JP2005098700A - 貯湯式給湯暖房装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 給湯と暖房を経済的に行うことが出来る貯湯式給湯暖房装置を提供する。
【解決手段】 給水管2と給湯管4が接続され湯水を貯湯する貯湯タンク1と、貯湯タンク1内の湯水を加熱する加熱手段5と、貯湯タンク1と加熱手段5とを湯水が循環可能に接続する循環回路7と、循環回路7に設けられ湯水を循環させる循環ポンプ6とを備えたもので、循環回路7途中には暖房用熱交換部14を備えたバイパス回路11を設け、この暖房用熱交換部14には放熱器17と暖房用ポンプ18を接続し、更に循環回路7を貯湯タンク1側とバイパス回路11側に切替る流路切替手段を備えると共に、暖房用熱交換部14より上流側に上接続管21を接続し、又暖房用熱交換部14より下流側には下接続管22を接続し、更にバイパス回路11途中には補助循環ポンプ13を備えた。
【選択図】図1
【解決手段】 給水管2と給湯管4が接続され湯水を貯湯する貯湯タンク1と、貯湯タンク1内の湯水を加熱する加熱手段5と、貯湯タンク1と加熱手段5とを湯水が循環可能に接続する循環回路7と、循環回路7に設けられ湯水を循環させる循環ポンプ6とを備えたもので、循環回路7途中には暖房用熱交換部14を備えたバイパス回路11を設け、この暖房用熱交換部14には放熱器17と暖房用ポンプ18を接続し、更に循環回路7を貯湯タンク1側とバイパス回路11側に切替る流路切替手段を備えると共に、暖房用熱交換部14より上流側に上接続管21を接続し、又暖房用熱交換部14より下流側には下接続管22を接続し、更にバイパス回路11途中には補助循環ポンプ13を備えた。
【選択図】図1
Description
この発明は、ヒートポンプ給湯機等に暖房機能を付加した貯湯式給湯暖房装置に関するものである。
従来よりこの種のものに於いては、例えば特許第2663637号公報に開示されているように、深夜電力を利用して高温水を貯湯し、これを昼間給湯に使用するもので、冬期など暖房が必要な季節には、この高温水を直接循環させて暖房も行う多機能の給湯装置を提供するものであった。
特許2663637号公報
ところで、この従来のものでは、給湯及び暖房共に貯湯された温水を利用する為、多量の給湯使用や長時間の暖房使用、或いはこの2つの同時使用等で、ヒ−タによる追い焚きを行っても能力が不足して、途中で給湯が出来なくなったり、暖房が中止したりと言う不具合が発生する危険性を有するものであった。
この発明はこの点に着目し、上記欠点を解決する為、特にその構成を、給水管と給湯管が接続され湯水を貯湯する貯湯タンクと、前記貯湯タンク内の湯水を加熱する加熱手段と、前記貯湯タンクと前記加熱手段とを湯水が循環可能に接続する往き管及び戻り管から成る循環回路と、前記循環回路に設けられ湯水を循環させる循環ポンプとを備え、前記貯湯タンク内の湯水を前記循環ポンプの駆動により前記循環回路の往き管を介して前記加熱手段に循環させて加熱し、再び戻り管を介して貯湯タンクに戻すようにしたものに於いて、前記循環回路途中には暖房用熱交換部を備えたバイパス回路を設け、この暖房用熱交換部には放熱器と暖房用ポンプを接続し、更に循環回路を貯湯タンク側とバイパス回路側に切替る流路切替手段を備えると共に、上記貯湯タンク上部からバイパス回路途中で暖房用熱交換部より上流側に上接続管を接続し、又貯湯タンク下部からバイパス回路途中で暖房用熱交換部より下流側には下接続管を接続し、更にこの上接続管及び下接続管及びこの両管の接続したバイパス回路途中には補助循環ポンプを備え、この補助循環ポンプによって貯湯タンク上部の高温水を暖房用熱交換部に循環させて暖房用に利用するようにしたものとした。
以上のようにこの発明によれば、循環回路を介して貯湯タンク内の湯水を加熱手段に循環させて貯湯タンク内に高温水を貯湯し、この貯湯タンク内の高温水を給湯として使用し、又流路切替手段を暖房用熱交換部側に切替えて加熱手段と暖房用熱交換部を循環可能とし、加熱手段を運転して暖房を行うことができ、給湯を行って貯湯タンク内の給湯量が不足するようになっても暖房を良好に行うことができると共に、貯湯タンク内の高温水を暖房用熱交換部へ循環させて、継続して暖房が行われ、極力日中の加熱手段の運転を阻止して、経済的な給湯及び暖房を図ることができるものである。
次にこの発明に係る貯湯式給湯暖房装置を図面に示す一実施形態で説明する。
1は底部に給水管2を接続し、天部には湯水と給水とを設定温度に自動混合するミキシング弁3を備えた給湯管4が接続した約370Lの貯湯タンクで、ヒ−トポンプユニットから成る加熱手段5に循環ポンプ6を有した循環回路7を介して貯湯タンク1内の湯水を循環させて、高温水としこれを貯湯するものである。
1は底部に給水管2を接続し、天部には湯水と給水とを設定温度に自動混合するミキシング弁3を備えた給湯管4が接続した約370Lの貯湯タンクで、ヒ−トポンプユニットから成る加熱手段5に循環ポンプ6を有した循環回路7を介して貯湯タンク1内の湯水を循環させて、高温水としこれを貯湯するものである。
前記加熱手段5であるヒ−トポンプユニットは、圧縮機(図示せず)、貯湯水との熱交換器8を構成する凝縮器、減圧器(図示せず)、蒸発器(図示せず)が順次接続されてヒ−トポンプ回路を構成したものである。
又循環回路7は、貯湯タンク1の底部に接続された往き管9及び、該貯湯タンク1の上部に接続された戻り管10より構成され、貯湯タンク1下部の冷水を往き管9を介して加熱手段5の熱交換器8で熱交換して加熱し、加熱された高温の温水を戻り管10を介して貯湯タンク1上部に戻して、該貯湯タンク1内に上から湯を貯湯していくものである。
11は循環回路7途中で貯湯タンク1とは並列状に接続されたバイパス回路で、途中には流路切替手段としての電動三方弁12、及び補助循環ポンプ13及び暖房用熱交換部14が備えられている。
前記暖房用熱交換部14は、床暖房や浴室暖房等に使用される放熱器17及び暖房用ポンプ18を有した暖房回路19が接続しているもので、暖房用熱交換部14で加熱された暖房用の熱媒液が放熱器17へ循環することで暖房を行うものである。
21は貯湯タンク1上部から引き出され、バイパス回路11途中で暖房用熱交換部14より上流側の電動三方弁12の一方に接続した上接続管で、22は貯湯タンク1下部から引き出されバイパス回路11の暖房用熱交換部14下流側に接続した下接続管であり、流路切替手段である電動三方弁12を上接続管21側に切替ると共に、補助循環ポンプ13の駆動で貯湯タンク1内上部の高温水を、暖房用熱交換部14に循環させて暖房用の熱源とするものである。
26は前記した貯湯タンク1及びバイパス回路11及び暖房用熱交換部14及びこれらに関連する配管を1つの外枠内に収納して構成した給湯暖房ユニットである。
次にこの一実施形態の作動について説明する。
今安価な深夜電力を利用しての高温水の貯湯では、タイマ−(図示せず)でこの時間帯に設定されていて加熱手段5及び循環ポンプ6が駆動し、流路切替手段は貯湯タンク1側を開成しバイパス回路11側を閉成した状態で、循環回路7の往き管9を介して貯湯タンク1下部の湯水が加熱手段5に流入し、熱交換器8で加熱され高温となった湯水が、循環回路7の戻り管10を介して貯湯タンク1上部に戻され、深夜の所定時間帯に順次この循環を繰り返して、貯湯タンク1内には90度Cの高温水が貯湯される。
今安価な深夜電力を利用しての高温水の貯湯では、タイマ−(図示せず)でこの時間帯に設定されていて加熱手段5及び循環ポンプ6が駆動し、流路切替手段は貯湯タンク1側を開成しバイパス回路11側を閉成した状態で、循環回路7の往き管9を介して貯湯タンク1下部の湯水が加熱手段5に流入し、熱交換器8で加熱され高温となった湯水が、循環回路7の戻り管10を介して貯湯タンク1上部に戻され、深夜の所定時間帯に順次この循環を繰り返して、貯湯タンク1内には90度Cの高温水が貯湯される。
そして、日中給湯やシャワ−、風呂の湯張り等の要求があれば、設定された温度にミキシング弁3で調節し給湯管4から適宜供給されるものであり、この給湯で減った湯水分の給水が給水管2を介して貯湯タンク1底部から供給され高温水を上部へ押し上げるものであり、万一給湯が足らなくなった時には、日中でも加熱手段5を駆動させて給湯量の補給も行われるものである。
次に冬期で日中暖房が必要となった時には、給湯暖房ユニット26に設けられた暖房スイッチ(図示せず)、或いはカレンダ−機能で自動的に、上記した深夜電力を利用した高温水の貯湯の終了後に、流路切替手段によって流路が切替られて、バイパス回路11が開成されると共に、加熱手段5で加熱された湯水がバイパス回路11を介して暖房用熱交換部14を流通し、暖房タンク16内の熱媒液を加熱して暖房用の熱をここに蓄熱するものである。
そして、日中の暖房は、放熱器17の運転スイッチ(図示せず)をONすることで、熱媒液が暖房用ポンプ18の駆動によって暖房回路19を循環することで、放熱器17からの放熱で良好な暖房が行われるものである。
更にこの深夜電力を利用した暖房タンク16内の蓄熱だけでは、熱量が不足して暖房の継続が出来なくなる時は、電動三方弁12を上接続管21側の連通に切替えて補助循環ポンプ13を駆動させ、貯湯タンク1内の高温水を暖房用熱交換部14を循環させることで、暖房用熱交換部14内の熱媒液を加熱して暖房が継続されるものである。
又この貯湯タンク1内の高温水利用の暖房が継続し、給湯量が不足して来たときには、今度は再び流路を切替て昼間でも加熱手段5を駆動させて、深夜電力利用の蓄熱時と同様な運転で、暖房を継続させるものであり、暖房の熱源を経済的な貯湯タンク1内の高温水、そして昼間の電力を利用した熱源へと移行させ、極力経済的な給湯と暖房を実現しょうとするものである。
1 貯湯タンク
2 給水管
4 給湯管
5 加熱手段
6 循環ポンプ
7 循環回路
9 往き管
10 戻り管
11 バイパス回路
13 補助循環ポンプ
14 暖房用熱交換部
17 放熱器
18 暖房用ポンプ
21 上接続管
22 下接続管
2 給水管
4 給湯管
5 加熱手段
6 循環ポンプ
7 循環回路
9 往き管
10 戻り管
11 バイパス回路
13 補助循環ポンプ
14 暖房用熱交換部
17 放熱器
18 暖房用ポンプ
21 上接続管
22 下接続管
Claims (1)
- 給水管と給湯管が接続され湯水を貯湯する貯湯タンクと、前記貯湯タンク内の湯水を加熱する加熱手段と、前記貯湯タンクと前記加熱手段とを湯水が循環可能に接続する往き管及び戻り管から成る循環回路と、前記循環回路に設けられ湯水を循環させる循環ポンプとを備え、前記貯湯タンク内の湯水を前記循環ポンプの駆動により前記循環回路の往き管を介して前記加熱手段に循環させて加熱し、再び戻り管を介して貯湯タンクに戻すようにしたものに於いて、前記循環回路途中には暖房用熱交換部を備えたバイパス回路を設け、この暖房用熱交換部には放熱器と暖房用ポンプを接続し、更に循環回路を貯湯タンク側とバイパス回路側に切替る流路切替手段を備えると共に、上記貯湯タンク上部からバイパス回路途中で暖房用熱交換部より上流側に上接続管を接続し、又貯湯タンク下部からバイパス回路途中で暖房用熱交換部より下流側には下接続管を接続し、更にこの上接続管及び下接続管及びこの両管の接続したバイパス回路途中には補助循環ポンプを備え、この補助循環ポンプによって貯湯タンク上部の高温水を暖房用熱交換部に循環させて暖房用に利用するようにした事を特徴とする貯湯式給湯暖房装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004375365A JP2005098700A (ja) | 2004-12-27 | 2004-12-27 | 貯湯式給湯暖房装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004375365A JP2005098700A (ja) | 2004-12-27 | 2004-12-27 | 貯湯式給湯暖房装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002187341A Division JP3920161B2 (ja) | 2002-06-27 | 2002-06-27 | 貯湯式給湯暖房装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005098700A true JP2005098700A (ja) | 2005-04-14 |
Family
ID=34464593
Family Applications (1)
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JP2004375365A Pending JP2005098700A (ja) | 2004-12-27 | 2004-12-27 | 貯湯式給湯暖房装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005098700A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006343011A (ja) * | 2005-06-08 | 2006-12-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 給湯装置 |
JP2008159397A (ja) * | 2006-12-22 | 2008-07-10 | Chofu Seisakusho Co Ltd | 燃料電池コージェネレーションシステム |
JP2010175164A (ja) * | 2009-01-30 | 2010-08-12 | Panasonic Corp | 液体循環式暖房システム |
-
2004
- 2004-12-27 JP JP2004375365A patent/JP2005098700A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP4670491B2 (ja) * | 2005-06-08 | 2011-04-13 | パナソニック株式会社 | 給湯装置 |
JP2008159397A (ja) * | 2006-12-22 | 2008-07-10 | Chofu Seisakusho Co Ltd | 燃料電池コージェネレーションシステム |
JP2010175164A (ja) * | 2009-01-30 | 2010-08-12 | Panasonic Corp | 液体循環式暖房システム |
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A02 | Decision of refusal |
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