JP2005040174A - Safety device for jet bath - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばバスタブ内の湯と空気との気泡混合噴流をバスタブ内に吐出させてジェット噴流等を発生させるジェットバス用安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的にこの種のジェットバスにおいては、バスタブ側面の吸込口から循環ポンプの作動でバスタブ内の湯を吸込み、この湯と空気との混合噴流等をバスタブ側面の吐出口から吐出させるようにしているが、その際、吸込口への異物の吸込み等を防止するために、各種の安全装置が設けられている。従来、この安全装置としては、例えば特許文献1及び特許文献2に開示されている。
【0003】
先ず、特許文献1に開示の安全装置は、圧力検知方式に係わるもので、循環ポンプとバスタブの吐出口間の吐出側配管に圧力検知センサを設け、この圧力検知センサの検出値と予め設定した一定値との偏差が一定範囲を超えた場合に、循環ポンプの作動を停止させるようにしたものである。また、特許文献2に開示の安全装置は、循環口カバー検知方式に係わるもので、バスタブの吸込口に吸込口カバーを装着し、この吸込口カバーに磁石を設けると共に吸込口の本体ボディにリードスイッチを埋込状に設け、吸込口カバーが装着されていない場合に、リードスイッチをオフさせて循環ポンプが作動しないようにしたものである。
【0004】
【特許文献1】
特開平2−249547号公報
【特許文献2】
特開平9−173402号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの安全装置にあっては、いずれも吸込口の吸込力や吸込口カバーの有無を電気的に検知して循環ポンプの作動を制御する方式であるため、圧力検知センサあるいはリードスイッチと循環ポンプの作動を制御するコントローラとを電線によって配線する必要がある。そして、これらの配線が水廻り空間としての浴室に配設されることから、耐湿性(耐候性)に優れた比較的高価な電線や防水コネクターを使用する必要があると共に、圧力検知センサやリードスイッチ自体が高価となり易く、結果として安全装置のコストアップを招き易い上、システムが複雑となって故障の可能性が高く信頼性の面でも劣るという問題点を有している。
【0006】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、循環口への循環口カバーの非装着時に循環配管内の吸込力を機械的に低下させて、該循環配管内への異物等の吸い込みを確実に防止し得ると共に、簡素な機構により装置自体を安価に形成し得るジェットバスの安全装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、バスタブに設けられた吸込側及び吐出側の循環口と、該一対の循環口を連結する循環配管と、該循環配管中に設けられた循環ポンプとを備え、循環ポンプの作動でバスタブ内の湯を循環配管を介して循環させることによりバスタブ内に所定形態の噴流を吐出させ得るジェットバス用安全装置において、前記循環口に循環口カバーを着脱可能に装着すると共に、該循環口カバーが循環口に装着されていない時に前記循環配管の流路を機械的に閉塞する流路閉塞手段を設けたことを特徴とする。
【0008】
このように構成することにより、バスタブ内の湯は、循環ポンプの作動で吸込側の循環口から循環配管内に吸い込まれて吐出側の循環口からバスタブ内に再び吐出される。この循環ポンプの作動時に、吸込側の循環口に作用する吸込力は例えば該吸込側の循環口に循環口カバーが装着されている場合に作用し、循環口カバーが装着されていない場合には、流路閉塞手段の機械的作動で循環配管の流路が閉塞される。この循環配管の流路閉塞により、吸込側の循環口における吸込力が低下し、該循環口からの異物等の吸い込みが確実に防止されると共に、吸込力が流路閉塞手段で機械的に低下されることから、その構成の簡略化が図れて安価な安全装置が得られる。
【0009】
そして、前記流路閉塞手段は、請求項2に記載の発明のように、循環口に移動可能に設けられた弁体を有し、該弁体が循環口カバーの循環口への装着もしくは非装着に応じて移動することにより、前記循環配管の流路が開放もしくは閉塞されることが好ましく、この場合、前記弁体は、請求項3に記載の発明のように、移動側弁体の固定側弁体に対する循環口の軸方向への移動もしくは循環口の円周方向への移動によって、両弁体に設けた弁孔が連通して循環配管の流路に連通可能であることが好ましい。
【0010】
このように構成することにより、流路閉塞手段を構成する弁体が循環口カバーの装着状態に応じて移動することで循環配管の流路が開閉されることから、弁体の移動機構等を簡略化して一層安価な安全装置が得られると共に、弁体の確実な移動動作が容易に得られる。また、移動側弁体を固定側弁体に対して循環口の軸方向や円周方向に移動させることで、両弁体の弁孔が連通して循環配管の流路に連通することから、弁体のスライド動作や回転動作で循環流路を開閉できて、流路閉塞手段の構成を一層簡略化できる。
【0011】
また、前記循環口は、請求項4に記載の発明のように、バスタブの取付穴に嵌合固定されその内部に前記弁体が移動可能に嵌挿される筒状部と、前記循環配管の流路に連通する開口が形成された底壁部とからなる循環口ケースを備えることが好ましい。このように構成することにより、循環口を筒状部と開口を有する底壁部からなる循環口ケースで形成し、この循環口ケースの筒状部内に弁体を嵌挿させることで流路閉塞手段を循環口に配設でき、流路閉塞手段が配設される循環口の構成を一層簡略化できる。
【0012】
また、前記弁体は、請求項5に記載の発明のように、循環配管の流路を閉塞する方向に付勢手段によって常時付勢されていることが好ましい。このように構成することにより、付勢手段で弁体が流路閉塞方向に常時付勢されていることから、循環口カバーの非装着時に弁体を確実に閉状態に設定できて、異物等の吸い込みを一層確実に防止できる。
【0013】
また、前記循環口カバーは、請求項6に記載の発明のように、吸込側の循環口にねじ込み操作もしくは押し込み操作によって着脱可能に装着されることが好ましい。このように構成することにより、循環口カバーが一対の循環口のうち、吸込側の循環口に装着されることから、吸込側の循環口からの循環配管内への異物等の吸い込みを一層確実かつ効果的に防止できると共に、その着脱を簡単に行うことができて、メンテナンス性の向上等が図れる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の一例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図6は、本発明に係わるジェットバス用安全装置の一実施形態を示し、図1が該安全装置を使用したジェットバスの基本構成図、図2が吸込口カバーの装着時の断面図、図3が吸込口カバーの非装着時の断面図、図4が図3のA−A線矢視図、図5が吸込口カバーの斜視図、図6がその正面図である。
【0015】
図1において、ジェットバス1を構成する浴槽2には、その側壁2aに吸込側循環口3と吐出側循環口4が設けられており、吸込側循環口3と循環ポンプ5の吸込側とは吸込側配管6aで接続され、吐出口4と循環ポンプ5の吐出側とは吐出側配管6bで接続されている。この吸込側配管6aと吐出側配管6bとによって循環配管6が形成され、この循環配管6の流路Rの途中に制御装置7により作動可能な前記循環ポンプ5が接続されている。
【0016】
そして、前記吐出側循環口4には、内部に回転式(もしくは固定式)の図示しない噴射ノズルが配設された吐出口カバー8が着脱可能に装着されており、また、吸込側循環口3には、安全装置9が配設されている。この安全装置9は、吸込側循環口3に着脱可能に装着された循環口カバーとしての吸込口カバー10と、吸込側循環口3内に配設された流路閉塞手段としての弁体11等を備えている。
【0017】
前記弁体11は、図2〜図6に示すように、浴槽2の側壁2aに穿設された取付孔12にシール性を有して固着された循環口ケース13(循環口部材)内に配設された、固定側弁体14と移動側弁体15を有している。循環口ケース13は、有底筒状に形成された断面円形の筒状部13aが前記取付孔12に嵌合されると共に、筒状部13a先端の鍔部13c内面が浴槽2の側壁2a内面に密着状態でネジ30によって取り付けられている。また、循環口ケース13の正面視円形の底部13bには、その中心位置に前記流路Rに連通する所定内径の開口16を有する配管連結部13dが一体形成され、この配管連結部13dには前記吸込側配管6aの端部が連結されている。
【0018】
前記固定側弁体14は、循環口ケース13の筒状部13a内に固定的に嵌挿配置され、筒状部14aと底部14b等を有し、底部14b外面が循環口ケース13の底部13b内面に所定間隔の隙間23を有して固定的に取り付けられている。また、固定側弁体14の底部14bには、その中心位置に吸込口カバー10の装着軸10c先端が当接する軸当接部14dが設けられると共に、中心位置から所定半径位置の円周線上に等間隔で複数個(図では3個)の円形の弁孔14cが形成されている。
【0019】
前記移動側弁体15は、固定側弁体14内にその軸方向にスライド移動可能に配設され、筒部15aと底部15b等を有し、底部15bには、前記弁孔14cと同一半径位置、同一間隔で同一個数(図では3個)の円形の弁孔15cが形成されている。また、移動側弁体15の底部15bの中心位置には、筒部15aの軸方向の開口側(反底部15b側)に所定寸法突出する状態で軸芯位置にネジ孔31を有するカバー装着部15dが一体形成されている。そして、移動側弁体15の底部15b内面と固定側弁体14の筒部14a先端に設けた鍔部14eとの間に圧縮コイルバネ17が嵌装されており、これにより、移動側弁体15が圧縮コイルバネ17の付勢力で常時図2の反矢印ニ方向(後述する弁体11を閉じる方向)に付勢されている。
【0020】
なお、固定側弁体14の弁孔14cと移動側弁体15の弁孔15cは、それぞれ同一内径、同一個数で円周方向においてずれた状態でそれぞれ同一の等間隔に形成されている。そして、浴槽2内から見た場合に、弁孔14c、15cが軸方向に重ならないように設定されており、この状態で、移動側弁体14の底部14bと固定側弁体15の底部15bとが密着状態の場合に弁体11が「閉状態」とされ、移動側弁体14の底部14bと固定側弁体15の底部15bとが隙間22を有して対向する状態の場合に弁体11が「開状態」とされるようになっている。
【0021】
また、図4に示すように、固定側弁体14の筒部14aの直径方向位置には軸方向に所定長さ延びた回り止め用の溝18が形成され、移動側弁体15の筒部15aの所定位置には凸部19が一体形成されている。そして、移動側弁体15の凸部19が固定側弁体14の溝18に嵌入することにより、移動側弁体15の固定側弁体14に対する円周方向への回転が禁止されている。さらに、前記循環口ケース13及び弁体11は、例えば樹脂成形や金属加工によって各部が一体形成されているが、前述した圧縮コイルバネ17の一端が係止される固定側弁体14の鍔部14eは、図3の二点鎖線で示すように、筒状部14aとは別体で形成しこれを筒状部14aに接着固定するようにして、各部品の加工性の向上を図ることもできる。
【0022】
前記吸込口カバー10は、例えば樹脂成形や金属加工によって形成され、図5及び図6に示すように、正面視円形でカバー面として機能する前壁部10aと、この前壁部10aの外周縁に内側に所定寸法突出形成された周壁部10bを有すると共に、前壁部10aの裏面中心位置には、その先端側の外周面にネジ部20が形成された所定長さの装着軸10cが一体形成されている。また、前壁部10aには、中心位置から所定半径位置に円周方向に沿って等間隔の円形の吸込孔21が多数個複数列(図では3列)で形成されている。この各列の吸込孔21の内径は、異物等の吸い込みを防止できる所定の同一内径に設定されるが、例えばその内径を列毎に異なるように設定することも勿論可能である。
【0023】
そして、この吸込口カバー10は、その装着軸10cのネジ部20先端を前記移動側弁体15のカバー装着部15dのネジ孔31に嵌入させ、その前壁部10aと周壁部10bを手で図2の矢印ロの如く回転操作することにより、装着軸10cのネジ部20がカバー装着部15dのネジ孔31に螺合しつつ進入して、吸込口カバー10が弁体11に装着される。この吸込口カバー10の弁体11への装着により、弁体11が開状態とされる。
【0024】
前記制御装置7は、循環ポンプ5の電流値を検出する電流検出回路と、この電流検出回路で検出された検出電流値と予め設定した基準値とを比較して、検出電流値が基準値より低下した場合に循環ポンプ5に停止信号を出力するマイコン等のコントローラ及び所定の電源回路(いずれも図示せず)等を有している。この制御装置7によって、循環ポンプ5の作動が制御され、循環ポンプ5が空運転した際等に、その作動を停止させるようになっている。なお、制御装置7による循環ポンプ5の作動制御は、循環ポンプ5の電流値に限らず、例えば吸込側配管6a(もしくは吐出側配管6b)の流量を検出し、この流量が基準値より低くなった場合に、循環ポンプ5を停止させるように構成しても良い。
【0025】
次に、前記ジェットバス1における安全装置9の動作について説明する。先ず、浴槽2の吸込側循環口3に吸込口カバー10が装着された正規の使用状態(安全装置9の非作動状態)にあっては、図2に示すように、吸込側循環口3の弁体11の移動側弁体15に吸込口カバー10が装着され、弁体11が開状態に設定される。すなわち、吸込口カバー10が吸込側循環口3に装着されていない後述する弁体11の閉状態において、吸込口カバー10の装着軸10cを移動側弁体15内に挿入し、そのネジ部20を移動側弁体15のカバー装着部15dのネジ孔31にねじ込む。そして、この状態で吸込口カバー10の前壁部10aや周壁部10bをねじ込み方向に回転させると、装着軸10cがカバー装着部15d内を移動して、その先端が固定側弁体14の軸当接部14dに当接する。
【0026】
この装着軸10c先端が固定側弁体14の軸当接部14dに当接した状態で、吸込口カバー10をさらに回転操作すると、回転する装着軸10cのネジ部20に沿って移動側弁体15が圧縮コイルバネ17の付勢力に抗しつつ循環口ケース13の開口方向に移動し、該移動側弁体15の底部15a外面と固定側弁体14の底部14bの内面間に隙間22が形成される。この隙間22は、吸込口カバー10の回転操作に応じて徐々に広くなり、例えば図2に示すように、吸込口カバー10の周壁部10bが固定側弁体14の鍔部14e外側に位置した位置で所定の隙間22が形成され、この状態で弁体11が完全な開状態となる。
【0027】
なお、弁体11が開状態となる隙間22の形成は、吸込口カバー10の周壁部10bの位置で行う方法に限らず、例えば移動側弁体15の筒部15aを延設しその先端が固定側弁体14の鍔部14e内面に当接した位置とする等、適宜に位置決め機構を採用できる。
【0028】
そして、弁体11が開状態に設定されると、移動側弁体15の弁孔15cと固定側弁体14の弁孔14cがその間に形成された隙間22を介して連通状態となり、図2の矢印イの如く、吸込口カバー10の各吸込孔21から吸い込まれた湯が、移動側弁体15内→弁孔15c→隙間22→弁孔14c→隙間23を介して開口16方向に流れる。これにより、循環配管16の流路R(図2参照)が開放された状態となる。この開放状態において、吸込側循環口3に吸込カバー10が装着されて、循環口ケース13の開口が吸込口カバー10で覆われていることから、吸込側循環口3への異物等の吸い込みが確実に防止されることになり、この時、循環する湯は吸込口カバー10の多数の吸込孔21から所定量吸引されて、所望のジェット噴流を確保し得る所定の循環量が得られることになる。
【0029】
一方、吸込口カバー10が吸込側循環口3に装着されていない状態(安全装置9の作動状態)においては、図3に示すように、弁体11の移動側弁体15が圧縮コイルバネ17の付勢力で固定側弁体14の底部14b方向に付勢されて、移動側弁体15の平面状の底部15b外面が固定側弁体14の平面状の底部14b内面に当接密着する。これにより、固定側弁体14の弁孔14cが移動側弁体15の弁孔15c以外の部分で閉塞されて弁体11が閉状態に設定され、循環配管16の流路Rが吸込側循環口3部分で閉塞された状態となる。
【0030】
そして、この弁体11の閉状態、すなわち吸込口カバー10の吸込側循環口3への装着を忘れた状態において、例えば浴槽2内に吐出側循環口4より上位まで湯W(図1参照)を入れ、制御装置7により循環ポンプ5を作動させると、循環ポンプ5の吸引力により、循環配管6の吸込側配管6a及び吸込側循環口3を介して浴槽2内の湯が吸い込まれようとするが、循環配管6の流路Rが弁体11で閉塞されていることから、浴槽2内の湯の吸込側循環口3からの吸い込みが禁止される。これにより、循環ポンプ5が空運転状態となって例えばその電流値が低下し、この電流値が前述した制御装置7で基準値と比較され、検出電流値が基準値を下回った時点で循環ポンプ5が停止させられる。
【0031】
この時、弁体11の移動側弁体15が圧縮コイルバネ17で閉方向に常時付勢されると共に、循環ポンプ5による吸引力で移動側弁体15が閉方向に吸引されることから、吸引口カバー10を装着忘れした際に、弁体11を閉状態に確実に維持することができて、吸込側循環口3を介した異物等の吸い込みが確実に防止されると共に、循環ポンプ5の空運転状態を素早く検知して停止させることができ、これにより、吸込口カバー10の非装着時の安全性が十分に高められる。
【0032】
つまり、前記安全装置9の場合、吸込側の循環口ケース13内に流路閉塞手段としての機械的に開閉する弁体11を配設し、吸込口カバー10の非装着時に弁体11を閉状態に設定することで、循環配管6の流路Rが閉塞されて循環ポンプ5が空運転状態となりその作動が停止させられて、吸込側循環口3への異物等の吸い込みが防止される。また、吸込口カバー10を回転操作で弁体11に正規に装着することで、常時閉方向に付勢された移動側弁体15がスライド移動して弁体11が開状態とされ、これにより、循環配管6内を所定量の湯が循環して浴槽2内に所定のジェット噴流が噴射されることになる。
【0033】
このように、上記実施形態の安全装置9においては、吸込側循環口3の循環口ケース13内に弁体11が配設され、吸込側循環口3に吸込口カバー10が装着されていない時に、弁体11が閉状態に設定されるため、吸込口カバー10の吸込側循環口3への非装着時に、弁体11で循環配管6の流路Rを閉塞させて吸込側循環口3に吸込力をほとんど作用しない状態に設定することができて、異物等の吸込側循環口3への吸い込みを確実に防止することができる。
【0034】
特に、弁体11の移動側弁体15が圧縮コイルバネ17により固定側弁体14方向に常時付勢されると共に、吸込口カバー10の非装着時に循環ポンプ5が作動すると、その吸引力で移動側弁体15が固定側弁体14方向に付勢されることから、移動側弁体14を常時閉方向に付勢した状態とすることができて、吸込口カバー10の非装着時に循環配管6の流路Rを確実に閉塞して、吸込側循環口3からの異物等の吸い込みを一層確実に防止することができる。
【0035】
また、吸込口カバー10の非装着時に弁体11が閉状態に維持されると共に、閉状態における循環ポンプ5の空運転を制御装置7により電流値の低下や流量の減少等で検知して循環ポンプ5の作動を停止させることができるため、安全装置9の作動と併せ、吸込口カバー10の非装着時の吸込側循環口3への吸込力の作用を確実に防ぐことができて、吸込側循環口3への異物等の吸い込みをより一層確実に防止することができる。
【0036】
さらに、弁体11の移動側弁体15が循環口ケース13の軸方向にスライド移動することで、その底部15bに形成した複数の弁孔15cと固定側弁体14の底部14bに形成した複数個の弁孔14cとが、軸方向の隙間22で連通すると共に、両底部14b、15bの面接触により閉状態となる構造であるため、移動側弁体15のスライド移動動作で弁体11を確実に開閉動作できて、吸込口カバー10の非装着時の流路R遮断や吸込口カバー10装着時の流路R開放を確実に行うことができる。
【0037】
特に、移動側弁体15と固定側弁体14の弁孔15c、14cが円周方向に重ならない状態で形成されていることから、移動側弁体15の軸方向の移動のみで、弁体11を開閉できると共に、移動側弁体15と固定側弁体14とが溝18と凸部19の係合で回り止めされているため、周壁部10b等の回転操作で移動側弁体15を軸方向に簡単に移動させることができて、弁体11を一層確実にかつスムーズに開閉することができる。
【0038】
また、循環配管6の流路Rを閉塞する弁体11が、固定側弁体15と移動側弁体14で形成され、移動側弁体15の軸方向への移動によって形成される隙間22で弁体11が開状態に設定されることから、弁体11を完全な機械的動作で開閉することができ、従来のような耐候性に優れた電線や電子部品等を必要とせず、湿度の高い浴室内であっても、弁体11に長期に亘り安定した開閉動作を得ることができる。
【0039】
また、吸込口カバー10の装着軸10cのネジ部20を、移動側弁体15のカバー装着部15dのネジ孔3にねじ込むことで吸込口カバー10が弁体11に装着されるため、吸込口カバー10の弁体11への装着や取り外しを回転操作で簡単に行うことができて、例えば吸込口カバー10、循環口ケース13及び弁体11の清掃作業等のメンテナンスを容易に行うことができる。これらのことから、信頼性やメンテナンス性を含めトータル的なコストの低減化が図れて、安価で安全性に優れた安全装置9を得ることが可能になる。
【0040】
またさらに、吸込口カバー10の前壁部10aや弁体11に所定形状の吸込孔21や弁孔14c、15cが形成されているため、吸込側循環口3への異物等の吸い込みを防止しつつ、循環配管6内に所定量の吸込量(循環量)を容易に確保することができて、浴槽2内に安全で所望形態のジェット噴流が容易に得られ、ジェットバス1の使い勝手の向上を図ること等が可能になる。
【0041】
なお、上記実施形態においては、弁体11の移動側弁体15の弁孔15cと固定側弁体14の弁孔14cとが同一円周線上に位置するように形成したが、例えば図7及び図8に示すように、両弁孔14c、15cを異なる半径の円周線上に形成しても良い。すなわち、固定側弁体14の底部14bに中心位置から半径r1の円周線上に複数個の円形の弁孔14cを形成し、移動側弁体15の底部15bに中心位置から半径r2(r1<r2、いずれも図示せず)の円周線上に例えば前記弁孔14cと同じ内径で同一個数の円形の弁孔15cを形成する。
【0042】
これにより、吸込口カバー10の非装着時には、図8に示すように、両弁孔14c、15cが非連通状態とされて弁体11が閉状態に設定され、吸込口カバー10の装着時には、図7に示すように、移動側弁体15が矢印ホの如く軸方向にスライド移動することにより、両弁体14,15の底部14b、15b間の隙間22により両弁孔14c、15cが連通して弁体11が開状態に設定される。
【0043】
また、上記実施形態における弁体14、15の弁孔14c、15cの形状は一例であって、例えば図9に示すように、弁孔14c、15cを略扇形状に形成しても良く、閉状態で非連通となり開状態で隙間22を介して連通する適宜形状の弁孔14c、15cを採用することができる。これらの各例においても、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0044】
図10と図11及び図12は、本発明に係わる安全装置9のそれぞれ他の実施形態を示している。以下、上記実施形態と同一部位には同一符号を付して説明する。先ず、図10に示す実施形態の安全装置9の特徴は、弁体11の移動側弁体15を固定側弁体14に対して、周方向に回転させることで両弁体14、15の弁孔14c、15cを連通させたり非連通とさせて、弁体11を開閉するようにした点にある。
【0045】
すなわち、固定側弁体14の底部14bに弁孔14cを形成すると共に、この固定側弁体14の筒部14aの底部14b側内面に円周方向の溝24を形成する。また、移動側弁体15を深さの浅い略皿状に形成し、その筒部15aの外面に凸条25(もしくは凸部)を円周方向に形成すると共に、筒部15aの所定位置に、移動側弁体15を初期位置である底部15bの弁孔15cと固定側弁体14の弁孔14cが連通しない位置に常時付勢する戻りバネ26を嵌装する。また、移動側弁体15のカバー装着部15dを有底状に形成し、そのネジ孔に吸込口カバー10の装着軸10cのネジ部20が螺合する構成とする。
【0046】
これにより、吸込口カバー10の装着軸10cの先端を移動側弁体15のカバー装着部15dのネジ孔に嵌入して吸込口カバー10をねじ込み方向に回転操作すると、装着軸10cがネジ孔内に進入し、その先端がネジ孔の底部に当接した時点から、移動側弁体15が凸部25と溝24でガイドされつつ戻りバネ26の付勢力に抗して円周方向に回転移動する。この移動側弁体15の回動移動により、図10の二点鎖線で示すように、その底部15bの弁孔15cが固定側弁体14の弁孔14cと軸方向で一致して、両弁孔14c、15cが連通状態となり、弁体11が開状態に設定される。なお、吸込口カバー10を装着した弁体11の開状態の場合において、吸込口カバー10は、その円周方向への回転が図示しない適宜の回り止め機構により規制されて、弁体11の開状態が維持されるようになっている。
【0047】
一方、吸込口カバー10を取り外し方向に回転させて移動側弁体15から取り外すと、移動側弁体15が戻りバネ26の付勢力で元位置に復帰して弁体11が閉状態に設定され、この閉状態の弁体11により吸込側循環口3への異物等の吸い込み等が防止される。この実施形態においても、弁体11の開閉動作で循環配管6の流路Rを機械的に閉塞したり開放することができて、上記実施形態と同様の作用効果が得られる他に、移動側弁体15が円周方向に回転移動するだけで軸方向に移動しないことから、弁体11の軸方向の寸法を小さくできて、その小型化が図れるという作用効果が得られる。
【0048】
また、図11及び図12に示す実施形態の安全装置9の特徴は、固定側弁体14を循環口ケース13の開口側に固定配置し、この固定側弁体14の内側に移動側弁体15を圧縮コイルバネ17で常時固定側弁体14方向に付勢した状態で軸方向に移動可能に配設した点にある。すなわち、固定側弁体14には、その中心位置に軸挿通孔27が形成されると共に、該軸挿通孔27の外側の円周線上に複数で所定形状の弁孔14cを形成する。また、移動側弁体15は、その底部15bに前記固定側弁体14の弁孔14cに隙間22を有して連通し得る弁孔15cを形成し、この移動側弁体15と循環口ケース13の底壁部13b間に圧縮コイルバネ17を嵌装する。
【0049】
これにより、移動側弁体15は、圧縮コイルバネ17で常時固定側弁体14方向に付勢され、図12に示すように隙間22が形成されない状態となって、両弁孔14c、15cが非連通状態となり弁体11が閉状態に設定される。また、固定側弁体14の軸挿通孔27に吸込口カバー10の装着軸10cを挿通し、装着軸10cの先端で移動側弁体15を図11の矢印ハの如く後方側に押し込み、吸込口カバー10を若干回転操作することで、その周壁部10bに設けた係止突起28を循環口ケース13の鍔部13cに設けた係止凹部29に係止させる。
【0050】
この係止突起28と係止凹部29の係止により、吸込口カパー10が循環口ケース13に固定的に装着され、この時、吸込口カバー10の装着軸10cの先端で移動側弁体15が後方側に所定距離移動して、図11に示すように移動側弁体15と固定側弁体14との間に隙間22が形成された状態となり、この隙間22により、両弁体14、15の弁孔14c、15cが連通して弁体11が開状態に設定される。
【0051】
この実施形態の安全装置9においても、移動側弁体15の軸方向へのスライド移動によって弁体11が開閉して、循環配管6の流路Rが開放もしくは閉塞されることから、上記実施形態と同様の作用効果が得られる他に、吸込口カバー10を回転操作することなく、押し込んで係止させるだけで装着できて、吸込口カバー10の装着や取り外しが略ワンタッチ操作で行え、操作性が向上するという作用効果が得られる。
【0052】
なお、本発明は上記した各実施形態のそれぞれに限定されるものではなく、例えば図11に示す実施形態の安全装置の吸込口カバーに、図2に示す回転操作機構を採用したり、図2に示す安全装置の吸込口カバーに、図11に示す係止突起を備えた略ワンタッチ機構を採用する等、各実施形態の全部もしくは一部を適宜に組み合わせることもできる。また、上記実施形態における、弁体の構成、循環口ケースや吸込口カバーの形態等も一例であって、本発明に係わる各発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜に変更することができる。
【0053】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1に記載の発明によれば、循環口に循環口カバーが着脱可能に装着され、循環口カバーが循環口に装着されていない時に循環配管の流路が流路閉塞手段で機械的に閉塞されるため、循環口カバーの非装着時に吸込側の循環口における吸込力を低下させることができて、循環口からの異物等の吸い込みが確実に防止されると共に、流路閉塞手段の構成の簡略化が図れて安価な安全装置を得ることができる。
【0054】
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、流路閉塞手段を構成する弁体が循環口カバーの装着状態に応じて移動することで循環配管の流路が開閉されるため、弁体の移動機構等を簡略化して一層安価な安全装置を得ることができると共に、弁体の確実な移動動作を容易に得ることができる。
【0055】
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の効果に加え、移動側弁体を固定側弁体に対して循環口の軸方向や円周方向に移動させることで、両弁体の弁孔が連通して循環配管の流路に連通するため、弁体のスライド動作や回転動作で循環流路を開閉できて、流路閉塞手段の構成を一層簡略化することができる。
【0056】
また、請求項4に記載の発明によれば、請求項1ないし3に記載の発明の効果に加え、循環口を筒状部と開口を有する底壁部からなる循環口ケースで形成し、この循環口ケースの筒状部内に弁体を嵌挿させることで流路閉塞手段を循環口に配設できるため、流路閉塞手段が配設される循環口の構成を一層簡略化することができる。
【0057】
また、請求項5に記載の発明によれば、請求項2ないし4に記載の発明の効果に加え、付勢手段によって弁体が流路閉塞方向に常時付勢されているため、循環口カバーの非装着時に弁体を確実に閉状態に設定できて、異物等の吸い込みを一層確実に防止することができる。
【0058】
また、請求項6に記載の発明によれば、請求項1ないし5に記載の発明の効果に加え、循環口カバーが一対の循環口のうち吸込側の循環口に装着されると共に、ねじ込み操作もしくは押し込み操作によって着脱可能に装着されるため、吸込側の循環口からの循環配管内への異物等の吸い込みが一層確実かつ効果的に防止されると共に、メンテナンス性の向上等を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるジェットバス用安全装置の一実施形態の基本的構成図
【図2】同その吸込口カバー装着時の断面図
【図3】同吸込口カバー非装着時の断面図
【図4】同図3のA−A線矢視図
【図5】同その吸込口カバーの斜視図
【図6】同その正面図
【図7】同その変形例を示す図2と同様の断面図
【図8】同さらに他の変形例を示す図3と同様の断面図
【図9】同さらに他の変形例を示す図4と同様の矢視図
【図10】本発明に係わる安全装置の他の実施形態を示す図2と同様の断面図
【図11】本発明に係わる安全装置のさらに他の実施形態を示す図2と同様の断面図
【図12】同その吸込口カバー非装着時の断面図
【符号の説明】
1・・・・・・・・・ジェットバス
2・・・・・・・・・浴槽
3・・・・・・・・・吸込側循環口
4・・・・・・・・・吐出側循環口
5・・・・・・・・・循環ポンプ
6・・・・・・・・・循環配管
6a・・・・・・・・吸込側配管
6b・・・・・・・・吐出側配管
7・・・・・・・・・制御装置
9・・・・・・・・・安全装置
10・・・・・・・・吸込口カバー
10c・・・・・・・装着軸
11・・・・・・・・弁体
13・・・・・・・・循環口ケース
14・・・・・・・・固定側弁体
14c・・・・・・・弁孔
15・・・・・・・・移動側弁体
15c・・・・・・・弁孔
15d・・・・・・・カバー装着部
16・・・・・・・・開口
17・・・・・・・・圧縮コイルバネ
21・・・・・・・・吸込孔
22、23・・・・・隙間
R・・・・・・・・・流路[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a safety device for a jet bath that generates a jet jet or the like by discharging a bubble mixed jet of hot water and air in a bathtub into the bathtub, for example.
[0002]
[Prior art]
Generally, in this kind of jet bath, hot water in the bathtub is sucked from the suction port on the side of the bathtub by operating the circulation pump, and a mixed jet of this hot water and air is discharged from the discharge port on the side of the bathtub. However, at that time, various safety devices are provided in order to prevent foreign matter from being sucked into the suction port. Conventionally, as this safety device, it is indicated by
[0003]
First, the safety device disclosed in
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-2-249547
[Patent Document 2]
JP-A-9-173402
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, these safety devices are systems that electrically detect the suction force of the suction port and the presence or absence of the suction port cover to control the operation of the circulation pump. It is necessary to wire the controller for controlling the operation of the circulation pump with electric wires. And since these wirings are installed in the bathroom as a water surrounding space, it is necessary to use relatively expensive electric wires and waterproof connectors excellent in moisture resistance (weather resistance), as well as pressure detection sensors and leads. The switch itself is likely to be expensive, and as a result, the cost of the safety device is likely to increase, and the system is complicated, so that the possibility of failure is high and the reliability is poor.
[0006]
The present invention has been made in view of such circumstances, and its purpose is to mechanically reduce the suction force in the circulation pipe when the circulation port cover is not attached to the circulation port, It is an object of the present invention to provide a jet bath safety device that can reliably prevent the suction of foreign matters and the like, and that can form the device itself at a low cost by a simple mechanism.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve such an object, the invention according to
[0008]
With such a configuration, the hot water in the bathtub is sucked into the circulation pipe from the circulation port on the suction side by the operation of the circulation pump and is discharged again into the bathtub from the circulation port on the discharge side. The suction force that acts on the circulation port on the suction side when this circulation pump is operated acts, for example, when the circulation port cover is attached to the circulation port on the suction side, and when the circulation port cover is not attached The flow path of the circulation pipe is closed by the mechanical operation of the flow path closing means. Due to the blockage of the circulation pipe, the suction force at the circulation port on the suction side is reduced, and suction of foreign matter and the like from the circulation port is surely prevented, and the suction force is mechanically reduced by the passage blockage means. Therefore, the structure can be simplified and an inexpensive safety device can be obtained.
[0009]
The flow path closing means has a valve body movably provided in the circulation port as in the invention described in
[0010]
By configuring in this way, the valve body constituting the flow path closing means moves according to the mounting state of the circulation port cover, so that the flow path of the circulation pipe is opened and closed. A simplified and cheaper safety device can be obtained, and a reliable moving operation of the valve body can be easily obtained. In addition, by moving the moving side valve element in the axial direction or circumferential direction of the circulation port relative to the fixed side valve element, the valve holes of both valve elements communicate with the flow path of the circulation pipe. The circulation channel can be opened and closed by the slide operation and rotation operation of the valve body, and the configuration of the channel blocker can be further simplified.
[0011]
Further, as in the invention according to claim 4, the circulation port is fitted and fixed in a mounting hole of a bathtub, and the valve body is movably fitted therein, and a flow of the circulation pipe It is preferable to provide a circulation port case including a bottom wall portion in which an opening communicating with the path is formed. By configuring in this way, the circulation port is formed by a circulation port case including a cylindrical part and a bottom wall part having an opening, and the flow path is blocked by inserting a valve body into the cylindrical part of the circulation port case. The means can be disposed in the circulation port, and the configuration of the circulation port in which the channel closing means is disposed can be further simplified.
[0012]
Moreover, it is preferable that the said valve body is always urged | biased by the urging | biasing means in the direction which obstruct | occludes the flow path of circulation piping like invention of
[0013]
Moreover, it is preferable that the circulation port cover is detachably attached to the circulation port on the suction side by a screwing operation or a pushing operation, as in the invention described in claim 6. With this configuration, the circulation port cover is attached to the suction-side circulation port of the pair of circulation ports, so that foreign matter and the like can be more reliably sucked into the circulation pipe from the suction-side circulation port. In addition, it can be effectively prevented, and the attachment and detachment can be easily performed, so that the maintainability can be improved.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an example of an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
1 to 6 show an embodiment of a jet bath safety device according to the present invention, FIG. 1 is a basic configuration diagram of a jet bath using the safety device, and FIG. 2 is a cross-sectional view when a suction port cover is mounted. 3 is a cross-sectional view when the suction port cover is not attached, FIG. 4 is a sectional view taken along line AA in FIG. 3, FIG. 5 is a perspective view of the suction port cover, and FIG.
[0015]
In FIG. 1, the
[0016]
The discharge side circulation port 4 is detachably mounted with a discharge port cover 8 in which a rotary (or fixed) injection nozzle (not shown) is disposed, and the suction side circulation port 3. A
[0017]
As shown in FIGS. 2 to 6, the
[0018]
The fixed-
[0019]
The moving-
[0020]
In addition, the
[0021]
Further, as shown in FIG. 4, a rotation-preventing
[0022]
The
[0023]
The
[0024]
The control device 7 compares a current detection circuit that detects a current value of the
[0025]
Next, the operation of the
[0026]
When the
[0027]
The formation of the
[0028]
When the
[0029]
On the other hand, in a state where the
[0030]
In the closed state of the
[0031]
At this time, the moving
[0032]
That is, in the case of the
[0033]
Thus, in the
[0034]
In particular, the moving
[0035]
Further, the
[0036]
Furthermore, the moving
[0037]
In particular, since the valve holes 15c and 14c of the moving
[0038]
Further, the
[0039]
Further, since the
[0040]
Furthermore, since the
[0041]
In the above embodiment, the
[0042]
Thereby, when the
[0043]
Further, the shape of the valve holes 14c and 15c of the
[0044]
10, 11 and 12 show other embodiments of the
[0045]
That is, a
[0046]
Thus, when the tip of the mounting
[0047]
On the other hand, when the
[0048]
Further, the
[0049]
As a result, the moving
[0050]
The
[0051]
Also in the
[0052]
The present invention is not limited to each of the above-described embodiments. For example, the rotary operation mechanism shown in FIG. 2 is adopted for the suction port cover of the safety device of the embodiment shown in FIG. All or a part of the embodiments can be appropriately combined, such as adopting a substantially one-touch mechanism provided with a locking projection shown in FIG. 11 for the suction port cover of the safety device shown in FIG. In addition, the configuration of the valve body, the form of the circulation port case, the suction port cover, and the like in the above embodiment are examples, and can be appropriately changed without departing from the gist of each invention according to the present invention.
[0053]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the first aspect of the present invention, the circulation port cover is detachably attached to the circulation port, and the flow path of the circulation pipe flows when the circulation port cover is not attached to the circulation port. Since it is mechanically blocked by the path closing means, the suction force at the suction port on the suction side can be reduced when the circulation port cover is not attached, and suction of foreign matter etc. from the circulation port is reliably prevented. The construction of the channel closing means can be simplified and an inexpensive safety device can be obtained.
[0054]
According to the invention described in
[0055]
According to the invention described in claim 3, in addition to the effect of the invention described in
[0056]
According to the invention described in claim 4, in addition to the effects of the invention described in
[0057]
According to the invention described in
[0058]
According to the invention described in claim 6, in addition to the effects of the invention described in
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a basic configuration diagram of an embodiment of a jet bath safety apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view when the suction port cover is mounted.
FIG. 3 is a sectional view when the suction port cover is not installed.
4 is a view taken along the line AA in FIG.
FIG. 5 is a perspective view of the suction port cover.
FIG. 6 is a front view thereof.
FIG. 7 is a sectional view similar to FIG.
8 is a cross-sectional view similar to FIG. 3, showing still another modification.
9 is a view similar to FIG. 4 showing still another modification example.
10 is a sectional view similar to FIG. 2, showing another embodiment of the safety device according to the present invention.
11 is a cross-sectional view similar to FIG. 2, showing still another embodiment of the safety device according to the present invention.
FIG. 12 is a cross-sectional view when the suction port cover is not installed.
[Explanation of symbols]
1 ... Jet Bath
2 ... Ttub
3 ......... Suction side circulation port
4 .... Discharge side circulation port
5 .... circulation pump
6 .... Circulation piping
6a ... Suction side piping
6b ... Discharge side piping
7 .... Control device
9 .... Safety device
10 ... Suction port cover
10c ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ Mounting shaft
11 ... Valve
13 ... Circulation port case
14 ......... Fixed valve body
14c ... Valve hole
15 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ Moving valve body
15c ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ Valve hole
15d .... Cover mounting part
16 ... Open
17 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ Compression coil spring
21 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ Suction hole
22, 23 ... gap
R ... Flow path
Claims (6)
前記循環口に循環口カバーを着脱可能に装着すると共に、該循環口カバーが循環口に装着されていない時に前記循環配管の流路を機械的に閉塞する流路閉塞手段を設けたことを特徴とするジェットバス用安全装置。A suction port and a discharge side circulation port provided in the bathtub; a circulation pipe connecting the pair of circulation ports; and a circulation pump provided in the circulation pipe. In a safety device for a jet bath that can discharge a jet of a predetermined form into a bathtub by circulating the gas through a circulation pipe,
A circulation port cover is detachably attached to the circulation port, and a flow passage closing means is provided for mechanically closing the flow passage of the circulation pipe when the circulation port cover is not attached to the circulation port. Safety equipment for jet baths.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003200270A JP2005040174A (en) | 2003-07-23 | 2003-07-23 | Safety device for jet bath |
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Publication Number | Publication Date |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105877566A (en) * | 2016-06-21 | 2016-08-24 | 龙岩学院 | Device for preventing aged people from falling down in bathroom |
-
2003
- 2003-07-23 JP JP2003200270A patent/JP2005040174A/en active Pending
Cited By (2)
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CN105877566B (en) * | 2016-06-21 | 2019-02-05 | 龙岩学院 | A kind of indoor old man's Shatter-resistant device of bath |
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