JP2005063627A - Data processor - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、映像信号及び音声信号を圧縮して光ディスク等の記録媒体へ記録する装置、および、記録媒体に記録された映像信号および音声信号を伸長して再生する装置に関する。 The present invention relates to an apparatus for compressing video signals and audio signals and recording them on a recording medium such as an optical disc, and an apparatus for expanding and reproducing video signals and audio signals recorded on the recording medium.
映像(ビデオ)信号および音声(オーディオ)信号を低いビットレートで圧縮し符号化する種々のデータストリームが規格化されている。そのようなデータストリームの例として、DV規格(民生用デジタルVCR SD規格)やMPEG2システム規格(ISO/IEC 13818−1)のシステムストリームが知られている。システムストリームは、プログラムストリーム(PS)、トランスポートストリーム(TS)、およびPESストリームの3種類を包含する。このようなデータストリームは、所定の規格に従って、光ディスク等に記録される。 Various data streams for compressing and encoding video (video) signals and audio (audio) signals at a low bit rate have been standardized. As an example of such a data stream, a system stream of DV standard (consumer digital VCR SD standard) or MPEG2 system standard (ISO / IEC 13818-1) is known. The system stream includes three types of program stream (PS), transport stream (TS), and PES stream. Such a data stream is recorded on an optical disc or the like according to a predetermined standard.
近年、このようなデータストリームを利用してポストレコーディングを実現するデータ記録装置(民生用カムコーダ等)が普及し始めている。ポストレコーディングとは、映像および音声を記録した後に新たな音声を録音することをいう。ポストレコーディングを行うことにより、当初録音された音声に代えて新たに録音した音声を映像と同期させて再生することができる。 In recent years, data recording devices (such as consumer camcorders) that implement post-recording using such data streams have begun to spread. Post-recording refers to recording new audio after recording video and audio. By performing post-recording, the newly recorded audio can be reproduced in synchronization with the video instead of the originally recorded audio.
以下、本明細書では、当初録音された音声を「表音声」(original audio)と称し、新たに録音された音声を「裏音声」(substitute audio)と称する。また映像および表音声をあわせて「動画」という。また映像を表すデータを「映像データ」、表音声を表すデータを「表音声データ」、裏音声を表すデータを「裏音声データ」という。 Hereinafter, in the present specification, the originally recorded sound is referred to as “original audio”, and the newly recorded sound is referred to as “substitute audio”. The video and front audio are collectively called “video”. Data representing video is called “video data”, data representing front audio is called “front audio data”, and data representing back audio is called “back audio data”.
ポストレコーディングは、一般に次の2つのステップによって実現される。まず第1ステップでは、動画がポストレコーディング可能な記録モードにより記録される。この記録モードでは、将来裏音声を記録するためのデータ構造によってデータストリームが記録される。第2ステップでは記録された動画の映像を再生しながら裏音声が記録される。この手順によってポストレコーディングが行われると、再生する装置(データ再生装置)は映像と裏音声とを同期させて再生することができる。ユーザは同時に再生すべき映像データ、音声データ、および再生タイミングを、プレイリストを記述することによって指示する。本明細書ではこの様に、映像とその他のデータを同時再生することを同時再生と呼ぶ。なお、表音声データは消去してもよいし裏音声データと並存させてもよい。裏音声を並存している場合は、映像、表音声、および裏音声を同時に再生することもある。 Post-recording is generally realized by the following two steps. First, in the first step, a moving image is recorded in a recording mode in which post-recording is possible. In this recording mode, a data stream is recorded with a data structure for recording the back audio in the future. In the second step, the back audio is recorded while reproducing the recorded moving image. When post-recording is performed according to this procedure, a reproducing apparatus (data reproducing apparatus) can reproduce the video and the back audio in synchronization. The user instructs video data, audio data, and reproduction timing to be reproduced simultaneously by describing a playlist. In this specification, simultaneous playback of video and other data is called simultaneous playback. The front voice data may be deleted or coexisted with the back voice data. When back audio is present, video, front audio, and back audio may be played simultaneously.
また、第2ステップにおいて動画を再生しながら音声を記録するリアルタイムなポストレコーディングの他に、再生された動画を見ないで音声ファイルをファイルコピーする様なリアルタイムでないポストレコーディング処理もある。 In addition to the real-time post-recording in which audio is recorded while reproducing a moving image in the second step, there is a non-real-time post-recording process in which an audio file is copied without viewing the reproduced moving image.
ここで、データ再生装置の構成を説明する。図1は、従来のデータ再生装置の機能ブロックの構成を示す。データ再生装置は、DVD−RAMディスク、Blu−rayディスク(BD)等の光ディスク131に記録されたデータストリームを再生することができる。以下では、データストリームはMPEGトランスポートストリーム(TS)であるとして説明する。TSは複数のパケット(TSパケット)から構成されており、各TSパケットには映像データ、表音声データまたは裏音声データが含まれている。
Here, the configuration of the data reproducing apparatus will be described. FIG. 1 shows a functional block configuration of a conventional data reproducing apparatus. The data reproducing apparatus can reproduce a data stream recorded on an
データ再生装置による同時再生(映像および裏音声の再生)を説明する。再生部121はピックアップ130を介して、光ディスク131からTSを読み出してA/D変換等の処理を行い、各TSパケットを出力する。第1トランスポートストリーム分解部165は、バッファメモリ172を介してTSパケットを映像データおよび表音声データに分離する。映像伸長部111は、映像データを伸長(復号化)して、映像表示部110において表示する。
Simultaneous playback (playback of video and back audio) by the data playback device will be described. The
一方、映像データの処理と並行して、裏音声データの処理が行われる。まず、論理ブロック管理部141が管理する光ディスク131の記録領域の管理情報に基づいて、ポストレコーディング用再生制御部171は読み出すべき裏音声データを特定する。再生制御部171からの読み出し指示に基づいて、再生部121はその裏音声データを読み出してA/D変換等の処理を行い、さらに裏音声データのTSパケットをバッファメモリ172に出力する。バッファメモリ172は、映像データとは別の領域に裏音声データを格納する。第2トランスポートストリーム分解部166はバッファメモリ172から裏音声データを読み出し、D/A変換部176はその裏音声データを復号化して音声出力部112から出力する。なお、第1音声伸長部113とD/A変換部176とは音声データを復号化するという点において同じ機能を有する。
On the other hand, the back audio data processing is performed in parallel with the video data processing. First, based on the management information of the recording area of the
裏音声データは映像データおよび表音声データの記録後にそれらとは独立して記録されるため、ピックアップ130は同時再生時において各データの記録位置に移動してデータを読み出す必要がある。図2は、映像と裏音声とを同期して再生するときのピックアップ130の動作順序を示す。読み出しの対象は、動画ファイル内の映像データであり、音声ファイル内の裏音声データである。
Since the back audio data is recorded independently after recording the video data and the front audio data, the
ピックアップ130は、まず光ディスク131上の音声ファイルの記録位置に移動して一定量の裏音声データを読み出す(リード#0)。ピックアップ130はその後動画ファイルの記録位置をシークして(シーク#0)、映像データを読み出す(リード#1)。データ再生装置は映像データの読み出し開始以降、映像の表示および裏音声の出力を開始する。その後、ピックアップ130は、音声ファイルへの移動(シーク#1)、裏音声データの読み出し(リード#2)、映像データの記録位置のシーク(シーク#2)を順に行う。
First, the
図3は、バッファメモリ172における映像データの符号量(データ量)と裏音声データの符号量(データ量)との時間遷移を示す。図3では、復号化のために読み出されたデータは読み出されると同時にバッファメモリ172から削除されるとしている。図3に示すように、シーク中(2、4、6、7)は映像データおよび音声データのデータ量は変化しないか(2)、共に減少する(4,6,7)。映像データの読み出し中(3、8)は、映像データは増加する一方で裏音声データのデータ量は減少し、逆に裏音声データの読み出し中(5)は、音声データは増加する一方で映像データのデータ量は減少する。
FIG. 3 shows a time transition between the code amount (data amount) of the video data and the code amount (data amount) of the back audio data in the
ピックアップ130は一回の読み出し動作で、物理的に連続した領域(連続データ領域)のデータを読み出す。連続データ領域の最小データ長は記録時に記録装置において決定される。図2には映像データに関する連続データ領域の最小長Dの位置付けを示す。最小長は同じとは限らないが音声データの連続データ領域についても同様である。
The
映像および裏音声を途切れることなく再生するためには、読み出されバッファメモリ172に蓄積されているデータのデータ量を0にしないことが必要になる。そこで、バッファメモリにデータを十分蓄積できるように連続データ領域の最小長を、データを記録する時点において適切に決定する必要がある。そして、その最小長を必ず守って記録していれば、途切れなく同時再生をできる様にできる。記録効率の観点では、特に消費するデータ量が多い映像データの連続データ領域の最小長が重要である。連続データ領域の最小長が大きいほど、記録媒体の空きスペースを使えなくなるからである。例えば、特許文献1および特許文献2に記載の技術によれば、図2における各シーク#1、2、3に要する最長時間およびリード#2の読み出し時間を考慮して、映像データに対する連続データ領域の最小長Dを決定している。シーク#3を考慮する理由は、ピックアップ130が動画ファイルの不連続点(連続データ領域の境界)に遭遇するとピックアップ130の移動が発生し、余分に時間を要するからである。なお、図2のシーク#3は図3のV内シーク(7)に対応している。ただし、図3は最悪ケースを示しているので、図2のシーク#2とシーク#3の間の動画ファイルの読み出し時間に相当する期間はほぼ0としている。
In order to reproduce the video and the back audio without interruption, it is necessary that the data amount of the data read and stored in the
ここで、映像データに対する連続データ領域の最小長Dは、以下の数式に基づいて導出している。同時再生時の動画用連続データ領域の最低限の読み込み時間長をtV-CDA、その読み込み時のデータ転送速度をVr、ポストレコーディング再生時の音声用連続データ領域の読み込み時間長をtA-CDA、再生中のデータ転送速度Voとする。さらに、ピックアップ130の最長シーク時間をTSEEKとおく。また裏音声ファイルのデータ読み出し込み単位は例えば96kバイトから192kバイトのように最小連続データ領域のデータサイズの1から2倍を前提とする。1から2倍と幅を持たせているのは、裏音声ファイルの編集を容易にするためである。例えば部分削除した場合であっても、編集点の前後をのみ対応すれば容易に連続データ領域の維持が可能になるからである。
Here, the minimum length D of the continuous data area for the video data is derived based on the following mathematical formula. T V-CDA is the minimum reading time length of the continuous data area for moving images during simultaneous playback, Vr is the data transfer speed at the time of reading, and t A- is the reading time length of the continuous data area for audio during post-recording playback . Let CDA be the data transfer speed Vo during playback. Further, the longest seek time of the
すると、図3において、 Then, in FIG.
いま、Vr=Arであるから、数4は以下のように簡略化される。
Now, since Vr = Ar,
よって、音声および音声の連続データ領域の最小データサイズをそれぞれSA-CDAおよびSV-CDA(ビット)とすると、これらはそれぞれ数6および数7によって得られる。
Therefore, if the minimum data sizes of the voice and voice continuous data areas are S A-CDA and S V-CDA (bits), respectively, these are obtained by
具体例で説明すると、tv-play=tv-CDA*Vr/Vo、tA-play=(tA-CDA/2)*Vr/AoよりTSEEK=1.2秒,Vo=15.57Mbps,Ao=0.256Mbps,Vr=20Mbpsとすると、映像用連続データ領域の最小値は18.5秒分(tv-play)、音声用連続データ領域の最小値は18.1秒分(tA-play)、映像用データサイズは35.7Mバイト(Sv-CDA)、音声用データサイズは58kバイト(SA-CDA)。したがって、音声用連続データ領域のサイズは、ECCブロックの整数倍とする必要があるため64kバイト以上になる。
上述の技術に基づいて映像データに対する連続データ領域の最小長Dを決定すると、最小長Dが非常に大きくなる場合がある。上記の条件に加え、さらにディスクの欠陥率等を考慮すると、最小長Dは映像の再生時間に換算して約22秒〜23秒もの再生時間分のデータ量に相当する。例えば映像データが部分削除されると、最小長Dに満たない空き領域があちらこちらに発生する。一方で、全ての動画ファイルに対してポストレコーディング後の途切れない同時再生を実現するためには、全ての映像データを最小長D以上の連続データ領域上に記録する必要がある。その一方、最小長Dに満たない領域は連続データ領域を構成できないため使用されることはない。 If the minimum length D of the continuous data area for the video data is determined based on the above-described technique, the minimum length D may become very large. In addition to the above conditions, when considering the defect rate of the disk and the like, the minimum length D corresponds to a data amount corresponding to a reproduction time of about 22 seconds to 23 seconds in terms of a video reproduction time. For example, when video data is partially deleted, empty areas less than the minimum length D are generated here and there. On the other hand, in order to realize uninterrupted simultaneous playback after post-recording for all moving image files, it is necessary to record all video data on a continuous data area having a minimum length D or more. On the other hand, an area less than the minimum length D is not used because a continuous data area cannot be formed.
また、動画ファイルの任意の再生区間をプレイリストでつなぎ、音声データを同時再生する場合、動画と音声が途切れないで同時再生できる様に保障するには、動画ファイルの各再生区間が最小長D以上選択され、かつ音声データの再生区間もその最小長以上選択されている必要がある。この時、動画データの最小長が長いと、実用的なプレイリストとして使えない。つまり、実用的な同時再生するプレイリストを実現するには、最小長が短くする必要がある。再生区間を短く設定しても途切れないで連続同時可能であることが望ましい。しかも、自己録再だけではなく、所定のフォーマットに従えば会社、機種、および価格が異なっていてもポストレコーディングおよび同時再生可能であることが望ましい。 Also, when connecting any playback section of a video file with a playlist and playing back audio data simultaneously, to ensure that the video and audio can be played back simultaneously without interruption, each playback section of the video file has a minimum length D. It is necessary that the audio data playback section is selected as long as the minimum length is selected. At this time, if the minimum length of the video data is long, it cannot be used as a practical playlist. That is, the minimum length needs to be shortened in order to realize a practical simultaneous playback playlist. It is desirable that continuous playback is possible without interruption even if the playback section is set short. Moreover, it is desirable that not only self-recording and playback but also post-recording and simultaneous playback are possible even if the company, model, and price are different according to a predetermined format.
最小長Dを短縮する方法として特許文献2に記載の、図62に示すピックアップ移動モデルを導入して最小長を短くする方法がある。これに従えば、動画用連続データ領域は最小長以上、最小長の2倍未満にする。 As a method for shortening the minimum length D, there is a method for shortening the minimum length by introducing a pickup movement model shown in FIG. According to this, the continuous data area for moving images is made not less than the minimum length and less than twice the minimum length.
以上説明したように、光ディスクをより効率的に利用するデータの記録手法、および、記録されたデータを途切れることなく再生するための方策が求められている。 As described above, there is a need for a data recording method that uses an optical disk more efficiently and a method for reproducing recorded data without interruption.
なお、本明細書では、光ディスクの回転方向に沿って裏音声データのデータ領域と動画データのデータ領域とを隣接させる記録方式をインターリーブ方式といい、隣接しない記録方式をノンインターリーブ方式という。図62では、対応する裏音声データのデータ領域と動画データのデータ領域とを隣接させていない。一方、図63は、インターリーブ方式によるデータストリームのデータ構造の例を示す。対応する動画データと裏音声データとを光ディスクの回転方向に沿って隣接して記録すると、動画データと裏音声データとを読み出すに際してシークをする必要がなくなる。これにより、連続データ領域の最小データ長の値を小さくすることができる。なお、図63に示すインターリーブ方式によれば、再生時間長が0.4から1秒分の動画を含むMPEGトランスポートストリームの直前に、時間的にこれに同期する裏音声データの連続データ領域が設けられている。裏音声データと映像データはECCブロック境界で分離され、連続データ領域終端にはビデオデータ終端が記録される。この方法では音声データ領域へリアルタイムにポストレコーディングができないことや、音声データ領域が細かく分断されているため非リアルタイムのデータ書き込みを実施すると書き込み場所が分散しているため書き込み処理に非常に多くの時間を要するという問題があった。 In this specification, a recording method in which the data area of the back audio data and the data area of the moving image data are adjacent to each other along the rotation direction of the optical disc is referred to as an interleave method, and a recording method that is not adjacent is referred to as a non-interleave method. In FIG. 62, the data area of the corresponding back audio data and the data area of the moving image data are not adjacent to each other. On the other hand, FIG. 63 shows an example of the data structure of the data stream by the interleave method. When the corresponding moving image data and the back audio data are recorded adjacently along the rotation direction of the optical disk, it is not necessary to seek when reading the moving image data and the back audio data. Thereby, the value of the minimum data length of the continuous data area can be reduced. Note that, according to the interleave method shown in FIG. 63, the continuous data area of the back audio data synchronized in time is immediately before the MPEG transport stream including the moving picture having a playback time length of 0.4 to 1 second. Is provided. The back audio data and the video data are separated at the ECC block boundary, and the video data end is recorded at the end of the continuous data area. This method does not allow post-recording to the audio data area in real time, and the audio data area is finely divided, so if non-real-time data writing is performed, the writing location is dispersed, so the writing process takes a very long time. There was a problem of requiring.
本発明によるデータ処理装置は、映像を表す映像データ、および、音声を表す音声データが異なる領域に記録された光ディスクから、前記映像および前記音声を同期して再生することが可能である。前記領域は、1以上の単位領域から構成されている。データ処理装置は、前記映像データおよび前記音声データの読み出し、および読み出されたデータに基づいて前記映像および前記音声の再生を指示する再生制御部と、指示に基づいて前記単位領域ごとにデータの読み出しを行うヘッドと、読み出された前記音声データを蓄積する音声バッファメモリと、読み出された前記映像データを蓄積する映像バッファメモリとを備えている。前記再生制御部は、所定の単位領域から前記音声バッファメモリに前記音声データを読み出すように指示し、その後、前記ヘッドが移動に要する最大時間の(n+2)倍(n:2以上の整数)に相当する第1の時間、および、次の単位領域内の音声データの読み出しに要する第2の時間にわたって再生可能な前記映像データを、n個の前記単位領域から前記映像バッファメモリに読み出すように指示する。 The data processing apparatus according to the present invention can reproduce the video and the audio in synchronization from an optical disc in which video data representing the video and audio data representing the audio are recorded in different areas. The area is composed of one or more unit areas. The data processing device reads the video data and the audio data, and a reproduction control unit that instructs the reproduction of the video and the audio based on the read data, and the data processing unit for each unit area based on the instruction A head for reading, an audio buffer memory for storing the read audio data, and a video buffer memory for storing the read video data are provided. The reproduction control unit instructs the audio buffer memory to read the audio data from a predetermined unit area, and then (n + 2) times (n: an integer equal to or greater than 2) times the maximum time required for the head to move. Instructing the video buffer memory to read the video data that can be played back for the first time corresponding to the second time required for reading the audio data in the next unit area from the n unit areas To do.
前記第1の時間および前記第2の時間にわたって再生表示するために必要な前記映像データのデータ量は、第1の時間および第2の時間の和と、前記映像データの読み出し速度との積の値であってもよい。 The data amount of the video data necessary for reproduction and display over the first time and the second time is the product of the sum of the first time and the second time and the readout speed of the video data. It may be a value.
前記単位領域のデータ長が、前記映像データの読み出しに要する総時間である第3の時間と前記映像データの読み出し速度との積をnで除算した値に等しい前記光ディスクから、前記映像および前記音声を同期して再生してもよい。 From the optical disc, the data length of the unit area is equal to a value obtained by dividing the product of the third time, which is the total time required for reading the video data, and the read speed of the video data by n, from the optical disc and the audio May be played back synchronously.
前記ヘッドが移動に要する最大時間は、前記光ディスクの最内周と最外周との間の移動に要する時間であってもよい。 The maximum time required for the head to move may be the time required for movement between the innermost circumference and the outermost circumference of the optical disc.
前記映像データおよび前記音声データの一方は、前記光ディスクの記録領域のうち、半径方向に関し中心部の領域に記録されており、前記ヘッドが移動に要する最大時間は、前記光ディスクの最内周と最外周との間の移動に要する時間の略半分の時間であってもよい。 One of the video data and the audio data is recorded in the central area of the recording area of the optical disc in the radial direction, and the maximum time required for the head to move is the innermost circumference and the innermost circumference of the optical disc. It may be approximately half of the time required to move to the outer periphery.
本発明によれば、データを途切れることなく再生することが可能なデータ処理装置を得ることができる。特に、比較的低速なシークタイムを有する安価なデータ処理装置であってもデータを途切れることなく再生を行うことができる。また、本発明のデータ処理装置によれば、記録領域を効率的に利用して映像データおよび音声データを記録することができる。 According to the present invention, it is possible to obtain a data processing apparatus capable of reproducing data without interruption. In particular, even an inexpensive data processing apparatus having a relatively slow seek time can reproduce data without interruption. Also, according to the data processing apparatus of the present invention, video data and audio data can be recorded by efficiently using the recording area.
(実施形態1)
図4は、本実施形態によるデータ処理装置の機能ブロックの構成を示す。このデータ処理装置は、DVD−RAMディスク、Blu−rayディスク(BD)等の光ディスク131に、映像データおよび音声データを含む動画データストリームを記録することができ、また、記録されたデータストリームを再生することができる。
(Embodiment 1)
FIG. 4 shows a functional block configuration of the data processing apparatus according to the present embodiment. This data processing apparatus can record a moving image data stream including video data and audio data on an
さらに、データ処理装置は、映像および音声を記録した後に新たな音声を録音するポストレコーディングを行うこともできる。ポストレコーディングを行うことにより、データ処理装置は、当初録音された表音声(original audio)に代えて、新たに録音した裏音声(substitute audio)を映像と同期させて再生することができる。 Furthermore, the data processing apparatus can also perform post-recording in which new audio is recorded after video and audio are recorded. By performing the post-recording, the data processing apparatus can reproduce the newly recorded back audio (substitute audio) in synchronization with the video instead of the originally recorded front audio (original audio).
図4に示すデータ処理装置は、記録機能および再生機能の両方を有している。これらは独立した機能であるため、分離することができる。よって、データ処理装置は後述の手順に従った記録処理を行うデータ記録装置として、または、後述の手順に従った再生処理を行うデータ再生装置として実現される。 The data processing apparatus shown in FIG. 4 has both a recording function and a reproducing function. Since these are independent functions, they can be separated. Therefore, the data processing device is realized as a data recording device that performs recording processing according to a procedure that will be described later, or as a data reproducing device that performs playback processing according to a procedure that will be described later.
そこで、以下では、データ処理装置の記録機能および再生機能をそれぞれ分けて説明する。以下の説明では、動画データストリームはトランスポートストリーム(TS)であるとして説明するが、後にプログラムストリームにも言及する。 Therefore, hereinafter, the recording function and the reproducing function of the data processing apparatus will be described separately. In the following description, the moving picture data stream is described as a transport stream (TS), but a program stream will be referred to later.
図5は、図4に示すデータ処理装置の記録機能に関する構成を示す。データ処理装置は、映像信号入力部100と、映像圧縮部101と、音声信号入力部102と、音声圧縮部103と、トランスポートストリーム組立部104と、ダミーパケット発生部105と、記録部120と、再生部121と、論理ブロック管理部141と、連続データ領域検出部160と、記録制御部161とを有する。
FIG. 5 shows a configuration related to the recording function of the data processing apparatus shown in FIG. The data processing apparatus includes a video
映像信号入力部100は映像信号入力端子であり、映像データを表す映像信号を受け取る。映像圧縮部101は映像信号のデータ量を圧縮符号化して映像データを生成する。この圧縮符号化は、例えばISO/IEC 13818−2のMPEG2ビデオ圧縮である。音声信号入力部102は音声信号入力端子であり、音声データを表す音声信号を受け取る。音声圧縮部103は音声信号のデータ量を圧縮符号化して音声データを生成する。この圧縮符号化は、ISO/IEC13818−7のMEPG2−AAC(Advanced AudioCoding)圧縮である。音声信号入力部102および音声圧縮部103は、表音声および裏音声の録音のいずれの場合にも利用される。
The video
なお、音声圧縮方式はDolby AC−3圧縮やISO/IEC 13818−3のMPEG AudioLayer2等であっても良い。 The audio compression method may be Dolby AC-3 compression, ISO / IEC 13818-3 MPEG AudioLayer2, or the like.
例えば、データ処理装置がビデオレコーダである場合には、映像信号入力部100および音声信号入力部102は、それぞれチューナ部(図示せず)の映像出力部および音声出力部と接続され、それぞれから映像信号および音声信号を受け取る。また、データ処理装置がムービー、カムコーダ等である場合には、映像信号入力部100および音声信号入力部102は、それぞれカメラのCCD(図示せず)およびマイクから出力された映像信号および音声信号を受け取る。
For example, when the data processing device is a video recorder, the video
トランスポートストリーム組立部104(以下「組立部104」と記述する)は、圧縮符号化された映像データと音声データをTSパケットにパケット化してトランスポートストリーム(TS)を生成する。ダミーパケット発生部105は、データ処理装置がポストレコーディング可能な記録モードで動作しているときに、ダミーパケットを生成する。ダミーパケットもまた、TSに規定されるパケットである。
The transport stream assembling unit 104 (hereinafter referred to as “assembling
バッファメモリ164は、図12を参照しながら後述するように、動画データを一時的に格納する動画バッファメモリ、および、裏音声を一時的に格納する音声バッファメモリを含む。
As will be described later with reference to FIG. 12, the
記録部120は、記録制御部161の指示に基づいて光ヘッド(ピックアップ)130を制御し、記録制御部161から指示された論理ブロック番号の位置から、TSのビデオオブジェクトユニット(VOBU)を記録する。このとき、記録部120は、各VOBUを32Kバイト単位に分割し、その単位で誤り訂正符号を付加して一つの論理ブロックとして光ディスク131上に記録する。一つの論理ブロックの途中で一つのVOBUの記録が終了した場合は、隙間を開けることなく次のVOBUの記録を連続的に行う。
The
再生部121はピックアップ130を介して、光ディスク131からTSを読み出してA/D変換等の処理を行い、各TSパケットを出力する。
The
論理ブロック管理部141は、必要に応じて再生部121を起動して、光ディスク131上に記録されているUDF(Universal Disk Format)ファイルシステムのスペースビットマップを読み込み、論理ブロックの使用状況(使用済み/未使用)を把握する。そして、記録処理の最終段階において、後述するFID及びファイルエントリをディスク上のファイル管理領域へ書き込む。本実施形態では、電源投入時にまとめてスペースビットマップを読み込む。ポストレコーディングを想定した記録モードによる記録時、ポストレコーディング記録時およびポストレコーディング再生時には、途中でスペースビットマップの読み込みは不要である。
The logical
連続データ領域検出部160(以下「領域検出部160」と記述する)は、論理ブロック管理部141内で管理されている光ディスク131のセクタの使用状況を探索して、未使用の論理ブロックが最大記録/再生レート換算で2.6秒分連続している連続した空き論理ブロック領域を検出しておく。そして、当該論理ブロック領域の論理ブロック番号を、論理ブロック単位の書き込みが発生するごとに記録部120へ通知し、また論理ブロックが使用済みになることについては、論理ブロック管理部141に通知する。
The continuous data area detection unit 160 (hereinafter referred to as “
記録制御部161は、記録部120の動作を制御する。記録制御部161は、予め領域検出部160に指示を出して、連続した空き論理ブロック領域を検出させておく。そして、記録制御部161は、論理ブロック単位の書き込みが発生するたびに当該論理ブロック番号を記録部120に通知し、論理ブロックが使用済みになった場合には論理ブロック管理部141に通知する。なお、記録制御部161は、領域検出部160に対して連続した空き論理ブロック領域のサイズを動的に検出させてもよい。
The
図6は、データ処理装置によって生成されるMPEG−TSのデータ構造を示す。TSは複数のビデオオブジェクトユニット(Video OBject Unit;VOBU)を含み、各VOBUは1以上のTSパケットから構成されている。各TSパケットのデータサイズは188バイトである。TSパケットは、例えば、圧縮された映像データが格納されたパケット(V_TSP)、圧縮された表音声データが格納されたパケット(A_TSP)および将来録音される裏音声データを格納するためのパケット(D_TSP)等を含む。 FIG. 6 shows the data structure of MPEG-TS generated by the data processing device. A TS includes a plurality of video object units (VOBU), and each VOBU is composed of one or more TS packets. The data size of each TS packet is 188 bytes. The TS packet includes, for example, a packet (V_TSP) in which compressed video data is stored, a packet (A_TSP) in which compressed front audio data is stored, and a packet (D_TSP) in which back audio data to be recorded in the future is stored. ) Etc.
TSパケットV_TSPはヘッダと映像データ(ビデオデータ)とを含む。A_TSPはヘッダと音声(オーディオデータ)とを含む。D_TSPは、ヘッダと裏音声用ダミーデータとを含む。それぞれは、ヘッダ内のパケット識別子(Packet ID;PID)によって識別される。図6では、V_TSPにはPID=“0x0020”、A_TSPにはPID=“0x0021”、D_TSPにはPID=“0x0022”が割り付けられている。なお、他の種類のTSパケットとして、プログラム・アソシエーション・テーブル(PAT)が格納されたパケット、プログラム・マップ・テーブル(PMT)が格納されたパケットおよびプログラム・クロック・リファレンス(PCR)が格納されたパケット存在する。しかし、これらは本発明では特に問題としないため説明および図示は省略する。 The TS packet V_TSP includes a header and video data (video data). A_TSP includes a header and voice (audio data). D_TSP includes a header and back audio dummy data. Each is identified by a packet identifier (PID) in the header. In FIG. 6, PID = "0x0020" is assigned to V_TSP, PID = "0x0021" is assigned to A_TSP, and PID = "0x0022" is assigned to D_TSP. In addition, as other types of TS packets, a packet storing a program association table (PAT), a packet storing a program map table (PMT), and a program clock reference (PCR) are stored. Packet exists. However, since these are not particularly problematic in the present invention, description and illustration are omitted.
図7は、MPEG−TSと、光ディスク131のデータ領域との関係を示す。TSのVOBUは、映像の約0.4〜1秒分の再生時間(表示時間)のデータを含んでおり、光ディスク131の連続データ領域に記録される。連続データ領域は物理的に連続する論理ブロックから構成されており、本実施形態ではこの領域には最大レートでの映像データの再生時間にして10秒から20秒のデータが記録される。データ処理装置は、論理ブロックごとに誤り訂正符号を付与する。論理ブロックのデータサイズは32kバイトである。各論理ブロックは、2Kバイトのセクタを16個含む。
FIG. 7 shows the relationship between the MPEG-TS and the data area of the
なお、ひとつのVOBUは、原則としてそのVOBUのデータのみで映像および音声の復号が可能である。また、1つのVOBUのデータサイズは、映像データが可変ビットレートであれば最大記録再生レート以下の範囲で変動し、映像データが固定ビットレートであればほぼ一定である。 In principle, one VOBU can decode video and audio only with the data of the VOBU. The data size of one VOBU varies within the range of the maximum recording / playback rate if the video data is a variable bit rate, and is almost constant if the video data is a fixed bit rate.
図8は、記録されたデータが光ディスク131のファイルシステムにおいて管理されている状態を示す。例えばUDF規格のファイルシステム、またはISO/IEC 13346(Volume and file structure of write-once and rewritable media using non-sequential recording for information interchange)ファイルシステムが利用される。
FIG. 8 shows a state in which recorded data is managed in the file system of the
図8では、連続して記録されたTSがファイル名MOVIE.MPGとして記録されている。ファイル内ではTSのパケット構造が保持されている。1つのファイルは1または2以上の連続データ領域から構成される。ファイルを構成するファイルエントリの位置として先頭セクタ番号または論理ブロック番号が設定される。このファイルは、ファイル名およびファイルエントリの位置が、ファイル・アイデンティファイア(File Identifier Descriptor;FID)で管理されている。ファイル名はFID欄にMOVIE.MPGとして設定され、ファイルエントリの位置はICB欄にファイルエントリの先頭セクタ番号として設定される。ファイルエントリは、各連続データ領域(CDA:Contiguous Data Area)a〜cを管理するアロケーションディスクリプタ(Allocation Descriptor)a〜cを含む。図9は各アロケーションディスクリプタのデータ構造を示す。アロケーションディスクリプタは、エクステント長(Extent Length)およびエクステント位置(Extent Position)を記述するフィールドを有している。 In FIG. 8, continuously recorded TSs have file names MOVIE. It is recorded as MPG. The TS packet structure is held in the file. One file is composed of one or more continuous data areas. A head sector number or a logical block number is set as the position of the file entry constituting the file. In this file, the file name and the position of the file entry are managed by a file identifier (FID). The file name is MOVIE. Set as MPG, the position of the file entry is set in the ICB column as the first sector number of the file entry. The file entry includes allocation descriptors (allocation descriptors) a to c for managing the continuous data areas (CDA) a to c. FIG. 9 shows the data structure of each allocation descriptor. The allocation descriptor has fields describing an extent length (Extent Length) and an extent position (Extent Position).
なお、1つのファイルが複数の領域a〜cに分かれている理由は、領域aの途中に不良論理ブロック、書き込みができないPCファイル等が存在したからである。 The reason why one file is divided into a plurality of areas a to c is that a defective logical block, a PC file that cannot be written, etc. exist in the middle of the area a.
図10は、1ファイルと連続データ領域との関係を示す概念図である。先頭の連続データ領域と末尾の連続データ領域のデータサイズは任意のサイズであってもよい。ただし、その他の各連続データ領域の最小長は記録時に予め定められており、いずれもその最小長以上の領域が確保されている。データは、例えば領域#0、#1、・・・、#11の順に読み出される。現実の読み出し処理においては領域間にはピックアップ130の移動が伴うが、論理的には連続的なデータとして把握される。このような論理的なデータ構造を連続データ領域チェーンと呼ぶこととする。1つの連続データ領域チェーンによって1つのファイルを表すときは、後述するようにシームレスな連続再生が保証される。このような連続データ領域チェーンからのデータの再生処理は後に詳述する。
FIG. 10 is a conceptual diagram showing the relationship between one file and a continuous data area. The data size of the first continuous data area and the last continuous data area may be any size. However, the minimum length of each of the other continuous data areas is determined in advance at the time of recording, and any area that is longer than the minimum length is secured. The data is read out in the order of, for example,
なお、先頭の連続データ領域のサイズが最小データサイズ以下となるのは、例えば記録された動画ファイルの前方部分を削除した場合である。また、末尾の連続データサイズが最小データサイズ以下となるのは、例えば動画ファイルの記録時にある連続データ領域の途中で記録停止操作をした場合や、記録された動画ファイルの後方部分を削除した場合である。 The size of the first continuous data area is equal to or smaller than the minimum data size when, for example, the front portion of the recorded moving image file is deleted. Also, the continuous data size at the end is less than the minimum data size when, for example, a recording stop operation is performed in the middle of a continuous data area when recording a movie file, or the rear part of the recorded movie file is deleted It is.
図11は、図4に示すデータ処理装置のポストレコーディング機能に関する構成を示す。光ディスク131には、すでに動画データが記録されているとする。ポストレコーディングは、動画データのうち映像データを再生しながら、その映像に同期する裏音声を記録するため、新たに映像を再生する構成および裏音声を記録する構成が必要になる。
FIG. 11 shows a configuration related to the post-recording function of the data processing apparatus shown in FIG. It is assumed that moving image data has already been recorded on the
データ処理装置は、映像表示部110と、映像伸長部111と、音声出力部112と、第1音声伸長部113と、第1トランスポートストリーム分解部165とを有する。
The data processing apparatus includes a
第1トランスポートストリーム分解部165(以下「第1分解部165」と記述する)は、ピックアップ130、再生部121およびバッファメモリ164を介して、光ディスク131に記録された動画ストリームを取得する。そして、第1分解部165は、動画ストリームの各TSパケットを映像データパケット(V_TSP)、表音声データパケット(A_TSP)に分離する。映像伸長部111は、映像データを伸長(復号)して、映像表示部110において表示する。第1音声伸長部113は、映像データを伸長(復号)して、音声出力部112から出力する。なお、音声出力部112および第1音声伸長部113は表音声を裏音声に切り替えるときに利用できる。
The first transport stream decomposing unit 165 (hereinafter referred to as “first decomposing
データ処理装置は、さらにポストレコーディング用記録制御部162を有する。ポストレコーディング用記録制御部162は、光ディスク131上に記録された動画ストリームが処理されるように、その伝送経路を制御して、映像および音声の再生を指示する。この記録制御部162は同時に、裏音声の録音のための制御を行う。すなわち、記録制御部162の制御に基づいて、音声圧縮部103は音声信号入力部102に入力された裏音声を圧縮符号化し、組立部104は、圧縮符号化された裏音声データをTSに変換する。その結果、裏音声データは、バッファメモリ164、記録部120およびピックアップ130を介して、光ディスク131へ裏音声ファイルとして記録される。
The data processing apparatus further includes a post-recording
図12は、データ処理装置におけるポストレコーディング時のデータの流れを示す。光ディスク131上に記録済みの動画データストリームはピックアップ130を介して転送速度Vrでバッファメモリ164の動画バッファメモリ内に取り込まれ、さらにその動画データストリームは転送速度Voで第1分解部165に転送される。第1分解部165において映像データパケットおよび音声データパケットに分解されると、映像伸長部111および第1音声伸長部113により映像および音声が復号化され再生される。一方、裏音声は音声圧縮部103により音声データに変換され、次に組立部104を介して転送速度Aiで音声バッファメモリに取り込まれる。さらに、その音声データは、転送速度Awでピックアップ130を介して光ディスク131に書き込まれる。動画データの読み込みと音声データの書き込みは1個のピックアップ130を時分割的に交互に切り替えることにより実現される。ここで、Vr>Vo、Aw>Aiとする。
FIG. 12 shows the data flow during post-recording in the data processing apparatus. The moving image data stream recorded on the
図13は、裏音声データファイル内のTSのデータ構造および光ディスク131のデータ領域の関係を示す。TSは、符号化された裏音声データを含むTSパケット(A_TSP)から構成される。TSパケット(A_TSP)は、AAC圧縮符号化された音声データにヘッダが付加されて構成されている。また、光ディスク131上に96kバイトの複数の連続データ領域が確保され、それらの領域にTSファイルが連続して記録される。「96kバイト」は固定長であってもよいし、例えば96kバイトから192kバイトの範囲で変化させてもよい。これは裏音声ファイルの編集が非常に容易になる。また、各領域は互いに物理的に離れていてもよいし隣接していてもよい。隣接する場合は、それらをまとめてひとつの連続データ領域と捉えることもできる。このときの連続データ領域のデータサイズは固定長の整数倍になる。なお、このTSファイルもまた、PAT、PMT等をそれぞれ含むパケット(図示せず)を有する。
FIG. 13 shows the relationship between the data structure of the TS in the back audio data file and the data area of the
次に、図14は、図4に示すデータ処理装置の再生機能に関する構成を示す。この構成のうち、図11と重複する要素については説明を省略する。以下、データ処理装置の第2トランスポートストリーム分解部166(以下「第2分解部166」と記述する)、第2音声伸長部114および裏音声再生用の再生制御部163を説明する。
Next, FIG. 14 shows a configuration related to the playback function of the data processing apparatus shown in FIG. Description of elements in this configuration that overlap those in FIG. 11 is omitted. Hereinafter, the second transport stream decomposing unit 166 (hereinafter referred to as “second
第2分解部166は、バッファメモリ164の音声バッファメモリから裏音声ファイルのTSパケットを取得して、TSから裏音声データを分離して抽出する。第2音声伸長部114は、その裏音声データを伸長(復号化)する。
The second
再生制御部163は、光ディスク131上に記録された動画ファイルを、ピックアップ130、再生部121、第1分解部165、映像伸長部111および第1音声伸長部113を経由することにより、映像および表音声として再生する。そして、裏音声を再生するタイミングにおいて、再生制御部163は、光ディスク131上に記録された裏音声ファイルを、ピックアップ130、再生部121、第2分解部166、第2音声伸長部114を経由することによって再生する。論理ブロック管理部141は、読み出すべきTSファイルの光ディスク131の格納位置を管理している。
The
図15は、データ処理装置におけるポストレコーディングされた裏音声を再生するときのデータの流れを示す。光ディスク131上に記録済みの動画データは、ピックアップ130を介して転送速度Vrで動画バッファメモリ内に取り込まれ、さらに、その動画データは、転送速度Voで分解部165に転送され、さらに映像伸長部111および第1音声伸長部113により映像および音声として再生される。一方、光ディスク131上に記録済の裏音声データは、ピックアップ130を介して転送速度Arで音声バッファメモリ内に取り込まれ、さらに、その裏音声データは、転送速度Aoで分解部166を介して第2音声伸長部114により裏音声として再生される。ここで、Vr>Vo、Ar>Aoとする。
FIG. 15 shows the flow of data when reproducing the back-recorded back audio in the data processing apparatus. The moving image data recorded on the
図16は、動画ファイルと裏音声ファイルを交互に記録する場合(つまりインターリーブ方式)の記録ルールの例を示す。動画用の連続データ領域はTmin以上Tmax未満の転送時間に転送される整数個(N個)のVOBUを含む(条件1)。また、裏音声データとしても、Tmin以上Tmax未満の再生時間の整数個の音声フレームを含む(条件2)。動画の転送時間と音声フレームの再生時間はほぼ等しい。それらの差の大きさは所定値以下であるとする(条件3)。また、動画の先頭の再生タイミング(例えば、PTS)と先頭の音声フレームの再生タイミングはほぼ等しく、それらの差の大きさは所定値(例えば、1フレーム以下)であるとする(条件4)。裏音声用連続データ領域と動画用連続データ領域の末尾はECCブロックの終端と一致する(条件5)。そして、Tminとして、ノンインターリーブ方式により別領域に音声用連続データ領域を確保可能となる様に(例えば数7を満たす様に)、動画用の連続データ領域の最小長を選択する。これにより、ノンインターリーブ方式のポストレコーディングだけでなく、インターリーブ方式のポストレコーディングも可能となる。 FIG. 16 shows an example of a recording rule when a moving image file and a back audio file are alternately recorded (that is, an interleave method). The continuous data area for moving images includes an integer number (N) of VOBUs transferred in a transfer time of Tmin or more and less than Tmax (condition 1). The back audio data also includes an integer number of audio frames having a reproduction time of Tmin or more and less than Tmax (condition 2). The video transfer time and audio frame playback time are almost equal. It is assumed that the magnitude of the difference is not more than a predetermined value (Condition 3). In addition, it is assumed that the playback timing (for example, PTS) of the moving image is substantially equal to the playback timing of the first audio frame, and the magnitude of the difference is a predetermined value (for example, 1 frame or less) (condition 4). The end of the back audio continuous data area and the moving image continuous data area coincides with the end of the ECC block (condition 5). Then, as Tmin, the minimum length of the continuous data area for moving images is selected so that the continuous data area for audio can be secured in another area by the non-interleave method (for example, so as to satisfy Equation 7). As a result, not only non-interleaved post recording but also interleaved post recording is possible.
またさらに、ノンインタリーブ方式による同時再生時に、あわせてインタリーブ方式で記録された裏音声データも同時に再生可能となる様にTminを決めてもよい。 Furthermore, Tmin may be determined so that the back audio data recorded by the interleaving method can be reproduced at the same time during the simultaneous reproduction by the non-interleaving method.
図17は、動画データと裏音声データとを含むTSのデータ構造を示す。インターリーブ方式により裏音声データを記録する場合の別の例である。裏音声ファイルの連続データ領域は、動画ファイルの各VOBUの連続データ領域の物理的に直前に配置される。このとき、ひとつの裏音声用連続データ領域内には、直後に配置されるVOBUに対応する裏音声データが格納される。裏音声データの連続データ領域は3個のECCブロックから構成されている。3個のうちの2個のECCブロック(64kバイト)は1秒分の音声データに対して用いられる。1個のECCブロック(32kバイト)は欠陥ブロック発生時の予備として用いられる。これにより、同時再生時には、裏音声データの先頭からリードすることによりVOBUの単位のランダムアクセスが容易に可能になる。その結果、映像と裏音声の同期再生時において、シームレスにデータを読み出すために必要な動画ファイルの連続読み出し量は従来の1/3になる。ユーザが任意のシーンを複数選択してそれらのシーンを連続して再生する場合には、映像伸長部111、音声伸長部113および114に対してシームレスなデータの供給を保証できる。なお、後述のように裏音声データの連続データ領域にさらに1個のECCブロック(32kバイト)を設けて、動画ファイルの再生時に重畳すべき静止画データ等を記録することもできる。
FIG. 17 shows a data structure of TS including moving image data and back audio data. It is another example in the case of recording back audio data by an interleave method. The continuous data area of the back audio file is physically located immediately before the continuous data area of each VOBU of the moving image file. At this time, the back audio data corresponding to the VOBU arranged immediately after is stored in one back audio continuous data area. The continuous data area of the back audio data is composed of three ECC blocks. Two of the three ECC blocks (64 kbytes) are used for one second of audio data. One ECC block (32 kbytes) is used as a spare when a defective block is generated. Thereby, at the time of simultaneous reproduction, random access in units of VOBU can be easily performed by reading from the beginning of the back audio data. As a result, the amount of continuous reading of a moving image file required for seamless data reading during synchronized playback of video and back audio is 1/3 of the conventional one. When the user selects a plurality of arbitrary scenes and reproduces those scenes continuously, it is possible to guarantee seamless data supply to the
次に、ピックアップ130の動作順序を説明しながら、光ディスク131上でどのように映像データおよび裏音声データが記録されているかを説明する。
Next, how the video data and the back audio data are recorded on the
図18は、ノンインターリーブ方式のピックアップのジャンプモデルにより映像と裏音声とを同期して再生するときのピックアップ130の動作順序を示す。また、図19は、バッファメモリ164における映像データの符号量(データ量)と裏音声データの符号量(データ量)との時間遷移を示す。図19の番号(1)、(2)等が図18の(1)、(2)等に対応する。また、図19の丸付の番号が図18の丸付の同じ番号に対応する。
FIG. 18 shows the operation sequence of the
図20は、映像と裏音声とを同期して再生するときのピックアップ130のより詳細な動作順序を示す。本実施形態の主要な特徴の1つは、連続データ領域のデータ長を従来よりも短くすることにある。ただし、データ長を短くするだけでは、特に再生レートの高い映像データのデータ量が不足するので、読み出す動画データの連続データ領域の数を増加することによって必要なデータ量をバッファメモリ164内に確保する。これにより、裏音声データの連続データ領域を往復するシーク動作の時間および読み出し時間中も途切れることなく映像を再生できる。
FIG. 20 shows a more detailed operation sequence of the
以下、ピックアップ130の具体的な動作を説明する。ピックアップ130は、まず光ディスク131上の音声ファイルの記録位置から一定量の裏音声データを読み出す(リード#0)。このデータ量は裏音声用の連続データ領域の最小データ長以上であり、かつ最小データ長の2倍以下である。
Hereinafter, a specific operation of the
その後、ピックアップ130は動画ファイルの記録位置をシークして(シーク#0)、映像データを読み出す(リード#1)。データ再生装置は映像データの読み出し開始以降、映像の表示および裏音声の出力を開始する。ここでも、読み出される映像データのデータ量は動画用の1つの連続データ領域のデータ長以上である。
Thereafter, the
リード#1が終了すると、ピックアップ130は動画ファイルの次の連続データ領域をシークして(シーク#1)、引き続き映像データを読み出す(リード#2)。ピックアップ130は、このような映像データの連続データ領域に対するシーク動作および読み出し動作を繰り返す。この結果、バッファメモリ164内の映像データのデータ量は徐々に増加する。
When the
必要な映像データの読み出しが終了すると(リード#n)、ピックアップ130は裏音声データの読み出しに戻る。すなわちピックアップ130は、n回目のシーク動作によって次の裏音声データの連続データ領域をシークし、その領域から裏音声データを読み出す(リード#(n+1))。その後は、再び先の連続データ領域の位置へシークして戻る(シーク#(n+1))。
When reading of the necessary video data is completed (Lead #n), the
ここで、映像データもしくは音声データを読み出すまでに最も時間を要する最悪ケースを想定する。それぞれの動画データのリードが最小データサイズであり、かつシーク#(n+1)によって動画ファイルに戻ったとしても、その位置のデータが例えば連続データ領域中の最後のセクタであった場合を想定する。この時、ピックアップ130は次の映像データに到達するまでシーク動作を行う。(シーク#(n+2))。そして、次の連続データ領域の映像データを読み出す。
Here, a worst case is assumed that takes the longest time to read out video data or audio data. Even when each moving image data read has the minimum data size and the seek # (n + 1) returns to the moving image file, it is assumed that the data at that position is, for example, the last sector in the continuous data area. At this time, the
図21は、最悪ケースにおけるバッファメモリ164における映像データの符号量(データ量)と裏音声データの符号量(データ量)との時間遷移を示す。まず音声バッファに注目すると、リード#1において映像データの読み出しが開始された後シーク#nが完了するまでは、裏音声データは読み出しが行われず再生のみが行われる。よって、音声バッファのデータ量は、再生中のデータ転送速度Aoに比例して減少する。
FIG. 21 shows a time transition between the code amount (data amount) of video data and the code amount (data amount) of back audio data in the
映像バッファに注目すると、リード#1において映像データの読み出しが開始されるとともに、映像および裏音声の再生が開始される。映像バッファ内の映像データのデータ量は、読み出し時のデータ転送速度をVrと再生中のデータ転送速度Voとの差(Vr−Vo)で増加する。シーク#1の間はデータの読み出しが中断されるので再生速度Voに比例して減少し、再び読み出しが開始されると再び速度(Vr−Vo)で増加する。そしてリード#nにおいて音声バッファのデータ量が0に近づくと、音声データの読み出しのためにシーク#nが行われる。そして、シーク#(n+1)、1セクタのデータ読み出し、および#(n+2)の後に映像データが読み出され、映像バッファのデータ量が増加する。以下では、リード#1からシーク#(n+2)までを1周期とする。
When attention is paid to the video buffer, reading of video data is started at
図20および図21によれば、以下のような関係式が導出される。 20 and 21, the following relational expression is derived.
ただし数式中の文字の意味は次のとおり定義される。 However, the meaning of the characters in the formula is defined as follows.
tv-cda:1周期中の動画用連続データ領域のリード時間
tA-CDA:1周期中の裏音声の連続データ領域のリード時間
TSEEK:最長シーク時間(光ディスク131の最内周と最外周との間のシーク時間)
t v-cda : Read time of continuous data area for video during one cycle
t A-CDA : Read time of continuous data area of back audio during one cycle T SEEK : Longest seek time (seek time between innermost and outermost circumference of optical disc 131)
なお、図20および図21から明らかなように、裏音声データは1周期中に1度だけ読み出されるため(リード#(n+1))、tA-CDAはリード#(n+1)の最大読み出し時間に対応している。 As apparent from FIGS. 20 and 21, since the back audio data is read only once in one cycle (read # (n + 1)), t A-CDA is the maximum read time of read # (n + 1). It corresponds.
数16の左辺は、最も所要時間を要するケースにおいて映像バッファに蓄積されるべき映像データのデータ量を示す。数16の右辺は、映像データの連続再生に必要な映像データ量を示す。数16によれば、映像バッファに蓄積されるべき映像データ量は、(n+2)回のシークに要する時間と1回の裏音声データの読み出し時間の間、映像が再生できるだけのデータ量以上であればよいことが理解される。 The left side of Equation 16 indicates the amount of video data to be accumulated in the video buffer in the case where the required time is the longest. The right side of Equation 16 indicates the amount of video data necessary for continuous playback of video data. According to Equation 16, the amount of video data to be stored in the video buffer is greater than the amount of data that can be played back during the time required for (n + 2) seeks and the time for reading back audio data once. It will be understood.
数17の左辺は、音声バッファに蓄積されるべき裏音声データのデータ量を示す。数17の右辺は、裏音声データの連続再生に必要なデータ量を示す。数17によれば、音声バッファに蓄積されるべき裏音声データ量は、(n+2)回のシークに要する時間と映像データの読み出し時間の間、映像が再生できるだけのデータ量以上であればよいことが理解される。 The left side of Equation 17 indicates the amount of back audio data to be accumulated in the audio buffer. The right side of Expression 17 indicates the data amount necessary for continuous reproduction of the back audio data. According to Equation 17, the amount of back audio data to be accumulated in the audio buffer may be greater than or equal to the amount of data that can be played back during the time required for (n + 2) seeks and the video data read time. Is understood.
数16および数17の関係より、以下の数18および数19が得られる。 From the relationship of Equations 16 and 17, the following Equations 18 and 19 are obtained.
この時、動画用連続データ領域の最小データ長SV-CDAは、 At this time, the minimum data length S V-CDA of the continuous data area for video is
裏音声用連続データ領域の最小データ長SA-CDAは、 The minimum data length S A-CDA of the continuous data area for back audio is
数20によれば、動画用連続データ領域の最小長SV-CDAは、(a)音声データをあらかじめ読み出すための2回分のシーク時間および音声データを読み出すための時間と、(b)n回分のシーク時間との合計(a+b)を、nで割った時間分の動画データを蓄積するのに要するサイズとする。一方、裏音声用連続データ領域の最小長SA-CDAは、(c)映像データをあらかじめ読み出すための2回分のシーク時間および映像データの読み出し時間と、(d)n個の映像用連続データ領域間をシークするためのシーク時間との合計(c+d)の時間に相当する裏音声データを蓄積するのに要するサイズとする。なお、nを大きくするほどSV-CDAを小さくすることができる。一方、nが大きくなるとtA-CDAは大きくなるので、SA-CDAも大きくなる。 According to Expression 20, the minimum length S V-CDA of the moving image continuous data area is calculated by: (a) a seek time for reading audio data in advance and a time for reading audio data; and (b) n times. The total (a + b) with the seek time is set to a size required for accumulating moving image data for the time divided by n. On the other hand, the minimum length SA A-CDA of the continuous audio data area is (c) seek time and video data read time for reading video data in advance, and (d) n video continuous data. The size is required for accumulating the back audio data corresponding to the total time (c + d) with the seek time for seeking between the areas. In addition, SV-CDA can be reduced as n is increased. On the other hand, since t A-CDA increases as n increases, S A-CDA also increases.
数20および数21中の各変数値は動画データおよび裏音声データを記録する際に予め規定できるため、データ処理装置のポストレコーディング用記録制御部162は、数20および数21に基づいて動画用の連続データ領域の最小値SV-CDAおよび裏音声用の連続データ領域の最小値SA-CDAを決定する。ノンインターリーブ方式のポストレコーディングモードにより動画記録する場合、この記録制御部162は領域検出部160にその最小値以上の連続データ領域を検索させてその領域を確保する。その後、記録制御部162は、記録部120に指示してまず動画データを記録し、その後に裏音声データを記録することができる。
Since each variable value in Equations 20 and 21 can be defined in advance when recording moving image data and back audio data, the post-recording
本実施例としてTSEEK=1.2秒, Vo=15.57Mbps, Ao=0.256Mbps, Vr=20Mbps, n=7とすると、映像用連続データ領域の最小値は7.9秒分(tv-play)、音声用連続データ領域の最小値は54.3秒分(tA-play)、映像用データサイズは15.3Mバイト(Sv-CDA)、音声用データサイズは1.7Mバイト(SA-CDA)、映像バッファサイズは77.7Mbitビット、音声バッファサイズは27.5Mbitビットとなる。nは映像バッファサイズ、および音声バッファサイズの合計と、連続データ領域の最小長との関係はトレードオフの関係であり、メモリサイズが現実的な範囲で選択した。 Assuming that T SEEK = 1.2 seconds, Vo = 15.57 Mbps, Ao = 0.256 Mbps, Vr = 20 Mbps, and n = 7 in this embodiment, the minimum value of the video continuous data area is 7.9 seconds (t v-play ), the minimum value of the continuous audio data area is 54.3 seconds (t A-play ), the video data size is 15.3 Mbytes (S v-CDA ), and the audio data size is 1.7 M The byte (S A-CDA ), the video buffer size is 77.7 Mbit bits, and the audio buffer size is 27.5 Mbit bits. n is a trade-off relationship between the total of the video buffer size and audio buffer size and the minimum length of the continuous data area, and the memory size was selected within a practical range.
本実施形態ではさらに連続データ領域中の欠陥率およびデコーダモデルでの遅延を考慮して、連続データ領域の最小データ長は、動画データについては再生時間にして約10秒としている。さらに、裏音声データについてはインターリーブ方式の裏音声データ領域が記録された場合の動画データの蓄積遅延を考慮して再生時間にして約100秒のデータ量を格納できればよいとしている。 In the present embodiment, in consideration of the defect rate in the continuous data area and the delay in the decoder model, the minimum data length of the continuous data area is set to about 10 seconds as the reproduction time for moving image data. Further, regarding the back audio data, it is only necessary to store a data amount of about 100 seconds as a reproduction time in consideration of the accumulation delay of moving image data when an interleaved back audio data area is recorded.
従来、動画データについては再生時間にして最低22秒〜23秒程度は必要とされていた点と比較すると、大幅に最小データ長が短くなっている。これにより、10秒程度という実用的な時間長の組み合わせのプレイリストが作成可能になる。また、動画の編集等によって短い空きデータ領域が多く存在することになっても、連続データ領域の確保が比較的容易である。なお、本実施形態によれば約100秒の裏音声用の連続データ領域を確保する必要が生じているが、一般に音声データのデータ量は動画データのデータ量よりも十分小さいこと、および、上述の動画データに対する利点に鑑みれば、問題にはならない。 Conventionally, the minimum data length for moving image data is significantly shorter than that required for a playback time of at least 22 to 23 seconds. This makes it possible to create a playlist having a combination of practical time lengths of about 10 seconds. Further, even if there are many short empty data areas due to editing of a moving image or the like, it is relatively easy to secure a continuous data area. According to the present embodiment, it is necessary to secure a continuous data area for the back audio of about 100 seconds. In general, the amount of audio data is sufficiently smaller than the amount of moving image data, and This is not a problem in view of the advantages of the video data.
なお、動画用の連続データ領域の最小長は10秒としたが、仮想的な編集を実施する場合は、より短い連続データ領域の選択を行っても連続再生は保証される場合がある。これは、7個の連続データ領域を読み込む内に必要なデータ量を蓄積できればよいので、いくつかの連続データ領域が短くても他のものが長くてその分をカバーできるのであれば、連続再生は保証される。ただしそれでも、少なくとも1個の連続データ領域の長さは1回の最大シーク時間分の再生データを蓄積できるだけの長さは必要である。 Although the minimum length of the continuous data area for moving images is 10 seconds, continuous playback may be guaranteed even when a shorter continuous data area is selected when performing virtual editing. This is because it is sufficient that the necessary data amount can be accumulated while reading the seven continuous data areas. If several continuous data areas are short and others are long and can cover them, continuous playback is possible. Is guaranteed. However, the length of at least one continuous data area needs to be long enough to store reproduction data for one maximum seek time.
ここまでは、データストリームをトランスポートストリームであるとして説明した。しかし、本発明はデータストリームがプログラムストリームであっても同様に適用できる。 Up to this point, the data stream has been described as a transport stream. However, the present invention can be similarly applied even when the data stream is a program stream.
図22は、プログラムストリームのデータ構造を示す。このプログラムストリームはDVD−VR規格に準拠するストリームである。プログラムストリームは、ビデオオブジェクトユニット(Video OBject Unit;VOBU)を複数含んでいる。各VOBUは、ビデオデータが格納されたビデオパック(V_PCK)およびオーディオデータが格納されたオーディオパック(A_PCK)を複数含む。一般に「パック」とはパケットの1つの例示的な形態として知られている。 FIG. 22 shows the data structure of the program stream. This program stream is a stream conforming to the DVD-VR standard. The program stream includes a plurality of video object units (VOBU). Each VOBU includes a plurality of video packs (V_PCK) storing video data and audio packs (A_PCK) storing audio data. In general, a “pack” is known as one exemplary form of packet.
VOBUの先頭はシーケンスヘッダを含むV_PCKから、または、DVD−VR規格のRDI_PCKから始まる。ビデオパックは再生時間にすると0.4秒から1秒分のデータを含む。ビデオパック(V_PCK)は、パックヘッダと圧縮されたビデオデータとから構成されている。ビデオデータはさらに、Iフレーム、Pフレーム、Bフレームの各フレームのデータを含んでいる。図22は、ビデオデータの先頭にIフレームの一部が格納されている例を示す。一方、オーディオパック(A_PCK)では、ビデオパックのビデオデータに代えてオーディオデータが含まれる。なお、1つのVOBUのデータサイズは、ビデオデータが可変ビットレートであれば最大記録再生レート以下の範囲で変動する。ビデオデータが固定ビットレートであればVOBUのデータサイズはほぼ一定である。 The head of VOBU starts from V_PCK including the sequence header or from RDI_PCK of the DVD-VR standard. The video pack includes data for 0.4 second to 1 second in terms of playback time. The video pack (V_PCK) is composed of a pack header and compressed video data. The video data further includes data of each frame of I frame, P frame, and B frame. FIG. 22 shows an example in which a part of the I frame is stored at the head of the video data. On the other hand, the audio pack (A_PCK) includes audio data instead of the video data of the video pack. Note that the data size of one VOBU varies within a range equal to or less than the maximum recording / reproduction rate if the video data is a variable bit rate. If the video data is a fixed bit rate, the data size of VOBU is almost constant.
図22に示す例は、動画データを示すプログラムストリームであるが、裏音声データのプログラムストリームのVOBUにはビデオパックは存在せず、オーディオパック(A_PCK)のみが存在する。もしくは、裏音声データはエレメンタリーストリームであっても良い。 The example shown in FIG. 22 is a program stream indicating moving image data, but a video pack does not exist in the VOBU of the program stream of back audio data, and only an audio pack (A_PCK) exists. Alternatively, the back audio data may be an elementary stream.
図23は、インターリーブ方式で記録された動画データおよび音声データの読み出しに関するデコーダモデルを示す。このモデルは、図15に示す機能ブロックに相当する。図23では、動画データ読み出し時のデータ転送速度(Vr)を15.57Mbpsとし、裏音声データ読み出し時のデータ転送速度(Ar)を0.256Mbpsとしている。映像と裏音声を同期再生するときは、通常再生よりも256kbps分だけ読み出しレートを上げる必要がある。 FIG. 23 shows a decoder model for reading moving image data and audio data recorded by the interleave method. This model corresponds to the functional block shown in FIG. In FIG. 23, the data transfer rate (Vr) when reading moving image data is 15.57 Mbps, and the data transfer rate (Ar) when reading back audio data is 0.256 Mbps. When synchronously reproducing video and back audio, it is necessary to increase the reading rate by 256 kbps compared to normal reproduction.
図23において、動画データは上段の機能ブロックに送られ、裏音声データは下段の機能ブロックに送られる。PSバッファおよびオーディオバッファは、バッファメモリ164によって実現される。一方、上段のP−STD(プログラムストリーム・システムターゲットデコーダ)は、入力されたプログラムストリームを映像および表音声に分離してそれぞれを復号化する。P−STDは図15における第1分解部165、映像伸長部111および第1音声伸長部113に相当する。下段のオーディオデコーダは、裏音声データを復号する。オーディオデコーダは、第2分解部166および第2音声伸長部114に相当する。
In FIG. 23, the moving image data is sent to the upper functional block, and the back audio data is sent to the lower functional block. The PS buffer and the audio buffer are realized by the
例えば裏音声データのプログラムストリームは、裏音声データの他に、静止画(JPEG等)やグラフィックス(PNG等)を含むポストレコーディングされたデータストリームとすることができる。なお、ここでいう「静止画」とは、例えば自然(非人工)物を対象とした画像を意図しており、グラフィックスはコンピュータ上で作成された人工的な画像を意図している。ただし、これらはユーザ等が画像を管理する目的で区別されているだけである。以下の説明では一方のみに言及する場合があるが、これは説明の便宜のためである。いずれであっても適用可能である。図24は、静止画を含むプログラムストリームに対応したデコーダモデルを示す。動画ストリームの再生処理はP−STDに従う。各データは第2分解部166によってパックの種類に応じて分離され、裏音声用のポストレコーディングオーディオバッファ、JPEGバッファ、PNGバッファに送られる。各バッファサイズは予め定められている。例えば、裏音声用のバッファのサイズは、裏音声データの格納領域(図16に示す裏音声用連続データ領域)のデータサイズと同じとする。静止画用のバッファサイズも同様である。動画データの映像、表音声、裏音声、静止画等の出力はユーザの希望に応じて選択され、出力の対象、順序等に応じてデータが構築される。
For example, the back audio data program stream can be a post-recorded data stream including still images (JPEG, etc.) and graphics (PNG, etc.) in addition to the back audio data. Note that the “still image” here is intended to be an image intended for a natural (non-artificial) object, for example, and the graphics is intended to be an artificial image created on a computer. However, these are only distinguished for the purpose of managing images by the user or the like. In the following description, only one may be referred to for convenience of explanation. Either can be applied. FIG. 24 shows a decoder model corresponding to a program stream including a still image. The video stream playback process follows P-STD. Each data is separated according to the type of pack by the second decomposing
データ処理装置は各バッファにおいて再生すべきデータのオーバーフローやアンダーフローが発生しないようにデータを読み出す必要がある。読み出しを効率的に行うため、光ディスク131上に動画用連続データ領域と裏音声用連続データ領域に関してそれぞれの記録アドレスと記録サイズを記録してもよい。
The data processor needs to read data so that overflow or underflow of data to be reproduced does not occur in each buffer. In order to perform reading efficiently, the recording address and the recording size may be recorded on the
図25は、動画データと、裏音声データまたは静止画データ(またはグラフィックスデータ)とが物理的に離れた領域に記録されているとき(ノンインターリーブ方式)の再生モデルの例を示す。光ディスク上には、動画データが最小データ長SV-CDAの連続データ領域に格納され、裏音声データ、静止画データ等を含むポストレコーディングデータが最小データ長SA-CDAの連続データ領域に格納されている。エラー訂正を行うECCブロックの後に設けられたスイッチは、ピックアップが動画データの連続データ領域とポストレコーディングされたデータの連続データ領域との間をまたぐタイミングで切り替わる。後の処理は図24を参照して説明したとおり行われる。 FIG. 25 shows an example of a reproduction model when moving image data and back audio data or still image data (or graphics data) are recorded in physically separated areas (non-interleave method). On the optical disk, moving image data is stored in a continuous data area of minimum data length S V-CDA , and post-recording data including back audio data, still image data, etc. is stored in a continuous data area of minimum data length S A-CDA Has been. A switch provided after the ECC block that performs error correction switches at a timing when the pickup crosses between a continuous data area of moving image data and a continuous data area of post-recorded data. The subsequent processing is performed as described with reference to FIG.
一方、図26は、動画データと、裏音声データまたは静止画データ(またはグラフィックスデータ)とが物理的に連続した領域に記録されているときの再生モデルの例を示す。このときは、裏音声データが複数の動画データ間にインターリーブされて記録されている状態である。ほぼ同じ再生タイミングの映像フレームおよび裏音声フレーム等を隣接して記録することにより、両方のデータをバッファBTに一度に読み出すことができるので、ピックアップ130のシーク動作の回数を低減できる。動画データおよび裏音声データの出力はスイッチによって切り替えられ各バッファに送ることができる。後の処理は図24を参照して説明したとおり行われる。
On the other hand, FIG. 26 shows an example of a reproduction model when moving image data and back audio data or still image data (or graphics data) are recorded in a physically continuous area. At this time, the back audio data is recorded while being interleaved between a plurality of moving image data. By recording a video frame, a back audio frame, and the like having substantially the same reproduction timing adjacent to each other, both data can be read out to the buffer BT at a time, so that the number of seek operations of the
図27は、インターリーブ方式により動画データと裏音声データを記録したときの例を示す。図63と同様、動画データのデータ長は最小長以上最小長の2倍未満である。動画データおよび裏音声データのデータ長は数16から数21に従う長さとする。また、図63と同様に裏音声データ用連続データ領域に含まれる裏音声データの転送時間(または再生時間)と、物理的に直後に記録される動画データ用連続データ領域に含まれる映像データの転送時間(または再生時間)は等しいとする。 FIG. 27 shows an example when moving image data and back audio data are recorded by the interleave method. Similar to FIG. 63, the data length of the moving image data is not less than twice the minimum length and not less than the minimum length. The data length of the moving image data and the back audio data is a length according to Equations 16 to 21. Similarly to FIG. 63, the transfer time (or playback time) of the back audio data included in the continuous data area for the back audio data and the video data included in the continuous data area for the moving image data that is physically recorded immediately thereafter. Assume that the transfer time (or playback time) is equal.
これにより、部分削除等の動画の編集を行ったときでも、編集箇所前後の連続データ領域を再構築して、容易に裏音声データ等と動画データとを連続的に配置しなおすことができる。 As a result, even when editing a moving image such as partial deletion, the continuous data area before and after the edited portion can be reconstructed, and the back audio data and the moving image data can be easily rearranged.
ただし、この場合ノンインターリーブ方式に従う異なる連続データ領域への裏音声データ領域へのリアルタイムのアフターレコーディングは可能であっても、インターリーブされた裏音声データ領域へのリアルタイムでアフターレコーディングすることは困難である。 However, in this case, real-time after-recording to the back audio data area to different continuous data areas according to the non-interleave method is possible, but real-time after-recording to the interleaved back audio data area is difficult. .
なお、動画データおよび裏音声データの最小長が数8〜数15に従う長さとすれば、インターリーブされた裏音声データ領域へのリアルタイムでアフターレコーディングすることは可能になる。しかし一方で映像データの最小長は延びてしまう。
If the minimum length of the moving image data and the back audio data is set to a length according to
図28は、動画ファイルがMPEGプログラムストリームで構成され、さらに動画ファイルをインターリーブ方式のポストレコーディングも可能となる様に記録した場合に、VOBUの末尾に最大15個のダミーのダミーパケット(ダミーのV_PCK)を記録してVOBUの末尾をECCブロックの末尾に一致させる様子を示す。図16を参照しながら説明した第5の条件によれば、裏音声用連続データ領域の末尾はECCブロックの終端と一致する(条件5)。しかし、ポストレコーディング可能な記録モードにおいて生成されたN個のVOBUの合計サイズはECCブロックの整数倍になるとは限らない。そこで、ダミーパケットを挿入して裏音声用の連続データ領域の直前のVOBUの末尾とECCブロックの末尾を一致させる。なお、NAは裏音声データ領域のECCブロック数を示す。 FIG. 28 shows that when a moving image file is composed of an MPEG program stream and the moving image file is recorded so that post-recording of an interleave method is possible, a maximum of 15 dummy dummy packets (dummy V_PCK) are added at the end of the VOBU. ) Is recorded and the end of the VOBU is made to coincide with the end of the ECC block. According to the fifth condition described with reference to FIG. 16, the end of the back audio continuous data area coincides with the end of the ECC block (condition 5). However, the total size of the N VOBUs generated in the post-recordable recording mode is not always an integral multiple of the ECC block. Therefore, a dummy packet is inserted to match the end of the VOBU immediately before the back audio continuous data area with the end of the ECC block. NA indicates the number of ECC blocks in the back audio data area.
図29は、ダミーパケットとして使用するDVD-VR規格/DVD−Video規格に準拠したビデオパック(V_PCK)のデータ構造を示す。ダミーのV_PCKは1バイト分のビデオデータ(0x00)を含むビデオストリームとパディングストリームとを有する。ダミーのV_PCKに含まれるビデオデータは1バイト分より多くてもよいが、ダミーパケットである以上少ないほうが望ましい。 FIG. 29 shows a data structure of a video pack (V_PCK) conforming to the DVD-VR standard / DVD-Video standard used as a dummy packet. The dummy V_PCK has a video stream including one byte of video data (0x00) and a padding stream. The video data included in the dummy V_PCK may be more than 1 byte, but it is preferable that the video data be less than the dummy packet.
なお、データ処理装置はダミーパケットとしてサブピクチャパック(SP_PCK)を替わりに記録することもできる。再生時はSP_PCKを無視すればよい。また、ダミーパケットとしてサブピクチャパックを記録してもよい。図30は、ダミーパケットとして使用するサブピクチャパック (SP_PCK)のデータ構造を示す。サブピクチャパックはサブピクチャユニット(SPU)を含んでいる。そのパック内にデータが無いことを示すために、パック内のサブピクチャユニットの先頭2バイトを特定の値(“0x0000”)に設定すればよい。 The data processing apparatus can also record the sub-picture pack (SP_PCK) instead as a dummy packet. SP_PCK may be ignored during playback. Further, the sub-picture pack may be recorded as a dummy packet. FIG. 30 shows a data structure of a sub picture pack (SP_PCK) used as a dummy packet. The sub picture pack includes a sub picture unit (SPU). In order to indicate that there is no data in the pack, the first two bytes of the sub-picture unit in the pack may be set to a specific value (“0x0000”).
動画データ内に裏音声用ダミーデータを設ける際には、編集の便宜のために、その裏音声用ダミーデータと同じプレゼンテーションタイムスタンプを持つ音声フレームを設けてもよい。これにより、裏音声ファイルの音声データを動画ファイル内に記録する際の処理が簡単化できる。 When the back audio dummy data is provided in the moving image data, an audio frame having the same presentation time stamp as the back audio dummy data may be provided for the convenience of editing. Thereby, the process at the time of recording the audio | voice data of a back audio file in a moving image file can be simplified.
インターリーブ方式による同時再生に関して、これまでの説明は、動画データと裏音声データは記録されている順に読み出されるとして説明した。しかし、いくつかの短いシーン(例えば5秒単位)を選んでプレイリストを作成し、プレイリストにしたがって再生するときには、図31に示すピックアップ移動モデルを適用できる。図31は、最長シーク時間TSEEKとショートシーク時間Tsjとを考慮したピックアップ130の動作順序を示す。丸で囲まれた番号1〜4が1周期である。裏音声データと動画データとが連続して配置されているときには、常に最長シーク時間TSEEKに基づいて読み込むべきデータ量を決定しなくてもよい。そこで、少なくとも裏音声データから動画データにピックアップ130が移動する際のシーク時間をショートシーク時間Tsj(<TSEEK)に置き換えることができる。
Regarding the simultaneous reproduction by the interleave method, the description so far has been made assuming that the moving image data and the back audio data are read in the order in which they are recorded. However, when a playlist is selected by selecting several short scenes (for example, in units of 5 seconds) and reproduced according to the playlist, the pickup movement model shown in FIG. 31 can be applied. FIG. 31 shows an operation sequence of the
ユーザが選択したシーンがインターリーブ領域をまたぐ場合は図32に示すピックアップ移動モデルを適用できる。図32は、インターリーブ領域をまたいで動画データを読み出すときのピックアップ130の動作順序を示す。図32の(4)と(7)がまたぐ場合の処理である。図32の丸で囲まれた番号(4)、(5)、(6)、(7)の処理が図31の丸で囲まれた番号(4)の処理に対応する。すなわち、インターリーブ領域の少し前から動画データを読み出し(4)、インターリーブ領域に含まれる音声データ(斜線部分)を少し読み出す(5)。その後、動画データの先頭をシークして(6)移動し、動画データの先頭部分を読み出す(7)。(1)〜(7)が1周期であり、以降の処理は次の周期において同様に行われる。なお、インターリーブ領域内ではシーク動作を行わないとしてもよい。すなわち、読み出し対象となる領域に至るまでの間もデータの読み出しを継続し、その領域に到達するとその後は通常の読み出し動作を行う。これにより、シーク動作を行うよりも、読み出し動作を継続する方がピックアップ130の移動時間のロスが少なくなる場合がある。
When the scene selected by the user crosses the interleave area, the pickup movement model shown in FIG. 32 can be applied. FIG. 32 shows the operation sequence of the
図33は、動画データと裏音声データとがインターリーブされている連続データ領域と、異なる領域に記録された他の裏音声の連続データ領域とを示す。データストリームは、動画データ用連続データ領域の間に裏音声データ用連続データ領域が確保されたインターリーブ構造によって記録されている。ユーザが指定した再生区間を再生するために必要な動画データが、3つの動画データ用連続データ領域にまたがって格納されているとする。さらに、映像と同期して再生される裏音声が、インターリーブされている裏音声データ用連続データ領域ではなく、ノンインターリーブ方式で記録された連続データ領域に配置されているとする。動画用の連続データ領域の間には、再生の対象ではない裏音声データが2箇所存在するので、ピックアップ130はその領域をスキップして移動する。さらに動画用連続データ領域の最終ECCブロックの一部がUDF規格のファイルテール(FileTail)である場合には、その2箇所のファイルテールを検出してスキップする。これより、2箇所のファイルテールと2箇所の裏音声データ用連続データ領域をスキップすることになる。
FIG. 33 shows a continuous data area in which moving image data and back audio data are interleaved, and another back audio continuous data area recorded in a different area. The data stream is recorded with an interleave structure in which a continuous data area for back audio data is secured between continuous data areas for moving image data. It is assumed that moving image data necessary for reproducing a reproduction section designated by the user is stored across three continuous data areas for moving image data. Furthermore, it is assumed that the back audio reproduced in synchronization with the video is arranged not in the interleaved continuous data area for back audio data but in the continuous data area recorded by the non-interleave method. Since there are two back audio data that are not to be reproduced between the continuous data areas for moving images, the
次に、裏音声データに代えて静止画データをインターリーブする例を説明する。図34は、連続データ領域中のNA個の裏音声データに代えて、NS個のECCブロックから構成される静止画データが動画データにインターリーブされているデータ構造を示す。なお、静止画データを再生するか、またはノンインターリーブ方式で記録された別の連続データ領域に記録された裏音声を再生するかはユーザが任意に選択可能である。裏音声が再生される場合には、データ処理装置は、図33に示した手順と同様の手順によってピックアップ130をさせ静止画用データ領域をスキップすればよい。
Next, an example of interleaving still image data instead of back audio data will be described. 34, instead of the N A number of channel audio data in the continuous data area, shows a data structure of still picture data composed of the N S ECC blocks are interleaved in the video data. Note that the user can arbitrarily select whether to reproduce still image data or to reproduce back audio recorded in another continuous data area recorded by the non-interleave method. When the back audio is reproduced, the data processing device may cause the
以下、静止画データ領域を説明する。静止画用のデータ領域は、NS個のECCブロックのデータ領域に相当する。NS個のECCブロック内の静止画データは全体でひとつのファイルとして構成されてもよいし、1つの静止画用データ領域が1つのファイルを含んでもよい。VOBUの後に静止画データを配置するときには、その間にNg個以下の未使用セクタが存在していてもよい。未使用セクタ数Ngは1ECCブロック未満、すなわち15セクタ以下であるとする。 Hereinafter, the still image data area will be described. Data area of the still picture corresponds to a data region of the N S ECC blocks. The still image data in the N S ECC blocks may be configured as one file as a whole, or one still image data area may include one file. When still image data is arranged after VOBU, Ng or less unused sectors may exist between them. It is assumed that the number of unused sectors Ng is less than 1 ECC block, that is, 15 sectors or less.
静止画用連続データ領域のインターリーブ間隔はプログラムストリームの場合SCR値を使って範囲を指定することができる。ここでは、例えばP−STDに入力されるタイミングであるTmin以上、Tmax(=Tmin+1)以下(例えば6秒以上、7秒以下)のSCR間隔相当で静止画用連続データ領域を配置できる。これにより、動画データを再生しながら、リアルタイムでNA個のECCブロック内に静止画データを書き込むことができる。 The range of the interleave interval of the still image continuous data area can be specified using the SCR value in the case of a program stream. Here, for example, the continuous data area for still images can be arranged at an SCR interval equal to or greater than Tmin which is a timing input to the P-STD and equal to or less than Tmax (= Tmin + 1) (for example, 6 seconds or more and 7 seconds or less). Accordingly, still image data can be written in the N A ECC blocks in real time while reproducing moving image data.
上述の静止画用連続データ領域のインターリーブ間隔は、その間に存在する動画データ用連続データ領域のデータ長および映像の再生時間と密接に関連する。図35は、SCR間隔(すなわち転送時間)と映像の再生時間との関係を示す。再生時間で捉えると、静止画用連続データ領域間には、(Tmin+1)以上かつ(Tmin+2)未満の期間に再生できる動画データ(フレーム)を含む必要がある。この様な動画データにはSCR値(すなわち転送時刻)がTmin以上、(Tmin+2)未満のデータが含まれることになる。これはMPEG2規格のシステムターゲットデコーダが最大1秒の再生遅延を許容していることが関係する。図36は、プログラムストリーム用のシステムターゲットデコーダであるP−STDの機能ブロックの構成を示している。すなわち、図35に示すように、SCR間隔がTmin以上、(Tmin+1)未満のデータには、再生時間が(Tmin+1)以上、(Tmin+2)以下のデータが含まれる。再生時間が逆に(Tmin+1)以上、(Tmin+2)以下の動画データには、SCR間隔がTmin以上、(Tmin+2)の動画データが含まれる。以上から、例えば再生時間が6秒〜7秒のデータは、SCR値が5〜7秒のデータに対応する。 The above-described interleave interval of the still image continuous data area is closely related to the data length and video reproduction time of the moving image data continuous data area existing therebetween. FIG. 35 shows the relationship between the SCR interval (that is, the transfer time) and the video playback time. In terms of reproduction time, it is necessary to include moving image data (frames) that can be reproduced in a period of (Tmin + 1) or more and less than (Tmin + 2) between the still image continuous data areas. Such moving image data includes data whose SCR value (that is, transfer time) is Tmin or more and less than (Tmin + 2). This is related to the fact that the MPEG2 standard system target decoder allows a reproduction delay of a maximum of 1 second. FIG. 36 shows the configuration of the functional blocks of the P-STD that is a system target decoder for program streams. That is, as shown in FIG. 35, data whose SCR interval is Tmin or more and less than (Tmin + 1) includes data whose reproduction time is (Tmin + 1) or more and (Tmin + 2) or less. Conversely, the moving image data having a reproduction time of (Tmin + 1) or more and (Tmin + 2) or less includes moving image data having an SCR interval of Tmin or more and (Tmin + 2). From the above, for example, data with a playback time of 6 seconds to 7 seconds corresponds to data with an SCR value of 5 to 7 seconds.
なお、本実施形態では、例えば、欠陥ブロックが連続データ領域内に含まれるケースを考慮していない。そこで、許容できる最大欠陥率をKとして、その欠陥率を考慮してバッファメモリ164中に確保すべき映像データ量を決定する。
In the present embodiment, for example, a case where a defective block is included in the continuous data area is not considered. Therefore, the maximum allowable defect rate is K, and the amount of video data to be secured in the
図19のタイミングチャートのワーストケースに、ECCブロックの欠陥率を考慮すると以下のようになる。 In consideration of the defect rate of the ECC block in the worst case of the timing chart of FIG.
動画用連続データ領域の読み取り時間のn倍は以下のとおりである。 The reading time of the moving image continuous data area is n times as follows.
動画用連続データ領域の最小再生時間は以下のとおりである。 The minimum playback time of the continuous video data area is as follows.
動画用連続データ領域の最小サイズは以下のとおりである。 The minimum size of the continuous data area for moving images is as follows.
動画用バッファサイズは以下のとおりである。 The video buffer size is as follows.
音声用連続データ領域の最大の読み取り時間(最小値の2倍)は以下のとおりである。 The maximum reading time of the voice continuous data area (twice the minimum value) is as follows.
音声用連続データ領域最小再生時間は以下のとおりである。 The minimum playback time for the continuous audio data area is as follows.
音声用連続データ領域の最小サイズは以下のとおりである。 The minimum size of the continuous audio data area is as follows.
音声用バッファサイズ以下のとおりである。 The audio buffer size is as follows.
ここで、数16は数22に置き換えることができ、数17は数23に、数18は数29に、数19は数25に、数20は数27に、数21は数31にそれぞれ置き換えることができる。これにより連続データ領域を設けやすくなる。連続データ領域を確保する際に、全ECCブロックが連続的に使用可能である等の、欠陥ブロックや静止画ファイルを含まない完全に連続な未使用領域でなくてもよい。すなわち連続性の条件が緩和されることになる。
Here, Formula 16 can be replaced with
例えばTSEEK=1.2秒, Vo=15.57Mbps, Ao=0.256Mbps, Vr=20Mbps,n=7,K=0.02とすると、映像用連続データ領域の最小値は8.6秒分(tv-play)、音声用連続データ領域の最小値は59.3秒分(tA-play)、映像用データサイズは17.0Mバイト(Sv-CDA)、音声用データサイズは1.9Mバイト(SA-CDA)、映像バッファサイズは80.2Mビット、音声バッファサイズは30.0Mビットとなる。以上の様に、欠陥率を考慮することにより連続データ領域の最小長は大きくなる。 For example, if T SEEK = 1.2 seconds, Vo = 15.57 Mbps, Ao = 0.256 Mbps, Vr = 20 Mbps, n = 7, K = 0.02, the minimum value of the video continuous data area is 8.6 seconds. Minutes (t v-play ), the minimum value of the continuous audio data area is 59.3 seconds (t A-play ), the video data size is 17.0 Mbytes (S v-CDA ), and the audio data size is The size is 1.9 Mbytes (S A-CDA ), the video buffer size is 80.2 Mbit, and the audio buffer size is 30.0 Mbit. As described above, the minimum length of the continuous data area is increased by considering the defect rate.
さらに、動画用連続データ領域中に欠陥率とは異なる頻度で動画データ以外のデータ部分が少し混入していても良いものとし、そのデータ部分の読み飛ばし時間とTsvとする。また、音声用連続データ領域中にも音声データ以外のデータ部分が少し混入していても良いものとし、そのデータ部分の読み飛ばし時間とTSAとする。そして、TsvとTSAの合計とTsとする。たとえば、Tsvが動画用連続データ領域の最終ECCブロックの一部がUDF規格のファイルテール(FileTail)である場合は(実施の形態1参照)、1ECCブロック分の読み飛ばし時間とTECCとし、n個の連続データ領域が全てファイルテール(FileTail)を含んだ場合をすると、Ts、Tsv、TSAは数33から数35で表現できる。 Further, it is assumed that a data portion other than the moving image data may be mixed in the continuous data area for moving images at a frequency different from the defect rate, and the data skip time and T sv are used. The data portion other than the audio data even during audio continuous data region is assumed may be slightly mixed, and skip time T SA of the data portion. Then, the sum of T sv and T SA and T s are used. For example, when T sv is a part of the final ECC block of the continuous data area for moving images is a file tail (FileTail) of the UDF standard (see Embodiment 1), the skip time and T ECC for one ECC block are set, If all n consecutive data areas include a file tail (FileTail), T s , T sv , and T SA can be expressed by Expressions 33 to 35.
次に、図19のタイミングチャートのワーストケースに読み飛ばし時間を考慮すると以下のようになる。 Next, considering the skip time in the worst case of the timing chart of FIG.
動画用連続データ領域の読み取り時間のn倍は以下のとおりである。 The reading time of the moving image continuous data area is n times as follows.
動画用連続データ領域の最小再生時間は以下のとおりである。 The minimum playback time of the continuous video data area is as follows.
動画用連続データ領域の最小サイズは以下のとおりである。 The minimum size of the continuous data area for moving images is as follows.
動画用バッファサイズは以下のとおりである。 The video buffer size is as follows.
裏音声用連続データ領域の最大の読み取り時間(最小読み取り時間の2倍)は以下のとおりである。 The maximum reading time (twice the minimum reading time) of the continuous data area for the back audio is as follows.
裏音声用連続データ領域の最小再生時間は以下のとおりである。 The minimum playback time of the continuous data area for back audio is as follows.
裏音声用連続データ領域の最小サイズは以下のとおりである。 The minimum size of the back audio continuous data area is as follows.
裏音声用バッファサイズは以下のとおりである。 The back audio buffer size is as follows.
さらに、ユーザが動画ファイルの任意の区間と音声ファイルを同時再生する様なポストレコーディング再生を考察する。具体的には図33に示すように動画データと音声データが交互に記録されていて、その動画データの中のユーザが指定した区間と別領域に記録された音声ファイルを組み合わせてポストレコーディング再生する場合を想定すると、最悪の場合ユーザが指定した1区間の動画用連続データ領域中にインターリーブされた音声用連続データ領域が図33に示すように2つ含まれることになる。また、ファイルテールも2つ含まれることになる。この場合、音声用連続データ領域の読み飛ばし時間をTA-CDAとすればTs、TSV、TSAは数41から数43に置き換えることができる。 Further, consider post-recording playback in which the user plays back an arbitrary section of a moving image file and an audio file at the same time. Specifically, as shown in FIG. 33, moving image data and audio data are alternately recorded, and a post-recording reproduction is performed by combining an audio file recorded in a section specified by the user and another area in the moving image data. Assuming the case, in the worst case, two continuous audio data areas interleaved in the continuous video data area of one section designated by the user are included as shown in FIG. Two file tails are also included. In this case, T s , T SV , and T SA can be replaced with Equations (43) to (43) if TA A-CDA is used as the skip time of the continuous audio data area.
数44を満たすように音声用連続データ領域の最小値を設け、かつ、指定する動画用連続データ領域の長さを、数40を満たすようにすればポストレコーディング再生時に第1トランスポートストリーム分解部165に対して連続的に再生すべきデータを送付することができる。すなわち、再生すべきデータをデコーダに連続して供給することができる。 If the minimum value of the continuous audio data area is set so as to satisfy Expression 44, and the length of the continuous video data area to be specified satisfies Expression 40, the first transport stream decomposing unit during post-recording reproduction Data to be continuously reproduced can be sent to 165. That is, the data to be reproduced can be continuously supplied to the decoder.
例えばTSEEK=1.2秒, Vo=15.57Mbps, Ao=0.256Mbps, Vr=20Mbps,n=7,K=0.02,インターリーブする裏音声用連続データ領域を10秒分 とすると、映像用連続データ領域の最小値は10.7秒分(tv-play)、音声用連続データ領域の最小値は71.4秒分(tA-play)、映像用データサイズは21.3Mバイト(Sv-CDA)、音声用データサイズは2.3Mバイト(SA-CDA)、映像バッファサイズは85.1Mビット、音声バッファサイズは36.1Mビットとなる。以上の様に、インターリーブ方式により動画データと裏音声データ領域を記録する場合は、映像用連続データ領域の最小値が、インターリーブしない場合と較べて大きくなる。 For example, if T SEEK = 1.2 seconds, Vo = 15.57 Mbps, Ao = 0.256 Mbps, Vr = 20 Mbps, n = 7, K = 0.02, the continuous data area for back audio to be interleaved is 10 seconds. The minimum value of the video continuous data area is 10.7 seconds (t v-play ), the minimum value of the audio continuous data area is 71.4 seconds (t A-play ), and the video data size is 21.3M. Byte (S v-CDA ), audio data size is 2.3 Mbytes (S A-CDA ), video buffer size is 85.1 Mbit, and audio buffer size is 36.1 Mbit. As described above, when the moving image data and the back audio data area are recorded by the interleaving method, the minimum value of the video continuous data area is larger than that in the case of not interleaving.
(実施形態2)
次に、本発明によるデータ処理装置の第2の実施形態を説明する。本実施形態によるデータ処理装置の構成は、図4に示す第1の実施形態のデータ処理装置の構成と同じである。したがって、データ処理装置の各構成要素の説明は省略する。
(Embodiment 2)
Next, a second embodiment of the data processing apparatus according to the present invention will be described. The configuration of the data processing apparatus according to this embodiment is the same as that of the data processing apparatus according to the first embodiment shown in FIG. Therefore, description of each component of the data processing device is omitted.
本実施形態においては、データ処理装置は、以下に説明するデータ構造を利用して、第1の実施形態における動画ファイル、裏音声ファイル、静止画ファイル、光ディスク131の空き領域等を管理して、より効率的に各データの読み出し、および空き領域へのデータの書き込みを実現する。
In the present embodiment, the data processing apparatus manages the moving image file, the back audio file, the still image file, the free area of the
図37は、メディア情報ファイルMOVE0001.MIFによって管理される連続データ領域内の各種ファイルと、空き領域ファイルとを示す。いま、ポストレコーディング可能な記録モードによって動画データMOVE0001.MPGの記録が開始されると、データ処理装置のポストレコーディング用記録制御部162は、メディア情報ファイルMOVE0001.MIFを生成する。動画ファイルMOVE0001.MPGファイルとメディア情報ファイルMOVE0001.MIFとは1対1に対応している。すなわち、動画ファイルが複数存在するときには、ポストレコーディング用記録制御部162は、各動画ファイルに対応するメディア情報ファイルを生成する。生成されたメディア情報ファイルは光ディスク131上に記録される。
FIG. 37 shows various files in the continuous data area managed by the media information file MOVE0001.MIF and free area files. Now, when recording of moving image data MOVE0001.MPG is started in a recording mode in which post-recording is possible, the post-recording
次に、ポストレコーディング用記録制御部162は、ポストレコーディングによって後で裏音声データや、静止画データ等が記録されたときには、各データに対応するファイル名、格納された領域の開始アドレス、データサイズ等をメディア情報ファイルに追記する。図38は、メディア情報ファイルのデータ構造を示す。メディア情報ファイルには、1:1に対応する動画ファイル名、空き領域ファイル名、およびポストレコーディングして記録するファイル(裏音声ファイルや静止画ファイル等)のファイル名リストが記述されており、さらに、インターリーブ領域の使用状況管理情報が記述されている。
Next, when the back audio data or the still image data is recorded later by the post recording, the post-recording
図37および図38を参照しながら説明すると、メディア情報ファイルMOVE0001.MIFが参照の対象とするファイルは、動画ファイル、裏音声ファイル、静止画ファイルなので、参照する対象としてこれらのファイル名がメディア情報ファイルに記述されている。図37の例では、連続データ領域では、静止画ファイルや裏音声ファイルが動画データの直前の領域に記録されている。さらに、データ処理装置は、空き領域ファイルMOVE0001.EMPを参照の対象とする。空き領域ファイルとは連続データ領域におけるファイルが存在しない領域(空き領域E)の集合として規定され、その領域は裏音声ファイル等を光ディスク131上に記録する際の記録領域として使用される。
37 and 38, the media information file MOVE0001.MIF is referred to as a moving image file, a back audio file, and a still image file. Therefore, these file names are referred to as media information. It is described in the file. In the example of FIG. 37, in the continuous data area, a still image file and a back audio file are recorded in the area immediately before the moving image data. Further, the data processing apparatus refers to the free area file MOVE0001.EMP. The free area file is defined as a set of areas (free areas E) in which no file exists in the continuous data area, and the area is used as a recording area when the back audio file or the like is recorded on the
動画データの直前の領域F1には、2つのファイルである静止画ファイル1および2が記録されている。このとき、メディア情報ファイルの使用状況管理情報の領域名「F1」には、静止画ファイル1および2のファイル名(STILL0001.JPG, STILL0002.JPG)と個々の開始アドレス#1および#2(F1の先頭を0としたファイル先頭の相対アドレス)と、個々のデータサイズとが記述される。図38に示すように、メディア情報ファイルを見れば、ある動画ファイルに関連して使用可能なファイル、例えばその動画ファイルと同期して再生される裏音声、静止画等のファイルのファイル名、格納位置が容易に特定できるので、ユーザが映像と裏音声等を同期再生するプレイリストを作成する場合に、容易にデータを利用できる。また特に、別のプレイリストから同じ動画データ、裏音声、および静止画等を利用する場合、使用状況を1箇所で管理しているので、同一データの再利用が容易である。 Two files, still image files 1 and 2, are recorded in the area F1 immediately before the moving image data. At this time, the area name “F1” of the usage status management information of the media information file includes the file names (STILL0001.JPG, STILL0002.JPG) of the still image files 1 and 2 and the individual start addresses # 1 and # 2 (F1). The relative address of the beginning of the file with the beginning of the file being 0) and the individual data sizes are described. As shown in FIG. 38, if a media information file is viewed, a file that can be used in relation to a moving image file, for example, a file name of a back sound, a still image, or the like that is played back in synchronization with the moving image file, storage Since the position can be easily specified, the data can be easily used when the user creates a playlist for synchronously reproducing the video and the back audio. In particular, when the same moving image data, back audio, still image, and the like are used from different playlists, the usage status is managed in one place, so that the same data can be easily reused.
なお、図37および図38では、連続データ領域には動画データファイルに裏音声ファイル等がインターリーブされ、メディア情報ファイルはインターリーブ領域の使用状況を管理するとして説明した。しかし、メディア情報ファイルは空き領域ファイルがインターリーブして記録されているか否かによらず生成され、動画ファイルの再生時刻と記録位置の関係に関する情報を始めとする管理情報を記録するものとする。 In FIG. 37 and FIG. 38, it has been described that the continuous data area is interleaved with the moving image data file and the back audio file, and the media information file manages the usage status of the interleave area. However, the media information file is generated regardless of whether or not the empty area file is recorded by interleaving, and management information including information on the relationship between the reproduction time and the recording position of the moving image file is recorded.
次に、このメディア情報ファイルの応用例を説明する。メディア情報ファイルには動画ファイルに関連してアクセスの対象となるファイルが記述されているため、メディア情報ファイルを利用すると容易に同時再生を実現するプレイリストを生成することができる(図38)。すなわち、ユーザが作成するプレイリストによって動画ファイルに関して任意の再生経路が指定されたとき、メディア情報ファイルを参照すれば、その動画の再生経路において参照することが可能な裏音声ファイル、静止画ファイル等を容易に特定できる。なお、図4にはプレイリストを入力するための手段が記載されていないが、再生する動画データ、その再生期間等を特定できる限り、例えばマウスや、キーボード等の周知の入力手段でよい。 Next, an application example of this media information file will be described. Since the media information file describes a file to be accessed in relation to the moving image file, a playlist that realizes simultaneous playback can be easily generated by using the media information file (FIG. 38). That is, when an arbitrary playback path is specified for a video file by a playlist created by the user, if a media information file is referenced, a back audio file, a still image file, etc. that can be referred to in the playback path of the video Can be easily identified. Note that although means for inputting a playlist is not described in FIG. 4, known input means such as a mouse or a keyboard may be used as long as moving image data to be reproduced, a reproduction period thereof, and the like can be specified.
図39は、プレイリストファイルのデータ構造を示す。プレイリストファイルには、プレイリストが参照するファイルのファイル名リストおよび、再生制御情報が記述されている。プレイリストから参照される各ファイルは、再生制御情報に記述された再生タイミングに従って再生が開始され、また再生時間長にしたがって再生が継続される。同時再生の対象とするデータおよび再生タイミングがユーザから指示されると、記録制御部161またはポストレコーディング用記録制御部162は、その動画ファイルの情報、再生経路に含まれる静止画、裏音声ファイル名をメディア情報ファイルに基づいて特定し、さらにユーザの指示に基づいてそれらの再生タイミングおよび再生時間長等を特定して、プレイリストファイルに記述する。
FIG. 39 shows the data structure of the playlist file. In the playlist file, a file name list of files referred to by the playlist and playback control information are described. Each file referenced from the playlist is started to be played according to the playback timing described in the playback control information, and the playback is continued according to the playback time length. When the user designates the data to be simultaneously reproduced and the reproduction timing, the
なお、記録部120は、光ディスク130上に物理的に集中してメディア情報ファイルおよびプレイリストファイルを記録することが好ましい。ピックアップ130がこれらのファイルを一度に短時間でメモリ(例えばバッファメモリ164)上に読み出すことができるからである。例えば、ユーザが静止画ファイルを削除すると、その静止画ファイルを管理するメディア情報ファイルやプレイリストの修正処理を行う必要が生じるが、メモリ上の各データを修正した後、ピックアップ130がシーク動作を行うことなく一度に光ディスク131に記録することができる。
Note that the
ひとつの連続データ領域内には、複数の動画ファイルと、その間にインターリーブされたインターリーブファイルとから構成されていてもよい。図40は、連続データ領域に格納される動画ファイルとインターリーブファイルの配置例を示す。ここで、撮影時間が短い場合には、ポストレコーディング用記録制御部162は、ひとつの動画データの連続データ領域内に複数のファイル(A,B,C,およびD)を記録することができる。このときも、各動画ファイルの各々に対応してメディア情報ファイルが生成される。各メディア情報ファイルには、先の説明と同様、対応する動画ファイルに関連する裏音声ファイル等の情報が記述される。このような記録により、インターリーブ領域を有効利用することができる。
One continuous data area may be composed of a plurality of moving image files and interleaved files interleaved therebetween. FIG. 40 shows an arrangement example of a moving image file and an interleave file stored in the continuous data area. When the shooting time is short, the post-recording
また、図41は、連続データ領域に格納される動画ファイルとインターリーブファイルの他の配置例を示す。具体的には、図41には、動画の撮影時間が連続データ領域の最小長に相当する再生時間よりも短いときの複数の動画ファイルと、その間にインターリーブされたインターリーブファイルとから構成される連続データ領域が示されている。この例の場合には、ポストレコーディング用記録制御部162はインターリーブ領域のデータサイズを短くして裏音声等の再生時間を低減し、その再生時間を動画と同じ再生時間に調整することができる。ただし、ポストレコーディング領域を確保するためには動画データの記録時間長が決定されていなければならない。例えば、5秒記録したら自動記録停止する様な記録モードである必要がある。または、通常記録であっても、記録ない時間が短い場合はポストレコーディングのための領域が短くなるように、動画データの記録位置を再配置する必要がある。このような記録方法によっても、インターリーブ領域を有効利用することができる。
FIG. 41 shows another arrangement example of the moving image file and the interleave file stored in the continuous data area. Specifically, FIG. 41 shows a sequence of a plurality of video files when the video shooting time is shorter than the playback time corresponding to the minimum length of the continuous data area, and interleaved files interleaved between them. The data area is shown. In the case of this example, the post-recording
図42は、連続データ領域に格納される動画ファイルとインターリーブファイルのさらに他の配置例を示す。図41の例と異なり、図42の例では、インターリーブ領域F1〜F4のデータサイズは裏音声領域の最小データサイズのままであり、動画データ部分のデータサイズのみを短くしてもよい。ただし、この場合はポストレコーディングされたデータを格納するインターリーブ領域のサイズが大きくなるので記録効率が低下する可能性がある。 FIG. 42 shows still another arrangement example of the moving image file and the interleave file stored in the continuous data area. Unlike the example of FIG. 41, in the example of FIG. 42, the data size of the interleave areas F1 to F4 remains the minimum data size of the back audio area, and only the data size of the moving image data portion may be shortened. However, in this case, since the size of the interleave area for storing the post-recorded data is increased, the recording efficiency may be reduced.
なお、これまでは、メディア情報ファイルでは、動画データと、その動画データに対応するインターリーブ領域内の個々のデータファイルとを管理するとして説明した。しかし、図43に示すように、インターリーブ領域内の個々のデータを、1つのインターリーブファイル内の一部のデータとして取り扱ってもよい。図43のメディア情報ファイルは、動画ファイルおよびインターリーブファイルのみを参照する。図44は、メディア情報ファイルが動画ファイルとインターリーブファイルのみを参照する場合のデータ構造を示す。インターリーブファイル内には、裏音声、静止画データ、空き領域等が規定されているため、「種別」においてそれらを特定している。裏音声データや静止画データ等を個別のファイルとして捉える場合と比較すると、各ファイルのヘッダ等のファイルに特有のデータ量を削減できる。 Heretofore, the media information file has been described as managing moving image data and individual data files in the interleave area corresponding to the moving image data. However, as shown in FIG. 43, individual data in the interleave area may be handled as a part of data in one interleave file. The media information file in FIG. 43 refers only to the moving image file and the interleave file. FIG. 44 shows a data structure when the media information file refers to only the moving image file and the interleave file. In the interleave file, since the back audio, still image data, free space, etc. are defined, they are specified in “Type”. Compared with the case where back audio data, still image data, etc. are captured as individual files, the amount of data peculiar to the file such as the header of each file can be reduced.
次に、プレイリストファイルを生成する際の変形例を説明する。図45は、インターリーブファイル内の各種データの管理構造を示す。上述のように、記録制御部161またはポストレコーディング用記録制御部162は、インターリーブファイル内の各種データ(裏音声等の音、静止画、未使用領域)による記録領域の使用状況をメディア情報ファイル内に記録する。プレイリストファイル#1は、再生制御情報内に音#1、静止画#1および静止画#2の情報種別、データ位置および再生タイミング等を保持する。同様にプレイリストファイル#2は再生制御情報内に静止画#1および静止画#2の情報種別、データ位置および再生タイミング等を保持する。上述のように、記録制御部161またはポストレコーディング用記録制御部162は、メディア情報ファイルに基づいてプレイリストファイルを生成する。
Next, a modified example when generating a playlist file will be described. FIG. 45 shows a management structure of various data in the interleave file. As described above, the
図46は、動画ファイルとともにインターリーブファイルを参照するプレイリストファイルのデータ構造を示す。インターリーブファイルの一部のデータが、インターリーブ領域内の個々の裏音声データ、静止画データ等に対応しているので、個々のプレイリスト作成時にMOVE0001.INTを検索すれば使用状況や未使用領域を知ることができる。すなわち作成済みのプレイリストの再生制御情報を検索する必要が無いので、新規プレイリストの作成が容易である。 FIG. 46 shows the data structure of a playlist file that refers to an interleave file together with a moving image file. Since some data of the interleave file corresponds to individual back audio data, still image data, etc. in the interleave area, MOVE0001. By searching for INT, the usage status and unused area can be known. That is, since it is not necessary to search the reproduction control information of the created playlist, it is easy to create a new playlist.
なお、図45では、インターリーブファイル内に音声データ、静止画データが記録されるものとしたが、インターリーブファイルとは独立した音声データファイル、もしくは静止画データファイルとして記録しても良い。この様に独立したファイルとすることにより、インターリーブファイルは未使用の領域のみ含むことになる。ただし、この場合であっても、もともとインターリーブファイルに割り当てられていたデータ領域の物理的な位置は変わらないものとする。 In FIG. 45, audio data and still image data are recorded in the interleave file, but may be recorded as an audio data file independent of the interleave file or a still image data file. By making such an independent file, the interleave file includes only unused areas. However, even in this case, the physical position of the data area originally assigned to the interleave file is not changed.
図47は、本実施形態におけるインターリーブファイル内の各種データの管理構造を示す。図45との相違点は、メディア情報ファイル内に記録される使用状況管理情報が、未使用領域に関する情報のみを管理の対象とすることである。 FIG. 47 shows a management structure of various data in the interleave file in this embodiment. The difference from FIG. 45 is that the usage status management information recorded in the media information file only manages information related to unused areas.
図48は、本実施形態におけるインターリーブファイル内の各種データの別の管理構造を示す。プレイリストで参照されていない未使用領域のみが管理対象とされている様子を明確に示している。新規プレイリスト作成時においてメディア情報ファイルを参照すれば、未使用データ領域が容易に把握できる。ただし、MOVE001.MPGを参照する全てのプレイリストファイルを検索して、データ使用状況を調査する必要がある。 FIG. 48 shows another management structure of various data in the interleave file in the present embodiment. It clearly shows that only unused areas that are not referenced in the playlist are managed. By referring to the media information file when creating a new playlist, the unused data area can be easily grasped. However, MOVE001. It is necessary to search all playlist files that refer to the MPG and investigate the data usage status.
図49は、本実施形態におけるノンインターリーブ方式のポストレコーディングファイル内の各種データの他の管理構造を示す。この管理構造においては、あらかじめ確保した空き領域の使用状況はプレイリストのみによって管理される。すなわち、後に生成されたポストレコーディングファイル内の裏音声、静止画、未使用領域等の種別、開始アドレス等は、プレイリストファイルの再生制御情報として管理される。ただしこの場合、新規プレイリスト作成時に、既存のポストレコーディングファイル内の各種データを再利用する場合には、既存のプレイリスト内の再生制御情報を検索して使用状況を把握する必要がある。 FIG. 49 shows another management structure of various data in the non-interleaved post-recording file according to this embodiment. In this management structure, the usage status of the free space secured in advance is managed only by the playlist. That is, the back audio, still image, type of unused area, start address, and the like in the post-recording file generated later are managed as playback control information for the playlist file. However, in this case, when various data in the existing post-recording file are reused when creating a new playlist, it is necessary to search the reproduction control information in the existing playlist and grasp the usage status.
(実施形態3)
データ処理装置の第1および第2の実施形態では、生成されたファイルの光ディスク上の記録位置については特に取り上げなかった。しかし、ファイルの記録位置によっては、シーク時間が短くなるケースが増えるとバッファ内のデータ量が減りにくくなり、結果として振動に強くなる等の利点がある。つまり、振動時にピックアップが読み出し位置をはずれた場合でも、メモリ内にデータが残っている可能性が高ければ、再生すべきデータが無くなる可能性も低くなる。また、シーク時間が短くなると、同時再生の開始遅延時間が短縮化できる。また、アクセスの余裕を別のアクセスへ割り振ることができる。また、ユーザが意識してアフターレコーディング用の領域を残しておく必要も無くなる。これにより、ユーザが後でアフターレコーディングを思い立った場合に、残りの記録領域が無くて実施できないということが無くなる。そこで、以下、好ましい記録位置およびそれに関連する応用例を説明する。
(Embodiment 3)
In the first and second embodiments of the data processing apparatus, the recording position of the generated file on the optical disk is not particularly taken up. However, depending on the recording position of the file, when the number of cases where the seek time is shortened, the amount of data in the buffer is less likely to be reduced, and as a result, there is an advantage that it is resistant to vibration. That is, even when the pickup is out of the reading position during vibration, if there is a high possibility that data remains in the memory, the possibility that there will be no data to be reproduced is low. In addition, when the seek time is shortened, the simultaneous reproduction start delay time can be shortened. In addition, it is possible to allocate an access margin to another access. In addition, it becomes unnecessary for the user to leave an after recording area consciously. As a result, when the user later thinks of after recording, there is no possibility that the recording cannot be performed because there is no remaining recording area. Therefore, a preferable recording position and an application example related thereto will be described below.
図50は、空き領域ファイルDISC0001.EMPを、半径方向に関して光ディスクの記録領域のほぼ半分の位置に設けた例を示す。「光ディスクの記録領域のほぼ半分の位置」とは、例えば、当該半分の位置を基準にしたとき、光ディスクの記憶容量の約3%の範囲内の中心部の位置をいう。記録位置は、領域検出部160によって空きが確認された後、記録制御部161またはポストレコーディング用記録制御部162によって決定される。空き領域ファイル中の空き領域に、後に裏音声データを記録することによって動画データと音声データ間をシークする際の最大移動量および移動時間を半分にすることができる。なお、光ディスクの記録領域のほぼ半分の位置に記録する対象は、動画ファイルの方であってもよい。動画ファイルをこの位置に記録した場合であっても、先の例とまったく同様に、動画データと音声データ間をシークする際の最大移動量および移動時間を半分にすることができるからである。これは以下の例でも同様である。
FIG. 50 shows an empty area file DISC0001. An example will be shown in which EMP is provided at approximately half of the recording area of the optical disk in the radial direction. “The position of almost the half of the recording area of the optical disk” means, for example, the position of the central portion within the range of about 3% of the storage capacity of the optical disk when the half position is used as a reference. The recording position is determined by the
図51は、映像と裏音声とを同期して再生するときのピックアップ130の動作順序を示す。最初にポストレコーディングファイル(例えば裏音声データや静止画データのファイル)までピックアップ130が移動する。まず、このときにピックアップ130が要する最悪のシーク時間は最大シーク時間TSEEKの半分になる。その後、ポストレコーディングファイルが読み出される(読み出し#1)。その後、ポストレコーディングファイルから動画ファイルにピックアップ130が移動する。このときもピックアップ130が要する最悪のシーク時間は最大シーク時間TSEEKの半分である。これにより、動画ファイルから音声ファイルへの往復を考慮した2回分のピックアップ130の移動時間を半減できるので、バッファメモリ164中に確保すべき映像データ量を低減できる。さらに、再生開始までの遅延時間を最大シーク時間TSEEK分だけ減らすことが可能になる。
FIG. 51 shows an operation sequence of the
図52は、本実施形態におけるデータの他の読み出し手順を示す。この例では、動画ファイルおよび裏音声に関する音声ファイルの他に、さらにグラフィックスファイルの読み出しを行う。音声ファイルおよびグラフィックスファイルはポストレコーディングされた結果得られるため、図50に示す空き領域ファイルの一部がその記録領域に割り当てられている。よって図51の利点が同様に得られる。まず、ピックアップ130は音声ファイルを読み出した後、読み出しの対象となる動画ファイルの格納領域をシークする。このときのシーク時間は上述のように最大シーク時間TSEEKの約半分(thj)でよい。
FIG. 52 shows another procedure for reading data in this embodiment. In this example, in addition to the moving image file and the audio file related to the back audio, the graphics file is further read out. Since the audio file and the graphics file are obtained as a result of post-recording, a part of the free area file shown in FIG. 50 is allocated to the recording area. Therefore, the advantage of FIG. 51 is obtained similarly. First, after reading the audio file, the
次に、ポストレコーディング用記録制御部162は、動画ファイルの連続データ領域の必要部分を最大n回読み出す。その際、最大(n−1)回のシーク動作が行われる。その後、再び音声ファイルを読み出す。音声ファイルへのシーク時間は最大シーク時間TSEEKの半分(thj)である。
Next, the post-recording
音声ファイルの読み出し後は、さらにグラフィックスファイルを読み出す。音声ファイルとグラフィックスファイル間を移動する際の最大の移動時間は、空き領域内なので、最大シーク時間TSEEKの半分(thj)よりもさらに短い時間(Tsj)になる。 After reading out the audio file, the graphics file is further read out. Since the maximum movement time when moving between the audio file and the graphics file is within the free space, the time (T sj ) is shorter than half (t hj ) of the maximum seek time T SEEK .
グラフィックスファイルを読み出した後は、再び動画ファイルまでシーク動作が行われ、所定の位置から動画ファイルが読み出される。 After the graphics file is read, the seek operation is performed again up to the moving image file, and the moving image file is read from a predetermined position.
以上説明したように、動画ファイルおよび音声ファイルに加えてグラフィックスファイルを読み出すことにより、最大(n+3)回のシーク動作が行われる。しかし、そのうち異種ファイル間での3回のシーク時間は最大シーク時間TSEEKの半分(thj)以下であるため、連続読み出し量を小さく抑えることができる。換言すれば、動画に対する連続データ領域の最小長をさらに短くすることができる。 As described above, a maximum of (n + 3) seek operations are performed by reading a graphics file in addition to a moving image file and an audio file. However, since the seek time for three times between different files is less than half (t hj ) of the maximum seek time T SEEK , the continuous read amount can be kept small. In other words, the minimum length of the continuous data area for a moving image can be further shortened.
図52により、以下の数50および数51の関係が得られる。 52, the following relationships of Formula 50 and Formula 51 are obtained.
ここでグラフィックスデータの連続データ領域の読み出し時間をtG-CDAとした。その他の記号は第1の実施形態に関連して説明したとおりである。この関係より、tG-CDAを所定のビットレートとしたとき、tV-CDAおよびtA-CDAを第1の実施形態と同様に求めることができる。 Here, the reading time of the continuous data area of the graphics data is set to t G-CDA . Other symbols are as described in connection with the first embodiment. From this relationship, when t G-CDA is set to a predetermined bit rate, t V-CDA and t A-CDA can be obtained in the same manner as in the first embodiment.
以上の構成により、音声データとグラフィックスデータを物理的に交互に記録しなくてもシームレスなポストレコーディング再生を実現するための動画データの連続読み出し量(バッファ量)を小さく抑えることができる。 With the above configuration, it is possible to reduce the continuous reading amount (buffer amount) of moving image data for realizing seamless post-recording reproduction without physically recording audio data and graphics data alternately.
図53は、空き領域ファイルDISC0001.EMPを構成する空き領域A〜Cを半径方向に関して異なる位置にずらして複数配置した例を示す。例えば、空き領域Bとして示す位置が図50の斜線領域に該当する。各領域は例えば光ディスクの記憶容量の3%の範囲内の位置をいう。図53に示す用に空き領域を設けても、ピックアップ130の移動時間が最大シーク時間TSEEKよりも短くてすむので、そのバッファ内のデータが減る率を小さく抑えることができる。
FIG. 53 shows an empty area file DISC0001. An example is shown in which a plurality of empty areas A to C constituting the EMP are arranged at different positions in the radial direction. For example, the position shown as the empty area B corresponds to the hatched area in FIG. Each area refers to a position within a range of 3% of the storage capacity of the optical disk, for example. Even if an empty area is provided as shown in FIG. 53, the moving time of the
図54は、当初の空き領域ファイルの一部がポストレコーディングファイルとして割り当てられた構成された例を示す。プレイリストPLAY0001.PLFの光ディスク131上の記憶領域は、あらかじめ確保されていた元の空き領域ファイルの一部の領域が利用されている。空き領域の残りの部分は、データサイズが減少した空き領域ファイルDISC0001.EMPとして再構成されている。
FIG. 54 shows an example in which a part of the original free area file is allocated as a post-recording file. Playlist PLAY0001. As the storage area on the PLF
ポストレコーディングファイル内のデータ種別とアドレス、および空き領域のアドレスは空き領域管理ファイルMOVE0001.MAN内の使用状況管理情報として記録される。空き領域管理ファイルは、当初から光ディスク全体のポストレコーディング用に確保した空き領域を管理しており、後でポストレコーディングによってその空き領域が使用されていくと、もとの空き領域がどのように使用されているかの状況を管理する。 The data type and address in the post-recording file and the address of the free area are the free area management file MOVE0001. It is recorded as usage status management information in the MAN. The free space management file manages the free space reserved for post-recording of the entire optical disk from the beginning, and how the original free space is used when the free space is used later by post-recording. Manage the situation of being.
一方、図61は、ポストレコーディング情報ファイルを設けて光ディスクの局所的な領域の使用状況を管理する例を示す。図61に示す管理手法は、図54に示す管理手法の変形例である。すなわち、図54および図61のいずれも、動画ファイルの連続データ領域間に裏音声データ等がインターリーブされるときのデータ管理に関する点では同じであるが、図54では空き領域管理ファイルによって光ディスク全体のポストレコーディング用に確保した空き領域の使用状況が管理されるのに対し、図61ではポストレコーディング情報ファイルによって光ディスク全体の空き領域の使用状況が管理される点が異なっている。なお、データ領域を管理する点においては先の空き領域管理ファイルと同じである。 On the other hand, FIG. 61 shows an example in which a post-recording information file is provided to manage the usage status of a local area of the optical disc. The management method shown in FIG. 61 is a modification of the management method shown in FIG. That is, both FIG. 54 and FIG. 61 are the same in terms of data management when the back audio data and the like are interleaved between the continuous data areas of the moving image file. However, in FIG. The use situation of the free area reserved for post recording is managed, whereas FIG. 61 is different in that the use situation of the free area of the entire optical disc is managed by the post recording information file. The data area is managed in the same way as the previous free area management file.
例えば、データ処理装置は、ポストレコーディング情報ファイルを用いてファイルを以下の順序で記録する。まず、光ディスクのフォーマット時に、記録部120は予約領域ファイルDISC0001.EMPをディスク中央部に記録する。次に、光ディスク装置は動画ファイル、メディア情報ファイルを記録する。その後、裏音声、静止画等をポストレコーディングするために、まず予約領域ファイルDSC0001.EMPが所有していた領域の一部をポストレコーディングファイルPLAY0001.PRFとポストレコーディング情報ファイルを生成しその領域を割り当てる。その後、ポストレコーディングファイルの領域を、音声ファイルに割り当てる。残りはポストレコーディングファイルが所有する。そして動画ファイルと音声ファイルを同時再生するプレイリストファイルを記録する。プレイリストの生成およびプレイリストを用いた再生処理は、図54および61に示されるように、動画ファイル、動画ファイルのタイムスタンプ等を管理するメディア情報ファイル、ポストレコーディングされる/されたデータを管理するポストレコーディング情報ファイル、ポストレコーディング用に確保した領域のうち、未使用部分を確保するポストレコーディングファイル、およびプレイリストを規定するプレイリストファイルを用いて行われる。
For example, the data processing apparatus records the files in the following order using the post-recording information file. First, at the time of formatting the optical disc, the
図55は、空き領域管理ファイルのデータ構造を示す。空き領域管理ファイルDISC0001.MANでは、当初の全ての空き領域に対してどのような種別のデータが、どの位置にどのようなサイズで格納されているかが記述される。一方、図54に示すプレイリストPLAY0001.PLFは、音#1、静止画#1、静止画#2、および未使用領域を参照し管理している。これらを参照するための情報は実施形態2においてすでに説明した再生制御情報である。なお、この再生制御情報は未使用領域に対しても、空きアドレスを管理する。
FIG. 55 shows the data structure of the free space management file. Free space management file DISC0001. MAN describes what type of data is stored in what position and in what size for all of the initial free areas. On the other hand, the playlist PLAY0001. The PLF refers to and manages
上述のとおり、空き領域管理ファイルは常に、当初確保されていたポストレコーディング用の空き領域ファイルの使用状況を全て管理するので、新規プレイリスト作成時に空き領域管理ファイル内の各種データの再利用が容易である。また、空き領域の位置も空き領域管理ファイル内の使用状況管理情報を参照することにより効率的に検索可能である。 As described above, the free space management file always manages the usage status of the free space file for post-recording that was initially secured, so it is easy to reuse various data in the free space management file when creating a new playlist. It is. Also, the position of the free area can be efficiently searched by referring to the usage status management information in the free area management file.
図56は、メディア情報ファイルを設けないときのデータ構造の例を示す。この例では、メディア情報ファイルを規定せずに、空き領域管理ファイルDISC0001.MANによってインターリーブ領域の使用状況を一括して管理し、運用することができる。このときの空き領域管理ファイルのデータ構造は図55と同様である。 FIG. 56 shows an example of a data structure when no media information file is provided. In this example, the space information management file DISC0001. By using MAN, the usage status of the interleave area can be collectively managed and operated. The data structure of the free space management file at this time is the same as that shown in FIG.
図57は、空き領域情報ファイルにデータ転送管理情報を設けた例を示す。データ転送管理情報は、例えば5秒単位で転送されるべきデータとそのデータの記録位置を管理する。例えば、音#1のデータはポストレコーディング再生開始から10秒以内に読み込まれるべきデータであり、また静止画#1はポストレコーディング再生開始から20秒までに読み込まれるべきデータである。また、静止画#2はポストレコーディング再生開始から30秒から40秒までに読み込まれるべきデータである。
FIG. 57 shows an example in which data transfer management information is provided in the free space information file. The data transfer management information manages, for example, data to be transferred in units of 5 seconds and a recording position of the data. For example, the
図58は、この様なデータ転送管理情報の例を示す。データサイズは、5秒間に読み込むべきデータサイズを示す。最初の5秒間と、次の5秒間に0.256Mbpsの音声を5秒分読み込むべきことを示す。次の10秒間は静止画#2を読み込むべきことを示す。次の10秒間は読み込むべきデータが無いことを示す。そして、次の10秒間は静止画#2を読み込むべきことを示す。
FIG. 58 shows an example of such data transfer management information. The data size indicates the data size to be read in 5 seconds. Indicates that 0.256 Mbps audio should be read for 5 seconds in the first 5 seconds and the next 5 seconds. The next 10 seconds indicate that still
データ転送管理情報を設けて転送時間を管理することにより、ポストレコーディングファイルのデータを読み込む場合に、読み込みデータ量を効率的に決定できる。例えば、1回目のポストレコーディングファイルの読み出し量があらかじめ決められたシーク性能とデータ転送時間の条件において転送時間60秒分だった場合であっても、実施のディスク装置がより高速であれば例えば40秒分までのデータを読み出しておけばよい。そこで40秒分の読み出すべきデータと記録位置をデータ転送管理情報から知ることができる。また、このような処理を前提とすることにより、ポストレコーディングファイル内に必要なデータのみ記録するようにデータ処理装置を動作させることができる。すなわち、ある転送時間区間に転送が必要なデータがなければ、ポストレコーディングファイル内に何もデータを記録する必要がなくなる。一方、この様なデータ転送管理情報が存在しない場合には、未使用データ領域をポストレコーディングファイル内に確保しておく必要がある。データ転送管理情報が無い場合は、固定ビットレートでポストレコーディングファイルのデータを転送することを前提とする必要がある。 By providing the data transfer management information and managing the transfer time, the amount of read data can be determined efficiently when the data of the post-recording file is read. For example, even if the read amount of the first post-recording file is a transfer time of 60 seconds under the conditions of a predetermined seek performance and data transfer time, if the disk device is faster, for example 40 It is only necessary to read out data up to the second. Therefore, the data to be read for 40 seconds and the recording position can be known from the data transfer management information. Further, assuming such processing, the data processing apparatus can be operated so as to record only necessary data in the post-recording file. That is, if there is no data that needs to be transferred in a certain transfer time interval, there is no need to record any data in the post-recording file. On the other hand, when such data transfer management information does not exist, it is necessary to reserve an unused data area in the post-recording file. When there is no data transfer management information, it is necessary to assume that data of the post-recording file is transferred at a fixed bit rate.
一方、図59は、ポストレコーディング用の記録領域ではなく、動画データ用の記録領域に対して空き領域ファイルを設けた例を示す。例えば、動画データおよび裏音声データがインターリーブされていたデータストリームが編集処理されて、動画データの前の部分と後ろの部分が削除された場合を考える。インターリーブされている動画部分のうち、編集処理により削除等され使用されなくなった部分は、動画データ用のディスク中の空き領域ファイルDISC0002.EMPを構成するデータとして取り扱われる。すなわち、空き領域ファイルによって特定される動画ファイルの部分は再生の対象とはならないと判断できる。 On the other hand, FIG. 59 shows an example in which an empty area file is provided not for the recording area for post-recording but for the recording area for moving image data. For example, consider a case where a data stream in which moving image data and back audio data are interleaved is subjected to editing processing, and the front portion and the rear portion of the moving image data are deleted. Of the interleaved moving image portion, a portion that has been deleted by editing processing and is no longer used is a free area file DISC0002. It is handled as data constituting the EMP. In other words, it can be determined that the portion of the moving image file specified by the free area file is not to be reproduced.
上述の例は、インターリーブされるポストレコーディング用の記録領域のデータに対しても同様に適用できる。図60は、インターリーブ領域用の空き領域ファイルを設けた例を示す。動画データの例と同様に、インターリーブされていた領域のデータのうち削除等され使用されなくなった部分は、動画データ用の空き領域ファイルDISC0002.EMPを構成するデータとして取り扱うことができる。 The above example can be similarly applied to data in a recording area for post-recording that is interleaved. FIG. 60 shows an example in which an empty area file for an interleave area is provided. As in the case of the moving image data, the portion of the interleaved area data that has been deleted and is no longer used is the free area file DISC0002. It can be handled as data constituting the EMP.
なお、空き領域管理ファイルDISC0002.EMP、およびDISC0003.EMPの一部分となったデータの記録領域は、そのままそのデータを保持していてもよいし、例えば撮影した静止画ファイル等の他のファイルを記録する領域として使用してもよい。 The free space management file DISC0002. EMP and DISC0003. The data recording area that is part of the EMP may hold the data as it is, or may be used as an area for recording other files such as a captured still image file.
なお、本発明の実施形態3においてノンインターリーブ方式でアフターレコーディングする場合に空き領域ファイルDISC0001.EMPから領域を切り出す例を説明したが、ディスクの空き領域があれば全く新規の未使用領域を割り当ててもよい。 In the third embodiment of the present invention, the free area file DISC0001. Although an example in which an area is cut out from the EMP has been described, a completely new unused area may be allocated if there is a free area on the disk.
なお、本発明の実施形態において、裏音声データを記録する領域には、音声だけでなく静止画データ、グラフィックスデータ、テキストデータ、動画データ、および実行プログラム等を記録してもよい。 In the embodiment of the present invention, not only audio but still image data, graphics data, text data, moving image data, and an execution program may be recorded in the area for recording the back audio data.
なお、本発明の各実施形態において、動画、静止画、グラフィックス等を記録する連続データ領域の最小長(最小サイズ)の単位は、転送時間、再生時間、および表示時間のいずれかであり、それぞれは数式で示したように換算可能である。また、さらに再生時間と転送時間については実施形態1で述べたようにシステムターゲットデコーダモデルにおける1秒の遅延を考慮する必要もある。 In each embodiment of the present invention, the unit of the minimum length (minimum size) of the continuous data area for recording moving images, still images, graphics, etc. is any one of transfer time, playback time, and display time, Each can be converted as shown in the equation. Further, regarding the reproduction time and transfer time, it is necessary to consider a one second delay in the system target decoder model as described in the first embodiment.
また、各実施形態では、論理ブロックは32kバイト、セクタは2kバイトとしたが、論理ブロックサイズがセクタサイズの整数倍、例えば、論理ブロックが16kバイト、セクタは2kバイトであってもよい。また、論理ブロック、セクタが共に2kバイトであってもよい。 In each embodiment, the logical block is 32 kbytes and the sector is 2 kbytes, but the logical block size may be an integral multiple of the sector size, for example, the logical block may be 16 kbytes and the sector may be 2 kbytes. Further, both the logical block and the sector may be 2 kbytes.
また、各実施形態では、プレイリストファイルをQuickTimeフォーマットによって記述してもよい。または、各実施形態では、W3Cで規格化されたSMIL(Synchronized Multimedia Integration Language)言語で、動画ファイルと裏音声ファイルの同時再生(並列再生)タイミングを記述してもよい。これにより、動画ファイルと裏音声ファイルの関係を再生タイミング等の観点から明確に記述できる。例えば、映像ファイルの先頭からの経過時間および音声ファイルの先頭からの経過時間を指定することにより、同時再生の開始個所を指定することができる。また、SMIL言語を使用することにより、動画ファイル、裏音声ファイル、およびこのファイルをパソコンへ移動した場合でも、パソコン上のアプリケーションソフトのSMILプレーヤー等で再生可能になる。 In each embodiment, the playlist file may be described in the QuickTime format. Alternatively, in each embodiment, the simultaneous playback (parallel playback) timing of the moving image file and the back audio file may be described in SMIL (Synchronized Multimedia Integration Language) language standardized by W3C. Thereby, the relationship between the moving image file and the back audio file can be clearly described from the viewpoint of the reproduction timing and the like. For example, by specifying the elapsed time from the beginning of the video file and the elapsed time from the beginning of the audio file, it is possible to specify the start point of simultaneous playback. In addition, by using the SMIL language, even if a moving image file, a back audio file, and this file are moved to a personal computer, they can be reproduced by a SMIL player of application software on the personal computer.
また、各実施形態においては、映像圧縮符号および音声圧縮符号はそれぞれMPEG2映像圧縮符号およびAAC圧縮符号であるとした。しかし、MPEG1映像圧縮符号またはMPEG4映像圧縮符号等や、MPEG−Audio圧縮符号、Dolby AC3圧縮符号、またはTwin−VQ圧縮符号等であってもよい。なお、各実施形態では、裏音声ファイルには動画に対する裏音声を記録するとした。しかし、動画とはタイミングが直接的には無関係な音楽(BGM等)を記録し、裏音声の再生と同じ方法によって再生してもよい。 In each embodiment, the video compression code and the audio compression code are the MPEG2 video compression code and the AAC compression code, respectively. However, MPEG1 video compression code or MPEG4 video compression code, MPEG-Audio compression code, Dolby AC3 compression code, Twin-VQ compression code, or the like may be used. In each embodiment, the back audio for the moving image is recorded in the back audio file. However, music (BGM or the like) whose timing is not directly related to the moving image may be recorded and reproduced by the same method as the reproduction of the back sound.
また、各実施形態では、ピックアップの最大移動時間は、読み込み時と書き込み時とで同じであるとしたが、異なっていてもよい。ただし、異なっている場合には、ピックアップの最大移動時間として適切な方または大きい方を選択して、連続データ領域のデータサイズを求める必要がある。 In each embodiment, the maximum movement time of the pickup is the same at the time of reading and at the time of writing, but may be different. However, if they are different, it is necessary to select an appropriate or larger one as the maximum movement time of the pickup and obtain the data size of the continuous data area.
また上述した説明では、トラスポートストリームを構成する単位は188バイトのトランスポートパケットであるとした。しかし、トランスポートパケットの直前に4バイトの伝送タイミング情報(例えば27MHzのクロック値で表現された値)を付加して、合計192バイトの単位パケットを利用することもできる。 In the above description, it is assumed that the unit constituting the transport stream is a transport packet of 188 bytes. However, a unit packet of 192 bytes in total can be used by adding 4-byte transmission timing information (for example, a value expressed by a clock value of 27 MHz) immediately before the transport packet.
さらに、これまでの説明において、トランスポートストリーム、プログラムストリームおよびエレメンタリーストリームに代えて、QuickTimeストリームやISO Base Mediaフォーマットをベースとしたストリーム等の他のデータストリームを用いてもよい。 Furthermore, in the description so far, instead of the transport stream, the program stream, and the elementary stream, other data streams such as a QuickTime stream or a stream based on the ISO Base Media format may be used.
本発明は、ポストレコーディングによって録音された音声等と映像とを同期して再生できる処理を行う光ディスク装置に対して適用することができ、特に、比較的低速なシークタイムを有する安価な光ディスク装置であっても適用することができる。さらに、本発明は光ディスクにポストレコーディングを行うことができる光ディスク装置に対しても適用することができ、光ディスクの記録領域を効率的に利用することができる。 The present invention can be applied to an optical disc apparatus that performs processing capable of reproducing audio and video recorded by post-recording in synchronization with each other, and is particularly suitable for an inexpensive optical disc apparatus having a relatively low seek time. It can be applied even if it exists. Furthermore, the present invention can also be applied to an optical disc apparatus capable of performing post recording on an optical disc, and the recording area of the optical disc can be used efficiently.
110 映像表示部
111 映像伸長部
112 音声出力部
113 第1音声伸長部
114 第2音声伸長部
120 記録部
121 再生部
130 ピックアップ
131 光ディスク
140 再生制御部
141 論理ブロック管理部
160 連続データ領域検出部
161 記録制御部
162 ポストレコーディング用記録制御部
163 ポストレコーディング用再生制御部(同期再生制御部)
164 バッファメモリ
165 第1トランスポートストリーム分解部
166 第2トランスポートストリーム分解部
110
164
Claims (5)
前記映像データおよび前記音声データの読み出し、および読み出されたデータに基づいて前記映像および前記音声の再生を指示する再生制御部と、
指示に基づいて前記単位領域ごとにデータの読み出しを行うヘッドと、
読み出された前記音声データを蓄積する音声バッファメモリと、
読み出された前記映像データを蓄積する映像バッファメモリと
を備え、前記再生制御部は、所定の単位領域から前記音声バッファメモリに前記音声データを読み出すように指示し、その後、前記ヘッドが移動に要する最大時間の(n+2)倍(n:2以上の整数)に相当する第1の時間、および、次の単位領域内の音声データの読み出しに要する第2の時間にわたって再生可能な前記映像データを、n個の前記単位領域から前記映像バッファメモリに読み出すように指示する、データ処理装置。 A data processing apparatus capable of synchronously reproducing the video and the audio from an optical disk in which video data representing the video and audio data representing the audio are recorded in different areas, wherein the area is 1 It consists of the above unit areas,
A reproduction control unit that instructs the reproduction of the video and the audio based on the readout of the video data and the audio data, and the read data;
A head for reading data for each unit area based on an instruction;
An audio buffer memory for storing the read audio data;
A video buffer memory for storing the read video data, and the reproduction control unit instructs the audio buffer memory to read the audio data from a predetermined unit area, and then the head moves. The video data that can be reproduced over a first time corresponding to (n + 2) times (n + 2) times the maximum time required and a second time required to read out audio data in the next unit area. , A data processing device for instructing reading from the n unit areas to the video buffer memory.
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