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JP2005050915A - Method for manufacturing magneto-strictive element, sintering method, and sintering sagger - Google Patents

Method for manufacturing magneto-strictive element, sintering method, and sintering sagger Download PDF

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JP2005050915A
JP2005050915A JP2003203925A JP2003203925A JP2005050915A JP 2005050915 A JP2005050915 A JP 2005050915A JP 2003203925 A JP2003203925 A JP 2003203925A JP 2003203925 A JP2003203925 A JP 2003203925A JP 2005050915 A JP2005050915 A JP 2005050915A
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getter
sintered
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Masanori Ota
正憲 大田
Shiro Tomizawa
史郎 富沢
Teruo Mori
輝夫 森
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a method for manufacturing a magneto-strictive element, which improves the production yield by preventing mold cavities, and to provide a sintering method and a sintering sagger. <P>SOLUTION: The sintering sagger 10 is composed to form a flow passage 20 with a getter spacer 13 between the vessel 11 and a cover 12. Hydrogen and an atmosphere in the sintering sagger 10 are made to flow out of it through the flow passage 20, even when hydrogen is filled inside the sagger 10 as gasified by allowing hydride contained in the raw material of a molding 100 to thermally decompose due to the temperature increase of the molding 100 stored in the sintering sagger 10. In addition, the getter spacer 13 is made an oxidation getter, and, even when oxygen leaks in the sintering sagger 10, the oxidation of the molding 100 is prevented by oxidizing the getter spacer 13. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁歪素子の製造方法、水素化物を含む焼結対象物の焼結方法、およびこれらの方法に用いるのに好適な焼結用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、リニアアクチュエータ、振動子、圧力トルクセンサ、振動センサ、ジャイロセンサ等に磁歪素子が用いられている。
この磁歪素子は、リニアアクチュエータ、振動子等に用いる場合、付与する磁界を変化させることで、磁歪素子の寸法を変化させて駆動力を発生している。また、磁歪素子を圧力トルクセンサ、振動センサ、ジャイロセンサ等に用いる場合は、外部から加わった圧力によって磁歪素子の寸法が変化し、これに伴って変化する透磁率を検出することで、センシングを行っている。
【0003】
このような磁歪素子は、所定の組成の合金粉を磁場中成形することで成形体を形成した後、この成形体を不活性ガス雰囲気中で焼結することで製造されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2003−3203号公報(第4頁)
【0005】
上記したような磁歪素子の焼結工程では、成形体が焼結中に酸化しやすく、また焼結の熱源となるヒータの輻射熱の影響により変色等を生じやすいため、成形物を密閉容器内に収容している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したような従来の技術においては以下のような問題が存在する。
磁歪素子となる成形体は、原料に水素化物を含んでいる。このため、焼結工程において成形体を加熱すると、水素化物が熱分解して水素ガスが発生し、これが成形体から放散する。磁歪素子となる成形体を密閉容器内に収容した状態で水素ガスが発生すると、密閉容器内に水素ガスが充満して蒸気圧が高まり、最終的には、成形体内で発生した水素ガスが成形体外に放散されにくくなる。加えて、焼結工程が進むにつれ、成形体の表面から組織の固相反応が始まり、これによって成形体内で発生した水素ガスはますます外部に出にくくなる。
その結果、最終的に得られる磁歪素子には、ガス化した水素の気泡によって巣が発生し、磁歪素子の強度低下、磁気特性の低下等を招き、歩留まりを低下させる要因となる。このような傾向は、成形体が大径であるほど顕著になる。
【0007】
本発明は、このような技術的課題に基づいてなされたもので、巣の発生を防止し、歩留まりを向上させることのできる磁歪素子の製造方法、焼結方法、焼結用容器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的のもと、本発明の磁歪素子の製造方法は、水素化物を含む原料合金粉を磁場中成形し、成形体を得る工程と、この成形体を、内外を連通する連通部と酸素のゲッターとなる酸化ゲッターを有した容器中に収めて焼結する工程と、を含むことを特徴とする。
ここで、原料合金粉は、式(1)RT(ここで、Rは1種類以上の希土類金属、Tは1種類以上の遷移金属であり、yは1<y<4。)で示す組成を有するものとすることができる。Rは、Tb及びDyであることが好ましく、さらにRは、式(2)TbDy(1−a)で示す組成であって、aが、0.27<a≦0.50の範囲にあるのが好ましい。
また、Tは、Fe、Co及びNiの中の1種以上とすることができる。
ここで、原料合金粉に水素化物が含まれている成形体を容器中に収めて焼結させると、その過程で、水素化物が熱分解し、水素ガスが成形体から放散される。容器が密閉状態であると、放散された水素ガスによって容器内の蒸気圧が上昇してしまうが、本発明によれば、容器に連通部が形成されているため、容器内の蒸気(ガス)は容器外に放出される。これにより、成形体からの水素の放散が妨げられることがない。また、連通部を通し、容器の外部から酸素が容器内に侵入する可能性があるが、酸化ゲッターを設けることで、侵入した酸素を捉え、この酸化ゲッターが酸化することで、成形体の酸化を防止できる。
【0009】
本発明は、水素化物を含む焼結対象物の焼結方法として捉えることもできる。この方法は、焼結対象物を、内外を連通する連通部と酸素のゲッターとなる酸化ゲッターを有した容器中に収める工程と、容器を加熱し、焼結対象物を焼結させる工程と、を含み、焼結対象物を焼結させる工程では、容器内に収められた焼結対象物に含まれる水素化物の熱分解により発生し、焼結対象物から放散される水素ガスを、連通部から容器外に放出させる。
このように、焼結対象物から放散される水素ガスを、連通部から容器外に放出させることは、容器内の蒸気圧を容器外と平衡させる、という捉え方をすることもできる。
このような焼結対象物は、水素化物を含むのであれば、磁歪素子の材料に限るものではないが、Tb、Dy、Feを含み、焼結により磁歪素子となる成形体とすることができる。
【0010】
本発明は、焼結時に焼結対象物を収める焼結用容器であって、焼結用容器の内外を連通する流路と、流路を通して焼結用容器内に侵入した酸素のゲッターとなる酸化ゲッターと、を備えることを特徴とする焼結用容器として捉えることもできる。
ここで、この焼結用容器は、一部に開口した容器本体と、容器本体の開口を塞ぐ着脱自在な蓋体と、容器本体の開口を蓋体により塞いだ状態で、容器本体と蓋体との間に介在するスペーサと、を備えた構成とすることができ、スペーサにより容器本体と蓋体との間に隙間を生じさせることで流路を形成することができる。
また、スペーサを酸化ゲッターとして機能する材料で形成することもできるし、スペーサと酸化ゲッターは別体のものとすることもできる。
このスペーサをメッシュ状のメッシュ体で形成し、メッシュ体の一部を折り曲げることで容器本体と蓋体との間に隙間を生じさせることもできる。このような構成では、メッシュ体の折畳み回数を変えることで、隙間の寸法を容易に変更できる。
また、焼結用容器自体に開口部を形成することで流路を形成し、この流路にメッシュ状の酸化ゲッターを設けることもできる。酸化ゲッターをメッシュ状とすることで、水素ガス等の出入りを妨げることもなく、しかも外部から侵入しようとする酸素を抑止することができる。
これとは異なり、酸化ゲッターを、焼結用容器内に配置することもできる。この場合、酸化ゲッターは、例えば、流路と、焼結用容器内に収められた焼結対象物との間に位置するよう配置するのが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
ここでまず、本実施の形態における磁歪素子の製造方法について説明する。
本実施の形態においては、式(1)RT(ここで、Rは1種類以上の希土類金属、Tは1種類以上の遷移金属であり、yは1<y<4を表す。)で示す組成の合金粉を焼結して磁歪素子を得る。
ここで、Rは、Yを含むランタノイド系列、アクチノイド系列の希土類金属から選択される1種以上を表している。これらの中で、Rとしては、特に、Nd、Pr、Sm、Tb、Dy、Hoの希土類金属が好ましく、Tb、Dyがより一層好ましく、これらを混合して用いることができる。Tは、1種以上の遷移金属を表している。これらの中で、Tとしては、特に、Fe、Co、Ni、Mn、Cr、Mo等の遷移金属が好ましく、Fe、Co、Niが一層好ましく、これらを混合して用いることができる。
【0012】
式(1)RTで表す合金で、yは、1<y<4を表す。RTは、y=2で、RとTとが形成するRTラーベス型金属間化合物は、キュリー温度が高く、磁歪値が大きいため、磁歪素子に適する。ここで、yが1以下では、焼結後の熱処理でRT相が析出して磁歪値が低下する。また、yが4以上では、RT相又はRT相が多くなり、磁歪値が低下する。このため、RTがリッチな相を多くするために、yは、1<y<4の範囲が好ましい。Rは、希土類金属を混合してもよく、特に、TbとDyを混合して用いることが好ましい。
さらに、式(2)TbDy(1−a)で表される合金で、aは0.27<a≦0.50の範囲にあることが一層好ましい。これにより、(TbDy(1−a))Tの合金で、飽和磁歪定数が大きく、大きな磁歪値が得られる。ここで、aが0.27以下では室温以下では十分な磁歪値を示さず、0.50を超えると室温付近では十分な磁歪値を示さない。Tは、特に、Feが好ましく、FeはTb、Dyと(Tb、Dy)Fe金属間化合物を形成して、大きな磁歪値を有し磁歪特性の高い焼結体が得られる。このときに、Feの一部をCo、Niで置換するものであってもよいが、Coは磁気異方性を大きくするが透磁率を低くし、また、Niはキュリー温度を下げ、結果として常温・高磁場での磁歪値を低下させるために、Feは70wt%以上、一層好ましくは80wt%以上が良い。
【0013】
また、合金粉の一部に水素吸蔵処理される原料を含んでいることが好ましい。合金粉に水素を吸蔵させることにより、歪みが生じ、その内部応力によって割れが生ずる。このために、混合される合金粉は、成形体を形成する時に圧力を受け、混合した状態の内部で粉砕されて細かくなり、焼結したときに緻密な高密度焼結体を得ることができる。さらに、Tb、Dyの希土類は酸化されやすいために、わずかな酸素があっても表面に融点の高い酸化膜を形成し、焼結の進行を抑制するが、水素を吸蔵することで、酸化されにくくなる。したがって、合金粉の一部を水素吸蔵処理をして高密度焼結体を製造することができる。
ここで、水素を吸蔵する原料は、式(3)Dy(1−b)で、bが0.37≦b≦1.00で表される組成であることが好ましい。TはFe単独でも、Feの一部をCo、Niで置換されたものでもよい。これにより、原料の合金粉の焼結体密度を高くすることができる。
【0014】
本実施の形態では、原料粉を650℃以上の昇温過程での温度区間又は/及び1150℃以上1230℃以下の安定温度区間で、水素ガス雰囲気又は水素ガス:アルゴン(Ar)ガス=X:100−Xと表す式(4)におけるXが、0<X<50である水素ガス及び不活性ガスの混合雰囲気で焼結する。
RTで表す合金は、少なくとも原料粉を650℃以上の昇温過程で水素ガス及び不活性ガスの混合雰囲気にする。
焼結は、成形した原料粉を炉中で昇温して熱処理する。昇温速度は、3〜20℃/minで行う。昇温速度が、3℃/min未満では生産性が低く、昇温速度が20℃/minを超えると炉中で成形した原料粉の温度が均一にならず偏析や異相が生ずる。昇温過程の650℃以上とするのは、残留する微量の酸素による酸化を防止するためである。
焼結は、温度をほぼ一定に保持する安定温度にして行うのが好ましい。この安定温度は、1150〜1230℃の範囲が好ましい。安定温度が1150℃未満では、内部歪みを除去するために長時間が必要であり効率的ではないし、安定温度が1230℃を超えると、RTで表される合金の融点に近くなるために焼結体が溶融することがあり、また、他のRT相等の異相が析出することがあるからである。
【0015】
さらに、焼結は、水素ガス雰囲気又は水素ガス:アルゴン(Ar)ガス=X:1−Xと表す式(3)におけるXが、0<X<0.5である水素ガス及び不活性ガスの混合雰囲気下で行なうのが好ましい。
Rは、酸素と極めて容易に反応し、安定な希土類酸化物を形成する。これらの酸化物は、低い磁性を有するが実用上の磁性材料になるような磁気特性を示さない。高温焼結ではわずかな酸素であっても、焼結体の磁気特性を大きく低下するため、焼結等の熱処理では、特に水素ガスを含む雰囲気が好ましい。又、酸化を防ぐ雰囲気としては、不活性ガスによる雰囲気があるが、不活性ガスだけでは完全に酸素を除去することが難しく、酸素と反応性の大きい希土類金属では酸化物を形成するため、この酸化を防止するために、水素ガスと不活性ガスの混合ガスの雰囲気が好ましい。
【0016】
水素ガスを含む還元性雰囲気としては、水素ガス:アルゴン(Ar)ガス=X:100−Xと表す式(3)で、X(vol%)が、0<X<50であることが好ましい。Arガスは不活性ガスでRを酸化することがないので水素ガスと混合して還元作用を有する雰囲気を得ることができる。このために、還元作用を有するために、X(vol%)は、少なくとも0<Xであることがよい。また、X(vol%)は、50≦Xでは還元作用が飽和するため、X<50であることがよい。ここで、昇温過程の650℃以上の温度区間で水素ガスとArガスの混合雰囲気にすることがよく、または、安定温度区間で水素ガスとArガスの混合雰囲気にすることがより好ましい。
【0017】
磁歪素子の製造工程の流れの詳細は、以下の通りである。
まず、原料の一つとして、Tb、Dy、Feを秤量して、Arガスの不活性雰囲気中で溶融して、合金を製造する(以下、これを「原料A」と記す。)。ここでは、原料Aとして、例えばTb0.4Dy0.6Fe1.94の組成にする。この原料Aを、アニールする熱処理を行い、合金製造時の各金属元素の濃度分布を一様にし、また、析出した異相を消滅させてから、例えばアトマイザーで粉砕する。
また、原料の一つとして、Dy、Feを秤量して、Arガスの不活性雰囲気中で溶融して、合金を製造する(以下、これを「原料B」と記す。)。ここでは、原料Bとして、例えばDy2.0Feの組成にする。この原料Bを、同様に、例えばアトマイザーで粉砕する。
さらに、原料の一つとして、Feを水素ガス雰囲気中で酸素を除去する還元処理を行ってから、例えばアトマイザーで粉砕して用いる(以下、これを「原料C」と記す。)。
【0018】
次いで、得られた原料A、B、Cを秤量した後、粉砕・混合処理して、組成を例えばTb0.3Dy0.7Fe1.88にした合金粉を得る。
この後、得られた合金粉を型に入れ、所定強度、例えば8kOeの磁場中で成形し、成形体を得る。
そして、得られた成形体を、炉中で所定の温度プロファイルで昇温し、焼結体を得る。このとき、例えば、1150〜1230℃の安定温度区間で35vol%水素ガスと65vol%Arガスの混合雰囲気で焼成を行ない、焼結体を得る。
この焼結体に対し時効処理を行った後、焼結体を所定サイズに分割することで、磁歪素子を得ることができる。
【0019】
図1および図2は、上記したような磁歪素子の製造工程で用いる焼結用容器の構成を説明するための図である。
本実施の形態において、最終的に磁歪素子となる成形体(焼結対象物)100は、焼結用容器(容器)10に収められた状態で焼結される。
この図1に示すように、焼結用容器10は、容器本体11、蓋体12、ゲッター・スペーサ(酸化ゲッター、スペーサ)13、を備えて構成されている。
【0020】
容器本体11は、底板11aと、その周囲全周から上方に立ち上がる側壁11bとを有し、上方に開口している。
蓋体12は、天板12aと、その周囲全周から下方に延びる縁壁12bとを有している。天板12aは、蓋体12を容器本体11の上部の開口を塞ぐように側壁11b上に載せた状態で、縁壁12bが側壁11bよりも外周側に位置し、かつ縁壁12bと側壁11bの間に所定寸法の隙間が形成されるような大きさとされている。
これら容器本体11、蓋体12は、耐熱性が高く、磁歪素子の原料と反応を生じにくい材料、例えばモリブデンによって形成されている。
【0021】
図1〜図3に示すように、ゲッター・スペーサ13は、例えば、メッシュ状のメッシュ体からなり、その四方の隅部13aは、複数回折畳まれ、また互いに対向する一対の側端部13bは、略直角に折り曲げられている。
このようなゲッター・スペーサ13は、容器本体11を蓋体12で塞いだ状態で、容器本体11の上部と蓋体12の下面との間に介在するように配置されるものである。ゲッター・スペーサ13は、容器本体11の上部と蓋体12の下面との間に介在する状態では、四方の隅部13aが側壁11bの上面に載り、一対の側端部13bは、側壁11bの外周側に沿い、ゲッター・スペーサ13がずれるのを防止するようになっている。この状態で、四方の隅部13aは、複数回折畳まれているため、これによりゲッター・スペーサ13の本体部13cは、容器本体11の側壁11bに対し、側端部13bの高さ分だけ上方に位置する状態となり、さらに蓋体12の天板12aはこのゲッター・スペーサ13上に支持されることになる。これにより、容器本体11の側壁11bの上面と蓋体12の天板12aの下面との間には、焼結用容器10の内外を連通する流路(連通部)20が形成されることになる。
このようなゲッター・スペーサ13は、四方の隅部13aを折畳む回数を変えることで、容器本体11と蓋体12との間に形成される流路20の寸法(高さ)を容易に変更することができる。しかも、ゲッター・スペーサ13は、メッシュ体からなるので、単なる板材で形成する場合に比較して四方の隅部13aを容易に折畳むことができる。
【0022】
また、このゲッター・スペーサ13は、成形体より酸化しやすく、かつ耐熱性の高い材料、例えばモリブデンで形成するのが好ましい。
ゲッター・スペーサ13により、容器本体11と蓋体12との間に流路20が形成されることで、焼結用容器10内には、外部から酸素が侵入する可能性があるが、このゲッター・スペーサ13が酸素の酸化ゲッターとして機能することで、成形体100の酸化を防止する。
この流路20の隙間の寸法gは、焼結用容器10内に収める成形体100からの水素放出量等に基づいて適宜設定すればよい。
【0023】
成形体100の焼結時には、上記のような構成を有する焼結用容器10の容器本体11内に、成形体100を支持するセッター15を設け、このセッター15上に成形体100を載せる。そして、容器本体11上にゲッター・スペーサ13をセットし、その上から蓋体12を被せる。
この状態で、焼結用容器10を炉内に入れ、例えば図4に示すような所定の温度プロファイルで炉を加熱することで、焼結用容器10内に収められた成形体100を焼成する。
このとき、ゲッター・スペーサ13により、容器本体11と蓋体12との間には流路20が形成されている。焼結用容器10内に収められた成形体100の温度上昇により、成形体100の原料に含まれる水素化物が熱分解することでガス化した水素が焼結用容器10内に放散しても、この水素および焼結用容器10内の雰囲気は流路20を介して焼結用容器10外に流れ出ることができる。これにより、焼結用容器10内外の蒸気圧が平衡となり、焼結用容器10内の蒸気圧が上がりすぎて成形体100からの水素の放散が抑制されることもなく、成形体100の表面の固相反応が始まるまでに水素放出を完了させることができる。その結果、最終的に得られる磁歪素子に巣が生じるのを防止することができ、磁歪素子の強度、磁気特性の低下を抑えるとともに、その歩留まりを向上させることができる。
【0024】
しかも、容器本体11と蓋体12との間に流路20を形成することで、焼結時には、雰囲気置換をしてあるとはいえ微量の酸素が焼結用容器10内に侵入してしまう可能性があるが、ゲッター・スペーサ13を酸化ゲッターとし、このゲッター・スペーサ13が酸化することで、成形体100の酸化を防止することができる。
【0025】
【実施例】
上記したような焼結用容器10を用い、磁歪素子における巣の発生状況を確認したので、その結果を以下に示す。
まず、原料Aとして、Tb、Dy、Feを秤量して、Arガスの不活性雰囲気中で溶融して、Tb0.4Dy0.6Fe1.94の組成を有する合金を製造した。そして、この原料Aを、アニールする熱処理を行い、合金製造時の各金属元素の濃度分布を一様にし、また、析出した異相を消滅させてから、例えばアトマイザーで粉砕した。原料Bとして、Dy、Feを秤量して、Arガスの不活性雰囲気中で溶融し、Dy2.0Feの組成を有する合金を製造し、同様に、例えばアトマイザーで粉砕した。原料Cとして、Feを水素ガス雰囲気中で酸素を除去する還元処理を行ってから、例えばアトマイザーで粉砕した。
次いで、得られた原料A、B、Cを秤量した後、粉砕・混合処理して、組成をTb0.3Dy0.7Fe1.88にした合金粉を得た。
得られた合金粉を型に入れ、8kOeの磁場中で成形し、成形体100を得た。成形体100は、直径7mm、長さ100mmのスティック状とした。
得られた成形体100を、焼結用容器10に収めて炉中で昇温し、1150〜1230℃の安定温度区間で35vol%水素ガスと65vol%Arガスの混合雰囲気で焼成を行ない、焼結体を得た。
【0026】
このとき、焼結用容器10の容器本体11は、その内部寸法を、幅170mm×長さ240mm×高さ60mmとした。
また、ゲッター・スペーサ13の四方の隅部13aの折畳み回数を変更することで、容器本体11と蓋体12との隙間に形成される流路20の隙間の寸法gを、
条件1:0.8mm、
条件2:2.5mm、
条件3:4.8mm
の3通りとした。
【0027】
このようにして、条件1、2、3で、各80個の成形体100を焼成し、得られた焼結体において、巣が発生した焼結体を計数した。
その結果が、図5に示すものである。
この図5に示すように、巣発生率(=巣が発生した焼結体の個数/80個)は、寸法g=0.8mmとした条件1では4%、寸法g=2.5mmとした条件2では2%、寸法g=4.8mmとした条件3では0.8%となった。これにより、流路20の寸法gを確保することで、巣の発生率が低減することが明らかである。
なお、条件1〜3では、いずれも、酸化の影響による、焼結体の変色等は認められなかった。
【0028】
なお、上記実施の形態では、ゲッター・スペーサ13をメッシュ体で形成し、その四方の隅部13aを折畳むことで、容器本体11と蓋体12との間に流路20を形成する構成としたが、四方の隅部13aを折畳むのではなく、所定の厚さを有した別体のスペーサ(支持脚)により、容器本体11と蓋体12との間に流路20を形成するようにしてもよい。この場合、ゲッター・スペーサ13は、主に酸素の酸化ゲッターとして機能することになるため、メッシュ体はなく、板状・ブロック状等とすることもできる。
【0029】
また、焼結用容器10に、焼結用容器10を放出するため内外を連通する流路と、酸素のゲッターとなる酸化ゲッターを備えるのであれば、ゲッター・スペーサ13に代え、他の構成を採用することもできる。
例えば、図6に示すように、焼結用容器(容器)10’の容器本体11’の側壁11b’、あるいは蓋体12’の天板12aのいずれか一方または双方(図6の例では容器本体11’の側壁11b’のみ)に、内外を連通する開口部(連通部、流路)30を形成し、この開口部30に、メッシュ体からなる酸素のゲッター(酸化ゲッター)31を設けることもできる。この場合、開口部30の数や開口面積は、焼結用容器10’内に収める成形体100からの水素放出量に基づいて設定する。
【0030】
また、図7に示すように、焼結用容器(容器)10”の容器本体11”、あるいは蓋体12”のいずれか一方または双方(図7の例では蓋体12”のみ)に、内外を連通する開口部(連通部、流路)40を形成し、容器本体11”内にセットされた成形体100と開口部40との間に、メッシュ体からなる酸素のゲッター(酸化ゲッター)41を設けるような構成とすることも可能である。
【0031】
さらに、容器本体11と蓋体12等に関しても、焼結時に成形体100を収容することができ、焼結前後に成形体100を出し入れできる構造であれば、他のいかなる構成であってもよい。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、焼結用容器に内外を連通する開口部を設けることで、焼結時に成形体からの水素の放散を抑制することもなく、最終的に得られる磁歪素子等に巣が生じるのを防止することができ、その歩留まりを向上させることができる。
また、焼結用容器に、酸素のゲッターを設けることで、開口部から酸素が侵入した場合にも、成形体の酸化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態における焼結用容器の構成を示す斜視展開図である。
【図2】焼結用容器の断面図である。
【図3】ゲッター・スペーサを下面側から見た斜視図である。
【図4】成形体を焼結する際の温度プロファイルの一例を示す図である。
【図5】容器本体と蓋体との隙間の寸法と巣の発生率の関係を示す図である。
【図6】焼結用容器の他の例を示す斜視図である。
【図7】焼結用容器の他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
10、10’、10”…焼結用容器(容器)、11、11’、11”…容器本体、11b、11b’…側壁、12、12’、12”…蓋体、13…ゲッター・スペーサ(酸化ゲッター、スペーサ)、20…流路(連通部)、30、40…開口部(連通部、流路)、31、41…ゲッター(酸化ゲッター)、100…成形体(焼結対象物)
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for manufacturing a magnetostrictive element, a method for sintering a sintered object including a hydride, and a sintering container suitable for use in these methods.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, magnetostrictive elements have been used for linear actuators, vibrators, pressure torque sensors, vibration sensors, gyro sensors, and the like.
When this magnetostrictive element is used for a linear actuator, a vibrator, or the like, a driving force is generated by changing the size of the magnetostrictive element by changing the magnetic field to be applied. When a magnetostrictive element is used for a pressure torque sensor, vibration sensor, gyro sensor, etc., the dimension of the magnetostrictive element changes due to externally applied pressure, and sensing is performed by detecting the magnetic permeability that changes accordingly. Is going.
[0003]
Such a magnetostrictive element is manufactured by forming a molded body by molding an alloy powder having a predetermined composition in a magnetic field, and then sintering the molded body in an inert gas atmosphere (for example, patents). Reference 1).
[0004]
[Patent Document 1]
JP 2003-3203 A (page 4)
[0005]
In the sintering process of the magnetostrictive element as described above, the molded body is easily oxidized during sintering, and discoloration or the like is likely to occur due to the radiant heat of the heater serving as a heat source for sintering. Contained.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, there are the following problems in the conventional techniques as described above.
A molded body to be a magnetostrictive element contains a hydride as a raw material. For this reason, if a molded object is heated in a sintering process, a hydride will thermally decompose and hydrogen gas will generate | occur | produce and this will dissipate from a molded object. When hydrogen gas is generated in a state where a molded body that becomes a magnetostrictive element is housed in a sealed container, the hydrogen gas is filled in the sealed container to increase the vapor pressure, and eventually the hydrogen gas generated in the molded body is molded. Difficult to be released outside the body. In addition, as the sintering process progresses, the solid phase reaction of the tissue starts from the surface of the molded body, which makes it more difficult for hydrogen gas generated in the molded body to go out.
As a result, in the finally obtained magnetostrictive element, a nest is generated due to gasified hydrogen bubbles, which causes a decrease in the strength of the magnetostrictive element, a decrease in magnetic characteristics, and the like, which is a factor of decreasing the yield. Such a tendency becomes more prominent as the molded body has a larger diameter.
[0007]
The present invention has been made based on such a technical problem, and provides a magnetostrictive element manufacturing method, a sintering method, and a sintering container capable of preventing the formation of nests and improving the yield. With the goal.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
For this purpose, the method of manufacturing a magnetostrictive element of the present invention includes a step of forming a raw material alloy powder containing a hydride in a magnetic field to obtain a formed body, and the formed body is connected to a communication portion that communicates the inside and the outside with oxygen. And a step of sintering in a container having an oxidized getter serving as a getter.
Here, the raw material alloy powder is a composition represented by the formula (1) RT y (where R is one or more rare earth metals, T is one or more transition metals, and y is 1 <y <4). It can have. R is preferably Tb and Dy, and R is a composition represented by the formula (2) Tb a Dy (1-a) , and a is in the range of 0.27 <a ≦ 0.50. Preferably there is.
T can be one or more of Fe, Co, and Ni.
Here, when the compact containing the hydride in the raw material alloy powder is placed in a container and sintered, the hydride is thermally decomposed and hydrogen gas is diffused from the compact. When the container is in a sealed state, the vapor pressure in the container increases due to the diffused hydrogen gas. However, according to the present invention, since the communication portion is formed in the container, the vapor (gas) in the container Is released out of the container. Thereby, the diffusion of hydrogen from the molded body is not hindered. In addition, oxygen may enter the container from the outside of the container through the communication part. However, by providing an oxidation getter, the invading oxygen is captured and the oxidation getter is oxidized, thereby oxidizing the molded body. Can be prevented.
[0009]
The present invention can also be understood as a method for sintering a sintered object containing a hydride. This method includes a step of storing a sintered object in a container having a communicating portion communicating inside and outside and an oxidation getter serving as an oxygen getter, a step of heating the container and sintering the sintered object, In the step of sintering the object to be sintered, hydrogen gas generated by thermal decomposition of the hydride contained in the object to be sintered contained in the container and released from the object to be sintered is connected to the communication part. From the container.
In this way, it can be understood that releasing the hydrogen gas released from the object to be sintered out of the container from the communicating portion balances the vapor pressure in the container with the outside of the container.
Such a sintered object is not limited to a material of a magnetostrictive element as long as it contains a hydride, but can include a Tb, Dy, and Fe, and can be formed into a molded body that becomes a magnetostrictive element by sintering. .
[0010]
The present invention is a sintering container for storing an object to be sintered at the time of sintering, and serves as a flow path that communicates the inside and outside of the sintering container, and an oxygen getter that has entered the sintering container through the flow path. It can also be grasped as a sintering container characterized by comprising an oxidation getter.
Here, the sintering container includes a container body opened in part, a detachable lid that closes the opening of the container body, and a container body and lid that closes the opening of the container body. And a spacer provided between the container main body and the lid, and the flow path can be formed by creating a gap between the container body and the lid.
In addition, the spacer can be formed of a material that functions as an oxide getter, and the spacer and the oxide getter can be separated.
It is also possible to form a gap between the container body and the lid body by forming the spacer with a mesh-like mesh body and bending a part of the mesh body. In such a configuration, the size of the gap can be easily changed by changing the number of times the mesh body is folded.
It is also possible to form a flow path by forming an opening in the sintering container itself, and to provide a mesh-like oxide getter in the flow path. By making the oxide getter into a mesh shape, it is possible to inhibit oxygen from entering from the outside without hindering the entry and exit of hydrogen gas and the like.
In contrast to this, an oxidation getter can also be arranged in the sintering vessel. In this case, for example, the oxidation getter is preferably arranged so as to be positioned between the flow path and the object to be sintered housed in the sintering container.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail based on embodiments shown in the accompanying drawings.
First, a method for manufacturing a magnetostrictive element in the present embodiment will be described.
In this embodiment, it is represented by the formula (1) RT y (where R is one or more rare earth metals, T is one or more transition metals, and y represents 1 <y <4). A magnetostrictive element is obtained by sintering the alloy powder having the composition.
Here, R represents one or more selected from lanthanoid series and actinoid series rare earth metals including Y. Among these, as R, in particular, rare earth metals such as Nd, Pr, Sm, Tb, Dy, and Ho are preferable, and Tb and Dy are more preferable. These can be used in combination. T represents one or more transition metals. Among these, as T, transition metals such as Fe, Co, Ni, Mn, Cr, and Mo are particularly preferable, Fe, Co, and Ni are more preferable, and these can be mixed and used.
[0012]
In the alloy represented by formula (1) RT y , y represents 1 <y <4. RT y is y = 2, and the RT 2 Laves type intermetallic compound formed by R and T is suitable for a magnetostrictive element because it has a high Curie temperature and a large magnetostriction value. Here, when y is 1 or less, the RT phase is precipitated by the heat treatment after sintering, and the magnetostriction value is lowered. When y is 4 or more, the RT 3 phase or the RT 5 phase increases, and the magnetostriction value decreases. Therefore, in order to RT 2 is more rich phase, y is 1 <range of y <4 is preferable. R may be mixed with rare earth metals, and it is particularly preferable to mix Tb and Dy.
Furthermore, in the alloy represented by the formula (2) Tb a Dy (1-a) , it is more preferable that a is in the range of 0.27 <a ≦ 0.50. Thereby, an alloy of (Tb a Dy (1-a) ) T y has a large saturation magnetostriction constant and a large magnetostriction value can be obtained. Here, when a is 0.27 or less, a sufficient magnetostriction value is not exhibited at room temperature or less, and when it exceeds 0.50, a sufficient magnetostriction value is not exhibited near room temperature. T is particularly preferably Fe, and Fe forms Tb, Dy and (Tb, Dy) Fe 2 intermetallic compound, and a sintered body having a large magnetostriction value and high magnetostriction characteristics is obtained. At this time, a part of Fe may be substituted with Co and Ni. However, Co increases magnetic anisotropy but decreases magnetic permeability, and Ni lowers the Curie temperature. In order to reduce the magnetostriction value at room temperature and high magnetic field, Fe is 70 wt% or more, more preferably 80 wt% or more.
[0013]
Further, it is preferable that a part of the alloy powder contains a raw material to be subjected to hydrogen storage treatment. By storing hydrogen in the alloy powder, distortion occurs and cracks occur due to the internal stress. For this reason, the alloy powder to be mixed is subjected to pressure when forming a compact, and is pulverized inside the mixed state to become fine, and when it is sintered, a dense high-density sintered body can be obtained. . Furthermore, since rare earths of Tb and Dy are easily oxidized, an oxide film having a high melting point is formed on the surface even if there is a slight amount of oxygen, and the progress of sintering is suppressed, but it is oxidized by occlusion of hydrogen. It becomes difficult. Therefore, a part of the alloy powder can be subjected to a hydrogen storage treatment to produce a high-density sintered body.
Here, it is preferable that the raw material which occludes hydrogen is a composition represented by formula (3) Dy b T (1-b) , where b is 0.37 ≦ b ≦ 1.00. T may be Fe alone, or a part of Fe may be substituted with Co or Ni. Thereby, the sintered compact density of the alloy powder of a raw material can be made high.
[0014]
In the present embodiment, the raw material powder is heated at a temperature of 650 ° C. or higher and / or at a stable temperature interval of 1150 ° C. or higher and 1230 ° C. or lower in a hydrogen gas atmosphere or hydrogen gas: argon (Ar) gas = X: Sintering is performed in a mixed atmosphere of hydrogen gas and inert gas in which X in the formula (4) expressed as 100-X is 0 <X <50.
RT alloy represented by y is in a mixed atmosphere of hydrogen gas and inert gas at least a raw material powder at 650 ° C. or more heating process.
Sintering is performed by heating the formed raw material powder in a furnace. The heating rate is 3 to 20 ° C./min. When the rate of temperature rise is less than 3 ° C./min, the productivity is low, and when the rate of temperature rise exceeds 20 ° C./min, the temperature of the raw material powder formed in the furnace is not uniform and segregation or heterogeneous phase occurs. The reason why the temperature is raised to 650 ° C. or higher is to prevent oxidation due to a small amount of remaining oxygen.
Sintering is preferably performed at a stable temperature that keeps the temperature substantially constant. This stable temperature is preferably in the range of 1150-1230 ° C. If the stable temperature is less than 1150 ° C., it takes a long time to remove internal strain, which is not efficient, and if the stable temperature exceeds 1230 ° C., it will be close to the melting point of the alloy represented by RT y. This is because the bonded body may melt and other phases such as other RT 3 phases may precipitate.
[0015]
Further, the sintering is performed in a hydrogen gas atmosphere or an inert gas where X is 0 <X <0.5 in the hydrogen gas atmosphere or hydrogen gas: argon (Ar) gas = X: 1-X. It is preferable to carry out in a mixed atmosphere.
R reacts very easily with oxygen to form a stable rare earth oxide. These oxides have low magnetic properties but do not exhibit magnetic properties that make them practical magnetic materials. In high-temperature sintering, even with a slight amount of oxygen, the magnetic properties of the sintered body are greatly reduced. Therefore, in heat treatment such as sintering, an atmosphere containing hydrogen gas is particularly preferable. In addition, as an atmosphere for preventing oxidation, there is an atmosphere of an inert gas. However, it is difficult to completely remove oxygen with an inert gas alone, and a rare earth metal having a high reactivity with oxygen forms an oxide. In order to prevent oxidation, an atmosphere of a mixed gas of hydrogen gas and inert gas is preferable.
[0016]
As the reducing atmosphere containing hydrogen gas, it is preferable that X (vol%) is 0 <X <50 in the formula (3) expressed as hydrogen gas: argon (Ar) gas = X: 100-X. Since Ar gas is an inert gas and does not oxidize R, it can be mixed with hydrogen gas to obtain an atmosphere having a reducing action. For this reason, in order to have a reducing action, X (vol%) is preferably at least 0 <X. Further, X (vol%) is preferably X <50 because the reducing action is saturated when 50 ≦ X. Here, a mixed atmosphere of hydrogen gas and Ar gas is preferably set in the temperature range of 650 ° C. or higher in the temperature rising process, or a mixed atmosphere of hydrogen gas and Ar gas is more preferable in the stable temperature range.
[0017]
The details of the flow of the magnetostrictive element manufacturing process are as follows.
First, as one of the raw materials, Tb, Dy, and Fe are weighed and melted in an inert atmosphere of Ar gas to produce an alloy (hereinafter referred to as “raw material A”). Here, the raw material A has a composition of, for example, Tb 0.4 Dy 0.6 Fe 1.94 . This raw material A is subjected to a heat treatment for annealing to make the concentration distribution of each metal element uniform during the manufacture of the alloy, and after annihilating the precipitated foreign phase, it is pulverized by, for example, an atomizer.
Further, as one of the raw materials, Dy and Fe are weighed and melted in an inert atmosphere of Ar gas to produce an alloy (hereinafter referred to as “raw material B”). Here, the raw material B has a composition of, for example, Dy 2.0 Fe. Similarly, the raw material B is pulverized by, for example, an atomizer.
Further, as one of the raw materials, Fe is subjected to a reduction treatment for removing oxygen in a hydrogen gas atmosphere, and then pulverized with, for example, an atomizer (hereinafter referred to as “raw material C”).
[0018]
Next, the obtained raw materials A, B, and C are weighed and then pulverized and mixed to obtain an alloy powder having a composition of, for example, Tb 0.3 Dy 0.7 Fe 1.88 .
Thereafter, the obtained alloy powder is put into a mold and molded in a magnetic field having a predetermined strength, for example, 8 kOe to obtain a molded body.
And the obtained molded object is heated up with a predetermined | prescribed temperature profile in a furnace, and a sintered compact is obtained. At this time, for example, firing is performed in a mixed atmosphere of 35 vol% hydrogen gas and 65 vol% Ar gas in a stable temperature interval of 1150 to 1230 ° C. to obtain a sintered body.
A magnetostrictive element can be obtained by performing an aging treatment on the sintered body and then dividing the sintered body into a predetermined size.
[0019]
1 and 2 are views for explaining the configuration of a sintering container used in the manufacturing process of the magnetostrictive element as described above.
In the present embodiment, a molded body (sintering object) 100 that finally becomes a magnetostrictive element is sintered in a state of being housed in a sintering container (container) 10.
As shown in FIG. 1, the sintering container 10 includes a container body 11, a lid 12, and getter spacers (oxidized getters, spacers) 13.
[0020]
The container body 11 has a bottom plate 11a and a side wall 11b that rises upward from the entire periphery of the bottom plate 11a, and is open upward.
The lid 12 has a top plate 12a and an edge wall 12b extending downward from the entire circumference of the top plate 12a. The top plate 12a has the edge 12b positioned on the outer peripheral side of the side wall 11b with the lid 12 placed on the side wall 11b so as to close the opening at the top of the container body 11, and the edge wall 12b and the side wall 11b. The size is such that a gap of a predetermined dimension is formed between the two.
The container body 11 and the lid body 12 are formed of a material having high heat resistance and hardly causing a reaction with the raw material of the magnetostrictive element, for example, molybdenum.
[0021]
As shown in FIGS. 1 to 3, the getter spacer 13 is made of, for example, a mesh-like mesh body, and its four corners 13 a are folded a plurality of times, and a pair of side end portions 13 b facing each other are It is bent at a substantially right angle.
Such a getter spacer 13 is disposed so as to be interposed between the upper portion of the container body 11 and the lower surface of the lid body 12 in a state where the container body 11 is closed with the lid body 12. In the state where the getter spacer 13 is interposed between the upper portion of the container body 11 and the lower surface of the lid body 12, the four corner portions 13a are placed on the upper surface of the side wall 11b, and the pair of side end portions 13b are formed on the side wall 11b. Along the outer peripheral side, the getter spacer 13 is prevented from shifting. In this state, since the four corners 13a are folded a plurality of times, the main body 13c of the getter spacer 13 is thereby raised above the side wall 11b of the container main body 11 by the height of the side end 13b. The top plate 12 a of the lid 12 is supported on the getter spacer 13. Thus, a flow path (communication portion) 20 that communicates the inside and the outside of the sintering container 10 is formed between the upper surface of the side wall 11b of the container body 11 and the lower surface of the top plate 12a of the lid 12. Become.
Such a getter spacer 13 can easily change the dimension (height) of the flow path 20 formed between the container body 11 and the lid body 12 by changing the number of times the corners 13a are folded. can do. Moreover, since the getter spacer 13 is made of a mesh body, the four corners 13a can be easily folded as compared with the case where the getter spacer 13 is formed of a simple plate material.
[0022]
The getter spacer 13 is preferably made of a material that is more easily oxidized than the molded body and has high heat resistance, such as molybdenum.
Since the flow path 20 is formed between the container body 11 and the lid body 12 by the getter spacer 13, oxygen may enter the sintering container 10 from the outside. The spacer 13 functions as an oxygen oxidation getter to prevent the molded body 100 from being oxidized.
The dimension g of the gap in the flow path 20 may be set as appropriate based on the amount of hydrogen released from the molded body 100 accommodated in the sintering container 10.
[0023]
At the time of sintering the molded body 100, a setter 15 that supports the molded body 100 is provided in the container body 11 of the sintering container 10 having the above-described configuration, and the molded body 100 is placed on the setter 15. Then, a getter spacer 13 is set on the container body 11, and the lid body 12 is placed thereon.
In this state, the sintering container 10 is placed in a furnace, and the molded body 100 accommodated in the sintering container 10 is fired by heating the furnace with a predetermined temperature profile as shown in FIG. 4, for example. .
At this time, the flow path 20 is formed between the container main body 11 and the lid body 12 by the getter spacer 13. Even if the hydrogenated gas contained in the raw material of the molded body 100 is thermally decomposed due to the temperature rise of the molded body 100 accommodated in the sintering container 10, the hydrogenated gas is diffused into the sintering container 10. The hydrogen and the atmosphere in the sintering container 10 can flow out of the sintering container 10 through the flow path 20. As a result, the vapor pressure inside and outside the sintering container 10 is balanced, the vapor pressure inside the sintering container 10 is excessively increased, and the diffusion of hydrogen from the molded body 100 is not suppressed. The hydrogen release can be completed by the start of the solid phase reaction. As a result, it is possible to prevent a nest from occurring in the finally obtained magnetostrictive element, to suppress a decrease in strength and magnetic characteristics of the magnetostrictive element and to improve its yield.
[0024]
Moreover, by forming the flow path 20 between the container body 11 and the lid 12, a small amount of oxygen enters the sintering container 10 during the sintering even though the atmosphere is replaced. Although there is a possibility, the getter spacer 13 is an oxidation getter, and the getter spacer 13 is oxidized to prevent the molded body 100 from being oxidized.
[0025]
【Example】
Since the state of occurrence of nests in the magnetostrictive element was confirmed using the sintering container 10 as described above, the results are shown below.
First, as raw material A, Tb, Dy, and Fe were weighed and melted in an inert atmosphere of Ar gas to produce an alloy having a composition of Tb 0.4 Dy 0.6 Fe 1.94 . Then, this raw material A was subjected to a heat treatment for annealing, to make the concentration distribution of each metal element uniform during the manufacture of the alloy, and to dissipate the precipitated foreign phase, and then pulverized with, for example, an atomizer. As the raw material B, Dy and Fe were weighed and melted in an inert atmosphere of Ar gas to produce an alloy having a composition of Dy 2.0 Fe, and similarly pulverized by, for example, an atomizer. As a raw material C, Fe was subjected to a reduction treatment for removing oxygen in a hydrogen gas atmosphere, and then pulverized by, for example, an atomizer.
Subsequently, the obtained raw materials A, B, and C were weighed and then pulverized and mixed to obtain an alloy powder having a composition of Tb 0.3 Dy 0.7 Fe 1.88 .
The obtained alloy powder was put in a mold and molded in a magnetic field of 8 kOe to obtain a molded body 100. The molded body 100 was a stick having a diameter of 7 mm and a length of 100 mm.
The obtained molded body 100 is placed in a sintering container 10 and heated in a furnace, and fired in a mixed atmosphere of 35 vol% hydrogen gas and 65 vol% Ar gas in a stable temperature zone of 1150 to 1230 ° C. A ligature was obtained.
[0026]
At this time, the internal dimensions of the container body 11 of the sintering container 10 were 170 mm wide × 240 mm long × 60 mm high.
Further, by changing the number of times the corners 13a of the getter spacer 13 are folded, the dimension g of the gap of the flow path 20 formed in the gap between the container main body 11 and the lid body 12 is changed.
Condition 1: 0.8 mm
Condition 2: 2.5 mm,
Condition 3: 4.8 mm
The three types were as follows.
[0027]
In this way, 80 compacts 100 were fired under conditions 1, 2, and 3, and in the obtained sintered bodies, the number of sintered bodies in which nests were generated was counted.
The result is shown in FIG.
As shown in FIG. 5, the nest generation rate (= number of sintered bodies with nests generated / 80) was 4% in condition 1 where dimension g = 0.8 mm, and dimension g = 2.5 mm. Condition 2 was 2%, and condition 3 with a dimension g = 4.8 mm was 0.8%. Thereby, it is clear that the generation rate of the nest is reduced by securing the dimension g of the flow path 20.
In conditions 1 to 3, no discoloration or the like of the sintered body due to the influence of oxidation was observed.
[0028]
In the above-described embodiment, the getter spacer 13 is formed of a mesh body, and the flow path 20 is formed between the container body 11 and the lid body 12 by folding the four corners 13a. However, instead of folding the four corners 13a, the flow path 20 is formed between the container body 11 and the lid 12 by a separate spacer (support leg) having a predetermined thickness. It may be. In this case, since the getter spacer 13 mainly functions as an oxygen oxidation getter, there is no mesh body, and it can be a plate shape, a block shape, or the like.
[0029]
In addition, if the sintering vessel 10 is provided with a flow path communicating inside and outside to discharge the sintering vessel 10 and an oxidized getter serving as an oxygen getter, the getter spacer 13 is replaced with another configuration. It can also be adopted.
For example, as shown in FIG. 6, one or both of the side wall 11b ′ of the container body 11 ′ of the sintering container (container) 10 ′ and the top plate 12a of the lid 12 ′ (in the example of FIG. 6, the container An opening (communication portion, flow path) 30 that communicates inside and outside is formed in only the side wall 11b ′ of the main body 11 ′, and an oxygen getter (oxidized getter) 31 made of a mesh body is provided in the opening 30. You can also. In this case, the number of openings 30 and the opening area are set based on the amount of hydrogen released from the molded body 100 accommodated in the sintering container 10 ′.
[0030]
In addition, as shown in FIG. 7, either or both of the container main body 11 ″ and the lid body 12 ″ of the sintering container (container) 10 ″ (in the example of FIG. 7, only the lid body 12 ″) are placed inside and outside. An oxygen getter (oxidation getter) 41 made of a mesh body is formed between the opening 100 and the molded body 100 set in the container body 11 ″. It is also possible to adopt a configuration in which
[0031]
Further, the container body 11 and the lid body 12 may have any other configuration as long as the molded body 100 can be accommodated during sintering and the molded body 100 can be taken in and out before and after sintering. .
In addition to this, as long as it does not depart from the gist of the present invention, the configuration described in the above embodiment can be selected or changed to another configuration as appropriate.
[0032]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, by providing the sintering container with the opening that communicates the inside and the outside, it is finally obtained without suppressing hydrogen diffusion from the molded body during sintering. Nesting can be prevented from occurring in the magnetostrictive element or the like, and the yield can be improved.
Further, by providing an oxygen getter in the sintering container, it is possible to prevent the molded body from being oxidized even when oxygen enters from the opening.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded perspective view showing a configuration of a sintering container in the present embodiment.
FIG. 2 is a cross-sectional view of a sintering container.
FIG. 3 is a perspective view of a getter spacer as viewed from the lower surface side.
FIG. 4 is a diagram showing an example of a temperature profile when a molded body is sintered.
FIG. 5 is a diagram showing the relationship between the size of the gap between the container body and the lid and the incidence of nests.
FIG. 6 is a perspective view showing another example of a sintering container.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing another example of a sintering container.
[Explanation of symbols]
10, 10 ', 10 "... Sintering container (container) 11, 11', 11" ... Container body, 11b, 11b '... Side wall, 12, 12', 12 "... Lid, 13 ... Getter spacer (Oxidized getter, spacer), 20 ... channel (communication portion), 30, 40 ... opening portion (communication portion, channel), 31,41 ... getter (oxidation getter), 100 ... molded body (sintered object)

Claims (14)

水素化物を含む原料合金粉を磁場中成形し、成形体を得る工程と、
前記成形体を、内外を連通する連通部と酸素のゲッターとなる酸化ゲッターを有した容器中に収めて焼結する工程と、
を含むことを特徴とする磁歪素子の製造方法。
Forming a raw material alloy powder containing hydride in a magnetic field to obtain a formed body;
The molded body is sintered in a container having a communicating portion communicating between the inside and the outside and an oxidation getter serving as an oxygen getter; and
A method of manufacturing a magnetostrictive element comprising:
前記原料合金粉は、式(1)RT(ここで、Rは1種類以上の希土類金属、Tは1種類以上の遷移金属であり、yは1<y<4を表す。)で示す組成を有することを特徴とする請求項1に記載の磁歪素子の製造方法。The raw material alloy powder is a composition represented by the formula (1) RT y (where R is one or more rare earth metals, T is one or more transition metals, and y is 1 <y <4). The method of manufacturing a magnetostrictive element according to claim 1, wherein: 前記Rが、Tb及びDyであることを特徴とする請求項2に記載の磁歪素子の製造方法。3. The method of manufacturing a magnetostrictive element according to claim 2, wherein R is Tb and Dy. 前記Rは、式(2)TbDy(1−a)で示す組成であって、aが、0.27<a≦0.50の範囲にあることを特徴とする請求項3に記載の磁歪素子の製造方法。The R is a composition represented by the formula (2) Tb a Dy (1-a) , and a is in a range of 0.27 <a ≦ 0.50. A method of manufacturing a magnetostrictive element. 前記Tは、Fe、Co及びNiの中の1種以上であることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の磁歪素子の製造方法。5. The method of manufacturing a magnetostrictive element according to claim 2, wherein the T is one or more of Fe, Co, and Ni. 水素化物を含む焼結対象物の焼結方法であって、
前記焼結対象物を、内外を連通する連通部と酸素のゲッターとなる酸化ゲッターを有した容器中に収める工程と、
前記容器を加熱し、前記容器内に収められた前記焼結対象物に含まれる水素化物の熱分解により発生し、当該焼結対象物から放散した水素ガスを、前記連通部から前記容器外に放出させつつ、前記焼結対象物を焼結させる工程と、
を含むことを特徴とする焼結方法。
A method for sintering a sintered object including a hydride,
Storing the object to be sintered in a container having a communicating portion communicating inside and outside and an oxidation getter serving as an oxygen getter;
The container is heated, and hydrogen gas generated by thermal decomposition of the hydride contained in the object to be sintered contained in the container and released from the object to be sintered is discharged from the communicating portion to the outside of the container. A step of sintering the object to be sintered while letting it discharge;
A sintering method comprising:
前記焼結対象物は、Tb、Dy、Feを含み、焼結により磁歪素子となる成形体であることを特徴とする請求項6に記載の焼結方法。The sintering method according to claim 6, wherein the object to be sintered includes Tb, Dy, and Fe, and is a molded body that becomes a magnetostrictive element by sintering. 焼結時に焼結対象物を収める焼結用容器であって、
前記焼結用容器の内外を連通する流路と、
前記流路を通して前記焼結用容器内に侵入した酸素のゲッターとなる酸化ゲッターと、
を備えることを特徴とする焼結用容器。
A sintering container for storing a sintering object during sintering,
A flow path communicating between the inside and the outside of the sintering container;
An oxidation getter that serves as a getter for oxygen that has penetrated into the sintering vessel through the flow path;
A sintering container comprising:
一部に開口した容器本体と、
前記容器本体の開口を塞ぐ着脱自在な蓋体と、
前記容器本体の開口を前記蓋体により塞いだ状態で、前記容器本体と前記蓋体との間に介在し、前記容器本体と前記蓋体との間に隙間を生じさせることで前記流路を形成するスペーサと、
を備えることを特徴とする請求項8に記載の焼結用容器。
A container body opened in part,
A detachable lid for closing the opening of the container body;
With the opening of the container body closed by the lid body, the container body is interposed between the container body and the lid body, and a gap is created between the container body and the lid body to thereby define the flow path. A spacer to be formed;
The sintering container according to claim 8, comprising:
前記スペーサが前記酸化ゲッターとして機能する材料で形成されていることを特徴とする請求項9に記載の焼結用容器。The sintering container according to claim 9, wherein the spacer is made of a material that functions as the oxidation getter. 前記スペーサがメッシュ状のメッシュ体から形成され、当該メッシュ体の一部を折り曲げることで前記容器本体と前記蓋体との間に隙間を生じさせることを特徴とする請求項9または10に記載の焼結用容器。The said spacer is formed from a mesh-shaped mesh body, A clearance gap is produced between the said container main body and the said cover body by bending a part of the said mesh body, The Claim 9 or 10 characterized by the above-mentioned. Sintering container. 前記焼結用容器自体に前記流路が形成され、当該流路にメッシュ状の前記酸化ゲッターが設けられていることを特徴とする請求項8に記載の焼結用容器。9. The sintering container according to claim 8, wherein the flow path is formed in the sintering container itself, and the mesh-shaped oxidation getter is provided in the flow path. 前記酸化ゲッターは、前記焼結用容器内に配置されていることを特徴とする請求項8に記載の焼結用容器。The sintering container according to claim 8, wherein the oxidation getter is disposed in the sintering container. 前記酸化ゲッターは、前記流路と、前記焼結用容器内に収められた前記焼結対象物との間に位置するよう配置されていることを特徴とする請求項13に記載の焼結用容器。The said oxidation getter is arrange | positioned so that it may be located between the said flow path and the said sintering target object accommodated in the said container for sintering. container.
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