JP2005009818A - Air conditioner - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主熱交換器に補助熱交換器のみを装着する形態と、空気清浄器のみを装着する形態と、前記補助熱交換器と空気清浄器の両方を装着する形態とに使分けられる空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、空気調和機で、主熱交換器に対し、補助熱交換器と空気清浄器の両方を装着して使用するものがある(例えば、特許文献1参照)。そして、このような空気調和機では、近年、図9に示すように主熱交換器1の前側に補助熱交換器2を取り付けるのが一般的である。
【0003】
図9および図9のA−A線の断面図である図10において、1は主熱交換器で、2は補助熱交換器で、後傾斜部分の主熱交換器1の前側に位置させて主熱交換器1の端板3にネジ4などで端板5を取り付けている。6は主熱交換器1等を固定する台枠、7は空気調和機の外装を構成する前面枠、8は外装を構成する吸入パネル、9は空気清浄器等の取り付け枠で、補助熱交換器2の端板5の主熱交換器1とは反対側に固定してある。
【0004】
この種の空気清浄器の取り付け枠9を取り付ける空気調和機は、振動音が発生しないように補助熱交換器2と主熱交換器1との間に設けている隙間10を確保するため、補助熱交換器2を装着しない場合、補助熱交換器2の端板5とは別個の専用の端板(図示せず)を配設して、取り付け枠9を取り付けることで空気清浄器と主熱交換器の間に隙間を形成していた。
【0005】
しかしながら、上記従来の構成で補助熱交換器2を装着しない場合は本来、空気調和機および空気清浄器の機能とは無関係な部品である端板が配設され、組み立て工数、材料費アップとなり、なおかつ端板のみで空気清浄器等の取り付け枠9を取り付けているため、取り付けが不安定であるという問題点を有していた。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−61863号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術の問題点に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、材料費が安価で、組み立て工数が少なく、且つ空気清浄器等の取り付け枠を安定して取り付ける空気調和機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、主熱交換器に対し、補助熱交換器のみを装着する形態と、空気清浄器のみを装着する形態と、前記主熱交換器に前記補助熱交換器を装着し、かつ前記補助熱交換器に空気清浄器を装着する形態とに使分けられ、吸引した空気を前記主熱交換器等で調和して吹出し口より吹出す空気調和機において、前記主熱交換器は空気清浄器等の取り付け枠を固定する取り付け部を前記主熱交換器の端板に突出して設け、一方、前記主熱交換器の端板に前記補助熱交換器を取り付けて装着する形態時には、前記主熱交換器の取り付け部を回避する凹部を、前記補助熱交換器のフィンに形成したものである。
【0009】
上記構成によれば、補助熱交換器のフィンに凹部を設けることによって、主熱交換器の取り付け部を回避して主熱交換器の端板に補助熱交換器の取り付けが可能となり、また補助熱交換器が主熱交換器の端板に装着されない場合、主熱交換器に従来例で説明した専用の端板である補助金具等が無しでも、主熱交換器の端板の取り付け部に空気清浄器等の取り付け枠を取り付けることが可能となり、安価で組み立てやすい、そして空気清浄器等の取り付け枠を安定して取り付けることができる。
【0010】
また請求項2記載に係る発明は、請求項1記載の補助熱交換器の凹部を、前記補助熱交換器のフィンの一部を切り欠いて形成したもので、補助熱交換器のフィンの一部を犠牲にするだけなので、それほど熱交換能力を下げることなく行うことができる。
【0011】
また請求項3記載に係る発明は、請求項1記載の補助熱交換器の凹部を、前記補助熱交換器のフィンの一部を倒して形成したもので、補助熱交換器のフィンを倒すだけで切り取ることがないから、熱交換能力を殆ど犠牲にすることなく行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の目的は各請求項に記載した構成を実施の形態の要部とすることにより達成できるので、以下には請求項1ないし3に対応する一実施例についての詳細を、図1〜図8を参照して説明し、併せて効果を述べて本発明の実施の形態についての説明とする。
【0013】
(実施の形態1)
図1は本実施の形態1における補助熱交換器付きの空気調和機の分解した側面図で、図2(a)は図1のA−A線の断面図で、図2(b)は図2(a)に対応する概略の斜視図、図2(c)は図2(a)に対応する主熱交換器と補助熱交換器部分の概略の分解斜視図で、図3は同補助熱交換器の裏面図である。
【0014】
本発明の空気調和機は、冷凍サイクルを構成する要素の一つである主熱交換器1に対し、冷房、暖房の能力を調整する補助熱交換器2のみを装着する形態と、空気清浄器11のみを装着する形態と、主熱交換器1に補助熱交換器2を装着し、かつ補助熱交換器2に空気清浄器11を装着する形態とに使分けられる構造で、吸気口12から吸引した空気を主熱交換器1等で調和して吹出し口13より吹出すように構成してある。
【0015】
主熱交換器1は、空気清浄器11の取り付け枠9の固定部14をネジ15などで固定する逆L字状の取り付け部16を、主熱交換器1の前面側における端板3の端面に複数突出して設けている。
【0016】
補助熱交換器2は、主熱交換器1と略同一幅に形成され、端板17をネジ18などで主熱交換器1の端板3に取り付けて装着するために、主熱交換器1の取り付け部16を回避するため(逃げるため)に、裏面側になる補助熱交換器2のフィン2aおよび端板17に、取り付け部16に嵌る凹部19を複数形成している。凹部19は、図3に示すように補助熱交換器2のフィン2aおよび端板17を切り欠いて補助熱交換器2の幅全体にわたって形成している。20は互いに接して振動音が発生しないように、補助熱交換器2と主熱交換器1との間に設けている隙間である。
【0017】
図中、1aは主熱交換器1のフインで、1bはフィン1aを貫通した冷媒管である。21は補助熱交換器2における端板17の端面の一部を折り曲げ、取り付け枠9の固定部14をネジ15などで固定する際の折り曲げ片で、2bは補助熱交換器2の冷媒管である。6は主熱交換器1等を固定する台枠、7は空気調和機の外装を構成する前面枠、8は外装を構成する吸入パネルである。
【0018】
上記実施の形態において、空気調和機の能力を調整するため主熱交換器1に、補助熱交換器2を装着した形態にする際は、補助熱交換器2の裏面側に設けた凹部19を、空気清浄器11の取り付け枠9を取り付ける主熱交換器1の取り付け部16に嵌合させて補助熱交換器2の端板17をネジ18で主熱交換器1の端板3に固定する。従って、補助熱交換器2は主熱交換器1の端板3に設けた空気清浄器11の取り付け枠9の取り付け部16に邪魔されることなく、主熱交換器1の前側に取り付けることができる。
【0019】
そして、空気清浄器10も空気調和機に装着する場合には、図1、図2(a)に示すように主熱交換器1の前側に取り付けた補助熱交換器2の折り曲げ片21に、取り付け枠9の固定部14をネジ15で固定するものである。
【0020】
また、補助熱交換器2を装着しないで、空気清浄器11のみを主熱交換器1に装着する場合には、図4、図4のA−A線の断面図である図5に示すように補助熱交換器2の取り付けられていない主熱交換器1の取り付け部16に、空気清浄器11を予め取り付けた取り付け枠9の固定部14をネジ15で固定して取り付けるものである。従って、従来例で説明したような専用の端板を使用することなく、主熱交換器1の端板3の取り付け部16に直接、空気清浄器11の取り付け枠9を取り付けられるので、取り付け部材の少ないことによる組立て易いのと、材料費を安価にできるとともに、取り付け枠9を安定して取り付けることができる。
【0021】
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2における空気調和機に付加する補助熱交換器の裏面図である。本実施の形態は、補助熱交換器の裏面側に形成した凹部の構造において、実施の形態1の発明と異なるだけでそれ以外の構成並びに作用効果は同一なので、図1を利用して異なるところを中心に説明する。
【0022】
補助熱交換器2は凹部19aを、主熱交換器1に具備した空気清浄器11の取り付け枠9を取り付ける、取り付け部16を回避するため、補助熱交換器2のフィン2aおよび端板17の一部を切り欠いて補助熱交換器2の幅方向の両端に形成している。
【0023】
上記実施の形態によれば、補助熱交換器2の主熱交換器1への取り付け作用効果は、実施の形態1で説明した通りである。さらに、補助熱交換器2のフィン2aおよび端板17の一部を切り欠いて凹部19aを形成して熱交換能力を犠牲にするだけなので、それほど熱交換能力を下げることなく行うことができる。
【0024】
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3における空気調和機に装着する補助熱交換器の裏面図で、図8は、図7のA−A線の断面図である。本実施の形態は、補助熱交換器の裏面側に形成した凹部の構造において、実施の形態1および2の発明と異なるだけでそれ以外の構成並びに作用効果は同一なので、図1を利用して異なるところを中心に説明する。
【0025】
補助熱交換器2は凹部19bを、主熱交換器1に具備した空気清浄器11の取り付け枠9を取り付ける、取り付け部16を回避するため、補助熱交換器2のフィン2aの一部を倒し、かつ端板17の一部を切り欠いて補助熱交換器2の幅方向の両端に形成している。
【0026】
上記実施の形態によれば、補助熱交換器2の主熱交換器1への取り付けによる作用効果は、実施の形態1で説明した通りである。さらに、補助熱交換器2のフィン2aの一部を切り取るのではなく、倒して凹部19bを形成しているので、フィン2aの熱交換能力を殆ど犠牲にすることがないから、熱交換能力を維持して行うことができる。
【0027】
なお、上記実施の形態では取り付け枠9に空気清浄器を取り付けているが、これに限定されるものではなく、人間にとって好ましい状態に調和空気へ作用する機器を取り付けることを含むものである。
【0028】
【発明の効果】
上記から明らかなように本発明の空気調和機は、従来例において空気清浄器等の取り付け枠と主熱交換器の間にあった補助熱交換器の隙間を補助していた端板を装着しなくても空気清浄器等の取り付け枠を、直接に主熱交換器の端板に設けた取り付け部に装着することができ、組み立て工数と材料費の削減を行うことができる。
【0029】
また、本発明は、補助熱交換器の熱交換能力を犠牲にすることが少なく実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における空気調和機の分解した側面図
【図2】(a)同実施の形態1における図1のA−A線の断面図
(b)図2(a)に対応した部分の要部斜視図
(c)図2(a)に対応した部分の要部の分解斜視図
【図3】同実施の形態1における空気調和機の補助熱交換器の裏面図
【図4】同実施の形態1における空気調和機で、空気清浄器のみを装着した状態の分解した側面図
【図5】同実施の形態1における図4のA−A線の断面図
【図6】本発明の実施の形態2における空気調和機の補助熱交換器の裏面図
【図7】本発明の実施の形態3における空気調和機の補助熱交換器の裏面図
【図8】同実施の形態3における図7のA−A線の断面図
【図9】従来例を示す空気調和機の分解した側面図
【図10】図9のA−A線の断面図
【符号の説明】
1 主熱交換器
2 補助熱交換器
2a 補助熱交換器のフィン
3 端板
9 取り付け枠
11 空気清浄器
12 吸気口
13 吹出し口
16 取り付け部
19、19a、19b 凹部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention can be divided into a form in which only the auxiliary heat exchanger is attached to the main heat exchanger, a form in which only the air cleaner is attached, and a form in which both the auxiliary heat exchanger and the air cleaner are attached. It relates to air conditioners.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, there is an air conditioner that uses both an auxiliary heat exchanger and an air cleaner attached to a main heat exchanger (see, for example, Patent Document 1). And in such an air conditioner, as shown in FIG. 9, it is common to attach the
[0003]
9 and FIG. 10, which is a cross-sectional view taken along the line AA of FIG. 9, 1 is a main heat exchanger, 2 is an auxiliary heat exchanger, and is positioned on the front side of the
[0004]
The air conditioner to which this type of air
[0005]
However, when the
[0006]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 2002-61863
[Problems to be solved by the invention]
In view of the above-described problems of the conventional technology, the problem to be solved by the present invention is to provide an air conditioner that is inexpensive in material cost, has a small number of assembly steps, and stably attaches an attachment frame such as an air purifier. There is.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention provides a form in which only the auxiliary heat exchanger is mounted on the main heat exchanger, a form in which only the air cleaner is mounted, and the auxiliary heat exchanger in the main heat exchanger. And an air conditioner in which an air cleaner is attached to the auxiliary heat exchanger, and the main heat exchanger or the like harmonizes the sucked air and blows it out from the outlet. The heat exchanger is provided with a mounting portion for fixing a mounting frame such as an air purifier protruding from the end plate of the main heat exchanger, while the auxiliary heat exchanger is mounted on the end plate of the main heat exchanger. In the embodiment, the concave portion for avoiding the attachment portion of the main heat exchanger is formed in the fin of the auxiliary heat exchanger.
[0009]
According to the above configuration, by providing the recesses in the fins of the auxiliary heat exchanger, it is possible to attach the auxiliary heat exchanger to the end plate of the main heat exchanger by avoiding the mounting portion of the main heat exchanger. If the heat exchanger is not mounted on the end plate of the main heat exchanger, the main heat exchanger will not be attached to the end plate of the end plate of the main heat exchanger even if the auxiliary metal fittings that are dedicated end plates described in the conventional example are not provided. An attachment frame such as an air cleaner can be attached, and it is inexpensive and easy to assemble, and an attachment frame such as an air cleaner can be stably attached.
[0010]
According to a second aspect of the present invention, the concave portion of the auxiliary heat exchanger according to the first aspect is formed by cutting out a part of the fin of the auxiliary heat exchanger. This is done without sacrificing the heat exchange capacity.
[0011]
In the invention according to
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Since the object of the present invention can be achieved by using the structure described in each claim as the main part of the embodiment, the details of one embodiment corresponding to
[0013]
(Embodiment 1)
1 is an exploded side view of an air conditioner with an auxiliary heat exchanger according to
[0014]
The air conditioner of the present invention has a configuration in which only the
[0015]
The
[0016]
The
[0017]
In the figure, 1a is a fin of the
[0018]
In the above embodiment, when the
[0019]
And when attaching the
[0020]
Further, when only the
[0021]
(Embodiment 2)
FIG. 6 is a back view of the auxiliary heat exchanger added to the air conditioner according to
[0022]
The
[0023]
According to the above embodiment, the effect of attaching the
[0024]
(Embodiment 3)
FIG. 7 is a back view of the auxiliary heat exchanger attached to the air conditioner according to
[0025]
The
[0026]
According to the above-described embodiment, the operation and effect obtained by attaching the
[0027]
In the above-described embodiment, the air purifier is attached to the
[0028]
【The invention's effect】
As is clear from the above, the air conditioner of the present invention does not have to be equipped with an end plate that assists the clearance of the auxiliary heat exchanger between the mounting frame of the air cleaner and the main heat exchanger in the conventional example. In addition, an attachment frame such as an air purifier can be directly attached to an attachment portion provided on the end plate of the main heat exchanger, and the number of assembling steps and material costs can be reduced.
[0029]
Further, the present invention can be implemented with little sacrifice of the heat exchange capability of the auxiliary heat exchanger.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded side view of an air conditioner according to
DESCRIPTION OF
Claims (3)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003176485A JP3901131B2 (en) | 2003-06-20 | 2003-06-20 | Air conditioner |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003176485A JP3901131B2 (en) | 2003-06-20 | 2003-06-20 | Air conditioner |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005009818A true JP2005009818A (en) | 2005-01-13 |
JP3901131B2 JP3901131B2 (en) | 2007-04-04 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007147156A (en) * | 2005-11-28 | 2007-06-14 | Daikin Ind Ltd | Mounting plate for heat exchanger, air conditioner using the same, and assembling method of air conditioner |
JP2010065903A (en) * | 2008-09-09 | 2010-03-25 | Daikin Ind Ltd | Heat exchanger unit and air conditioner equipped with the same |
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2003
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