JP2005052878A - Seam welding method and seam welding equipment - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、溶接用電極としての一対の電極輪を備える装置を使用してシーム溶接を行う方法、および、当該シーム溶接装置に関する。 The present invention relates to a method for performing seam welding using an apparatus including a pair of electrode wheels as welding electrodes, and the seam welding apparatus.
気密性や液密性の要求される容器体の製造においては、シーム溶接技術が利用される場合がある。例えば、自動車や自動二輪車の燃料タンクの製造においては、板金プレス加工により個々に成形されたタンク半体が、シーム溶接により接合されて、一個体へと加工される。このようなシーム溶接技術については、例えば下記の特許文献1や特許文献2に記載されている。
図9は、シーム溶接を行うための従来装置の一例であるシーム溶接装置X2を表す。シーム溶接装置X2は、例えば自動車の燃料タンクWのフランジ部Fをシーム溶接するためのものであり、ワーク操作部60および溶接機70を備える。ワーク操作部60は、多関節ロボット61と、ワーク保持部62と、回転手段63とを備える。溶接機70は、本体71と、一対の電極輪72と、センサシステム73とを備える。
FIG. 9 shows a seam welding apparatus X2 which is an example of a conventional apparatus for performing seam welding. The seam welding device X2 is for seam welding a flange portion F of a fuel tank W of an automobile, for example, and includes a
ワーク操作部60の多関節ロボット61は、そのロボットアーム先端が回転手段63を介してワーク保持部62と連結しており、ワーク保持部62に保持されている燃料タンクWを、3次元的に並進変位させるためのものである。このような多関節ロボット61は、ワーク操作部60の具備する所定の制御部(図示せず)により各関節軸が制御され、フランジ部Fでの溶接予定線に応じて予めプログラムされた所定のティーチングに従って燃料タンクWを並進変位させ得るように構成されている。
The articulated
ワーク保持部62は、燃料タンクWを保持するためのものであり、フレーム62aと、治具62bと、クランプ62cと、確認プレート62dとを有する。治具62bは、燃料タンクWの上部を受容するように燃料タンクWの形状に応じて用意されたものであり、フレーム62aの一端側に固定されている。クランプ62cは、燃料タンクWを下方から押圧支持するためのものであり、フレーム62aの他端側にて高さ調節可能および回転自在に設けられている。確認プレート62dは、後述するように補正制御において機能する部位であり、治具62b上に固定されている。確認プレート62dの周側面62d’は、燃料タンクWのフランジ部Fにて想定されている溶接予定線に対して平行とされている。
The
回転手段63は、鉛直方向に延びる回転軸心を有する回転変位が可能な部位を有し、ワーク保持部62に保持される燃料タンクWに対して、鉛直方向に延びる回転軸心を有する回転変位を付与するためのものである。回転手段63の一端は、多関節ロボット61の先端と連結しており、他端は、ワーク保持部62におけるフレーム62aの一端側と連結している。回転手段63が回転駆動すると、ワーク保持部62に保持されている燃料タンクWが、多関節ロボット61の先端に対して相対的に回転変位する。回転手段63の回転駆動における回転角度および駆動タイミングは、各々、ワーク操作部60の具備する所定の制御部(図示せず)により制御される。また、回転手段63は、予めプログラムされた所定のティーチングに従って回転駆動できるように構成されている。
The rotating
溶接機70の一対の電極輪72は、燃料タンクWのフランジ部Fを挟持しつつ、当該フランジ部Fをその直線領域およびコーナ領域にわたって溶接するためのものであり、各々の回転軸心が平行であり且つ各々の周縁が対向するように配設されている。電極輪対72の両回転軸心は、鉛直方向に離隔している。また、電極輪対72は、相互に近接離反動可能に設けられている。このような電極輪対72は、本体71内に設けられている所定の制御部(図示せず)により回転速度および通電電流が制御され得るように構成されている。
The pair of
センサシステム73は、燃料タンクWの回転変位についての後述の補正制御に供すべく、フランジ部Fにおける溶接軌跡を実質的に追跡するためのものであり、本体71に固定されているアーム73aと、当該アーム73aの先端に取り付けられている基準部材73bと、当該アーム73aの中腹に取り付けられている測距センサ73cと、本体71内に設けられている演算部(図示せず)とを備える。
The
基準部材73bは、電極輪対72の両回転軸心を共に含む仮想平面内において、ワーク保持部62の確認プレート62dに対向する高さ位置に配設されている。測距センサ73cは、基準部材73bおよび確認プレート62dの離隔距離を測定するように構成されている。センサシステム73の演算部は、測距センサ73cにより測定される離隔距離と、所定の基準距離とに基づいて、溶接予定線からの溶接軌跡前端の逸脱長さを演算する。
The
基準距離とは、電極輪対72が溶接予定線上に位置するときの、基準部材73bおよび確認プレート62dの離隔距離である。測距センサ73cにより測定される離隔距離と当該基準距離との差は、溶接予定線からの溶接軌跡前端の逸脱長さに相当する。溶接軌跡前端が溶接予定線からタンク外方へ逸脱している場合、測距センサ73cにより測定される離隔距離は、基準距離より長い。このときの逸脱長さは例えば正の値で得られる。一方、溶接軌跡前端が溶接予定線からタンク内方へ逸脱している場合、測定離隔距離は基準距離より短い。このときの逸脱長さは例えば負の値で得られる。
The reference distance is a separation distance between the
このような構成のシーム溶接装置X2を使用して、燃料タンクWのフランジ部Fに対して溶接作業を行う際には、まず、フランジ部Fに対する数カ所のスポット溶接によりタンク半体どうしが仮止めされてなる燃料タンクWを、治具62bおよびクランプ62cの間に挟み込み、ワーク保持部62に取り付ける。燃料タンクWがこのように取り付けられた状態においては、当該燃料タンクWのフランジ部Fにおける溶接予定線と確認プレート62dの周壁面62d’とは平行関係にある。次に、多関節ロボット61を駆動してワーク保持部62、従って燃料タンクWを変位させ、フランジ部Fにおける溶接開始箇所を電極輪対72の間に送り込む。次に、ワーク操作部60および溶接機70を駆動して、フランジ部Fの一周にわたって電極輪対72を相対的に移動させつつ当該フランジ部Fをシーム溶接する。
When performing a welding operation on the flange portion F of the fuel tank W using the seam welding apparatus X2 having such a configuration, first, the tank halves are temporarily fixed by spot welding to the flange portion F at several places. The formed fuel tank W is sandwiched between the
フランジ部Fに対するシーム溶接作業時には、電極輪対72は、適度な押圧力でフランジ部Fを挟持しつつ所定の回転速度で回転し、且つ、電極輪対72間には所定のタイミングで溶接電流が通電される。ワーク操作部60は、フランジ部Fでの溶接予定線に応じて予めプログラムされたティーチングに従って駆動する。フランジ部Fの直線領域に対する溶接作業においては、当該直線領域を電極輪対72間に直線的に送り込むべく、多関節ロボット61が燃料タンクWを仮想平面内で並進変位させ続け、且つ、回転手段63は駆動せずに待機状態を維持し続けるように、ワーク操作部60はティーチングされる。また、フランジ部Fのコーナ領域に対する溶接作業においては、当該コーナ領域を電極輪対72間に曲線的に送り込むべく、多関節ロボット61による並進変位および回転手段63による回転変位が協働的に燃料タンクWに付与され続けるように、ワーク操作部60はティーチングされる。
At the time of seam welding work on the flange portion F, the
フランジ部Fに対するシーム溶接作業時には、一方、溶接機70における測距センサ73cは、基準部材73bと確認プレート62dの距離を常時的に測定している。この測定により得られた距離と上述の基準距離とに基づき、センサシステム73の演算部(図示せず)は、溶接予定線からの溶接軌跡前端の逸脱長さを演算する。上述のように、測距センサ73cにより得られる測定距離が基準距離より長いことは、溶接軌跡前端が溶接予定線からタンク外方へ逸脱していることを意味し、その逸脱度合いは演算部により例えば正の逸脱長さとして演算される。一方、測距センサ73cにより得られる測定距離が基準距離より短いことは、溶接軌跡前端が溶接予定線からタンク内方へ逸脱していることを意味し、その逸脱度合いは演算部により例えば負の逸脱長さとして演算される。
On the other hand, during the seam welding operation for the flange portion F, the
逸脱長さが正の閾値以上(例えば0.8mm以上)である場合、これに応じて、溶接機70から回転手段63に対して所定の微細制御信号が発信される。当該信号に基づき、回転手段63の回転変位は、上述のティーチング制御により規定される基準角度から負の方向に微細に制御される(例えば−2.0度)。前回の微細制御信号に基づき既に負の方向に微細制御されている場合、回転手段63の回転変位については、当該微細補正後の角度が維持される。また、基準角度とは、具体的には、ティーチング制御にて回転手段63に指定されている回転角度である。回転手段63の回転変位についてのこのような微細制御により、燃料タンクWの回転変位は負の方向に補正される。負の方向とは、フランジ部F上での電極輪対72の相対的進行方向を燃料タンクWの内方に振る方向である。
When the deviation length is not less than a positive threshold (for example, 0.8 mm or more), a predetermined fine control signal is transmitted from the
逸脱長さが負の閾値以下(例えば−0.8mm以下)である場合、これに応じて、溶接機70から回転手段63に対して所定の微細制御信号が発信される。当該信号に基づき、回転手段63の回転変位は、基準角度から正の方向に微細に制御される(例えば+1.4度)。前回の制御信号に基づき既に正の方向に微細補正されている場合、回転手段63の回転変位については、当該微細補正後の角度が維持される。回転手段63の回転変位についてのこのような微細制御により、燃料タンクWの回転変位は正の方向に補正される。正の方向とは、フランジ部F上での電極輪対72の相対的進行方向を燃料タンクWの外方に振る方向である。
When the deviation length is equal to or less than the negative threshold value (for example, −0.8 mm or less), a predetermined fine control signal is transmitted from the
逸脱長さが正負の両閾値の間(例えば−0.8mmより大きく且つ0.8mm未満)である場合、これに応じて、溶接機70から回転手段63に対して所定の微細制御信号が発信される。当該信号に基づき、回転手段63の回転変位は、基準角度(0度)に設定される。前回の微細制御信号に基づき正または負の方向に微細制御された場合、回転手段63の回転変位は基準角度に変更され、また、前回の微細制御信号に基づき既に基準角度に設定されている場合、回転手段63の回転変位については、当該基準角度が維持される。逸脱長さが正負の両閾値の間である場合、回転手段63の回転角度についてのこのような微細制御により、燃料タンクWの回転変位には、ティーチング制御に基づく回転変位(基準角度)のみが反映されることとなる。
When the deviation length is between both positive and negative threshold values (for example, larger than −0.8 mm and smaller than 0.8 mm), a predetermined fine control signal is transmitted from the
溶接すべきフランジ部Fの厚みや表面状態が微視的には均一でないので、或は、燃料タンク間ではフランジ部Fの諸状態が必ずしも同一ではないので、予めプログラムされているティーチング制御のみによりワーク操作部60の駆動制御を行うと、溶接軌跡は溶接予定線から逸脱しやすく、ひいては電極輪対72がフランジ部Fから脱落してしまう場合がある。したがって、シーム溶接装置X2においては、燃料タンクWの回転変位を制御するうえで、ティーチング制御から独立した微細制御信号に基づいて回転手段63を微細に補正制御する上述のような技術が採用されるのである。
Since the thickness and surface state of the flange F to be welded are not microscopically uniform, or because the various states of the flange F are not necessarily the same between fuel tanks, only by preprogrammed teaching control. When the drive control of the
しかしながら、従来のシーム溶接装置X2を使用して行われるシーム溶接方法では、ワーク(燃料タンクW)の回転変位の微細制御において、基準角度(ティーチング制御にて回転手段63に指定されている回転角度)に対して回転手段63が取り得る回転角度は、基準角度を含めて3つである。当該3つの角度とは、具体的には、溶接軌跡前端が溶接予定線からタンク外方へ所定程度以上に逸脱したときに、フランジ部F上での電極輪対72の相対的進行方向を燃料タンクWの内方に振るための内補正角度(例えば−2.0度)と、溶接軌跡前端が溶接予定線からタンク内方へ所定程度以上に逸脱したときに、フランジ部F上での電極輪対72の相対的進行方向を燃料タンクWの外方に振るための外補正角度(例えば+1.4度)と、溶接予定線からの溶接軌跡前端の逸脱が所定程度範囲内にあるときに、予めプログラムされているティーチング制御に基づく基準角度に対して補正を施さないための角度である。
However, in the seam welding method performed using the conventional seam welding apparatus X2, in the fine control of the rotational displacement of the workpiece (fuel tank W), the reference angle (the rotation angle specified in the rotating means 63 in the teaching control) is used. ) Is three possible rotation angles including the reference angle. Specifically, the three angles refer to the relative traveling direction of the
回転手段63による補正制御のために割り当てられている角度がこのように少ないので、シーム溶接装置X2による従来のシーム溶接方法は、溶接予定線からの溶接軌跡前端の多様な逸脱態様に充分には対応できないという不具合を有する。そのため、シーム溶接装置X2による従来のシーム溶接方法では、所定のワークに対して良好なシーム溶接を施すことができない場合がある。ワークにおけるフランジ部の幅寸法の短縮化や、シーム溶接速度の高速化が進むほど、上述の不具合は顕著となり、シーム溶接装置X2によるシーム溶接方法は実用的でなくなる。
Since the angle assigned for the correction control by the rotating
本発明は、このような事情の下で考え出されたものであって、フランジ幅短縮化への対応やシーム溶接速度の高速化への対応に適したシーム溶接方法、および、当該方法を行うためのシーム溶接装置を提供することを、目的とする。 The present invention has been conceived under such circumstances, and a seam welding method suitable for coping with shortening of the flange width and coping with high speed of the seam welding, and the method are performed. It is an object of the present invention to provide a seam welding apparatus.
本発明の第1の側面によるとシーム溶接方法が提供される。本方法では、フランジ部を有するワークを変位させるためのワーク操作部と、フランジ部を挟持しつつ溶接するための、相互に平行な回転軸心を有する一対の電極輪と、フランジ部における溶接予定線からの溶接軌跡前端の逸脱長さを検出するための検出手段と、を備えるシーム溶接装置が使用される。この装置のワーク操作部は、電極輪対の両回転軸心の離間方向に延びる回転軸心を有する回転変位をワークに付与するための回転付与手段を含む。本方法では、回転付与手段を介してワークの回転変位を主制御および補正制御しつつ、電極輪対がフランジ部に沿って溶接を行うようにワーク操作部によりワークを変位させる。主制御においては、回転変位の主制御角度を規定する。補正制御においては、逸脱長さに対応付けられた、少なくとも2つの内補正角度、少なくとも1つの外補正角度、および0度よりなる角度群から、検出手段により検出される逸脱長さに応じて微細制御角度を選択し、主制御角度を基準として、当該微細制御角度に応じて回転変位を微細制御する。本発明では、回転付与手段によるワーク回転変位の主制御は、回転付与手段に対して提供されるティーチングに基づいて行われる。また、内補正角度とは、フランジ部上での電極輪対の相対的進行方向をワークの内方に振るための補正角度である。外補正角度とは、フランジ部上での電極輪対の相対的進行方向をワークの外方に振るための補正角度である。また、0度とは、ワークを基準角度から回転変位させないための角度である。 According to a first aspect of the present invention, a seam welding method is provided. In this method, a workpiece operation unit for displacing a workpiece having a flange portion, a pair of electrode wheels having mutually parallel rotation axes for sandwiching the flange portion, and welding scheduled in the flange portion A seam welding apparatus is used, which includes detection means for detecting the deviation length of the front end of the welding locus from the line. The work operation part of this apparatus includes a rotation imparting means for imparting to the work a rotational displacement having a rotational axis extending in the direction of separation of both rotational axes of the electrode wheel pair. In this method, the workpiece is displaced by the workpiece operating unit so that the electrode wheel pair performs welding along the flange portion while performing main control and correction control of the rotation displacement of the workpiece via the rotation applying means. In main control, the main control angle of rotational displacement is defined. In the correction control, from the angle group consisting of at least two internal correction angles, at least one external correction angle, and 0 degrees associated with the deviation length, the fineness is determined according to the deviation length detected by the detection means. A control angle is selected, and the rotational displacement is finely controlled according to the fine control angle with the main control angle as a reference. In the present invention, main control of workpiece rotation displacement by the rotation applying means is performed based on teaching provided to the rotation applying means. The inner correction angle is a correction angle for swinging the relative traveling direction of the electrode wheel pair on the flange portion inward of the workpiece. The outside correction angle is a correction angle for swinging the relative traveling direction of the electrode wheel pair on the flange portion to the outside of the workpiece. Moreover, 0 degree is an angle for preventing the workpiece from being rotationally displaced from the reference angle.
第1の側面に係るシーム溶接方法では、シーム溶接作業時における回転付与手段を介してのワーク(例えば燃料タンク)の回転変位の補正制御において、基準とされる主制御角度(ティーチングによる主制御にて回転付与手段に指定される、従ってワークに付与される回転角度)に対してワークが取り得る回転角度は、2つ以上の内補正角度、1つ以上の外補正角度、および0度(基準角度)を含む合計4つ以上である。溶接軌跡前端が溶接予定線からワークの外方へ逸脱している状態において、フランジ部上で電極輪対の相対的進行方向をワークの内方に振る際に許容される振り角度幅は、溶接軌跡前端が溶接予定線からワークの内方へ逸脱している状態において、フランジ部上で電極輪対の相対的進行方向をワークの外方に振る際に許容される振り角度幅よりも、大きい。溶接軌跡前端が溶接予定線からワークの内方へ逸脱している状態において、フランジ部上で電極輪対の相対的進行方向をワークの外方に振ると、電極輪対はワークの隆起部に当接しやすいからである。より大きな振り角度が許容される内補正については、外補正に対するよりも、実用的な多くの補正角度を設定しやすいところ、本発明の第1の側面に係る方法では、シーム溶接におけるこのような技術的特徴を利用しつつ、補正制御において回転付与手段ないしワークの取り得る回転角度として複数の角度が設定されている。したがって、本発明の第1の側面に係る方法によると、従来よりも多数の角度から微細制御角度を選択してワークの回転変位の補正制御をより緻密に行うことができる。緻密な補正制御が可能な本発明に係るシーム溶接方法は、溶接予定線からの溶接軌跡前端の逸脱に柔軟に対応することができ、従って、フランジ幅短縮化への対応やシーム溶接速度(電極輪対の回転速度)の高速化への対応に適しているのである。 In the seam welding method according to the first aspect, in the correction control of the rotational displacement of the work (for example, the fuel tank) via the rotation applying means during the seam welding operation, a reference main control angle (for main control by teaching) The rotation angle that can be taken by the work with respect to the rotation giving means, and thus the rotation angle given to the work) is two or more internal correction angles, one or more external correction angles, and 0 degrees (reference) A total of four or more including the angle). In a state where the front end of the welding locus deviates from the planned welding line to the outside of the workpiece, the swing angle width allowed when the relative traveling direction of the electrode wheel pair on the flange portion is moved inward of the workpiece is In a state where the front end of the locus deviates from the planned welding line to the inside of the work, it is larger than the swing angle width allowed when the relative traveling direction of the electrode wheel pair is swung outward on the flange. . When the front end of the welding locus deviates from the planned welding line to the inside of the workpiece, if the relative movement direction of the electrode ring pair is moved outward on the flange on the flange, the electrode ring pair will move to the raised portion of the workpiece. It is because it is easy to contact. For the internal correction in which a larger swing angle is allowed, it is easier to set many practical correction angles than for the external correction. However, in the method according to the first aspect of the present invention, such a correction in seam welding is performed. A plurality of angles are set as possible rotation angles of the rotation applying means or the workpiece in the correction control while utilizing the technical features. Therefore, according to the method according to the first aspect of the present invention, the fine control angle can be selected from a larger number of angles than in the prior art, and the correction control of the rotational displacement of the workpiece can be performed more precisely. The seam welding method according to the present invention capable of precise correction control can flexibly cope with the deviation of the front end of the welding locus from the planned welding line. Accordingly, it can cope with shortening of the flange width and the seam welding speed (electrode). It is suitable for responding to the increase in the rotation speed of the wheel pair.
第1の側面における好ましい実施形態では、内補正角度は、第1角度と、当該第1角度より絶対値の小さな第2角度とを含み、外補正角度は、第1角度より絶対値の小さな第3角度を含む。このような構成は、外補正角度より多数の内補正角度を実用的に効率よく設定するうえで好適である。 In a preferred embodiment of the first aspect, the inner correction angle includes a first angle and a second angle having an absolute value smaller than the first angle, and the outer correction angle is a first angle smaller in absolute value than the first angle. Includes 3 angles. Such a configuration is suitable for practically and efficiently setting a larger number of internal correction angles than external correction angles.
本発明の第2の側面によると他のシーム溶接方法が提供される。フランジ部を有するワークを変位させるためのワーク操作部と、フランジ部を挟持しつつ溶接するための、相互に平行な回転軸心を有する一対の電極輪と、フランジ部における溶接予定線からの溶接軌跡前端の逸脱長さを検出するための検出手段と、を備えるシーム溶接装置が使用される。この装置のワーク操作部は、電極輪対の両回転軸心の離間方向に延びる回転軸心を有する回転変位をワークに付与するための回転付与手段を含む。本方法では、回転付与手段を介してワークの回転変位を主制御および補正制御しつつ、電極輪対がフランジ部に沿って溶接を行うようにワーク操作部によりワークを変位させる。主制御においては、回転変位の主制御角度を規定する。補正制御においては、逸脱長さに対応付けられた複数の角度を各々が含む複数の角度群からアクティブ角度群を選択した後、検出手段により検出される逸脱長さに応じてアクティブ角度群から微細制御角度を選択し、主制御角度を基準として、当該微細制御角度に応じて回転変位を微細制御する。本発明において、アクティブ角度群として選択され得る各角度群は、溶接対象であるフランジ部についての諸条件(材質、厚さ、幅寸法、迂曲性など)に応じて設定された一組の角度からなる。 Another seam welding method is provided according to the second aspect of the present invention. Workpiece operating part for displacing a work piece having a flange part, a pair of electrode wheels having mutually parallel rotation axes for welding while sandwiching the flange part, and welding from a planned welding line in the flange part A seam welding apparatus is used that includes detection means for detecting the deviation length of the front end of the locus. The work operation part of this apparatus includes a rotation imparting means for imparting to the work a rotational displacement having a rotational axis extending in the direction of separation of both rotational axes of the electrode wheel pair. In this method, the workpiece is displaced by the workpiece operating unit so that the electrode wheel pair performs welding along the flange portion while performing main control and correction control of the rotation displacement of the workpiece via the rotation applying means. In main control, the main control angle of rotational displacement is defined. In the correction control, after selecting an active angle group from a plurality of angle groups each including a plurality of angles associated with the departure length, a fine adjustment is made from the active angle group according to the departure length detected by the detecting means. A control angle is selected, and the rotational displacement is finely controlled according to the fine control angle with the main control angle as a reference. In the present invention, each angle group that can be selected as an active angle group is based on a set of angles set according to various conditions (material, thickness, width dimension, detour property, etc.) about the flange part to be welded. Become.
第2の側面に係るシーム溶接方法では、溶接対象であるフランジ部についての諸条件の相違に応じて用意された複数の角度群の中からアクティブ角度群が選択された後、当該アクティブ角度群の中から適切な微細制御角度が選択され、当該微細制御角度に応じて、シーム溶接作業時のワーク回転変位が補正制御される。このような本発明の第2の側面に係る方法は、溶接予定線からの溶接軌跡前端の逸脱に対し、フランジ部の諸条件の変化に柔軟に対応するのに適している。このようなシーム溶接方法は、フランジ幅短縮化への対応やシーム溶接速度の高速化への対応に適している。 In the seam welding method according to the second aspect, after an active angle group is selected from a plurality of angle groups prepared according to differences in conditions for the flange part to be welded, the active angle group An appropriate fine control angle is selected from the inside, and the workpiece rotational displacement during the seam welding operation is corrected and controlled according to the fine control angle. Such a method according to the second aspect of the present invention is suitable for flexibly responding to changes in various conditions of the flange portion with respect to the deviation of the front end of the welding locus from the planned welding line. Such a seam welding method is suitable for dealing with the shortening of the flange width and the seam welding speed.
第2の側面における好ましい実施の形態では、複数の角度群は、第1角度群および第2角度群を含み、第1角度群は、下限角度としての第1内補正角度、上限角度としての第1外補正角度、これらの間の少なくとも1つの補正角度、および0度からなり、第2角度群は、第1内補正角度より絶対値の大きな下限角度としての第2内補正角度、第1外補正角度より絶対値の大きな上限角度としての第2外補正角度、これらの間の少なくとも1つの補正角度、および0度からなる。少なくともこのような2種の角度群から、アクティブ角度群を適宜選択することは、溶接予定線からの溶接軌跡前端の逸脱に対し、フランジ部の諸条件の変化に柔軟に対応するうえで好適である。 In a preferred embodiment of the second aspect, the plurality of angle groups includes a first angle group and a second angle group, and the first angle group includes a first internal correction angle as a lower limit angle and a first angle as an upper limit angle. 1 outside correction angle, at least one correction angle between them, and 0 degree, and the second angle group includes the second inside correction angle as the lower limit angle having a larger absolute value than the first inside correction angle, the first outside It consists of a second outer correction angle as an upper limit angle having an absolute value larger than the correction angle, at least one correction angle between them, and 0 degree. It is preferable to appropriately select an active angle group from at least these two types of angle groups in order to flexibly cope with changes in various conditions of the flange portion with respect to deviation of the front end of the welding locus from the planned welding line. is there.
第2の側面における他の好ましい実施の形態では、複数の角度群は、第1角度群、第2角度群、および第3角度群からなり、第1角度群は、下限角度としての第1内補正角度、上限角度としての第1外補正角度、これらの間の少なくとも1つの補正角度、および0度からなり、第2角度群は、第1内補正角度より絶対値の大きな下限角度としての第2内補正角度、第1外補正角度より絶対値の大きな上限角度としての第2外補正角度、これらの間の少なくとも1つの補正角度、および0度からなり、第3角度群は、第1内補正角度以上で第2内補正角度未満の絶対値を有する第3内補正角度、第1外補正角度以上で第2外補正角度未満の絶対値を有する第3外補正角度、および0度からなる。これら3種の角度群から、アクティブ角度群を適宜選択することは、溶接予定線からの溶接軌跡前端の逸脱に対し、フランジ部の諸条件の変化に柔軟に対応するうえで好適である。 In another preferred embodiment of the second aspect, the plurality of angle groups includes a first angle group, a second angle group, and a third angle group, and the first angle group is a first inner angle as a lower limit angle. The correction angle, the first outer correction angle as the upper limit angle, at least one correction angle between them, and 0 degrees, and the second angle group is the first lower limit angle having a larger absolute value than the first inner correction angle. 2 internal correction angles, a second external correction angle as an upper limit angle having a larger absolute value than the first external correction angle, at least one correction angle between them, and 0 degrees, and the third angle group includes the first internal correction angle A third internal correction angle having an absolute value greater than or equal to the correction angle and less than the second internal correction angle, a third external correction angle having an absolute value greater than or equal to the first external correction angle and less than the second external correction angle, and 0 degrees. . It is preferable to appropriately select an active angle group from these three types of angle group in order to flexibly cope with changes in various conditions of the flange portion with respect to the deviation of the front end of the welding locus from the planned welding line.
本発明の第3の側面によると、フランジ部を有するワークの当該フランジ部をシーム溶接するための装置が提供される。本装置は、ワークを変位させるためのワーク操作部と、フランジ部を挟持しつつ溶接するための、相互に平行な回転軸心を有する一対の電極輪と、フランジ部における溶接予定線からの溶接軌跡前端の逸脱長さを検出するための検出手段と、を備える。ワーク操作部は、電極輪対の両回転軸心の離間方向に延びる回転軸心を有する回転変位をワークに付与するための回転付与手段を含む。また、本装置は、回転変位の主制御角度を規定するための主制御と、逸脱長さに対応付けられた少なくとも2つの内補正角度、少なくとも1つの外補正角度、および0度よりなる角度群から、検出手段により検出される逸脱長さに応じて微細制御角度を選択し、主制御角度を基準として当該微細制御角度に応じて回転変位を微細制御するための補正制御とを、回転付与手段を介してワークの回転変位について実行できるように構成されている。 According to the 3rd side surface of this invention, the apparatus for the seam welding of the said flange part of the workpiece | work which has a flange part is provided. The apparatus includes a workpiece operating unit for displacing the workpiece, a pair of electrode wheels having mutually parallel rotation axes for welding while sandwiching the flange portion, and welding from a planned welding line at the flange portion. Detecting means for detecting the deviation length of the front end of the locus. The work operation unit includes rotation imparting means for imparting to the work a rotational displacement having a rotation axis extending in the direction in which both rotation axes of the electrode wheel pair are separated from each other. In addition, the apparatus includes a main control for defining a main control angle of rotational displacement, an angle group including at least two internal correction angles associated with the deviation length, at least one external correction angle, and 0 degrees. A correction control for selecting a fine control angle according to the deviation length detected by the detection means, and finely controlling the rotational displacement according to the fine control angle with reference to the main control angle; It is comprised so that it can perform about the rotational displacement of a workpiece | work via.
第3の側面に係るシーム溶接装置によると、本発明の第1の側面に係る方法を実行することができる。したがって、第3の側面に係る装置によると、その使用過程において、第1の側面に関して上述したのと同様の利益を享受することができる。 According to the seam welding apparatus according to the third aspect, the method according to the first aspect of the present invention can be executed. Therefore, according to the apparatus which concerns on a 3rd side surface, in the use process, the same profit as the above-mentioned regarding the 1st side surface can be enjoyed.
本発明の第4の側面によると、フランジ部を有するワークの当該フランジ部をシーム溶接するための他の装置が提供される。本装置は、ワークを変位させるためのワーク操作部と、フランジ部を挟持しつつ溶接するための、相互に平行な回転軸心を有する一対の電極輪と、フランジ部における溶接予定線からの溶接軌跡前端の逸脱長さを検出するための検出手段と、を備える。ワーク操作部は、電極輪対の両回転軸心の離間方向に延びる回転軸心を有する回転変位をワークに付与するための回転付与手段を含む。また、本装置は、回転変位の主制御角度を規定するための主制御と、逸脱長さに対応付けられた複数の角度を各々が含む複数の角度群からアクティブ角度群を選択した後、検出手段により検出される逸脱長さに応じてアクティブ角度群から微細制御角度を選択し、主制御角度を基準として当該微細制御角度に応じて回転変位を微細制御するための補正制御とを、回転付与手段を介してワークの回転変位について実行できるように構成されている。 According to a fourth aspect of the present invention, there is provided another apparatus for seam welding a flange portion of a workpiece having a flange portion. The apparatus includes a workpiece operating unit for displacing the workpiece, a pair of electrode wheels having mutually parallel rotation axes for welding while sandwiching the flange portion, and welding from a planned welding line at the flange portion. Detecting means for detecting the deviation length of the front end of the locus. The work operation unit includes rotation imparting means for imparting to the work a rotational displacement having a rotation axis extending in the direction in which both rotation axes of the electrode wheel pair are separated from each other. In addition, the apparatus detects a main control for defining a main control angle of rotational displacement and an active angle group selected from a plurality of angle groups each including a plurality of angles associated with a deviation length. The fine control angle is selected from the active angle group according to the deviation length detected by the means, and the correction control for finely controlling the rotational displacement according to the fine control angle based on the main control angle is given rotation. It is comprised so that it can perform about the rotational displacement of a workpiece | work via a means.
第4の側面に係るシーム溶接装置によると、本発明の第2の側面に係る方法を実行することができる。したがって、第4の側面に係る装置によると、その使用過程において、第2の側面に関して上述したのと同様の利益を享受することができる。 According to the seam welding apparatus according to the fourth aspect, the method according to the second aspect of the present invention can be executed. Therefore, according to the apparatus which concerns on a 4th side surface, in the use process, the same profit as the above-mentioned regarding the 2nd side surface can be enjoyed.
第4の側面における好ましい実施の形態では、複数の角度群は、第1角度群および第2角度群を含み、第1角度群は、下限角度としての第1内補正角度、上限角度としての第1外補正角度、これらの間の少なくとも1つの補正角度、および0度からなり、第2角度群は、第1内補正角度より絶対値の大きな下限角度としての第2内補正角度、第1外補正角度より絶対値の大きな上限角度としての第2外補正角度、これらの間の少なくとも1つの補正角度、および0度からなる。これら3種の角度群から、アクティブ角度群を適宜選択することは、溶接予定線からの溶接軌跡前端の逸脱に対し、フランジ部の諸条件の変化に柔軟に対応するうえで好適である。 In a preferred embodiment of the fourth aspect, the plurality of angle groups include a first angle group and a second angle group, and the first angle group includes a first internal correction angle as a lower limit angle and a first angle as an upper limit angle. 1 outside correction angle, at least one correction angle between them, and 0 degree, and the second angle group includes the second inside correction angle as the lower limit angle having a larger absolute value than the first inside correction angle, the first outside It consists of a second outer correction angle as an upper limit angle having an absolute value larger than the correction angle, at least one correction angle between them, and 0 degree. It is preferable to appropriately select an active angle group from these three types of angle group in order to flexibly cope with changes in various conditions of the flange portion with respect to the deviation of the front end of the welding locus from the planned welding line.
図1および図2は、本発明に係るシーム溶接装置X1を表す。図1はシーム溶接装置X1の一部切欠き側面図であり、図2はシーム溶接装置X1の部分拡大平面図である。 1 and 2 show a seam welding apparatus X1 according to the present invention. FIG. 1 is a partially cutaway side view of the seam welding apparatus X1, and FIG. 2 is a partially enlarged plan view of the seam welding apparatus X1.
シーム溶接装置X1は、ワークWのフランジ部Fをシーム溶接するためのものであり、ワーク操作部10および溶接機20を具備する。ワーク操作部10は、多関節ロボット11と、ワーク保持部12と、回転手段13と、スライドプレート14とを備える。溶接機20は、本体21と、一対の電極輪22と、補正制御用のセンサシステム23と、コーナ検知用のフォトセンサ24とを備える。ワークWは、例えば自動車や自動二輪車の燃料タンクであり、図1においては図の明確化の観点よりその断面形状を表す。ワークWのフランジ部Fは、図2に示すように直線領域Faおよびコーナ領域Fbを有する。また、フランジ部Fには、図2において2点鎖線で示すように、所望される溶接軌跡が溶接予定線Lとして想定されている。
The seam welding apparatus X1 is for seam welding the flange portion F of the workpiece W, and includes a
ワーク操作部10の多関節ロボット11は複数の関節を有し、各関節の動作は、ワーク操作部10の具備する所定の制御部(図示せず)により独立に制御される。また、多関節ロボット11は、予めプログラムされて制御部から発せられる所定のティーチングに従って動作できるように、構成されている。多関節ロボット11の先端は、回転手段13およびスライドプレート14を介して、ワーク保持部12と機械的に連結している。
The
ワーク保持部12は、ワークWを保持するためのものであり、フレーム12aと、治具12bと、クランプ12cと、確認プレート12dとを有する。治具12bは、ワークWの上部を受容するようにワークWの形状に応じて用意されたものであり、フレーム12aの一端側に固定されている。クランプ12cは、ワークWを下方から押圧支持するためのものであり、フレーム12aの他端側にて高さ調節可能および回転自在に設けられている。確認プレート12dは、後述するように補正制御において機能する部位であり、治具12b上に固定されている。確認プレート12dの周側面12d’は、図2によく表れているように、ワークWのフランジ部Fにて想定されている溶接予定線Lに対して平行である。また、確認プレート12d上における各コーナ領域付近には、LSドグ12eが配設されている。各LSドグ12eは、後述するように、コーナ検出において機能する部位である。
The
回転手段13は、鉛直方向に延びる回転軸心を有する回転変位が可能な部位を有し、ワーク保持部12に保持されるワークWに対して、鉛直方向に延びる回転軸心を有する回転変位を付与するためのものである。このような回転手段13は、例えばサーボモータにより構成されている。回転手段13の一端は、多関節ロボット11の先端と連結しており、他端は、スライドプレート14と連結している。当該スライドプレート14には、ワーク保持部12におけるフレーム12aの一端側が固定されている。このような構成において、回転手段13が回転駆動すると、スライドプレート14に固定されているワーク保持部12ないしこれに保持されているワークWが、多関節ロボット11の先端に対して相対的に回転変位する。当該回転変位の回転軸心は、上述のように、鉛直方向に延びる。回転手段13の回転駆動における回転角度および駆動タイミングは、各々、ワーク操作部10の具備する所定の制御部(図示せず)により制御される。また、回転手段13は、予めプログラムされた所定のティーチングに従って回転駆動できるように構成されている。
The rotating means 13 has a portion having a rotational axis extending in the vertical direction and capable of rotational displacement, and the rotational means having a rotational axis extending in the vertical direction with respect to the workpiece W held by the
スライドプレート14は、ワーク保持部12に保持されるワークWの、水平方向における低抵抗での並進変位を許容するためのものであり、図3によく表れているように、3枚のプレート14a,14b,14cおよび2組の直動ガイド14d,14eを有する。本実施形態では、平行な2本の直動ガイド14dが、プレート14aにおけるプレート14bの側に固定されており、プレート14bは、これら直動ガイド14dに沿ってプレート14aに対して低抵抗力でスライド変位可能とされている。一方、本実施形態では、平行な2本の直動ガイド14eが、プレート14bにおけるプレート14cの側に固定されており、プレート14cは、これら直動ガイド14eに沿ってプレート14bに対して低抵抗力でスライド変位可能とされている。また、直動ガイド14dおよび直動ガイド14eは互いに直交している。このようなスライドプレート14を介して多関節ロボット11に機械的に連結されているワーク保持部12に保持されるワークWは、多関節ロボット11が不動のときであっても、所定範囲内において水平方向に低抵抗力で並進変位可能である。
The
溶接機20の一対の電極輪22は、ワークWのフランジ部Fを挟持しつつ、当該フランジ部Fをその直線領域Faおよびコーナ領域Fbにわたって溶接するためのものである。電極輪対22は、図1および図4を併せて参照するとよく理解できるように、各々の回転軸心Aが平行であり且つ各々の周縁が対向するように配設されている。電極輪対22の両回転軸心Aは、鉛直方向Yに離隔している。また、電極輪対22は、相互に近接離反動可能に設けられている。このような電極輪対22は、本体21内に設けられている所定の制御部(図示せず)により回転速度および通電電流が制御され得るように構成されている。
The pair of
センサシステム23は、ワークWの回転変位についての後述の補正制御に供すべく、フランジ部Fにおける溶接軌跡(図2において太線で表す)を実質的に追跡するためのものであり、本体21に固定されているアーム23aと、当該アーム23aの先端に取り付けられている基準部材23bと、当該アーム23aの中腹に取り付けられている測距センサ23cと、本体21内に設けられている演算部(図示せず)とを備える。図の簡潔化の観点より、図2においては、本体21の一部およびアーム23aの描出を省略し、基準部材23bについては、本体21から離隔した状態で表す。
The
基準部材23bは、図1および図4を併せて参照するとよく理解できるように、電極輪対22の両回転軸心Aを共に含む仮想平面Q内において、ワーク保持部12の確認プレート12dに対向する高さ位置に配設されている。測距センサ23cは、基準部材23bおよび確認プレート12dの離隔距離を測定するように構成されている。センサシステム23の演算部は、測距センサ23cにより測定される離隔距離と、所定の基準距離R0とに基づいて、溶接予定線Lからの溶接軌跡前端P(図2に示す)の逸脱長さDを演算する。
The
基準距離R0とは、電極輪対22が溶接予定線L上に位置するときの、基準部材23bおよび確認プレート12dの離隔距離である。測距センサ23cにより測定される離隔距離と当該基準距離との差は、溶接予定線Lからの溶接軌跡前端Pの逸脱長さDに相当する。溶接軌跡前端Pが溶接予定線Lからタンク外方へ逸脱している場合には、図5(a)に示すように、基準部材23bと確認プレート12dの離隔距離Rは、基準距離R0より長い。この場合、逸脱長さDは、測距センサ23cにより例えば正の値で算出される。一方、溶接軌跡前端Pが溶接予定線Lからタンク内方へ逸脱している場合には、図5(b)に示すように、測定離隔距離Rは基準距離R0より短い。このときの逸脱長さDは、測距センサ23cにより例えば負の値で算出される。
The reference distance R 0 is a separation distance between the
フォトセンサ24は、確認プレート12d上に設けられたLSドグ12eの通過を検知するためのものであり、本体21に取り付けられている。図の簡潔化の観点より、図2においては、本体21の一部の描出を省略し、フォトセンサ24については、本体21から離隔した状態で表す。フォトセンサ24の配設位置は、図1、図2、および図4を併せて参照するとよく理解できるように、基準部材23bの配設位置より上位であり、且つ、電極輪対22によるシーム溶接方向Bにおいて、基準部材23bの配設位置ないし電極輪対22の回転軸心Aの位置より、後方である。一方、フォトセンサ24により検知されるLSドグ12eは、確認プレート12d上において、具体的には、フランジ部Fにおける直線領域Faからコーナ領域Fbに電極輪対22が進入する所定期間前にフォトセンサ24により検知される位置に配設されている。
The
このような構成のシーム溶接装置X1を使用して、ワークWのフランジ部Fに対して溶接作業を行う際には、まず、ワークWを、治具12bおよびクランプ12cの間に挟み込み、ワーク保持部12に取り付ける。当該ワークWは、フランジ部Fに対する数カ所のスポット溶接によりタンク半体どうしが予め仮止めされてなる。このように取り付けられた状態においては、当該ワークWのフランジ部Fにおける溶接予定線Lと確認プレート12dの周壁面12d’とは平行関係にある。次に、多関節ロボット11を駆動してワーク保持部12、従ってワークWを変位させ、フランジ部Fにおける所定の溶接開始箇所を電極輪対22の間に送り込む。次に、ワーク操作部10および溶接機20を駆動して、フランジ部Fの一周にわたって電極輪対22を相対的に移動させつつ当該フランジ部Fをシーム溶接する。
When performing a welding operation on the flange portion F of the workpiece W using the seam welding apparatus X1 having such a configuration, first, the workpiece W is sandwiched between the
フランジ部Fに対するシーム溶接作業時には、電極輪対22は、適度な押圧力でフランジ部Fを挟持しつつ所定の回転速度で回転し、且つ、電極輪対22間には所定のタイミングで溶接電流が通電される。これとともに、ワーク操作部10における多関節ロボット11および回転手段13は、フランジ部Fでの溶接予定線Lに応じて予めプログラムされたティーチングに従って協働的に駆動する。多関節ロボット11は、具体的には、フランジ部Fでの溶接予定線Lに応じて予めプログラムされたティーチングに従って、ワークWを並進変位させる。回転手段13は、具体的には、フランジ部Fでの溶接予定線Lに応じて予めプログラムされたティーチングに従って、主制御として、ワークWを回転変位させる。
At the time of seam welding work on the flange portion F, the
例えば、フランジ部Fの直線領域Faに対する溶接作業においては、当該直線領域Faを電極輪対22間に直線的に送り込むべく、多関節ロボット11を介してワークWを並進変位させ続け、且つ、回転手段13に対し主制御において一定の回転変位角度が指定し続けられるように、ワーク操作部10はティーチングされる。
For example, in the welding operation for the straight line area Fa of the flange portion F, the workpiece W is continuously translated and rotated via the articulated
フランジ部Fの直線領域Faからコーナ領域Fbに進入する所定期間前には、フォトセンサ24がLSドグ12eの通過を検知する。当該検知の後の所定期間経過時に、ワーク操作部10のコーナ領域用の動作が開始される。
The
フランジ部Fのコーナ領域Fbに対する溶接作業においては、当該コーナ領域Fbを電極輪対22間に曲線的に送り込むべく、多関節ロボット11を介して達成される並進変位、および、回転手段13を介して達成される主制御に基づく回転変位が、協働的にワークWに付与され続けるように、ワーク操作部10はティーチングされる。フランジ部Fの形状に応じて予めプログラムされているティーチングによる、回転手段13を介しての回転変位主制御においては、所定の回転基準位置(主制御における0度)に対する変位角度が、主制御角度として、回転手段13自体の回転変位について、従ってこれに伴うワークWの回転変位について、指定される。指定される主制御角度に応じてワークWは回転変位することができる。シーム溶接作業時にワークWが回転変位することは、ワークWないしフランジ部Fに対する電極輪対22の相対的な進行方向が変化することに相当する。
In the welding operation of the flange portion F to the corner region Fb, the translational displacement achieved via the articulated
ワークWの回転変位については、回転手段13を介して上述のように主制御されるとともに、回転手段13を介して補正制御される。図6は、当該補正制御に係るフローチャートを表す。
The rotational displacement of the workpiece W is mainly controlled as described above via the rotating
補正制御においては、まず、ステップS1において、溶接機20の測距センサ23cが、基準部材23bと確認プレート12dの距離を測定する。この測定は、常時的に、または、所定のタイミングで断続的に行われる。次に、ステップS2において、この測定により得られた距離と上述の基準距離R0とに基づき、センサシステム23の演算部(図示せず)が、溶接予定線Lからの溶接軌跡前端Pの逸脱長さDを演算する。次に、ステップS3において、所定の制御部(図示せず)により、得られた逸脱長さDに基づいて、予め用意されている一群の角度を参照し、当該角度群のうちから微細制御角度が選択される。
In the correction control, first, in step S1, the
図7は、ステップS3において参照される角度群の一例である角度群G1が掲げられた表である。角度群G1に含まれる合計13個の角度は、各々、逸脱長さDに対応付けられて、予め割り当てられている。具体的には、絶対値のより大きな負の逸脱長さDに対しては、絶対値のより大きな外補正角度(正の補正角度)が割り当てられ、且つ、絶対値のより大きな正の逸脱長さDに対しては、絶対値のより大きな内補正角度(負の補正角度)が割り当てられている。例えば、逸脱長さD≦−1.2mmに対しては上限角度として+2.1度が割り当てられ、−0.8mm<逸脱長さD≦−0.6mmに対しては+1.05度が割り当てられ、0.4mm≦逸脱長さD<0.6mmに対しては−0.7度が割り当てられ、1.2mm≦逸脱長さDに対しては下限角度として−2.8度が割り当てられている。角度群G1においては、下限角度の絶対値は上限角度のそれより大きい。これら補正角度に加え、−0.2mm<逸脱長さD<0.2mmに対しては0度が割り当てられている。ステップS3では、得られた最新の逸脱長さDに対応する一の角度が、このような角度群G1のうちから微細制御角度として選択されるのである。 FIG. 7 is a table listing an angle group G1, which is an example of an angle group referred to in step S3. A total of 13 angles included in the angle group G1 are associated with the departure length D and assigned in advance. Specifically, an outer correction angle (positive correction angle) having a larger absolute value is assigned to a negative deviation length D having a larger absolute value, and a positive deviation length having a larger absolute value. An inner correction angle (negative correction angle) having a larger absolute value is assigned to the length D. For example, +2.1 degrees is assigned as the upper limit angle for deviation length D ≦ −1.2 mm, and +1.05 degrees is assigned for deviation length D ≦ −0.6 mm. For 0.4 mm ≦ deviation length D <0.6 mm, −0.7 degrees is assigned, and for 1.2 mm ≦ deviation length D, −2.8 degrees is assigned as the lower limit angle. ing. In the angle group G1, the absolute value of the lower limit angle is larger than that of the upper limit angle. In addition to these correction angles, 0 degree is assigned to −0.2 mm <deviation length D <0.2 mm. In step S3, one angle corresponding to the latest deviation length D obtained is selected as the fine control angle from such an angle group G1.
補正制御においては、次に、ステップS4にて、選択された微細制御角度に応じて、ワークWの回転変位が微細制御される。具体的には、主制御により規定される主制御角度を基準角度(補正制御における0度)として、当該基準角度から微細制御角度だけ異なる角度位置に至るようにワークWの回転を制御する。このとき、前回の補正制御にて既に当該位置にワークWが位置決めされている場合には、ワークWは回転変位しない。このような微細制御の結果、ワークWないしフランジ部Fに対する電極輪対22の相対的な進行方向が変化する。本発明のシーム溶接方法においては、以上のような補正制御(ステップS1〜S4)が、回転手段13を介してワークWの回転変位に施されるのである。
In the correction control, next, in step S4, the rotational displacement of the workpiece W is finely controlled in accordance with the selected fine control angle. Specifically, the main control angle defined by the main control is set as a reference angle (0 degree in correction control), and the rotation of the workpiece W is controlled so as to reach an angular position different from the reference angle by a fine control angle. At this time, when the workpiece W is already positioned at the position in the previous correction control, the workpiece W is not rotationally displaced. As a result of such fine control, the relative traveling direction of the
例えば、電極輪対22ないし溶接軌跡前端Pが溶接予定線LからワークWの外方に大きく逸脱し、ステップS2にて得られる逸脱長さDが1.5mmである場合、ステップS3では、微細制御角度として−2.8度が選択される。ステップS4では、主制御により規定されている所定の主制御角度を基準角度(補正制御における0度)として、当該基準角度から−2.8度だけ異なる角度位置に至るように、ワークWの回転変位が制御される。この結果、フランジ部Fに対する電極輪対22の相対的な進行方向は、比較的に大きく変化し、ワークWの内方に向けて振られる。
For example, when the
例えば、溶接軌跡前端Pが溶接予定線LからワークWの外方に比較的に小さく逸脱し、ステップS2にて得られる逸脱長さDが0.3mmである場合、ステップS3では、微細制御角度として−0.35度が選択される。ステップS4では、主制御により規定されている所定の主制御角度を基準角度(補正制御における0度)として、当該基準角度から−0.35度だけ異なる角度位置に至るように、ワークWの回転変位が制御される。この結果、フランジ部Fに対する電極輪対22の相対的な進行方向は、比較的に小さく変化し、ワークWの内方に向けて振られる。
For example, when the front end P of the welding locus deviates from the welding planned line L to the outside of the workpiece W relatively small and the deviation length D obtained in step S2 is 0.3 mm, the fine control angle is determined in step S3. -0.35 degrees is selected. In step S4, the predetermined main control angle defined by the main control is set as a reference angle (0 degree in correction control), and the workpiece W is rotated so as to reach an angular position different from the reference angle by −0.35 degrees. The displacement is controlled. As a result, the relative traveling direction of the
例えば、溶接予定線Lからの溶接軌跡前端Pの逸脱の程度が極めて小さく、ステップS2にて得られる逸脱長さDの絶対値が0.2mm未満である場合、ステップS3では、微細制御角度として0度が選択される。ステップS4では、主制御により規定されている所定の主制御角度を基準角度(補正制御における0度)として、当該基準角度を維持または当該基準角度に至るように、ワークWの回転変位が制御される。この結果、フランジ部Fに対する電極輪対22の相対的な進行方向は、溶接予定線Lの極めて近傍にて、多くの場合、変化しないか殆ど変化しない。
For example, when the degree of deviation of the welding track front end P from the planned welding line L is extremely small and the absolute value of the deviation length D obtained in step S2 is less than 0.2 mm, in step S3, the fine control angle is 0 degrees is selected. In step S4, a predetermined main control angle defined by the main control is set as a reference angle (0 degree in the correction control), and the rotational displacement of the workpiece W is controlled so as to maintain or reach the reference angle. The As a result, the relative traveling direction of the
例えば、溶接軌跡前端Pが溶接予定線LからワークWの内方に逸脱し、ステップS2にて得られる逸脱長さDが−0.7mmである場合、ステップS3では、微細制御角度として+1.05度が選択される。ステップS4では、主制御により規定されている所定の主制御角度を基準角度(補正制御における0度)として、当該基準角度から+1.05度だけ異なる角度位置に至るように、ワークWの回転変位が制御される。この結果、フランジ部Fに対する電極輪対22の相対的な進行方向は、変化し、ワークWの外方に向けて振られる。
For example, when the welding track front end P deviates from the planned welding line L inward of the workpiece W and the deviation length D obtained in step S2 is −0.7 mm, in step S3, the fine control angle is set to +1. 05 degrees is selected. In step S4, a predetermined main control angle defined by the main control is set as a reference angle (0 degree in correction control), and the rotational displacement of the workpiece W is reached so as to reach an angular position that is different from the reference angle by +1.05 degrees. Is controlled. As a result, the relative traveling direction of the
本発明に係るシーム溶接方法においては、主制御および上述のような補正制御を含む回転手段13を介しての回転変位制御、並びに、多関節ロボット11を介しての並進変位制御により、ワークWを変位させつつ、電極輪対22による溶接作業を行う。これにより、ワークWのフランジ部Fが、直線領域Faおよびコーナ領域Fbの全体にわたって連続的に溶接される。
In the seam welding method according to the present invention, the workpiece W is moved by the rotational displacement control through the rotating means 13 including the main control and the correction control as described above, and the translational displacement control through the articulated
本発明に係るシーム溶接方法によると、シーム溶接作業時における回転手段13を介してのワークWの回転変位の補正制御において、基準とされる主制御角度に対してワークWが取り得る回転角度は、多数である。溶接軌跡前端Pが溶接予定線Lからワークの外方へ逸脱している状態において、フランジ部F上で電極輪対22をワークWの内方に振る際に許容される振り角度幅は、溶接軌跡前端Pが溶接予定線LからワークWの内方へ逸脱している状態において、フランジ部F上で電極輪対22をワークWの外方に振る際に許容される振り角度幅よりも、大きい。より大きな振り角度が許容される内補正については、外補正に対するよりも、実用的な多くの補正角度を設定しやすい。本発明では、シーム溶接におけるこのような技術的特徴を利用しつつ、補正制御において回転手段13ないしワークWの取り得る回転角度として複数の角度が設定されている。したがって、本発明によると、従来よりも多数の角度から微細制御角度を選択してワークWの回転変位の補正制御をより緻密に行うことができる。緻密な補正制御が可能な本発明に係るシーム溶接方法は、溶接予定線Lからの溶接軌跡前端Pの逸脱に柔軟に対応することができ、従って、フランジ幅短縮化への対応やシーム溶接速度の高速化への対応に適しているのである。
According to the seam welding method according to the present invention, in the correction control of the rotational displacement of the workpiece W via the rotating means 13 during the seam welding operation, the rotation angle that the workpiece W can take with respect to the reference main control angle is A large number. In a state where the front end P of the welding locus deviates from the planned welding line L to the outside of the workpiece, the swing angle width allowed when the
本発明においては、角度群G1とともに、図8に示す角度群G2,G3を用意しておき、ステップS3にて参照される角度群を、当該角度群G1〜G3のうちからアクティブ角度群として予め選択しておいてもよい。 In the present invention, the angle groups G2 and G3 shown in FIG. 8 are prepared together with the angle group G1, and the angle group referred to in step S3 is set in advance as an active angle group among the angle groups G1 to G3. You may choose.
角度群G2に含まれる合計9個の角度は、各々、逸脱長さDに対応付けられて、予め割り当てられている。例えば、逸脱長さD≦−0.8mmに対しては上限角度として+1.4度が割り当てられ、−0.6mm<逸脱長さD≦−0.4mmに対しては+0.7度が割り当てられ、0.4mm≦逸脱長さD<0.6mmに対しては−0.7度が割り当てられ、0.8mm≦逸脱長さDに対しては下限角度として−2.0度が割り当てられいる。これら補正角度に加えて、−0.2mm<逸脱長さD<0.2mmに対しては0度が割り当てられている。角度群G2においては、下限角度の絶対値は上限角度のそれより大きい。 A total of nine angles included in the angle group G2 are associated with the departure length D and assigned in advance. For example, an upper limit angle of +1.4 degrees is assigned to the deviation length D ≦ −0.8 mm, and +0.7 degrees is assigned to the deviation length D ≦ −0.4 mm. For 0.4 mm ≦ deviation length D <0.6 mm, −0.7 degrees is assigned, and for 0.8 mm ≦ deviation length D, −2.0 degrees is assigned as the lower limit angle. Yes. In addition to these correction angles, 0 degree is assigned to −0.2 mm <deviation length D <0.2 mm. In the angle group G2, the absolute value of the lower limit angle is larger than that of the upper limit angle.
角度群G2では、補正制御用の上限角度は角度群G1のそれよりも絶対値が小さく、且つ、下限角度は角度群G1のそれよりも絶対値が小さい。溶接予定線LがワークWの隆起部に近接する場合には、補正制御においてフランジ部Fに対する電極輪対22の相対的な最大振れ角度がより小さい角度群G2の方が、角度群G1よりも、当該隆起部に対する電極輪対22の接触を回避するうえで好適である。したがって、例えば、単一のワークWのフランジ部Fにおいて溶接予定線Lとワーク隆起部との距離が比較的に短い領域については、或は、フランジ部Fの全体にわたって溶接予定線Lとワーク隆起部との距離が短いワークWについては、アクティブ角度群として、角度群G2を選択するのが好ましい。
In the angle group G2, the upper limit angle for correction control has an absolute value smaller than that of the angle group G1, and the lower limit angle has an absolute value smaller than that of the angle group G1. When the planned welding line L is close to the raised portion of the workpiece W, the angle group G2 in which the relative maximum deflection angle of the
角度群G3は、逸脱長さDに対応付けられて予め割り当てられた3つの角度からなる。逸脱長さD≦−0.5mmに対しては+1.4度が割り当てられ、−0.5mm≦逸脱長さDに対しては−2.0度が割り当てられいる。これら補正角度に加えて、−0.5mm<逸脱長さD<0.5mmに対しては0度が割り当てられている。 The angle group G3 is made up of three angles assigned in advance in association with the departure length D. For the deviation length D ≦ −0.5 mm, +1.4 degrees is assigned, and for the deviation length D−−2.0 degrees, −2.0 degrees is assigned. In addition to these correction angles, 0 degree is assigned to -0.5 mm <deviation length D <0.5 mm.
角度群G3では、角度群G1における上限角度と同一の内補正角度(+1.4度)が、角度群G1におけるよりも絶対値の小さな逸脱長さDに対して割り当てられている。同様に、角度群G1における下限角度と同一の外補正角度(−2.0度)が、角度群G1におけるよりも絶対値の小さな逸脱長さDに対して割り当てられている。溶接予定線Lのワーク隆起部からの距離が確保されている場合や、コーナ領域Fbでは、補正制御においてフランジ部Fに対する電極輪対22の相対的な最大振れ角度は、厳しくは制限されない傾向にある。したがって、例えば、単一のワークWのフランジ部Fにおいて溶接予定線Lとワーク隆起部との距離が比較的に長い領域について、フランジ部Fの全体にわたって溶接予定線Lとワーク隆起部との距離が長いワークWについて、或は、フランジ部Fのコーナ領域Fbについて、急峻な補正制御が可能な場合には、アクティブ角度群として角度群G3を選択するのが好ましい場合がある。
In the angle group G3, the same internal correction angle (+1.4 degrees) as the upper limit angle in the angle group G1 is assigned to the deviation length D having a smaller absolute value than in the angle group G1. Similarly, the same outer correction angle (−2.0 degrees) as the lower limit angle in the angle group G1 is assigned to the deviation length D having a smaller absolute value than in the angle group G1. In the case where the distance from the workpiece raised portion of the planned welding line L is secured, or in the corner region Fb, the relative maximum deflection angle of the
X1,X2 シーム溶接装置
F フランジ
Fa 直線領域
Fb コーナ領域
10,60 ワーク操作部
11,61 多関節ロボット
12,62 ワーク保持部
12a,62a フレーム
12b,62b 治具
12c,62c クランプ
12d,62d 確認プレート
12e LSドグ
13,63 回転手段
14 スライドプレート
20,70 溶接機
22,72 電極輪
23,73 センサシステム
24 フォトセンサ
X1, X2 Seam welding equipment F Flange Fa Linear area
Claims (8)
前記回転付与手段を介して前記ワークの前記回転変位を主制御および補正制御しつつ、前記電極輪対が前記フランジ部に沿って溶接を行うように前記ワーク操作部により前記ワークを変位させ、
前記主制御においては、前記回転変位の主制御角度を規定し、
前記補正制御においては、前記逸脱長さに対応付けられた、少なくとも2つの内補正角度、少なくとも1つの外補正角度、および0度よりなる角度群から、前記検出手段により検出される逸脱長さに応じて微細制御角度を選択し、前記主制御角度を基準として、当該微細制御角度に応じて前記回転変位を微細制御する、シーム溶接方法。 From a work operation part for displacing a work having a flange part, a pair of electrode wheels having mutually parallel rotation axes for sandwiching the flange part, and a planned welding line in the flange part Detecting means for detecting the deviation length of the front end of the welding trajectory of the workpiece, and the work operating section detects rotational displacement having a rotational axis extending in a separating direction of both rotational axes of the electrode wheel pair. A method for seam welding the flange portion using a seam welding device, including rotation imparting means for imparting to
While the main displacement and correction control of the rotational displacement of the workpiece via the rotation imparting means, the workpiece operating portion is displaced by the workpiece operating unit so that the electrode wheel pair performs welding along the flange portion,
In the main control, a main control angle of the rotational displacement is defined,
In the correction control, the deviation length detected by the detection means is selected from an angle group consisting of at least two internal correction angles, at least one external correction angle, and 0 degrees, which are associated with the deviation length. A seam welding method in which a fine control angle is selected according to the main control angle, and the rotational displacement is finely controlled according to the fine control angle.
前記回転付与手段を介して前記ワークの前記回転変位を主制御および補正制御しつつ、前記電極輪対が前記フランジ部に沿って溶接を行うように前記ワーク操作部により前記ワークを変位させ、
前記主制御においては、前記回転変位の主制御角度を規定し、
前記補正制御においては、前記逸脱長さに対応付けられた複数の角度を各々が含む複数の角度群からアクティブ角度群を選択した後、前記検出手段により検出される逸脱長さに応じて前記アクティブ角度群から微細制御角度を選択し、前記主制御角度を基準として、当該微細制御角度に応じて前記回転変位を微細制御する、シーム溶接方法。 From a work operation part for displacing a work having a flange part, a pair of electrode wheels having mutually parallel rotation axes for sandwiching the flange part, and a planned welding line in the flange part Detecting means for detecting the deviation length of the front end of the welding trajectory of the workpiece, and the work operating section detects rotational displacement having a rotational axis extending in a separating direction of both rotational axes of the electrode wheel pair. A method for seam welding the flange portion using a seam welding device, including rotation imparting means for imparting to
While the main displacement and correction control of the rotational displacement of the workpiece via the rotation imparting means, the workpiece operating portion is displaced by the workpiece operating unit so that the electrode wheel pair performs welding along the flange portion,
In the main control, a main control angle of the rotational displacement is defined,
In the correction control, after selecting an active angle group from a plurality of angle groups each including a plurality of angles associated with the departure length, the active control is performed according to the departure length detected by the detection unit. A seam welding method in which a fine control angle is selected from an angle group, and the rotational displacement is finely controlled according to the fine control angle with the main control angle as a reference.
前記第1角度群は、下限角度としての第1内補正角度、上限角度としての第1外補正角度、これらの間の少なくとも1つの補正角度、および0度からなり、
前記第2角度群は、前記第1内補正角度より絶対値の大きな下限角度としての第2内補正角度、前記第1外補正角度より絶対値の大きな上限角度としての第2外補正角度、これらの間の少なくとも1つの補正角度、および0度からなる、請求項3に記載のシーム溶接方法。 The plurality of angle groups includes a first angle group and a second angle group,
The first angle group includes a first inner correction angle as a lower limit angle, a first outer correction angle as an upper limit angle, at least one correction angle therebetween, and 0 degrees,
The second angle group includes a second inner correction angle as a lower limit angle having a larger absolute value than the first inner correction angle, a second outer correction angle as an upper limit angle having a larger absolute value than the first outer correction angle, and these The seam welding method according to claim 3, comprising at least one correction angle between 0 and 0 degrees.
前記第1角度群は、下限角度としての第1内補正角度、上限角度としての第1外補正角度、これらの間の少なくとも1つの補正角度、および0度からなり、
前記第2角度群は、前記第1内補正角度より絶対値の大きな下限角度としての第2内補正角度、前記第1外補正角度より絶対値の大きな上限角度としての第2外補正角度、これらの間の少なくとも1つの補正角度、および0度からなり、
前記第3角度群は、前記第1内補正角度以上で前記第2内補正角度未満の絶対値を有する第3内補正角度、前記第1外補正角度以上で前記第2外補正角度未満の絶対値を有する第3外補正角度、および0度からなる、請求項3に記載のシーム溶接方法。 The plurality of angle groups includes a first angle group, a second angle group, and a third angle group,
The first angle group includes a first inner correction angle as a lower limit angle, a first outer correction angle as an upper limit angle, at least one correction angle therebetween, and 0 degrees,
The second angle group includes a second inner correction angle as a lower limit angle having a larger absolute value than the first inner correction angle, a second outer correction angle as an upper limit angle having a larger absolute value than the first outer correction angle, and these At least one correction angle between and 0 degrees,
The third angle group includes a third internal correction angle having an absolute value that is greater than or equal to the first internal correction angle and less than the second internal correction angle, and an absolute value that is greater than or equal to the first external correction angle and less than the second external correction angle. The seam welding method according to claim 3, comprising a third outer correction angle having a value and 0 degree.
前記ワークを変位させるためのワーク操作部と、
前記フランジ部を挟持しつつ溶接するための、相互に平行な回転軸心を有する一対の電極輪と、
前記フランジ部における溶接予定線からの溶接軌跡前端の逸脱長さを検出するための検出手段と、を備え、
前記ワーク操作部は、前記電極輪対の両回転軸心の離間方向に延びる回転軸心を有する回転変位を前記ワークに付与するための回転付与手段を含み、
前記回転変位の主制御角度を規定するための主制御と、
前記逸脱長さに対応付けられた少なくとも2つの内補正角度、少なくとも1つの外補正角度、および0度よりなる角度群から、前記検出手段により検出される逸脱長さに応じて微細制御角度を選択し、前記主制御角度を基準として、当該微細制御角度に応じて前記回転変位を微細制御するための補正制御とを、
前記回転付与手段を介して前記ワークの前記回転変位について実行できるように構成されている、シーム溶接装置。 An apparatus for seam welding the flange portion in a workpiece having a flange portion,
A workpiece operating unit for displacing the workpiece;
A pair of electrode rings having rotation axes parallel to each other for welding while sandwiching the flange portion;
Detecting means for detecting the deviation length of the front end of the welding locus from the planned welding line in the flange portion,
The work operation unit includes rotation imparting means for imparting to the work a rotational displacement having a rotation axis extending in a separating direction of both rotation axes of the electrode wheel pair,
Main control for defining a main control angle of the rotational displacement;
A fine control angle is selected according to the deviation length detected by the detecting means from an angle group consisting of at least two inner correction angles, at least one outer correction angle, and 0 degrees associated with the deviation length. And correction control for finely controlling the rotational displacement according to the fine control angle with the main control angle as a reference,
A seam welding apparatus configured to be able to execute the rotational displacement of the workpiece via the rotation applying means.
前記ワークを変位させるためのワーク操作部と、
前記フランジ部を挟持しつつ溶接するための、相互に平行な回転軸心を有する一対の電極輪と、
前記フランジ部における溶接予定線からの溶接軌跡前端の逸脱長さを検出するための検出手段と、を備え、
前記ワーク操作部は、前記電極輪対の両回転軸心の離間方向に延びる回転軸心を有する回転変位を前記ワークに付与するための回転付与手段を含み、
前記回転変位の主制御角度を規定するための主制御と、
前記逸脱長さに対応付けられた複数の角度を各々が含む複数の角度群からアクティブ角度群を選択した後、前記検出手段により検出される逸脱長さに応じて前記アクティブ角度群から微細制御角度を選択し、前記主制御角度を基準として、当該微細制御角度に応じて前記回転変位を微細制御するための補正制御とを、
前記回転付与手段を介して前記ワークの前記回転変位について実行できるように構成されている、シーム溶接装置。 An apparatus for seam welding the flange portion in a workpiece having a flange portion,
A workpiece operating unit for displacing the workpiece;
A pair of electrode rings having rotation axes parallel to each other for welding while sandwiching the flange portion;
Detecting means for detecting the deviation length of the front end of the welding locus from the planned welding line in the flange portion,
The work operation unit includes rotation imparting means for imparting to the work a rotational displacement having a rotation axis extending in a separating direction of both rotation axes of the electrode wheel pair,
Main control for defining a main control angle of the rotational displacement;
After selecting an active angle group from a plurality of angle groups each including a plurality of angles associated with the departure length, a fine control angle from the active angle group according to the departure length detected by the detection means Correction control for finely controlling the rotational displacement in accordance with the fine control angle with the main control angle as a reference,
A seam welding apparatus configured to be able to execute the rotational displacement of the workpiece via the rotation applying means.
前記第1角度群は、下限角度としての第1内補正角度、上限角度としての第1外補正角度、これらの間の少なくとも1つの補正角度、および0度からなり、
前記第2角度群は、前記第1内補正角度より絶対値の大きな下限角度としての第2内補正角度、前記第1外補正角度より絶対値の大きな上限角度としての第2外補正角度、これらの間の少なくとも1つの補正角度、および0度からなる、請求項7に記載のシーム溶接装置。 The plurality of angle groups includes a first angle group and a second angle group,
The first angle group includes a first inner correction angle as a lower limit angle, a first outer correction angle as an upper limit angle, at least one correction angle therebetween, and 0 degrees,
The second angle group includes a second inner correction angle as a lower limit angle having a larger absolute value than the first inner correction angle, a second outer correction angle as an upper limit angle having a larger absolute value than the first outer correction angle, and these The seam welding device according to claim 7, comprising at least one correction angle between and 0 degrees.
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