JP2004506149A - 遊動ベアリング - Google Patents
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Abstract
本発明は二本のガイド軸(4)で案内されるスライド(9)のための遊動ベアリングに関する。この遊動ベアリングは、ガイド軸(4)の一つによって案内されるリニアベアリング(3)と、このリニアベアリング(3)を内蔵して接続片(1)でスライド(9)に結合される軸受ハウジング(2)とを備えている。本発明の課題は、耐用寿命が長く、しかもスライドを二本のガイド軸の軸心によって画定される軸平面と平行に正確に案内でき、組立も比較的簡単で低コストとすることのできる遊動ベアリングを提供することにある。これらの課題を解決するため、接続片(1)は軸受ハウジング(2)をガイド軸(4)の長手方向と直角で且つ両方のガイド軸(4)の軸心(5,6)で画定される軸平面(7)と平行な方向に移動できるように取り付けることのできる構成を備えている。
Description
【書類名】明細書
【発明の名称】遊動ベアリング
【特許請求の範囲】
【請求項1】二本のガイド軸(4)で案内されるスライド(9)のための遊動ベアリングであって、これらガイド軸(4)の一つによって案内されるリニアベアリング(3)と、このリニアベアリング(3)を内蔵して接続片(1)でスライド(9)に結合される軸受ハウジング(2)とを有するものにおいて、前記軸受ハウジング(2)が、両ガイド軸(4)の軸心(5,6)で画定される軸平面(7)内で各ガイド軸(4)の長手方向と直角な方向に延在する二つの横向きピン状突部(12,13)を有し、これらのピン状突部が、軸受ハウジング(2)の側方位置で接続片(1)の各案内部(14、15)にそれぞれ軸方向摺動可能に取り付けられ、それにより軸受ハウジング(2)をガイド軸(4)の長手方向と直角な方向に移動可能としてあることを特徴とする遊動ベアリング。
【請求項2】前記接続片(1)に対して軸受ハウジング(2)がガイド軸(4)の長手方向と直角で且つ軸平面(7)と平行な方向に延在する軸心(8)を中心として枢動できるように取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の遊動ベアリング。
【請求項3】各ピン状突部(12,13)が円柱形状の外形を有すると共に円柱の軸心回りで枢動可能に各案内部(14,15)に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊動ベアリング。
【請求項4】前記接続片(1)がスライド(9)の台板へ固定するための取付板(16)を有し、この取付板に軸受ハウジング(2)を取り付けるための各案内部(14,15)が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊動ベアリング。
【請求項5】前記リニアベアリング(3)がプラスチック製滑り軸受として構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の遊動ベアリング。
【請求項6】前記軸受ハウジング(2)が円筒状外形のリニアベアリング(3)を受け入れる円筒状内形の閉空間(21)を有することを特徴とする請 求項1〜5のいずれか1項に記載の遊動ベアリング。
【請求項7】前記軸受ハウジング(2)が長手スリット(23)を有する実質的に円筒状外形のリニアベアリング(3)を受け入れるための同様に長手スリット(22)を有する実質的に円筒状内形の空間(21)を有し、これら長手スリット(22,23)を各ガイド軸(4)の支持体(26)が通過していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の遊動ベアリング。
【請求項8】第1と第2のガイド軸(4)によって案内されるスライドであって、第1のガイド軸(4)に組み合わされた少なくとも一つのベアリングと、第2のガイド軸(4)に組み合わされた請求項1〜7のいずれか1項に記載の少なくとも一つの遊動ベアリングとを備えたことを特徴とするスライド。
【請求項9】それぞれスライド(9)に固定された軸受ハウジング(25)を備え、前記第1のガイド軸(4)に組み合わされた二つのベアリングと、これら二つのベアリング間の距離の略半分の位置で前記第2のガイド軸(4)に組み合わされた請求項1〜7のいずれか1項に記載の一つの遊動ベアリングとを備えたことを特徴とする請求項8に記載のスライド。
【発明の詳細な説明】
【0001】
本発明は、二本のガイド軸上を案内されるスライドのための遊動ベアリングに関し、特にこれらガイド軸の一つによって案内されるリニアベアリングと、このリニアベアリングを内蔵して接続片でスライドに結合される軸受ハウジングとを有する形式の遊動ベアリングに関するものである。
【0002】
この種のスライドは、一方のガイド軸上の少なくとも一つのベアリングと、他方のガイド軸上の少なくとも一つのベアリングとによって案内されるため、一方のガイド軸のベアリングは、二本のガイド軸間の平行度の誤差を補償することのできる遊動ベアリングとして構成されていることが好ましい。
【0003】
冒頭に述べた種類の遊動ベアリングの一例は米国特許第5388913号明細書に開示されている。この遊動ベアリングをスライドの結合する接続片は、ガイ ド軸から離反した側でリニアベアリングの軸受ハウジングに取り付けられた球面軸受用の軸受ブロックを備えている。更にこの接続片は、ボルトを通すためのヨーク延長部を有する支持プレートを備えている。このボルトは球面軸受を貫通して延在し、それによって球面軸受が軸受ブロックとそれに固定されたリニアベアリング用軸受ハウジングと共にガイド軸の長手方向に移動可能となっている。
【0004】
また、独国特許発明第19805974号明細書に開示されている遊動ベアリングでは、軸受ハウジングがフォーク状の連結部でスライドに結合されている。軸受ハウジングの上部においては穴の中に球体が挿入され、この球体が遊動ベアリングを案内するガイド軸上を転動するようになっている。下部においてはガイド軸と干渉しない範囲で軸受ハウジングが切削されている。スライドは球体が転動する上部フォーク状連結部に角形の溝を備えている。下部フォーク状連結部は板バネで形成されており、この板バネがガイド軸に対して弾性を伴って当接し、また上部フォーク状連結部を球体に押し付けるようになっている。
【0005】
更に、仏国特許出願公開第2534521号明細書に開示されている遊動ベアリングにおける軸受ハウジングは、スライドとの間の接続片に設けられた開口内に二本のガイド軸で定まる軸平面内でガイド軸の長手方向と直交する方向へ摺動できるように配置されている。この構成により、二本のガイド軸で定まる軸平面と平行な軸受ハウジングの両側面は、上記開口の各内側面上を摺動する。
【0006】
本発明の課題は、本明細書の冒頭に記載の形式の遊動ベアリングを更に改良して、耐用寿命が長く、しかもスライドを二本のガイド軸の軸心によって画定される軸平面と平行に正確に案内でき、組立も比較的簡単でコンパクトな構造とすることのできる遊動ベアリングを提供することにある。
【0007】
この課題は、本発明によれば、冒頭に記載の形式の遊動ベアリングにおいて、両ガイド軸の軸心で画定される軸平面内で各ガイド軸の長手方向と直角な方向に延在する二つの横向きピン状突部を軸受ハウジングに設け、これらのピン状突部 を軸受ハウジングの側方位置で接続片の各案内部にそれぞれ軸方向摺動可能に取り付けて、軸受ハウジングをガイド軸の長手方向と直角な方向に移動可能とすることにより解決されるものである。
【0008】
このように、軸受ハウジングに対して接続片を横向きに配置したことにより、遊動ベアリングを極めてコンパクトに構成することができる。また、両ピン状突部と対応する案内部とを軸受ハウジングに対して横向きに配置したことにより、組み立てが極めて容易となるだけでなく、組み立てコストも大幅に低減されるものである。
【0009】
本発明による遊動ベアリングに使用可能なリニアベアリングは、従来形式のいずれかのリニアベアリング、特に滑り軸受又は玉軸受形式のものとすることができる。本発明による遊動ベアリングは、全ての標準サイズのリニアベアリングに連結することができる。
【0010】
本発明の好適な構成によれば、軸平面内及び該軸平面と直角な方向におけるそれぞれの平行誤差を補償可能とする目的で、接続片に対して軸受ハウジングが両ガイド軸の長手方向と直交し且つ軸平面と平行に延在する軸心を中心として枢動できるように装着される構成となっている。
【0011】
軸受ハウジングを更にガイド軸の軸心回りにも枢動できるようにするため、各ピン状突部は外形が円柱形状であると共に軸心回りで枢動可能に各案内部に装着されている。
【0012】
接続片は、接続片自体をスライドの台板へ固定するための取付板を備えていてもよく、その場合、軸受ハウジングを取り付けるための各案内部はこの取付板上に設けられることになる。一例として、取付板はネジを用いてスライドの台板に取り付けることができる。
【0013】
但し、各案内部はスライドの台板上に直接設けてもよく、それによって接続片が各案内部と軸受ハウジングの直線移動又は枢動用取付部を取り囲むだけにしてもよい。
【0014】
本発明の遊動ベアリングにおけるリニアベアリングは、特にプラスチック製滑り軸受として構成することができる。この場合、市販の標準サイズの滑り軸受を使用可能である。
【0015】
本発明の遊動ベアリングにおける軸受ハウジングは、実質的に円筒状外形のリニアベアリングを受け入れる実質的に円筒状内形の閉空間を形成するものとしてもよい。このような構成は、二本のガイド軸の両端部をスライドの移動範囲の外でそれぞれ支持体によって保持する場合に検討するに値するものである。
【0016】
ガイド軸の支持体は、スライドの移動範囲に亘って各ガイド軸の側面の一部に延在していてもよく、この場合、軸受ハウジングは長手スリットを有する実質的に円筒形の空間を有し、この空間に同様の長手スリットを有する実質的に円筒形のリニアベアリングが受け入れられるようになっている。この場合のこれら長手スリットは、支持体をそれぞれのガイド軸に連結している部分を通過させるためのものである。
【0017】
本発明は第1と第2のガイド軸によって案内されるスライドも提供し、このスライドは、第1のガイド軸に組み合わされた少なくとも一つのベアリングと、第2のガイド軸に組み合わされた少なくとも一つの遊動ベアリングとを備えていることを特徴とする。この遊動ベアリングは前述の本発明による構成を備えた遊動ベアリングである。
【0018】
この場合、好適な形態によるスライドは、第1のガイド軸に組み合わされた二つのベアリングと、これら二つのベアリング間の距離の略半分の位置で第2のガイド軸に組み合わされた本発明による一つの遊動ベアリングとを備えており、これらいずれのベアリングも、それぞれスライドに固定された軸受ハウジングを備えている。
【0019】
尚、場合によっては一つのスライドにおいて本発明による遊動ベアリングの複数個を第2のガイド軸に組み合わせて使用してもよい。
【0020】
本発明の幾つかの実施形態を図面と共に説明すれば以下の通りである。
【0021】
ここで述べる二つの実施形態の図1b〜2cに示されているように、この遊動ベアリングは軸受ハウジング2を有し、この軸受ハウジングは接続片1によってスライド(図3a〜3c参照)に結合されると共にリニアベアリング3を内蔵している。
【0022】
以下に詳述するように、接続片1は、軸受ハウジング2が各ガイド軸(図3bの符号4参照)の長手方向と直交し且つ両ガイド軸4の軸心(図3a〜3cの符号5と6参照)で画定される軸平面(図3aの符号7参照)と平行に移動できる形態で取り付けられるように構成されている。
【0023】
接続片1はまた、軸受ハウジング2が各ガイド軸4の長手方向と直角で且つ軸平面7と平行に延在する軸心8を中心として枢動できる形態で取り付けられるように構成されている。
【0024】
接続片1は取付板16で構成され、この取付板には、軸受ハウジング2の両側部のそれぞれにおいて案内部14及び15が一体成形されている。図1a〜1cに示す実施形態における軸受ハウジング2は、案内部14及び15内で軸方向摺動及び枢動可能に支持された二つの横向き配置の円柱ピン状突部12及び13を備えている。これらのピン状突部12及び13は、軸受ハウジング2の長手方向と直角で且つ取付板16と平行に延在する軸受ハウジング2の中心軸24上に同心配置されている。
【0025】
一方、取付板16上の軸受ハウジング2の両側部に一体成形された案内部4及び15は前記各ピン状突部に対応する開口を有しており、これら開口内に軸受ハウジング2のピン状突部12が中心軸24の長手方向に沿って摺動可能且つ該中心軸まわりに枢動可能となるように取り付けられている。
【0026】
軸受ハウジング2は、軸受ハウジング2がスライドの台板16に対して平行な状態で軸受ハウジング2の底部19が台板16から或る距離だけ離れて位置するように案内部14及び15によって支持されている。この距離は比較的短い距離に維持することができるが、この距離によって台板16に対する軸受ハウジング2の枢動角が制限されている。
【0027】
図1a〜1cに示した実施形態では、軸受ハウジング2は円筒状内形の閉空間21を有しており、この閉空間の中に対応する円筒状外形のリニアベアリング3が収容されている。従って、この形態のベアリングはスライドの移動範囲外で支持体により支持されたガイド軸に適している。
【0028】
図2a〜2cは第2の実施形態を示しており、この第2の実施形態は、軸受ハウジング2が台板16とは反対側の側部に長手スリット22を有するという点で図1a〜1cの実施形態と異なっている。軸受ハウジング2の内部に配置されているリニアベアリング3も対応する長手スリット23を備えている。この構成のベアリングは、図3aに示すように下面側で長手方向に延在する支持体により適正位置に支持されているガイド軸に適している。
【0029】
図3a〜3cは、二本の本質的に平行なガイド軸4と、これらガイド軸上で案内されるスライド9とからなるガイド装置の構成を示している。図3aの左側に現れているガイド軸4には二つの非遊動固定ベアリング(図3cの側面図に特に明確に図示してある)が装着されており、これら固定ベアリングはスライド9に恒久的に連結されていると共に、それぞれブロック形式の固定軸受ハウジング25とリニアベアリング3とによって構成されている。
【0030】
図3aの右側に現れているガイド軸4には、図2a〜2cに示した実施形態による遊動ベアリングが装着されている。図3b及び3cに示すように、この遊動ベアリングは、二つの固定軸受ハウジング25間の距離の略半分の位置に配置されている。従ってスライド9が移動する際に軸平面7(図3a参照)内の平衡誤差及び該軸平面7と直交する方向の平行誤差のいずれも補償可能である。
【0031】
図3aに特に明示してあるように、ガイド軸4の下面にはガイド軸全長に亘って延在する一体成形の支持体26が設けられているので、軸受ハウジング2及び25とこれらの軸受ハウジング内に配置されているリニアベアリング3にはそれぞれ長手スリットが設けられている。
【0032】
支持体26は逆V字形状の二つの脚部27及び28によって形成されており、これら脚部の各端部には、支持体26を基礎部31にボルトで固定するために同一平面上にあるフランジ29及び30が設けられている。
【図面の簡単な説明】
【図1a】第1の実施形態による遊動ベアリングの部分切欠正面図である。
【図1b】図1aの矢印B方向から見た遊動ベアリングの側面図である。
【図1c】図1aの矢印C方向から見た平面図である。
【図2a】第2の実施形態の部分切欠正面図である。
【図2b】図2aの矢印B方向から見た遊動ベアリングの側面図である。
【図2c】図2aの矢印C方向から見た平面図である。
【図3a】図2a〜2cに示した遊動ベアリングを有し、二本のガイド軸上を案内されるスライドの正面図である。
【図3b】図3aの矢印B方向から見たスライドの側面図である。
【図3c】図3aの矢印C方向から見たスライドの側面図である。
【符号の説明】
1:接続片
2:軸受ハウジング
3:リニアベアリング
4:ガイド軸
5:軸心
6:軸心
7:軸平面
8:軸心
9:スライド
10:枢支軸
11:貫通穴
12:ピン状突部
13:ピン状突部
14:案内部
15:案内部
16:取付板
19:底部
21:円筒形空間
22:長手スリット
23:長手スリット
24:中心軸
25:軸受ハウジング
26:支持体
27:脚部
28:脚部
29:フランジ
30:フランジ
31:基礎部
【発明の名称】遊動ベアリング
【特許請求の範囲】
【請求項1】二本のガイド軸(4)で案内されるスライド(9)のための遊動ベアリングであって、これらガイド軸(4)の一つによって案内されるリニアベアリング(3)と、このリニアベアリング(3)を内蔵して接続片(1)でスライド(9)に結合される軸受ハウジング(2)とを有するものにおいて、前記軸受ハウジング(2)が、両ガイド軸(4)の軸心(5,6)で画定される軸平面(7)内で各ガイド軸(4)の長手方向と直角な方向に延在する二つの横向きピン状突部(12,13)を有し、これらのピン状突部が、軸受ハウジング(2)の側方位置で接続片(1)の各案内部(14、15)にそれぞれ軸方向摺動可能に取り付けられ、それにより軸受ハウジング(2)をガイド軸(4)の長手方向と直角な方向に移動可能としてあることを特徴とする遊動ベアリング。
【請求項2】前記接続片(1)に対して軸受ハウジング(2)がガイド軸(4)の長手方向と直角で且つ軸平面(7)と平行な方向に延在する軸心(8)を中心として枢動できるように取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の遊動ベアリング。
【請求項3】各ピン状突部(12,13)が円柱形状の外形を有すると共に円柱の軸心回りで枢動可能に各案内部(14,15)に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊動ベアリング。
【請求項4】前記接続片(1)がスライド(9)の台板へ固定するための取付板(16)を有し、この取付板に軸受ハウジング(2)を取り付けるための各案内部(14,15)が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊動ベアリング。
【請求項5】前記リニアベアリング(3)がプラスチック製滑り軸受として構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の遊動ベアリング。
【請求項6】前記軸受ハウジング(2)が円筒状外形のリニアベアリング(3)を受け入れる円筒状内形の閉空間(21)を有することを特徴とする請 求項1〜5のいずれか1項に記載の遊動ベアリング。
【請求項7】前記軸受ハウジング(2)が長手スリット(23)を有する実質的に円筒状外形のリニアベアリング(3)を受け入れるための同様に長手スリット(22)を有する実質的に円筒状内形の空間(21)を有し、これら長手スリット(22,23)を各ガイド軸(4)の支持体(26)が通過していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の遊動ベアリング。
【請求項8】第1と第2のガイド軸(4)によって案内されるスライドであって、第1のガイド軸(4)に組み合わされた少なくとも一つのベアリングと、第2のガイド軸(4)に組み合わされた請求項1〜7のいずれか1項に記載の少なくとも一つの遊動ベアリングとを備えたことを特徴とするスライド。
【請求項9】それぞれスライド(9)に固定された軸受ハウジング(25)を備え、前記第1のガイド軸(4)に組み合わされた二つのベアリングと、これら二つのベアリング間の距離の略半分の位置で前記第2のガイド軸(4)に組み合わされた請求項1〜7のいずれか1項に記載の一つの遊動ベアリングとを備えたことを特徴とする請求項8に記載のスライド。
【発明の詳細な説明】
【0001】
本発明は、二本のガイド軸上を案内されるスライドのための遊動ベアリングに関し、特にこれらガイド軸の一つによって案内されるリニアベアリングと、このリニアベアリングを内蔵して接続片でスライドに結合される軸受ハウジングとを有する形式の遊動ベアリングに関するものである。
【0002】
この種のスライドは、一方のガイド軸上の少なくとも一つのベアリングと、他方のガイド軸上の少なくとも一つのベアリングとによって案内されるため、一方のガイド軸のベアリングは、二本のガイド軸間の平行度の誤差を補償することのできる遊動ベアリングとして構成されていることが好ましい。
【0003】
冒頭に述べた種類の遊動ベアリングの一例は米国特許第5388913号明細書に開示されている。この遊動ベアリングをスライドの結合する接続片は、ガイ ド軸から離反した側でリニアベアリングの軸受ハウジングに取り付けられた球面軸受用の軸受ブロックを備えている。更にこの接続片は、ボルトを通すためのヨーク延長部を有する支持プレートを備えている。このボルトは球面軸受を貫通して延在し、それによって球面軸受が軸受ブロックとそれに固定されたリニアベアリング用軸受ハウジングと共にガイド軸の長手方向に移動可能となっている。
【0004】
また、独国特許発明第19805974号明細書に開示されている遊動ベアリングでは、軸受ハウジングがフォーク状の連結部でスライドに結合されている。軸受ハウジングの上部においては穴の中に球体が挿入され、この球体が遊動ベアリングを案内するガイド軸上を転動するようになっている。下部においてはガイド軸と干渉しない範囲で軸受ハウジングが切削されている。スライドは球体が転動する上部フォーク状連結部に角形の溝を備えている。下部フォーク状連結部は板バネで形成されており、この板バネがガイド軸に対して弾性を伴って当接し、また上部フォーク状連結部を球体に押し付けるようになっている。
【0005】
更に、仏国特許出願公開第2534521号明細書に開示されている遊動ベアリングにおける軸受ハウジングは、スライドとの間の接続片に設けられた開口内に二本のガイド軸で定まる軸平面内でガイド軸の長手方向と直交する方向へ摺動できるように配置されている。この構成により、二本のガイド軸で定まる軸平面と平行な軸受ハウジングの両側面は、上記開口の各内側面上を摺動する。
【0006】
本発明の課題は、本明細書の冒頭に記載の形式の遊動ベアリングを更に改良して、耐用寿命が長く、しかもスライドを二本のガイド軸の軸心によって画定される軸平面と平行に正確に案内でき、組立も比較的簡単でコンパクトな構造とすることのできる遊動ベアリングを提供することにある。
【0007】
この課題は、本発明によれば、冒頭に記載の形式の遊動ベアリングにおいて、両ガイド軸の軸心で画定される軸平面内で各ガイド軸の長手方向と直角な方向に延在する二つの横向きピン状突部を軸受ハウジングに設け、これらのピン状突部 を軸受ハウジングの側方位置で接続片の各案内部にそれぞれ軸方向摺動可能に取り付けて、軸受ハウジングをガイド軸の長手方向と直角な方向に移動可能とすることにより解決されるものである。
【0008】
このように、軸受ハウジングに対して接続片を横向きに配置したことにより、遊動ベアリングを極めてコンパクトに構成することができる。また、両ピン状突部と対応する案内部とを軸受ハウジングに対して横向きに配置したことにより、組み立てが極めて容易となるだけでなく、組み立てコストも大幅に低減されるものである。
【0009】
本発明による遊動ベアリングに使用可能なリニアベアリングは、従来形式のいずれかのリニアベアリング、特に滑り軸受又は玉軸受形式のものとすることができる。本発明による遊動ベアリングは、全ての標準サイズのリニアベアリングに連結することができる。
【0010】
本発明の好適な構成によれば、軸平面内及び該軸平面と直角な方向におけるそれぞれの平行誤差を補償可能とする目的で、接続片に対して軸受ハウジングが両ガイド軸の長手方向と直交し且つ軸平面と平行に延在する軸心を中心として枢動できるように装着される構成となっている。
【0011】
軸受ハウジングを更にガイド軸の軸心回りにも枢動できるようにするため、各ピン状突部は外形が円柱形状であると共に軸心回りで枢動可能に各案内部に装着されている。
【0012】
接続片は、接続片自体をスライドの台板へ固定するための取付板を備えていてもよく、その場合、軸受ハウジングを取り付けるための各案内部はこの取付板上に設けられることになる。一例として、取付板はネジを用いてスライドの台板に取り付けることができる。
【0013】
但し、各案内部はスライドの台板上に直接設けてもよく、それによって接続片が各案内部と軸受ハウジングの直線移動又は枢動用取付部を取り囲むだけにしてもよい。
【0014】
本発明の遊動ベアリングにおけるリニアベアリングは、特にプラスチック製滑り軸受として構成することができる。この場合、市販の標準サイズの滑り軸受を使用可能である。
【0015】
本発明の遊動ベアリングにおける軸受ハウジングは、実質的に円筒状外形のリニアベアリングを受け入れる実質的に円筒状内形の閉空間を形成するものとしてもよい。このような構成は、二本のガイド軸の両端部をスライドの移動範囲の外でそれぞれ支持体によって保持する場合に検討するに値するものである。
【0016】
ガイド軸の支持体は、スライドの移動範囲に亘って各ガイド軸の側面の一部に延在していてもよく、この場合、軸受ハウジングは長手スリットを有する実質的に円筒形の空間を有し、この空間に同様の長手スリットを有する実質的に円筒形のリニアベアリングが受け入れられるようになっている。この場合のこれら長手スリットは、支持体をそれぞれのガイド軸に連結している部分を通過させるためのものである。
【0017】
本発明は第1と第2のガイド軸によって案内されるスライドも提供し、このスライドは、第1のガイド軸に組み合わされた少なくとも一つのベアリングと、第2のガイド軸に組み合わされた少なくとも一つの遊動ベアリングとを備えていることを特徴とする。この遊動ベアリングは前述の本発明による構成を備えた遊動ベアリングである。
【0018】
この場合、好適な形態によるスライドは、第1のガイド軸に組み合わされた二つのベアリングと、これら二つのベアリング間の距離の略半分の位置で第2のガイド軸に組み合わされた本発明による一つの遊動ベアリングとを備えており、これらいずれのベアリングも、それぞれスライドに固定された軸受ハウジングを備えている。
【0019】
尚、場合によっては一つのスライドにおいて本発明による遊動ベアリングの複数個を第2のガイド軸に組み合わせて使用してもよい。
【0020】
本発明の幾つかの実施形態を図面と共に説明すれば以下の通りである。
【0021】
ここで述べる二つの実施形態の図1b〜2cに示されているように、この遊動ベアリングは軸受ハウジング2を有し、この軸受ハウジングは接続片1によってスライド(図3a〜3c参照)に結合されると共にリニアベアリング3を内蔵している。
【0022】
以下に詳述するように、接続片1は、軸受ハウジング2が各ガイド軸(図3bの符号4参照)の長手方向と直交し且つ両ガイド軸4の軸心(図3a〜3cの符号5と6参照)で画定される軸平面(図3aの符号7参照)と平行に移動できる形態で取り付けられるように構成されている。
【0023】
接続片1はまた、軸受ハウジング2が各ガイド軸4の長手方向と直角で且つ軸平面7と平行に延在する軸心8を中心として枢動できる形態で取り付けられるように構成されている。
【0024】
接続片1は取付板16で構成され、この取付板には、軸受ハウジング2の両側部のそれぞれにおいて案内部14及び15が一体成形されている。図1a〜1cに示す実施形態における軸受ハウジング2は、案内部14及び15内で軸方向摺動及び枢動可能に支持された二つの横向き配置の円柱ピン状突部12及び13を備えている。これらのピン状突部12及び13は、軸受ハウジング2の長手方向と直角で且つ取付板16と平行に延在する軸受ハウジング2の中心軸24上に同心配置されている。
【0025】
一方、取付板16上の軸受ハウジング2の両側部に一体成形された案内部4及び15は前記各ピン状突部に対応する開口を有しており、これら開口内に軸受ハウジング2のピン状突部12が中心軸24の長手方向に沿って摺動可能且つ該中心軸まわりに枢動可能となるように取り付けられている。
【0026】
軸受ハウジング2は、軸受ハウジング2がスライドの台板16に対して平行な状態で軸受ハウジング2の底部19が台板16から或る距離だけ離れて位置するように案内部14及び15によって支持されている。この距離は比較的短い距離に維持することができるが、この距離によって台板16に対する軸受ハウジング2の枢動角が制限されている。
【0027】
図1a〜1cに示した実施形態では、軸受ハウジング2は円筒状内形の閉空間21を有しており、この閉空間の中に対応する円筒状外形のリニアベアリング3が収容されている。従って、この形態のベアリングはスライドの移動範囲外で支持体により支持されたガイド軸に適している。
【0028】
図2a〜2cは第2の実施形態を示しており、この第2の実施形態は、軸受ハウジング2が台板16とは反対側の側部に長手スリット22を有するという点で図1a〜1cの実施形態と異なっている。軸受ハウジング2の内部に配置されているリニアベアリング3も対応する長手スリット23を備えている。この構成のベアリングは、図3aに示すように下面側で長手方向に延在する支持体により適正位置に支持されているガイド軸に適している。
【0029】
図3a〜3cは、二本の本質的に平行なガイド軸4と、これらガイド軸上で案内されるスライド9とからなるガイド装置の構成を示している。図3aの左側に現れているガイド軸4には二つの非遊動固定ベアリング(図3cの側面図に特に明確に図示してある)が装着されており、これら固定ベアリングはスライド9に恒久的に連結されていると共に、それぞれブロック形式の固定軸受ハウジング25とリニアベアリング3とによって構成されている。
【0030】
図3aの右側に現れているガイド軸4には、図2a〜2cに示した実施形態による遊動ベアリングが装着されている。図3b及び3cに示すように、この遊動ベアリングは、二つの固定軸受ハウジング25間の距離の略半分の位置に配置されている。従ってスライド9が移動する際に軸平面7(図3a参照)内の平衡誤差及び該軸平面7と直交する方向の平行誤差のいずれも補償可能である。
【0031】
図3aに特に明示してあるように、ガイド軸4の下面にはガイド軸全長に亘って延在する一体成形の支持体26が設けられているので、軸受ハウジング2及び25とこれらの軸受ハウジング内に配置されているリニアベアリング3にはそれぞれ長手スリットが設けられている。
【0032】
支持体26は逆V字形状の二つの脚部27及び28によって形成されており、これら脚部の各端部には、支持体26を基礎部31にボルトで固定するために同一平面上にあるフランジ29及び30が設けられている。
【図面の簡単な説明】
【図1a】第1の実施形態による遊動ベアリングの部分切欠正面図である。
【図1b】図1aの矢印B方向から見た遊動ベアリングの側面図である。
【図1c】図1aの矢印C方向から見た平面図である。
【図2a】第2の実施形態の部分切欠正面図である。
【図2b】図2aの矢印B方向から見た遊動ベアリングの側面図である。
【図2c】図2aの矢印C方向から見た平面図である。
【図3a】図2a〜2cに示した遊動ベアリングを有し、二本のガイド軸上を案内されるスライドの正面図である。
【図3b】図3aの矢印B方向から見たスライドの側面図である。
【図3c】図3aの矢印C方向から見たスライドの側面図である。
【符号の説明】
1:接続片
2:軸受ハウジング
3:リニアベアリング
4:ガイド軸
5:軸心
6:軸心
7:軸平面
8:軸心
9:スライド
10:枢支軸
11:貫通穴
12:ピン状突部
13:ピン状突部
14:案内部
15:案内部
16:取付板
19:底部
21:円筒形空間
22:長手スリット
23:長手スリット
24:中心軸
25:軸受ハウジング
26:支持体
27:脚部
28:脚部
29:フランジ
30:フランジ
31:基礎部
Claims (12)
- 二本のガイド軸(4)で案内されるスライド(9)のための遊動ベアリングであって、これらガイド軸(4)の一つによって案内されるリニアベアリング(3)と、このリニアベアリング(3)を内蔵して接続片(1)でスライド(9)に結合される軸受ハウジング(2)とを有するものにおいて、接続片(1)が軸受ハウジング(2)をガイド軸(4)の長手方向と直角で且つ両方のガイド軸(4)の軸心(5,6)で画定される軸平面(7)と平行な方向に移動可能に取り付ける構成を備えていることを特徴とする遊動ベアリング。
- 前記接続片(1)に対して軸受ハウジング(2)がガイド軸(4)の長手方向と直角で且つ軸平面(7)と平行な方向に延在する軸心(8)を中心として枢動できるように取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の遊動ベアリング。
- 前記軸受ハウジング(2)が、それぞれガイド軸(4)の長手方向と直角で且つ軸平面(7)と平行な方向に延在する二つの横向きピン状突部(12,13)を有し、これらのピン状突部が軸受ハウジング(2)の側方位置で接続片(1)の各案内部(14、15)にそれぞれ軸方向摺動可能に取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載の遊動ベアリング。
- 各ピン状突部(12,13)が軸受ハウジング(2)を貫通して延在する一つの枢支軸(10)の両端部を形成していることを特徴とする請求項3に記載の遊動ベアリング。
- 各ピン状突部(12,13)が円柱形状の外形を有すると共に円柱の軸心回りで枢動可能に各案内部(14,15)に取り付けられていることを特徴とする請求項3又は4に記載の遊動ベアリング。
- 前記枢支軸(10)がスライド(9)と平行に軸受ハウジング(2)の両側部に設けた貫通穴(11)に恒久的に取り付けられていることを特徴とする請求項4に記載の遊動ベアリング。
- 前記接続片(1)がスライド(9)の台板へ固定するための取付板(16)を有し、この取付板に軸受ハウジング(2)を取り付けるための各案内部(14,15)が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の遊動ベアリング。
- 前記リニアベアリング(3)がプラスチック製滑り軸受として構成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の遊動ベアリング。
- 前記軸受ハウジング(2)が円筒状外形のリニアベアリング(3)を受け入れる円筒状内形の閉空間(21)を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の遊動ベアリング。
- 前記軸受ハウジング(2)が長手スリット(23)を有する実質的に円筒状外形のリニアベアリング(3)を受け入れるための同様に長手スリット(22)を有する実質的に円筒状内形の空間(21)を有し、これら長手スリット(22,23)を各ガイド軸(4)の支持体(26)が通過していることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の遊動ベアリング。
- 第1と第2のガイド軸(4)によって案内されるスライドであって、第1のガイド軸(4)に組み合わされた少なくとも一つのベアリングと、第2のガイド軸(4)に組み合わされた請求項1〜10のいずれか1項に記載の少なくとも一つの遊動ベアリングとを備えたことを特徴とするスライド。
- それぞれスライド(9)に固定された軸受ハウジング(25)を備え、前記第1のガイド軸(4)に組み合わされた二つのベアリングと、これら二つのベアリング間の距離の略半分の位置で前記第2のガイド軸(4)に組み合わされた請求項1〜10のいずれか1項に記載の一つの遊動ベアリングとを備えたことを特徴とする請求項11に記載のスライド。
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