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JP2005006816A - 清掃機 - Google Patents

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JP2005006816A
JP2005006816A JP2003173182A JP2003173182A JP2005006816A JP 2005006816 A JP2005006816 A JP 2005006816A JP 2003173182 A JP2003173182 A JP 2003173182A JP 2003173182 A JP2003173182 A JP 2003173182A JP 2005006816 A JP2005006816 A JP 2005006816A
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Japan
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water
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wiping
cleaning machine
floor surface
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JP2003173182A
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English (en)
Inventor
Masahiro Kaji
雅弘 梶
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】生成した電解水を拭取手段に付着させながら床を拭くため、電解水を無駄に使用することも無く、効率良く床面を綺麗に掃除でき、使用性の高い清掃機を提供することを目的としている。
【解決手段】水を電気分解して電解水を生成する電解槽24を有する本体20と、床面の汚れを拭き取る拭取手段47とを備え、前記電解槽24から前記電解水を前記拭取手段40に送水するもので、生成した電解水を拭取手段47に付着させながら床を拭くため、電解水を無駄に使用することも無く、効率良く床面を綺麗に掃除でき、使用性の高い清掃機を提供できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、掃除時に使用する清掃機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の電気掃除機としては、図7〜図8にその構造を示すものがある。
【0003】
この電気掃除機においては、本体下1内に電解水生成装置2を設け、その上部の注水カートリッジ3から供給された水を前記電解水生成装置2でアルカリイオ水と酸性イオン水に電解し、吸気ヘッド4裏面先端に設けた前段吸込口5より床面の塵埃を吸引後、噴出ノズル部6より電解水を各々噴射し、送風電動機7より回転力が伝達された中央ローラー8、後ローラー9にて床面の清掃・拭き取りを行ない、その後段吸気口10より掃除後の電解水を吸引する構成となっていた(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−57282号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら前記従来の構成の電気掃除機においては、電解水の噴霧は送風電動機7の排気を利用して行なうため、制御弁11を開けて掃除作業をしているときには、吸気ヘッド4裏面に設けた噴出ノズル部6より電解水が常時噴射されており、ゆっくりとした往復動作で掃除をしているときや掃除機の往復動作を止めたときなど、単位面積あたりの噴霧量が多すぎ、床面に溜まる程多くの電解水が無駄に噴射され、特に広い面積の部屋等を掃除するときなど、注水カートリッジ1杯分の電解水では不足し、掃除途中で再度電解を行なわなくてはならず、大変手間と時間がかかるという不具合があった。
【0006】
本発明の課題は以上のような従来の問題を解決しようとするもので、生成した電解水を拭取手段に付着させながら床を拭くため、電解水を無駄に使用することも無く、効率良く床面を綺麗に掃除でき、使用性の高い清掃機を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を達成するために本発明は、水を電気分解して電解水を生成する電解槽を有する本体と、床面の汚れを拭き取る拭取手段とを備え、前記電解槽から前記電解水を前記拭取手段に送水するもので、電解槽に水を入れて電解すると、床等の洗浄を行なうアルカリ水と、次亜塩素酸を含み除菌・漂白を行なう酸性水が生成され、アルカリ水を少量ずつ拭取手段に付着しながら拭くことにより、床などの掃除が容易に実施できるものであり、水道などで頻繁にパットに水を含ませるという手間がかからず、電解水等の後残りが無く、作業の手間が大幅に削減できるものであり、次亜塩素酸を含んだ酸性水を少量ずつ付着しながら拭いた場合においては、床の除菌が簡単に実施できるものであり、長期的に快適かつ簡単に使用できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
請求項1記載の発明は、水を電気分解して電解水を生成する電解槽を有する本体と、床面の汚れを拭き取る拭取手段とを備え、前記電解槽から前記電解水を前記拭取手段に送水するもので、電解槽に水を入れて電解すると、床等の洗浄を行なうアルカリ水と、次亜塩素酸を含み除菌・漂白を行なう酸性水が生成され、アルカリ水を少量ずつ拭取手段に付着しながら拭くことにより、床などの掃除が容易に実施できるものであり、水道などで頻繁にパットに水を含ませるという手間がかからず、電解水等の後残りが無く、作業の手間が大幅に削減できるものであり、次亜塩素酸を含んだ酸性水を少量ずつ付着しながら拭いた場合においては、床の除菌が簡単に実施できるものであり、長期的に快適かつ簡単に使用できる。
【0009】
請求項2記載の発明は、電解槽は、隔膜で仕切られた陽極室と陰極室とで構成され、前記陽極室には陽極を、前記陰極室には陰極を各々設けたもので、投入された水がアルカリ水を生成する陰極室と、酸性水を生成する陽極室とに確実に分離され、各々専用の陰極・陽極が設けられているため、各々が混じることなく容易に短時間で確実にアルカリ水と酸性水が生成でき、確実かつ簡単に使用できるものである。
【0010】
請求項3記載の発明は、使用者が操作する操作手段を設け、使用者が前記操作手段を操作したときに、拭取手段に電解水が付着するもので、掃除作業を行なうとき、取手部に設けた操作手段により付着の開始及び停止を操作できるため、電解水が必要な場合のみ付着を行うことが可能となり、電解水を無駄に浪費することなく、効率よく掃除作業が行えるものである。
【0011】
請求項4記載の発明は、本体が前進したことを検知する検知手段を設け、前記検知手段が前記本体が前進したことを検知したときに、拭取手段に電解水が付着するもので、掃除作業をするべく清掃機を床面上で前進させたとき、検知手段が清掃機の前進を検知して電解水を拭取手段に付着するため、電解水が必要な場合のみ付着を行うことが可能となり、電解水を無駄に浪費することなく、効率よく掃除作業が行えるものである。
【0012】
請求項5記載の発明は、電解槽を防振手段を介して本体に配設したもので、掃除作業中には清掃機を床面で移動させるが、誤って壁等に衝突させたときにも、衝突の衝撃が防振手段にて軽減され、電解槽或いはその内部の電極等に過大な衝撃が加わることがなく、長期間安定して使用できるものである。
【0013】
請求項6記載の発明は、電解槽を本体の略下方に設けたもので、掃除作業中には清掃機を床面で移動させるが、誤って壁等に衝突させて本体を転倒させたとき、回動しながら転倒するその回動半径が小さい程、転倒時の衝撃は小さくなるが、水の入った重い電解槽が本体の略下方に設けられているため、本体転倒時の衝撃が軽減され、電解槽或いはその内部の電極等に過大な衝撃が加わることがなく、長期間安定して使用できるものである。
【0014】
請求項7記載の発明は、根元に球体保持部を有する使用者が握る取手部と、本体に前記球体保持部が挿入される凹部とを設け、前記球体保持部を前記凹部に挿入して前記本体を床面上に設置したとき、前記取手部が床面に接するまで回動するもので、掃除作業時には取手部を持って本体を移動させるが、取手部は本体近傍の球体保持部を中心に回動するため、使用者の身長等に応じて取手部の高さが調整でき、非常に使いやすく、また作業中に誤って取手部を離しても、取手部回動して床面に衝突するだけで、本体は転倒しないため、電解槽或いはその内部の電極等に過大な衝撃が加わることがなく、長期間安定して使用できるものである。
【0015】
請求項8記載の発明は、取手部を床面に対して略垂直方向上方に固定する係止手段を設けたもので、清掃機本体を持ち運びするとき、取手部を上方に回動し係止手段を乗り越えて床面に対して略垂直上方に固定できるため、そのまま取手部を握って持ち上げることができ、このとき本体は下方向に向くことはないため、持ち運びやすく運搬が容易なため、非常に使いやすいものである。
【0016】
請求項9記載の発明は、拭取手段を駆動させる駆動手段を設け、前記駆動手段の周囲と拭取手段近傍とを連通するダクト手段を設けたもので、清掃機で長期間掃除すると、連続して付着された電解水が拭取手段を湿らせることとなり、そのため掃除終了後にも床面に湿り気が残る不具合が生じるが、駆動手段の暖かい排気をダクト手段を通じて伝達し、拭取手段を乾燥させるため、掃除後の拭き残しが生じず、使いやすいものである。
【0017】
請求項10記載の発明は、本体裏面に吸込室と、前記吸込室に連通する接続手段とを設け、前記接続手段に電気掃除機の延長管を接続可能としたもので、接続した電気掃除機の吸引力により、拭き掃除前に床面の塵埃を吸引することができ、拭き掃除前に電気掃除機で掃除する必要がなく、操作しやすいとともに、掃除機の吸引風が清掃機裏面を高速で通過するため、拭取手段を乾燥させることができ、掃除後の拭き残しが生じず、非常に使いやすいものである。
【0018】
【実施例】
(実施例1)
本発明の第1の実施例を図1〜図6を用いて説明する。図1は清掃機の構造図を示す。同図において、20は清掃機本体であり、本体下21と本体上22が結合して構成され、前記本体下21上方には、防振ゴム23を介して電解槽24が設けられている。前記電解槽24は、陰極室25と陽極室26が並んで構成された配置になっており、前記陽極室26と前記陰極室25は隔膜27を介して分離され、各々陽極28及び陰極29が前記隔膜27を介して対向配置されており、電解時には陽極28には+の電位を負荷し、陰極29には−の電位を負荷する構成になっている。
【0019】
陽極室26底には、陽極水出口30が設けられ、陽極水電磁弁31を介して、連通管32に連通し、陰極室25底には陰極水出口33が設けられ、陰極水電磁弁34を介して、前記連通管32に連通している。
【0020】
35は着脱自在のキャツプ36及び過吐出防止手段37、さらにはその底部に濾過手段38を有する電解質タンクであり、ここでは電解質として食塩が充填されている。なお電解質としては、食塩のほかに珪酸塩、炭酸塩、重炭酸塩などの水溶性電解質を用いることができる。電解質タンク35に食塩と水を入れることにより、その内部に飽和食塩水が生成され、可撓性を有する外郭を1回圧縮すると、その外郭は内部の過吐出防止手段37に接触するまで撓み、内部に沈殿している食塩が濾過手段38によって濾過されながら、一定量の飽和食塩水だけが陽極室26に供給される構成となっている。
【0021】
前記本体20の下前方には、駆動手段A39にて回転可能に構成されたブラシA40から成る、床面の汚れを拭き取る拭取手段が構成されている。前記ブラシA40は前記駆動手段Aの回転軸A42に圧入され、前記回転軸A42内部に設けた電解水付着孔43と前記連通管32が連通しているため、電解槽24で生成された電解水が、連通管32、電解水付着孔43を介して少しずつ流れ、前記ブラシA40を少しずつ濡らす構成を採っていた。ここで44は前記回転軸A42と前記連通管32の間の水漏れを防止するOリングで、前記回転軸A42外周に挿入されている。
【0022】
前記本体20の下後方には、駆動手段B45にて回転可能に構成されたもう一つの拭取手段であるブラシB46が構成されている。
【0023】
本体上22上面後方には、清掃機本体20を移動させる棒状の取手部48が設けられている。前記取手部48の根元には球体保持部49が構成され、前記本体上22上面後方に設けられた凹部50に挿入することで、前記球体保持部49を中心として、床面に接触するまで自在に回動可能になっている。前記取手部48を前方に回動したとき、その行程側部にある係止凸部51を乗り越え係止することで、床面に対して略垂直な角度に固定することができる。
【0024】
前記取手部48には、陽極水電磁弁31及び陰極水電磁弁34の開閉を制御する操作スイッチ52が設けられている。
【0025】
次に本実施例の構成に於ける動作、作用を説明する。
【0026】
床面を掃除するとき、陰極室25と陽極室26内の陰極29及び陽極28が浸かるまで電解槽24に水を入れ、電解室タンク35の外郭を過吐出防止手段37に接触するまで1回圧縮すると、過飽和状態の食塩水が陽極室26内に所定量供給され、所定濃度の食塩希釈水となる。ついで陽極28を+極、及び陰極29を−極として所定時間通電され、電解動作が開始される。電解時の陽極室26では、(化1)に示した反応が生じて酸性水が生成される。
【0027】
【化1】
Figure 2005006816
この酸性水には塩素成分が含まれており、殺菌水や床等の漂白などに使用することができる。
【0028】
一方、陰極室25では、(化2)に示した反応が生じて水酸基OH―を中和するためNaが隔膜27を通過して移動し、アルカリ水が生成される。
【0029】
【化2】
Figure 2005006816
ここで、陽極室26のみ食塩溶液が供給されるので、短時間に還元力の強いアルカリ水が得られる。すなわち、陽極28と陰極29間に電圧が印加されると被電解水に含まれるイオンは電気吸引力により陽/陰極28、29と逆極性のイオンが隔膜27を通過して移動することとなる。したがって陽極室26に導入された食塩に含まれるNaイオンは隔膜27を経て陰極室25へと即座に移動する。この電気吸引力以外にも例えば拡散理論に従えば、Naイオンが拡散によってイオン濃度を均一にするように作用する。この結果、陽/陰極28、29間に流れる電流が増加し、短時間に還元力の強いアルカリ水が得られる。この還元力の強いアルカリ水は、油脂の鹸化や乳化作用および蛋白質に対する加水分解作用を有し、家具や住宅建材、電気製品などの表面の洗浄水として利用できる。
【0030】
また、陽極室26のみに食塩溶液が供給されることで陰極室27には塩素イオンCl ̄濃度の低いアルカリ水が生成される。Cl―は洗浄力を阻害する因子となるため、陽極室26のみに食塩溶液が供給されることで、洗浄力の強いアルカリ水が生成できる。
【0031】
上記電解が終了した後、実際に掃除動作を開始するが、取手部48に設けられた操作スイッチ52を操作し、陰極室25下方の陰極水電磁弁34を開けることにより、陰極室25で生成されたアルカリ水が、陰極水出口33を通じて連通管32へと送水され、回転軸A42内の電解水付着孔43を通じ、ブラシA40に少量ずつ付着する。ここで駆動手段A39によりブラシA40を回転させ、床面を摩擦しながら床面に付着した塵埃を除去するが、このとき前記ブラシA40には強い洗浄力を有するアルカリ水が付着されているため、乾燥させたブラシA40を使用したときや、水を付着した場合と比較して、床面の塵埃が容易に除去でき、掃除作業が非常に容易に行なえるものである。
【0032】
ブラシA40にて床面の塵埃を除去した後、塵埃を含んだアルカリ水が床面に残存するが、さらに清掃機本体20を前進させることで、駆動手段B45にて乾燥しているブラシB46を回転させながら床面を摩擦し、残存しているアルカリ水を綺麗に拭き取るため、電解水の後残りが無く、作業の手間が大幅に削減できる。
【0033】
操作スイッチ52を操作し、陽極室26下方の陽極水電磁弁31を開けた場合では、前記陽極室26内で生成された、塩素成分を含み殺菌・漂白効果を有する酸性水で床面を拭くことができ、例えばトイレの床等の除菌が求められる床等にも大変効果的な作用を有し、長期的に快適かつ簡単に使用できるものである。
【0034】
また、これらの電解水の付着操作は、取手部48に設けた操作スイッチ52で手元で容易に行なえ、電解水が必要な場合のみブラシA40に付着させることができ、電解水を無駄に浪費することがなく、効率よく掃除が行なえるものである。
【0035】
また、図5に示すように、取手部48根元の球体保持部49周りに前後方向に隙間を設け、球体保持部49が前方向に移動したとき、陽極水電磁弁31又は陰極水電磁弁34を制御するリミットスイッチ53の操作部54を附勢した場合は、清掃機本体20を前進させるため取手部48を前方向に押したときのみ操作部54を附勢し、電解水が必要なときのみ自動的にブラシA40に付着させることができ、電解水を無駄に浪費することなく、効率よく掃除が行なえる。
【0036】
さらに、電解槽24は防振性を有する防振ゴム23を介して本体下21に固定されているため、掃除作業中に誤って清掃機本体20を壁等に衝突させても、衝撃は前記防振ゴム23にて軽減され、電解槽24に過大な衝撃は加わらず、内部の陽極28及び陰極27が破損することがないため、長期間安定して使用できるものである。
【0037】
また、電解槽24は本体下21のすぐ上方、即ち清掃機本体20の略下方に設けられているため、掃除作業中に誤って清掃機本体20を転倒させても、電解槽24が転倒する高さは低く、転倒衝撃が小さいため、電解槽24或いはその内部の陽極28及び陰極27に過大な衝撃が加わることがなく、破損しないため、長期間安定して使用できるものである。
【0038】
さらに、使用者が操作する取手部48は、清掃機本体20近傍に位置する球体保持部49を中心に自在に回動するため、使用者の身長或いは掃除する場所に合わせて自由に高さが調製でき、非常に使いやすく、掃除作業中に誤って取手部48から手を離しても、前記取手部48が回動して床面に衝突するだけで、清掃機本体20は転倒せず、わざわざ清掃機本体20を起こすことも無いため、非常に使いやすいと共に、電解槽24或いはその内部の陽極28及び陰極27に過大な衝撃が加わることがなく破損しないため、長期間安定して使用できるものである。
【0039】
そして掃除終了後、清掃機本体20を収納場所まで運ぶとき、取手部48を前方に回動させると、係止凸部51を乗り越えることで床面と略垂直方向上方側に固定でき、前記取手部48を持って清掃機本体20を持ち上げても、清掃機本体20が下方向に向かって垂れるように回動することは無く、運搬が容易で非常に運びやすく、使いやすいものである。
【0040】
また、図6に示すように、駆動手段B45の排気口と本体下21下方(ブラシB46の近傍)を連通するダクト55を設けた場合には、前記駆動手段B45から発する高温の排気が前記ダクト55を通じて本体下21下方のブラシB46に当たり、ブラシB46は常に乾燥した状態を保つことができる。長時間掃除をしたときには、大量の電解水がブラシA40に付着され、床面清掃後それをブラシB46で拭取るが、排気の作用でブラシB46は常時乾燥しているため、電解水の拭き残しが生じず、使いやすいものである。
【0041】
さらに、本体下21裏面に塵埃を吸引する吸込室56を設け、前記吸込室56に連通する延長管挿入孔57を設けた場合においては、掃除するとき、電気掃除機(図示せず)の延長管(図示せず)を延長管挿入孔57に挿入して電気掃除機を動作させるが、このとき床面の塵埃が吸込室56、延長管(図示せず)を介して吸引され、床面に塵埃が無い状態で拭き掃除ができるため、前もって電気掃除機で掃除してから床拭きを行なう必要が無く、操作しやすいと共に、電気掃除機から発生する高速の吸込風が本体下21裏面を通過するため、ブラシB46及びブラシA40は即座に乾燥され、長時間清掃機本体20を使用しても電解水の拭き残しが無く、使いやすいものである。
【0042】
以上の実施例からも明らかなように、水を電気分解して生成されたアルカリ水を、拭取手段に付着して床面等を拭くことで、強固に付着した汚れ等も簡単に除去でき、床面の電解水残りも発生せず、簡単に掃除が行なえるものであり、また酸性水を使用したときは、簡単に床面等の除菌・漂白が行なえ、また動作時のみ電解水を付着することで、電解水の消費量に無駄が無く、また本体の略下方に防振手段を介して電解槽を設けたため、掃除作業時の衝撃にも強く、さらに取手部を回動させることで使用者が使いやすく、また駆動手段の排気で拭取手段を乾燥させるため、これが湿ることによる床面の拭き残しも発生せず、また電気掃除機を接続することで、塵埃吸引及び磨き掃除が同時に行なえ、長期的に快適かつ経済的に使用できるため、使いやすく耐久性に優れかつメンテナンス費用も安価な清掃機を提供できる。
【0043】
【発明の効果】
本発明によれば、生成した電解水を拭取手段に付着させながら床を拭くため、電解水を無駄に使用することも無く、効率良く床面を綺麗に掃除でき、使用性の高い清掃機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の清掃機の構成図
【図2】同清掃機の平面図
【図3】同清掃機の断面図
【図4】同清掃機の磨き手段の構成図
【図5】同清掃機のリミットスイッチを用いた場合の構成図
【図6】同清掃機のダクト及び電気掃除機を用いた場合の構成図
【図7】従来の掃除機の断面図
【図8】同掃除機の要部を示す断面図
【符号の説明】
23 防振ゴム
24 電解槽
25 陰極室
26 陽極室
28 陽極
29 陰極
39 駆動手段A
40 ブラシA(拭取手段)
45 駆動手段B
46 ブラシB(拭取手段)
48 取手部
49 球体保持部
50 凹部
51 係止凸部
52 操作スイッチ
55 ダクト
56 吸込室

Claims (10)

  1. 水を電気分解して電解水を生成する電解槽を有する本体と、床面の汚れを拭き取る拭取手段とを備え、前記電解槽から前記電解水を前記拭取手段に送水する清掃機。
  2. 電解槽は、隔膜で仕切られた陽極室と陰極室とで構成され、前記陽極室には陽極を、前記陰極室には陰極を各々設けた請求項1記載の清掃機。
  3. 使用者が操作する操作手段を設け、使用者が前記操作手段を操作したときに、拭取手段に電解水が付着する請求項1または2記載の清掃機。
  4. 本体が前進したことを検知する検知手段を設け、前記検知手段が前記本体が前進したことを検知したときに、拭取手段に電解水が付着する請求項1または2記載の清掃機。
  5. 電解槽を防振手段を介して本体に配設した請求項1〜4のいずれか1項に記載の清掃機。
  6. 電解槽を本体の略下方に設けた請求項1〜5のいずれか1項に記載の清掃機。
  7. 根元に球体保持部を有する使用者が握る取手部と、本体に前記球体保持部が挿入される凹部とを設け、前記球体保持部を前記凹部に挿入して前記本体を床面上に設置したとき、前記取手部が床面に接するまで回動する請求項1〜6のいずれか1項に記載の清掃機。
  8. 取手部を床面に対して略垂直方向上方に固定する係止手段を設けた請求項7記載の清掃機。
  9. 拭取手段を駆動させる駆動手段を設け、前記駆動手段の周囲と拭取手段近傍とを連通するダクト手段を設けた請求項1〜8のいずれか1項に記載の清掃機。
  10. 本体裏面に吸込室と、前記吸込室に連通する接続手段とを設け、前記接続手段に電気掃除機の延長管を接続可能とした請求項1〜9のいずれか1項に記載の清掃機。
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