JP2005060885A - ジャカード柄を有する靴下の編成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】
ジャカード柄編成部分の伸縮性を確保できながら厚みが厚くなるのを防止して履き心地の良い靴下を提供できるようにした点にある。
【解決手段】
ニードルベッドをその歯口部分を突き合わせた状態で少なくとも前後一対に設け、ジャカード柄を編成可能な横編機によりジャカード柄を有する靴下を編成する靴下の編成方法であって、爪先部分から履き口部分に向けて編成され、又は履き口部分から爪先部分に向けて編成される途中のジャカード柄編成部分において、当該ジャカード柄編成部分を度目調整又は/及び編糸の番手を他の部分と異ならせて編成する。
【選択図】図1
ジャカード柄編成部分の伸縮性を確保できながら厚みが厚くなるのを防止して履き心地の良い靴下を提供できるようにした点にある。
【解決手段】
ニードルベッドをその歯口部分を突き合わせた状態で少なくとも前後一対に設け、ジャカード柄を編成可能な横編機によりジャカード柄を有する靴下を編成する靴下の編成方法であって、爪先部分から履き口部分に向けて編成され、又は履き口部分から爪先部分に向けて編成される途中のジャカード柄編成部分において、当該ジャカード柄編成部分を度目調整又は/及び編糸の番手を他の部分と異ならせて編成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ニードルベッドをその歯口部分を突き合わせた状態で少なくとも前後一対に設け、ジャカード柄を編成可能な横編機により、一部にジャカード柄を有する靴下の編成方法に関するものである。
歯口部分を突き合わせた状態で前後に一対のニードルベッドを設けてなる手袋編成用の横編機では、この横編機で編成される手袋の一部にジャカード柄を入れられるようにしてある。
こうした手袋編機はセータ等を編成する横編機に比べてコンパクトであることと、5本の指袋を簡単に編成することができることから、こうした横編機で指袋を備えた靴下、所謂「指付き靴下」をジャカード柄入りで編成するのに利用している。
こうした手袋編機はセータ等を編成する横編機に比べてコンパクトであることと、5本の指袋を簡単に編成することができることから、こうした横編機で指袋を備えた靴下、所謂「指付き靴下」をジャカード柄入りで編成するのに利用している。
ジャカード柄は柄出使用の編糸を挿入することにより行なわれる。
したがって、挿入された柄出し用の編糸の為にジャカード柄部分が他の部分に比べて厚くなり、その分硬く、伸縮性が低下することから、靴下の履き心地が損なわれるという問題があった。
したがって、挿入された柄出し用の編糸の為にジャカード柄部分が他の部分に比べて厚くなり、その分硬く、伸縮性が低下することから、靴下の履き心地が損なわれるという問題があった。
そこでこうした問題を解消するために、柄だし用の編糸を弾性糸にすることにより、当該ジャカード柄を編成した部分に伸縮性を持たせるようにしたものが先に提案されている。
より
特開2000−17548号公報
より
上記先の提案にかかるものでは、ジャカード柄編成部分の伸縮性は保持できるものの、厚みが厚くなってしまう点については解消されておらず、靴下の履き心地が充分に向上できないという問題があった。本発明はジャカード柄編成部分の伸縮性を確保できながら厚みが厚くなるのを防止して履き心地の良い靴下を提供できるようにした点にある。
本発明にかかるジャカード柄を有する靴下の編成方法は、ニードルベッドをその歯口部分を突き合わせた状態で少なくとも前後一対に設け、ジャカード柄を編成可能な横編機によりジャカード柄を有する靴下を編成する靴下の編成方法であって、爪先部分から履き口部分に向けて編成され、又は履き口部分から爪先部分に向けて編成される途中のジャカード柄編成部分において、当該ジャカード柄編成部分を度目調整又は/及び編糸の番手を他の部分と異ならせて編成するようにしたことを特徴とするものである。
本発明のジャカード柄を有する靴下の編成方法は、爪先部分から履き口部分に向けて編成され、又は履き口部分から爪先部分に向けて編成される途中のジャカード柄編成部分において、当該ジャカード柄編成部分を度目調整又は/及び編糸の番手を他の部分と異ならせて編成するようにしてある。
これにより、例えばジャカード柄部分を度目を大きくすることにより、当該部分の編地の厚みを薄くしてジャカード柄部分の伸縮性を確保できながら厚みが厚くなるのを防止して履き心地の良い靴下を提供することができる利点がある。
これにより、例えばジャカード柄部分を度目を大きくすることにより、当該部分の編地の厚みを薄くしてジャカード柄部分の伸縮性を確保できながら厚みが厚くなるのを防止して履き心地の良い靴下を提供することができる利点がある。
また、ジャカード柄部分の柄出し用編糸の番手を細番手にしたものでは当該部分の編地を編成する編糸の張力に及ぼす影響が少なく、伸縮性を充分に保つことができながらも厚みが厚くなるのを防止して履き心地の良い靴下を提供することができる利点がある。
靴下が爪先部分に複数の指袋を有する指付き靴下であって、指袋の先端部分から編み出され、ジャカード柄部分出は度目が大きくなるように調整するとともに、編糸を細番手にして編成し、他の履き口が編み終わりとなるように編成する。
図1は本発明に係る五本の指袋を設けてなる指付き靴下の全体図であって、図中符号1はこの靴下を全体的に示す。
この靴下1は、指袋(爪先部分)2側から編み出され、土踏まず3部分、裏面側に踵部分(図示せず)、足首4部分及び履き口5部分が順次編成されて形成されており、足首部分4から履き口5の近傍部分にはジャカードによる千鳥格子の模様(ジャカード柄編成部分)6が形成されている。
この靴下1は、指袋(爪先部分)2側から編み出され、土踏まず3部分、裏面側に踵部分(図示せず)、足首4部分及び履き口5部分が順次編成されて形成されており、足首部分4から履き口5の近傍部分にはジャカードによる千鳥格子の模様(ジャカード柄編成部分)6が形成されている。
次にこの靴下の編成方法について説明する。
先ず、前後にニードルベッドを歯口部が突き合わされた状態にして前後に一対配設した横編機(図示せず)の前後のニードルベッドに亙って編糸をジグザグに供給した後、周回状に供給して袋上の親指用の指袋2aを形成する。
然る後、同様にして人差し指用の指袋2b、中指用の指袋2c、薬指用の指袋2dが編成され、これら親指用の指袋2a、人差し指用の指袋2b、中指用の指袋2c及び薬指用の指袋2dの四本が合一された四本胴7が編成された後、小指用の指袋2eが編成される。
小指用の指袋2eが編成された後、この小指用の指袋2eと上記四本胴7とが合一されて土踏まず3部分にいたる。
先ず、前後にニードルベッドを歯口部が突き合わされた状態にして前後に一対配設した横編機(図示せず)の前後のニードルベッドに亙って編糸をジグザグに供給した後、周回状に供給して袋上の親指用の指袋2aを形成する。
然る後、同様にして人差し指用の指袋2b、中指用の指袋2c、薬指用の指袋2dが編成され、これら親指用の指袋2a、人差し指用の指袋2b、中指用の指袋2c及び薬指用の指袋2dの四本が合一された四本胴7が編成された後、小指用の指袋2eが編成される。
小指用の指袋2eが編成された後、この小指用の指袋2eと上記四本胴7とが合一されて土踏まず3部分にいたる。
土踏まず3部分ではゴム糸を挿入して筒状の径を小径にした後、ゴム糸の挿入されない踵部分にいたる。
踵部分では、靴下1の上面部分(足の甲側)を編成する側のニードルベッド(例えば前側のニードルベッド)を休止させ、靴下1の下面(足の裏側)を編成する側のニードルベッド(例えば後側のニードルベッド)の編み幅を徐々に減少させた後、その編み幅を基の幅に復帰させると、ここに踵の膨らみが形成される。
踵部分では、靴下1の上面部分(足の甲側)を編成する側のニードルベッド(例えば前側のニードルベッド)を休止させ、靴下1の下面(足の裏側)を編成する側のニードルベッド(例えば後側のニードルベッド)の編み幅を徐々に減少させた後、その編み幅を基の幅に復帰させると、ここに踵の膨らみが形成される。
次に、足首4部分から編み終わりとなる履き口5の近傍部分に形成されるジャカードによる千鳥格子の模様6は、度目を大きくするとともに、例えばゲージ数が10ゲージで、足首4部分まで天竺編みにて編成していた編糸のトータル番手が10/1である場合、これに模様形成用の編糸として番手が15/1の色糸を表面にあらわれるように入れられる。
すると、当該ジャカードによる千鳥格子の模様7部分における編糸のトータル番手は、模様形成用の編糸分その番手が太くなるが、その分度目を大きくすることにより、伸縮性(弾性)を確保しながら編地の密度を下げることで、当該編地部分の厚みが厚くなるのを防止している。
尚、上記の実施の形態ではトータル糸番手の増加を度目を大きくすることで、補正するようにしてあるが、こうしたものに限られず、柄だし用編糸を挿入して増加するトータル糸番手を他の編糸の糸番手を減少させることにより、トータル糸番手の増加を防止して、当該編地部分の厚みが厚くなるのを防止することもできる。
千鳥格子の模様6部分が編成された後、ゴム糸やFTY等の弾性糸が挿入されて所定の長さに編成され、その端部を内面側に折り返し、端部を掬い縫い等により靴下1の内面部分の編地8に縫着することにより、履き口5が形成されると、靴下1が完成する。
尚、上記実施の形態では指袋付きの靴下を例に説明してあるが、指袋のない靴下にも本発明を実施できるのは勿論である。
また、上記実施の形態では爪先部分2から編み出すようにしてあるが、こうしたものに限られず、履き口5部分から編み出す場合にも本発明を実施することができるのは勿論のことである。
また、上記実施の形態では爪先部分2から編み出すようにしてあるが、こうしたものに限られず、履き口5部分から編み出す場合にも本発明を実施することができるのは勿論のことである。
1・・・靴下
2・・・爪先部分
5・・・履き口部分
2・・・爪先部分
5・・・履き口部分
Claims (2)
- ニードルベッドをその歯口部分を突き合わせた状態で少なくとも前後一対に設け、ジャカード柄を編成可能な横編機によりジャカード柄を有する靴下を編成する靴下の編成方法であって、爪先部分から履き口部分に向けて編成され、又は履き口部分から爪先部分に向けて編成される途中のジャカード柄編成部分において、当該ジャカード柄編成部分を度目調整するとともに、ジャカード柄出し用の編糸をジャカード部以外の編糸よりも細番手にして編成するようにしたことを特徴とするジャカード柄を有する靴下の編成方法。
- 靴下が爪先部分に複数の指袋を有する指付き靴下であって、指袋の先端部分から編み出され、履き口が編み終わりとなる請求項1に記載のジャカード柄を有する靴下の編成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003292142A JP2005060885A (ja) | 2003-08-12 | 2003-08-12 | ジャカード柄を有する靴下の編成方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003292142A JP2005060885A (ja) | 2003-08-12 | 2003-08-12 | ジャカード柄を有する靴下の編成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200481569Y1 (ko) * | 2016-04-05 | 2016-10-17 | (주)라쉬반코리아 | 종아리 흘림방지용 기능성 양말 |
KR200481570Y1 (ko) * | 2016-04-05 | 2016-10-17 | (주)라쉬반코리아 | 태피스트리 자카드 직조법을 이용한 기능성 양말 |
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CN107287745A (zh) * | 2017-08-22 | 2017-10-24 | 江苏金龙科技股份有限公司 | 一种电脑横机双面衬纬上的挑孔方法 |
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US11202483B2 (en) | 2017-05-31 | 2021-12-21 | Nike, Inc. | Braided articles and methods for their manufacture |
US11219266B2 (en) | 2013-06-25 | 2022-01-11 | Nike, Inc. | Article of footwear with braided upper |
US11425956B2 (en) | 2017-05-31 | 2022-08-30 | Nike, Inc. | Braided articles and methods for their manufacture |
-
2003
- 2003-08-12 JP JP2003292142A patent/JP2005060885A/ja active Pending
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