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JP2004510000A - (アルコキシフェニル)ホスフィンで触媒されるエピスルフィド系重合性組成物、それから得られる物品およびその製造方法 - Google Patents

(アルコキシフェニル)ホスフィンで触媒されるエピスルフィド系重合性組成物、それから得られる物品およびその製造方法 Download PDF

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JP2004510000A JP2002529192A JP2002529192A JP2004510000A JP 2004510000 A JP2004510000 A JP 2004510000A JP 2002529192 A JP2002529192 A JP 2002529192A JP 2002529192 A JP2002529192 A JP 2002529192A JP 2004510000 A JP2004510000 A JP 2004510000A
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Abstract

少なくとも1のエピスルフィド官能価を有する少なくとも1種の重合性モノマー、および触媒量の少なくとも1種の(アルコキシフェニル)ホスフィン重合触媒を含む室温重合性組成物。

Description

【0001】
(1)発明の技術分野
本発明は、重合性組成物、重合した樹脂、および特には室温おける速硬性組成物とともにそのような樹脂を得るための重合方法に関する。
【0002】
本発明の重合組成物および重合方法は、たとえばレンズ、プリズム、光学ファイバ、フィルタなどの透明な光学物品の作製、あるいは情報記録基板などの種々のタイプの基板の作製に、特に有用である。
【0003】
本発明の重合性組成物および重合方法は、さまざまなコーティング膜、とりわけ光学用途のコーティング膜の作製に格別好適である。
【0004】
(2)従来技術の説明
透明プラスチック材料は、その軽量性、高い耐衝撃性により、光学分野、特に眼科分野で広く使用される。
【0005】
最近、補正指数(光学指数)が等価であれば厚みがより薄いレンズなどの光学物品の製造を可能にする、n =1.6あるいはそれ以上の高屈折率をもつ光学用透明プラスチック材料が開発されている。
【0006】
欧州特許0.921.417は、少なくとも1のエピスルフィド官能価を有するイオウ含有化合物、分子中に1以上の活性水素原子を有し、該活性水素原子のうちの少なくとも1つはSH基水素原子以外の活性水素原子である化合物、および付加的に重合触媒を含む重合性組成物を開示する。
【0007】
例示された重合触媒のうちにホスフィンがある。該ホスフィンとして、トリアルキルホスフィンおよびトリシクロアルキルホスフィン、トリフェニルホスフィン、トリベンジルホスフィン、トリ(アルキルフェニル)ホスフィン、ジアルキルおよびジシクロアルキルフェニルホスフィン、アルキルおよびシクロアルキルジフェニルホスフィン、およびクロロジフェニルホスフィンが開示されている。
【0008】
欧州特許明細書0.942.027は、分子内ジスルフィド結合を少なくとも1つ有する(チオ)エポキシ化合物および重合触媒を含む重合性組成物を開示する。使用できる数多くの重合触媒のうちに、トリアルキルホスフィンおよびトリアリールホスフィンが例示されている。
【0009】
しかしながらこれら重合性組成物の重合は、重合完結した物品を得るために、通常、8時間ないし17以上の長い熱重合サイクルを必要とするという不具合がある。
【0010】
発明の開示
したがって本発明は、短時間サイクルで、熱重合好ましくは室温で重合しうる、光学用透明樹脂を得るための重合性組成物を提供することを目的としている。
【0011】
さらに本発明の目的は、1.6以上、好ましくは1.7以上の高屈折率をもつ重合樹脂が得られる上記のような重合性組成物を提供することである。
【0012】
また本発明は、従来技術の方法よりも所要時間の短い、光学用透明樹脂を得るための重合方法に関する。
【0013】
さらに本発明は、上記重合性組成物を重合することにより得られる樹脂からなるレンズなどの光学物品に関する。
【0014】
少なくとも1種のエピスルフィドモノマーを含有する重合性組成物中に、触媒量のアルコキシフェニルホスフィンを、触媒の一部、好ましくはそれだけを触媒として使用することにより、極めて短い重合サイクル所要時間にも拘らず、光学用に使用しうる透明性を有し、かつ筋キズがなく、さらに機械強度、耐ひっかき性および耐熱特性に優れた重合樹脂が得られることをいまや見出した。
【0015】
本発明によれば、少なくとも1のエピスルフィド官能価を有する重合性モノマーの少なくとも1種と、触媒量の重合触媒であって、少なくとも1つのアルコキシフェニル基を有するホスフィンを含む触媒とを含む、光学用透明樹脂を製作するための、熱的または室温重合性組成物の提供が担保される。
【0016】
特には、上記重合触媒は、式(I)で示されるホスフィンおよびこれらの混合物から選ばれる:
【化5】
Figure 2004510000
式中、RおよびR’は、アルキル基であり、xは1ないし3の整数であり、yは1ないし3の整数であり、zは0ないし2の整数であり、ただしx+z=3、tは0,1,2または3である。
【0017】
上記触媒は、好ましくは式(I)で示される(アルコキシフェニル)ホスフィンまたはこれらホスフィンの混合物のみからなる。
【0018】
発明の詳細な説明および好ましい実施態様
上記式(I)で示される(アルコキシフェニル)ホスフィン触媒は、1ないし3のアルコキシフェニル基(xは1、2または3)を含むことができる。式(I)で示される(アルコキシフェニル)ホスフィン触媒は、好ましくはトリス(アルコキシフェニル)ホスフィン(すなわち、z=0)である。
【0019】
上記式(I)で示されるホスフィンのアルコキシフェニル基は、モノアルコキシ、ジアルコキシまたはトリアルコキシフェニル基であればよい。
【0020】
アルコキシフェニル基は、好ましくはモノおよびジアルコキシ基であり、より好ましくはモノアルコキシ基である。
【0021】
上記アルコキシ基OR中のアルキル基Rは、通常、C −C のアルキル基、好ましくはC −C のアルキル基である。特に好ましくは、RはCH である。
【0022】
モノアルコキシフェニル基における上記アルコキシ基は、通常フェニル環の3または4位にあり、好ましい4位にある。上記ジアルコキシフェニル基における上記アルコキシ基は、好ましくはフェニル環の2および6位にあり、これにしたがって、トリアルコキシフェニル基における上記アルコキシ基は、好ましくはフェニル環の2、4および6位にある。
【0023】
上記アルキル基R’は、通常、C −C のアルキル基から選ばれ、好ましくはC −C のアルキル基、たとえばメチル、エチルおよびプロピルなどである。
【0024】
特に好ましいホスフィン触媒はトリス(モノアルコキシ)ホスフィンである。
式(I)で示される好ましいアルコキシフェニルホスフィンのうちでも、トリス(3−メトキシフェニル)ホスフィン、トリス(4−メトキシフェニル)ホスフィン、トリス(2,6−ジメトキシフェニル)ホスフィンおよびトリス(2,4,6−トリメトキシフェニル)ホスフィンなどを例示することができる。特に好ましいホスフィンは、高速の重合速度と、系の非チャコール化(charring)との間で最善のバランスをもたらすトリス(4−メトキシフェニル)ホスフィンである。
【0025】
アルコキシフェニルホスフィン触媒は、触媒量、すなわち該組成物の重合、特に室温重合を充分に進行させる量で、重合性組成物中に使用されるものである。
【0026】
系のチャコール化を避ける一方で高速重合を達成するためのホスフィン触媒の上記触媒量は、ホスフィン触媒そのもの、および該組成物中のモノマーまたはモノマー混合物の性質によっても明らかに異なってくる。
【0027】
一般的に、ホスフィン触媒は、重合性モノマーの全重量に対して、5ないし1800百万分の一部(ppm)、好ましくは100ないし800ppm、より好ましくは200ないし700ppmの範囲の量で存在させることができる。
【0028】
ホスフィン触媒は、好ましくは適切な溶媒中の溶液として、モノマー混合物に添加される。使用できる溶媒は、テトラヒドロフラン(THF)、クロロホルム、水、N−メチル−2− ピロリドン(NMP)およびN,N−ジメチルアセタミド(DMAC)である。好ましい溶媒は、THF、NMPおよびDMACである。
【0029】
本発明の重合性エピスルフィドモノマーは、分子あたり、少なくとも1のエピスルフィド官能価、好ましくは2以上のエピスルフィド官能価を有する。
【0030】
少なくとも1のエピスルフィド官能価を有する上記重合性モノマーは、好ましくは、1分子中に下記式(II)で示されるエピスルフィド構造を1以上有する化合物である:
【化6】
Figure 2004510000
式中、R は炭素原子数1ないし10の炭化水素基を示し、R 、R およびR は、それぞれ水素原子または炭素原子数1ないし10の炭化水素基を示し、XはSまたはOを示すが、ただし分子中、Xで示されるSの平均数は、3員環を構成するSおよびOの総数の約50%である。
【0031】
好ましい分類の重合性エピスルフィドモノマーは、式(III)の化合物で示される:
【化7】
Figure 2004510000
式中、R 、R 、R 、R 、R およびR10は、それぞれ水素原子または炭素原子数1ないし10の炭化水素基を示し、XはSまたはOを示すが、ただし分子中、Xで示されるSの平均数は、3員環を構成するSおよびOの総数の約50%以上であり、mは1ないし6の整数を示し、nは0ないし4の整数を示す。
【0032】
式(II)中のR は、好ましくはメチレン基またはエチレン基を示し、式(II)中のR 、R およびR と、式(III)中のR 、R 、R 、R 、R およびR10とは、好ましくはそれぞれ水素原子またはメチル基を示す。R はメチレン基、R 、R 、R 、R ;R 、R 、R およびR10は、それぞれ水素原子を示すことがより好ましい。
【0033】
式(II)および式(III)の各式中のSの平均数は、3員環を構成するSおよびOの総数の50%以上、好ましくは90%以上、より好ましくは95%以上、より一層好ましくは基本的に100%である。
【0034】
このような化合物としては、たとえばビス(β− エピチオプロピルチオ)メタン、1,2−ビス(β− エピチオプロピルチオ)エタン、1,3−ビス(β− エピチオプロピルチオ)プロパン、1,2−ビス(β− エピチオプロピルチオ)プロパン、1−(β− エピチオプロピルチオ)−2− (β− エピチオプロピルチオメチル)プロパン、1,4−ビス(β− エピチオプロピルチオ)ブタン、1,3−ビス(β− エピチオプロピルチオ)ブタン、1−(β− エピチオプロピルチオ)−3− (β− エピチオプロピルチオメチル)ブタン、1,5−ビス(β− エピチオプロピルチオ)ペンタン、1−(β− エピチオプロピルチオ)−4− (β− エピチオプロピルチオメチル)ペンタン、1,6−ビス(β− エピチオプロピルチオ)ヘキサン、1−(β− エピチオプロピルチオ)−5− (β− エピチオプロピルチオメチル)ヘキサン、1−(β− エピチオプロピルチオ)−2− [(2−β− エピチオプロピルチオエチル)チオ]エタンおよび1−(β− エピチオプロピルチオ)−2− [[2−(2−β− エピチオプロピルチオエチル)チオエチル]チオ]エタンなどの線状有機化合物;テトラキス(β− エピチオプロピルチオメチル)メタン、1,1,1−トリス(β− エピチオプロピルチオメチル)プロパン、1,5−ビス(β− エピチオプロピルチオ)−2− (β− エピチオプロピルチオメチル)−3− チアペンタン、1,5−ビス(β− エピチオプロピルチオ)−2,4− ビス(β− エピチオプロピルチオメチル)−3− チアペンタン、1−(β− エピチオプロピルチオ)−2,2− ビス(β− エピチオプロピルチオメチル)−4− チアヘキサン、1,5,6−トリス(β− エピチオプロピルチオ)−4− (β− エピチオプロピルチオメチル)−3− チアヘキサン、1,8−ビス(β− エピチオプロピルチオ)−4− (β− エピチオプロピルチオメチル)−3,6− ジチアオクタン、1,8−ビス(β− エピチオプロピルチオ)−4,5− ビス(β− エピチオプロピルチオメチル)−3,6− ジチアオクタン、1,8−ビス(β− エピチオプロピルチオ)−4,4− ビス(β− エピチオプロピルチオメチル)−3,6− ジチアオクタン、1,8−ビス(β− エピチオプロピルチオ)−2,4,5− トリス(β− エピチオプロピルチオメチル)−3,6− ジチアオクタン、1,8−ビス(β− エピチオプロピルチオ)−2,5− ビス(β− エピチオプロピルチオメチル)−3,6− ジチアオクタン、1,9−ビス(β− エピチオプロピルチオ)−5− (β− エピチオプロピルチオメチル)−5− [(2−β− エピチオプロピルチオエチル)チオメチル]−3−7− ジチアノナン、1,10− ビス(β− エピチオプロピルチオ)−5,6− ビス[2−β− エピチオプロピルチオエチル)チオ]−3,6,9− トリチアデカン、1,11− ビス(β− エピチオプロピルチオ)−4,8− ビス(β− エピチオプロピルチオメチル)−3,6,9− トリチアウンデカン、1,11− ビス(β− エピチオプロピルチオ)−5,7− ビス(β− エピチオプロピルチオメチル)−3,6,9− トリチアウンデカン、1,11− ビス(β− エピチオプロピルチオ)−5,7− [(2−β− エピチオプロピルチオエチル)チオメチル]−3,6,9− トリチアウンデカンおよび1,11− ビス(β− エピチオプロピルチオ)−4,7− ビス(β− エピチオプロピルチオメチル)−3,6,9− トリチアウンデカンなどの分岐状有機化合物;および上記化合物中のエピスルフィド基の少なくとも1つの水素原子を、メチル基もしくは脂環族有機化合物たとえば1,3−もしくは1,4−ビス(β− エピチオプロピルチオ)シクロヘキサン、1,3−もしくは1,4−ビス(β− エピチオプロピルチオメチル)シクロヘキサン、ビス[4−(β− エピチオプロピルチオ)シクロヘキシル]メタン、2,2−ビス[4−(β− エピチオプロピルチオ)シクロヘキシル]プロパン、ビス[4−(β− エピチオプロピルチオ)シクロヘキシル]スルフィド、2,5−ビス(β− エピチオプロピルチオメチル)−1,4− ジチアンおよび2,5−ビス(β− エピチオプロピルチオエチルチオメチル)−1,4− ジチアンなどで置換して得られる化合物;および上記化合物中のエピスルフィド基の少なくとも1つの水素原子を、メチル基もしくは芳香族有機化合物たとえば1,3−もしくは1,4−ビス(β− エピチオプロピルチオ)ベンゼン、1,3−もしくは1,4−ビス(β− エピチオプロピルチオメチル)ベンゼン、ビス[4−(β− エピチオプロピルチオ)フェニル]メタン、2,2−ビス[4−(β− エピチオプロピルチオ)フェニル]プロパン、ビス[4−(β− エピチオプロピルチオ)フェニル]スルフィド、ビス[4−(β− エピチオプロピルチオ)フェニル]スルフォンおよび4,4’− ビス(β− エピチオプロピルチオ)ビフェニルなどで置換して得られる化合物;および上記化合物中のエピスルフィド基の少なくとも1つの水素原子をメチル基で置換して得られる化合物を挙げることができる。
【0035】
しかしながら、化合物(a)は例として上記に示した化合物に限定されない。上記化合物は、単独であるいは2種以上の化合物の混合物として使用することができる。
【0036】
特に好ましいエピスルフィド化合物は、下式で示されるビス(β−エピチオプロピル)スルフィドである:
【化8】
Figure 2004510000
このような化合物は、欧州特許0.921.417に開示されている。
【0037】
本発明の重合性組成物は、重合性エピスルフィドモノマーの1種またはエピスルフィドモノマーの混合物のみを含有していてよく、あるいはエピスルフィドモノマーと共重合しうる他のモノマーを1または複数種含有していてもよい。特に、エピスルフィドモノマーのエピスルフィド基および/またはエポキシ基と反応する2以上の官能基を有する1または複数種の他のモノマー、エピスルフィドモノマーのエピスルフィド基および/またはエポキシ基と反応する1以上の官能基と、1以上の他の単独重合性官能基とを有するモノマーあるいは前記エピスルフィドおよび/またはエポキシ基と反応する単独重合性官能基を1つ有するモノマーを含有することができる。
【0038】
このような他の重合性モノマーは、本発明の重合性組成物中に使用される場合には、該組成物中に存在するモノマーの全重量に対して50重量%までで存在させることができ、好ましくは該重合性組成物中に存在するモノマーの全重量に対して20重量%以下、より好ましくは10重量%以下で存在させることができる。
【0039】
このような他のポリマーとして、チオール基を2以上、好ましくは2または3有するポリチオールモノマーを例示することができる。
【0040】
上記ポリチオールモノマーは、式(V)で示すことができる:
R’(SH) n’ (V)
式中、n’は2ないし6、好ましくは2ないし3の整数であり、R’はn’と等価の有機基である。
【0041】
ポリチオールモノマーとして、欧州特許公開394.495および米国特許第4.775.733に開示されたもの、および下記式で示される該ポリチオールを使用することができる:
【化9】
Figure 2004510000
およびC C(CH COOCH CH SH)
【0042】
好ましいポリチオールモノマーとしては、たとえばペンタエリスリトールテトラキスメルカプトプロピオナート、1−(1’− メルカプトエチルチオ)−2−3− ジメルカプトプロパン、1−(2’− メルカプトプロピルチオ)−2,3− ジメルカプトプロパン、1−(3’− メルカプトプロピルチオ)−2,3− ジメルカプトプロパン、1−(4’− メルカプトブチルチオ)−2,3− ジメルカプトプロパン、1−(5’− メルカプトペンチルチオ)−2,3− ジメルカプトプロパン、1−(6’− メルカプヘキシルチオ)−2,3− ジメルカプトプロパン、1,2 ビス(−4’−メルカプトブチルチオ)−3− メルカプトプロパン、1,2−ビス(5’− メルカプトペンチルチオ)−3− メルカプトプロパン、1,2 ビス(6’− メルカプトヘキシル)−3− メルカプトプロパン、1,2,3−トリス(メルカプトメチルチオ)プロパン、1,2,3−トリス(3’− メルカプトプロピルチオ)プロパン、1,2,3−トリス(2’− メルカプトエチルチオ)プロパン、1,2,3−トリス(4’− メルカプトブチルチオ)プロパン、1,2,3−トリス(6’− メルカプトヘキシルチオ)プロパン、メタンジチオール、1,2−エタンジチオール、1,1−プロパンジチオール、1,2−プロパンジチオール、1,3−プロパンジチオール、2,2−プロパンジチオール、1,6−ヘキサンチオール−1,2,3− プロパントリチオール、および1,2−ビス(2’− メルカプトエチルチオ)−3− メルカプトプロパンなどの脂肪族ポリチオールを例示することができる。
【0043】
好ましいポリチオールモノマーは、ビス(2,2’− チオエチル)スルフィド、1,2 ビス(2’− メルカプトエチルチオ)−3− メルカプトプロパンおよびペンタエリスリトールテトラキスメルカプトプロピオナートである。
【0044】
他のモノマーとしては、1以上の(メタ)アクリラート官能価を含有するモノマーを例示することもできる。このようなモノマーとしては、ベンジルアクリラート、ベンジルメタクリラート、ブトキシエチルアクリラート、ブトキシメタクリラート、シクロヘキシルアクリラート、シクロヘキシルメタクリラート、2−ヒドロキシエチルアクリラート、2−ヒドロキシエチルメタクリラート、グリシジルアクリラート、グリシジルメタクリラート、フェノキシエチルアクリラート、フェノキシエチルメタクリラート、フェニルメタクリラート、3−フェノキシ−2− ヒドロキシプロピルアクリラート、エチレングリコールジアクリラート、エチレングリコールジメタクリラート、ジエチレングリコールジメタクリラート、トリエチレングリコールジアクリラート、トリエチレングリコールジメタクリラート、テトラエチレングリコールジアクリラート、テトラエチレングリコールジメタクリラート、ポリエチレングリコールジアクリラート、ポリエチレングリコールジメタクリラート、ネオペンチルグリコールジアクリラート、ネオペンチルグリコールジメタクリラート、エチレングリコールビスグリシジルジアクリラート、エチレングリコールビスグリシジルジメタクリラート、ビスフェノール−Aジアクリラート、ビスフェノール−Aジメタクリラート、2,2−ビス(4−アクリロキシエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−メタクリロキシエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−アクリロキシジエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−メタクリロキシジエトキシフェニル)プロパン、ビスフェノール−Fジアクリラート、ビスフェノール−Fジメタクリラート、1,1−ビス(4−アクリロキシエトキシフェニル)メタン、1,1−ビス(4−メタクリロキシエトキシフェニル)メタン、1,1−ビス(4−アクリロキジシエトキシフェニル)メタン、1,1−ビス(4−メタクリロキシジエトキシフェニル)メタン、1,1−ビス(4−メタクリロキシジエトキシフェニル)メタン、ジメチロールトリシクロデカンジアクリラート、トリメチロールプロパントリアクリラート、トリメチロールプロパントリメタクリラート、グリセロールジアクリラート、グリセロールジメタクリラート、ペンタエリスリトールトリアクリラート、ペンタエリスリトールテトラアクリラート、ペンタエリスリトールテトラメタクリラート、メチルチオアクリラート、メチルチオメタクリラート、フェニルチオアクリラート、ベンジルチオメタクリラート、キシレンジチオールジアクリラート、キシレンジチオールジメタクリラート、メルカプトエチルスルフィドジアクリラートおよびメルカプトエチルスルフィドジメタクリラート;アリルグリシジルエーテル、フタル酸ジアリル、テレフタル酸ジアリル、イソフタル酸ジアリル、ジアリルカーボナートおよびジエチレングリコールビスアリルカーボナートなどのアリル(allyl )化合物、スチレン、クロロスチレン、メチルスチレン、臭化スチレン、ジブロモスチレン、ジビニルベンゼンおよび3,9−ジビニルスピロビス(m−ジオキサン)などのビニル化合物;およびジイソプロペニルベンゼンなどが挙げられる。
【0045】
好ましい(メタ)アクリラートは、2−ヒドロキシ−3− フェノキシプロピルアクリラートである。
【0046】
本発明の重合性組成物は、光学物品、特に眼科レンズの成形を意図する重合性組成物といえば基本的に使用される成分を、その慣用量で含んでいてもよく、具体的には防止剤、染料、紫外線吸収剤、香料、消臭剤、抗酸化剤、黄変防止剤および離型剤を含んでいてもよい。
【0047】
香料は、特に表面加工あるいはルータ加工時、組成物の臭気をマスクするためのものである。
【0048】
特に、UV5411TM、UV9TM、チヌビン(Tinuvin )400TM、チヌビンPTMおよびチヌビン312TMなどの商品名で市販されている一般的な紫外線吸収剤を、重合性モノマーの全重量に対し、通常0.4重量%までの量で使用することができる。
【0049】
また、本発明の組成物は、重合性モノマーの全重量に対し、0.1重量%までの量で離型剤を含むことが好ましい。
【0050】
離型剤としては、モノもしくはジアルキルリン酸、シリコーン、フッ素化炭化水素、脂肪酸およびアンモニウム塩などを例示することができる。好ましい離型剤は、モノもしくはジアルキルリン酸およびそれらの混合物である。このような離型剤は、なかんずく米国特許第4,662,376、米国特許第4,675,328および欧州特許271.839に開示されている。
【0051】
本発明の組成物は、室温で高活性であり、1ないし60分、通常15分未満の重合時間により、ゲルが得られる。
【0052】
実施例
以下の実施例において、特にことわりのない限り、%および部はすべて重量に基づく。
【0053】
実施例1および比較例C1ないしC2
ビス(β−エピチオプロピル)スルフィド(成分A)9gと、2−ヒドロキシ−3− フェノキシプロピルアクリラート(成分C)0.5gとを含む混合物を、ガラス容器中に装入した。この混合物に、各種触媒溶液、溶媒および0.5gのビス(2,2’− チオエチル)スルフィド(成分B)を添加した。混合物を約10秒間磁気撹拌した後、室温で撹拌せずに保持した。得られた重合物の厚みは約5mm、直径は約46mmである。
【0054】
使用した触媒の種類と量、溶媒の種類およびゲル化時間を表1に示す。
【表1】
Figure 2004510000
φ P     :トリフェニルホスフィン
(4−Meφ) P :トリス(4−メチルフェニル)ホスフィン
(4−MeOφ) P:トリス(4−メトキシフェニル)ホスフィン
【0055】
実施例2〜5
触媒として、トリス(4−メトキシフェニル)ホスフィンを使用し、かつ成分A、BおよびCを、異なる組成%で使用して、実施例1に準ずるいくつかの実験を行った。
【0056】
モノマー組成およびゲル化時間を下記表IIに示す。
【表2】
Figure 2004510000
【0057】
実施例6〜11
触媒として、トリス(4−メトキシフェニル)ホスフィンを使用し、かつ成分Bを等重量のペンタエリスリトールテトラキスメルカプトプロピオナート(成分D)または1,2 ビス(2’− メルカプトエチルチオ)−3メルカプトプロパン(成分E)に代えて、実施例1に準ずるいくつかの実験を実施した。
【0058】
組成および結果を表III に示す。
【表3】
Figure 2004510000
【0059】
実施例12〜17
両面平坦な度なし用成形型中、度なしレンズを成形した。成形型はテープ材で封鎖した。使用した組成物は、テトラヒドロフランン中に溶解した成分A36g、成分B2g、成分C2gおよび各種量のトリス(4−メトキシフェニル)ホスフィン触媒を含む。成形レンズは、厚み5mmで直径85mmであった。
【0060】
触媒使用量およびゲル化時間を表IVに示す。
【表4】
Figure 2004510000
【0061】
実施例18〜22
19.14gの成分A、1.06gの成分B、1.07gの成分Cおよび各種量のトリス(4−メトキシフェニル)ホスフィン触媒を、1−メチル−2− ピロリドン(NMP)中に概ね分散して(disclosed )含む組成物から、両面平坦な度なし用成形型を用いて、厚み2mmで直径85mmのレンズを成形した。成形型はテープ材で封鎖した。
【0062】
触媒濃度およびそれによるゲル化時間を表Vに示す。
【表5】
Figure 2004510000
【0063】
意外にも、表Vに示されるように、5mm厚の度なしレンズよりも2mm厚の度なしレンズの成形型の方が、より多量の触媒を、チャコール化を生じることなく使用することができる。
【0064】
特に理論的根拠とするものではないが、この結果は、2mm厚のレンズの場合には、表面/体積比の値がより高いことにより、発熱重合反応の間、より高い熱交換効率が得られることで理由づけすることができると考えられる。
【0065】
上記実施例で示されるように、エピスルフィドモノマー系組成物は、本発明に係る(アルコキシフェニル)ホスフィン触媒を使用して、室温での高速重合が可能である。

Claims (27)

  1. 少なくとも1のエピスルフィド官能価を有する重合性モノマーの少なくとも1種と、少なくとも1つのアルコキシフェニル基を有するホスフィンを含む触媒量の重合触媒とを含む重合性組成物。
  2. 前記重合触媒が式(I)で示されるホスフィンおよびこれらの混合物のうちから選ばれる請求項1に記載の重合性組成物:
    Figure 2004510000
    式中、RおよびR’は、アルキル基であり、xは1ないし3の整数であり、yは1ないし3の整数であり、zは0ないし2の整数であり、ただしx+y=3、tは0,1,2または3である。
  3. RがC −C のアルキル基から選ばれる請求項2に記載の重合性組成物。
  4. RがCH である請求項3に記載の重合性組成物。
  5. x=3で、かつy=1である請求項2に記載の重合性組成物。
  6. 前記アルコキシ基がフェニル環の4位にある請求項5に記載の重合性組成物。
  7. 前記重合触媒が、トリス(3−メトキシフェニル)ホスフィン、トリス(4−メトキシフェニル)ホスフィン、トリス(2,6−ジメトキシフェニル)ホスフィンおよびトリス(2,4,6−トリメトキシフェニル)ホスフィンより選ばれる請求項2に記載の重合性組成物。
  8. 少なくとも1のエピスルフィド官能価を有する前記重合性モノマーが、1分子中に下記式(II)で示される構造を1以上有する化合物である請求項1に記載の重合性組成物:
    Figure 2004510000
    式中、R は炭素原子数1ないし10の炭化水素基を示し、R 、R およびR は、それぞれ水素原子または炭素原子数1ないし10の炭化水素基を示し、XはSまたはOを示すが、ただし分子中、Xで示されるSの平均数は、3員環を構成するSおよびOの総数の約50%以上である。
  9. XはSである請求項8に記載の重合性組成物。
  10. 式(II)で示される構造を1以上有する化合物が、式(II)で示される構造を2つ含む請求項8に記載の重合性組成物。
  11. XはSである請求項10に記載の重合性組成物。
  12. 少なくとも1のエピスルフィド官能価を有する前記重合性モノマーが、下記式(III)で示される化合物である請求項1に記載の重合性組成物:
    Figure 2004510000
    式中、R ないしR10は、それぞれ水素原子または炭素原子数1ないし10の炭化水素基を示し、XはSまたはOを示すが、ただし分子中、Xで示されるSの平均数は、3員環を構成するSおよびOの総数の約50%以上であり、mは1ないし6の整数を示し、nは0ないし4の整数を示す。
  13. 前記式中、XがSである請求項12に記載の重合性組成物。
  14. 少なくとも1のエピスルフィド官能価を有する前記重合性(olymerizable)モノマーが、ビス(β− エピチオプロピル)スルフィドである請求項12に記載の重合性組成物。
  15. 前記エピスルフィドモノマーと共重合しうる他のモノマーの少なくとも1種をさらに含む請求項1に記載の重合性組成物。
  16. 前記他の重合性モノマーが、2以上のチオール基を有するポリチオールである請求項15に記載の重合性組成物。
  17. 前記ポリチオール化合物が、ビス(2,2’− チオエチル)スルフィド、ペンタエリスリトールテトラキスメルカプトプロピオナートまたは1,2 ビス(2’− メルカプトエチルチオ)−3− メルカプトプロパンである請求項16に記載の重合性組成物。
  18. 前記他の共重合性モノマーが、1以上の(メタ)アクリラート官能価を有するモノマーである請求項15に記載の重合性組成物。
  19. 前記他のモノマーが、2−ヒドロキシ−3− フェノキシプロピルアクリラートである請求項18に記載の重合性組成物。
  20. 前記他の共重合性モノマーが、前記組成物に存在する重合性モノマーの全重量の10重量%以下で存在する請求項15に記載の重合性組成物。
  21. 請求項1に記載された重合性組成物で作製された注型成形光学品。
  22. 請求項1に記載された重合性組成物で作製された眼科用レンズ。
  23. 屈折率が少なくとも1.7である請求項21に記載の注型成形光学品。
  24. 屈折率が少なくとも1.7である請求項22に記載の眼科用レンズ。
  25. 式(I)で示されるホスフィンおよびこれらの混合物から選ばれる触媒を触媒量で添加することを含む、少なくとも1のエピスルフィド官能価を有する重合性モノマーを少なくとも1種含む組成物を室温において高速重合させる方法:
    Figure 2004510000
    式中、RおよびR’は、アルキル基であり、xは1ないし3の整数であり、yは1ないし3の整数であり、zは0ないし2の整数であり、ただしx+y=3である。
  26. 前記重合触媒が、トリス(4−メトキシフェニル)ホスフィン、トリス(2,6−ジメトキシフェニル)ホスフィンおよびトリス(2,4,6−トリメトキシフェニル)ホスフィンより選ばれる請求項25に記載の方法。
  27. 前記重合触媒が、トリス(4−メトキシフェニル)ホスフィンである請求項25に記載の方法。
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