JP2005034020A - 細胞播種方法及び細胞播種用ローラー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】多孔性の細胞培養用基材に細胞を播種する方法であって、細胞懸濁液と細胞培養用基材とを接触させる工程と、ローラーを用いて前記細胞培養用基材を圧潰して前記細胞培養用基材中の気泡を追い出し、前記細胞懸濁液を細胞培養用基材中に浸透させる工程とを有する細胞播種方法。
【選択図】 なし
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、多孔性の細胞培養用基材、とりわけ疎水性高分子材料からなる多孔性の細胞培養用基材中に効率よく均一に細胞を播種する方法及び該細胞播種方法に用いる細胞播種用ローラーに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の細胞工学技術の進展によって、数々の動物細胞の培養が可能となり、また、それらの細胞を用いてヒトの組織や器官を再構築しようとする、いわゆる再生医療の研究が急速に進んでいる。再生医療においては、播種した細胞が増殖分化して三次元的な生体組織様の構造物を構築できるかがポイントであり、そのためには、細胞を効率よく三次元的に培養できる細胞培養用基材が用いられている。
【0003】
再生医療に用いる細胞培養用基材としては、播種した細胞が確実に接着し増殖・分化するために、確実に細胞に栄養が供給されることが求められることから、スポンジや不織布等の多孔性部材からなるものが主流である。また、近年では、このような細胞培養用基材として、生体内に分解吸収され再手術により取り出す必要のないポリ−L−乳酸等の生体内吸収性高分子材料からなるものが検討されている。
【0004】
細胞培養用基材に細胞を播種する方法としては、通常、細胞を培養液等に懸濁させた細胞懸濁液を調製し、これを細胞培養用基材上に注ぐ方法が用いられる。しかし、生体内吸収性高分子材料の多くは疎水性の高い素材であることから、生体内吸収性高分子材料からなる多孔性の細胞培養用基材に細胞を播種しようとしても、細胞懸濁液が浸透しにくく、播種効率が極めて悪いという問題があった。再生医療においては、培養の困難な初代細胞を用いることが多く、また、自家細胞を用いる場合には、採取部位や培養時間に制限があることから最低限の数の細胞しか確保できないことが多い。従って、貴重な細胞を有効に使うように、播種効率をいかに向上させるかは再生医療の重要なテーマとなっていた。
【0005】
また、三次元的な組織を再生するためには、細胞培養用基材の内部にまで均一に細胞が侵入して増殖することが重要である。しかし、従来の細胞播種方法では、細胞培養用基材の表面の一部分に、細胞が玉状に偏って接着してしまうことが多く、いかに細胞培養用基材の内部にまで均一に細胞を播種するかも再生医療の重要なテーマとなっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記現状に鑑み、多孔性の細胞培養用基材、とりわけ疎水性高分子材料からなる多孔性の細胞培養用基材中に効率よく均一に細胞を播種する方法及び該細胞播種方法に用いる細胞播種用ローラーを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、多孔性の細胞培養用基材に細胞を播種する方法であって、細胞懸濁液と細胞培養用基材とを接触させる工程と、ローラーを用いて前記細胞培養用基材を圧潰して前記細胞培養用基材中の気泡を追い出し、前記細胞懸濁液を細胞培養用基材中に浸透させる工程とを有する細胞播種方法である。
以下に本発明を詳述する。
【0008】
本発明の細胞播種方法は、多孔性の細胞培養用基材に細胞を播種する方法である。
本明細書において多孔性の細胞培養用基材とは、複数の微細な孔を有する基材を意味し、スポンジ状、不織布状等のものが含まれる。
上記微細な孔の孔径としては、特に限定されないが、再生医療に供するという目的から、好ましい下限は10μm、好ましい上限は500μmである。10μm未満であると、細胞が侵入できないことがあり、500μmを超えると、細胞培養用基材としての強度が不足することがある。
【0009】
上記細胞培養用基材を構成する材料としては特に限定されず、例えば、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリ−ε−カプロラクトン、乳酸−グリコール酸共重合体、グリコール酸−ε−カプロラクトン共重合体、乳酸−ε−カプロラクトン共重合体、ポリクエン酸、ポリリンゴ酸、ポリ−α−シアノアクリレート、ポリ−β−ヒドロキシ酸、ポリトリメチレンオキサレート、ポリテトラメチレンオキサレート、ポリオルソエステル、ポリオルソカーボネート、ポリエチレンカーボネート、ポリ−γ−ベンジル−L−グルタメート、ポリ−γ−メチル−L−グルタメート、ポリ−L−アラニン等の合成高分子;デンプン、アルギン酸、ヒアルロン酸、キチン、ペクチン酸及びその誘導体等の多糖類や、ゼラチン、コラーゲン、アルブミン、フィブリン等のタンパク質等の天然高分子等が挙げられる。なかでも、ポリ乳酸、乳酸−ε−カプロラクトン共重合体等の疎水性高分子材料からなる場合には、本発明の細胞播種方法が特に有効である。
【0010】
上記細胞培養用基材の形状としては特に限定されず、例えば、平板状の他、人工血管等に供するように筒状等であってもよい。
上記細胞培養用基材は、注いだ細胞懸濁液が流れ出ないように、又は、細胞播種後の培養を行うために、シャーレ、プレート等の細胞培養容器の底に固定して用いてもよい。
【0011】
上記細胞としては特に限定されず、例えば、ヒト又は動物由来の間葉系幹細胞、ES細胞、角化細胞、繊維芽細胞、骨髄細胞、内皮細胞、平滑筋細胞、シュワン細胞、軟骨細胞、脂肪細胞、骨芽細胞等が挙げられる。
【0012】
これらの細胞は、細胞培養液やバッファー等に懸濁した細胞懸濁液にして播種する。上記細胞培養液又はバッファーとしては、細胞ごとに適切なものを選択して用い、細胞懸濁液中の細胞濃度についても特に限定されない。また、骨髄液等の生体から直接採取したものも細胞懸濁液として用いることができる。
【0013】
本発明の細胞播種方法は、細胞懸濁液と細胞培養用基材とを接触させる工程を有する。
上記細胞懸濁液と細胞培養用基材とを接触させる方法としては特に限定されず、細胞懸濁液を細胞培養用基材上に注いでもよいし、シャーレ等に注いだ細胞懸濁液上に細胞培養用基材を置いてもよい。
上記細胞培養用基材として比較的疎水性の高い材料を用いた場合には、通常、細胞懸濁液はすぐには細胞培養用基材に浸透できない。また、コラーゲン等の比較的親水性の高い材料を用いた場合であっても、充分に浸透するまでにはある程度の時間を要する。
【0014】
本発明の細胞播種方法では、次いで、ローラーを用いて細胞培養用基材を圧潰して細胞培養用基材中の気泡を追い出し、細胞懸濁液を細胞培養用基材中に浸透させる工程を行う。
ローラーを用いて上記細胞培養用基材を圧潰すれば、細胞培養用基材中の気泡が追い出される。また、かかる圧潰の力を除けば、細胞培養用基材が元の形に復元しようとする力が生じ、この力によって、細胞培養用基材の孔に細胞懸濁液が吸い込まれる。これにより細胞懸濁液を、細胞培養用基材の内部にまで浸透させることができる。このような操作は、例えば、ピペットの先や指等を用いてもある程度は行うことができるが、ローラーを用いることによりはじめて、極めて効率よくしかも均一に細胞培養用基材中の気泡を追い出し細胞懸濁液を細胞培養用基材の内部に浸透させることができる。
【0015】
上記ローラ−としては、細胞毒性の低い材料からなるものであれば特に限定されないが、特に細胞と直接接する部分は、細胞が接着しないように、フッ素樹脂等の疎水性の高い材料からなることが好ましい。
本発明の細胞播種法に用いる細胞播種用ローラーもまた、本発明の1つである。図1に本発明の細胞播種用ローラーの好ましい実施形態の1例を示した。
図1に示した細胞播種用ローラーは、ローラー本体1、ローラーの軸芯部2に接続された把手部3及びローラー1の両端に設けたストッパー4からなり、軸芯部2に嵌装されたローラー本体1は、把手部3で押圧し移動させることにより回転する構造を有する。
なお、本発明のローラーは、エチレンオキサイドガス滅菌法、オートクレーブ滅菌法、放射線滅菌法等の従来公知の滅菌法により、予め滅菌を施しておくことが好ましい。
【0016】
本発明の細胞播種方法によれば、疎水性高分子材料であっても、極めて高い効率で細胞を播種することができる。更に、多孔性の細胞培養用基材の内部にまで細胞懸濁液を浸透させることができることから、細胞培養用基材全体に均一に細胞を播種することができ、再生医療において三次元的な組織を構築するのに極めて有効である。
【0017】
【実施例】
以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
【0018】
(実施例1)
細胞培養用基材として、平均孔径20μmの微細孔を有する、乳酸−ε−カプロラクトン共重合体(重量平均分子量40万、乳酸配合量50重量%)からなるスポンジを用いた。このスポンジを60×30×1mmの大きさに切断し、直径150mmのシャーレ上に置いた。なお、スポンジ、シャーレは予めエチレンオキサイドガス滅菌を施した。
【0019】
このスポンジ上に、常法により家兎から採取した家兎骨髄液10mLを注いだ。この時点では家兎骨髄液はスポンジには吸収されなかった。
次いで、予めエチレンオキサイドガス滅菌を施した図1に示した構造のローラーを用い、これを回転移動させることによってスポンジを圧潰してスポンジ中の気泡を追い出し、家兎骨髄液をスポンジに浸透させた。この操作を、スポンジ上の家兎骨髄液が全てスポンジ中に吸収されるまで行った。表1に家兎骨髄液を注いでから、完全に家兎骨髄液がスポンジ内に吸収されるまでに要した時間を示した。図2に完全に家兎骨髄液が吸収された状態のスポンジを表す図を示した。
5時間5%CO2ガスインキュベーター内に静置した後、培養液としてα−Minimun Essential Medium(α−MEM)にウシ胎児血清(FCS)を15重量%添加した培養液を100mL注ぎ、更に、24時間培養した。
【0020】
(実施例2)
直径18mmのフッ素樹脂からなる棒を乳酸−ε−カプロラクトン共重合体(重量平均分子量40万、乳酸配合量50重量%)の4%ジオキサン溶液に漬け、乳酸−ε−カプロラクトン共重合体溶液が付着した状態の棒を凍結、凍結乾燥して内径18mm、外径20mmのスポンジチューブを得た。得られたスポンジの平均孔径は20μmであった。
このスポンジチューブを長さ50mmに切断し、直径150mmのシャーレ上に置いた。なお、スポンジ、シャーレは予めエチレンオキサイドガス滅菌を施した。
【0021】
このスポンジチューブの内側に、実施例1で調製した家兎骨髄液10mLを注いだ。この時点では家兎骨髄液はスポンジには吸収されなかった。
次いで、予めエチレンオキサイドガス滅菌を施した図1に示した構造のローラーを用い、これを回転移動させることによってスポンジチューブを圧潰してスポンジ中の気泡を追い出し、家兎骨髄液をスポンジに浸透させた。この操作を、スポンジ上の家兎骨髄液が全てスポンジ中に吸収されるまで行った。
5時間5%CO2ガスインキュベーター内に静置した後、培養液としてα−Minimun Essential Medium(α−MEM)にウシ胎児血清(FCS)を15重量%添加した培養液を100mL注ぎ、更に、24時間培養した。
【0022】
(比較例1)
スポンジ上に家兎骨髄液を注いだ後、そのまま静置した以外は実施例1と同様の方法により細胞を播種した。
この状態で5時間静置したが、家兎骨髄液はスポンジ内にほとんど浸透することはなかった。図3に家兎骨髄液が吸収されない状態のスポンジを表す図を示した。
【0023】
(比較例2)
スポンジ上に家兎骨髄液を注いだ後、ピペットの先端を用いてスポンジを圧潰してスポンジ中の気泡を追い出した。この操作を、スポンジ上の家兎骨髄液が全てスポンジ中に吸収されるまで行った。表1に家兎骨髄液を注いでから、完全に家兎骨髄液がスポンジ内に吸収されるまでに要した時間を示した。
5時間5%CO2ガスインキュベーター内に静置した後、培養液としてα−Minimun Essential Medium(α−MEM)にウシ胎児血清(FCS)を15重量%添加した培養液を100mL注ぎ、更に、24時間培養した。
【0024】
(評価)
実施例1、2及び比較例2において24時間培養した後のスポンジについて、以下の方法によりスポンジ内の細胞数を計測し、また、実施例1及び比較例1において24時間培養した後のスポンジ内部の細胞の分布を観察した。
結果を表1に示した。
【0025】
(細胞数の計測)
DNAアッセイ法により細胞数を計数した。即ち、凍結融解法にて細胞膜を破壊した後、流出した細胞核内DNAに蛍光Hoechstを結合させ、蛍光量を測定し、検量線から細胞数を算出した。
【0026】
(細胞の分布の観察)
細胞の入ったスポンジをホルマリン固定した後、パラフィン包埋し、ミクロトームを用いてサンプルを得た。このサンプルをヘマトキシリン−エオシン(HE)染色し、顕微鏡にて観察した。
図4に実施例1で細胞を播種したスポンジの断面のHE染色像を、図5に比較例2で細胞を播種したスポンジの断面のHE染色像を示した。
図4より、ローラーを用いて播種を行なった実施例1では、細胞が基材内に高密度の播種されていることがわかった。一方、ローラーを用いずに播種を行なった比較例2では、細胞はほとんど基材内に侵入しておらず、基材の形状が明確にわかる。
【0027】
【表1】
【0028】
【発明の効果】
本発明によれば、多孔性の細胞培養用基材、とりわけ疎水性高分子材料からなる多孔性の細胞培養用基材中に効率よく均一に細胞を播種する方法及び該細胞播種方法に用いる細胞播種用ローラーを提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の細胞播種用ローラーの好ましい実施形態の1例を示す模式図である。
【図2】実施例1において完全に家兎骨髄液が吸収された状態のスポンジを表す図である。
【図3】比較例1において家兎骨髄液が吸収されない状態のスポンジを表す図である。
【図4】実施例1で細胞を播種したスポンジの断面のHE染色像である。
【図5】比較例2で細胞を播種したスポンジの断面のHE染色像である。
【符号の説明】
1 ローラー本体
2 軸心部
3 把手部
4 ストッパー
Claims (3)
- 多孔性の細胞培養用基材に細胞を播種する方法であって、
細胞懸濁液と細胞培養用基材とを接触させる工程と、
ローラーを用いて前記細胞培養用基材を圧潰して前記細胞培養用基材中の気泡を追い出し、前記細胞懸濁液を細胞培養用基材中に浸透させる工程とを有する
ことを特徴とする細胞播種方法。 - 細胞培養用基材は、疎水性高分子材料からなることを特徴とする請求項1記載の細胞播種方法。
- 請求項1又は2記載の細胞播種方法に用いることを特徴とする細胞播種用ローラー。
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JP2003198677A JP2005034020A (ja) | 2003-07-17 | 2003-07-17 | 細胞播種方法及び細胞播種用ローラー |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Country Status (1)
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JP (1) | JP2005034020A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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2003
- 2003-07-17 JP JP2003198677A patent/JP2005034020A/ja active Pending
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