JP2005010584A - Image forming apparatus and control method for apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数の現像器を装着可能に構成されるとともに、パッチ画像としてのトナー像の濃度検出結果に基づき画像形成条件を制御する条件制御処理を実行する画像形成装置およびその制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プリンタ、複写機およびファクシミリ装置などの電子写真方式の画像形成装置では、必要に応じて、所定の画像パターンを有するテスト用の小画像(パッチ画像)を形成するとともに、濃度センサによりその画像濃度を検出し、その検出結果に基づいて各種の画像形成条件を調整することで、所定の画像濃度を安定して得られるようにしている。
【0003】
例えば、本願出願人の出願にかかる特許文献1に記載の画像形成装置においては、以下のようにして、画像濃度に影響を与える現像バイアスを最適値に調整している。すなわち、現像バイアスをその可変範囲内で変更設定しながらパッチ画像を形成し、それらのパッチ画像の濃度検出結果から、画像濃度が目標濃度となる現像バイアスの最適値を見出している。そして、その最適値を精度よく求めるために、現像バイアスの可変範囲の異なる2つの処理モードを用意しておき、装置の動作状況に応じてこれらのうち1つを選択実行するようにしている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−75319号公報(図5)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、複数のトナー色にてカラー画像を形成するカラー画像形成装置のように複数の現像器を装着可能に構成された装置では、これら複数の現像器についての画像形成条件の調整が一連のシーケンス動作として構成されている。すなわち、ひとたび上記調整工程が実行されると、全ての現像器について画像形成条件の調整が行われる。その目的は、形成される画像の品質が現像器毎に異なるのを防止して、画像品質を良好に維持することである。
【0006】
しかしながら、このような画像形成条件の調整動作はパッチ画像形成を伴うため、あまり頻繁に実行すると無駄に消費されるトナーが多くなってしまい、装置のランニングコストの上昇を招いてしまう。また、全ての現像器についての調整動作を行うには、長い処理時間を要するため、画像形成のスループットが低下してしまうという問題がある。
【0007】
また、この種の画像形成装置では、装置の修理や消耗品交換の便宜を図るため、現像器を装置本体に対し着脱自在なカートリッジとして構成することが一般に行われている。このような現像器カートリッジについては、カートリッジ毎の特性ばらつきに起因して、交換の前後で画像品質が異なったものとなる場合がある。そこで、このような画像品質の変動を抑制するために、例えば現像器カートリッジが交換されたときに、上記のような画像形成条件の調整を行うことが考えられる。
【0008】
このような場合、交換されなかった現像器については必ずしも画像形成条件の調整を行う必要はない。しかしながら、従来技術の画像形成装置では、このような場合にも全現像器についての調整動作を実行するため、やはりランニングコストの上昇やスループットの低下という問題を生ずる。
【0009】
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、必要に応じて調整動作を実行することで画像品質を良好に維持する一方、必要のない調整動作を実行しないようにすることでトナーや処理時間の無駄を防止することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本願第1の発明にかかる画像形成装置およびその制御方法は、装置本体に対し複数の現像器を装着可能に構成された画像形成装置およびその制御方法において、上記目的を達成するため、前記装置本体に装着された現像器を用いてパッチ画像としてのトナー像を形成し、該パッチ画像の濃度検出結果に基づいて、当該現像器を用いてトナー像を形成する際の画像形成条件を制御する条件制御処理を実行し、しかも、前記装置本体に装着された現像器それぞれについて、当該現像器の使用状況に関する情報に基づき当該現像器について前記条件制御処理を実行する必要があるか否かを判断し、少なくとも1つの現像器について前記条件制御処理を実行する必要があると判断したときには、該必要と判断された現像器について前記条件制御処理を実行する一方、他の現像器については前記条件制御処理を実行しないことを特徴としている。
【0011】
このように構成された発明では、条件制御処理を実行するタイミングが現像器の使用状況に応じて決定されるので、必要なときに確実に条件制御処理が実行され、その結果、良好な画像品質を維持することができる。また、必要と判断された現像器についてのみ条件制御処理を実行するので、必要のない無駄な処理動作が実行されることがなく、トナーや処理時間の浪費を効果的に防止することができる。
【0012】
このように構成された画像形成装置では、前記情報を記憶するための記憶手段をさらに備えるようにしてもよい。このようにすれば、この記憶手段に記憶された各現像器の使用状況に関する情報に基づき、条件制御処理の要否を判断することができる。また、この情報を各現像器の使用状況の管理に用いることができる。例えば、これらの情報がいずれかの現像器の寿命が尽きたことを示すものであるときには、ユーザに対しその旨を報知して交換を促すようにすることができる。
【0013】
また、前記現像器それぞれに、前記情報のうち当該現像器の使用状況に関する情報を記憶するための記憶部を設けてもよい。こうすることで、当該現像器の使用状況の管理が容易となる。また、この記憶部を例えば不揮発性メモリにより構成すれば、装置本体から取り外された状態であっても当該現像器の使用状況を記憶しておくことができ、現像器管理の点でより好都合である。
【0014】
ここで、1つの現像器について条件制御処理が必要であるか否かは、例えば次のようにして判断することができる。すなわち、前記装置本体に装着された現像器の少なくとも1つについて当該現像器の使用状況に関する前記情報が当該現像器に対応して予め設定された所定の制御開始条件に達したときに、当該現像器について前記条件制御処理を実行する必要があると判断する。
【0015】
つまり、使用に伴って現像器の状態は刻々と変化してゆくが、その過程において現像器がある所定の状態になったとき、つまり当該現像器の使用状況を表す情報が所定の制御開始条件を満足するに至ったときに条件制御処理を実行するようにする。こうすることで、現像器の状態変化に応じた適切なタイミングで条件制御処理が実行されるので、画像品質が良好に維持される。
【0016】
なお、本発明にいう「現像器の使用状況に関する情報」の一部として、例えば、前記装置本体に装着された現像器内に貯留されたトナーの状態に関するトナー状態情報を使用することができる。現像器の使用状況を示す指標としては種々のものがあるが、本願発明者の知見によれば、これらの中でも現像器内のトナーの状態を表すものが、形成される画像の品質に大きな影響を及ぼすことがわかっている。そこで、トナーの状態を示すトナー状態情報に基づいて条件制御処理の要否を判断することで、画像品質を良好に維持しながら、無駄な処理動作を実行することによるトナーや処理時間の浪費を抑制することができる。
【0017】
また、本願第2の発明にかかる画像形成装置およびその制御方法は、装置本体に対し複数の現像器を装着可能に構成された画像形成装置およびその制御方法において、上記目的を達成するため、前記装置本体に装着された現像器を用いてパッチ画像としてのトナー像を形成し、該パッチ画像の濃度検出結果に基づいて、当該現像器を用いてトナー像を形成する際の画像形成条件を制御する条件制御処理を実行し、しかも、少なくとも1つの現像器が前記装置本体から取り出され、新たな現像器が前記装置本体に装着されたときには、該装着された現像器について前記条件制御処理を実行する一方、前記取り出し前から前記装置本体に装着されている他の現像器については前記条件制御処理を実行しないことを特徴としている。
【0018】
このように構成された発明では、新たな現像器が装置本体に装着されたときに、当該現像器についての条件制御処理を実行するので、現像器が交換される前後における画像品質の変動が少ない。また、もともと装置本体に装着されており交換されなかった現像器については条件制御処理を行わないので、トナーや処理時間の浪費を効果的に抑制することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明にかかる画像形成装置の一実施形態を示す図である。また、図2は図1の画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。この装置1は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の4色のトナー(現像剤)を重ね合わせてフルカラー画像を形成したり、ブラック(K)のトナーのみを用いてモノクロ画像を形成する画像形成装置である。この画像形成装置1では、ホストコンピュータなどの外部装置から画像信号がメインコントローラ11に与えられると、このメインコントローラ11からの指令に応じてエンジンコントローラ10がエンジン部EG各部を制御して所定の画像形成動作を実行し、シートSに画像信号に対応する画像を形成する。
【0020】
このエンジン部EGでは、感光体22が図1の矢印方向D1に回転自在に設けられている。また、この感光体22の周りにその回転方向D1に沿って、帯電ユニット23、ロータリー現像ユニット4およびクリーニング部25がそれぞれ配置されている。帯電ユニット23は所定の帯電バイアスを印加されており、感光体22の外周面を所定の表面電位に均一に帯電させる。クリーニング部25は一次転写後に感光体22の表面に残留付着したトナーを除去し、内部に設けられた廃トナータンクに回収する。これらの感光体22、帯電ユニット23およびクリーニング部25は一体的に感光体カートリッジ2を構成しており、この感光体カートリッジ2は一体として装置1本体に対し着脱自在となっている。
【0021】
そして、この帯電ユニット23によって帯電された感光体22の外周面に向けて露光ユニット6から光ビームLが照射される。この露光ユニット6は、外部装置から与えられた画像信号に応じて光ビームLを感光体22上に露光して画像信号に対応する静電潜像を形成する。
【0022】
こうして形成された静電潜像は現像ユニット4によってトナー現像される。すなわち、この実施形態では、現像ユニット4は、図1紙面に直交する回転軸中心に回転自在に設けられた支持フレーム40、支持フレーム40に対して着脱自在のカートリッジとして構成されてそれぞれの色のトナーを内蔵するイエロー用の現像器4Y、シアン用の現像器4C、マゼンタ用の現像器4M、およびブラック用の現像器4Kを備えている。この現像ユニット4は、エンジンコントローラ10により制御されている。そして、このエンジンコントローラ10からの制御指令に基づいて、現像ユニット4が回転駆動されるとともにこれらの現像器4Y、4C、4M、4Kが選択的に感光体22と当接してまたは所定のギャップを隔てて対向する所定の現像位置に位置決めされると、当該現像器に設けられて選択された色のトナーを担持するとともに所定の現像バイアスを印加された現像ローラ44から感光体22の表面にトナーを付与する。これによって、感光体22上の静電潜像が選択トナー色で顕像化される。
【0023】
各現像器4Y、4C、4M、4Kには、当該現像器に関する情報を記憶するための不揮発性メモリ91〜94がそれぞれ設けられている。そして、各現像器に設けられたコネクタ49Y、49C、49M、49Kのうち必要に応じて選択された1つと、本体側に設けられたコネクタ109とが互いに接続され、エンジンコントローラ10のCPU101とメモリ91〜94との間で通信が行われる。こうすることで、各現像器に関する情報がCPU101に伝達されるとともに、各メモリ91〜94内の情報が更新記憶される。
【0024】
より具体的には、装置本体に現像器が装着されたとき、該装着された現像器に設けられたメモリとCPU101との間で上記通信が行われ、該メモリに予め記憶されている当該現像器に関する情報がCPU101により読み出される。この情報は、エンジンコントローラ10のRAM107(後述)に記憶される。また、その情報のうち、現像器の使用に伴って変化する情報については、CPU101からRAM107への書き込み動作により随時更新記憶される。
【0025】
また、いずれかの現像器が取り出される際には、その取り出しに先立って、その時点での当該現像器に関する情報が当該現像器に設けられたメモリに書き込まれる。これにより、装置本体から取り出された現像器にも、それまでの使用状況を示す情報が記憶されることとなり、現像器の寿命管理が容易となる。
【0026】
このような機能を実現するための装置構成および動作に関するより詳細な説明については、例えば本願出願人が先に開示した特開2002−333756号公報に記載されている。
【0027】
図1に戻って画像形成動作の説明を続ける。上記のようにして現像ユニット4で現像されたトナー像は、一次転写領域TR1で転写ユニット7の中間転写ベルト71上に一次転写される。転写ユニット7は、複数のローラ72〜75に掛け渡された中間転写ベルト71と、ローラ73を回転駆動することで中間転写ベルト71を所定の回転方向D2に回転させる駆動部(図示省略)とを備えている。そして、カラー画像をシートSに転写する場合には、感光体22上に形成される各色のトナー像を中間転写ベルト71上に重ね合わせてカラー画像を形成するとともに、カセット8から1枚ずつ取り出され搬送経路Fに沿って二次転写領域TR2まで搬送されてくるシートS上にカラー画像を二次転写する。
【0028】
このとき、中間転写ベルト71上の画像をシートS上の所定位置に正しく転写するため、二次転写領域TR2にシートSを送り込むタイミングが管理されている。具体的には、搬送経路F上において二次転写領域TR2の手前側にゲートローラ81が設けられており、中間転写ベルト71の周回移動のタイミングに合わせてゲートローラ81が回転することにより、シートSが所定のタイミングで二次転写領域TR2に送り込まれる。
【0029】
また、こうしてカラー画像が形成されたシートSは定着ユニット9、排出前ローラ82および排出ローラ83を経由して装置本体の上面部に設けられた排出トレイ部89に搬送される。また、シートSの両面に画像を形成する場合には、上記のようにして片面に画像を形成されたシートSの後端部が排出前ローラ82後方の反転位置PRまで搬送されてきた時点で排出ローラ83の回転方向を反転し、これによりシートSは反転搬送経路FRに沿って矢印D3方向に搬送される。そして、ゲートローラ81の手前で再び搬送経路Fに乗せられるが、このとき、二次転写領域TR2において中間転写ベルト71と当接し画像を転写されるシートSの面は、先に画像が転写された面とは反対の面である。このようにして、シートSの両面に画像を形成することができる。
【0030】
また、ローラ75の近傍には、濃度センサ60およびクリーナ76が設けられている。濃度センサ60は、必要に応じ、後述するようにして中間転写ベルト71上に形成されるパッチ画像としてのトナー像の濃度を光学的に検出する。すなわち、濃度センサ60は、パッチ画像に向けて光を照射するとともに該パッチ画像からの反射光を受光し、その反射光量に応じた信号を出力する。
【0031】
クリーナ76は、中間転写ベルト71に対し離当接自在に構成され、必要に応じて中間転写ベルト71に当接することで、該ベルト71上の残留トナーおよびパッチ画像を構成するトナーを掻き落とす。
【0032】
また、この装置1では、図2に示すように、メインコントローラ11のCPU111により制御される表示部12を備えている。この表示部12は、例えば液晶ディスプレイにより構成され、CPU111からの制御指令に応じて、ユーザへの操作案内や画像形成動作の進行状況、さらに装置の異常発生やいずれかのユニットの交換時期などを知らせるための所定のメッセージを表示する。
【0033】
なお、図2において、符号113はホストコンピュータなどの外部装置よりインターフェース112を介して与えられた画像を記憶するためにメインコントローラ11に設けられた画像メモリである。また、符号106はCPU101が実行する演算プログラムやエンジン部EGを制御するための制御データなどを記憶するためのROM、また符号107はCPU101における演算結果やその他のデータを一時的に記憶するRAMである。
【0034】
次に、この画像形成装置において実行される画像形成条件の調整動作について説明する。この画像形成装置では、CPU101が図3に示す画質管理動作を随時実行し、各トナー色毎に当該トナー色での条件制御処理を行う必要があるか否かを判断するとともに、必要と判断したトナー色については引き続いて画像形成条件を調整するための条件制御処理(図6)を行うようにしている。これにより、所定の画像品質を安定して得られるように画像形成条件を調整する。
【0035】
図3はこの実施形態における画質管理動作を示すフローチャートである。この処理では、まず、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各トナー色のうち1つを選択し(ステップS1)、選択されたトナー色での調整動作が必要かどうかの判断を行う(ステップS2)。具体的にどのようにして要否を判断するかについては後に詳述する。そして、必要と判断したトナー色については当該トナー色を「必要色」として設定する(ステップS3)。一方、必要でないと判断したトナー色についてはこの設定を行わない。
【0036】
上記ステップS1〜S3を全トナー色について終了するまで繰り返すと(ステップS4)、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの4トナー色のうち、条件制御処理が必要なもののみ、当該トナー色が必要色に設定される。そして、必要色に設定されたトナー色についてのみ、引き続いてステップS5に示す条件制御処理を実行する。条件制御処理の処理内容については後述する。
【0037】
図4は図3のステップS2で行う調整動作の要否判断処理を示すフローチャートである。この要否判断処理では、図4に示すように、大きく分けて2段階の判断工程、すなわち要否判断1(ステップS21〜S23)および要否判断2(ステップS24〜S26)を各トナー色について行い、当該トナー色での画像形成条件の調整が必要か否かを判断する。
【0038】
要否判断1は、本願第2の発明に対応する判断処理である。すなわち、当該トナー色の現像器が交換されたか否かで画像形成条件の調整の要否を判断する。具体的には、まず、ユーザによる当該現像器の装置本体への装着操作が行われたかどうかをチェックする(ステップS21)。
【0039】
装着操作の有無については、例えば、装置本体に開閉自在に設けられて現像ユニット4を覆うカバー(図示省略)の開閉操作が行われたか否かにより判断することができる。すなわち、カバーの開閉を検知するための例えばリミットスイッチによるカバーセンサを設けておき、そのカバーセンサの出力信号に基づいてカバーの開閉が行われたかどうかを判定する。そして、開閉が行われた場合には現像器の取り出しまたは装着操作があったものと推定することができる。さらに、現像器が装着されたか否かは、カバーが閉じられた後に、CPU101から現像器に設けられたメモリへの通信が成立するか否かで判断することができる。ここでは、カバーの開閉が行われ、しかも、カバー閉後に、CPU101と現像器に設けられたメモリとの通信が成立した場合に「YES」と判定し、これ以外の場合、すなわちカバーの開閉がない、または、カバーの開閉があったがその後の通信が成立しない(つまり現像器が装着されていない)場合には「NO」と判定するものとする。
【0040】
ステップS21での判断の結果がNO、すなわち現像器の装着操作が行われていなかったときは、ステップS24に進み、後述する要否判断2を実行する。一方、ここでの判断結果がYES、すなわち現像器の装着があったときは、引き続いて当該現像器に設けられたメモリに記憶されている情報を読み出し、エンジンコントローラ10のRAM107に保存されている情報との照合を行う(ステップS22)。これは、装着された現像器が先に装置本体から取り出された現像器と同じものであるか否かを判断するためのステップである。
【0041】
前記したように、この装置では、現像器の取り出しに先立って当該現像器の使用状況に関する情報を現像器のメモリに書き込んでいる。したがって、いったん取り出された現像器が再装着された場合には、メモリから読み出される情報の内容は先に書き込んだ内容と一致するはずである。また、単にカバーが開閉されただけで現像器の着脱が行われなかった場合も同様である。一方、装着された現像器が先に取り出されたものとは異なる個体である、または同じ個体であっても他の装置で使用されるなどによりその使用状況が変化したものである場合には、これらの情報の内容は一致しない。
【0042】
この実施形態では、装着された現像器が、先に取り出された現像器と同じ個体であり、しかも、例えば他の装置で使用されたりトナーの補充が行われるなどによる使用状況の変化がなかったとき、取り出された現像器と装着された現像器とが「同一個体」であるということとする。
【0043】
このように、エンジンコントローラ10では、先の取り出し時にメモリに書き込んだ情報を保存しておき、この情報と、次に装着された現像器のメモリから読み出した情報とを照合し、その結果に基づき、装着された現像器が先に取り出された現像器と同一個体であるか否かを判定する(ステップS23)。
【0044】
この判断の結果がNO、つまり、両現像器が同一個体でなかった場合には、画像形成条件の再調整が必要である。そこで、要否判断2を行うまでもなく、ステップS28に進み当該現像器については「画像形成条件の調整が必要である」と判断する。
【0045】
一方、ステップS23における判断の結果がYES、つまり、両現像器が同一個体であるとき、現像器は単に装置本体からいったん取り出されてそのまま再装着されただけである。この場合、現像器の使用状況に変化はないから、必ずしも画像形成条件の再調整を行う必要はない。むしろ、この場合に画像形成条件の調整を行うことは、トナーや処理時間の無駄となる。そこで、装着された現像器と取り出された現像器とが同一個体である場合には、ステップS24に進み、さらに要否判断2を行って画像形成条件の調整が必要か否かを判断する。
【0046】
要否判断2は、本願第1の発明に対応する判断処理である。すなわち、当該現像器の使用状況からみて、画像形成条件の調整が必要か否かを判断するための処理である。ここでは、現像器の使用状況のうち、内蔵トナーの特性の変動が画像品質に大きく影響することに鑑み、内蔵トナーの使用状況に関する情報、より具体的には、当該トナー色に対応して露光ユニット6により感光体22上に形成されたドット数の積算カウント値(以下、「ドットカウント値」という)および当該現像器の現像ローラ44の回転時間の積算値(以下、「現像ローラ回転時間」という)に基づいて要否判断を行う。
【0047】
ここで、「ドットカウント値」は、現像器内のトナー消費量を指標する情報である。トナーの消費量または残量を推定する方法としては画像形成枚数の積算値から求めるのが最も簡便であるが、1枚の画像を形成することで消費されるトナーの量は一定ではないからこの方法では正確なトナー量を知ることは難しい。一方、露光ユニット6が感光体22上に形成したドット数は、感光体22上でトナーにより顕像化されるドットの数を表しているから、トナーの消費量をより正確に反映したものとなる。そこで、この実施形態では、当該現像器で現像されるべき感光体22上の静電潜像を露光ユニット6が形成したときのドット数をカウントしてRAM107に記憶しておき、このドットカウント値を、該現像器のトナー消費量を示すパラメータとしている。
【0048】
また、「現像ローラ回転時間」は、おおよその画像形成枚数を表す数値であるが、同時に現像器内に残存しているトナーの特性を指標する情報である。すなわち、現像ローラ44表面に担持されたトナーはその全てが画像形成に使用されるわけではなく、少なくとも一部は画像形成に寄与しないまま現像器内に戻され、以後の画像形成に再使用される。このように繰り返し使用されることでトナーは次第に疲労劣化し、これによりトナーの特性も変化してゆく。つまり、トナーが全く消費されていなくても、現像ローラ44の回転時間が増加するにつれて現像器内のトナー特性も次第に変化する。
【0049】
すなわち、これらの情報は、装置本体に装着された現像器の使用状況を表す情報であり、同時に、現像器内のトナーの状態を表す「トナー状態情報」でもある。そして、これら2種類の情報、すなわちトナー消費量を指標するドットカウント値と、画像形成枚数を指標する現像ローラ回転時間との組み合わせによって現像器内のトナーの状態を推定し、こうして推定されるトナーの状態により、画像形成条件の調整が必要か否かを判断する。これらの情報は、エンジンコントローラ10のRAM107に記憶されており、画像形成動作が実行されてその値が変化した場合には随時更新されている。
【0050】
図5は要否判断2を説明するための原理図である。要否判断2では、ドットカウント値および現像ローラ回転時間の組み合わせにより表されるトナーの状態を4段階に分類し、トナーの状態が1つの段階から次の段階に移行する時を、画像形成条件の調整を行うべき時と判断している。すなわち、ドットカウント値および現像ローラ回転時間の組み合わせで表される仮想的な座標平面を、図5に示す4つの領域(A)〜(D)に区分し、ある時点におけるドットカウント値および現像ローラ回転時間の組み合わせで表される点P(現像ローラ回転時間,ドットカウント値)が1つの領域から他の領域に移行する時が、画像形成条件の調整が必要な時である。
【0051】
このうち、領域(A)は、トナー消費量が15g以下で、かつ画像形成枚数が1000枚(A4サイズ換算)以下に相当する領域である。点Pがこの領域(A)に属しているとき、その時点でトナーは比較的新しく、残量も十分な状態にあるといえる。また、領域(B)は、トナー消費量が60g以下で、かつ画像形成枚数が5000枚以下の領域のうち上記した領域(A)を除いた領域であり、領域(A)に比べてややトナーの劣化が進んだ状態に対応している。同様に、領域(C)は、トナー消費量が100g以下かつ画像形成枚数が7000枚以下の領域であり、これを超えて現像器が寿命を迎える(トナーエンド)に至るまでの領域が領域(D)である。
【0052】
そして、点Pが1つの領域内にある間は画像品質の変動が少ないものとみて画像形成条件を維持する一方、点Pが1つの領域から他の領域へ移行したときには画像品質の変動が大きくなるので、その時点で画像形成条件の再調整を行うようにする。
【0053】
図4に戻って、要否判断2の処理内容について説明する。CPU101は、エンジンコントローラ10のRAM107に記憶されている当該トナー色の現像器についてのドットカウント値および現像ローラ回転時間を読み出す(ステップS24)。そして、これらの値から、現時点で点Pがどの領域に属しているかを判定する(ステップS25)。その判定結果についてはRAM107に記憶しておく。
【0054】
そして、以前に実行した要否判断2での判定結果と今回の判定結果とを比較し、変化があるかどうかを判断する(ステップS26)。両判定結果が異なる、つまり点Pが属する領域の変化があった場合(ステップS26においてYESの場合)には、ステップS28に進み、当該トナー色について画像形成条件の調整が必要と判断する。一方、両判定結果が同じ、つまり領域の変化がない場合(ステップS26においてNOの場合)には、画像形成条件の調整は不要と判断する(ステップS27)。これにより、互いに隣接する2つの領域(図5)の境界に相当する点に点Pが到達したときに、画像形成条件の調整が必要と判断されることとなる。
【0055】
このように、この要否判断処理では、1つのトナー色について、先に取り出された現像器と異なる現像器が装着されたとき(要否判断1)、および、当該現像器に内蔵されたトナーの状態を表すドットカウント値ならびに現像ローラ回転時間が所定の組み合わせとなったとき(要否判断2)に、画像形成条件の調整が必要と判断する。以上が図3のステップS2に示す判断の内容である。
【0056】
次に、条件制御処理(図3のステップS5)の内容について説明する。この種の条件制御処理については従来より多くの提案がなされており、本実施形態においてもこれらの技術を適用することができる。ここに示す処理内容もこれらの公知技術の1つであるので、ここではその概要について簡単に説明する。
【0057】
図6はこの実施形態における条件制御処理を示すフローチャートである。この条件制御処理では、画像品質に影響を与える制御因子として、各現像器に与える現像バイアスと、露光ビームLの強度(以下、「露光パワー」という)とを可変として、各トナー色毎にこれらを調整することにより、画像形成条件を所定の画像濃度が得られる最適な条件に制御する。
【0058】
具体的には、まず、先の要否判断において必要色と判断されたトナー色の1つを選択する(ステップS51)。そして、当該トナー色の現像器を使用して、現像バイアスを多段階に変更設定しながら所定パターン(例えばベタ画像)のトナー像をパッチ画像として形成し(ステップS52)、中間転写ベルト71上に転写されたこれらのパッチ画像の濃度を濃度センサ60により順次検出する(ステップS53)。これにより、制御因子としての現像バイアスと画像濃度との関係が求められるので、その関係に基づいて、目標濃度が得られる現像バイアスの最適値を求める(ステップS54)。
【0059】
続いて、露光パワーについても同様に、多段階に変更設定しながらパッチ画像(例えば細線画像)を形成するとともにその濃度検出を行い(ステップS55、S56)、その結果に基づいて、露光パワーの最適値を求める(ステップS57)。
【0060】
こうして1つのトナー色についての処理が終了すると、他に同様の処理が必要なトナー色があれば(ステップS58)、ステップS51に戻って他のトナー色を選択し、上記処理を繰り返し行う。
【0061】
このように、条件制御処理を実行すべきトナー色を装置の状況に応じて決定し、必要な全てのトナー色についての条件制御処理を順次実行することで、各トナー色についての最適現像バイアスおよび最適露光パワーの値をそれぞれ定めることができる。なお、条件制御処理を実行しなかったトナー色については、以前の条件制御処理で求めた値を引き続き使用することができる。
【0062】
こうして求めた最適現像バイアスおよび最適露光パワーの値については、エンジンコントローラ10のRAM107に記憶しておき、画像形成を行う際にはRAM107からこれらの値を読み出してそれぞれ現像バイアス、露光パワーの設定値とすることにより、所定の目標濃度での画像形成を行うことができる。
【0063】
以上のように、この実施形態では、1つのトナー色について、先に取り出された現像器と異なる現像器が装着されたとき、および、当該現像器に内蔵されたトナーの状態を表すドットカウント値ならびに現像ローラ回転時間が所定の組み合わせとなったときに、当該トナー色についての画像形成条件の調整が必要と判断し、引き続き当該トナー色について画像形成条件の調整を行う。そのため、現像器の交換やトナー特性の変化に伴う画像品質の変動を抑えて、画質の良好な画像を安定して形成することが可能である。
【0064】
また、画像形成条件の調整は、必要と判断されたトナー色についてのみ実行し、その他のトナー色については実行しない。このように、必要な時に、必要なトナー色についてのみ条件制御処理を実行するので、トナーや処理時間を無駄に消費してしまうことがなく、ランニングコストの上昇やスループットの低下を効果的に抑制することができる。
【0065】
なお、例えば感光体カートリッジ2が交換されたときのように、全てのトナー色に対して画像品質に影響を及ぼす可能性のある変化があった場合には、上記判断の如何にかかわらず、全トナー色について条件制御処理を行うのが望ましい。
【0066】
以上説明したように、この実施形態では、エンジンコントローラ10のCPU101が本発明の「制御手段」として機能している。また、RAM107が本発明の「記憶手段」として機能する一方、各現像器4Y,4M,4C,4Kに設けられたメモリ91〜94がそれぞれ本発明の「記憶部」として機能している。
【0067】
また、現像器およびトナーの使用状況を表すドットカウント値と現像ローラ回転時間との組み合わせに対して設けられた図5に示す各領域の境界が、本発明にいう「制御開始条件」に相当しており、これらの組み合わせが領域間の境界に達したとき、制御開始条件が満足されて条件制御処理が実行される。
【0068】
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上記実施形態では、本願第2の発明に対応する要否判断1と、本願第1の発明に対応する要否判断2とを相次いで実行するようにしているが、これらは個別に実行することが可能である。すなわち、要否判断1のみ、または要否判断2のみの結果によって、画像形成条件の調整を行うか否かを判断してもよい。
【0069】
また、例えば、上記実施形態では、現像器の使用状況、より詳しくはトナーの状態を表す情報として、ドットカウント値および現像ローラ回転時間の組み合わせを用いているが、装置の使用状況に関する情報としてはこれに限定されるものではなく任意である。例えば、現像器内のトナー残量をカウントするトナーカウンタを備える装置ではそのカウント値を用いてもよく、また、ホストコンピュータから与えられる画像信号の解析により算出したトナー消費量を用いてもよい。また、これらの情報を適宜組み合わせたものを用いることも可能である。
【0070】
また、上記実施形態では、図5に示すように、トナーの状態を4段階に区分して、その段階の変化があるときに条件制御処理を実行するようにしているが、この区分の数や、その境界をどこに定めるかについては上記に限定されるものでなく任意である。さらに、各トナー色毎のトナー特性の相違に鑑み、トナー色毎にこれらの区分やその境界を異ならせてよいことは言うまでもない。
【0071】
また、上記した実施形態では、各現像器にメモリを設け、当該現像器に関する情報は当該メモリに記憶させるようにしているが、これに限定されるものではなく、例えば、現像器にメモリを設けず、各現像器の使用状況を装置本体側で一元的に管理する装置に対しても、本発明を適用することが可能である。また、上記実施形態では現像器の着脱時のみ現像器のメモリの読み書きを行うようにしているが、各現像器に関する情報を各現像器のメモリに保持しておき、必要に応じて随時これを更新記憶させる装置に対しても、本発明を適用可能である。
【0072】
また、上記実施形態では、画像形成条件に関わる制御因子として、現像バイアスおよび露光パワーを用い、これらを調整することで画像形成条件を最適化するようにしているが、前述したように、条件制御処理の内容および制御因子については、上記以外の公知技術をはじめとして種々のものを適用することが可能である。
【0073】
また、上記実施形態は、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの4色のトナーを用いて画像を形成する装置に本発明を適用したものであるが、トナー色の種類および数については上記に限定されるものでなく任意である。また、本発明のようなロータリー現像方式の装置のみでなく、各トナー色に対応した現像器がシート搬送方向に沿って一列に並ぶように配置された、いわゆるタンデム方式の画像形成装置に対しても本発明を適用可能である。さらに、本発明は、上記実施形態のような電子写真方式の装置に限らず、画像形成装置全般に対して適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる画像形成装置の一実施形態を示す図である。
【図2】図1の画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】この実施形態における画質管理動作を示すフローチャートである。
【図4】図3のステップS2で行う調整動作の要否判断処理を示すフローチャートである。
【図5】要否判断2を説明するための原理図である。
【図6】この実施形態における条件制御処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
4…現像ユニット、 4Y,4M,4C,4K…現像器、10…エンジンコントローラ、 60…濃度センサ、 71…中間転写ベルト、 91〜94…メモリ(記憶部)、 101…CPU(制御手段)、 107…RAM(記憶手段)、 EG…エンジン部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an image forming apparatus configured to be able to mount a plurality of developing devices and to execute a condition control process for controlling image forming conditions based on a density detection result of a toner image as a patch image, and a control method thereof. It is.
[0002]
[Prior art]
In an electrophotographic image forming apparatus such as a printer, a copying machine, and a facsimile machine, a small test image (patch image) having a predetermined image pattern is formed as needed, and the image density is adjusted by a density sensor. A predetermined image density can be stably obtained by detecting and adjusting various image forming conditions based on the detection result.
[0003]
For example, in the image forming apparatus described in
[0004]
[Patent Document 1]
JP 2001-75319 A (FIG. 5)
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in an apparatus configured to be equipped with a plurality of developing units such as a color image forming apparatus that forms a color image with a plurality of toner colors, a sequence of adjustment of image forming conditions for the plurality of developing units is performed. Configured as an action. That is, once the adjustment process is executed, the image forming conditions are adjusted for all the developing devices. The object is to prevent the quality of the formed image from being different for each developing device and maintain the image quality well.
[0006]
However, since such an image forming condition adjustment operation involves patch image formation, if it is executed too frequently, a large amount of toner is wasted, which increases the running cost of the apparatus. Further, since it takes a long processing time to perform the adjustment operation for all the developing devices, there is a problem that the throughput of image formation is lowered.
[0007]
In this type of image forming apparatus, the developer is generally configured as a cartridge that is detachable from the apparatus main body in order to facilitate repair of the apparatus and replacement of consumables. For such a developer cartridge, the image quality may be different before and after replacement due to variations in characteristics of each cartridge. Therefore, in order to suppress such fluctuations in image quality, it is conceivable to adjust the image forming conditions as described above, for example, when the developer cartridge is replaced.
[0008]
In such a case, it is not always necessary to adjust the image forming conditions for the developing device that has not been replaced. However, in the case of the image forming apparatus of the prior art, the adjustment operation for all the developing devices is executed even in such a case, so that the problem of an increase in running cost and a decrease in throughput still occurs.
[0009]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in view of the above problems, and while maintaining the image quality satisfactorily by executing the adjustment operation as necessary, the toner and processing time are prevented by not performing the unnecessary adjustment operation. The purpose is to prevent waste.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
An image forming apparatus and a control method therefor according to the first invention of the present application are the image forming apparatus configured to be able to mount a plurality of developing devices on the apparatus main body, and the control method thereof. A condition for controlling image forming conditions when forming a toner image as a patch image using a developing device mounted on the toner image and forming the toner image using the developing device based on the density detection result of the patch image Control processing is executed, and for each of the developing devices mounted on the apparatus main body, it is determined whether or not it is necessary to execute the condition control processing for the developing device based on information on the usage status of the developing device. When it is determined that the condition control process needs to be executed for at least one developing device, the condition control process is performed for the developer determined to be necessary. While the row for the other developing devices are characterized not to execute the condition controlling process.
[0011]
In the invention configured as described above, the timing for executing the condition control process is determined according to the usage state of the developing device, so that the condition control process is surely executed when necessary, and as a result, good image quality is achieved. Can be maintained. In addition, since the condition control process is executed only for the developer that is determined to be necessary, unnecessary unnecessary processing operations are not executed, and waste of toner and processing time can be effectively prevented.
[0012]
The image forming apparatus configured as described above may further include a storage unit for storing the information. In this way, it is possible to determine whether or not the condition control process is necessary based on the information regarding the usage status of each developing device stored in the storage unit. Further, this information can be used for managing the usage status of each developing device. For example, when these pieces of information indicate that the life of any of the developing devices has expired, it is possible to notify the user of the fact and prompt replacement.
[0013]
Further, each of the developing devices may be provided with a storage unit for storing information on the usage status of the developing device among the information. This makes it easy to manage the usage status of the developing device. Further, if this storage unit is constituted by a non-volatile memory, for example, it is possible to store the usage status of the developing device even when it is removed from the apparatus body, which is more convenient in terms of developing device management. is there.
[0014]
Here, whether or not condition control processing is necessary for one developing device can be determined as follows, for example. That is, when at least one of the developing devices mounted on the apparatus main body reaches the predetermined control start condition set in advance corresponding to the developing device, the developing device It is determined that the condition control process needs to be executed for the device.
[0015]
In other words, the state of the developing device changes with use, but when the developing device enters a predetermined state in the process, that is, information indicating the usage status of the developing device is a predetermined control start condition. When the condition is satisfied, the condition control process is executed. By doing so, the condition control process is executed at an appropriate timing according to the change in the state of the developing device, so that the image quality is kept good.
[0016]
As part of the “information relating to the use state of the developing device” according to the present invention, for example, toner state information relating to the state of the toner stored in the developing device attached to the apparatus main body can be used. There are various indicators indicating the usage status of the developing device, but according to the knowledge of the present inventor, among them, the one representing the toner state in the developing device has a great influence on the quality of the formed image. Is known to affect. Therefore, by determining whether or not the condition control processing is necessary based on the toner state information indicating the toner state, waste of toner and processing time due to performing unnecessary processing operations while maintaining good image quality is achieved. Can be suppressed.
[0017]
An image forming apparatus and a control method thereof according to the second invention of the present application are the image forming apparatus configured to be capable of mounting a plurality of developing units on the apparatus main body and the control method thereof, in order to achieve the above object, A toner image as a patch image is formed using a developing device attached to the apparatus main body, and image forming conditions for forming the toner image using the developing device are controlled based on the density detection result of the patch image. In addition, when at least one developing device is removed from the apparatus main body and a new developing device is mounted on the apparatus main body, the condition control processing is executed on the mounted developing device. On the other hand, the condition control process is not executed for the other developing devices attached to the apparatus main body before the take-out.
[0018]
In the invention configured as described above, when a new developing device is mounted on the apparatus main body, the condition control process for the developing device is executed, so that there is little fluctuation in image quality before and after the developing device is replaced. . Further, since the condition control processing is not performed for the developing device that is originally mounted on the apparatus main body and has not been replaced, waste of toner and processing time can be effectively suppressed.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 is a view showing an embodiment of an image forming apparatus according to the present invention. FIG. 2 is a block diagram showing an electrical configuration of the image forming apparatus of FIG. This
[0020]
In the engine unit EG, the
[0021]
Then, the light beam L is irradiated from the
[0022]
The electrostatic latent image thus formed is developed with toner by the developing
[0023]
Each of the developing
[0024]
More specifically, when the developing device is attached to the apparatus main body, the communication is performed between the memory provided in the attached developing device and the CPU 101, and the development stored in advance in the memory. Information regarding the device is read by the CPU 101. This information is stored in the RAM 107 (described later) of the
[0025]
When any of the developing devices is taken out, information about the developing device at that time is written in a memory provided in the developing device before the taking out. As a result, information indicating the use status up to that point is stored in the developing device taken out from the apparatus main body, and the life management of the developing device is facilitated.
[0026]
A more detailed description of the apparatus configuration and operation for realizing such functions is described in, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-333756 previously disclosed by the applicant of the present application.
[0027]
Returning to FIG. 1, the description of the image forming operation will be continued. The toner image developed by the developing
[0028]
At this time, in order to correctly transfer the image on the
[0029]
Further, the sheet S on which the color image is thus formed is conveyed to the
[0030]
Further, a
[0031]
The cleaner 76 is configured to be freely separated from and abutted on the
[0032]
In addition, the
[0033]
In FIG. 2, reference numeral 113 denotes an image memory provided in the main controller 11 for storing an image given from an external device such as a host computer via the interface 112.
[0034]
Next, an image forming condition adjusting operation executed in the image forming apparatus will be described. In this image forming apparatus, the CPU 101 executes the image quality management operation shown in FIG. 3 as needed to determine whether or not it is necessary to perform condition control processing for each toner color with the toner color, and determines that it is necessary. For the toner color, a condition control process (FIG. 6) for adjusting the image forming condition is subsequently performed. Thereby, the image forming conditions are adjusted so that predetermined image quality can be stably obtained.
[0035]
FIG. 3 is a flowchart showing the image quality management operation in this embodiment. In this process, first, one of yellow, magenta, cyan, and black toner colors is selected (step S1), and it is determined whether an adjustment operation with the selected toner color is necessary (step S2). . How to determine whether or not it is necessary will be described in detail later. For the toner color determined to be necessary, the toner color is set as “necessary color” (step S3). On the other hand, this setting is not performed for the toner color determined to be unnecessary.
[0036]
When the above steps S1 to S3 are repeated for all the toner colors (step S4), among the four toner colors of yellow, magenta, cyan, and black, only the toner color that requires condition control processing is changed to the necessary color. Is set. Then, the condition control process shown in step S5 is subsequently executed only for the toner color set as the necessary color. The details of the condition control process will be described later.
[0037]
FIG. 4 is a flowchart showing the necessity determination process for the adjustment operation performed in step S2 of FIG. In this necessity determination process, as shown in FIG. 4, the determination process is roughly divided into two stages, that is, necessity determination 1 (steps S21 to S23) and necessity determination 2 (steps S24 to S26) for each toner color. It is determined whether or not it is necessary to adjust the image forming condition with the toner color.
[0038]
[0039]
The presence / absence of the mounting operation can be determined, for example, by whether or not an opening / closing operation of a cover (not shown) that is provided in the apparatus main body so as to be freely opened and closed and covers the developing
[0040]
If the result of determination in step S21 is NO, that is, if the developing device mounting operation has not been performed, the process proceeds to step S24, and
[0041]
As described above, in this apparatus, prior to removal of the developing device, information regarding the usage status of the developing device is written in the memory of the developing device. Accordingly, when the developer once taken out is remounted, the content of the information read from the memory should match the content written earlier. The same applies to the case where the cover is simply opened and closed and the developer is not attached or detached. On the other hand, if the installed developer is an individual different from the one previously taken out, or even if it is the same individual, the usage status has changed due to use in other devices, etc. The contents of these information do not match.
[0042]
In this embodiment, the installed developer is the same as the previously removed developer, and there has been no change in usage due to, for example, being used in another device or being replenished with toner. At this time, it is assumed that the taken-out developing device and the mounted developing device are “the same individual”.
[0043]
As described above, the
[0044]
If the result of this determination is NO, that is, if both developing devices are not the same individual, it is necessary to readjust the image forming conditions. Therefore, the process proceeds to step S28 without determining necessity /
[0045]
On the other hand, when the result of determination in step S23 is YES, that is, when both developing devices are the same unit, the developing device is simply removed from the apparatus main body and remounted as it is. In this case, since there is no change in the usage status of the developing device, it is not always necessary to readjust the image forming conditions. Rather, adjusting the image forming conditions in this case is a waste of toner and processing time. Therefore, if the installed developing device and the taken-out developing device are the same, the process proceeds to step S24, and
[0046]
[0047]
Here, the “dot count value” is information indicating the amount of toner consumed in the developing device. The easiest way to estimate the toner consumption or remaining amount is to calculate from the integrated value of the number of images formed. However, the amount of toner consumed by forming one image is not constant. It is difficult to know the exact amount of toner by this method. On the other hand, the number of dots formed on the
[0048]
The “developing roller rotation time” is a numerical value indicating the approximate number of images to be formed, but is information indicating the characteristics of the toner remaining in the developing device at the same time. That is, not all of the toner carried on the surface of the developing
[0049]
That is, these pieces of information are information indicating the usage status of the developing unit mounted on the apparatus main body, and are also “toner status information” indicating the status of the toner in the developing unit. Then, the state of the toner in the developing device is estimated by a combination of these two types of information, that is, the dot count value that indicates the toner consumption amount and the developing roller rotation time that indicates the number of formed images. From this state, it is determined whether or not the image forming conditions need to be adjusted. These pieces of information are stored in the
[0050]
FIG. 5 is a principle diagram for explaining
[0051]
Among these, the area (A) is an area corresponding to a toner consumption amount of 15 g or less and an image forming number of 1000 sheets (A4 size conversion) or less. When the point P belongs to this region (A), it can be said that the toner is relatively new at that time and the remaining amount is sufficient. The area (B) is an area excluding the above-described area (A) in the area where the toner consumption is 60 g or less and the number of images formed is 5000 or less, and is slightly more toner than the area (A). It corresponds to the state where the deterioration of has progressed. Similarly, the area (C) is an area in which the toner consumption is 100 g or less and the number of formed images is 7000 or less, and the area until the developer reaches the end of its life (toner end) is the area ( D).
[0052]
While the point P is within one area, the image forming conditions are maintained assuming that there is little fluctuation in image quality. On the other hand, when the point P shifts from one area to another, the fluctuation in image quality is large. Therefore, readjustment of the image forming conditions is performed at that time.
[0053]
Returning to FIG. 4, the processing content of
[0054]
Then, the determination result in the
[0055]
As described above, in the necessity determination process, when a developing device different from the previously extracted developing device is mounted for one toner color (necessity determination 1), and the toner incorporated in the developing device. When the dot count value representing the state of the above and the developing roller rotation time are in a predetermined combination (necessity determination 2), it is determined that the image forming conditions need to be adjusted. The above is the content of the determination shown in step S2 of FIG.
[0056]
Next, the contents of the condition control process (step S5 in FIG. 3) will be described. Many proposals have been made for this type of condition control processing, and these techniques can also be applied to this embodiment. Since the processing content shown here is also one of these known technologies, the outline thereof will be briefly described here.
[0057]
FIG. 6 is a flowchart showing the condition control process in this embodiment. In this condition control process, the development bias given to each developer and the intensity of the exposure beam L (hereinafter referred to as “exposure power”) are variable as control factors that affect the image quality, and these are controlled for each toner color. Is adjusted to an optimum condition for obtaining a predetermined image density.
[0058]
Specifically, first, one of the toner colors determined as the necessary color in the previous necessity determination is selected (step S51). Then, a toner image of a predetermined pattern (for example, a solid image) is formed as a patch image using the toner color developing device while changing and setting the developing bias in multiple stages (step S52), and is formed on the
[0059]
Subsequently, similarly for the exposure power, a patch image (for example, a fine line image) is formed while being changed and set in multiple stages, and its density is detected (steps S55 and S56). Based on the result, the optimum exposure power is determined. A value is obtained (step S57).
[0060]
When the processing for one toner color is completed in this manner, if there is another toner color that requires the same processing (step S58), the processing returns to step S51 to select another toner color and the above processing is repeated.
[0061]
As described above, the toner color to be subjected to the condition control process is determined according to the status of the apparatus, and the condition control process for all the necessary toner colors is sequentially performed, so that the optimum development bias and the toner color for each toner color can be determined. An optimum exposure power value can be determined for each. For toner colors that have not been subjected to the condition control process, the values obtained in the previous condition control process can continue to be used.
[0062]
The optimum development bias and optimum exposure power values thus obtained are stored in the
[0063]
As described above, in this embodiment, for one toner color, when a developing device different from the previously extracted developing device is mounted, and a dot count value indicating the state of toner built in the developing device. When the rotation time of the developing roller becomes a predetermined combination, it is determined that adjustment of the image forming condition for the toner color is necessary, and the image forming condition is continuously adjusted for the toner color. For this reason, it is possible to stably form an image with good image quality by suppressing fluctuations in image quality due to replacement of the developing device and change in toner characteristics.
[0064]
Further, the adjustment of the image forming conditions is performed only for the toner color determined to be necessary, and is not performed for the other toner colors. In this way, condition control processing is executed only for the necessary toner colors when necessary, so that toner and processing time are not wasted, effectively suppressing an increase in running costs and a decrease in throughput. can do.
[0065]
When there is a change that may affect the image quality for all toner colors, for example, when the
[0066]
As described above, in this embodiment, the CPU 101 of the
[0067]
Further, the boundary of each region shown in FIG. 5 provided for the combination of the dot count value indicating the usage status of the developing device and toner and the developing roller rotation time corresponds to the “control start condition” in the present invention. When these combinations reach the boundary between the regions, the control start condition is satisfied and the condition control process is executed.
[0068]
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications other than those described above can be made without departing from the spirit of the present invention. For example, in the above embodiment,
[0069]
Further, for example, in the above-described embodiment, a combination of a dot count value and a developing roller rotation time is used as information indicating the usage status of the developing device, more specifically, the toner status. It is not limited to this and is arbitrary. For example, in an apparatus including a toner counter that counts the remaining amount of toner in the developing device, the count value may be used, or a toner consumption amount calculated by analyzing an image signal given from a host computer may be used. Moreover, it is also possible to use what combined these information suitably.
[0070]
In the above embodiment, as shown in FIG. 5, the toner state is divided into four stages, and the condition control process is executed when there is a change in the stage. The location of the boundary is not limited to the above, but is arbitrary. Furthermore, in view of the difference in toner characteristics for each toner color, it goes without saying that these sections and their boundaries may be different for each toner color.
[0071]
In the above-described embodiment, each developing device is provided with a memory and information related to the developing device is stored in the memory. However, the present invention is not limited to this. For example, the developing device is provided with a memory. In addition, the present invention can also be applied to an apparatus that manages the usage status of each developing device centrally on the apparatus main body side. Further, in the above embodiment, the memory of the developing device is read / written only when the developing device is attached / detached, but information on each developing device is held in the memory of each developing device, and this is stored as needed. The present invention can also be applied to an apparatus for updating and storing.
[0072]
In the above embodiment, the development bias and the exposure power are used as control factors related to the image forming conditions, and the image forming conditions are optimized by adjusting them. However, as described above, the condition control is performed. Various processing contents and control factors, including known techniques other than those described above, can be applied.
[0073]
In the above-described embodiment, the present invention is applied to an apparatus that forms an image using four color toners of yellow, magenta, cyan, and black. However, the types and number of toner colors are limited to those described above. It is not a thing but arbitrary. In addition to the rotary development type apparatus as in the present invention, the so-called tandem type image forming apparatus in which developing units corresponding to the respective toner colors are arranged in a line along the sheet conveying direction. The present invention is also applicable. Furthermore, the present invention is not limited to the electrophotographic apparatus as in the above embodiment, but can be applied to all image forming apparatuses.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an embodiment of an image forming apparatus according to the present invention.
2 is a block diagram showing an electrical configuration of the image forming apparatus of FIG.
FIG. 3 is a flowchart showing an image quality management operation in this embodiment.
4 is a flowchart showing an adjustment operation necessity determination process performed in step S2 of FIG. 3; FIG.
FIG. 5 is a principle diagram for explaining
FIG. 6 is a flowchart showing a condition control process in this embodiment.
[Explanation of symbols]
4 ... development unit, 4Y, 4M, 4C, 4K ... developer, 10 ... engine controller, 60 ... density sensor, 71 ... intermediate transfer belt, 91-94 ... memory (storage unit), 101 ... CPU (control means), 107: RAM (storage means), EG: engine unit
Claims (8)
前記装置本体に装着された現像器を用いてパッチ画像としてのトナー像を形成し、該パッチ画像の濃度検出結果に基づいて、当該現像器を用いてトナー像を形成する際の画像形成条件を制御する条件制御処理を実行する制御手段を備え、
前記制御手段は、前記装置本体に装着された現像器それぞれについて、当該現像器の使用状況に関する情報に基づき当該現像器について前記条件制御処理を実行する必要があるか否かを判断し、少なくとも1つの現像器について前記条件制御処理を実行する必要があると判断したときには、該必要と判断された現像器について前記条件制御処理を実行する一方、他の現像器については前記条件制御処理を実行しないことを特徴とする画像形成装置。In the image forming apparatus configured to be able to mount a plurality of developing units on the apparatus main body,
A toner image as a patch image is formed using a developing device attached to the apparatus main body, and image forming conditions for forming a toner image using the developing device are determined based on the density detection result of the patch image. A control means for executing a condition control process to control,
The control means determines, for each of the developing devices attached to the apparatus main body, whether or not it is necessary to execute the condition control processing for the developing device based on information on the usage status of the developing device, and at least 1 When it is determined that it is necessary to execute the condition control processing for one developing device, the condition control processing is executed for the developing device determined to be necessary, while the condition control processing is not executed for the other developing devices. An image forming apparatus.
前記装置本体に装着された現像器を用いてパッチ画像としてのトナー像を形成し、該パッチ画像の濃度検出結果に基づいて、当該現像器を用いてトナー像を形成する際の画像形成条件を制御する条件制御処理を実行する制御手段を備え、
前記制御手段は、少なくとも1つの現像器が前記装置本体から取り出され、新たな現像器が前記装置本体に装着されたときには、該装着された現像器について前記条件制御処理を実行する一方、前記取り出し前から前記装置本体に装着されている他の現像器については前記条件制御処理を実行しないことを特徴とする画像形成装置。In the image forming apparatus configured to be able to mount a plurality of developing units on the apparatus main body,
A toner image as a patch image is formed using a developing device attached to the apparatus main body, and image forming conditions for forming a toner image using the developing device are determined based on the density detection result of the patch image. A control means for executing a condition control process to control,
When the at least one developing device is taken out from the apparatus main body and a new developing device is attached to the apparatus main body, the control means executes the condition control process for the attached developing device, while An image forming apparatus characterized in that the condition control process is not executed for other developing devices that have been attached to the apparatus main body from the front.
前記装置本体に装着された現像器を用いてパッチ画像としてのトナー像を形成し、該パッチ画像の濃度検出結果に基づいて、当該現像器を用いてトナー像を形成する際の画像形成条件を制御する条件制御処理を実行し、しかも、
前記装置本体に装着された現像器それぞれについて、当該現像器の使用状況に関する情報に基づき当該現像器について前記条件制御処理を実行する必要があるか否かを判断し、少なくとも1つの現像器について前記条件制御処理を実行する必要があると判断したときには、該必要と判断された現像器について前記条件制御処理を実行する一方、他の現像器については前記条件制御処理を実行しないことを特徴とする画像形成装置の制御方法。In the control method of the image forming apparatus configured to be able to mount a plurality of developing units on the apparatus main body,
A toner image as a patch image is formed using a developing device attached to the apparatus main body, and image forming conditions for forming a toner image using the developing device are determined based on the density detection result of the patch image. Execute the condition control process to control,
For each of the developing units mounted on the apparatus main body, it is determined whether or not the condition control process needs to be executed for the developing unit based on information on the usage status of the developing unit, and the at least one developing unit When it is determined that the condition control process needs to be executed, the condition control process is executed for the developing device determined to be necessary, while the condition control process is not executed for the other developing devices. A method for controlling an image forming apparatus.
前記装置本体に装着された現像器を用いてパッチ画像としてのトナー像を形成し、該パッチ画像の濃度検出結果に基づいて、当該現像器を用いてトナー像を形成する際の画像形成条件を制御する条件制御処理を実行し、しかも、
少なくとも1つの現像器が前記装置本体から取り出され、新たな現像器が前記装置本体に装着されたときには、該装着された現像器について前記条件制御処理を実行する一方、前記取り出し前から前記装置本体に装着されている他の現像器については前記条件制御処理を実行しないことを特徴とする画像形成装置の制御方法。In the control method of the image forming apparatus configured to be able to mount a plurality of developing units on the apparatus main body,
A toner image as a patch image is formed using a developing device attached to the apparatus main body, and image forming conditions for forming a toner image using the developing device are determined based on the density detection result of the patch image. Execute the condition control process to control,
When at least one developing device is taken out from the apparatus main body and a new developing device is attached to the apparatus main body, the condition control processing is executed for the attached developing device, while the apparatus main body is before being taken out. The control method for an image forming apparatus, wherein the condition control process is not executed for the other developing devices mounted on the printer.
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