JP2005026908A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】3つのみのパラメータの指定によりコピー原稿を構成する2つのページ群を別々の部数、複写することが可能な複写機を提供する。
【解決手段】複数枚の原稿を構成する連続したページからなる第1及び第2のページ群に対してページ群ごとに異なる部数の複写物を得ることが可能な画像形成装置に、原稿を第1及び第2のページ群に分割するためのページ位置、及び第1及び第2のページ群の複写部数を決定するための3つのパラメータをユーザが入力するための部数指示手段51と、3つのパラメータから原稿を第1及び第2のページ群に分割するためのページ位置、及び第1及び第2のページ群の複写部数を決定する決定手段451と、第1のページ群を第1のページ群の複写部数印刷し、第2のページ群を第2のページ群の複写部数印刷する制御を行う印刷制御手段453とを備えることによる。
【選択図】 図3
【解決手段】複数枚の原稿を構成する連続したページからなる第1及び第2のページ群に対してページ群ごとに異なる部数の複写物を得ることが可能な画像形成装置に、原稿を第1及び第2のページ群に分割するためのページ位置、及び第1及び第2のページ群の複写部数を決定するための3つのパラメータをユーザが入力するための部数指示手段51と、3つのパラメータから原稿を第1及び第2のページ群に分割するためのページ位置、及び第1及び第2のページ群の複写部数を決定する決定手段451と、第1のページ群を第1のページ群の複写部数印刷し、第2のページ群を第2のページ群の複写部数印刷する制御を行う印刷制御手段453とを備えることによる。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動原稿送り装置にセットされた複数枚の原稿を構成する連続したページからなる第1及び第2のページ群に対して前記ページ群ごとに異なる部数の複写物を得ることが可能な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動原稿送り装置にセットされた複数枚の原稿の当該原稿を分割した2つのページ群をそれぞれ異なる部数複写するための従来の技術として、特許文献1には自動原稿送り装置を備えると共に、装置本体には、複数枚の原稿の画像を記憶する原稿記憶手段と、複数枚の原稿の画像を原稿記憶手段に一旦記憶した後、丁合しながら複写物を出力する制御を行うと共に、各々の出力部単位毎に、複写する原稿の頁数を任意に選択可能とする制御手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置が記載されている。この従来技術においてユーザによる部数の指示は、部数を指定するページ群ごとに開始ページ、終了ページ及び部数を入力することにより行われる。(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−133520号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来技術においては前述したようにユーザによる部数の指示は、部数を指定するページ群ごとに開始ページ、終了ページ、部数の3つのパラメータを入力することにより行われている。この場合2つのページ群に対して異なった部数を指定するには6つのパラメータ(開始ページ、終了ページ、部数を2組)を入力しなければならない。しかしながら上記6つの情報を得るのに実際に6つ全ての情報をパラメータとして入力する必要はなく、3つのパラメータ(例えばページ郡が分割される位置及び各ページ群に対する部数)から上記6つの情報を算出することが可能である。従って、上記の従来技術においては上記6つの情報を得るために6つ全てをパラメータとして装置に入力するため操作が煩雑になっている。
【0005】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、ユーザが3つのパラメータを装置に入力することにより、自動原稿送り装置にセットされた複数枚の原稿を構成する2つのページ群に対して異なった部数を指定することが可能な画像形成装置を提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る画像形成装置は、自動原稿送り装置にセットされた複数枚の原稿を構成する連続したページからなる第1及び第2のページ群に対して前記ページ群ごとに異なる部数の複写物を得ることが可能な画像形成装置において、前記原稿を第1及び第2のページ群に分割するためのページ位置、及び前記第1及び第2のページ群の複写部数を決定するための3つのパラメータをユーザが入力するための部数指示手段と、前記3つのパラメータから前記原稿を第1及び第2のページ群に分割するためのページ位置、及び前記第1及び第2のページ群の複写部数を決定する決定手段と、前記第1のページ群を前記第1のページ群の複写部数印刷し、前記第2のページ群を前記第2のページ群の複写部数印刷する制御を行う印刷制御手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
この構成によれば、原稿を第1及び第2のページ群に分割するためのページ位置、及び前記第1及び第2のページ群の複写部数を決定するための3つのパラメータをユーザが部数指示手段により入力し、部数決定手段が前記3つのパラメータから原稿を第1及び第2のページ群に分割するためのページ位置、及び前記第1及び第2のページ群の複写部数を決定するので、ユーザが3つのみのパラメータを入力することにより第1のページ群の開始ページ、終了ページ、複写部数及び第2のページ群の開始ページ、終了ページ、複写部数を決定することが出来き、各々を印刷することが出来る。従って、ユーザはより少ないパラメータで複写部数の指定が出来るので煩雑な操作を行う必要がない。
【0008】
請求項2に係る画像形成装置は、上記構成において、前記3つのパラメータは前記第1のページ群の複写部数と前記第2のページ群の複写部数と前記ページ群のどちらか一方の原稿枚数であることを特徴とする。この構成によれば、第1のページ群に対する複写部数と第2のページ群に対する複写部数をそれぞれパラメータとして入力するので、特に第1のページ群と第2のページ群の内容が連続していない場合等、第1のページ群と第2のページ群の複写部数を分けて考えやすい場合にユーザがパラメータを入力しやすい。
【0009】
請求項3に係る画像形成装置は、上記構成において、前記3つのパラメータは前記ページ群のどちらか一方の複写部数と、前記一方のページ群の複写部数と他方のページ群の複写部数の差と、前記ページ群のどちらか一方の原稿枚数であることを特徴とする。この構成によれば、原稿全体に対する複写部数と、一方のページ群に対する複写部数の原稿全体の複写部数に対する差をパラメータとして入力するので、特に第1のページ群と第2のページ群の内容が連続している場合等、原稿全体に共通する複写部数を考えてから一方のページ群の複写部数を原稿全体に共通する複写部数との差として考えた方がわかりやすい場合にユーザがパラメータを入力しやすい。
【0010】
請求項4に係る画像形成装置は、上記構成において、前記ページ群のどちらか一方の原稿枚数は前記第1のページ群の原稿枚数であって、前記第1のページ群は原稿の最初のページを含むものであることを特徴とする。この場合、原稿を分割した2つのページ群のうちの前の方のページ群の枚数と各々のページ群に対する部数をユーザは入力するので、前の方のページ群の枚数を知っている場合にユーザがパラメータを入力しやすい。
【0011】
請求項5に係る画像形成装置は、上記構成において、前記ページ群のどちらか一方の原稿枚数は前記第2のページ群の原稿枚数であって、前記第2のページ群は原稿の最後のページを含むものであることを特徴とする。この場合、原稿を分割した2つのページ群のうちの後の方のページ群の枚数と各々のページ群に対する部数をユーザは入力するので、後の方のページ群の枚数を知っている場合にユーザがパラメータを入力しやすい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態による画像形成装置である複写機の一例としてデジタル複合機について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施の形態によるコピー機能が組み込まれたデジタル複合機の機械的構成を主に示す側面概略図である。
【0013】
デジタル複合機1は、スキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能、及びコピー機能等の複合機能を備えたデジタル方式の複写機である。デジタル複合機1では、上記の各機能を組み合わせて種々の機能が実現される。
【0014】
デジタル複合機1は、本体部200と、本体部200の左側に配設された用紙後処理部300と、ユーザが種々の操作指令等を入力するための操作部400と、本体部200の上部に配設された原稿読み取り部500と、原稿読み取り部500の上方に配設された原稿給送部600とから構成される。
【0015】
操作部400は、タッチパネル401、スタートキー402及びテンキー403等を備える。タッチパネル401は、種々の操作画面を表示するとともに、ユーザが種々の操作指令を入力するための種々の操作ボタン等を表示する。スタートキー402は、ユーザがコピー実行指令等を入力するために用いられ、テンキー403は、コピー部数等を入力するために用いられる。
【0016】
原稿給送部600は、原稿載置部601、原稿排出部602、給紙ローラ603及び原稿搬送部604等を備え、原稿読み取り部500は、スキャナ501等を備える。給紙ローラ603は、原稿載置部601にセットされた原稿を繰り出し、原稿搬送部604は、繰り出される原稿を1枚ずつ順にスキャナ501上に搬送する。スキャナ501は搬送される原稿を順次読み取り、読み取られた原稿は原稿排出部602に排出される。
【0017】
本体部200は、複数の給紙カセット201、複数の給紙ローラ202、転写ローラ203、感光体ドラム204、露光装置205、現像装置206、定着ローラ207、排出口208、及び排出トレイ209等を備える。
【0018】
感光体ドラム204は、矢印方向に回転しながら帯電装置(図示省略)によって一様に帯電される。露光装置205は、原稿読み取り部500において読み取られた原稿の画像データに基づいて生成された変調信号をレーザ光に変換して出力し、感光体ドラム204に静電潜像を形成する。現像装置206は、所定の現像剤を感光体ドラム204に供給してトナー画像を形成する。
【0019】
一方、給紙ローラ202は、用紙が収納された給紙カセット201から用紙を引き出し、転写ローラ203まで給送する。転写ローラ203は、搬送された用紙に感光体ドラム204上のトナー像を転写させ、定着ローラ207は、転写されたトナー像を加熱して用紙に定着させる。その後、用紙は、本体部200の排出口208から用紙後処理部300に搬入される。また、用紙は、必要に応じて排出トレイ209へも排出される。
【0020】
用紙後処理部300は、搬入口301、用紙搬送部302、搬出口303及びスタックトレイ304等を備える。用紙搬送部302は、排出口208から搬入口301に搬入された用紙を順次搬送し、最終的に搬出口303からスタックトレイ304へ用紙を排出する。スタックトレイ304は、搬出口303から搬出された用紙の集積枚数に応じて矢印方向に上下動可能に構成されている。
【0021】
図2は、図1に示すデジタル複合機1の電気的構成を主に示すブロック図である。デジタル複合機1は、スキャナ部11、画像処理部21、プリンタ部31、制御部41、操作パネル部51、ファクシミリ通信部61、ネットワークI/F(インターフェース)部62、パラレルI/F部63、シリアルI/F部64及びHDD(ハードディスクドライブ)65を備える。
【0022】
スキャナ部11、画像処理部21、制御部41、操作パネル部51及びネットワークI/F部62は、図1に示す操作部400、原稿読み取り部500及び原稿給送部600に相当し、これらの各部によりスキャナ機能が実現される。スキャナ部11、画像処理部21、プリンタ部31、制御部41、操作パネル部51及びファクシミリ通信部61は、図1に示す本体部200、操作部400、原稿読み取り部500及び原稿給送部600に相当し、これらの各部によりファクシミリ機能が実現される。画像処理部21、プリンタ部31、制御部41、操作パネル部51、ネットワークI/F部62及びパラレルI/F部63は、図1に示す本体部200及び操作部400に相当し、これらの各部によりプリンタ機能が実現される。スキャナ部11、画像処理部21、プリンタ部31、制御部41、操作パネル部51及びネットワークI/F部62は、図1に示す本体部200、用紙後処理部300、操作部400、原稿読み取り部500及び原稿給送部600に相当し、これらの各部によりコピー機能が実現される。
【0023】
操作パネル部51は、図1に示すタッチパネル401等から構成されるタッチパネル部52、及び図1に示すスタートキー402及びテンキー403等から構成される操作キー部53を含む。操作パネル部51は、ユーザがスキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能、コピー機能等に関する操作を行うために使用され、ユーザによる操作指令等を制御部41に与える。タッチパネル部52は、タッチパネルとLCD(Liquid Crystal Display)とを組み合わせたタッチパネルユニット等から構成され、種々の操作画面、例えば、コピー機能実行時には、原稿サイズ、コピーサイズ、複写部数等に関する情報を表示するとともに、ユーザが当該部分をタッチすることにより種々の操作指令を入力するための操作ボタン等を表示する。操作キー部53は、ユーザがコピー実行指令等を入力するために用いられる。
【0024】
制御部41は、スキャナコントローラ42、ファクシミリコントローラ43、プリンタコントローラ44及びコピーコントローラ45として機能する。制御部41は、マイクロコンピュータ及び専用のハードウエア回路等から構成され、装置全体の動作を制御する。スキャナコントローラ42は、スキャナ機能を実現するために用いられる各部の動作を制御する。ファクシミリコントローラ43は、ファクシミリ機能を実現するために用いられる各部の動作を制御する。プリンタコントローラ44は、プリンタ機能を実現するために用いられる各部の動作を制御する。コピーコントローラ45は、コピー機能を実現するために用いられる各部の動作を制御する。
【0025】
スキャナ部11は、図1に示すスキャナ501を構成する露光ランプ12及びCCD(電荷結合素子)13を含む。スキャナ部11は、露光ランプ12により原稿を照射し、その反射光をCCD13で受光することにより、原稿から画像を読み取り、読み取った画像に対応する画像データを画像処理部21へ出力する。
【0026】
画像処理部21は、補正部22、画像加工部23及び画像メモリ24を含む。画像処理部21は、読み取られた画像データを必要に応じて補正部22及び画像加工部23により処理し、処理された画像データを画像メモリ24に記憶したり、プリンタ部31、ファクシミリ通信部61又はネットワークI/F部62等へ出力する。補正部22は、読み取られた画像データに対してレベル補正、Y補正等の所定の補正処理を行う。画像加工部23は、画像データの圧縮又は伸張処理、及び拡大又は縮小処理等の種々の加工処理を行う。
【0027】
プリンタ部31は、図1に示す給紙カセット201及び給紙ローラ202等から構成される用紙搬送部32、図1に示す感光体ドラム204、露光装置205、現像装置206等から構成される画像形成部33、図1に示す転写ローラ203等から構成される転写部34、及び図1に示す定着ローラ207等から構成される定着部35を含む。プリンタ部31は、スキャナ部11により読み取られた原稿データ、ネットワークI/F部62を介してLAN(Local Area Network)によりクライアントPC(パーソナルコンピュータ)等から送信された印刷データ、ファクシミリ通信部61を用いて外部のファクシミリ装置等から受信したファクスデータ等の画像データを用いて画像を用紙に印刷する。具体的には、用紙搬送部32は用紙を画像形成部33へ搬送し、画像形成部33は上記の画像データに対応するトナー像を形成し、転写部34はトナー像を用紙に転写し、定着部35はトナー像を用紙に定着させて画像を形成する。
【0028】
ファクシミリ通信部61は、符号化/復号化部(図示省略)、変復調部(図示省略)及びNCU(Network Control Unit)(図示省略)を含む。ファクシミリ通信部61は、スキャナ部11によって読み取られた原稿の画像データを電話回線を介してファクシミリ装置等へ送信したり、ファクシミリ装置等から送信された画像データを受信する。符号化/復号化部は、送信する画像データを圧縮・符号化し、受信した画像データを伸長・復号化する。変復調部は、圧縮・符号化された画像データを音声信号に変調したり、受信した信号(音声信号)を画像データに復調する。NCUは、送受信先となるファクシミリ装置等との電話回線による接続を制御する。
【0029】
ネットワークI/F部62は、ネットワークインタフェース(10/100Base−TX)等を用い、LANを介して接続されたクライアントPC等に対する種々のデータの送受信を制御し、例えば、クライアントPC等から送信された印刷データ等を受信する。パラレルI/F部63は、高速双方向パラレルインターフェイス(IEEE1284準拠)等を用い、複数の信号線を用いて複数ビット単位でデータを送信するパラレル伝送により外部機器等から印刷データ等を受信等する。シリアルI/F部64は、シリアルインターフェイス(RS−232C)等を用い、単一の信号線を用いて1ビットずつ順次データを送るシリアル伝送により外部機器等から種々のデータ等を受信等する。
【0030】
HDD65は、スキャナ部11によって読み取られた画像データ及び当該画像データに設定されている出力形式等の種々のデータ等を記憶する。HDD65に記憶されている画像データは、デジタル複合機1内部で使用されるだけでなく、必要に応じて、ネットワークI/F部62を介してクライアントPC等から確認したり、クライアントPC等の所定のフォルダへ転送される。
【0031】
上記のように、デジタル複合機1は、スキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能、コピー機能等の種々の機能を実行可能なように構成されており、複写機として使用することが出来る。本実施形態においては、デジタル複合機1を特に複写機として使用する。
【0032】
図3は、図2に示す電気的構成のうち特に複写機能に係る部分である操作パネル部51、スキャナ部11、画像処理部21、プリンタ部31及び制御部41内のコピーコントローラ45と、コピーコントローラ45において特に本発明に係る機能の構成を示すブロック図である。以下に特にコピーコントローラ45の各機能を中心として説明を行う。
【0033】
操作パネル部51は、複写(コピー)において、ユーザによる用紙選択、縮小/拡大、濃度設定、部数設定等の各種のコピー条件の設定、及びコピー開始指示の入力に主に使用される。ユーザにより操作パネル部51にコピー開始指示が入力されるとコピー条件とコピー開始指示信号が操作パネル部51から制御部41のコピーコントローラ45へ送信される。コピー条件についてはユーザが設定したものにはユーザが設定した値が、ユーザが設定していないものにはデフォルト値が送信される。コピー開始指示は例えば操作キー部53のスタートキーをユーザが押すことにより入力され、操作パネル部51はこれを検知することによりコピー開始指示を受け付ける。
【0034】
操作パネル部51は、コピー条件の設定の1つとして本発明に係る複写部数の設定(コピー原稿を構成する2つのページ群に対するそれぞれ別の複写部数の設定)にも使用される(以下では本発明に係る複写部数の設定を従来の部数設定と区別するために特に複数部数設定という。)。
【0035】
ユーザによる操作パネル部51を使用した複数部数設定は次の手順で行われる。操作パネル部51がタッチパネル部52に図4(a)に示すコピー条件設定画面を表示した状態で、ユーザが「複数部数設定」キー521を押下したことを操作パネル部51が検知すると操作パネル部51は図4(b)に示す複数部数設定画面をタッチパネル部52に表示する。この画面においてユーザは操作キー部53のテンキーを使用して、コピー原稿を分割した2つのページ群のうち前の方のページ群に対する複写部数(以下、第1部数という。)、後の方のページ群に対する複写部数(以下、第2部数という。)、前の方のページ群の枚数(以下、第1部数枚数という。)をそれぞれタッチパネル上の位置522、523、及び524に入力を行う。入力位置を指定するには各入力位置を押下することにより指定すればよい。上記の3つのパラメータを入力後、複数部数設定画面においてユーザが「確定」キー525を押下したことを操作パネル部51が検知すると、操作パネル部51は入力されたパラメータを複数部数設定の設定パラメータ(コピー条件)として記憶しタッチパネル部52の画面をコピー条件設定画面(図4(a))に戻す。
【0036】
コピーコントローラ45はパラメータ決定制御(パラメータ決定部451における制御)として、操作パネル部51から送信された複数部数設定のパラメータをコピー条件設定の一つとしてコピーコントローラ45が受信し記憶する。またコピーコントローラ45は複数部数設定がされていることを複数部数設定フラグを立てることにより管理する。受信する複数部数設定パラメータはここでは例えば、コピー原稿を分割した2つのページ群のうち前の方のページ群に対する複写部数(第1部数)と、後の方のページ群に対する複写部数(第2部数)と、前の方のページ群の枚数(第1部数枚数)である。
【0037】
コピーコントローラ45は画像読取制御(画像読取部452における制御)として、操作パネル部51からコピー開始指示信号を受信したことを契機に画像読取制御を開始する。コピーコントローラ45はスキャナ部11に原稿読取の指示を出す。スキャナ部11は原稿給送部600にコピー原稿がセットされているか否かを判断し、セットされていれば原稿給送部600にコピー原稿を給送するよう指示を出す。本発明は自動原稿送り装置(原稿給送部600)によりコピー原稿が給送される場合におけるものであるので自動原稿送り装置が使用されない場合については本実施形態では特に説明しない。原稿給送部600は順次コピー原稿を原稿読み取り部500に給送し、原稿読み取り部500は給送されたコピー原稿を順次読み取る。原稿読み取り部500はコピー原稿を読み取るのと同時にその枚数をカウントする。スキャナ部11はコピー原稿から読み取られた画像データを画像処理部21の画像メモリ24に格納し、画像処理部21はそのページ情報を管理する。スキャナ部11はカウントしたコピー原稿の枚数をコピーコントローラ45に送信し、コピーコントローラ45はこれを受信し記憶する。
【0038】
コピーコントローラ45は印刷制御(印刷部453における制御)として、複数部数設定がされているか否かを複数部数設定フラグをチェックすることにより判断し、複数部数設定がされている場合には第1部数、第2部数、第1部数枚数、及び原稿枚数の4つのパラメータを使用して以下の3つのケースに場合分けし、それぞれのケースに応じた印刷制御を行う。3つのケースとは、全てのページに対する複写部数が同じケース(ケース1)と、前の方のページ群が後の方のページ群より複写部数が多いケース(ケース2)と、後の方のページ群が前の方のページ群より複写部数が多いケース(ケース3)である。
【0039】
コピーコントローラ45はケース1の場合には、全てのページを第1部数分印刷するよう制御を行う。ケース2の場合には、全てのページを第2部数分印刷し、その後、前の方のページ群を第1部数と第2部数の差分だけ印刷するよう制御を行う。ケース3の場合には、全てのページを第1部数分印刷し、その後、後の方のページ群を第1部数と第2部数の差分だけ印刷するよう制御を行う。
【0040】
コピーコントローラ45は上記場合分けを行った後は第1部数、第2部数、第1部数枚数、及び原稿枚数を使用して開始ページ番号、終了ページ番号、及び複写部数を決定し、プリンタ部31に1ページごとに印刷条件を指定して印刷指示を行い、開始ページ番号から終了ページ番号まで複写部数分の印刷を行う。具体的にはケース1では開始ページ番号を「1」、終了ページ番号を原稿枚数、複写部数を第1部数に設定して印刷する。ケース2では開始ページ番号を「1」、終了ページ番号を原稿枚数、複写部数を第2部数に設定してまず印刷し、その後、開始ページ番号を「1」、終了ページ番号を第1部数枚数、複写部数を第1部数から第2部数を引いた値に設定して印刷する。ケース3では開始ページ番号を「1」、終了ページ番号を原稿枚数、複写部数を第1部数に設定してまず印刷し、その後、開始ページ番号を第1部数枚数に1を加えた値、終了ページ番号を原稿枚数、複写部数を第2部数から第1部数を引いた値に設定して印刷する。
【0041】
コピーコントローラ45は操作部数設定以外にも操作パネル部51を使用してユーザが設定した又はデフォルト値として予め設定されているコピー条件を受信し、画像処理部21に指示を出したり、プリンタ部に必要な指示を出したりしてコピー条件を満たす制御を行う。例えばコピー条件には拡大/縮小、色の濃さ、用紙選択、集約等がある。これらの内、拡大/縮小や集約はコピーコントローラ45が画像処理部21の画像加工部23に拡大倍率、縮小倍率、集約条件(2ページ分を1ページにする等)を指示することにより画像の加工として行わせる。濃度設定や用紙設定はコピーコントローラ45がプリンタ部31に色の濃度や給紙トレイや手差しトレイを指示することにより印刷時の設定とする。
【0042】
次に図5のフローチャートに従い上記デジタル複合機1における複写部数の設定及びコピー開始指示入力受付の処理の流れを説明する。S1では、タッチパネル部52に図4(a)に示すコピー条件設定画面が表示されている場合において、操作パネル部51はユーザからのコピー条件設定の指示として「複数部数設定」キーが押下されたか否かをチェックする。「複数部数設定」キーが押下されたことを検知した場合(S1でYES)、S3に進む。S3では、操作パネル部51はタッチパネル部52に図4(b)に示す複数部数入力画面を表示する。
【0043】
S5では、ユーザは複数部数入力画面の所定の位置、例えば第1部数に対してタッチパネル上の位置522、第2部数に対して位置523、第1部数枚数に対して位置524、にそれぞれ第1部数、第2部数、第1部数枚数の値、例えばここでは第1部数に10、第2部数に6、第1部数枚数に3、を入力し、入力が完了したら確定キーを押下する。操作パネル部51は確定キーが押下されたか否かをチェックし、確定キーが押下されたことを検知したら(S5でYES)、操作パネル部51は上記の入力内容を一時的に記憶し複数部数入力画面を終了してコピー条件設定画面に戻りS7に進む。S1の分岐で複数設定キーが押下されたことを検知しなかった場合も(S1でNO)、S7へ進む。確定キーが押下されたことを検知しなければ(S5でNO)、S5を繰り返す。
【0044】
S7では、操作パネル部51は複数部数設定以外のコピー条件の設定が指示されたか否かをチェックし、指示されていればS9に進みその設定を受け付ける。指示されていなければS11に進む。S11では、操作パネル部51は操作キー部53のSTARTキーが押下されたか否かをチェックする。STARTキーが押下されたことを検知したら(S11でYES)、S13へ進む。S13では、複数部数設定を含む全コピー条件設定内容及びコピー開始指示信号を制御部41のコピーコントローラ45に送信する。STARTキーが押下されなければ(S7でNO)、S1に戻る。
【0045】
次に図6のフローチャートを使用して、第1部数に10、第2部数に6、第1部数枚数に3が指定され、原稿枚数5枚のコピー原稿を複写する場合のコピーコントローラ45の処理の流れを説明する。ここでは複数部数設定以外のコピー条件に対する制御は特に考えないこととする。S21では、コピーコントローラ45は操作パネル部51からコピー開始指示信号を受信したか否かをチェックする。コピー開始指示信号を受信したことを検知したら(S21でYES)、S23に進む。コピー開始指示信号の受信を検知しなかったらS21の処理を繰り返す。S23では、ユーザが複数部数設定のために操作パネル部51に入力したパラメータである第1部数、第2部数、及び第1部数枚数を含むコピー条件を操作パネル部51から受信したか否かをチェックする。ここでは例えば複数部数設定のパラメータは第1部数が10、第2部数が6、第1部数枚数が3である。コピー条件を受信したことを検知したら(S23でYES)、S25に進む。コピー条件の受信を検知しなかったら受信するまでS13の処理を繰り返す。
【0046】
S25では、コピーコントローラ45は複数部数設定の3つのパラメータを含むコピー条件を記憶する。またここでは複数部数設定のパラメータを受信したので複数部数設定フラグを立てる。S27では、コピーコントローラ45はスキャナ部11にコピー原稿の読み込みを指示する。スキャナ部11は原稿給送部600(自動原稿送り装置)にセットされたコピー原稿から画像データを読み取り画像メモリ24に格納する。またこれと同時に、スキャナ部11は読み取ったコピー原稿の枚数(原稿枚数)を取得しコピーコントローラ45に送信する。ここでは例えば原稿枚数は5であり、原稿枚数として5を送信する。S29では、コピーコントローラ45はスキャナ部11から受信した原稿枚数を記憶する。コピーコントローラ45は複数部数設定フラグが立っていることを確認して以下で複数部数設定に対する複写の制御を行う。
【0047】
S31では、コピーコントローラ45は原稿枚数が第1部数枚数より大きいか否かを判定する。原稿枚数が第1部数枚数より大きければ複数部数印刷が正常に指定されていることとなる。この場合S33へ進む。ここでは例えば原稿枚数が5枚、第1部数枚数が3枚であるのでS33へ進む。S33では、コピーコントローラ45は第1部数が第2部数より大きいか否かを判定する。第1部数が第2部数より大きければS35へ進む。ここでは例えば第1部数は「10」で第2部数は「6」であるのでS35へ進む。S35では、「1」を開始ページ番号、原稿枚数を終了ページ番号、第2部数を複写部数に設定してプリンタ部31を制御して画像メモリ24に格納した画像データの印刷を行う。ここでは例えば開始ページ番号が「1」、終了ページ番号が「5」、複写部数が「6」となる。S37では、「1」を開始ページ番号、第1部数枚数を終了ページ番号、第1部数から第2部数を引いた数を複写部数に設定してプリンタ部31を制御して画像メモリ24に格納した画像データの印刷を行う。ここでは例えば開始ページ番号が「1」、終了ページ番号が「3」、複写部数が「4」となる。
【0048】
S33の分岐で第1部数が第2部数以下であった場合はS39へ進む。S39では、コピーコントローラ45は第1部数が第2部数より小さいか否かを判定する。第1部数が第2部数より小さければS41へ進む。S41では、「1」を開始ページ番号、原稿枚数を終了ページ番号、第1部数を複写部数に設定してプリンタ部31を制御して画像メモリ24に格納した画像データの印刷を行う。S43では、第1部数枚数に1を加えた数を開始ページ番号、原稿枚数を終了ページ番号、第2部数から第1部数を引いた数を複写部数に設定してプリンタ部31を制御して画像メモリ24に格納した画像データの印刷を行う。
【0049】
S31の分岐で原稿枚数が第1部数枚数以下であった場合、又はS39の分岐で第1部数が第2部数以上であった場合(つまり第1部数と第2部数が同数であった場合)はS45へ進む。S45では、「1」を開始ページ番号、原稿枚数を終了ページ番号、第1部数を複写部数に設定してプリンタ部31を制御して画像メモリ24に格納した画像データの印刷を行う。
【0050】
S35、S37、S41、S43、S45の印刷処理の詳細はサブルーチン化して図7のフローチャートに示してあるので以下にこれらのステップの処理を図7を使用して説明する。
【0051】
S51では、コピーコントローラ45は開始ページ番号として設定されている番号を取得する。S53では、コピーコントローラ45は終了ページ番号として設定されている番号を取得する。S55では、コピーコントローラ45は複写部数として設定されている番号を取得する。S57では、コピーコントローラ45は部数カウンタ「j」に1を代入する。S59では、コピーコントローラ45はページカウンタ「i」に開始ページ番号を代入する。S61では、コピーコントローラ45はプリンタ部31に画像メモリ24に格納されている画像データの「i」ページ目を印刷するよう指示する。コピーコントローラ45はこの指示と共に印刷条件、例えば用紙選択や色の濃さ等、をプリンタ部31に送信する。プリンタ部31はコピーコントローラ45からの印刷指示に従い画像メモリ24から「i」ページ目の画像データを取得し、コピーコントローラ45から指定された印刷条件に従って1ページ分の画像データを印刷する。
【0052】
S63では、コピーコントローラ45は次のページを印刷するため「i」をインクリメントする。S65では、コピーコントローラ45は「i」が最終ページ番号より小さいか否かをチェックする。「i」が最終ページ番号より小さければ(S65でYES)、次のページを印刷するためにS61に戻る。「i」が最終ページ番号以上であれば(S65でNO)、S67へ進む。S67では開始ページから再度印刷するためにコピーコントローラ45は部数カウンタ「j」をインクリメントする。S69では、コピーコントローラ45は「j」が複写部数より小さいか否かをチェックする。「j」が複写部数より小さければ(S69でYES)、S59に戻って開始ページから再度印刷を開始する。S69の分岐で「j」が複写部数以上であれば(S69でNO)、印刷を終了する。
【0053】
このように本実施形態によればコピー原稿を分割した2つのページ群のうち前の方のページ群に対する複写部数(第1部数)と、後の方のページ群に対する複写部数(第2部数)と、前の方のページ群の枚数(第1部数枚数)の3つのパラメータをユーザが操作パネル部51を使用して指定し、これらのパラメータに基づいて装置がコピー原稿を第1及び第2のページ群に分割するためのページ位置、及び前記第1及び第2のページ群の複写部数を決定し、複写を行ったので、3つのみのパラメータの指定によりコピー原稿を分割した2つのページ群を別々の複写部数、複写することが出来る。これによりユーザは煩雑なパラメータ設定操作を行う必要がない。
【0054】
本実施形態においては、ユーザは3つのパラメータとしてコピー原稿を分割した2つのページ群のうち前の方のページ群に対する複写部数(第1部数)と、後の方のページ群に対する複写部数(第2部数)と、前の方のページ群の枚数(第1部数枚数)を指定したが、設定するパラメータは上記の3つでなくともコピー原稿を第1及び第2のページ群に分割するためのページ位置、及び前記第1及び第2のページ群の複写部数が決定可能な3つのパラメータであればどんなものでもよい。例えば、コピー原稿を分割した2つのページ群のうち前の方のページ群に対する複写部数と、後の方のページ群に対する複写部数と、後の方のページ群の枚数の3つのパラメータや、コピー原稿を分割した2つのページ群のどちらか一方の複写部数と、この一方のページ群の複写部数と他方のページ群の複写部数の差と、ページ群のどちらか一方の原稿枚数の3つのパラメータであってもよい。
【0055】
本実施形態におけるデジタル複合機は本発明に係る部数設定(複数部数設定)と通常の部数設定の両方をもつが、両者の設定は共に有効には出来ない所謂排他的なコピー条件である。従って一方が設定されている場合や一方が設定されている場合にユーザが他方を設定しようとした場合には、その旨をユーザに報知するようにすることが望ましい。例えば一方が設定されている場合には、有効になっている方の設定キーを既に設定されていることを表すために通常と違う表示、例えば反転表示、にするか、有効になっていない方の設定キーを設定に対する警告を表すために通常と違う表示、例えば網掛け表示、にするとよい。また、一方が設定されている場合にユーザが他方を設定しようとした場合には、その旨をメッセージ等でユーザに報知するとよい。この場合には警告メッセージと共に一方をユーザが選択するための選択画面を表示してユーザに意思確認を行うようにしてもよい。
【0056】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、原稿を第1及び第2のページ群に分割するためのページ位置、及び前記第1及び第2のページ群の複写部数を決定するための3つのパラメータをユーザが部数指示手段により入力し、部数決定手段が前記3つのパラメータから原稿を第1及び第2のページ群に分割するためのページ位置、及び前記第1及び第2のページ群の複写部数を決定するので、ユーザが3つのみのパラメータを入力することにより第1のページ群の開始ページ、終了ページ、複写部数及び第2のページ群の開始ページ、終了ページ、複写部数を決定することが出来き、各々を印刷することが出来る。従って、ユーザはより少ないパラメータで複写部数の指定が出来るので煩雑な操作を行う必要がない。
【0057】
請求項2に記載の発明によれば、第1のページ群に対する複写部数と第2のページ群に対する複写部数をそれぞれパラメータとして入力するので、特に第1のページ群と第2のページ群の内容が連続していない場合等、第1のページ群と第2のページ群の複写部数を分けて考えやすい場合にユーザがパラメータを入力しやすい。
【0058】
請求項3に記載の発明によれば、原稿全体に対する複写部数と、一方のページ群に対する複写部数の原稿全体の複写部数に対する差をパラメータとして入力するので、特に第1のページ群と第2のページ群の内容が連続している場合等、原稿全体に共通する複写部数を考えてから一方のページ群の複写部数を原稿全体に共通する複写部数との差として考えた方がわかりやすい場合にユーザがパラメータを入力しやすい。
【0059】
請求項4に記載の発明によれば、原稿を分割した2つのページ群のうちの前の方のページ群の枚数と各々のページ群に対する部数をユーザは入力するので、前の方のページ群の枚数を知っている場合にユーザがパラメータを入力しやすい。
【0060】
請求項5に記載の発明によれば、原稿を分割した2つのページ群のうちの後の方のページ群の枚数と各々のページ群に対する部数をユーザは入力するので、後の方のページ群の枚数を知っている場合にユーザがパラメータを入力しやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるデジタル複合機の機械的構成を主に示す側面概略図である。
【図2】図1に示すデジタル複合機の電気的構成を主に示すブロック図である。
【図3】図2に示すブロック図のうち特に本発明にかかる部分のデジタル複合機の電気的構成と制御部内の機能構成を示すブロック図である。
【図4】本発明に係る複写部数指定における操作パネル部の表示の例を示す図である。
【図5】本発明に係る複写部数指定時における操作パネル部の処理の流れを示すフローチャートを示す図である。
【図6】本デジタル複合機の複写時の処理の流れを示すフローチャートを示す図である。
【図7】本デジタル複合機の複写時の特に印刷制御の処理の流れを示すフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
1 デジタル複合機(画像形成装置)
11 スキャナ部
21 画像処理部
22 画像加工部
23 画像メモリ
31 プリンタ部
41 制御部
45 コピーコントローラ
51 操作パネル部(部数指定手段)
52 タッチパネル部
53 操作キー部
451 パラメータ決定部(決定手段)
452 画像読取部
453 印刷部(印刷制御手段)
600 原稿給送部(自動原稿送り装置)
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動原稿送り装置にセットされた複数枚の原稿を構成する連続したページからなる第1及び第2のページ群に対して前記ページ群ごとに異なる部数の複写物を得ることが可能な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動原稿送り装置にセットされた複数枚の原稿の当該原稿を分割した2つのページ群をそれぞれ異なる部数複写するための従来の技術として、特許文献1には自動原稿送り装置を備えると共に、装置本体には、複数枚の原稿の画像を記憶する原稿記憶手段と、複数枚の原稿の画像を原稿記憶手段に一旦記憶した後、丁合しながら複写物を出力する制御を行うと共に、各々の出力部単位毎に、複写する原稿の頁数を任意に選択可能とする制御手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置が記載されている。この従来技術においてユーザによる部数の指示は、部数を指定するページ群ごとに開始ページ、終了ページ及び部数を入力することにより行われる。(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−133520号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来技術においては前述したようにユーザによる部数の指示は、部数を指定するページ群ごとに開始ページ、終了ページ、部数の3つのパラメータを入力することにより行われている。この場合2つのページ群に対して異なった部数を指定するには6つのパラメータ(開始ページ、終了ページ、部数を2組)を入力しなければならない。しかしながら上記6つの情報を得るのに実際に6つ全ての情報をパラメータとして入力する必要はなく、3つのパラメータ(例えばページ郡が分割される位置及び各ページ群に対する部数)から上記6つの情報を算出することが可能である。従って、上記の従来技術においては上記6つの情報を得るために6つ全てをパラメータとして装置に入力するため操作が煩雑になっている。
【0005】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、ユーザが3つのパラメータを装置に入力することにより、自動原稿送り装置にセットされた複数枚の原稿を構成する2つのページ群に対して異なった部数を指定することが可能な画像形成装置を提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る画像形成装置は、自動原稿送り装置にセットされた複数枚の原稿を構成する連続したページからなる第1及び第2のページ群に対して前記ページ群ごとに異なる部数の複写物を得ることが可能な画像形成装置において、前記原稿を第1及び第2のページ群に分割するためのページ位置、及び前記第1及び第2のページ群の複写部数を決定するための3つのパラメータをユーザが入力するための部数指示手段と、前記3つのパラメータから前記原稿を第1及び第2のページ群に分割するためのページ位置、及び前記第1及び第2のページ群の複写部数を決定する決定手段と、前記第1のページ群を前記第1のページ群の複写部数印刷し、前記第2のページ群を前記第2のページ群の複写部数印刷する制御を行う印刷制御手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
この構成によれば、原稿を第1及び第2のページ群に分割するためのページ位置、及び前記第1及び第2のページ群の複写部数を決定するための3つのパラメータをユーザが部数指示手段により入力し、部数決定手段が前記3つのパラメータから原稿を第1及び第2のページ群に分割するためのページ位置、及び前記第1及び第2のページ群の複写部数を決定するので、ユーザが3つのみのパラメータを入力することにより第1のページ群の開始ページ、終了ページ、複写部数及び第2のページ群の開始ページ、終了ページ、複写部数を決定することが出来き、各々を印刷することが出来る。従って、ユーザはより少ないパラメータで複写部数の指定が出来るので煩雑な操作を行う必要がない。
【0008】
請求項2に係る画像形成装置は、上記構成において、前記3つのパラメータは前記第1のページ群の複写部数と前記第2のページ群の複写部数と前記ページ群のどちらか一方の原稿枚数であることを特徴とする。この構成によれば、第1のページ群に対する複写部数と第2のページ群に対する複写部数をそれぞれパラメータとして入力するので、特に第1のページ群と第2のページ群の内容が連続していない場合等、第1のページ群と第2のページ群の複写部数を分けて考えやすい場合にユーザがパラメータを入力しやすい。
【0009】
請求項3に係る画像形成装置は、上記構成において、前記3つのパラメータは前記ページ群のどちらか一方の複写部数と、前記一方のページ群の複写部数と他方のページ群の複写部数の差と、前記ページ群のどちらか一方の原稿枚数であることを特徴とする。この構成によれば、原稿全体に対する複写部数と、一方のページ群に対する複写部数の原稿全体の複写部数に対する差をパラメータとして入力するので、特に第1のページ群と第2のページ群の内容が連続している場合等、原稿全体に共通する複写部数を考えてから一方のページ群の複写部数を原稿全体に共通する複写部数との差として考えた方がわかりやすい場合にユーザがパラメータを入力しやすい。
【0010】
請求項4に係る画像形成装置は、上記構成において、前記ページ群のどちらか一方の原稿枚数は前記第1のページ群の原稿枚数であって、前記第1のページ群は原稿の最初のページを含むものであることを特徴とする。この場合、原稿を分割した2つのページ群のうちの前の方のページ群の枚数と各々のページ群に対する部数をユーザは入力するので、前の方のページ群の枚数を知っている場合にユーザがパラメータを入力しやすい。
【0011】
請求項5に係る画像形成装置は、上記構成において、前記ページ群のどちらか一方の原稿枚数は前記第2のページ群の原稿枚数であって、前記第2のページ群は原稿の最後のページを含むものであることを特徴とする。この場合、原稿を分割した2つのページ群のうちの後の方のページ群の枚数と各々のページ群に対する部数をユーザは入力するので、後の方のページ群の枚数を知っている場合にユーザがパラメータを入力しやすい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態による画像形成装置である複写機の一例としてデジタル複合機について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施の形態によるコピー機能が組み込まれたデジタル複合機の機械的構成を主に示す側面概略図である。
【0013】
デジタル複合機1は、スキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能、及びコピー機能等の複合機能を備えたデジタル方式の複写機である。デジタル複合機1では、上記の各機能を組み合わせて種々の機能が実現される。
【0014】
デジタル複合機1は、本体部200と、本体部200の左側に配設された用紙後処理部300と、ユーザが種々の操作指令等を入力するための操作部400と、本体部200の上部に配設された原稿読み取り部500と、原稿読み取り部500の上方に配設された原稿給送部600とから構成される。
【0015】
操作部400は、タッチパネル401、スタートキー402及びテンキー403等を備える。タッチパネル401は、種々の操作画面を表示するとともに、ユーザが種々の操作指令を入力するための種々の操作ボタン等を表示する。スタートキー402は、ユーザがコピー実行指令等を入力するために用いられ、テンキー403は、コピー部数等を入力するために用いられる。
【0016】
原稿給送部600は、原稿載置部601、原稿排出部602、給紙ローラ603及び原稿搬送部604等を備え、原稿読み取り部500は、スキャナ501等を備える。給紙ローラ603は、原稿載置部601にセットされた原稿を繰り出し、原稿搬送部604は、繰り出される原稿を1枚ずつ順にスキャナ501上に搬送する。スキャナ501は搬送される原稿を順次読み取り、読み取られた原稿は原稿排出部602に排出される。
【0017】
本体部200は、複数の給紙カセット201、複数の給紙ローラ202、転写ローラ203、感光体ドラム204、露光装置205、現像装置206、定着ローラ207、排出口208、及び排出トレイ209等を備える。
【0018】
感光体ドラム204は、矢印方向に回転しながら帯電装置(図示省略)によって一様に帯電される。露光装置205は、原稿読み取り部500において読み取られた原稿の画像データに基づいて生成された変調信号をレーザ光に変換して出力し、感光体ドラム204に静電潜像を形成する。現像装置206は、所定の現像剤を感光体ドラム204に供給してトナー画像を形成する。
【0019】
一方、給紙ローラ202は、用紙が収納された給紙カセット201から用紙を引き出し、転写ローラ203まで給送する。転写ローラ203は、搬送された用紙に感光体ドラム204上のトナー像を転写させ、定着ローラ207は、転写されたトナー像を加熱して用紙に定着させる。その後、用紙は、本体部200の排出口208から用紙後処理部300に搬入される。また、用紙は、必要に応じて排出トレイ209へも排出される。
【0020】
用紙後処理部300は、搬入口301、用紙搬送部302、搬出口303及びスタックトレイ304等を備える。用紙搬送部302は、排出口208から搬入口301に搬入された用紙を順次搬送し、最終的に搬出口303からスタックトレイ304へ用紙を排出する。スタックトレイ304は、搬出口303から搬出された用紙の集積枚数に応じて矢印方向に上下動可能に構成されている。
【0021】
図2は、図1に示すデジタル複合機1の電気的構成を主に示すブロック図である。デジタル複合機1は、スキャナ部11、画像処理部21、プリンタ部31、制御部41、操作パネル部51、ファクシミリ通信部61、ネットワークI/F(インターフェース)部62、パラレルI/F部63、シリアルI/F部64及びHDD(ハードディスクドライブ)65を備える。
【0022】
スキャナ部11、画像処理部21、制御部41、操作パネル部51及びネットワークI/F部62は、図1に示す操作部400、原稿読み取り部500及び原稿給送部600に相当し、これらの各部によりスキャナ機能が実現される。スキャナ部11、画像処理部21、プリンタ部31、制御部41、操作パネル部51及びファクシミリ通信部61は、図1に示す本体部200、操作部400、原稿読み取り部500及び原稿給送部600に相当し、これらの各部によりファクシミリ機能が実現される。画像処理部21、プリンタ部31、制御部41、操作パネル部51、ネットワークI/F部62及びパラレルI/F部63は、図1に示す本体部200及び操作部400に相当し、これらの各部によりプリンタ機能が実現される。スキャナ部11、画像処理部21、プリンタ部31、制御部41、操作パネル部51及びネットワークI/F部62は、図1に示す本体部200、用紙後処理部300、操作部400、原稿読み取り部500及び原稿給送部600に相当し、これらの各部によりコピー機能が実現される。
【0023】
操作パネル部51は、図1に示すタッチパネル401等から構成されるタッチパネル部52、及び図1に示すスタートキー402及びテンキー403等から構成される操作キー部53を含む。操作パネル部51は、ユーザがスキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能、コピー機能等に関する操作を行うために使用され、ユーザによる操作指令等を制御部41に与える。タッチパネル部52は、タッチパネルとLCD(Liquid Crystal Display)とを組み合わせたタッチパネルユニット等から構成され、種々の操作画面、例えば、コピー機能実行時には、原稿サイズ、コピーサイズ、複写部数等に関する情報を表示するとともに、ユーザが当該部分をタッチすることにより種々の操作指令を入力するための操作ボタン等を表示する。操作キー部53は、ユーザがコピー実行指令等を入力するために用いられる。
【0024】
制御部41は、スキャナコントローラ42、ファクシミリコントローラ43、プリンタコントローラ44及びコピーコントローラ45として機能する。制御部41は、マイクロコンピュータ及び専用のハードウエア回路等から構成され、装置全体の動作を制御する。スキャナコントローラ42は、スキャナ機能を実現するために用いられる各部の動作を制御する。ファクシミリコントローラ43は、ファクシミリ機能を実現するために用いられる各部の動作を制御する。プリンタコントローラ44は、プリンタ機能を実現するために用いられる各部の動作を制御する。コピーコントローラ45は、コピー機能を実現するために用いられる各部の動作を制御する。
【0025】
スキャナ部11は、図1に示すスキャナ501を構成する露光ランプ12及びCCD(電荷結合素子)13を含む。スキャナ部11は、露光ランプ12により原稿を照射し、その反射光をCCD13で受光することにより、原稿から画像を読み取り、読み取った画像に対応する画像データを画像処理部21へ出力する。
【0026】
画像処理部21は、補正部22、画像加工部23及び画像メモリ24を含む。画像処理部21は、読み取られた画像データを必要に応じて補正部22及び画像加工部23により処理し、処理された画像データを画像メモリ24に記憶したり、プリンタ部31、ファクシミリ通信部61又はネットワークI/F部62等へ出力する。補正部22は、読み取られた画像データに対してレベル補正、Y補正等の所定の補正処理を行う。画像加工部23は、画像データの圧縮又は伸張処理、及び拡大又は縮小処理等の種々の加工処理を行う。
【0027】
プリンタ部31は、図1に示す給紙カセット201及び給紙ローラ202等から構成される用紙搬送部32、図1に示す感光体ドラム204、露光装置205、現像装置206等から構成される画像形成部33、図1に示す転写ローラ203等から構成される転写部34、及び図1に示す定着ローラ207等から構成される定着部35を含む。プリンタ部31は、スキャナ部11により読み取られた原稿データ、ネットワークI/F部62を介してLAN(Local Area Network)によりクライアントPC(パーソナルコンピュータ)等から送信された印刷データ、ファクシミリ通信部61を用いて外部のファクシミリ装置等から受信したファクスデータ等の画像データを用いて画像を用紙に印刷する。具体的には、用紙搬送部32は用紙を画像形成部33へ搬送し、画像形成部33は上記の画像データに対応するトナー像を形成し、転写部34はトナー像を用紙に転写し、定着部35はトナー像を用紙に定着させて画像を形成する。
【0028】
ファクシミリ通信部61は、符号化/復号化部(図示省略)、変復調部(図示省略)及びNCU(Network Control Unit)(図示省略)を含む。ファクシミリ通信部61は、スキャナ部11によって読み取られた原稿の画像データを電話回線を介してファクシミリ装置等へ送信したり、ファクシミリ装置等から送信された画像データを受信する。符号化/復号化部は、送信する画像データを圧縮・符号化し、受信した画像データを伸長・復号化する。変復調部は、圧縮・符号化された画像データを音声信号に変調したり、受信した信号(音声信号)を画像データに復調する。NCUは、送受信先となるファクシミリ装置等との電話回線による接続を制御する。
【0029】
ネットワークI/F部62は、ネットワークインタフェース(10/100Base−TX)等を用い、LANを介して接続されたクライアントPC等に対する種々のデータの送受信を制御し、例えば、クライアントPC等から送信された印刷データ等を受信する。パラレルI/F部63は、高速双方向パラレルインターフェイス(IEEE1284準拠)等を用い、複数の信号線を用いて複数ビット単位でデータを送信するパラレル伝送により外部機器等から印刷データ等を受信等する。シリアルI/F部64は、シリアルインターフェイス(RS−232C)等を用い、単一の信号線を用いて1ビットずつ順次データを送るシリアル伝送により外部機器等から種々のデータ等を受信等する。
【0030】
HDD65は、スキャナ部11によって読み取られた画像データ及び当該画像データに設定されている出力形式等の種々のデータ等を記憶する。HDD65に記憶されている画像データは、デジタル複合機1内部で使用されるだけでなく、必要に応じて、ネットワークI/F部62を介してクライアントPC等から確認したり、クライアントPC等の所定のフォルダへ転送される。
【0031】
上記のように、デジタル複合機1は、スキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能、コピー機能等の種々の機能を実行可能なように構成されており、複写機として使用することが出来る。本実施形態においては、デジタル複合機1を特に複写機として使用する。
【0032】
図3は、図2に示す電気的構成のうち特に複写機能に係る部分である操作パネル部51、スキャナ部11、画像処理部21、プリンタ部31及び制御部41内のコピーコントローラ45と、コピーコントローラ45において特に本発明に係る機能の構成を示すブロック図である。以下に特にコピーコントローラ45の各機能を中心として説明を行う。
【0033】
操作パネル部51は、複写(コピー)において、ユーザによる用紙選択、縮小/拡大、濃度設定、部数設定等の各種のコピー条件の設定、及びコピー開始指示の入力に主に使用される。ユーザにより操作パネル部51にコピー開始指示が入力されるとコピー条件とコピー開始指示信号が操作パネル部51から制御部41のコピーコントローラ45へ送信される。コピー条件についてはユーザが設定したものにはユーザが設定した値が、ユーザが設定していないものにはデフォルト値が送信される。コピー開始指示は例えば操作キー部53のスタートキーをユーザが押すことにより入力され、操作パネル部51はこれを検知することによりコピー開始指示を受け付ける。
【0034】
操作パネル部51は、コピー条件の設定の1つとして本発明に係る複写部数の設定(コピー原稿を構成する2つのページ群に対するそれぞれ別の複写部数の設定)にも使用される(以下では本発明に係る複写部数の設定を従来の部数設定と区別するために特に複数部数設定という。)。
【0035】
ユーザによる操作パネル部51を使用した複数部数設定は次の手順で行われる。操作パネル部51がタッチパネル部52に図4(a)に示すコピー条件設定画面を表示した状態で、ユーザが「複数部数設定」キー521を押下したことを操作パネル部51が検知すると操作パネル部51は図4(b)に示す複数部数設定画面をタッチパネル部52に表示する。この画面においてユーザは操作キー部53のテンキーを使用して、コピー原稿を分割した2つのページ群のうち前の方のページ群に対する複写部数(以下、第1部数という。)、後の方のページ群に対する複写部数(以下、第2部数という。)、前の方のページ群の枚数(以下、第1部数枚数という。)をそれぞれタッチパネル上の位置522、523、及び524に入力を行う。入力位置を指定するには各入力位置を押下することにより指定すればよい。上記の3つのパラメータを入力後、複数部数設定画面においてユーザが「確定」キー525を押下したことを操作パネル部51が検知すると、操作パネル部51は入力されたパラメータを複数部数設定の設定パラメータ(コピー条件)として記憶しタッチパネル部52の画面をコピー条件設定画面(図4(a))に戻す。
【0036】
コピーコントローラ45はパラメータ決定制御(パラメータ決定部451における制御)として、操作パネル部51から送信された複数部数設定のパラメータをコピー条件設定の一つとしてコピーコントローラ45が受信し記憶する。またコピーコントローラ45は複数部数設定がされていることを複数部数設定フラグを立てることにより管理する。受信する複数部数設定パラメータはここでは例えば、コピー原稿を分割した2つのページ群のうち前の方のページ群に対する複写部数(第1部数)と、後の方のページ群に対する複写部数(第2部数)と、前の方のページ群の枚数(第1部数枚数)である。
【0037】
コピーコントローラ45は画像読取制御(画像読取部452における制御)として、操作パネル部51からコピー開始指示信号を受信したことを契機に画像読取制御を開始する。コピーコントローラ45はスキャナ部11に原稿読取の指示を出す。スキャナ部11は原稿給送部600にコピー原稿がセットされているか否かを判断し、セットされていれば原稿給送部600にコピー原稿を給送するよう指示を出す。本発明は自動原稿送り装置(原稿給送部600)によりコピー原稿が給送される場合におけるものであるので自動原稿送り装置が使用されない場合については本実施形態では特に説明しない。原稿給送部600は順次コピー原稿を原稿読み取り部500に給送し、原稿読み取り部500は給送されたコピー原稿を順次読み取る。原稿読み取り部500はコピー原稿を読み取るのと同時にその枚数をカウントする。スキャナ部11はコピー原稿から読み取られた画像データを画像処理部21の画像メモリ24に格納し、画像処理部21はそのページ情報を管理する。スキャナ部11はカウントしたコピー原稿の枚数をコピーコントローラ45に送信し、コピーコントローラ45はこれを受信し記憶する。
【0038】
コピーコントローラ45は印刷制御(印刷部453における制御)として、複数部数設定がされているか否かを複数部数設定フラグをチェックすることにより判断し、複数部数設定がされている場合には第1部数、第2部数、第1部数枚数、及び原稿枚数の4つのパラメータを使用して以下の3つのケースに場合分けし、それぞれのケースに応じた印刷制御を行う。3つのケースとは、全てのページに対する複写部数が同じケース(ケース1)と、前の方のページ群が後の方のページ群より複写部数が多いケース(ケース2)と、後の方のページ群が前の方のページ群より複写部数が多いケース(ケース3)である。
【0039】
コピーコントローラ45はケース1の場合には、全てのページを第1部数分印刷するよう制御を行う。ケース2の場合には、全てのページを第2部数分印刷し、その後、前の方のページ群を第1部数と第2部数の差分だけ印刷するよう制御を行う。ケース3の場合には、全てのページを第1部数分印刷し、その後、後の方のページ群を第1部数と第2部数の差分だけ印刷するよう制御を行う。
【0040】
コピーコントローラ45は上記場合分けを行った後は第1部数、第2部数、第1部数枚数、及び原稿枚数を使用して開始ページ番号、終了ページ番号、及び複写部数を決定し、プリンタ部31に1ページごとに印刷条件を指定して印刷指示を行い、開始ページ番号から終了ページ番号まで複写部数分の印刷を行う。具体的にはケース1では開始ページ番号を「1」、終了ページ番号を原稿枚数、複写部数を第1部数に設定して印刷する。ケース2では開始ページ番号を「1」、終了ページ番号を原稿枚数、複写部数を第2部数に設定してまず印刷し、その後、開始ページ番号を「1」、終了ページ番号を第1部数枚数、複写部数を第1部数から第2部数を引いた値に設定して印刷する。ケース3では開始ページ番号を「1」、終了ページ番号を原稿枚数、複写部数を第1部数に設定してまず印刷し、その後、開始ページ番号を第1部数枚数に1を加えた値、終了ページ番号を原稿枚数、複写部数を第2部数から第1部数を引いた値に設定して印刷する。
【0041】
コピーコントローラ45は操作部数設定以外にも操作パネル部51を使用してユーザが設定した又はデフォルト値として予め設定されているコピー条件を受信し、画像処理部21に指示を出したり、プリンタ部に必要な指示を出したりしてコピー条件を満たす制御を行う。例えばコピー条件には拡大/縮小、色の濃さ、用紙選択、集約等がある。これらの内、拡大/縮小や集約はコピーコントローラ45が画像処理部21の画像加工部23に拡大倍率、縮小倍率、集約条件(2ページ分を1ページにする等)を指示することにより画像の加工として行わせる。濃度設定や用紙設定はコピーコントローラ45がプリンタ部31に色の濃度や給紙トレイや手差しトレイを指示することにより印刷時の設定とする。
【0042】
次に図5のフローチャートに従い上記デジタル複合機1における複写部数の設定及びコピー開始指示入力受付の処理の流れを説明する。S1では、タッチパネル部52に図4(a)に示すコピー条件設定画面が表示されている場合において、操作パネル部51はユーザからのコピー条件設定の指示として「複数部数設定」キーが押下されたか否かをチェックする。「複数部数設定」キーが押下されたことを検知した場合(S1でYES)、S3に進む。S3では、操作パネル部51はタッチパネル部52に図4(b)に示す複数部数入力画面を表示する。
【0043】
S5では、ユーザは複数部数入力画面の所定の位置、例えば第1部数に対してタッチパネル上の位置522、第2部数に対して位置523、第1部数枚数に対して位置524、にそれぞれ第1部数、第2部数、第1部数枚数の値、例えばここでは第1部数に10、第2部数に6、第1部数枚数に3、を入力し、入力が完了したら確定キーを押下する。操作パネル部51は確定キーが押下されたか否かをチェックし、確定キーが押下されたことを検知したら(S5でYES)、操作パネル部51は上記の入力内容を一時的に記憶し複数部数入力画面を終了してコピー条件設定画面に戻りS7に進む。S1の分岐で複数設定キーが押下されたことを検知しなかった場合も(S1でNO)、S7へ進む。確定キーが押下されたことを検知しなければ(S5でNO)、S5を繰り返す。
【0044】
S7では、操作パネル部51は複数部数設定以外のコピー条件の設定が指示されたか否かをチェックし、指示されていればS9に進みその設定を受け付ける。指示されていなければS11に進む。S11では、操作パネル部51は操作キー部53のSTARTキーが押下されたか否かをチェックする。STARTキーが押下されたことを検知したら(S11でYES)、S13へ進む。S13では、複数部数設定を含む全コピー条件設定内容及びコピー開始指示信号を制御部41のコピーコントローラ45に送信する。STARTキーが押下されなければ(S7でNO)、S1に戻る。
【0045】
次に図6のフローチャートを使用して、第1部数に10、第2部数に6、第1部数枚数に3が指定され、原稿枚数5枚のコピー原稿を複写する場合のコピーコントローラ45の処理の流れを説明する。ここでは複数部数設定以外のコピー条件に対する制御は特に考えないこととする。S21では、コピーコントローラ45は操作パネル部51からコピー開始指示信号を受信したか否かをチェックする。コピー開始指示信号を受信したことを検知したら(S21でYES)、S23に進む。コピー開始指示信号の受信を検知しなかったらS21の処理を繰り返す。S23では、ユーザが複数部数設定のために操作パネル部51に入力したパラメータである第1部数、第2部数、及び第1部数枚数を含むコピー条件を操作パネル部51から受信したか否かをチェックする。ここでは例えば複数部数設定のパラメータは第1部数が10、第2部数が6、第1部数枚数が3である。コピー条件を受信したことを検知したら(S23でYES)、S25に進む。コピー条件の受信を検知しなかったら受信するまでS13の処理を繰り返す。
【0046】
S25では、コピーコントローラ45は複数部数設定の3つのパラメータを含むコピー条件を記憶する。またここでは複数部数設定のパラメータを受信したので複数部数設定フラグを立てる。S27では、コピーコントローラ45はスキャナ部11にコピー原稿の読み込みを指示する。スキャナ部11は原稿給送部600(自動原稿送り装置)にセットされたコピー原稿から画像データを読み取り画像メモリ24に格納する。またこれと同時に、スキャナ部11は読み取ったコピー原稿の枚数(原稿枚数)を取得しコピーコントローラ45に送信する。ここでは例えば原稿枚数は5であり、原稿枚数として5を送信する。S29では、コピーコントローラ45はスキャナ部11から受信した原稿枚数を記憶する。コピーコントローラ45は複数部数設定フラグが立っていることを確認して以下で複数部数設定に対する複写の制御を行う。
【0047】
S31では、コピーコントローラ45は原稿枚数が第1部数枚数より大きいか否かを判定する。原稿枚数が第1部数枚数より大きければ複数部数印刷が正常に指定されていることとなる。この場合S33へ進む。ここでは例えば原稿枚数が5枚、第1部数枚数が3枚であるのでS33へ進む。S33では、コピーコントローラ45は第1部数が第2部数より大きいか否かを判定する。第1部数が第2部数より大きければS35へ進む。ここでは例えば第1部数は「10」で第2部数は「6」であるのでS35へ進む。S35では、「1」を開始ページ番号、原稿枚数を終了ページ番号、第2部数を複写部数に設定してプリンタ部31を制御して画像メモリ24に格納した画像データの印刷を行う。ここでは例えば開始ページ番号が「1」、終了ページ番号が「5」、複写部数が「6」となる。S37では、「1」を開始ページ番号、第1部数枚数を終了ページ番号、第1部数から第2部数を引いた数を複写部数に設定してプリンタ部31を制御して画像メモリ24に格納した画像データの印刷を行う。ここでは例えば開始ページ番号が「1」、終了ページ番号が「3」、複写部数が「4」となる。
【0048】
S33の分岐で第1部数が第2部数以下であった場合はS39へ進む。S39では、コピーコントローラ45は第1部数が第2部数より小さいか否かを判定する。第1部数が第2部数より小さければS41へ進む。S41では、「1」を開始ページ番号、原稿枚数を終了ページ番号、第1部数を複写部数に設定してプリンタ部31を制御して画像メモリ24に格納した画像データの印刷を行う。S43では、第1部数枚数に1を加えた数を開始ページ番号、原稿枚数を終了ページ番号、第2部数から第1部数を引いた数を複写部数に設定してプリンタ部31を制御して画像メモリ24に格納した画像データの印刷を行う。
【0049】
S31の分岐で原稿枚数が第1部数枚数以下であった場合、又はS39の分岐で第1部数が第2部数以上であった場合(つまり第1部数と第2部数が同数であった場合)はS45へ進む。S45では、「1」を開始ページ番号、原稿枚数を終了ページ番号、第1部数を複写部数に設定してプリンタ部31を制御して画像メモリ24に格納した画像データの印刷を行う。
【0050】
S35、S37、S41、S43、S45の印刷処理の詳細はサブルーチン化して図7のフローチャートに示してあるので以下にこれらのステップの処理を図7を使用して説明する。
【0051】
S51では、コピーコントローラ45は開始ページ番号として設定されている番号を取得する。S53では、コピーコントローラ45は終了ページ番号として設定されている番号を取得する。S55では、コピーコントローラ45は複写部数として設定されている番号を取得する。S57では、コピーコントローラ45は部数カウンタ「j」に1を代入する。S59では、コピーコントローラ45はページカウンタ「i」に開始ページ番号を代入する。S61では、コピーコントローラ45はプリンタ部31に画像メモリ24に格納されている画像データの「i」ページ目を印刷するよう指示する。コピーコントローラ45はこの指示と共に印刷条件、例えば用紙選択や色の濃さ等、をプリンタ部31に送信する。プリンタ部31はコピーコントローラ45からの印刷指示に従い画像メモリ24から「i」ページ目の画像データを取得し、コピーコントローラ45から指定された印刷条件に従って1ページ分の画像データを印刷する。
【0052】
S63では、コピーコントローラ45は次のページを印刷するため「i」をインクリメントする。S65では、コピーコントローラ45は「i」が最終ページ番号より小さいか否かをチェックする。「i」が最終ページ番号より小さければ(S65でYES)、次のページを印刷するためにS61に戻る。「i」が最終ページ番号以上であれば(S65でNO)、S67へ進む。S67では開始ページから再度印刷するためにコピーコントローラ45は部数カウンタ「j」をインクリメントする。S69では、コピーコントローラ45は「j」が複写部数より小さいか否かをチェックする。「j」が複写部数より小さければ(S69でYES)、S59に戻って開始ページから再度印刷を開始する。S69の分岐で「j」が複写部数以上であれば(S69でNO)、印刷を終了する。
【0053】
このように本実施形態によればコピー原稿を分割した2つのページ群のうち前の方のページ群に対する複写部数(第1部数)と、後の方のページ群に対する複写部数(第2部数)と、前の方のページ群の枚数(第1部数枚数)の3つのパラメータをユーザが操作パネル部51を使用して指定し、これらのパラメータに基づいて装置がコピー原稿を第1及び第2のページ群に分割するためのページ位置、及び前記第1及び第2のページ群の複写部数を決定し、複写を行ったので、3つのみのパラメータの指定によりコピー原稿を分割した2つのページ群を別々の複写部数、複写することが出来る。これによりユーザは煩雑なパラメータ設定操作を行う必要がない。
【0054】
本実施形態においては、ユーザは3つのパラメータとしてコピー原稿を分割した2つのページ群のうち前の方のページ群に対する複写部数(第1部数)と、後の方のページ群に対する複写部数(第2部数)と、前の方のページ群の枚数(第1部数枚数)を指定したが、設定するパラメータは上記の3つでなくともコピー原稿を第1及び第2のページ群に分割するためのページ位置、及び前記第1及び第2のページ群の複写部数が決定可能な3つのパラメータであればどんなものでもよい。例えば、コピー原稿を分割した2つのページ群のうち前の方のページ群に対する複写部数と、後の方のページ群に対する複写部数と、後の方のページ群の枚数の3つのパラメータや、コピー原稿を分割した2つのページ群のどちらか一方の複写部数と、この一方のページ群の複写部数と他方のページ群の複写部数の差と、ページ群のどちらか一方の原稿枚数の3つのパラメータであってもよい。
【0055】
本実施形態におけるデジタル複合機は本発明に係る部数設定(複数部数設定)と通常の部数設定の両方をもつが、両者の設定は共に有効には出来ない所謂排他的なコピー条件である。従って一方が設定されている場合や一方が設定されている場合にユーザが他方を設定しようとした場合には、その旨をユーザに報知するようにすることが望ましい。例えば一方が設定されている場合には、有効になっている方の設定キーを既に設定されていることを表すために通常と違う表示、例えば反転表示、にするか、有効になっていない方の設定キーを設定に対する警告を表すために通常と違う表示、例えば網掛け表示、にするとよい。また、一方が設定されている場合にユーザが他方を設定しようとした場合には、その旨をメッセージ等でユーザに報知するとよい。この場合には警告メッセージと共に一方をユーザが選択するための選択画面を表示してユーザに意思確認を行うようにしてもよい。
【0056】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、原稿を第1及び第2のページ群に分割するためのページ位置、及び前記第1及び第2のページ群の複写部数を決定するための3つのパラメータをユーザが部数指示手段により入力し、部数決定手段が前記3つのパラメータから原稿を第1及び第2のページ群に分割するためのページ位置、及び前記第1及び第2のページ群の複写部数を決定するので、ユーザが3つのみのパラメータを入力することにより第1のページ群の開始ページ、終了ページ、複写部数及び第2のページ群の開始ページ、終了ページ、複写部数を決定することが出来き、各々を印刷することが出来る。従って、ユーザはより少ないパラメータで複写部数の指定が出来るので煩雑な操作を行う必要がない。
【0057】
請求項2に記載の発明によれば、第1のページ群に対する複写部数と第2のページ群に対する複写部数をそれぞれパラメータとして入力するので、特に第1のページ群と第2のページ群の内容が連続していない場合等、第1のページ群と第2のページ群の複写部数を分けて考えやすい場合にユーザがパラメータを入力しやすい。
【0058】
請求項3に記載の発明によれば、原稿全体に対する複写部数と、一方のページ群に対する複写部数の原稿全体の複写部数に対する差をパラメータとして入力するので、特に第1のページ群と第2のページ群の内容が連続している場合等、原稿全体に共通する複写部数を考えてから一方のページ群の複写部数を原稿全体に共通する複写部数との差として考えた方がわかりやすい場合にユーザがパラメータを入力しやすい。
【0059】
請求項4に記載の発明によれば、原稿を分割した2つのページ群のうちの前の方のページ群の枚数と各々のページ群に対する部数をユーザは入力するので、前の方のページ群の枚数を知っている場合にユーザがパラメータを入力しやすい。
【0060】
請求項5に記載の発明によれば、原稿を分割した2つのページ群のうちの後の方のページ群の枚数と各々のページ群に対する部数をユーザは入力するので、後の方のページ群の枚数を知っている場合にユーザがパラメータを入力しやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるデジタル複合機の機械的構成を主に示す側面概略図である。
【図2】図1に示すデジタル複合機の電気的構成を主に示すブロック図である。
【図3】図2に示すブロック図のうち特に本発明にかかる部分のデジタル複合機の電気的構成と制御部内の機能構成を示すブロック図である。
【図4】本発明に係る複写部数指定における操作パネル部の表示の例を示す図である。
【図5】本発明に係る複写部数指定時における操作パネル部の処理の流れを示すフローチャートを示す図である。
【図6】本デジタル複合機の複写時の処理の流れを示すフローチャートを示す図である。
【図7】本デジタル複合機の複写時の特に印刷制御の処理の流れを示すフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
1 デジタル複合機(画像形成装置)
11 スキャナ部
21 画像処理部
22 画像加工部
23 画像メモリ
31 プリンタ部
41 制御部
45 コピーコントローラ
51 操作パネル部(部数指定手段)
52 タッチパネル部
53 操作キー部
451 パラメータ決定部(決定手段)
452 画像読取部
453 印刷部(印刷制御手段)
600 原稿給送部(自動原稿送り装置)
Claims (5)
- 自動原稿送り装置にセットされた複数枚の原稿を構成する連続したページからなる第1及び第2のページ群に対して前記ページ群ごとに異なる部数の複写物を得ることが可能な画像形成装置において、
前記原稿を第1及び第2のページ群に分割するためのページ位置、及び前記第1及び第2のページ群の複写部数を決定するための3つのパラメータをユーザが入力するための部数指示手段と、
前記3つのパラメータから前記原稿を第1及び第2のページ群に分割するためのページ位置、及び前記第1及び第2のページ群の複写部数を決定する決定手段と、
前記第1のページ群を前記第1のページ群の複写部数印刷し、前記第2のページ群を前記第2のページ群の複写部数印刷する制御を行う印刷制御手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記3つのパラメータは前記第1のページ群の複写部数と前記第2のページ群の複写部数と前記ページ群のどちらか一方の原稿枚数であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記3つのパラメータは前記ページ群のどちらか一方の複写部数と、前記一方のページ群の複写部数と他方のページ群の複写部数の差と、前記ページ群のどちらか一方の原稿枚数であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記ページ群のどちらか一方の原稿枚数は前記第1のページ群の原稿枚数であって、前記第1のページ群は原稿の最初のページを含むものであることを特徴とする請求項2又は3いずれかに記載の画像形成装置。
- 前記ページ群のどちらか一方の原稿枚数は前記第2のページ群の原稿枚数であって、前記第2のページ群は原稿の最後のページを含むものであることを特徴とする請求項2又は3いずれかに記載の画像形成装置。
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Cited By (1)
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EP4109232A1 (en) * | 2021-06-21 | 2022-12-28 | Toshiba TEC Kabushiki Kaisha | Method and device for printing variable copies of a plurality of pages in a document |
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2003
- 2003-06-30 JP JP2003188845A patent/JP2005026908A/ja active Pending
Cited By (2)
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EP4109232A1 (en) * | 2021-06-21 | 2022-12-28 | Toshiba TEC Kabushiki Kaisha | Method and device for printing variable copies of a plurality of pages in a document |
US12032862B2 (en) | 2021-06-21 | 2024-07-09 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Method and device for printing variable copies of a plurality of pages in a document |
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Legal Events
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