JP2005041041A - Edge treatment for inkjet printing - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、インクジェット印刷のためのエッジ処理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット方式の印刷を行う際には、同一のインクに関してサイズの異なる複数のドットを用いる技術(以下、「マルチサイズドット印刷」と呼ぶ)が知られている(例えば特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】特開2000−6445号公報
【特許文献2】特開2000−125121号公報
【特許文献3】特開2000−177178号公報
【特許文献4】特開2000−184215号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
マルチサイズドット印刷は、1サイズのみのドットを用いる場合に比べて画像内のエッジ部分(すなわち輪郭)をきれいに再現できる場合が多いが、マルチサイズドット印刷を行ってもエッジ部分をきれいに再現できない場合がある。図6は、従来技術における画像内のエッジ部分とドット配置の一例を示す説明図である。図6(A)は、画像データで表される画像を示している。ここで、ハッチングが付された四角枠は一定の色(例えばグレー)で塗りつぶされた印刷画素を示しており、ハッチングが付されていない四角枠は白色の印刷画素を示している。図6(B)は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の3種類のインクの大ドットと小ドットを用いてこの画像を印刷する際のドットの配置例を示している。なお、各ドットの位置やサイズは正確なものではなく、各画素に記録されるインクドットの種類が理解できるような位置とサイズで描かれている。
【0005】
図6(B)のドット配置では、図6(A)の元の画像のエッジ部分を構成する画素のうちで、2つの画素PP1,PP2にはドットが形成されていない。この画像を肉眼で観察すると、画像内のエッジ部分(輪郭)が変形して見えてしまうことになる。全ドットの生成率(記録率)の合計が100%に達しないときにはこのようなドット配置になる場合があり、特に、低濃度の画像をハーフトーン処理したときには全ドットの生成率の合計が100%に達しない場合が多い。また、インクのにじみの問題等でインク吐出量に関して厳しい制限が課せられた場合に、小ドットを広い範囲で大量に使用すると色むらが発生するなどの理由で小ドットの使用量(記録率)が制限されたときには、高い画像濃度でも全ドットの生成率の合計が100%を下回ることになる。この結果、図6(B)のように、エッジ部分を構成する画素の一部にドットが全く形成されない場合が生じると、輪郭が崩れてしまうという問題が生じることになる。
【0006】
本発明は、複数サイズのインクドットを用いて印刷を行う際に、エッジ部分の崩れを緩和できる技術を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上記目的の少なくとも一部を達成するために、本発明の画像処理装置は、インクジェット印刷のための画像処理装置であって、
対象画像内に存在するエッジ部分を検出するエッジ検出部と、
前記対象画像の印刷画素毎に、複数種類のインクのドットの記録状態を示すドットデータを生成するドットデータ生成部と、
を備え、
前記ドットデータは、同一のインクに関して、比較的小さな第1のドットと比較的大きな第2のドットを含む複数のサイズのドットを印刷画素毎に記録するか否かを表すデータであり、
前記ドットデータ生成部は、前記エッジ部分では同一色の非エッジ部分に比べて前記第1のドットの記録率が大きく前記第2のドットの記録率が小さくなるように前記ドットデータを生成するエッジ処理を実行する。
【0008】
この画像処理装置によれば、エッジ部分においては比較的小さな第1のドットの記録率が大きくなるので、エッジ部分により確実にドットが記録される。この結果、エッジ部分にドットが全く記録されないことによるエッジ部分の崩れを緩和できることができる。
【0009】
なお、前記ドットデータ生成部は、前記エッジ処理において、前記複数のサイズのドットのうちで最大サイズ以外のドットの記録率が大きく前記最大サイズのドットの記録率が小さくなるように前記ドットデータを生成するようにしてもよい。
【0010】
この構成によれば、最大サイズのドットの記録率が小さくなるので、エッジ部分の崩れをより効果的に緩和できることができる。
【0011】
また、前記ドットデータ生成部は、シアンインクとマゼンタインクとイエローインクのそれぞれに関して前記エッジ処理を実行するようにしてもよい。
【0012】
これらの3つの基本1次色インクについてそれぞれエッジ処理を実行するようにすれば、各インクの比較的小さいドットがエッジ部分に記録されるので、より確実にエッジ部分の崩れを緩和できることができる。
【0013】
前記ドットデータ生成部は、印刷に使用される印刷媒体の単位面積中に吐出可能なインク量の合計であるインクデューティ制限が100%未満である場合に前記エッジ処理を実行するものとしてもよい。
【0014】
インクデューティ制限が100%未満の場合には、大サイズのドットがエッジ部分の画素に記録されると、それに隣接するエッジ部分においてドットが全く記録されない可能性が高い。従って、この場合にエッジ処理を実行すれば、輪郭の崩れを緩和する効果が大きい。
【0015】
前記エッジ部分は、画像の明度が所定量以上離れている隣接画素同士の境界に存在する画素のうちで、明度のより低い側の画素で構成されていることが好ましい。
【0016】
なお、前記ドットデータ生成部は、
各画素のインク量を入力とし前記複数のドットのドット記録率を出力とするドット記録率テーブルとして、エッジ用ドット記録率テーブルおよび非エッジ用ドット記録率テーブルを有するとともに、
前記エッジ用ドット記録率テーブルおよび非エッジ用ドット記録率テーブルを利用して各インクドットのドット記録率を決定するドット記録率決定部を有しており、
前記ドット記録率決定部は、前記エッジ検出部からの検出結果に応じて前記エッジ用ドット記録率テーブルと前記非エッジ用ドット記録率テーブルのうちの一方を選択的に使用するものとしてもよい。
【0017】
この構成によれば、エッジ部分と非エッジ部分においてドット記録率を容易に変更することが可能である。
【0018】
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、画像処理方法および画像処理装置、印刷方法および印刷装置、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の形態で実現することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.装置の構成:
B.実施例の動作:
C.変形例
【0020】
A.装置の構成:
図1は、本発明の一実施例としての画像処理システムの構成を示す説明図である。このシステムは、画像処理装置としてのコンピュータ200と、画像出力装置としてのプリンタ300とを含んでいる。
【0021】
コンピュータ200には、画像データファイルMFに基づいて印刷データを生成するためのプリンタドライバ210がインストールされている。プリンタドライバ210は、エッジ検出部212と、色変換部214と、ハーフトーン処理部216と、出力処理部218とを備えている。エッジ検出部212は、対象画像内のエッジ部分を検出する機能を有するモジュールである。色変換部214とハーフトーン処理部216は、印刷画素毎のドットの記録状態(形成状態)を表すドットデータを生成するドットデータ生成部としての機能を実現するモジュールである。
【0022】
プリンタドライバ210で生成された印刷データPDは、出力処理部218からプリンタ300に供給される。印刷データPDは、印刷解像度を有する主走査ライン上の各画素についてインクドットの記録状態を表すドットデータと、副走査送り量を特定する副走査送り量データとを含んでいる。
【0023】
プリンタドライバ210の機能を実現するためのプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された形態で供給し得る。このような記録媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物等のコンピュータが読み取り可能な種々の媒体を利用できる。
【0024】
図2は、色変換部214とハーフトーン処理部216の内部構成を示すブロック図である。色変換実行部230は、色変換ルックアップテーブル232を用いて、画像データファイルMFのRGBの多階調データをCMYKの多階調データに変換する。ハーフトーン処理部216のドット記録率決定部240は、非エッジ用ドット記録率テーブル242aと、エッジ用ドット記録率テーブル242bとを選択的に使用して、CMYK各色の多階調データから、大ドット用の記録率データと小ドット用の記録率データを生成する。この際、テーブル242a,242bの選択は、エッジ検出部212による検出結果に応じて行われる。CMYK各色の大ドット記録率データと小ドット記録率データは、ハーフトーン処理実行部244でそれぞれハーフトーン処理されて、ドットデータに変換される。
【0025】
B.実施例の動作:
図3は、実施例における処理内容を示す説明図である。図3(A)の画像データは、従来例の説明に用いた図6(A)と同じものである。すなわち、ハッチングが付された四角枠は一定の色(例えばグレー)で塗りつぶされた印刷画素を示しており、ハッチングが付されていない四角枠は白色の印刷画素を示している。
【0026】
図3(B)は、エッジ検出部212によって検出されたエッジ部分を示している。ここで、「エッジ」とは、画像の明度が所定量以上離れている隣接画素同士の境界を意味する。エッジとして検出されるための明度差は、任意に設定可能である。例えば、1種類以上のインクがベタ打ちされる領域と、紙白の領域との境界を「エッジ」として定義することも可能である。エッジ検出は、周知の種々のエッジ検出フィルタを利用して実行することが可能である。図3(B)に示されているように、画像内のエッジ部分は、エッジ画素で構成されている。ここで、「エッジ画素」とは、画像内のエッジ(輪郭)を構成する画素境界の両側に存在する画素のうちで、明度のより低い側の画素を意味する。図3(B)の例では、9つのエッジ画素が含まれている。なお、エッジ画素でない画素を、「非エッジ画素」と呼ぶ。
【0027】
図3(C)は、CMYの3種類のインクの大ドットと小ドットを用いてこの画像を印刷する際のドットの配置例を示している。なお、ここではブラックインクを使用しない場合の例を示している。図6(B)に示した従来例と比較すれば理解できるように、図3(C)に示す実施例では、エッジ画素において大ドットが形成されておらず、小ドットのみが記録されている。この結果、実施例ではエッジ部分(すなわち画像の輪郭)がきちんと再現されており、図6(B)のような輪郭の崩れが無いことが理解できる。なお、図3(C)と図6(B)では、各インクのインク量はほぼ同じなので、肉眼で観察すれば両者はほぼ同じ色に見える。
【0028】
図3(D)は大ドットと小ドットの現実のサイズを示している。これから理解できるように、大ドットは1画素を包含する大きさを有しており、全画素に大ドットを記録すれば印刷媒体表面を塗り潰すことができる大きさに設定されている。また、小ドットのサイズは画素よりも若干小さい程度である。従って、小ドットでエッジ画素を記録すれば、エッジ部分の輪郭をかなりきれい再現することが可能である。
【0029】
なお、図3(C)では、エッジ画素よりも内側にインクドットが記録されない画素が存在しているが、これが白抜け(インクドットが全く記録されない部分)として認識される可能性は少ない。その理由は、インクドットが記録されない画素には、その周囲の画素からインクが流れ込むからである。特に、図3(D)に示すように、大ドットは印刷画素以上の大きさを有しているのが普通である。従って、図3(C)のように、輪郭よりも内側の画素にインクドットが記録されない画素が存在しているとしても、その外側の画素からのインクによってかなり覆われるので、白抜けが発生する可能性は現実的には無視できる程度である。一方、図6(B)のように、エッジ部分にインクが吐出されない場合には、その周囲の画素から流れ込むインク量は少ないので、白抜けとなる可能性がかなり高い。従って、エッジ部分をきれいに再現するためには、小ドットの記録率を高めて小ドットを記録することが好ましい。本明細書では、このようにエッジ部分においてドット記録率を調整する処理を「エッジ処理」と呼ぶ。
【0030】
図4(A)は非エッジ用ドット記録率テーブル242aの内容を示しており、図4(B)はエッジ用ドット記録率テーブル242bの内容を示している。これらのグラフの横軸はインク量であり、横軸はドット記録率である。ここで、「インク量」とは、ベタ打ちを100%とする1画素分のインク吐出量を意味している。また、「ドット記録率」とは、画素にドットが記録される確率を意味する。例えば、ドット記録率10%で10画素を記録すると、10画素に1画素の割合でドットが記録される。インク量が100%の場合には大ドットの記録率が100%であり、すべての画素に大ドットが記録される。
【0031】
図4(B)のエッジ用ドット記録率テーブル242bでは、図4(A)の非エッジ用ドット記録率テーブル242aに比べて、小ドットの記録率(破線)が大きく、大ドットの記録率(実線)が小さいことが理解できる(但し、インク量が0%と100%の場合を除く)。このようなエッジ用ドット記録率テーブル242bを利用すれば、エッジ部分において大ドットが記録される確率が低くなり、小ドットが記録される確率が高くなる。この結果、図3(C)に示したように、エッジ部分に小ドットが形成され易くなるので、輪郭をきれいに再現することが可能である。
【0032】
図5は、本発明の実施例におけるハーフトーン処理の流れを示すフローチャートである。本実施例では、ハーフトーン処理として組織的ディザ法(閾値マトリクス法)を利用している。ステップS210では、ドット記録率決定部240がエッジ用と非エッジ用のいずれかのドット記録率テーブルを選択し、ステップS220では、選択されたテーブルを用いて大ドット用のレベルデータLVLを設定する。レベルデータとは、ドット記録率を表すデータであり、例えば0〜100%を0〜255の256段階で表現した8ビットデータである。
【0033】
ステップS230では、大ドット用のレベルデータLVLと大ドット用の閾値THLとの大小が比較される。ここでは、たとえば組織的ディザ法によるドットのオン・オフ判定を行う。組織的ディザ法で使用されるディザの閾値THLはいわゆるディザマトリックスにより各画素ごとに異なる値が設定されている。閾値マトリクスとしては、例えば16×16の正方形の画素ブロックに値0〜254までが現れるマトリックスを用いることができる。閾値マトリクスは、エッジ画素に対しても非エッジ画素に対しても同一のものが利用される。大ドット用の閾値マトリクスと小ドット用の閾値マトリクスとしては、異なるものを使用することも可能であり、同じものをすることも可能である。なお、大ドットと小ドットとで同じ閾値マトリクスを使用した方が、ドットの分散性が良い場合がある。
【0034】
ステップS230において、レベルデータLVLが閾値THLよりも大きい場合には、大ドットを形成すべきと判断される(ステップS261)。一方、ステップS230において、レベルデータLVLが閾値THLよりも小さい場合には、大ドットを形成すべきではないと判断されるとともに、ステップS240に処理が進められる。
【0035】
ステップS240では、小ドットのレベルデータLVSが設定される。設定方法は、小ドットのレベルデータLVLの設定と同様である。ステップS250において、小ドット用のレベルデータLVSが小ドット用の閾値THSよりも大きい場合には、小ドットを形成すべきと判断される(ステップS262)。一方、ステップS250において、レベルデータLVSが閾値THSよりも小さい場合には、いかなるドットも形成すべきではないと判断される(ステップS263)。
【0036】
以上の処理がすべての画素について行われることにより、全画素についてのドットデータが生成される(ステップS270)。
【0037】
以上のように、本実施例によれば、対象画像のエッジ部分(輪郭)を検出し、エッジ部分の画素では同一色の非エッジ部分の画素に比べて小ドットの記録率を大きくするとともに大ドットの記録率を小さくするようにしたので、エッジ部分においてインクドットが全く記録されない可能性を低減することができる。この結果、エッジ部分の画素において、より高い確率でインクドットが記録されるので、エッジ部分の輪郭の崩れを緩和することが可能である。
【0038】
C.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
【0039】
C1.変形例1:
上記実施例では、小ドットと大ドットの2種類のドットを用いるものとしていたが、本発明は、3種類以上のサイズの異なるドットを利用する場合にも適用することができる。一般に、複数のサイズのドットを利用する場合には、エッジ部分におけるエッジ処理において、最大サイズ以外のドットの記録率が非エッジ部分よりも大きく、最大サイズのドットの記録率が非エッジ部分よりも小さくなるようにすることが好ましい。但し、例えば小中大の3種類のドットを用いる場合に、中ドットに関しては、エッジ部分のドット記録率を非エッジ部分と同じに維持してもよい。但し、最大サイズ以外のドットの記録率をエッジ部分で小さくするようにすれば、エッジ部分をきれいに再現する上でより効果が大きいと期待される。
【0040】
C2.変形例2:
上記実施例では、ドット記録率テーブルを選択的に使用することによって各サイズのドット記録率を調整していたが、この代わりに、各サイズの閾値マトリクスを変更することによってドット記録率を調整するようにしてもよい。あるいは、誤差拡散法を使用する場合には、各ドット用のオン/オフの閾値を変更することによってドット記録率を調整するようにしてもよい。但し、ドット記録率テーブルを選択的に使用すれば、より確実に現実のドット記録率を変更することが可能である。
【0041】
C3.変形例3:
上記実施例では、CMYの3種類のインクを用いて印刷を行う場合について説明したが、本発明は、任意の種類のインクを用いる場合に適用可能である。この場合に、印刷に使用する各インクについて上述したエッジ処理を行うことが好ましい。但し、一部のインクのみに上述のエッジ処理を行い、他のインクについてはエッジ処理を行わないことも可能である。この場合にも、少なくともシアンインクとマゼンタインクとイエローインクに関してエッジ処理を行えば、エッジ部分にこれらのインクの比較的小さいドットが記録される確率が高くなるので、輪郭の崩れを防ぐことが可能である。
【0042】
C4.変形例4:
本発明は、特にインク吐出量の制限が厳しい印刷媒体を用いて印刷する場合に効果が大きい。ここで、インク吐出量の制限とは、単位面積中に吐出可能なインク量の合計を意味しており、「インクデューティ制限」とも呼ばれている。インクデューティ制限の単位は、ベタ打ちに用いられるドット(上記実施例では大ドット)が全画素に記録される場合を100%としている。例えば、インクデューティ制限が60%の場合には、すべてのインクのインク量の合計値が60%以下になるように制限される。図3(D)に示したように、大ドットは1画素分のサイズよりもかなり大きいので、例えば60%のドット記録率で大ドットを記録すると、ほぼベタ打ちの画像を印刷することが可能である。
【0043】
インクデューティ制限が100%未満である場合には、大ドットが記録された画素に隣接する画素には、ドットが記録されない確率がかなり高い。従って、このような印刷媒体を用いる場合に本発明を適用すれば、輪郭をきれいに再現するという効果がより大きい。
【0044】
C5.変形例5:
ハーフトーン処理方法としては、ディザ法に限らず、誤差拡散法などの種々の方法を利用することができる。また、本明細書において「ハーフトーン処理」という用語は、「減色処理」と同一の意味で使用されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての画像処理システムの構成を示す説明図。
【図2】色変換部214とハーフトーン処理部216の内部構成を示すブロック図。
【図3】実施例における処理内容を示す説明図。
【図4】非エッジ用ドット記録率テーブル242aとエッジ用ドット記録率テーブル242bの内容を示すグラフ。
【図5】本発明の実施例におけるハーフトーン処理の流れを示すフローチャート。
【図6】従来技術における画像内のエッジ部分とドット配置の一例を示す説明図。
【符号の説明】
200…コンピュータ
210…プリンタドライバ
212…エッジ検出部
214…色変換部
216…ハーフトーン処理部
218…出力処理部
230…色変換実行部
232…色変換ルックアップテーブル
240…ドット記録率決定部
242a…非エッジ用ドット記録率テーブル
242b…エッジ用ドット記録率テーブル
244…ハーフトーン処理実行部
300…プリンタ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an edge processing technique for inkjet printing.
[0002]
[Prior art]
A technique using a plurality of dots of different sizes for the same ink (hereinafter referred to as “multi-size dot printing”) is known (for example, Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1] JP 2000-6445 [Patent Document 2] JP 2000-125121 [Patent Document 3] JP 2000-177178 [Patent Document 4] JP 2000-184215 A. ]
[Problems to be solved by the invention]
Multi-size dot printing often reproduces the edge part (ie, contour) in an image more clearly than when only one size dot is used, but the edge part cannot be reproduced neatly even after multi-size dot printing. There is. FIG. 6 is an explanatory diagram showing an example of edge portions and dot arrangements in an image according to the prior art. FIG. 6A shows an image represented by image data. Here, a square frame with hatching indicates a print pixel painted with a certain color (for example, gray), and a square frame without hatching indicates a white print pixel. FIG. 6B shows an example of dot arrangement when printing this image using large and small dots of three types of ink, C (cyan), M (magenta), and Y (yellow). . Note that the positions and sizes of the dots are not accurate, and are drawn at positions and sizes so that the types of ink dots recorded in each pixel can be understood.
[0005]
In the dot arrangement in FIG. 6B, no dots are formed in the two pixels PP1 and PP2 among the pixels constituting the edge portion of the original image in FIG. When this image is observed with the naked eye, an edge portion (contour) in the image is deformed and viewed. When the total dot generation rate (recording rate) does not reach 100%, such a dot arrangement may occur. In particular, when a low density image is subjected to halftone processing, the total dot generation rate is 100. % Is often not reached. Also, when severe restrictions are imposed on the amount of ink discharged due to problems such as ink bleeding, the amount of small dots used (recording rate) due to color unevenness when small dots are used in large amounts over a wide range. Is restricted, the total generation rate of all dots is less than 100% even at high image density. As a result, as shown in FIG. 6B, when no dot is formed in a part of the pixels constituting the edge portion, there arises a problem that the outline is broken.
[0006]
An object of the present invention is to provide a technique capable of reducing the collapse of an edge portion when printing is performed using a plurality of sizes of ink dots.
[0007]
[Means for solving the problems and their functions and effects]
In order to achieve at least part of the above object, an image processing apparatus of the present invention is an image processing apparatus for inkjet printing,
An edge detection unit for detecting an edge portion present in the target image;
A dot data generation unit that generates dot data indicating a recording state of a plurality of types of ink dots for each print pixel of the target image;
With
The dot data is data indicating whether or not dots of a plurality of sizes including a relatively small first dot and a relatively large second dot are recorded for each print pixel with respect to the same ink,
The dot data generation unit generates the dot data so that the recording rate of the first dot is larger and the recording rate of the second dot is smaller in the edge portion than in the non-edge portion of the same color. Execute the process.
[0008]
According to this image processing apparatus, since the recording rate of the relatively small first dots is increased at the edge portion, the dots are reliably recorded at the edge portion. As a result, it is possible to alleviate the collapse of the edge portion due to no dots recorded at the edge portion.
[0009]
In the edge processing, the dot data generation unit converts the dot data so that the recording rate of dots other than the maximum size among the plurality of size dots is large and the recording rate of the maximum size dots is small. You may make it produce | generate.
[0010]
According to this configuration, since the recording rate of the maximum size dot is reduced, the collapse of the edge portion can be more effectively mitigated.
[0011]
The dot data generation unit may execute the edge process for each of cyan ink, magenta ink, and yellow ink.
[0012]
If edge processing is executed for each of these three basic primary color inks, since relatively small dots of each ink are recorded on the edge portion, it is possible to more reliably alleviate the collapse of the edge portion.
[0013]
The dot data generation unit may perform the edge process when an ink duty limit, which is a total amount of ink that can be ejected in a unit area of a printing medium used for printing, is less than 100%.
[0014]
When the ink duty limit is less than 100%, when a large dot is recorded on a pixel at an edge portion, there is a high possibility that no dot is recorded at the edge portion adjacent thereto. Therefore, if edge processing is executed in this case, the effect of reducing the collapse of the outline is great.
[0015]
It is preferable that the edge portion is composed of pixels having a lower lightness among pixels existing at a boundary between adjacent pixels whose image lightness is a predetermined amount or more apart.
[0016]
The dot data generation unit
As a dot recording rate table that inputs the ink amount of each pixel and outputs the dot recording rate of the plurality of dots, it has an edge dot recording rate table and a non-edge dot recording rate table,
A dot recording rate determining unit that determines the dot recording rate of each ink dot using the dot recording rate table for edges and the dot recording rate table for non-edges;
The dot recording rate determination unit may selectively use one of the edge dot recording rate table and the non-edge dot recording rate table in accordance with a detection result from the edge detection unit.
[0017]
According to this configuration, the dot recording rate can be easily changed in the edge portion and the non-edge portion.
[0018]
The present invention can be realized in various forms, for example, an image processing method and an image processing apparatus, a printing method and a printing apparatus, a computer program for realizing the functions of these methods or apparatuses, The present invention can be realized in the form of a recording medium on which a computer program is recorded.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described in the following order based on examples.
A. Device configuration:
B. Example operation:
C. Modification [0020]
A. Device configuration:
FIG. 1 is an explanatory diagram showing the configuration of an image processing system as an embodiment of the present invention. This system includes a
[0021]
The
[0022]
The print data PD generated by the
[0023]
A program for realizing the function of the
[0024]
FIG. 2 is a block diagram showing the internal configuration of the
[0025]
B. Example operation:
FIG. 3 is an explanatory diagram illustrating processing contents in the embodiment. The image data shown in FIG. 3A is the same as that shown in FIG. 6A used for explaining the conventional example. That is, a square frame with hatching indicates a print pixel painted with a certain color (for example, gray), and a square frame without hatching indicates a white print pixel.
[0026]
FIG. 3B shows an edge portion detected by the
[0027]
FIG. 3C shows an example of dot arrangement when printing this image using large and small dots of three types of CMY inks. Here, an example in which black ink is not used is shown. As can be understood by comparing with the conventional example shown in FIG. 6B, in the embodiment shown in FIG. 3C, no large dots are formed in the edge pixels, and only small dots are recorded. . As a result, in the embodiment, it can be understood that the edge portion (that is, the contour of the image) is reproduced exactly, and there is no collapse of the contour as shown in FIG. In FIG. 3C and FIG. 6B, the ink amounts of the respective inks are substantially the same, so that they appear to be almost the same color when observed with the naked eye.
[0028]
FIG. 3D shows the actual size of large dots and small dots. As can be understood from this, the large dot has a size including one pixel, and is set to a size capable of filling the surface of the print medium if the large dot is recorded in all the pixels. Further, the size of the small dot is slightly smaller than the pixel. Therefore, if the edge pixel is recorded with small dots, the outline of the edge portion can be reproduced fairly beautifully.
[0029]
In FIG. 3C, there is a pixel in which no ink dot is recorded inside the edge pixel, but it is unlikely that this is recognized as a white spot (a portion where no ink dot is recorded). The reason is that ink flows from the surrounding pixels into pixels where no ink dots are recorded. In particular, as shown in FIG. 3D, a large dot usually has a size larger than a printing pixel. Therefore, as shown in FIG. 3C, even if there is a pixel in which no ink dot is recorded in the pixel inside the outline, the pixel is covered by the ink from the outside pixel, and white spots occur. The possibility is practically negligible. On the other hand, as shown in FIG. 6B, when ink is not ejected to the edge portion, the amount of ink that flows from the surrounding pixels is small, and thus there is a high possibility of white spots. Therefore, in order to reproduce the edge portion neatly, it is preferable to record small dots by increasing the recording rate of small dots. In this specification, processing for adjusting the dot recording rate at the edge portion in this way is referred to as “edge processing”.
[0030]
4A shows the contents of the non-edge dot recording rate table 242a, and FIG. 4B shows the contents of the edge dot recording rate table 242b. The horizontal axis of these graphs is the ink amount, and the horizontal axis is the dot recording rate. Here, the “ink amount” means an ink discharge amount for one pixel with 100% solid printing. “Dot recording rate” means the probability that a dot is recorded in a pixel. For example, when 10 pixels are recorded at a dot recording rate of 10%, dots are recorded at a rate of 1 pixel per 10 pixels. When the ink amount is 100%, the recording rate of large dots is 100%, and large dots are recorded in all pixels.
[0031]
In the edge dot recording rate table 242b of FIG. 4B, the recording rate of small dots (broken line) is larger than that of the non-edge dot recording rate table 242a of FIG. It can be understood that the solid line is small (except when the ink amount is 0% and 100%). If such an edge dot recording rate table 242b is used, the probability that a large dot is recorded at the edge portion is reduced, and the probability that a small dot is recorded is increased. As a result, as shown in FIG. 3C, small dots are easily formed at the edge portion, and the contour can be reproduced clearly.
[0032]
FIG. 5 is a flowchart showing the flow of halftone processing in the embodiment of the present invention. In this embodiment, the systematic dither method (threshold matrix method) is used as the halftone process. In step S210, the dot recording
[0033]
In step S230, the large dot level data LVL and the large dot threshold value THL are compared. Here, for example, dot on / off determination is performed by a systematic dither method. The dither threshold THL used in the systematic dither method is set to a different value for each pixel by a so-called dither matrix. As the threshold matrix, for example, a matrix in which values 0 to 254 appear in a 16 × 16 square pixel block can be used. The same threshold matrix is used for both edge pixels and non-edge pixels. As the threshold matrix for large dots and the threshold matrix for small dots, different ones can be used, or the same one can be used. Note that there are cases where dot dispersion is better when the same threshold matrix is used for large dots and small dots.
[0034]
In step S230, if the level data LVL is larger than the threshold value THL, it is determined that a large dot should be formed (step S261). On the other hand, if the level data LVL is smaller than the threshold value THL in step S230, it is determined that a large dot should not be formed, and the process proceeds to step S240.
[0035]
In step S240, small dot level data LVS is set. The setting method is the same as the setting of the small dot level data LVL. In step S250, if the small dot level data LVS is larger than the small dot threshold THS, it is determined that a small dot should be formed (step S262). On the other hand, if the level data LVS is smaller than the threshold value THS in step S250, it is determined that no dot should be formed (step S263).
[0036]
By performing the above processing for all the pixels, dot data for all the pixels is generated (step S270).
[0037]
As described above, according to the present embodiment, the edge portion (contour) of the target image is detected, and the pixel of the edge portion increases the recording rate of small dots as compared with the pixel of the non-edge portion of the same color. Since the dot recording rate is reduced, the possibility that no ink dot is recorded at the edge portion can be reduced. As a result, ink dots are recorded at a higher probability in the pixels at the edge portion, so that it is possible to alleviate the collapse of the contour of the edge portion.
[0038]
C. Variation:
The present invention is not limited to the above-described examples and embodiments, and can be implemented in various modes without departing from the gist thereof. For example, the following modifications are possible.
[0039]
C1. Modification 1:
In the above embodiment, two types of dots, small dots and large dots, are used. However, the present invention can also be applied to the case of using three or more different sizes of dots. In general, when using dots of multiple sizes, in edge processing at the edge portion, the recording rate of dots other than the maximum size is greater than that of the non-edge portion, and the recording rate of dots of the maximum size is greater than that of the non-edge portion. It is preferable to make it smaller. However, for example, when three types of small, medium, and large dots are used, the dot recording rate of the edge portion may be kept the same as that of the non-edge portion with respect to the medium dot. However, if the recording rate of dots other than the maximum size is reduced at the edge portion, it is expected that the effect will be greater in reproducing the edge portion neatly.
[0040]
C2. Modification 2:
In the above embodiment, the dot recording rate of each size is adjusted by selectively using the dot recording rate table. Instead, the dot recording rate is adjusted by changing the threshold value matrix of each size. You may do it. Alternatively, when the error diffusion method is used, the dot recording rate may be adjusted by changing the on / off threshold for each dot. However, if the dot recording rate table is selectively used, the actual dot recording rate can be changed more reliably.
[0041]
C3. Modification 3:
In the above-described embodiments, the case where printing is performed using three types of CMY inks has been described. However, the present invention is applicable to cases where arbitrary types of ink are used. In this case, it is preferable to perform the edge processing described above for each ink used for printing. However, it is also possible to perform the above-described edge processing only on some inks and not perform edge processing on other inks. Even in this case, if edge processing is performed on at least cyan ink, magenta ink, and yellow ink, the probability that a relatively small dot of these inks is recorded at the edge portion increases, so that it is possible to prevent the collapse of the outline. It is.
[0042]
C4. Modification 4:
The present invention is particularly effective when printing is performed using a print medium in which the ink discharge amount is severely limited. Here, the restriction on the ink ejection amount means the total amount of ink that can be ejected in a unit area, and is also referred to as “ink duty restriction”. The unit of ink duty limit is 100% when dots used for solid printing (large dots in the above embodiment) are recorded on all pixels. For example, when the ink duty limit is 60%, the total amount of all inks is limited to 60% or less. As shown in FIG. 3D, the large dot is considerably larger than the size of one pixel, so if a large dot is recorded at a dot recording rate of 60%, for example, a solid image can be printed. It is.
[0043]
When the ink duty limit is less than 100%, there is a very high probability that no dot is recorded in a pixel adjacent to a pixel where a large dot is recorded. Therefore, when the present invention is applied to the case where such a print medium is used, the effect of neatly reproducing the contour is greater.
[0044]
C5. Modification 5:
The halftone processing method is not limited to the dither method, and various methods such as an error diffusion method can be used. Further, in this specification, the term “halftone processing” is used in the same meaning as “subtractive color processing”.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram showing a configuration of an image processing system as an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a block diagram showing an internal configuration of a
FIG. 3 is an explanatory diagram showing processing details in an embodiment.
FIG. 4 is a graph showing the contents of a non-edge dot recording rate table 242a and an edge dot recording rate table 242b.
FIG. 5 is a flowchart showing a flow of halftone processing in the embodiment of the present invention.
FIG. 6 is an explanatory diagram illustrating an example of an edge portion and dot arrangement in an image according to a conventional technique.
[Explanation of symbols]
200:
Claims (8)
対象画像内に存在するエッジ部分を検出するエッジ検出部と、
前記対象画像の印刷画素毎に、複数種類のインクのドットの記録状態を示すドットデータを生成するドットデータ生成部と、
を備え、
前記ドットデータは、同一のインクに関して、比較的小さな第1のドットと比較的大きな第2のドットを含む複数のサイズのドットを印刷画素毎に記録するか否かを表すデータであり、
前記ドットデータ生成部は、前記エッジ部分では同一色の非エッジ部分に比べて前記第1のドットの記録率が大きく前記第2のドットの記録率が小さくなるように前記ドットデータを生成するエッジ処理を実行する、画像処理装置。An image processing apparatus for inkjet printing,
An edge detection unit for detecting an edge portion present in the target image;
A dot data generation unit that generates dot data indicating a recording state of a plurality of types of ink dots for each print pixel of the target image;
With
The dot data is data indicating whether or not dots of a plurality of sizes including a relatively small first dot and a relatively large second dot are recorded for each print pixel with respect to the same ink,
The dot data generation unit generates the dot data so that the recording rate of the first dot is larger and the recording rate of the second dot is smaller in the edge portion than in the non-edge portion of the same color. An image processing apparatus that executes processing.
前記ドットデータ生成部は、前記エッジ処理において、前記複数のサイズのドットのうちで最大サイズ以外のドットの記録率が大きく前記最大サイズのドットの記録率が小さくなるように前記ドットデータを生成する、画像処理装置。The image processing apparatus according to claim 1,
In the edge processing, the dot data generation unit generates the dot data so that a recording rate of dots other than the maximum size among the plurality of size dots is large and a recording rate of the dots of the maximum size is small. , Image processing device.
前記ドットデータ生成部は、シアンインクとマゼンタインクとイエローインクのそれぞれに関して前記エッジ処理を実行する、画像処理装置。The image processing apparatus according to claim 1 or 2,
The dot data generation unit is an image processing apparatus that executes the edge processing for each of cyan ink, magenta ink, and yellow ink.
前記ドットデータ生成部は、印刷に使用される印刷媒体の単位面積中に吐出可能なインク量の合計であるインクデューティ制限が100%未満である場合に前記エッジ処理を実行する、画像処理装置。The image processing apparatus according to any one of claims 1 to 3,
The dot data generation unit performs the edge processing when an ink duty limit, which is a total amount of ink that can be ejected in a unit area of a printing medium used for printing, is less than 100%.
前記エッジ部分は、画像の明度が所定量以上離れている隣接画素同士の境界に存在する画素のうちで、明度のより低い側の画素で構成されている、画像処理装置。The image processing apparatus according to any one of claims 1 to 4,
The image processing apparatus, wherein the edge portion is composed of pixels having a lower lightness among pixels existing at a boundary between adjacent pixels whose image brightness is a predetermined amount or more apart.
前記ドットデータ生成部は、
各画素のインク量を入力とし前記複数のドットのドット記録率を出力とするドット記録率テーブルとして、エッジ用ドット記録率テーブルおよび非エッジ用ドット記録率テーブルを有するとともに、
前記エッジ用ドット記録率テーブルおよび非エッジ用ドット記録率テーブルを利用して各インクドットのドット記録率を決定するドット記録率決定部を有しており、
前記ドット記録率決定部は、前記エッジ検出部からの検出結果に応じて前記エッジ用ドット記録率テーブルと前記非エッジ用ドット記録率テーブルのうちの一方を選択的に使用する、画像処理装置。An image processing apparatus according to any one of claims 1 to 5,
The dot data generation unit
As a dot recording rate table that inputs the ink amount of each pixel and outputs the dot recording rate of the plurality of dots, it has an edge dot recording rate table and a non-edge dot recording rate table,
A dot recording rate determining unit that determines the dot recording rate of each ink dot using the dot recording rate table for edges and the dot recording rate table for non-edges;
The dot recording rate determining unit selectively uses one of the edge dot recording rate table and the non-edge dot recording rate table according to a detection result from the edge detecting unit.
(a)対象画像内に存在するエッジ部分を検出する工程と、
(b)前記対象画像の印刷画素毎に、複数種類のインクのドットの記録状態を示すドットデータを生成する工程と、
を備え、
前記ドットデータは、同一のインクに関して、比較的小さな第1のドットと比較的大きな第2のドットを含む複数のサイズのドットを印刷画素毎に形成するか否かを表すデータであり、
前記工程(b)は、前記エッジ部分では同一色の非エッジ部分に比べて前記第1のドットの記録率が大きく前記第2のドットの記録率が小さくなるように前記ドットデータを生成するエッジ処理を実行する工程を含む、画像処理方法。An image processing method for printing ink dots,
(A) detecting an edge portion present in the target image;
(B) generating dot data indicating a recording state of a plurality of types of ink dots for each print pixel of the target image;
With
The dot data is data indicating whether or not a plurality of size dots including a relatively small first dot and a relatively large second dot are formed for each print pixel with respect to the same ink,
In the step (b), an edge for generating the dot data so that the recording rate of the first dot is larger and the recording rate of the second dot is smaller in the edge portion than in the non-edge portion of the same color. An image processing method including a step of executing processing.
対象画像内に存在するエッジ部分を検出するエッジ検出機能と、
前記対象画像の印刷画素毎に、複数種類のインクのドットの記録状態を示すドットデータを生成するドットデータ生成機能と、
をコンピュータに実現させるコンピュータプログラムを備え、
前記ドットデータは、同一のインクに関して、比較的小さな第1のドットと比較的大きな第2のドットを含む複数のサイズのドットを印刷画素毎に形成するか否かを表すデータであり、
前記ドットデータ生成機能は、前記エッジ部分では同一色の非エッジ部分に比べて前記第1のドットの記録率が大きく前記第2のドットの記録率が小さくなるように前記ドットデータを生成するエッジ処理を実行する機能を含む、コンピュータプログラム。A computer program for performing image processing for ink dot printing,
An edge detection function for detecting edge portions existing in the target image;
A dot data generation function for generating dot data indicating a recording state of a plurality of types of ink dots for each print pixel of the target image;
A computer program for causing a computer to
The dot data is data indicating whether or not a plurality of size dots including a relatively small first dot and a relatively large second dot are formed for each print pixel with respect to the same ink,
The dot data generation function generates an edge for generating the dot data so that the recording rate of the first dot is larger and the recording rate of the second dot is smaller in the edge portion than in the non-edge portion of the same color. A computer program including a function for executing processing.
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