JP2005009796A - Method for controlling ventilation quantity - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物内の換気量を制御する換気量制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
住宅等の建物の換気方法として、外気温度に基づいて換気扇の運転を制御する換気方法がある(例えば、特許文献1参照)。図3は、特許文献1に記載された換気方法を適用した住宅の概略構成を示している。図3に示すように、住宅101の図中左側には、図の左右方向に延びる廊下が配置されている。廊下の図中上方には、子供部屋が配置されている。子供部屋の図中右方にそれぞれ隣接して、廊下に面した脱衣室と、脱衣室の図中上方に隣接する浴室とが配置されている。また、廊下の図中下方には、寝室と寝室の図中右方に隣接するトイレとが配置されている。住宅101の図中右側には、廊下に面したLDK(居間、食堂及び台所)と、和室とが配置されている。子供部屋、寝室、LDK、脱衣室及びトイレと廊下との間にはドアや襖等の出入口110がそれぞれ設けられている。また、脱衣室と浴室との間、及び和室とLDKとの間にも出入口110が設けられている。各出入口110には、アンダーカットやガラリ等の空気流通口が設けられている。
【0003】
子供部屋、寝室、LDK及び和室の各居室の外壁面には、室内への外気の供給が可能な給気口112が設けられている。浴室、脱衣室及びトイレの各非居室の天井には、室内の空気の吸込みが可能な吸気口114が設けられている。浴室の天井裏には、換気扇116が設置されている。子供部屋の天井裏の外壁面には、空気の排出が可能な排気口118が設けられている。換気扇116と吸気口114とは、天井裏に配設された排気ダクト120を介して接続されている。換気扇116と排気口118とは、天井裏に配設された排気ダクト121を介して接続されている。これにより、換気扇116を運転すると、各非居室内の空気を強制的に屋外に排出できるようになっている。非居室内の空気を屋外に排出することによって、非居室には出入口110に設けられた空気流通口を介して居室からの空気が流れ込み、さらに居室には外壁面に設けられた給気口112を介して屋外からの空気が流れ込むようになっている。このように、住宅101では、第3種換気を行うことができるようになっている。
【0004】
LDKには、室内温度を検出する室内温度センサ132が設けられている。また、屋外には、外気温度を検出する外気温度センサ130が設けられている。室内温度センサ132及び外気温度センサ130は、風量制御装置134に有線又は無線で接続されている。風量制御装置134は、外気温度と室内温度との温度差に基づいて、換気扇116の運転/停止を切り替えたり、運転状態の強/弱を切り替えたりしている。
【0005】
ところで、平成15年7月に改正建築基準法が施行される。この改正建築基準法は、シックハウス対策として、揮発性有機化合物(VOC;VolatileOrganic Compound)に関する規制について規定している。規制の対象になるVOCは、クロルピリホスとホルムアルデヒドである。居室を有する建築物では、クロルピリホスを添加した建築材料の使用が禁止される。また、建材や家具等から発散するホルムアルデヒドを室外に排出するために、高気密住宅では換気回数(=換気量(m3/時)/室の容積(m3))0.5回/時の24時間換気システムの設置が義務付けられる。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−277020号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
換気には、換気扇等により強制的に換気される機械換気と、室内外の温度差や風力により換気される自然換気とがある。機械換気量と自然換気量との和が総換気量になる。一般の24時間換気システムでは、初期に設定された常に一定の機械換気量で機械換気が行われる。
【0008】
図4は、夏季のある一日の時刻による換気回数の変化の例を示すグラフである。横軸は時刻(時)を表し、縦軸は換気回数(回/時)を表している。線Aは自然換気による換気回数(以下、「自然換気回数」という)を示し、線Bは自然換気と機械換気とを含む全ての換気による換気回数(以下、「総換気回数」という)を示している。グラフ中の破線は、目標換気回数(0.5回/時)を示している。図4に示すように、自然換気回数は時間帯により変動しており、0時から6時までの間が約0回/時であり、6時から11時までの間が約0.2回/時である。また、11時から18時までの間が約0.4回/時であり、18時から24時までの間が約0回/時である。全ての時間帯で目標換気回数を達成するには、機械換気による換気回数(以下、「機械換気回数」という)を0.5回/時に設定する必要がある。
【0009】
ところが、機械換気回数を0.5回/時に設定すると、6時から18時までの間では総換気回数が目標換気回数よりも多くなってしまい、特に11時から18時までの間では総換気回数が0.9回/時になってしまう。このように、夏季に一定の機械換気量で24時間換気を行うと、高温で湿った外気が特に昼間に多く室内に導入される。このため、室内の温度や湿度が上昇して快適性が損なわれるとともに冷房負荷が増加してしまうという問題が生じる。
【0010】
また、冬季に24時間換気を行うと、低温で乾燥した外気が特に夜間に多く室内に導入される。このため、室内の温度や湿度が低下して快適性が損なわれるとともに、暖房負荷が増加してしまうという問題が生じる。さらに、常に一定の機械換気量で機械換気を行っていると、換気に要するランニングコストが増加してしまうという問題が生じる。
【0011】
本発明の目的は、室内の快適性を向上させ、空調負荷の増加を抑制するとともに、換気に要するランニングコストを低減できる換気量制御方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、外気温度と室内温度とを検出し、前記外気温度と前記室内温度との温度差に基づいて自然換気量を算出し、前記自然換気量との和の総換気量がほぼ一定に維持されるように機械換気量を制御することを特徴とする換気量制御方法によって達成される。
【0013】
上記本発明の換気量制御方法において、前記総換気量は、ほぼ0.5回/時の換気回数を満足することを特徴とする。
【0014】
また、上記目的は、室内の空気質を検出し、前記空気質に基づいて機械換気量を制御することを特徴とする換気量制御方法によって達成される。
【0015】
上記本発明の換気量制御方法において、前記空気質として、湿度、臭気、窒素酸化物濃度、二酸化炭素濃度又はハウスダストのうち少なくとも1つを検出することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態による換気量制御方法について図1及び図2を用いて説明する。図1は、本実施の形態による換気量制御方法を適用した住宅の概略構成を示している。図1に示すように、住宅1の図中左側には、図の左右方向に延びる廊下が配置されている。廊下の図中上方には、子供部屋が配置されている。子供部屋の図中右方にそれぞれ隣接して、廊下に面した脱衣室と、脱衣室の図中上方に隣接する浴室とが配置されている。また、廊下の図中下方には、寝室と寝室の図中右方に隣接するトイレとが配置されている。住宅1の図中右側には、廊下に面したLDKと和室とが配置されている。子供部屋、寝室、LDK、脱衣室及びトイレと廊下との間にはドアや襖等の出入口10がそれぞれ設けられている。また、脱衣室と浴室との間、及び和室とLDKとの間にも出入口10が設けられている。各出入口10には、アンダーカットやガラリ等の空気流通口が設けられている。
【0017】
子供部屋、寝室、LDK及び和室の各居室の外壁面には、室内への外気の供給が可能な給気口12が設けられている。図1では、給気口12の設置位置を三日月状の記号で示している。浴室、脱衣室及びトイレの各非居室の天井には、室内の空気の吸込みが可能な吸気口14が設けられている。浴室の天井裏には、浴室暖房乾燥機能と24時間換気機能とを備えた浴室暖房乾燥機16が設置されている。子供部屋の天井裏の外壁面には、空気の排出が可能な排気口18が設けられている。図1では、排気口18の設置位置を給気口12の設置位置と同様の三日月状の記号で示している。浴室暖房乾燥機16と各吸気口14とは、天井裏に配設された排気ダクト20を介してそれぞれ接続されている。浴室暖房乾燥機16と排気口18とは、天井裏に配設された排気ダクト21を介して接続されている。これにより、各非居室内の空気を強制的に屋外に排出できるようになっている。非居室内の空気を屋外に排出することによって、非居室には出入口10に設けられた空気流通口を介して居室からの空気が流れ込み、さらに居室には外壁面に設けられた給気口12を介して屋外からの空気が流れ込むようになっている。このように、住宅1では第3種換気による24時間換気が行われるようになっている。
【0018】
住宅1には、例えばTES(登録商標)等のガス温水暖冷房システムが導入されている。住宅1の屋外には、給湯及び暖房に用いられる温水を生成する給湯暖房熱源機22が設置されている。給湯暖房熱源機22は、外気温度を検出する外気温度センサ(図示せず)を備えている。給湯暖房熱源機22は、通信線26を介して浴室暖房乾燥機16に接続されている。LDKには、給湯暖房熱源機22で生成された温水を用いた床暖房システムを制御する床暖房リモコン24が設置されている。床暖房リモコン24は、室内温度を検出する室内温度センサ(図示せず)を備えている。浴室には浴室暖房乾燥機16が設置されており、浴室暖房乾燥機16は室内温度を検出する室内温度センサを備えている。LDKにはTESエアコン30が設置されており、TESエアコン30は室内温度を検出する室内温度センサを備えている。床暖房リモコン24は、通信線27、26を介して浴室暖房乾燥機16に接続されている。TESエアコン30は、通信線28、26を介して浴室暖房乾燥機16に接続されている。なお、本例では床暖房リモコン24と浴室暖房乾燥機16との間や、TESエアコン30と浴室暖房乾燥機16との間が通信線26、27、28を介して有線で接続されているが、床暖房リモコン24と浴室暖房乾燥機16との間や、TESエアコン30と浴室暖房乾燥機16との間をそれぞれ無線で接続してもよい。
【0019】
浴室暖房乾燥機16は、不図示の制御部を有している。制御部は、浴室内を暖房したり乾燥させたりする際に所定の制御を行うようになっている。また制御部は、給湯暖房熱源機22の外気温度センサから受信した外気温度情報と、床暖房リモコン24又は浴室暖房乾燥機16やTESエアコン30の室内温度センサから受信した室内温度情報とに基づいて温度差換気量を算出する。
【0020】
ここで、住宅1の総換気量は、浴室暖房乾燥機16により強制的に換気される機械換気量と、室内外の温度差や風力により換気される自然換気量との和である。このうち自然換気量は、温度差換気量と風力換気量との和である。温度差換気量は、給気口12及び排気口18の開口面積、給気口12の設置高さと排気口18の設置高さとの差の平方根、及び室内外の温度差の平方根にそれぞれ比例する。このため、給気口12及び排気口18の開口面積と、給気口12及び排気口18の設置高さの差が分かっていれば、室内温度と外気温度とを検出することによって、温度差換気量を求めることができる。なお、本実施の形態では、自然換気量のうち温度差換気量のみを算出しているが、併せて風力換気量を算出してももちろんよい。
【0021】
浴室暖房乾燥機16の制御部は、換気回数0.5回/時の24時間換気を行う際に、まず温度差換気量を算出する。そして、温度差換気と機械換気とを合わせて0.5回/時の目標換気回数を達成できるように浴室暖房乾燥機16のファンの回転数を制御する。温度差換気により0.5回/時の目標換気回数を達成できれば浴室暖房乾燥機16のファンを停止させてもよい。
【0022】
冬季や夏季などの外気温度と室内温度の温度差が大きいとき(例えば10℃以上)には、温度差換気量が多くなるため、機械換気量を少なくすることができる。これにより、適正な換気量を保ちつつ、外気の導入による空調負荷の増加を抑え、室内の快適性を向上できる。
【0023】
また、制御部は、例えば夏季に外気温度が室内温度より低くなったときには機械換気量を増加させる。これにより、夏季の朝方や、居住者の留守中に閉め切られた室内が高温になったとき等に、室内より温度の低い外気をより多く室内に導入することによって冷房負荷を低減することができる。
【0024】
図2は、夏季のある一日の住宅1での換気回数の変化の例を示すグラフである。横軸は時刻(時)を表し、縦軸は換気回数(回/時)を表している。線Aは自然換気回数(温度差換気回数)を示し、線Bは総換気回数を示している。ある時刻において線Bで示す値と線Aで示す値との差は、当該時刻での機械換気回数を表している。グラフ中の破線は、目標換気回数(0.5回/時)を示している。図2に示すように、温度差換気回数は時間帯により変動しており、0時から6時までの間が約0回/時であり、6時から11時までの間が約0.2回/時である。また、11時から18時までの間が約0.4回/時であり、18時から24時までの間が約0回/時である。このように、夏季の温度差換気回数は、室内外の温度差の小さい夜間では少なく、室内外の温度差の大きい昼間では多くなっている。
【0025】
総換気回数は1日中ほとんど変化がなく、目標換気回数である約0.5回/時に維持されている。すなわち、機械換気回数は、0時から6時までの間が約0.5回/時であり、6時から11時までの間は約0.3回/時である。また、11時から18時までの間が約0.1回/時であり、18時から24時までの間が約0.5回/時である。
【0026】
本実施の形態では、換気回数0.5回/時の24時間換気を行う際に、まず温度差換気量(温度差換気回数)を算出し、総換気量が約0.5回/時の換気回数を満足するように機械換気量を制御している。したがって、本実施の形態によれば、必要以上の外気を室内に導入することがないため、室内の快適性を向上できるとともに、空調負荷の増加を抑制することができる。また、本実施の形態によれば、必要以上の機械換気を行うことがないため、換気に要するランニングコストを低減できる。
【0027】
さらに、本実施の形態を既築の住宅1に適用する際、浴室暖房乾燥機16を備えたガス温水暖冷房システムが住宅1に既に設置されていれば、給湯暖房熱源機22の外気温度センサ、床暖房リモコン24やTESエアコン30等の室内温度センサ、及び各センサと制御部との間の通信線26、27、28や、その他の換気設備を流用できる。したがって、各センサの取付工事や通信線26、27、28の配線工事等が不要になるため、イニシャルコストを低減できる。
【0028】
次に、本実施の形態による換気量制御方法の変形例について説明する。本変形例では、湿度、臭気、窒素酸化物(NOx)濃度、二酸化炭素(CO2)濃度、ハウスダスト等の空気質を検出する空気質センサを室内に設ける。浴室暖房乾燥機16の制御部は、検出された空気質に基づいて換気量を制御する。例えば室内の空気の汚染を検知したら、機械換気量を増加させて室内の空気を清浄化する。
【0029】
ガス温水暖冷房システムの床暖房リモコン24には、床暖房システムの試運転時に試運転用サーミスタが接続される接続口が設けられている。試運転が終了すると、この接続口は通常利用されない。接続口には、試運転用サーミスタと同様に電気抵抗が変化するセンサであれば、他のセンサを接続することができる。本変形例による換気量制御方法を既築の住宅1に適用する際には、この接続口を利用して床暖房リモコン24に空気質センサを搭載する。これにより、空気質センサの取付工事や配線工事等が不要になり、イニシャルコストを低減できる。
【0030】
本発明は、上記実施の形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態では、ガス温水暖冷房システムが導入された住宅1に適用した例を説明したが、本発明はこれに限られない。制御部、外気温度センサ及び室内温度センサ等を別途設けることによって、他の住宅にも適用できる。
【0031】
【発明の効果】
以上の通り、本発明によれば、室内の快適性を向上させ、空調負荷の増加を抑制するとともに、換気に要するランニングコストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による換気量制御方法を適用した住宅の概略構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施の形態による換気量制御方法を適用した住宅の時刻による換気回数の変化の例を示すグラフである。
【図3】従来の換気方法を適用した住宅の概略構成を示す図である。
【図4】従来の換気方法を適用した住宅の時刻による換気回数の変化の例を示すグラフである。
【符号の説明】
1 住宅
10 出入口
12 給気口
14 吸気口
16 浴室暖房乾燥機
18 排気口
20、21 排気ダクト
22 給湯暖房熱源機
24 床暖房リモコン
26、27、28 通信線
30 TESエアコン[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a ventilation amount control method for controlling a ventilation amount in a building.
[0002]
[Prior art]
As a ventilation method for a building such as a house, there is a ventilation method for controlling the operation of a ventilation fan based on the outside air temperature (see, for example, Patent Document 1). FIG. 3 shows a schematic configuration of a house to which the ventilation method described in Patent Document 1 is applied. As shown in FIG. 3, a hallway extending in the left-right direction in the drawing is arranged on the left side of the
[0003]
An
[0004]
The LDK is provided with an
[0005]
By the way, the revised Building Standard Law will be enforced in July 2003. The revised Building Standards Law regulates regulations related to volatile organic compounds (VOC) as measures against sick houses. VOCs subject to regulation are chlorpyrifos and formaldehyde. In buildings with living rooms, the use of building materials added with chlorpyrifos is prohibited. In addition, in order to discharge formaldehyde emitted from building materials and furniture, etc., the number of ventilations (= ventilation volume (m 3 / hour) / volume of room (m 3 )) 0.5 times / hour in a highly airtight house. Installation of a 24-hour ventilation system is mandatory.
[0006]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 2002-277020 [0007]
[Problems to be solved by the invention]
Ventilation includes mechanical ventilation that is forcibly ventilated by a ventilation fan or the like, and natural ventilation that is ventilated by a temperature difference between the inside and outside of the room or wind force. The sum of mechanical ventilation and natural ventilation is the total ventilation. In a general 24-hour ventilation system, mechanical ventilation is performed at a constant mechanical ventilation amount that is set initially.
[0008]
FIG. 4 is a graph showing an example of a change in the ventilation frequency according to the time of a certain day in summer. The horizontal axis represents time (hour), and the vertical axis represents the ventilation frequency (times / hour). Line A indicates the number of ventilations due to natural ventilation (hereinafter referred to as “natural ventilation frequency”), and line B indicates the number of ventilations due to all ventilations including natural ventilation and mechanical ventilation (hereinafter referred to as “total ventilation frequency”). ing. The broken line in the graph indicates the target ventilation frequency (0.5 times / hour). As shown in FIG. 4, the natural ventilation frequency fluctuates depending on the time zone, and is about 0 times / hour from 0:00 to 6:00, and about 0.2 times from 6:00 to 11:00. / Hours. Further, the time from 11:00 to 18:00 is about 0.4 times / hour, and the time from 18:00 to 24:00 is about 0 times / hour. In order to achieve the target ventilation frequency in all time zones, it is necessary to set the ventilation frequency by mechanical ventilation (hereinafter referred to as “mechanical ventilation frequency”) to 0.5 times / hour.
[0009]
However, if the mechanical ventilation frequency is set to 0.5 times / hour, the total ventilation frequency becomes larger than the target ventilation frequency from 6 o'clock to 18 o'clock, and especially from 11 o'clock to 18 o'clock. The number of times is 0.9 times / hour. In this way, if ventilation is performed for 24 hours with a constant mechanical ventilation in the summer, a large amount of outside air humid at high temperatures is introduced into the room, particularly in the daytime. For this reason, there arises a problem that the temperature and humidity in the room rise and comfort is impaired, and the cooling load increases.
[0010]
In addition, if ventilation is performed for 24 hours in winter, a large amount of outside air that is dry at low temperatures is introduced indoors, particularly at night. For this reason, while indoor temperature and humidity fall, comfort is impaired and the problem that heating load will increase arises. Furthermore, when mechanical ventilation is always performed at a constant mechanical ventilation, there arises a problem that a running cost required for ventilation increases.
[0011]
An object of the present invention is to provide a ventilation amount control method capable of improving indoor comfort, suppressing an increase in air conditioning load, and reducing a running cost required for ventilation.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
The purpose is to detect the outside air temperature and the room temperature, calculate the natural ventilation based on the temperature difference between the outside air temperature and the room temperature, and the total ventilation volume summed with the natural ventilation volume is almost constant. This is achieved by a ventilation control method characterized in that the mechanical ventilation is controlled to be maintained.
[0013]
In the ventilation volume control method of the present invention, the total ventilation volume satisfies a ventilation frequency of approximately 0.5 times / hour.
[0014]
Further, the above object is achieved by a ventilation amount control method characterized by detecting indoor air quality and controlling mechanical ventilation based on the air quality.
[0015]
In the ventilation amount control method of the present invention, at least one of humidity, odor, nitrogen oxide concentration, carbon dioxide concentration and house dust is detected as the air quality.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A ventilation amount control method according to an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 and 2. FIG. 1 shows a schematic configuration of a house to which a ventilation amount control method according to the present embodiment is applied. As shown in FIG. 1, a corridor extending in the left-right direction of the drawing is arranged on the left side of the house 1 in the drawing. In the upper part of the corridor in the figure, a children's room is arranged. An undressing room facing the hallway and a bathroom adjacent to the upper part of the undressing room are arranged adjacent to the right side of the child room. Also, in the lower part of the corridor in the figure, a bedroom and a toilet adjacent to the right in the figure of the bedroom are arranged. On the right side of the house 1 in the figure, an LDK and a Japanese-style room facing the hallway are arranged.
[0017]
On the outer wall surface of each of the children's room, bedroom, LDK, and Japanese-style room, an
[0018]
For example, a gas hot water heating / cooling system such as TES (registered trademark) is introduced into the house 1. A hot water supply / heating
[0019]
The bathroom heater / dryer 16 has a control unit (not shown). The control unit performs predetermined control when heating or drying the bathroom. Further, the control unit is based on the outside air temperature information received from the outside air temperature sensor of the hot water supply / heating
[0020]
Here, the total ventilation amount of the house 1 is the sum of a mechanical ventilation amount that is forcibly ventilated by the bathroom heater / dryer 16 and a natural ventilation amount that is ventilated by a temperature difference between the outside and the room or by wind power. Of these, natural ventilation is the sum of temperature differential ventilation and wind ventilation. The temperature difference ventilation amount is proportional to the opening area of the
[0021]
The controller of the bathroom heater / dryer 16 first calculates a temperature difference ventilation amount when performing ventilation for 24 hours at a ventilation frequency of 0.5 times / hour. And the rotation speed of the fan of the bathroom heating dryer 16 is controlled so that the target ventilation frequency of 0.5 times / hour can be achieved by combining the temperature difference ventilation and the mechanical ventilation. If the target ventilation frequency of 0.5 times / hour can be achieved by temperature difference ventilation, the fan of the bathroom heating dryer 16 may be stopped.
[0022]
When the temperature difference between the outside air temperature and the room temperature is large (for example, 10 ° C. or more) in winter or summer, the temperature difference ventilation amount increases, so that the mechanical ventilation amount can be reduced. Thereby, while maintaining an appropriate ventilation amount, an increase in air conditioning load due to the introduction of outside air can be suppressed and indoor comfort can be improved.
[0023]
In addition, the control unit increases the mechanical ventilation when, for example, the outside air temperature becomes lower than the room temperature in summer. As a result, the cooling load can be reduced by introducing more outdoor air having a lower temperature than the room in the morning in the summer or when the room closed while the resident is away becomes hot. .
[0024]
FIG. 2 is a graph showing an example of a change in the number of ventilations in the house 1 on a day in summer. The horizontal axis represents time (hour), and the vertical axis represents the ventilation frequency (times / hour). Line A indicates the number of natural ventilations (temperature difference frequency), and line B indicates the total number of ventilations. The difference between the value indicated by line B and the value indicated by line A at a certain time represents the number of mechanical ventilations at that time. The broken line in the graph indicates the target ventilation frequency (0.5 times / hour). As shown in FIG. 2, the temperature difference ventilation frequency fluctuates depending on the time zone, and is about 0 times / hour from 0:00 to 6:00, and about 0.2 from 6:00 to 11:00. Times / hours. Further, the time from 11:00 to 18:00 is about 0.4 times / hour, and the time from 18:00 to 24:00 is about 0 times / hour. As described above, the number of temperature differential ventilation in summer is small at night when the temperature difference between indoors and outdoors is small, and increases during the day when the temperature difference between indoors and outdoors is large.
[0025]
The total ventilation rate hardly changes throughout the day and is maintained at the target ventilation rate of about 0.5 times / hour. That is, the mechanical ventilation frequency is about 0.5 times / hour from 0 to 6 o'clock and about 0.3 times / hour from 6 to 11 o'clock. Further, the time from 11:00 to 18:00 is about 0.1 times / hour, and the time from 18:00 to 24:00 is about 0.5 times / hour.
[0026]
In this embodiment, when performing 24-hour ventilation with a ventilation rate of 0.5 times / hour, first, the temperature difference ventilation rate (temperature difference ventilation rate) is calculated, and the total ventilation rate is about 0.5 times / hour. The mechanical ventilation is controlled to satisfy the ventilation frequency. Therefore, according to the present embodiment, since unnecessary outside air is not introduced into the room, indoor comfort can be improved and an increase in the air conditioning load can be suppressed. Moreover, according to this Embodiment, since the mechanical ventilation more than necessary is not performed, the running cost required for ventilation can be reduced.
[0027]
Furthermore, when the present embodiment is applied to an existing house 1, if a gas hot water heating / cooling system including a bathroom heating / drying device 16 is already installed in the house 1, the outside air temperature sensor of the hot water supply / heating
[0028]
Next, a modification of the ventilation amount control method according to the present embodiment will be described. In this modification, an air quality sensor that detects air quality such as humidity, odor, nitrogen oxide (NOx) concentration, carbon dioxide (CO 2 ) concentration, and house dust is provided indoors. The controller of the bathroom heater / dryer 16 controls the ventilation amount based on the detected air quality. For example, if contamination of indoor air is detected, the indoor air is cleaned by increasing the mechanical ventilation.
[0029]
The floor heating
[0030]
The present invention is not limited to the above embodiment, and various modifications can be made.
For example, in the above embodiment, an example in which the gas hot water heating / cooling system is applied to the house 1 has been described, but the present invention is not limited thereto. By separately providing a control unit, an outside air temperature sensor, an indoor temperature sensor, etc., it can be applied to other houses.
[0031]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, indoor comfort can be improved, an increase in air conditioning load can be suppressed, and a running cost required for ventilation can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a schematic configuration of a house to which a ventilation amount control method according to an embodiment of the present invention is applied.
FIG. 2 is a graph showing an example of a change in the number of ventilations according to the time of a house to which a ventilation amount control method according to an embodiment of the present invention is applied.
FIG. 3 is a diagram showing a schematic configuration of a house to which a conventional ventilation method is applied.
FIG. 4 is a graph showing an example of a change in the number of ventilations according to the time of a house to which a conventional ventilation method is applied.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (4)
前記外気温度と前記室内温度との温度差に基づいて自然換気量を算出し、
前記自然換気量との和の総換気量がほぼ一定に維持されるように機械換気量を制御すること
を特徴とする換気量制御方法。Detect outside temperature and room temperature,
Calculate the natural ventilation based on the temperature difference between the outside air temperature and the room temperature,
A mechanical ventilation control method, wherein the mechanical ventilation is controlled so that the total ventilation with the natural ventilation is maintained substantially constant.
前記総換気量は、ほぼ0.5回/時の換気回数を満足すること
を特徴とする換気量制御方法。In the ventilation amount control method according to claim 1,
The ventilation rate control method, wherein the total ventilation rate satisfies a ventilation rate of approximately 0.5 times / hour.
前記空気質に基づいて機械換気量を制御すること
を特徴とする換気量制御方法。Detect indoor air quality,
A ventilation amount control method comprising controlling a mechanical ventilation amount based on the air quality.
前記空気質として、湿度、臭気、窒素酸化物濃度、二酸化炭素濃度又はハウスダストのうち少なくとも1つを検出すること
を特徴とする換気量制御方法。In the ventilation amount control method according to claim 3,
A ventilation amount control method, wherein at least one of humidity, odor, nitrogen oxide concentration, carbon dioxide concentration or house dust is detected as the air quality.
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