JP2005069381A - 駆動連結構造及びこれを用いた処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 被回転体1の伝達駆動軸1aと回転駆動装置2の出力駆動軸2aとを同軸に連結する駆動連結構造において、被回転体1の伝達駆動軸1a端と回転駆動装置2の出力駆動軸2a端とを連結可能に構成し、伝達駆動軸1a若しくは出力駆動軸2aのいずれかには当該駆動軸が軸心に対し揺動変位可能な可動変形部5を形成する。また、これを用いた処理装置をも対象とする。
【選択図】 図1
Description
また、特許文献2に示すような駆動連結構造にあっては、図6に示すように、被回転体200を安定的に回転させるには、被回転体200の伝達駆動軸201と回転駆動装置210(駆動モータ215,減速機構216)の出力駆動軸211とを同軸に連結することが必要である。ところが、仮に、図6に示すように、回転駆動装置210の出力駆動軸211の軸線212が被回転体200の伝達駆動軸201の軸線202に対し偏角θだけ変位してしまうと、被回転体200の軸受部205,206にラジアル荷重変動が起こり、被回転体200の速度ムラや被回転体200の支持軸に対する磨耗の原因になってしまう。
ところが、この種の軸継手を用いる場合には、軸継手部分でねじり剛性が低下し易く、フィードバック制御の高周波応答性が悪化したり、強度的に軸継手の構造を大きくせざるを得ず、駆動連結構造が大型化してしまう懸念がある。
これに対し、例えば特許文献2に示されるように、剛体カップリングからなる軸継手を用いるようにすれば、確かに軸継手のねじり剛性は高くはなるが、僅かな偏心、偏角によって軸受部に大きな軸反力が生じてしまう。このため、関連する部品の全ての精度を上げることが必要になり、例えばタンデム型の画像形成装置のように、複数の作像エンジンを搭載する態様にあっては、装置コストが嵩み過ぎ、実現が困難になり易い。
また、回転駆動装置2には、駆動モータ単独の態様は勿論、駆動モータと駆動伝達機構とを組み合わせた態様をも含む。
両駆動軸間の代表的な連結構造としては、被回転体1の伝達駆動軸1a端及び回転駆動装置2の出力駆動軸2a端のいずれかに連結孔3を開設し、前記他方には前記連結孔3に嵌合連結可能な連結軸4を形成したものが挙げられる。ここで、嵌合連結可能な連結軸4とは、連結孔3に嵌合し且つねじなどの止め具にて連結可能である態様を始め適宜選定して差し支えない。
この可動変形部5の代表的態様としては、前記伝達駆動軸1a若しくは出力駆動軸2aに対し軸直角方向から切り込まれた一若しくは複数のスリットにて構成されているものが挙げられる。この場合、スリットの幅寸法、長手方向寸法、深さ寸法等については適宜選定して差し支えないが、可動変形部5のねじり剛性が損なわれない範囲で選定することが必要である。
更に、本発明は、上述した駆動連結構造に限られるものではなく、これを用いた処理装置(例えば画像形成装置)をも対象とする。
この場合、本発明としては、図1に示すように、被回転体1と、この被回転体1に回転力を与える回転駆動装置2とを備え、被回転体1の伝達駆動軸1aと回転駆動装置2の出力駆動軸2aとを上述した連結駆動構造にて同軸に連結するようにすればよい。
更に、このような駆動連結構造を用いた処理装置にあっては、被回転体の伝達駆動軸周辺の部品精度を極端に上げることなく、また、別部材である軸継手を用いずに、被回転体の回転動作を良好に保つことを可能にしたので、省スペース、低コストで高品質の画像形成装置を始めとする各種処理装置を提供することができる。
◎実施の形態1
図2は本発明が適用された画像形成装置の実施の形態1を示す。
同図において、感光体ドラム20はドラム本体21の軸方向に対して貫通する伝達駆動軸22を有し、この感光体ドラム20の支持構造は、装置筐体のフロント及びリアフレーム31,32に前記感光体ドラム20の両端に突出する伝達駆動軸22をボールベアリングなどの軸受部33,34を介して回転支持するようにしたものである。
特に、本実施の形態においては、減速機構42の出力駆動軸42a(図4参照)と感光体ドラム20の伝達駆動軸22との駆動連結構造に特徴点がある。
ここで、伝達駆動軸22の素材としては例えばSUS304などのステンレスが用いられも、伝達駆動軸22の連結孔51は例えば軸外周と同時に加工される。
尚、本例では、伝達駆動軸22側に連結孔51を、出力駆動軸42a側に連結軸52を形成しているが、逆の関係であっても差し支えない。
そして、本実施の形態では、各スリット61は、伝達駆動軸22の円周方向に所定の偏位角度をもって切り込み配置されている。本例では、スリット61相互間の偏位角度が90°に設定されており、図5(a)〜(e)に示すように、伝達駆動軸22の端部側に位置する1番目のスリット61の切込位置(図5(b)参照)に対し、2番目のスリット61の切込位置が180°偏位配置され、3番目のスリット61の切込位置が90°偏位配置され、4番目のスリット61の切込位置が270°偏位配置されている。ここで、スリット61数としては特に制限はないが、均等性を考え、例えばスリット61相互間の偏位角度が90°であれば4の倍数(4,8…)とするのが好ましい。
尚、本例では、可動変形部60の形成箇所については、伝達駆動軸22のうち連結孔51の奥行き寸法以内に設けているが、これに限定されるものではなく、駆動伝達軸22のうち、その端部から連結孔51の奥行き寸法以上離間した箇所に形成してもよい。また、本例では、伝達駆動軸22側に可動変形部60を形成したが、出力駆動軸42a側に可動変形部60を形成してもよいことは勿論である。
このロータリエンコーダ70からの回転情報は図示外の制御装置に取り込まれ、制御装置は、前記ロータリエンコーダ70からの回転情報に基づいて伝達駆動軸22の速度変動を把握し、駆動モータ41に対し例えばクローズドループのフィードバック制御を行うようになっている。
このとき、連結孔51は伝達駆動軸22の外周と同時に加工可能であるから、例えば連結孔51の芯ずれ量は5μm以下に抑えられ、連結孔51の芯(連結孔51の中心軸)が精度良く合わせられる。このため、この伝達駆動軸22に別部材としての軸継手(スリットカップリングなど)を連結する態様よりも、芯ずれを小さく抑えることが可能であり、かつ、軸継手を介在させない分、感光体ドラム20と回転駆動装置40との連結部分の軸方向長さを短寸に設定することが可能である点で好ましい。
よって、感光体ドラム20の軸受部33,34に作用する軸反力は、後述する実施例で示すように、十分に小さく抑えられる。
しかしながら、本実施の形態のように、感光体ドラム20の伝達駆動軸22の素材として例えばSUS304のようなステンレスを用いるようにすれば、耐食性がよいため、表面処理が不要であり、連結軸52挿入用の連結孔51の内径を高精度に管理することができ、その分、芯ずれ量を極力抑えることができる。仮に、前記伝達駆動軸22の素材として、炭素鋼にニッケルメッキ等を施した場合には、メッキ層の厚みムラだけで10μm程度あるため、連結孔51の内径を高精度に管理することは困難になり易い。
更に加えて、ステンレスは、アルミニウムやプラスチック等よりも伝達駆動軸22のねじり剛性が高いため、駆動力の応答性が良好に保たれ、フィードバック制御を行うのに適している。
また、可動変形部60は、相互の偏位角度が90°である4つのスリット61(幅寸法1mm、切込深さが伝達駆動軸22の径寸法の4/5程度)を軸方向に1mm間隔毎に形成したものである。
Claims (7)
- 被回転体の伝達駆動軸と回転駆動装置の出力駆動軸とを同軸に連結する駆動連結構造において、
被回転体の伝達駆動軸端と回転駆動装置の出力駆動軸端とを連結可能に構成し、伝達駆動軸若しくは出力駆動軸のいずれかには当該駆動軸が軸心に対し揺動変位可能な可動変形部を形成したことを特徴とする駆動連結構造。 - 請求項1記載の駆動連結構造において、
被回転体の伝達駆動軸端及び回転駆動装置の出力駆動軸端のいずれかに連結孔を開設し、前記他方には前記連結孔に嵌合連結可能な連結軸を形成したことを特徴とする連結駆動構造。 - 請求項1記載の駆動連結構造において、
可動変形部は、前記伝達駆動軸若しくは出力駆動軸に対し軸直角方向から切り込まれた一若しくは複数のスリットにて構成されていることを特徴とする駆動連結構造。 - 請求項1記載の駆動連結構造において、
被回転体の伝達駆動軸のうち、可動変形部よりも被回転体側にロータリエンコーダを付設したことを特徴とする駆動連結構造。 - 請求項1記載の駆動連結構造において、
被回転体の伝達駆動軸がステンレスにて構成されていることを特徴とする駆動連結構造。 - 請求項1記載の駆動連結構造において、
被回転体の伝達駆動軸は、被回転体を軸方向に貫通する軸であることを特徴とする駆動連結構造。 - 被回転体と、この被回転体に回転力を与える回転駆動装置とを備え、被回転体の伝達駆動軸と回転駆動装置の出力駆動軸とを請求項1記載の連結駆動構造にて同軸に連結するようにした処理装置。
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