JP2005060618A - ポリエステルフィルム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ポリエチレンテレフタレート系樹脂(A)10〜90重量%と、ポリブチレンテレフタレート系樹脂及び/又はポリトリメチレンテレフタレート系樹脂(B)90〜10重量%とを配合したポリエステル系樹脂組成物からなるフィルムであって、ヘイズが0.001〜7%、縦方向と横方向の熱収縮率の差の絶対値が1.1%以下であることを特徴とする。
【選択図】なし
Description
劣るため、使用に適さない用途も見られる。一方、6−ナイロンに代表されるポリアミドからなるフィルムは、柔軟性、耐ピンホール性やガスバリア性に優れるため、食品包装材料などとして多数使用されている。しかし、吸湿による寸法安定性が乏しいため、ボイル処理やレトルト処理を行う食品包装用途や工業用途には使用することが難しい。
還元粘度(ηsp/c)
ポリマー0.125gをフェノール/テトラクロロエタン=6/4(重量比)25mLに溶解しウベローデ粘度管を用いて25℃で測定した。単位はdL/gである。樹脂はチップの形状で、フィルムは細断して測定に供する。
サンプルを10mm×150mmにカットし、100mm間隔で標線を入れたものを10本作成する。その後、無荷重下で150℃のギアオーブン中に30分間放置し、取り出した後に室温で標線の間隔を測定して、下式に従い求め、10本の平均値を各サンプルの熱収縮率(%)とした。
A:加熱前の標線の間隔距離
B:加熱後の標線の間隔距離
フィルムの縦方向の熱収縮率と横方向の熱収縮率の値の差の絶対値(%)を熱収縮率差とした。
C:縦方向の熱収縮率
D:横方向の熱収縮率
JIS−K−7105−1981に基づき、濁度計(日本電色工業社製:NDH2000)を使用して測定し、表されるヘイズ(HZ)の値を使用した。
フィルムにポリエステル樹脂(東洋紡績社製、バイロナールMD1200)をコート量0.5g/m2となるようにコートし、120℃で乾燥した。そのフィルムをオフセット印刷機にて6色印刷を実施し、裏面から見たときに色ずれがなく鮮明に見えたものを○、見えにくければ△、色ずれやくもりのために非常に見えにくければ×とした。なお、印刷は速度50m/min、乾燥温度120℃で実施した。
蒸着源として、3〜5mm程度の大きさの粒子状のAl2O3(純度99.5%)とSiO2(純度99.9%)を用い、実施例、比較例において得られたポリエステルフィルムの一方の面にコート量固形分0.3g/m2の接着改質層(ポリエステル樹脂水分散体(東洋紡績社製:MD1200:固形分30重量%)100重量部、メチル化メラミン(住友化学社製:M−30W)40重量部、コロイダルシリカ粒子(日産化学工業社製:スノーテックスOL:平均粒径40nmの20重量%水分散液)20重量部、水410重量部、イソプロピルアルコール50重量部の混合液をワイヤーバーでコートし160℃で1分乾燥した)を形成し、次いで真空蒸着装置へ送り、チャンバー内を1.5×10−5Torrの圧力に保持し、SiO270重量%とAl2O330重量%の混合無機酸化物を15kwの電子線加熱によって蒸発させ、厚さ220Åの無色透明な無機蒸着層を接着改質層上に形成した。
その後、酸素透過度を酸素透過度測定装置(ModernContorols社製:OX−TRAN 10/50A)を使用し、湿度50%、温度25℃で測定した。単位はmL/(m2・MPa・24hours)。水蒸気透過度を水蒸気透過度測定装置(ModernContorols社製:PERMATRAN)を使用し、湿度0%、温度25℃で測定した。単位はg/(m2・24hours)。食品包装の点から、酸素は50mL/(m2・MPa・24hours)以下、水蒸気は5.0g/(m2・24hours以下を合格とした。
還元粘度0.70のポリエチレンテレフタレート樹脂A(東洋紡績社製)と還元粘度1.10のポリブチレンテレフタレート樹脂B(三菱エンジニアリングプラスチック社製:NV5010AS)を重量比A/B=45/55で押出機(60mmφ L/D=3.5)に投入し、285℃で溶融押し出しし、25℃のチルロールで冷却固化することにより、未延伸シートを得た。そのシートを、ロール延伸機に供給し、63℃で3.3倍に縦方向に延伸した。引き続いてテンター内において90℃で3.5倍に横延伸し、そのままテンター内で横方向に3%緩和しながら210℃で熱固定を行った。さらに周速差のあるロールにフィルムを導き、縦方向に3%緩和させながら220℃で熱固定し、厚さ21μmのポリエステルフィルムを得た。
横方向に熱固定を行ったのちの周速差のあるロールでの縦方向の緩和率を0.03%とした以外は実施例1と同様の方法において、ポリエステルフィルム及び蒸着層をもつポリエステルフィルムを得た。得られたフィルムの特性を評価してその結果を表1に示す。
横方向に熱固定を行ったのちの周速差のあるロールでの縦方向の緩和率を2.1%とした以外は実施例1と同様の方法において、ポリエステルフィルム及び蒸着層をもつポリエステルフィルムを得た。得られたフィルムの特性を評価してその結果を表1に示す。
横方向に熱固定を行ったのちの周速差のあるロールでの縦方向の緩和率を4.2%とした以外は実施例1と同様の方法において、ポリエステルフィルム及び蒸着層をもつポリエステルフィルムを得た。得られたフィルムの特性を評価してその結果を表1に示す。
横方向に熱固定を行ったのちの周速差のあるロールでの縦方向の緩和率を10%とした以外は実施例1と同様の方法において、ポリエステルフィルム及び蒸着層をもつポリエステルフィルムを得た。得られたフィルムの特性を評価してその結果を表1に示す。
樹脂A及び樹脂Bの比率をA/B=28/72(重量比)とした以外は実施例1と同様の方法において、ポリエステルフィルム及び蒸着層をもつポリエステルフィルムを得た。得られたフィルムの特性を評価してその結果を表1に示す。
樹脂A及び樹脂Bの比率をA/B=72/28(重量比)とした以外は実施例1と同様の方法において、ポリエステルフィルム及び蒸着層をもつポリエステルフィルムを得た。得られたフィルムの特性を評価してその結果を表1に示す。
ポリブチレンテレフタレート樹脂Bの代わりに、還元粘度0.83のポリトリメチレンテレフタレート樹脂とした以外は実施例1と同様の方法において、ポリエステルフィルム及び蒸着層をもつポリエステルフィルムを得た。得られたフィルムの特性を評価してその結果を表1に示す。
Claims (2)
- ポリエチレンテレフタレート系樹脂(A)10〜90重量%と、ポリブチレンテレフタレート系樹脂及び/又はポリトリメチレンテレフタレート系樹脂(B)90〜10重量%とを配合したポリエステル系樹脂組成物からなるフィルムであって、ヘイズが0.001〜7%、縦方向と横方向の熱収縮率の差の絶対値が1.1%以下であることを特徴とするポリエステルフィルム。
- 少なくとも一方の面に、コート層、コロナ放電処理層、金属蒸着層、無機酸化物蒸着層及び印刷インキ層のうちから選ばれた少なくとも一層の表面処理層を形成したことを特徴とする請求項1記載のポリエステルフィルム。
Priority Applications (1)
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JP2003295635A JP2005060618A (ja) | 2003-08-19 | 2003-08-19 | ポリエステルフィルム |
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Publications (1)
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2003
- 2003-08-19 JP JP2003295635A patent/JP2005060618A/ja active Pending
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