施の形態におけるコーンの平面図
【図6】本発明の別の実施の形態における振動板の断面図
【図7】本発明の別の実施の形態におけるコーンの平面図
【図8】本発明の別の実施の形態における振動板の断面図
【図9】本発明の別の実施の形態におけるコーンの平面図
【図10】本発明の別の実施の形態における振動板の断面図
【図11】本発明の別の実施の形態におけるコーンの平面図
【図12】本発明の別の実施の形態における振動板の断面図
【図13】本発明の実施の形態における電子機器の外観図
【図14】本発明の実施の形態における装置の断面図
【図15】従来のコーンの平面図
【図16】従来のスピーカの断面図
【符号の説明】
21 マグネット
22 上部プレート
23 下部プレート
24 磁気回路
25 磁気ギャップ
26 フレーム
27 振動板
27a コーン
27b エッジ
28 ボイスコイル
29 ダンパー
30 ダストキャップ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a speaker used for various audio equipment.
[0002]
[Prior art]
A conventional speaker will be described with reference to FIGS.
[0003]
FIG. 15 is a plan view of a conventional cone, and FIG. 16 is a sectional view of a speaker using the cone. According to FIG. 15, after performing injection molding, press molding, or the like with a resin material, an inner / outer shape punching process is performed to obtain a cone 7a.
[0004]
On the other hand, FIG. 16 shows a cross-sectional view of the speaker assembled using the cone 7a of FIG. 15. According to FIG. 16, the magnetized magnet 1 is sandwiched between the upper plate 2 and the lower plate 3. The frame 6 is coupled to the upper plate 2 of the magnetic circuit 4, and the outer peripheral portion of the cone 7 a is inserted into the peripheral portion of the frame 6 with an edge material, and at the same time, the edge molding process is performed to connect the edge 7 b and the diaphragm 7 The voice coil 8 for driving the diaphragm 7 is coupled to the diaphragm 7, and the voice coil 8 is coupled with the damper 9 so as to be held in the center and fitted in the magnetic gap 5. The dust cap 10 was adhered to the finished product.
[0005]
As prior art document information related to the invention of this application, for example, Patent Document 1 is known.
[0006]
[Patent Document 1]
JP 2001-136596 A
[Problems to be solved by the invention]
The above-described speaker has a great quality problem that when a large input is continuously applied to the speaker, the cone 7a of the diaphragm 7 comes off from the edge 7b due to the amplitude and vibration. Conventionally, as a countermeasure against the above problems, pretreatment for improving adhesion such as plasma treatment or primer treatment is performed on the diaphragm before insert molding, or the boundary surface between the cone 7a and the edge 7b of the diaphragm 7 after insert molding. In the past, measures such as reinforcing with an adhesive were taken. For this reason, in the production process of the diaphragm 7, there is a drawback that a very expensive process is necessary.
[0008]
Therefore, in the future, it was a problem to improve the adhesion reliability of the cone 7a and the edge 7b of the diaphragm 7 and to stabilize the quality.
[0009]
The present invention solves the above-described problems, and provides an excellent speaker capable of improving the adhesion reliability of a cone and an edge of a diaphragm and realizing stabilization of quality.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention has the following configuration.
[0011]
According to the first aspect of the present invention, the outer peripheral portion of the diaphragm is formed into a shape that can increase the contact area with the edge, and the outer peripheral portion of the diaphragm is insert-molded with an edge material and joined.
[0012]
With this configuration, the shape of the outer peripheral portion of the diaphragm is entangled with the edge material after insert molding, and the diaphragm is prevented from coming off.
[0013]
According to a second aspect of the present invention, a through hole is provided in the outer peripheral portion of the diaphragm.
[0014]
With this configuration, since the edge material enters the outer peripheral portion through-hole of the diaphragm during insert molding, the entanglement is strengthened and the diaphragm does not come off.
[0015]
According to a third aspect of the present invention, a non-through drop hole is provided in the outer peripheral portion of the diaphragm.
[0016]
With this configuration, the edge material enters the non-penetration drop hole in the outer peripheral portion of the diaphragm during insert molding, so that the entanglement is strengthened and the diaphragm does not come off.
[0017]
According to a fourth aspect of the present invention, a notch shape is provided on the outer peripheral portion of the diaphragm.
[0018]
With this configuration, since the edge material enters the notch in the outer peripheral portion of the diaphragm during insert molding, the entanglement is strengthened and the diaphragm is prevented from coming off.
[0019]
The invention according to claim 5 of the present invention is configured such that the thickness of the outer peripheral portion of the diaphragm is larger than the thickness of the inner peripheral portion.
[0020]
With this configuration, when the thickness of the outer peripheral portion of the diaphragm is caught by the edge material at the time of insert molding, the entanglement is strengthened and the diaphragm does not come off.
[0021]
According to a sixth aspect of the present invention, a projection shape is provided on the outer peripheral portion of the diaphragm.
[0022]
With this configuration, the protrusions on the outer peripheral portion of the diaphragm are caught by the edge material during insert molding, thereby strengthening the entanglement and preventing the diaphragm from coming off.
[0023]
According to a seventh aspect of the present invention, at least any two of the second to sixth aspects are simultaneously implemented to constitute the speaker according to the first aspect.
[0024]
With this configuration, the entanglement of the outer peripheral portion of the diaphragm with the edge material is simultaneously performed by two or more means, so that the diaphragm is further strengthened and the diaphragm is not detached.
[0025]
The invention according to claim 8 of the present invention comprises an electronic apparatus comprising any one of the speakers according to claims 1 to 7 and means for amplifying an electric signal inputted to the speaker.
[0026]
With this configuration, it is possible to obtain an electronic device in which the diaphragm does not come off.
[0027]
According to a ninth aspect of the present invention, the apparatus is configured by mounting any one of the speakers according to the first to seventh aspects on a moving means.
[0028]
With this configuration, it is possible to obtain a device in which the diaphragm does not come off.
[0029]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(Embodiment 1)
Hereinafter, the first aspect of the present invention will be described with reference to the first embodiment.
[0030]
FIG. 1 is a plan view of a cone according to an embodiment of the present invention, and FIG. 2 is a cross-sectional view of a speaker using the cone.
[0031]
According to FIG. 1, after performing injection molding, press molding, or the like with a resin material, an inner / outer shape punching process is performed to obtain a cone 27a. At this time, an explanation will be given by using an example in which a through hole is provided in the outer peripheral portion of the cone 27a. However, as shown in FIGS. 3 to 12, a non-through drop hole is provided, a notch, Thickness change and a protrusion can also be provided and implemented.
[0032]
Furthermore, it can also implement by these combination.
[0033]
On the other hand, FIG. 2 shows a sectional view of a speaker assembled using the cone 27a obtained in FIG.
[0034]
According to FIG. 2, a frame 26 is coupled to an upper plate 22 of a magnetic circuit 24 configured by sandwiching a magnetized magnet 21 between an upper plate 22 and a lower plate 23.
[0035]
At the periphery of the frame 26, the outer peripheral portion of the cone 27a is inserted with an edge material, and at the same time, an edge molding process is performed to obtain and bond the edge 27b and the diaphragm 27.
[0036]
A voice coil 28 for driving the diaphragm 27 is coupled to the diaphragm 27. The voice coil 28 is coupled with the damper 29 so as to be held in the center and fitted in the magnetic gap 25. A dust cap 30 is attached to the front surface of the diaphragm 27. It is completed by bonding.
[0037]
Here, by providing a through hole in the outer peripheral portion of the cone 27a and inserting the edge material at the same time as the edge forming process, the cone 27a has an edge when the edge material enters the through hole in the outer peripheral portion. The entanglement with 27b is strengthened to improve the coupling reliability.
[0038]
Similarly, FIGS. 3 to 12 show a plan view and a cross-sectional view of another embodiment of the shape processing of the outer peripheral portion of the cone 27a.
[0039]
3 and 4 show examples of non-through holes, FIGS. 5 and 6 show examples of notches, FIGS. 7 and 8 show examples of material thickness changes, and FIG. 9 and 10 show examples of adding protrusions, and FIGS. 11 and 12 show examples of combinations thereof.
[0040]
The description is omitted because it is the same as described above.
[0041]
Thus, by providing a through hole or a non-through drop hole in the outer peripheral portion of the cone 27a, or by notching, changing the material thickness, adding a projection, or combining these, the contact area with the edge 27b can be increased. The entanglement is strengthened so that the coupling reliability can be improved.
[0042]
In addition, stabilization of quality and significant reduction in production cost can be realized, and further, since there is an effect of dispersion of edge resonance, reduction of unnecessary resonance can also be realized.
[0043]
(Embodiment 2)
The second aspect of the present invention will be described below with reference to the second aspect of the present invention.
[0044]
FIG. 13 is an external view of an audio minicomponent system that is an electronic apparatus according to an embodiment of the present invention.
[0045]
As shown in FIG. 13, the speaker 40 of the present invention is incorporated in an enclosure 41 to constitute a speaker system, and an amplifier 42 which is an amplifying means for an electric signal input to the speaker, and a source input to the amplifier An audio mini-component system 44, which is an electronic device, is configured by including a player 43 for output.
[0046]
With this configuration, it is possible to improve the coupling reliability between the cone and the edge of the speaker 40 mounted on the electronic device.
[0047]
(Embodiment 3)
The third aspect of the present invention will be described below with reference to the third embodiment.
[0048]
FIG. 14 shows a cross-sectional view of an automobile 50 that is an apparatus provided with moving means according to an embodiment of the present invention.
[0049]
As shown in FIG. 14, an automobile 50 is configured by incorporating a speaker 40 of the present invention into a rear tray.
[0050]
With this configuration, it is possible to improve the cone and edge coupling reliability of the speaker 40 mounted on the automobile 50.
[0051]
【The invention's effect】
As described above, the speaker according to the present invention strengthens the entanglement with the edge by providing a through hole, a non-through drop hole, a notch, a material thickness change, and a protrusion on the outer periphery of the cone of the diaphragm. Therefore, the coupling reliability can be improved.
[0052]
In addition, since the quality is stabilized, the production cost is greatly reduced, and the edge resonance is distributed, unnecessary resonance can be reduced. As described above, the present invention can provide an excellent speaker capable of improving performance such as quality, reliability, cost reduction, and reduction of unnecessary resonance due to resonance dispersion, and its industrial value is very large. .
[Brief description of the drawings]
1 is a plan view of a cone according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a cross-sectional view of a speaker according to an embodiment of the present invention. FIG. 3 is a plan view of a cone according to another embodiment of the present invention. FIG. 5 is a plan view of a cone according to another embodiment of the present invention. FIG. 6 is a sectional view of a diaphragm according to another embodiment of the present invention. 7 is a plan view of a cone according to another embodiment of the present invention. FIG. 8 is a cross-sectional view of a diaphragm according to another embodiment of the present invention. FIG. 9 is a view of a cone according to another embodiment of the present invention. Fig. 10 is a cross-sectional view of a diaphragm according to another embodiment of the present invention. Fig. 11 is a plan view of a cone according to another embodiment of the present invention. Fig. 12 is a diagram according to another embodiment of the present invention. FIG. 13 is a cross-sectional view of a diaphragm. FIG. 13 shows an electronic device according to an embodiment of the invention. External view FIG. 14 is a cross-sectional view and FIG. 15 is a cross-sectional view of a conventional plan view of the cone [16] of the conventional speaker device in an embodiment of the present invention EXPLANATION OF REFERENCE NUMERALS
21 Magnet 22 Upper plate 23 Lower plate 24 Magnetic circuit 25 Magnetic gap 26 Frame 27 Diaphragm 27a Cone 27b Edge 28 Voice coil 29 Damper 30 Dust cap