JP2005037741A - アクティブマトリクス基板、表示装置、及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明のアクティブマトリクス基板の画素領域41には、薄膜トランジスタ30と、この薄膜トランジスタに接続された蓄積容量70とが設けられており、前記薄膜トランジスタ30は、半導体層42に設けられたチャネル領域と、このチャネル領域に絶縁膜を介して対向するゲート電極部32,33とを備えている。そして、前記半導体層42を挟んで前記ゲート電極部32,33と反対側に、遮光膜及びバックゲート電極部として機能するバックゲート配線15b、及び前記蓄積容量70の電極を成す容量電極部15aとが形成されている。
【選択図】 図3
Description
このような低温プロセスを用いて作製された半導体層(低温p−Si)では、高温でシリコン薄膜を多結晶化して作製された半導体層(高温p−Si)に比して、製造時の加熱温度や半導体層の表面粗度などのプロセス上の制限が多く、また係る低温p−Siを用いたTFTは、比較的安価な表示装置に適用されることが多いことから、製造工程の簡素化、効率化が必須のものとなりつつある。さらに、この種の表示装置においても、表示の高品位化という一般的な要請は強く、画素の開口率や保持特性を損なうことなく高精細化(画素の狭ピッチ化)することが求められている。
この構成によれば、同一の遮光部材層に同一の遮光性材料を用いて形成した遮光膜、バックゲート電極部、容量電極部とを備えたことで、遮光膜による薄膜トランジスタの光リークの防止、及びバックゲート電極部による薄膜トランジスタのオフ電流低減、動作安定化、並びに、容量電極部による蓄積容量の増大作用を得ることができ、画素の高精細化を実現することができるようになっている。すなわち、薄膜トランジスタのリーク電流、オフ電流の低減により保持特性を向上させて蓄積容量を小さくすることが可能になるとともに、蓄積容量自体の容量を増加させることで、蓄積容量の平面積を縮小することができる。これにより、画素領域における非開口領域を縮小し、画素の開口率を高めることができるようになっている。
また、上記遮光部材は、同一の遮光部材層に形成され、同一工程にて形成することができるため、工程数の増加を伴うことなく、アクティブマトリクス基板の高性能化を実現できる。
これにより、画素領域を区画する遮光部材を備えた構成とすることができ、例えば液晶装置に当該アクティブマトリクス基板を適用する場合に、対向配置される基板側に、画素領域を区画するための遮光手段(ブラックマトリクス)を設ける必要が無くなる。対向基板側にブラックマトリクスを設ける場合、基板同士の組ずれを考慮して、アクティブマトリクス基板側の画素領域間の境界部より太くブラックマトリクスを形成する必要があるが、本構成では、上記組ずれを考慮する必要がないため、ブラックマトリクスとして機能する遮光部材が必要以上に太くならず、従って、画素領域の開口率を高めて、明るい表示を得ることができる。
この構成によれば、前記半導体層と、遮光部材とからなる容量を、信号配線と重なる位置で形成できるため、画素の開口率を低下させることなく蓄積容量を増大させることができ、高精細化に好適な構成を備えたアクティブマトリクス基板を提供することができる。
この構成によれば、前記バックゲート配線と信号配線とのクロストークを防止することができるとともに、バックゲート配線と、信号配線との間の絶縁膜の膜厚を薄くすることができるため、バックゲート電極部を薄膜トランジスタに対して効果的に機能させることができ、また、遮光部材層に設けられた容量電極部を電極とする容量を増大させることができる。
この構成によれば、半導体層を挟んで両側に、容量電極部と容量線とが配置されるため、容量電極部と半導体層、及び半導体層と容量線との間にそれぞれ容量が形成され、画素領域の蓄積容量を増大させることができる。これにより、蓄積容量の平面領域を縮小でき、画素の開口率を高めることができる。
この構成によれば、前記中間電極層と、容量線とにより形成される容量を蓄積容量に付加することができるので、蓄積容量の増大により、その平面領域の縮小を実現でき、開口率のさらなる向上を実現することができる。
この構成によれば、複数の導電膜(上記容量電極部、半導体層等)が積層された構造を有する蓄積容量を構成するに際して、1つの導電膜を覆って形成された絶縁膜の段差部を避けて、上層を形成することができる。これにより、導電膜間での容量リークが生じ難い蓄積容量を形成することができる。前記段差部では、絶縁膜の被覆性が不十分なものとなり易いため、この段差部を介して導電膜が対向していると、この段差部で電荷が貫通し、容量リークを生じることがある。本構成は、係る段差部による容量リークを防止することができる構成である。
このように回路用薄膜トランジスタにバックゲート電極部を設けることで、回路用薄膜トランジスタのゲート電極部との組み合わせにより、周辺回路の薄膜トランジスタの高密度化や小型化を実現できる。これにより、画素の高精細化に容易に対応できる、高集積化された周辺回路が得られる。
またこの構成によれば、前記遮光部材層を形成する際に、同時に回路用薄膜トランジスタのバックゲート電極部も形成でき、工程数の増加を伴わずに、係るバックゲート電極部を設けることができる。
この構成によれば、バックゲート電極部によるオフ電流の低減作用を得ることができるとともに、バックゲート電極をゲートとして機能させ、マルチゲート構造の回路用薄膜トランジスタを形成することもできる
この構成によれば、隣接して配置された回路用薄膜トランジスタのそれぞれのゲートが、異なる層に形成されるので、ゲート電極部、バックゲート電極部の加工限界に制限されることなく回路用薄膜トランジスタを高密度に配置することができ、高精細化による駆動画素数の増加にも容易に対応可能な高集積の周辺回路を構成することができる。
この構成は、複数のゲートを備えた回路用薄膜トランジスタにおいて、複数のゲートを構成する電極部を、トランジスタの動作方向に沿って交互に別の層に形成した構成である。このような構成とすることで、ゲートの間隔を狭くした場合にも、同一層に形成されるゲート電極部あるいはバックゲート電極部同士の間隔は、上記ゲートの間隔の2倍以上となるため、これらの電極部の加工限界を超えてゲートの間隔を狭くでき、回路用薄膜トランジスタの小型化、及び周辺回路の高集積化を実現できる。
この構成によれば、バックゲート電極部とゲート電極部とが協働して1つのチャネル領域への電界の印加を行うようにすることができ、従って薄膜トランジスタを小型化してもオン電流を確保できるようになる。
以下、本発明の第1の実施形態を、図面を参照して説明する。
図1(a)は、本発明に係るアクティブマトリクス基板を備えた表示装置の一例である液晶装置を各構成要素とともに対向基板側からみた平面構成図、図1(b)は、図1(a)に示すH−H線に沿う断面構成図、図2は、液晶装置を構成するアクティブマトリクス基板上に設けられた各種配線や周辺回路等の電気的な構成を示すブロック図である。
図1(a)及び図1(b)に示すように、本実施形態の液晶装置は、TFTアレイ基板(アクティブマトリクス基板)10と、対向基板20とが平面視略矩形枠状のシール材52によって貼り合わされ、このシール材52に囲まれた領域内に液晶層50が封入された構成を備えている。シール材52内周側に沿って平面視矩形枠状の周辺見切り53が形成され、この周辺見切りの内側の領域が画像表示領域51とされている。シール材52の外側の領域には、データ線駆動回路201及び外部回路実装端子202がTFTアレイ基板10の1辺(図示下辺)に沿って形成されており、この1辺に隣接する2辺に沿ってそれぞれ走査線駆動回路204,204が形成されて周辺回路を成している。TFTアレイ基板10の残る1辺(図示上辺)には、画像表示領域51の両側の走査線駆動回路204,204間を接続する複数の配線205が設けられている。また、対向基板20の各角部においては、TFTアレイ基板10と対向基板20との間の電気的導通をとるための基板間導通材206が配設されている。本実施形態の液晶装置は、透過型の液晶装置として構成され、TFTアレイ基板10側に配置された光源(図示略)からの光を変調して対向基板20側から出射するようになっている。
データ線駆動回路201は、クロック信号線(図示略)を介して外部制御装置から入力される基準クロックに基づいて、各サンプリング駆動信号線111にサンプリング駆動信号S1,S2,…Snを順次供給する水平シフトレジスタ201aと、画像信号線112を介して供給された画像信号VID1〜VID6をサンプリングするサンプルホールド回路201bとを備えて構成されている。
図3は、本実施形態の液晶装置を構成するTFTアレイ基板10上の1画素領域を示す平面構成図であり、図4は、図3のA−A’線に沿う断面構成図、図5は、同、B−B’線に沿う断面構成図である。
図3に示すように、TFTアレイ基板上には、データ線6aと、走査線3aとが互いに交差して設けられ、これらのデータ線6aと走査線3aとによって区画された略矩形状の画素領域41に、大略平面鈎形の半導体層42が設けられている。走査線3aは、データ線6aと交差する方向に延びる走査線本線部31と、この本線部31から画素領域41中央側へ延出された複数本(図3では2本)のゲート電極部(走査線分岐部)32,33とを有しており、これらのゲート電極部32,33が、前記半導体層42の走査線本線部31と平行に延びる部分と交差して配置されることで、デュアルゲート(ダブルゲート)構造のTFTを構成している。
この半導体容量電極42aは、前記走査線本線部31と平行に延びる容量線3bと、平面的に重なって配置されている。平面視L形の半導体容量電極42aの図示上下方向に延びる部分は、データ線6aと平面視で重なって画素領域41の辺端部に延在している。
容量電極部15aは、半導体容量電極42aと平面的にほぼ重なって配置されており、上記した容量線3bとコンタクトホール59を介して電気的に接続されている。このように、容量線3bと容量電極部15aとの導電接続部を、画素領域41内に設けることで、容量電極部15aを画像表示領域外まで引き回す必要が無くなり、各層の段差による配線(特にデータ線6a)の断線や、配線間のクロストークを効果的に防止できる。
下地絶縁膜11は、遮光部材15のパターニング工程におけるオーバーエッチングに対するバッファ層として機能し、第1層間絶縁膜12は遮光部材15とTFT30とを絶縁する。また下地絶縁膜11及び第1層間絶縁膜12は、基板本体10aの表面の荒れや汚染等によるTFT30の特性劣化を抑える作用を奏する。
本実施形態に係る半導体層42は多結晶シリコンにより形成されており、基板上に成膜したアモルファスシリコンを、レーザーアニール法や、Ni助長固相成長法等の低温プロセスにより多結晶化したものを用いることが好ましい。
また、第2層間絶縁膜13を貫通するソースコンタクトホール55が形成され、このソースコンタクトホール55を介してデータ線6aと半導体層42の高濃度ソース領域1dとが電気的に接続されている。一方、第2層間絶縁膜13を貫通するドレインコンタクトホール56が形成され、このドレインコンタクトホール56を介して中間電極層58と半導体層42の高濃度ドレイン領域1eとが電気的に接続されている。
また、画素電極9及び第3層間絶縁膜14上に、ラビング処理等の配向処理が施されたポリイミド膜などからなる配向膜17が設けられている。
より詳細には、蓄積容量70の形成領域において、上記半導体容量電極42aの下層側には、第1層間絶縁膜12を介して遮光部材層の容量電極部15aが対向配置され、上記半導体容量電極42aの一部と、容量電極部15aの一部は、データ線6a側へ延出され、データ線6a平面的に重なる位置で対向している。半導体容量電極42aの上側には、絶縁薄膜2を介して容量線3bが対向配置されている。また第2層間絶縁膜13を介して、容量線3bと中間電極層58が対向配置されている。
そして、図5に示すように、半導体容量電極42aを挟持する容量電極部15aと容量線3bとがコンタクトホール59を介して電気的に接続され、図4に示すように、半導体容量電極42aと中間電極層58とがドレインコンタクトホール57を介して電気的に接続されている。
また、バックゲート配線15bは、半導体層42と平面的に重なる領域でTFT30のバックゲート電極部として機能できるようになっており、このバックゲート電極部に対して、負の電位を与えることで、TFT30のオフリーク電流を抑えることができるようになっている。また、バックゲート電極部を負電位としない場合も、定電位に保持することで、TFT30の動作を安定化することが可能である。
さらに、本実施形態の液晶装置では、TFT30をマルチゲート構造とすることにより、1つのチャネル領域1aの両側の電圧を低減し、オフリーク電流を低減しており、また各チャネル領域1aを挟んで両側に低濃度ソース領域1b、低濃度ドレイン領域1cを形成したLDD構造を採用したことでオフ電流を低減することができるようになっている。
特許文献1にも記載されているように、従来の液晶装置においてもTFTの基板側に遮光膜が形成されており、この遮光膜は、通常金属薄膜を基板全面に形成した後、パターニングすることで形成される。そこで、この遮光膜の形成工程において、上記容量電極部15a及びバックゲート配線15bをパターン形成するならば、従来に比して工程数の増加を伴うことなく製造することができる。このように、本実施形態の液晶装置は、製造容易性にも優れた液晶装置となっている。
次に、本実施形態の液晶装置における周辺回路(データ線駆動回路201、走査線駆動回路204)に実装される回路用薄膜トランジスタについて説明する。図6ないし図8は、図1及び図2に示した周辺回路に実装可能な回路用TFTの第1〜第3構成例をそれぞれ示す図である。
図6(a)は、第1構成例の回路用TFTの平面構成図であり、図6(b)は、同図に示すF−F’線に沿う断面構成図である。図6(a)に示すように、本例は、2つの回路用TFT80,81が隣接して配置されている場合に好適に用いることができる構成である。
回路用TFT80は、平面視矩形状の半導体層800と、この半導体層800の中央部に配置されたゲート電極部810と、チャネル領域800aと、このチャネル領域800aの両側にそれぞれ設けられたソース領域800b、及びドレイン領域800cとを備えて構成されている。そして、図6(b)に示すように、絶縁薄膜2と第2層間絶縁膜13とを貫通して設けられた2つのコンタクトホール830を介して、ソース領域800bと、ソース配線820とが電気的に接続され、ドレイン領域800cとドレイン配線840とが、2つのコンタクトホール850を介して電気的に接続されている。
図7(a)は、第2構成例の回路用TFTの平面構成図であり、図7(b)は、同図に示すG−G’線に沿う断面構成図である。
本例の回路用TFT90は、平面視長方形状の半導体層900と、この半導体層900と交差する2本のゲート電極部910,920と、これらのゲート電極部910,920の間に配置されて半導体層900と交差するバックゲート電極部930とを備えて構成されている。
これらのゲート電極部910,920とバックゲート電極部930と対向する半導体層900の領域に3つのチャネル領域900aが形成されており、半導体層900の両端部に、それぞれソース領域900bと、ドレイン領域900cとが形成され、チャネル領域900a、900a間にソース/ドレイン領域900dが形成されている。絶縁薄膜2と第2層間絶縁膜13とを貫通して設けられたコンタクトホール950を介してソース領域900bとソース配線950とが電気的に接続されており、同様に貫設されたコンタクトホール970を介してドレイン領域900cとドレイン配線960とが電気的に接続されている。
そして、上記バックゲート電極部930は、図7(b)に示すように基板本体10a上の下地絶縁膜11と第1層間絶縁膜12との間の層に形成されており、先の画素領域41に設けられたバックゲート配線15bと同層に、同一の遮光性材料を用いて形成されている。バックゲート電極部930は、2つのゲート電極部910,920とは独立に回路用TFT90のゲートとして機能するようになっている。
また、先の構成例と同様、バックゲート電極930には、画素領域41の遮光部材15と同工程にて形成でき、工程数の増加を伴わず形成できるという利点もある。
図8(a)は、第3構成例の回路用TFTの平面構成図であり、図8(b)は、同図に示すG−G’線に沿う断面構成図である。
本例の回路用TFT100は、平面視長方形状の半導体層1000と、この半導体層1000に対して図8(a)上側から延出されて半導体層1000と交差するゲート電極部1010と、図8(a)下側から延出されて半導体層1000と交差するバックゲート電極部1020とを備えて構成され、上記ゲート電極部1010と、バックゲート電極部1020とは、平面視略同位置にて半導体層1000と交差している。そして、これらのゲート電極部1010とバックゲート電極部1020とに挟まれた領域に半導体層1000のチャネル領域1000aが形成されている。チャネル領域1000aの両側に、それぞれソース領域1000b、ドレイン領域1000cが形成されており、図8(b)に示すように、絶縁薄膜2と第2層間絶縁膜13とを貫通して設けられたコンタクトホール1050,1070を介して、それぞれ、ソース領域1000bとソース配線1040とが電気的に接続され、ドレイン領域1000cとドレイン配線1060とが電気的に接続されている。
図9は、本発明の第2の実施形態による液晶装置の画素領域を示す平面構成図である。本実施の形態は、本発明に係る液晶装置の変形例であり、画素領域の構成が異なっている以外は、上記第1の実施形態の液晶装置と同様の構成を備えている。図9に示す構成要素のうち、図1ないし図5と同一の符号が付されたものは、これらの図に示す構成要素と概略同等の機能を有している。以下では、必要に応じて図1ないし図5を参照しつつ、この画素領域の構成について詳細に説明する。
尚、容量電極部15aは、1画素領域を見ると平面視U字状であるが、走査線3aの延在方向に延びて形成されており、図9左右方向に延びる平面視櫛歯状の部材となっており、画像表示領域の外側にて周辺回路と接続可能に構成されている。
また、本実施形態では、画素領域内に容量線3bと容量電極部15aとを導電接続するためのコンタクトホールが設けられていないため、第1実施形態に係る画素領域に比して蓄積容量70の面積を拡大することが可能である。またさらに、容量電極部15aのBMとして機能する部分を、データ線6aの延在領域の大部分に配置しているので、第3層間絶縁膜13表面におけるデータ線6aの形成領域で段差の形成が抑制される。これにより、データ線6aに断線が生じ難くなり、液晶装置の信頼性向上に寄与し得る。
図10は、本発明に係る電子機器の一例を示す斜視図である。この図に示す携帯電話1300は、上記実施形態の液晶装置を小サイズの表示部1301として備え、複数の操作ボタン1302、受話口1303、及び送話口1304を備えて構成されている。
Claims (20)
- 基材と、該基材上に配列形成された複数の画素領域とを備え、前記画素領域に、薄膜トランジスタと、該薄膜トランジスタに接続された蓄積容量とが設けられたアクティブマトリクス基板であって、
前記薄膜トランジスタが、前記画素領域内の半導体層に形成されたチャネル領域と、該チャネル領域と絶縁膜を介して対向するゲート電極部とを備えており、
前記半導体層を挟んで前記ゲート電極部と反対側に、複数の遮光部材を配置してなる遮光部材層が設けられ、
前記遮光部材が、前記チャネル領域と対向する遮光膜と、バックゲート電極部と、前記蓄積容量の電極を成す容量電極部とを含むことを特徴とするアクティブマトリクス基板。 - 前記薄膜トランジスタに対して電気信号を供給するべく前記画素領域の辺端部に延設された信号配線を備え、
前記遮光部材層に、前記信号配線と平面的に重なって配置された遮光部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のアクティブマトリクス基板。 - 前記信号配線と平面的に重なって配置された遮光部材が、前記容量電極部の一部を成しており、
前記半導体層が、前記信号配線と平面的に重なって配置された容量電極部と層厚方向で対向する位置まで沿設されていることを特徴とする請求項2に記載のアクティブマトリクス基板。 - 前記遮光部材層に、前記バックゲート電極部と電気的に接続されたバックゲート配線が設けられており、
前記バックゲート配線が、前記バックゲート電極部とその周辺領域を除く領域において、前記バックゲート配線に沿って延びる前記信号配線と、平面視において離間されていることを特徴とする請求項2又は3に記載のアクティブマトリクス基板。 - 前記半導体層を挟んで前記容量電極部と反対側の層に、前記蓄積容量の電極を成す容量線が設けられており、前記容量線と、前記容量電極部とが電気的に接続されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のアクティブマトリクス基板。
- 前記容量線を挟んで前記半導体層と反対側の層に、前記半導体層と電気的に接続された中間電極層が設けられ、前記中間電極層と、容量線とが、平面的に重なって配置されていることを特徴とする請求項5に記載のアクティブマトリクス基板。
- 前記蓄積容量を構成する容量電極部、半導体層、容量線、及び/又は中間電極層の平面領域が、層厚方向において前記基材側から順次狭くなるように形成されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のアクティブマトリクス基板。
- 前記薄膜トランジスタが、複数の前記ゲート電極部と、該複数のゲート電極部と対向する複数のチャネル領域とを備えることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載のアクティブマトリクス基板。
- 前記ゲート電極部が、基板上に延在する走査線から分岐して、該走査線と交差する方向に延びる走査線分岐部に設けられていることを特徴とする請求項8に記載のアクティブマトリクス基板。
- 前記半導体層が、平面視蛇行形状を成して前記走査線と複数箇所で交差しており、該交差部に前記ゲート電極部が設けられていることを特徴とする請求項8に記載のアクティブマトリクス基板。
- 前記バックゲート電極部が、前記チャネル領域と対向して配置されていることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載のアクティブマトリクス基板。
- 前記画素領域の薄膜トランジスタに対して電気信号を供給する周辺回路をさらに備え、
前記周辺回路に設けられた回路用薄膜トランジスタが、前記遮光部材層に形成されたバックゲート電極部を備えていることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1項に記載のアクティブマトリクス基板。 - 前記回路用薄膜トランジスタのチャネル領域と対向する位置に、前記遮光部材層に形成された遮光膜が設けられていることを特徴とする請求項12に記載のアクティブマトリクス基板。
- 前記回路用薄膜トランジスタを構成する半導体層の層厚方向両側に、それぞれゲート電極部と、前記バックゲート電極部とが形成されていることを特徴とする請求項12又は13に記載のアクティブマトリクス基板。
- 前記周辺回路において、隣接して配置された前記回路用薄膜トランジスタのうち、一方の回路用薄膜トランジスタは、そのチャネル領域と対向配置されたゲート電極部を備え、他方の回路用薄膜トランジスタは、そのチャネル領域と対向配置された前記バックゲート電極部を備えていることを特徴とする請求項12ないし14のいずれか1項に記載のアクティブマトリクス基板。
- 前記回路用薄膜トランジスタのゲート電極部及びバックゲート電極部のいずれかが複数設けられており、当該回路用薄膜トランジスタの動作方向で、前記ゲート電極部とバックゲート電極部とが交互に配置されていることを特徴とする請求項14に記載のアクティブマトリクス基板。
- 前記回路用薄膜トランジスタに設けられたゲート電極部と、バックゲート電極部とが、平面視略同一位置に形成されていることを特徴とする請求項14ないし16のいずれか1項に記載のアクティブマトリクス基板。
- 前記画素用薄膜トランジスタに設けられたバックゲート電極部と、回路用薄膜トランジスタに設けられたバックゲート電極部とが、互いに異なる電圧を印加可能とされていることを特徴とする請求項12ないし17のいずれか1項に記載のアクティブマトリクス基板。
- 請求項1ないし18のいずれか1項に記載のアクティブマトリクス基板を備えたことを特徴とする表示装置。
- 請求項19に記載の表示装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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