JP2004533444A5 - - Google Patents

Claims (11)

1. 薬物、ならびに、官能基と、１個または複数の炭素原子を有する１個または複数の側鎖とをさらに有する多炭素骨格からなる浸透促進剤、を含む医薬組成物。
2. 前記側鎖が１個または複数の官能基をさらに有する、請求項１に記載の医薬組成物。
3. （ａ）薬物、ならびに
   （ｂ）式Ｉの化合物からなる浸透促進剤、
   

   

   （式中、
   Ｑは、
   （１）部分的にもしくは完全に中和されたＣＯＯＨ、または
   （２）部分的にもしくは完全に中和されたＳＯ _３ Ｈ、または
   （３）部分的にもしくは完全に中和された‐ＣＯＯＨもしくは‐ＳＯ _３ Ｈである置換基で一置換または二置換された、１〜１２個の炭素原子を有するアルキルもしくはアルケニル基であり、
   Ｒ _１ およびＲ _２ はそれぞれ独立に、
   （１）１〜１２個の炭素原子を有する非置換アルキルまたはアルケニル基、および
   （２）中和もしくは部分的に中和された‐ＣＯＯＨまたは‐ＳＯ _３ Ｈ、‐ＮＨ _２ 、‐ＣＯＮＨ _２ 、‐ＯＨからなる群から選択される置換基で置換された、１〜１２個の炭素原子を有するアルキルまたはアルケニル基、
   からなる群から選択される）
   を含む組成物。
4. 医薬として許容可能な媒体をさらに含む請求項３に記載の組成物。
5. 前記浸透促進剤が式Ｉの化合物であって、式中、
   Ｑが‐ＣＯＯＮａ、
   Ｒ _１ が‐Ｃ _６ 直鎖アルキル、および
   Ｒ _２ が‐Ｃ _８ 直鎖アルキル
   である請求項３または４に記載の組成物。
6. 前記浸透促進剤が式Ｉの化合物であって、式中、
   Ｑが‐ＣＯＯＮａ、
   Ｒ _１ が‐Ｃ _８ 直鎖アルキル、および
   Ｒ _２ が‐Ｃ _１０ 直鎖アルキル
   である請求項３または４に記載の組成物。
7. 医薬として有効な量の前記薬物、および促進効果を有する量の式Ｉの前記浸透促進剤を含む、患者を治療するための請求項３または４に記載の組成物を製造する方法。
8. Ｑが‐ＣＯＯＮａ、Ｒ _１ が‐Ｃ _６ 直鎖アルキル、およびＲ _２ が‐Ｃ _８ 直鎖アルキルである請求項７に記載の方法。
9. Ｑが‐ＣＯＯＮａ、Ｒ _１ が‐Ｃ _８ 直鎖アルキル、およびＲ _２ が‐Ｃ _１０ 直鎖アルキルである請求項７に記載の方法。
10. 前記薬物が、タンパク質、ペプチド、および抗原からなる群から選択される、請求項３または４に記載の組成物。
11. 前記薬物がヘパリンである、請求項５に記載の組成物。