JP2005012623A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像処理装置の構成として、CCDラインセンサ24を用いて原稿から読み取った画像データを入力する画像入力部と、この画像入力部によって入力された画像データから第1の特定パターンを検出するパターン検出部34と、このパターン検出部34によって検出された第1の特定パターンを画像データから消去するパターン消去部35と、このパターン消去部35によって第1の特定パターンが消去された画像データに所定の画像処理を施す後段画像処理部(29,30,31,32,33)と、この後段画像処理部によって画像処理が施された画像データに第2の特定パターンを付加するパターン付加部36とを備える。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像処理装置及び画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、スキャナ等の画像読取機能を備えるデジタル複写機、デジタル複合機などの画像処理装置では、スキャナで原稿の画像を読み取って画像データを取り込み、この画像データに画像処理を施した後、プリンタエンジン等の画像出力部でシート状の記録媒体(用紙等)に画像を印刷出力(コピー)している。
【0003】
このような画像処理装置に係る従来技術として、原稿の画像を記録媒体にコピーするときに、予め原稿の画像中に特定パターンをウォータマークとして埋め込んでおき、この特定パターンを付加した原稿の画像データを取り込んだ場合に、その画像データに含まれる特定パターンが表す情報に基づいて画像処理の条件、パラメータ等を設定することにより、ジェネレーションコピー(プリンタ等で印刷出力した印刷物を原稿としてコピーする)の画質を向上させる技術が提案されている(例えば、下記特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−298729号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年においては、複写技術の向上により、人間の目で識別が困難なパターンであっても忠実にコピーすることが可能になっているものの、ジェネレーションコピーによる画質の劣化は避けられない。そのため、複数回のコピー(ジェネレーションコピー)の繰り返しによって特定パターン自身の画質も劣化し、これに起因して特定パターンの認識精度が低下してしまう。その結果、特定パターンから適切な情報が得られず、ジェネレーションコピーの画質が著しく低下してしまう恐れがある。
【0006】
また、上記特許文献1に開示されているように、元の画像データに新たな特定パターンを付加する場合は、元の画像データに付加されていた特定パターンと、新たに付加された特定パターンとが重なり、次回のコピー処理で特定パターンが検出不可能になる恐れがある。
【0007】
こうした不具合を回避するために、例えば、元の画像データに付加された特定パターンと異なる位置に新たな特定パターンを付加することも考えられるが、そうした場合は次のような問題が生じる。すなわち、コピー条件をカラーコピーから白黒コピーなどに変えて印刷する場合などでは、複数の異なる位置に相反する複数の情報が特定パターンとして埋め込まれる可能性がある。したがって、その後のジェネレーションコピー時には、複数の位置に埋め込まれた特定パターンの中から、何らかの条件で必要な情報を選択する必要がある。そのため、検出された特定パターンを一時的に記憶するメモリやそこから必要な情報を選択する選択回路などを付加する必要があり、装置のコストアップにつながる。さらに、検出結果を確定するまでに時間がかかるため、生産性の低下にもつながる。
【0008】
また、人間の目で識別が困難なパターンであっても、全く見えないわけではない。特に、白黒での印刷やコピーでは、人間の目で認識し難い色(例えば黄色)で特定パターンを埋め込むことができない。そのため、原稿の広範囲に特定パターンが存在することは画質的に好ましくない。また、上記引用文献1に開示された技術では、元の画像データにそのまま画像処理を施すため、例えば空間フィルタ処理を行ったときに、特定パターンを不必要に強調処理していまい、結果的に特定パターンが目につきやすい印刷結果となったり、例えば有彩色と無彩色の2色で印刷する処理を行ったときに、特定パターンを識別し易い色に変換してしまうといった不具合が生じる。
【0009】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、ジェネレーションコピーによる画質の低下によって特定パターンの認識精度が低下することを防止するとともに、原稿の特定パターンが表す情報と異なる条件でコピーを行なった場合においても、最新の正しい情報のみを印刷物に付加する(残す)ことが可能な画像処理装置及び画像処理方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る画像処理装置は、画像データを入力する画像入力手段と、この画像入力手段によって入力された画像データから第1の特定パターンを検出するパターン検出手段と、このパターン検出手段によって検出された第1の特定パターンを画像データから消去するパターン消去手段と、このパターン消去手段によって第1の特定パターンが消去された画像データに所定の画像処理を施す画像処理手段と、この画像処理手段によって画像処理が施された画像データに第2の特定パターンを付加するパターン付加手段とを備えるものである。
【0011】
この画像処理装置においては、画像入力手段によって入力された画像データに第1の特定パターンが含まれる場合に、この第1の特定パターンがパターン検出手段によって検出され、かつ、検出された第1の特定パターンがパターン消去手段によって画像データから消去される。さらに、第1の特定パターンが消去された画像データには画像処理手段によって所定の画像処理が施され、かつ、画像処理済みの画像データにパターン付加手段によって第2の特定パターンが付加される。これにより、画像入力手段から入力された画像データに対して、特定パターンの付け直しが行われるため、特定パターンの画質が劣化することがなくなる。
【0012】
本発明に係る画像処理方法は、画像データを入力する画像入力ステップと、この画像入力ステップで入力された画像データから第1の特定パターンを検出するパターン検出ステップと、このパターン検出ステップで検出された第1の特定パターンを画像データから消去するパターン消去ステップと、このパターン消去ステップで第1の特定パターンが消去された画像データに所定の画像処理を施す画像処理ステップと、この画像処理ステップで画像処理が施された画像データに第2の特定パターンを付加するパターン付加ステップとを含むものである。
【0013】
この画像処理方法においては、画像入力ステップで入力された画像データに第1の特定パターンが含まれる場合に、この第1の特定パターンがパターン検出ステップで検出され、かつ、検出された第1の特定パターンがパターン消去ステップで画像データから消去される。さらに、第1の特定パターンが消去された画像データには画像処理ステップで所定の画像処理が施され、かつ、画像処理済みの画像データにパターン付加ステップで第2の特定パターンが付加される。これにより、画像入力ステップで入力された画像データに対して、特定パターンの付け直しが行われるため、特定パターンの画質が劣化することがなくなる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、例えばデジタルカラー複写機に適用した場合の本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0015】
図1は本発明が適用されるデジタルカラー複写機の構成例を示す概略図である。図示したデジタルカラー複写機は、主として、原稿の画像を読み取って画像データを入力する画像入力部1と、この画像入力部1によって入力された画像データに画像処理を施す画像処理部2と、この画像処理部2によって画像処理が施された画像データを可視画像としてシート状の記録媒体である用紙に印刷出力する画像出力部3とを備えて構成されている。
【0016】
画像入力部1は、光源ランプ、ミラー等の光学部品を、主走査方向(図の奥行き方向)に直交する副走査方向(図の左右方向)に移動させて原稿面を光学的に走査する光学走査ユニットと、この光学走査ユニットによる光学走査によって導かれた光を結像させる結像レンズと、この結像レンズによって結像された光を受光するCCDイメージセンサ(画像読取センサ)とを備えて構成されている。
【0017】
画像処理部2は、画像入力部1から入力された画像データに対して、例えば、空間フィルタ処理、色変換処理、階調補正処理などの画像処理を行うものである。
【0018】
画像出力部3は、ROS(Raster Output Scanner)光学部4と、画像形成部5と、用紙搬送装置6とを備えて構成されている。ROS光学部4は、画像処理部2によって画像処理が施された画像データを基に生成された駆動パルスにしたがってレーザ光を出射するものである。画像形成部5は、回転駆動される感光体ドラム6とその周辺機器、感光体ドラム6に同期して回転駆動される転写ドラム7とその周辺機器、定着装置8、用紙搬送装置9を有するものである。
【0019】
感光体ドラム6の周囲には、当該感光体ドラム6の回転方向(矢印方向)にしたがって帯電装置10、電位計11、ロータリー現像装置12、濃度センサ13、クリーナー装置14及び除電ランプ15が順に設けられている。ロータリー現像装置12には、K(ブラック),Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)の各色の現像器にトナーを供給するトナーディスペンス装置16が付設されている。また、転写ドラム7の周囲には、当該転写ドラム7の回転方向(矢印方向)にしたがって転写コロトロン17、剥離コロトロン18及び除電コロトロン19が順に設けられている。定着装置8は、例えば、一対のローラによる加熱及び加圧作用によって用紙にトナー像を定着させるものである。用紙搬送装置9は、所定の搬送路上に配設された複数の搬送ローラを有し、これらの搬送ローラを適宜回転駆動することにより、用紙トレイ20に収容された用紙を転写ドラム7に向けて一枚ずつ搬送するものである。
【0020】
上記構成の画像出力部3においては、周知のゼログラフィーの原理を利用して画像の出力が行われる。すなわち、回転する感光体ドラム6の表面は帯電装置10によって一様にプラス帯電され、この感光体ドラム6の表面にROS光学部4からレーザ光が照射されることにより、当該感光体ドラム6の表面に静電潜像が形成される。この静電潜像に対しては、ロータリー現像装置12の第一色目(K)の現像器でマイナス電荷を帯びたブラックトナーが吸着され、これによって第一色目のトナー像が感光体ドラム6上に形成される。
【0021】
一方、用紙トレイ20に収容されている用紙(不図示)は用紙搬送装置9によって搬送され、転写ドラム7の外周に巻き付けられる。そして、この巻き付けられた用紙の表面に、感光体ドラム6上のトナー像が転写コロトロン17により転写される。このとき、感光体ドラム6上に残った残留トナーはクリーナー装置14によって取り除かれ、残留電荷は除電ランプ15によって取り除かれる。
【0022】
また、カラー画像を出力する場合(カラーコピーをする場合)は、上述した第一色目(K)と同様の手順で、第二色目(Y)、第三色目(M)、第四色目(C)まで計4色のトナー像が転写ドラム7上の用紙に順次転写される。そして各色の画像の転写が全て終了すると、その段階で用紙は剥離コロトロン18により転写ドラム7から剥離され、さらに定着装置8に送られて画像の定着がなされる。これにより、用紙の表面には各色(KYMC)の画像を重ね合わせたカラー画像が形成される。
【0023】
なお、感光体ドラム6の周囲に設けられた濃度センサ13は、例えば、発光素子と受光素子を組み合わせた反射型の光学センサによって構成される。この濃度センサ13は、用紙に出力される画像の濃度(コピー濃度)が所定の目標濃度に一致するように、感光体ドラム6に形成されたトナー像の濃度を検出するものである。一方、転写ドラム7の周囲に設けられた除電コロトロン19は、各色の画像を用紙に転写した後又は転写ドラム7から用紙を剥離した後に、用紙上又は転写ドラム7上の余分な電荷を除電するものである。
【0024】
図2は本発明の実施形態に係るデジタルカラー複写機の構成を示すブロック図である。図2において、CPU(中央演算処理装置)21は、予めROM(Read−Only Memory)22に格納された制御プログラムにしたがって複写機全体の処理動作を統括的に制御するものである。RAM(Random Access Memory)23は、CPU21が制御プログラムにしたがって各種の制御処理を実行する際のワークエリアとして用いられる。
【0025】
CCDラインセンサ24及びIIT回路部25は、上述した画像入力部1に含まれるものである。CCDラインセンサ24は、主走査方向に所定のピッチで多数の読取画素(受光素子)をライン状に配列したセンサ構造を有するもので、原稿の画像を光学的に読み取るための画像読取センサとなる。IIT回路部25は、A/D(アナログ/デジタル)変換回路、シェーディング補正回路、ギャップ補正回路等を含むものである。A/D変換回路は、CCDラインセンサ24から入力されるアナログの画像データをデジタル画像データに変換するものである。シェーディング補正回路は、光学系の主走査方向の照度ムラ、センサ画素毎の感度ムラ、照明光量の時間的変動などに起因した出力変動を補正するものである。ギャップ補正回路は、3ラインのCCDセンサを採用した場合に、副走査方向における読取ライン位置のずれを補正するものである。
【0026】
濃度補正部26、色空間変換部27、バッファ28、解像度変換部29、空間フィルタ処理部30、色変換部31、階調補正部32、スクリーン生成部33は、上述した画像処理部2に含まれるものである。濃度補正部26は、IIT回路部25から入力されたRGB(赤,緑,青)の画像データの濃度を補正するものである。色空間変換部27は、濃度補正部26で濃度補正された画像データの色空間を、RGB色空間からLab色空間に変換するものである。バッファ28は、色空間変換部27で色空間が変換されたLab(Lは明度を表し、a,bは色相、彩度を表す)の画像データを一時的に格納するものである。バッファ28は、画像が入力されてからパターン検出部34でのパターン検出結果が出力されるまでの時間差を吸収するために設けられており、一時的に格納された画像データは、パターン検出部34の出力する信号と同期を合せて読み出される。
【0027】
解像度変換部29は、後述するパターン消去部35によってパターン消去がなされた画像データの解像度を、例えば拡大/縮小処理のために変換するものである。空間フィルタ処理部30は、解像度変換部29で解像度変換された画像データの解像性を補正するもので、処理の目的に応じてエッジ強調、中間調を平滑化するスムージング、モアレ除去を行う。色変換部31は、空間フィルタ処理部30で処理された画像データを、後述するプリンタエンジン38で画像の印刷に使用する色材(トナー)の色(KYMC)に対応した画像データに変換するものである。階調補正部32は、色変換部31で色変換された画像データの階調性を補正するものである。スクリーン生成部33は、階調補正部32で階調補正された画像データにしたがって、印刷出力のためのドットの集合体からなるパターン(スクリーン)を生成し、このパターンを印刷用の画像データとして出力するものである。
【0028】
パターン検出部34は、画像入力部1によって入力された画像データに第1の特定パターンが含まれる場合(画像入力部1で読み取りの対象とした原稿の画像に、特定パターンとなるパターン画像が含まれる場合)に、色空間変換部27で色空間が変換された画像データの中から、予め設定された第1の特定パターンを検出するものである。また、パターン検出部34は、第1の特定パターンの検出に係る検出結果をCPU21に通知するとともに、実際に検出された第1の特定パターンが画像処理条件や画像処理パラメータなど含む画像処理情報を表すものである場合に、この画像処理情報にしたがって画像処理内容を切り替えるための切り替え信号を、空間フィルタ処理部30、色変換部31、階調補正部32、スクリーン生成部33にそれぞれ出力するものである。
【0029】
なお、本実施形態においては、パターン検出部34でのパターン検出結果に基づいてCPU21が画像処理内容を決定(設定)し、この画像処理内容にしたがってパターン検出部34が画像処理内容切り替え信号を出力するものとしているが、画像処理内容の決定はパターン検出部34自身で行うようにしてもよい。
【0030】
パターン消去部35は、パターン検出部34によって第1の特定パターンが検出された場合に、バッファ28から読み出された画像データから第1の特定パターンを消去し、この消去済みの画像データを解像度変換部29に与えるものである。パターン消去部35による具体的なパターン消去方法については後段で詳しく説明する。
【0031】
パターン付加部36は、スクリーン生成部33で生成された画像データに第2の特定パターンを付加するものである。このパターン付加部36では、CPU21からの制御命令にしたがってパターンメモリ37にアクセスし、このパターンメモリ37に格納されている複数のパターンデータの中から、CPU21から指示されたパターンデータを読み出して画像データに付加する。パターンメモリ37には、それぞれ第2の特定パターンを表す、パターン形状の異なる複数のパターンデータが記憶されている。これに対して、CPU21は、パターン検出部34から出力されたパターン検出結果と実際の画像処理内容に応じて、パターンメモリ37から選択すべきパターンデータ(第2の特定パターン)を指示する。
【0032】
上記IIT回路部25、濃度補正部26、色空間変換部27、バッファ28、パターン消去部35、解像度変換部29、空間フィルタ処理部30、色変換部31、階調補正部32、スクリーン生成部33、パターン付加部36は、それぞれCPU21につながる共通のCPUバスに接続されている。また、上記パターン検出部34、パターン消去部35、パターン付加部36、パターンメモリ37は、上述した画像処理部2に含むように構成してもよいし、それぞれ独立した要素として構成してもよい。
【0033】
プリンタエンジン38は、上述した画像出力部3に含まれるものであって、パターン付加部36によって第2の特定パターンが付加された画像データにしたがって用紙に画像を印刷出力するものである。
【0034】
続いて、上記構成からなるデジタルカラー複写機を用いて原稿の画像をコピーする場合の画像処理方法について説明する。先ず、画像入力部1においては、プラテンガラス(透明なガラス板)からなる原稿台にセットされた原稿の画像を光学走査ユニットの移動によって走査することにより、原稿の画像をCCDラインセンサ24を用いて読み取るとともに、この読み取った画像データをIIT回路部25で処理し、このIIT回路部25を経由して画像処理部2に画像データを入力する。
【0035】
これに対して、画像処理部2では、画像入力部1から入力された画像データ(以下、入力画像データとも記す)を、濃度補正部26、色空間変換部27、バッファ28、解像度変換部29、空間フィルタ処理部30、色変換部31、階調補正部32、スクリーン生成部33に順に取り込むことにより、当該画像データに種々の画像処理を施す。この場合、解像度変換処理以降の画像処理で適用される画像処理条件や画像処理パラメータ等は、パターン検出部34から通知される画像処理内容切り替え信号に基づいて設定される。一例として、空間フィルタ処理部30では、入力画像データが白黒画像データであるかカラー画像データであるか、又は入力画像の原稿が文字モードで印刷された原稿か写真モードで印刷された原稿かに応じて、処理内容(エッジ強調の度合い、中間調の平滑化の度合いなど)を切り替える。
【0036】
ここで、解像度変換部29では、パターン消去部35で第1の特定パターンが消去された画像データを取り込んで解像度変換を行う。このことから、解像度変換以後の画像処理(解像度変換処理、空間フィルタ処理、色変換処理、階調補正処理、スクリーン生成処理)が本発明における「所定の画像処理」に相当するものとなる。また、バッファ28を境にして、それよりも前段の画像処理部(26,27)を前段画像処理部、それよりも後段の画像処理部(29,30,31,32,33)を後段画像処理部とすると、濃度補正部26及び色空間変換部27が実行する画像処理は前段画像処理に相当し、解像度変換部29、空間フィルタ処理部30、色変換部31、階調補正部32及びスクリーン生成部33が実行する画像処理(所定の画像処理)は後段画像処理に相当するものとなる。
【0037】
このような処理の流れのなかで、パターン検出部34、パターン消去部35及びパターン付加部36は、それぞれ以下のような処理を実行する。先ず、パターン検出部34は、色空間変換27で色空間が変換された画像データを取り込み、この画像データから第1の特定パターンを検出する。パターン検出部34によるパターン検出の具体的な手法としては、例えば、パターンマッチング方法を採用することができる。
【0038】
パターンマッチング方法では、例えば、第1の特定パターンがドットパターンである場合に、パターンマッチングのためのマッチング用パターンメモリにそれぞれパターン形状の異なる複数のドットパターンを記憶しておき、実際に取り込んだ画像データを二値化処理したときに、この画像データを構成する画素のドットパターンが、マッチング用メモリに記憶されたドットパターン(以下、マッチングパターンとも記す)に一致するか否かのマッチング処理を行う。このマッチング処理では、第1の特定パターンを含むように予め設定されたN画素×N画素(Nは3以上の奇数)の画素ブロックを一つのウィンドウ単位とし、このウィンドウの位置を1画素分ずつずらしながら画像データ全体を走査するとともに、各々の位置でウィンドウに含まれるドットパターンとマッチングパターンとを比較する。
【0039】
このようなマッチング処理において、パターン検出部34は、ウィンドウ内のドットパターンに一致するマッチングパターンがマッチング用メモリ内に存在した場合は、入力画像データの中に第1の特定パターンが有ると判断するとともに、実際に検出した第1の特定パターン(ドットパターン)の内容(マッチング用メモリに記憶されている複数のドットパターンの中で、どのドットパターンに一致したかを示す情報)をパターン検出結果としてCPU21に通知する。
【0040】
また、パターン検出部34は、パターン消去部35に対し、第1の特定パターンの有り/無しの通知と併せて、入力画像データを構成する各画素が第1の特定パターン(実パターン)上に存在するか否かを示す位置情報を通知する。このようなパターン検出部34からの通知を受けて、パターン消去部35は、例えば以下のような手順で第1の特定パターンを画像データから消去する。
【0041】
図3はパターン消去部での具体的な処理手順の一例を示すフローチャートである。先ず、上記N画素×N画素のウィンドウの中心を注目画素とし、この注目画素が第1の特定パターン上に存在するか否かを判定する(ステップS1)。上記マッチング処理に際して画像データを二値化処理した場合は、二値化の基準となる閾値を境に各々の画素の値が、例えば実パターン部(白黒のドットパターンの黒部分)で“1”、非実パターン部(白黒のドットパターンの白部分)で“0”に区分される。そうした場合、第1の特定パターンを表すドットパターンの中で、実パターン部に相当する画素部に注目画素が存在すればステップS1でYesと判断し、非実パターン部に相当する画素部に注目画素が存在すればステップS1でNoと判断する。
【0042】
ステップS1でYesと判断した場合は、注目画素の画素値を、その周辺の画素の値を平均化して得られる平均値に置き換えて後段画像処理部に出力する(ステップS2)。例えば、図4に示すように、主走査方向を列方向、副走査方向をライン方向と定義するとともに、注目画素Px1の画素値をAとし、副走査方向で注目画素Px1の一つ手前のライン(直上)上に位置し、かつ、主走査方向で同じ列に位置する画素Px2の画素値をBとし、副走査方向で注目画素Pxと同じライン上に位置し、かつ、主走査方向で一つ手前の列に位置する画素Px3の画素値をCとする。そうした場合、ステップS2においては、注目画素Px1の画素値Aを、その周辺の2つの画素Px2,Px3の値を平均化した値、すなわち“(画素値B+画素値C)/2”の演算によって求められる平均画素値に置き換え、この平均画素値を注目画素Px1の画素値として後段画像処理部(本形態例の場合は解像度変換部29)に出力する。これにより、第1の特定パターンを示す画素の値が周辺の画素値に近似した値に変換されるため、この変換処理を第1の特定パターン全体に適用することにより、入力画像データから第1の特定パターンを消去することができる。なお、第1の特定パターンの消去方法については、上記の説明で例示した方法以外のものを適用することも可能である。
【0043】
一方、ステップS1でNoと判断した場合は、注目画素の画素値をそのまま後段画像処理部に出力するとともに、その画素値を1ライン前の画素値としてFIFO(first−in first−out)に書き込む(ステップS3)。FIFOには主走査方向の1ライン分の画素の値を書き込み可能となっている。FIFOに書き込まれた画素の値は、副走査方向の次のライン上に注目画素の位置をシフトしたときに、上記ステップS2で平均画素値を算出するために利用される。
【0044】
その後、ステップS4においては、現在の注目画素が最終画素であるか否かを判断する。注目画素の位置は、例えば、画像データを原稿面に置き換えて考えると、原稿面の左上を始点、右下を終点として、主走査方向と副走査方向に沿って順にシフトする。この場合、原稿面の右下(コーナー部)に位置する画素が最終画素となるため、この最終画素の位置に注目画素が存在した場合は、ステップS4でYesと判断して処理を終了し、そうでない場合はNoと判断して注目画素の位置を1ステップずらした後(ステップS5)、上記ステップS1からの処理を繰り返す。ちなみに、注目画素の位置については、画素の入力毎に上記ウインドウの位置を主走査方向に1画素ずつずらし、注目画素が主走査方向の終了位置に達したときに、主走査方向の画素位置を先頭に戻すとともに、副走査方向に1ラインシフトさせることになる。
【0045】
以上の処理により、後段画像処理部には、パターン消去部35によって第1の特定パターンが消去された画像データが送られる。これにより、後段画像処理部で第1の特定パターンが画像データと一緒に画像処理されることがないため、第1の特定パターンを不必要に強調処理してしまったり、識別し易い色に変換してしまったりして顕在化させることがなくなる。
【0046】
一方、後段画像処理部(29,30,31,32,33)で画像処理が施された画像データはパターン付加部36に取り込まれる。パターン付加部36では、後段画像処理部で画像処理された画像データに第2の特定パターンを付加(合成)する。この時点では、画像処理済みの画像データから既に第1の特定パターンが除去されているため、第1の特定パターンと同じ位置(領域)に第2の特定パターンを付加することができる。
【0047】
その際、画像データに付加すべき第2の特定パターンは、CPU21からの指示にしたがってパターンメモリ37から選択される。パターンメモリ37から選択された第2の特定パターンの付加処理は、スクリーン生成部33から生成されるスクリーンのドットパターンに、第2の特定パターンとなるドットパターンを埋め込むかたちで行われる。すなわち、スクリーン生成部33から生成されるスクリーンの出力タイミングに同期して、そのスクリーンを表すドットパターンの中で、第2の特定パターンを埋め込みべき画素の出力タイミングで、第2の特定パターンを表すドットパターンの画素の値を適用し、この画素値を印刷用の画像データに含めてプリンタエンジン38に出力する。これにより、プリンタエンジン38においては、記録媒体となる用紙上に、元々の原稿の画像から第1の特定パターンを除去し、かつ、第2の特定パターンを付加(合成)した画像が印刷出力される。
【0048】
ここで、上述のように後段画像処理部で画像処理が施された画像データに第2の特定パターンを付加するにあたり、パターン付加部36では、例えば、第1の特定パターンが画像処理情報を表すものである場合に、その時々の状況に応じて、第2の特定パターンのパターン形状(本形態例ではドットパターン形状)やパターン色(特定パターンを印刷するときに適用する色)を適宜切り替える。以下に具体的な事例を挙げて説明する。
【0049】
先ず、第1の特定パターンが、画像処理情報として入力画像データの色情報を表し、この入力画像データの色情報が原稿の色情報(原稿がカラー原稿であるか白黒原稿であるかを示す情報)として判断される場合を例にとると、原稿がカラー原稿(画像がカラーで印刷された原稿)で出力画像がカラー(カラーコピー)で設定された場合、又は、原稿が白黒原稿(画像が白黒で印刷された原稿)で出力画像が白黒(白黒コピー)で設定された場合は、入力画像データの色情報と同じ条件(色条件)で後段画像処理部が画像データを画像処理し、この画像処理済みの画像データをプリンタエンジン39に出力して印刷することになる。したがって、その場合は、第2の特定パターンが第1の特定パターンと同じ情報を表すように、第1の特定パターンと同じパターン形状(ドットパターン等)で第2の特定パターンを付加する。
【0050】
これにより、入力画像データから第1の特定パターンを消去した後、それと同じ情報を表す第2の特定パターンが画像データに付加される。つまり、入力画像データに対して、特定パターンの付け直しが行われる。そのため、ジェネレーションコピーを繰り返しても、出力画像に含まれる特定パターンの画質が劣化することがなくなる。したがって、特定パターンの認識精度を良好に維持することができる。この効果は、後述するように第1の特定パターンと異なるパターン形状で第2の特定パターンを付加する場合も同様に得られる。
【0051】
ちなみに、上述した出力画像のカラー/白黒(カラーコピー/白黒コピー)の設定は、例えば、デジタルカラー複写機のコントロールパネルを用いたユーザの入力操作によって行われる場合や、デジタルカラー複写機が備える自動原稿色選別機能(オート・カラー・セレクション機能)を用いて行われる場合などが考えられる。
【0052】
また、パターン付加部36では、原稿がカラー原稿で出力画像が白黒で設定された場合、又は、原稿が白黒原稿で出力画像がカラーで設定された場合に、入力画像データの色情報と異なる条件(色条件)で後段画像処理部が画像データを画像処理し、この画像処理済みの画像データをプリンタエンジン39に出力して印刷することになるため、第2の特定パターンが第1の特定パターンと異なる情報を表すように、第1の特定パターンと異なるパターン形状で第2の特定パターンを付加する。つまり、特定パターンのパターン形状を変更することにより、画像中に含まれる特定パターンが表す情報を、今回の画像処理内容に応じて更新する。
【0053】
すなわち、原稿がカラー原稿で出力画像が白黒で設定された場合、第1の特定パターンは、原稿がカラー原稿(入力画像データがカラー画像データ)であることを表すパターンとなるが、第2の特定パターンは、プリンタエンジン38で用紙に印刷出力される画像が白黒画像であることを表すパターンとして付加される。この場合の具体的な適用ケースとしては、例えば、プリンタ等で出力したカラー原稿を、処理速度やコストを優先するために白黒でコピーする場合などが考えられる。
【0054】
一方、原稿が白黒原稿で出力画像がカラーで設定された場合、第1の特定パターンは、原稿が白黒原稿(入力画像データが白黒画像データ)であることを表すパターンとなるが、第2の特定パターンは、プリンタエンジン38で用紙に印刷出力される画像がカラー画像であることを表すパターンとして付加される。この場合の具体的な適用ケースとしては、プリンタ等で出力した白黒原稿にカラーペン(赤色のペンなど)で修正やコメント、注意書き等を加筆したものをカラーでコピーする場合などが考えられる。
【0055】
さらに、パターン付加部36で画像データに第2の特定パターンを付加するにあたっては、次のような条件でパターン色の切り替えが行われる。すなわち、原稿が白黒原稿で出力画像がカラーで設定された場合、白黒原稿の画像に含まれる第1の特定パターンのパターン色はK(ブラック)に限定されるものの、出力画像がカラーで設定されていることから、K(ブラック),Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)の4色の色材の中から、第2の特定パターンのパターン色を任意に選択することが可能となる。したがって、その場合は、特に人の目で認識し難いとされるY色(M色、C色でも可)を選択し、このY色を第2の特定パターンのパターン色に採用することにより、特定パターンを白黒パターンからカラーパターンに切り替える。つまり、第1の特定パターンが白黒パターンであっても、第2の特定パターンをカラーパターン(Y,M,Cのいずれかをパターン色として採用したパターン)で付加する。これにより、第1の特定パターンのパターン色がK色であっても、第2の特定パターンのパターン色がY色に切り替えられるため、プリンタエンジン38で用紙に出力された画像の中で第2の特定パターンが目立たなくなる。そのため、特定パターンを除く本来の画像部分(テキスト画像、イメージ画像、グラフィックス画像など)の視認性を高めることができる。
【0056】
また、原稿がカラー原稿で出力画像が白黒で設定された場合で、かつ、カラー原稿の画像に含まれる第1の特定パターンのパターン色がK色以外の場合は、出力画像の印刷に使用できる色材の色がK色に限定されるため、第2の特定パターンのパターン色をK色に切り替える。これにより、原稿がカラー原稿で出力画像が白黒で設定された場合でも、プリンタエンジン38で用紙に出力された画像の中に特定パターンを埋め込むことができる。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の画像処理装置によれば、画像入力手段によって入力された画像データから、パターン検出手段で検出した第1の特定パターンをパターン消去手段により消去したうえで、画像処理手段で画像処理した画像データにパターン付加手段によって第2の特定パターンを付加するため、特定パターンの画質が劣化することがない。したがって、ジェネレーションコピーを繰り返し行った場合でも、特定パターンの画質劣化が生じないため、特定パターンの認識精度を良好に維持することができる。
【0058】
また、本発明の画像処理方法によれば、画像入力ステップで入力された画像データから、パターン検出ステップで検出した第1の特定パターンをパターン消去ステップで消去したうえで、画像処理ステップで画像処理した画像データにパターン付加ステップで第2の特定パターンを付加するため、特定パターンの画質が劣化することがない。したがって、ジェネレーションコピーを繰り返し行った場合でも、特定パターンの画質劣化が生じないため、特定パターンの認識精度を良好に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるデジタルカラー複写機の構成例を示す概略図である。
【図2】本発明の実施形態に係るデジタルカラー複写機の構成を示すブロック図である。
【図3】パターン消去部での具体的な処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図4】パターン消去方法の一例を説明する図である。
【符号の説明】
1…画像入力部、2…画像処理部、3…画像出力部、34…パターン検出部、35…パターン消去部、36…パターン付加部
Claims (7)
- 画像データを入力する画像入力手段と、
前記画像入力手段によって入力された画像データから第1の特定パターンを検出するパターン検出手段と、
前記パターン検出手段によって検出された前記第1の特定パターンを前記画像データから消去するパターン消去手段と、
前記パターン消去手段によって前記第1の特定パターンが消去された前記画像データに所定の画像処理を施す画像処理手段と、
前記画像処理手段によって画像処理が施された前記画像データに第2の特定パターンを付加するパターン付加手段と
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記第1の特定パターンは画像処理情報を表し、
前記画像処理手段は前記第1の特定パターンが表す画像処理情報にしたがって前記画像データに画像処理を施す
ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 前記パターン付加手段は、前記第1の特定パターンと異なるパターン形状で前記第2の特定パターンを付加する
ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 前記パターン付加手段は、前記第1の特定パターンと異なるパターン色で前記第2の特定パターンを付加する
ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 前記パターン付加手段は、前記パターン検出手段によって検出された前記第1の特定パターンが前記画像入力手段によって入力された画像データの色情報を表すものであって、かつ、前記画像データの色情報と異なる条件で前記画像データを出力する場合に、前記第1の特定パターンと異なるパターン形状で前記第2の特定パターンを付加する
ことを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。 - 前記パターン付加手段は、前記第1の特定パターンが白黒パターンであって、かつ、前記画像入力手段によって入力された画像データをカラー画像データとして出力する場合に、前記第2の特定パターンをカラーパターンで付加する
ことを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。 - 画像データを入力する画像入力ステップと、
前記画像入力ステップで入力された画像データから第1の特定パターンを検出するパターン検出ステップと、
前記パターン検出ステップで検出された前記第1の特定パターンを前記画像データから消去するパターン消去ステップと、
前記パターン消去ステップで前記第1の特定パターンが消去された前記画像データに所定の画像処理を施す画像処理ステップと、
前記画像処理ステップで画像処理が施された前記画像データに第2の特定パターンを付加するパターン付加ステップと
を含むことを特徴とする画像処理方法。
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