JP2005070553A - 光デバイス、光デバイス組立装置及び光学部品の固定方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 多種多様な光学部品を基板上に固定することができる光デバイス、光デバイス組立装置及び光学部品の固定方法を提供する。
【解決手段】 光デバイス2は、ガラスで形成された基板4と、この基板4上に実装されたレンズ10とを有している。レンズ10は、金属ハウジング13に固定されている。この金属ハウジング13の下部には、基板4に固定される固定部15が設けられている。基板4には、レンズ10を支持した金属ハウジング13の固定部15が入り込む凹部16が形成されている。凹部16内には金属部17が設けられ、この金属部17には、金属ハウジング13の固定部15がハンダ18で固定されている。
【選択図】 図3
【解決手段】 光デバイス2は、ガラスで形成された基板4と、この基板4上に実装されたレンズ10とを有している。レンズ10は、金属ハウジング13に固定されている。この金属ハウジング13の下部には、基板4に固定される固定部15が設けられている。基板4には、レンズ10を支持した金属ハウジング13の固定部15が入り込む凹部16が形成されている。凹部16内には金属部17が設けられ、この金属部17には、金属ハウジング13の固定部15がハンダ18で固定されている。
【選択図】 図3
Description
本発明は、レンズやミラー等の光学部品を有する光デバイス、その光デバイスを組み立てる光デバイス組立装置、並びに光学部品を基板上に固定する光学部品の固定方法に関するものである。
従来における空間伝搬型の光デバイスとしては、MEMS(Micro Electro Mechanical System)技術を使用して小型集積化したものが知られている(例えば、非特許文献1参照)。
OFC2000 ThQ3-1,p244〜p246,"Micromachined polarization-state controller and its application to polarization-mode dispersion compensation"
OFC2000 ThQ3-1,p244〜p246,"Micromachined polarization-state controller and its application to polarization-mode dispersion compensation"
しかしながら、上記従来技術においては、基板上に固定される光学部品は、MEMSプロセス(半導体製造プロセス)で製作できる部品に限られる。従って、例えば複屈折材料や非球面レンズ等は使用できないので、光デバイスの設計の自由度が低くならざるを得ない。
本発明の目的は、多種多様な光学部品を基板上に固定することができる光デバイス、光デバイス組立装置及び光学部品の固定方法を提供することである。
本発明は、基板と、基板上に設けられた光学部品とを備えた光デバイスにおいて、光学部品を支持する金属部材を備え、基板の表面に金属部を設け、光学部品を支持した金属部材を金属部にハンダで固定したことを特徴とするものである。
このように光学部品を支持した金属部材を、基板の表面に設けられた金属部にハンダで固定することにより、使用する光学部品の制約を受けることなく、多種多様な光学部品を基板上に固定することができる。また、複数の光学部品を基板上に固定して、いわゆる空間伝搬型の光デバイスを形成する場合には、ハンダの溶融中に、光学部品を支持した金属部材を任意の方向に動かすことで、光学部品の調芯を行うことができる。従って、光学部品を調芯しながら、光学部品を基板上に固定することが可能となる。
好ましくは、基板に、光学部品を支持した金属部材を配置するための凹部を形成し、金属部を凹部に設ける。この場合には、金属部材の下側部分が凹部内に入り込んだ状態で、金属部材が金属部に固定されるので、光学部品を基板上に安定して固定することができる。
このとき、凹部は球面形状または円筒面形状を有し、金属部材の下部には、球面形状または円筒面形状を有し凹部に入り込む固定部が設けられていることが好ましい。これにより、光学部品を支持した金属部材を、任意の軸回りに回転させやすくなるので、光学部品の調芯を容易に行うことができる。
また、基板上に、光学部品を支持した金属部材を配置するための凸部を形成し、金属部を凸部の表面に設ける構成であってもよい。
このとき、凸部は、球面形状または円筒面形状を有し、金属部材の下部には、球面形状または円筒面形状をなす凸部と係合する凹部を有する固定部が設けられていることが好ましい。この場合には、金属部材の凹部に基板上の凸部が入り込んだ状態で、金属部材が金属部に固定されるので、光学部品を基板上に安定して固定することができる。また、光学部品を支持した金属部材を、任意の軸回りに回転させやすくなるので、光学部品の調芯を容易に行うことができる。
また、好ましくは、基板は、ハンダを溶融させるビームが透過する材料で形成されている。この場合には、ビームを基板の裏面より入射させた場合であっても、ビームは基板を透過して金属部に到達し、金属部が加熱される。その結果、ハンダが溶融される。このようにビームを基板の裏面より入射させることにより、基板におけるハンダの下方領域のみをビームが透過するようになるので、基板に対する光学部品の実装密度を上げることができる。
また、本発明は、基板と基板上に設けられた光学部品とを備えた光デバイスを組み立てる光デバイス組立装置であって、光学部品を支持した金属部材を把持する把持部と、把持部を動かす可動部と、金属部材を基板に固定するためのハンダを溶融させるビームを照射するビーム発生部とを備えることを特徴とするものである。
このような組立装置を用いて光デバイスを組み立てる場合、まず基板の表面に設けられた金属部にハンダをのせると共に、光学部品を支持した金属部材を把持部で把持する。そして、その状態で、ビーム発生部によりビームを照射してハンダを溶融させ、金属部材を金属部に固定する。このように光学部品を支持した金属部材を金属部にハンダで固定することにより、使用する光学部品の制約を受けることなく、多種多様な光学部品を基板上に固定することができる。また、複数の光学部品を基板上に固定して、いわゆる空間伝搬型の光デバイスを形成する場合には、ハンダの溶融中に、可動部により把持部を任意の方向に動かすことで、光学部品の調芯を行うことができる。従って、光学部品を調芯しながら、光学部品を基板上に固定することが可能となる。
好ましくは、ビーム発生部は、把持部と対向するように配置されている。この場合には、ハンダを溶融させるビームが透過する材料で基板を形成したときに、ビーム発生部から照射されたビームが、基板の裏面より入射して基板を透過し、金属部に到達し、金属部が加熱される。その結果、ハンダが溶融される。従って、上述したように、基板に対する光学部品の実装密度を上げることができる。
また、好ましくは、光学部品に対して光を照射する光源と、光学部品に照射された後の光を受光する受光器とを更に備える。これにより、光デバイスの組み立てを実施する度に光源及び受光器を用意しなくても、ハンダの溶融中に、光学特性をモニターしながら、光学部品の調芯を容易に行うことができる。
さらに、好ましくは、光学部品を含む部位を撮像するカメラを更に備える。これにより、光学部品を基板に固定するときに、例えば金属部材の位置がずれたかどうかをモニタすることができる。従って、光学部品の調芯・固定精度を上げることが可能となる。
また、本発明は、光学部品を基板上に固定する光学部品の固定方法において、金属部材に光学部品を支持させる工程と、基板の表面に金属部を形成する工程と、金属部の上にハンダをのせる工程と、ハンダを溶融させて、金属部材を金属部に固定すると共に、ハンダの溶融中に、光学部品を調芯する工程とを含むことを特徴とするものである。
このように光学部品を支持した金属部材を、基板の表面に形成された金属部にハンダで固定することにより、使用する光学部品の制約を受けることなく、多種多様な光学部品を基板上に固定することができる。また、ハンダの溶融中に、光学部品を調芯するので、光学部品の調芯を行いながら、光学部品を基板上に固定することが可能となる。
本発明によれば、光学部品を支持する金属部材を備え、基板の表面に金属部を設け、光学部品を支持した金属部材を金属部にハンダで固定する構成としたので、多種多様の光学部品を基板上に固定することができる。これにより、光デバイスの設計自由度が向上する。
以下、本発明に係わる光デバイス、光デバイス組立装置及び光学部品の固定方法の好適な実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係わる光デバイスの一実施形態を含む光通信システムの一例を示す構成図である。同図において、光通信システム1は、光デバイス2と光サーキュレータ3とを備えている。
光デバイス2は、マイケルソン干渉計を構成する空間伝搬型の光デバイスである。光デバイス2は基板4を有し、この基板4上には、光ファイバ5,6と、ハーフミラー7と、第1ミラー8と、第2ミラー9と、2つのレンズ10とが実装されている。各レンズ10は、光ファイバ5,6とハーフミラー7との間に配置されている。
ハーフミラー7は、光ファイバ5から出射された光を、第1ミラー8に向けて反射させると共に第2ミラー9に向けて透過させる。また、ハーフミラー7は、第1ミラー8で反射された光を、光ファイバ5に向けて反射させると共に光ファイバ6に向けて透過させる。さらに、ハーフミラー7は、第2ミラー9で反射された光を、光ファイバ5に向けて透過させると共に光ファイバ6に向けて反射させる。
光サーキュレータ3は、上記の光ファイバ5及び光ファイバ11,12と接続されている。光サーキュレータ3は、光ファイバ11から入力した光を光ファイバ5に出力すると共に、光ファイバ5から入力した光を光ファイバ12に出力する。
図2は、光デバイス2の外観を示す斜視図である。なお、図2では、上記のミラー8,9を省略してある。
同図において、レンズ10は金属ハウジング13に固定され、ハーフミラー7は金属ハウジング14に固定されている。金属ハウジング13,14の材料は、金やスズ等である。金属ハウジング13の下部には、図3に示すように、基板4に固定される固定部15が設けられている。この固定部15は、球面形状を有しているのが好ましい。また、図示はしないが、金属ハウジング14の下部にも固定部15が設けられている。
レンズ10及びハーフミラー7が実装される基板4は、石英ガラス等のガラスで形成されている。この基板4には、レンズ10を支持した金属ハウジング13とハーフミラー7を支持した金属ハウジング14とを配置するための複数の凹部16が形成されている。この凹部16は、金属ハウジング13,14の固定部15が入り込むものであり、固定部15に対応して球面形状を有しているのが好ましい。凹部16は、例えばプレス成形によって形成される。
凹部16内には金属部17が設けられている。この金属部17は、金やスズ等で形成されている。そして、金属部17に金属ハウジング13,14がハンダ18で固定されている。このとき、金属ハウジング13,14の固定部15が基板4の凹部16に入り込んだ状態で金属部17に固定されるので、レンズ10及びハーフミラー7を基板4上に強固に固定することができる。
図4は、上記の光デバイス2を組み立てる光デバイス組立装置の概略を示す斜視図である。
同図において、光デバイス組立装置19は、上壁20a、下壁20b及び側壁20cからなるコの字型の組立装置本体20を有している。この組立装置本体20の下部には、組立装置本体20を動かす駆動ステージ21が設けられている。この駆動ステージ21は、組立装置本体20をX軸方向、Y軸方向(水平方向)及びZ軸方向(高さ方向)に移動させると共に、組立装置本体20をZ軸回りに回転させる。
組立装置本体20の上壁20aには、6軸調芯ステージ22が設けられている。この6軸調芯ステージ22には、レンズ10を支持した金属ハウジング13とハーフミラー7を支持した金属ハウジング14とを把持する把持部23が設けられている。この6軸調芯ステージ22は、把持部23をX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向に移動させると共に、X軸回り、Y軸回り及びZ軸回りに回転させる。
組立装置本体20の下壁20bには、ビームヒータ24が把持部23と対向するように設けられている。ビームヒータ24は、基板4上に塗られたハンダ18を溶融させるビームを照射するものである。なお、ビームヒータ24としては、白色光源や各種レーザ等が使用可能である。
また、光デバイス組立装置19は、図示はしないが、基板4を支持する手段と、基板4に実装されるべき部品が載置された部品トレイ25を支持する手段とを有している。
さらに、光デバイス組立装置19は、モニタ用光源26と、モニタ用受光器27と、少なくとも1台(図では2台)のCCDカメラ28とを有している。
モニタ用光源26は、レンズ10等の光学部品に対して光を照射するものであり、支持手段(図示せず)に支持されている。モニタ用受光器27は、モニタ用光源26よりレンズ10等に照射された後の光を受光するものであり、組立装置本体20の側壁20cに取り付けられている。これらのモニタ用光源26及びモニタ用受光器27は、レンズ10等の光学調芯に用いられる。
CCDカメラ28は、組立装置本体20の上壁20aに連結棒29を介して取り付けられている。CCDカメラ28は、レンズ10等の光学部品を基板4に固定するときに、レンズ10等を含む部位を撮像するものである。なお、CCDカメラ28を、レンズ10等の光学調芯に使用してもよい。
このような光デバイス組立装置19を用いて、上記のレンズ10及びハーフミラー7を有する光デバイス2を組み立てる場合は、まず複数の凹部16を有する基板4を用意し、各凹部16の表面に金属部17を形成する(図3参照)。また、レンズ10及びハーフミラー7を用意し、レンズ10に金属ハウジング13を付け、ハーフミラー7に金属ハウジング14を付ける(図2参照)。そして、これらのレンズ10及びハーフミラー7を部品トレイ25上に置く。
その後、図5(a)に示すように、基板4に形成された金属部17上にハンダ18をのせる。そして、部品トレイ25上に置かれた部品(レンズ10を支持した金属ハウジング13)を把持部23で把持する。その状態で、駆動ステージ21により組立装置本体20をX軸方向、Y軸方向、Z軸回りに動かし、レンズ10を支持した金属ハウジング13を基板4の凹部16の上方に位置させる。
続いて、図5(b)に示すように、駆動ステージ21により組立装置本体20を下降させて、金属ハウジング13の固定部15を基板4の凹部16内に入れる。そして、その状態で、ビームヒータ24により凹部16に向けてビームBを照射する。すると、ビームヒータ24からのビームBが、基板4の裏面より入射され、基板4内を透過してハンダ18に到達し、これによりハンダ18が加熱溶融される。このとき、ビームヒータ24は指向性をもった熱源であるため、基板4全体が加熱されることはなく、ハンダ18を効率良く十分に溶融させることができる。
このようなビームヒータ24によるハンダ18の溶融中に、6軸調芯ステージ22によって把持部23を6軸に動かすことにより、レンズ10の調芯を実施する。具体的には、モニタ用光源25からレンズ10に向けて光を照射し、その時の光量をモニタ用受光器26でモニタすることで、レンズ10の軸芯位置を調整する。
このとき、基板4の凹部16は球面形状を有し、金属ハウジング13の固定部15も球面形状を有しているので、レンズ10の回転調芯(X軸回り、Y軸回り及びZ軸回りに対する調芯)が容易に行える。
その後、図5(c)に示すように、レンズ10の調芯が完了したら、ビームヒータ24によるビームBの照射を停止する。これにより、ハンダ18が固化され、金属ハウジング13がハンダ18によって金属部17に固定されることになる。そして、把持部23による金属ハウジング13の把持を解除する。
ここで、金属ハウジング13を金属部17に固定するときは、金属ハウジング13がずれ動かずに固定されたか否かをCCDカメラ28で確認するのが望ましい。これにより、レンズ10の調芯・固定精度を向上させることができる。
残りのレンズ10やハーフミラー7についても、同様の工程を実施することで、上記の光デバイス2が得られる。
以上のように本実施形態にあっては、光学部品を金属ハウジングで支持し、その金属ハウジングをハンダで基板に固定するようにしたので、MEMS技術を用いた製造プロセスでは使用不可能とされている光学部品、例えば複屈折材料や非球面レンズ等も基板上に確実に固定することができる。これにより、空間伝搬型の光デバイスの製作において、設計の自由度が高くなる。
また、MEMS技術を用いた製造プロセスでは極めて困難とされている光学部品の調芯を、ハンダの溶融中に確実に行うことができる。従って、光学部品を基板上に固定したときに、所望の光学特性を得ることができ、光デバイスの信頼性が高くなる。
図6は、本発明に係わる光デバイスの他の実施形態を示す斜視図である。図中、上述した実施形態と同一または同等の部材には同じ符号を付し、その説明を省略する。
同図において、本実施形態の光デバイス30は基板31を有し、この基板31には、レンズ10を支持した金属ハウジング13とハーフミラー7を支持した金属ハウジング14とを配置するための溝状の凹部32が形成されている。このように部品配置用の凹部32を溝状とすることで、レンズ10やハーフミラー7等の光学部品を1つの凹部32に対して複数配置することができる。このとき、凹部32は、円筒面形状を有しているのが好ましい。これにより、1つの凹部32に対して複数配置された光学部品の回転調芯が容易に行える。
図7は、本発明に係わる光デバイスの更に他の実施形態を示す断面図である。図中、上述した実施形態と同一または同等の部材には同じ符号を付し、その説明を省略する。
同図において、本実施形態の光デバイス40は基板41を有し、この基板41上には、レンズ10等の光学部品を支持した金属ハウジング42を配置するための凸部43が形成されている。レンズ10等の回転調芯を容易に行うべく、凸部43は球面形状を有しているのが好ましい。凸部43の表面には、金属部44が設けられている。
また、金属ハウジング42の下部には、凸部43と係合する凹部45を有する固定部49が形成されている。凹部45は、凸部43に対応して球面形状を有しているのが好ましい。レンズ10等を支持した金属ハウジング42は、その凹部45に基板41上の凸部43が入り込んだ状態で、ハンダ46で金属部44に固定されている。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、光学部品が実装される基板を石英ガラス等のガラスで形成したが、基板の材料は特にガラスに限られず、ハンダを溶融させるビームが透過させる材料、例えばSi等であればよい。
また、上記実施形態では、光学部品を支持した金属ハウジングを配置するための凹部または凸部を基板に形成したが、本発明の光デバイスは、そのような凹部や凸部の無い基板に、光学部材を支持した金属ハウジングを固定するものにも適用可能である。
さらに、上記実施形態は、マイケルソン干渉計を構成する空間伝搬型の光デバイスについてであるが、本発明は、それ以外の光デバイスにも適用できることは言うまでもない。
2…光デバイス、4…基板、7…ハーフミラー(光学部品)、10…レンズ(光学部品)、13,14…金属ハウジング(金属部材)、15…固定部、16…凹部、17…金属部、18…ハンダ、19…光デバイス組立装置、22…6軸調芯ステージ(可動部)、23…把持部、24…ビームヒータ(ビーム発生部)、26…モニタ用光源、27…モニタ用受光器、28…CCDカメラ、30…光デバイス、31…基板、32…凹部、40…光デバイス、41…基板、42…金属ハウジング(金属部材)、43…凸部、44…金属部、45…凹部、46…ハンダ、49…固定部。
Claims (11)
- 基板と、前記基板上に設けられた光学部品とを備えた光デバイスにおいて、
前記光学部品を支持する金属部材を備え、
前記基板の表面に金属部を設け、前記光学部品を支持した前記金属部材を前記金属部にハンダで固定したことを特徴とする光デバイス。 - 前記基板に、前記光学部品を支持した前記金属部材を配置するための凹部を形成し、前記金属部を前記凹部に設けたことを特徴とする請求項1記載の光デバイス。
- 前記凹部は、球面形状または円筒面形状を有し、
前記金属部材の下部には、球面形状または円筒面形状を有し前記凹部に入り込む固定部が設けられていることを特徴とする請求項2記載の光デバイス。 - 前記基板上に、前記光学部品を支持した前記金属部材を配置するための凸部を形成し、前記金属部を前記凸部の表面に設けたことを特徴とする請求項1記載の光デバイス。
- 前記凸部は、球面形状または円筒面形状を有し、
前記金属部材の下部には、球面形状または円筒面形状をなす前記凸部と係合する凹部を有する固定部が設けられていることを特徴とする請求項4記載の光デバイス。 - 前記基板は、前記ハンダを溶融させるビームが透過する材料で形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の光デバイス。
- 基板と前記基板上に設けられた光学部品とを備えた光デバイスを組み立てる光デバイス組立装置であって、
前記光学部品を支持した金属部材を把持する把持部と、
前記把持部を動かす可動部と、
前記金属部材を前記基板に固定するためのハンダを溶融させるビームを照射するビーム発生部とを備えることを特徴とする光デバイス組立装置。 - 前記ビーム発生部は、前記把持部と対向するように配置されていることを特徴とする請求項7記載の光デバイス組立装置。
- 前記光学部品に対して光を照射する光源と、
前記光学部品に照射された後の光を受光する受光器とを更に備えることを特徴とする請求項7または8記載の光デバイス組立装置。 - 前記光学部品を含む部位を撮像するカメラを更に備えることを特徴とする請求項7〜9のいずれか一項記載の光デバイス組立装置。
- 光学部品を基板上に固定する光学部品の固定方法において、
金属部材に前記光学部品を支持させる工程と、
前記基板の表面に金属部を形成する工程と、
前記金属部の上にハンダをのせる工程と、
前記ハンダを溶融させて、前記金属部材を前記金属部に固定すると共に、前記ハンダの溶融中に、前記光学部品を調芯する工程とを含むことを特徴とする光学部品の固定方法。
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