JP2004336613A - 車両周辺表示装置、および車両周辺表示プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両の後退時、撮影された車両周辺の画像で自車両cの陰となる部分が視認できるように、車両周辺の画像と自車両の画像とを合成して車載モニタ3に表示させる。また、後輪と車止め41との位置関係が視認できるよう、後輪タイヤの領域91を車載モニタ3に表示させる。
【選択図】 図11
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自車両の画像と撮影された車両の周辺の画像とが合成された画像を表示させる車両周辺表示装置、および車両周辺表示プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、鳥瞰図画像を用いて車両周辺を表示し、その中に自車両を重ねて描画することにより周辺の障害物や駐車スペースとの位置関係の把握を容易にするという技術が提案されている。(例えば、特許文献1、2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−87160号公報
【0004】
【特許文献2】
特開2002−120675号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このように自車両を車両周辺画像に重ねて表示することで、自車両と重なる部分の車両周辺画像の情報が隠され、情報量が減ってしまうという問題がる。例として、図12に、駐車マス95に車両を停止させるとき、車両周辺表示装置が表示する車両c周辺の鳥瞰図を示す。後退することによって車両cが輪止め94に近くなると、輪止めの位置が自車両の画像で隠されるために視認できず、後輪がこの輪止めに接触するまであとどれだけ移動できるかを細かく把握することが困難となる。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑み、撮影された車両周辺の画像と自車両の画像とが合成された画像の表示のための車両周辺表示装置において、自車両の陰となる部分の車両周辺画像が隠されることによる情報の損失を抑えることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、撮影された車両周辺の画像を取得する取得手段(105)と、前記取得手段が取得した車両周辺の画像で自車両の陰となる部分が視認できるように、前記車両周辺の画像と自車両の画像とを表示手段(3)に表示させる表示制御手段(110、115、120)と、を備えた車両周辺表示装置である。
【0008】
これによって、車両周辺の画像で自車両の陰となる部分が表示装置において視認できるので、撮影された車両周辺の画像と自車両の画像とを合成した画像の表示のための車両周辺表示装置において、自車両の陰となる部分の車両周辺画像が隠されることによる情報の損失を抑えることができる。
【0009】
なお、車両周辺の画像が視認できるようになっているのは、前記表示手段に表示させる画像のうち、前記車両周辺の画像が前記自車両の陰になる部分の全部であってもよいし、一部であってもよい。また、「車両周辺」には、車両の存在する場所そのものも含まれる。
【0010】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両周辺表示装置において、前記表示制御手段は、前記車両周辺の画像と前記自車両の画像を透過的な画像とすることで、前記取得手段が取得した車両周辺の画像で自車両の陰となる部分が視認できるようにすることを特徴とする。
【0011】
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の車両周辺表示装置において、前記表示制御手段は、前記自車両の画像を、その自車両の外枠線が描かれ、かつこの外枠線の内側部分が透明となっているものとすることを特徴とする。
【0012】
なお、「外枠線の内側部分が透明となっている」とは、外枠線の内側部分の全体が透明となっている場合、および外枠線の内側部分の一部が透明となっている場合の双方を含む概念である。
【0013】
また、請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の車両周辺表示装置において、前記表示制御手段は、前記自車両の画像を半透明なものとすることを特徴とする。
【0014】
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の車両周辺表示装置において、前記表示制御手段は、前記自車両の画像を更にその自車両の外枠が描かれたものとすることを特徴とする。
【0015】
また、請求項6に記載の発明は、請求項2ないし5のいずれか1つに記載の車両周辺表示装置において、前記表示手段は、前記自車両の画像を更にその自車両の線画が描かれたものとすることを特徴とする。
【0016】
また、請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれか1つに記載の車両周辺表示装置において、前記表示制御手段は、前記自車両の画像を更に前記自車両の車輪と輪止めとの位置関係が視認できるようなものとすることを特徴とする。
【0017】
また、請求項8に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれか1つに記載の車両周辺表示装置において、前記表示制御手段は、前記自車両の画像を更にその自車両の車輪の位置が示されたものとすることを特徴とする。
【0018】
また、請求項9に記載の発明は、請求項7に記載の車両周辺表示装置において、前記表示制御手段は、前記自車両の画像を更に、その自車両の車輪のうち前記輪止めに接触する部分の位置が示されたものとすることを特徴とする。
【0019】
なお、「輪止めに接触する部分」とは、輪止めに接触すると推定される部分をも含む概念である。
【0020】
また、請求項10記載の発明は請求項1に記載の発明をプログラムとして実現するものである。
【0021】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明を適用した車両周辺表示装置1の一実施形態を説明する。本実施形態の基本的なシステム構成を図1に示す。車両周辺表示装置1は、車両cの後部に配置されたカメラ2(例えばCCDカメラ)および画像取り込み装置7と、車内のダッシュボード等に配置された車載モニタ3(例えば液晶ディスプレイ)およびスピーカ4と、画像処理を行う画像処理ユニット5と、車両周辺表示装置1の電源のオン/オフ等の切り替え入力を行うことのできる操作スイッチ群6を備えている。
【0023】
図2に、画像処理ユニット5の当該車両cに搭載された装置との入出力関係をブロック図として示す。
【0024】
カメラ2は、車両後方の映像を電気信号に変換して画像取り込み装置7に出力する。
【0025】
画像取り込み装置7は、カメラ2から入力された信号をデジタル画像データにし、一定時間間隔で画像処理ユニット5にこの画像データを出力する。
【0026】
ジャイロスコープ8は、車両cの回転角速度を検知し、それを信号として画像処理ユニット5に出力する。
【0027】
車速センサ9は、車速パルス信号を画像処理ユニット5に出力する。
【0028】
シフト位置センサ10は、車両のシフト位置、あるいは車両のドライブレンジ(L、D、R、N、P等)の状態を検知し、それぞれの状態に基づいた信号を画像処理ユニット5に出力する。
【0029】
画像処理ユニット5は、ECUを主要部とする画像データの処理を行う装置である。この画像処理ユニット5は、図示しないCPU、RAM、ROM、およびフラッシュメモリを有し、CPUがROMから所定のプログラムを読み出して実行することで動作し、その動作の必要に応じてROM、RAM、フラッシュメモリから情報を読み出し、またRAM、フラッシュメモリに対して情報を書き込む。また画像処理ユニット5は、その動作中に操作スイッチ群6、画像取り込み装置7、ジャイロスコープ8、車速センサ9、およびシフト位置センサ10から信号の入力を受け、また必要に応じて車載モニタ3およびスピーカ4に信号を出力する。なお、以下においては、上記CPUによるプログラムの実行を、画像処理ユニット5によるプログラムの実行であるとして説明する。
【0030】
次に、本実施形態において画像処理ユニット5がROMから読み出して実行する車両周辺表示プログラムについて説明する。図3に、このプログラムのフローチャートを示す。画像処理ユニット5は、操作スイッチ群6に対するユーザの電源オンの操作に基づいて起動し、その後このプログラムを読み出して実行する。
【0031】
まず、ステップ100にて、設定情報をフラッシュメモリから読み込む。この設定情報は、車両周辺表示装置1の製造時にあらかじめフラッシュメモリに保存されている。この設定情報には、後述する透過表示方法の指定、後輪の位置の表示方法の指定、車両cの各パーツの形状、寸法、配置等の情報が含まれている。
【0032】
次にステップ103にて、シフト位置がバック(またはドライブレンジがR)であるか否かを判定する。ここで肯定と判断されると処理はステップ105に進み、一方否定と判断されると処理はステップ170に進む。尚、シフト位置は、シフト位置センサ10からの信号により検出することができる。
【0033】
ステップ105では、画像取り込み装置7から出力された画像、すなわち車両cの周辺の画像を取得する。
【0034】
次にステップ110では、画像取り込み装置7から入力された画像を鳥瞰図画像に変換して、その変換された画像データを車載モニタ3に出力する。この鳥瞰図画像への変換は、具体的には図4に示すように、地上の画像の位置データを地上からの高さHにあるカメラ位置Rからの焦点距離fにあるスクリーン平面Tに投影する変換の逆変換である。すなわち、鳥瞰図画像への変換は、カメラ2によって撮影した画像の、カメラ2を視点として投影した地上面座標系のデータへの座標変換である。この変換の技術は、例えば特開平14−087160号公報、特開平10−211849号公報に開示されている。
【0035】
また、車載モニタ3に出力する画像には、カメラ2の視野の内から外に出た部分についても、その部分の位置を推定して含めるようにする。具体的には、ステップ103〜120の繰り返し処理において画像取り込み装置7から取得する時間的に連続した2つの鳥瞰図画像の間で一致する領域を抽出し、それに基づいて現在のカメラ1の視野から外れる移動領域を抽出する。そして、この一致する領域の鳥瞰図中における移動量だけ、鳥瞰図中のカメラ2の視野以外の部分の画像をずらし、その後移動領域の画像を描画する(合成画像を作成する)。更に、自車両及び視野角を示す逆V字状の線の描画を行う。
【0036】
以上のステップ110の処理によって、図5の左側の図に示すような地上に引かれた駐車マス用ライン41を含む画像データが画像取り込み装置7から入力された場合、その画像が図5右側の図に示すような車両c及び逆V字形状43を更に含む鳥瞰図に変換され、車載モニタ3に表示される。
【0037】
次にステップ115にて、車両cの画像を描画する。具体的には、ステップ110で車載モニタ3に出力した鳥瞰図に、この鳥瞰図として描画された車両周辺に対して車両cが存在する位置に車両cが重なるよう、車両cの画像を車載モニタ3に出力する。また、この車両cの画像は透過的な画像とする。
【0038】
図6に、透過的な車両の画像の具体例として、線画透明表示による車両の画像62、半透明表示による車両の画像63、および枠線透明表示による車両の画像64を示す。
【0039】
を示す。図中左側の塗りつぶし表示による車両の画像61は、従来の技術による車両の表示例である。このような塗りつぶし表示による車両の画像61を車両周辺の画像に重ねると、重なった部分、すなわち車両の陰となる部分は車両に隠されてしまう。
【0040】
線画透明表示による車両の画像62は、車両の意匠が線画によって表現され、線画以外の部分は透明となっている。このような画像が車両周辺の画像に重ねられると、この透明部分を通して車両の陰となる部分が視認できるような画像が合成される。
【0041】
線画透明表示による車両の画像63は、車両の存在する領域が半透明で表現された画像である。車両を半透明で表示する方法としては、例えば車両と周辺の画像とが重なる部分における周辺の画像をそれ以外の周辺の画像より薄く表示させたものを、車両の画像として重ねる等、各種公知の半透明表示手段を用いることができる。このような半透明の画像が車両周辺の画像に重ねられることで、この半透明部分を通して車両の陰となる部分が視認できるような画像が合成される。
【0042】
枠線透明表示による車両の画像64は、車両の外周の輪郭が枠線によって表現され、この枠線の内側部分は透明となっている。このような画像が車両周辺の画像に重ねられると、この透明部分を通して車両の陰となる部分が視認できるような画像が合成される。
【0043】
なお、透過的表示としては、枠線表示、線画表示、半透明表示、透明表示を、本発明の課題が達成できる範囲内で適宜組み合わせたものを用いてもよい。また、画像62の線画の最外周部分、および画像64の枠線は、図6に示したように太線等で強調表示するようになっていてもよいし、強調表示されていなくてもよい。
【0044】
ステップ115の処理によって合成された画像の例を図7、図8に示す。図7においては、車両cは線画表示および半透明表示を組み合わせて表示されている。また、図8においては、車両cは枠線表示および線画表示を組み合わせて表示されている。これらによって、路上の駐車マスの枠の線71が視認できるようになっている。
【0045】
なお、画像処理ユニット5は、上記した車両の透過表示の方法のうち複数を実現できるようになっており、ステップ100で取得した設定情報に記載の透過表示方法の指定に基づいてそれらのうちの1つを選択して用いるようになっている。
【0046】
また、車両の枠線を表示するときには、設定情報に記載の車両の全長、全幅等の情報に基づいて枠線の大きさを決定する。また、車両の線画を表示するときは、設定情報に記載の車両の各パーツの形状、寸法、配置等の情報に基づいて線画の意匠を決定する。
【0047】
次にステップ120で、車両cの画像の一部として後輪の位置を示すための表示である後輪マーカの画像を車載モニタ3に出力する。図9に、枠線透明表示された車両cにおける後輪の位置を表示する方法の例を示す。後輪の位置の表示の具体例としては、図9に示す様に、後輪タイヤの領域91、後輪の車軸92、後輪タイヤが典型的な輪止めと接触する位置93がある。
【0048】
図10に、これら3つの後輪位置を示すための後輪マーカ91〜93の位置関係を示す。後輪タイヤの領域91、後輪の車軸92は、設定情報に記載されている車両のタイヤ、車軸等の配置の情報に基づいて決定される。また、後輪タイヤが典型的な輪止めと接触する位置93は、設定情報に記載されている輪止めの典型的な高さhおよびタイヤの外径rから、後輪タイヤが典型的な輪止めと接触する位置93と後輪の車軸92との間の距離Lを求めることで決定される。なお、図10の右上部に示した様な、車両の側方から見た場合の後輪タイヤの領域91と輪止め94との位置関係を示す画像を車載モニタ3に出力するようになっていてもよい。
【0049】
なお、画像処理ユニット5は、上記した車両の後輪の位置の表示の方法のうち複数を実現できるようになっており、ステップ100で取得した設定情報に記載の後輪の位置の表示方法の指定に基づいてそれらのうちの1つを選択して用いるようになっている。
【0050】
ステップ120の後、処理はステップ103に戻る。
【0051】
なお、上記したステップ103〜120のくり返し処理時において、画像処理ユニット5はスピーカ4に対して、例えば「周囲を確認してください」、「輪止めと車輪の位置関係を確認してください」等の、注意を促すメッセージの音声信号を繰り返し出力してもよい。
【0052】
ステップ170では、以前に描画したカメラ2の視野外の領域の画像を消去し、すなわち、現在のカメラの画像(鳥瞰図画像)のみを表示し、ステップ100に戻る。
【0053】
以上のような画像処理ユニット5および車両周辺表示プログラムの処理の、ステップ110および115によって、車両周辺の画像に車両c(すなわち自車両)の画像が重なることで合成された画像が車載モニタ3に表示される。そして、車両周辺の画像で車両cの陰となる部分が視認できるように、車両cの画像は半透明色、枠線、線図等で透過的に描かれているので、自車両の陰となる部分の車両周辺画像が隠されることによる情報の損失を抑えることができる。
【0054】
また、車両の画像には、後輪の位置を示す表示が含まれているので、車両の後輪と車止めとの位置関係が視認できる。これによって、輪止めに後輪が勢い良く当たって車輪が衝撃を受けることを避けるよう、ユーザが上記表示を確認して運転することができる。また例えば、車両cの乗るべきレール、駐車マスの枠線、駐車スペースの路面に書かれた駐車マス番号等の路面表示が隠されることが防止される。
【0055】
図11に、車両cの表示方法として枠線透明表示、後輪の位置表示方法としてタイヤ領域表示が用いられている場合に、図3のステップステップ103〜120の処理が繰り返された場合の車載モニタ3における表示画像の変化を示す。この図中に示された3つの表示画面(α)、(β)、(γ)は、車両cの後退時における時系列順に左から右へ並べられている。(α)、(β)、(γ)においては路上に書かれた白線71が、図(β)に示す段階で車止め94が車両cの陰に入るが、車両cが透過表示されているのでこれら白線71車止め94は隠されず、また後輪タイヤの領域91が併せて表示されるので、車止め94と後輪タイヤの領域91との位置関係が視認できる。
【0056】
なお、上記した実施形態において、図3のステップ100で画像処理ユニット5がフラッシュメモリから読み出す設定情報の記載内容を書き換えるための書き換え用プログラムがROMに保存されており、そのプログラムをユーザが実行することにより、この情報が書き換わるようになっていてもよい。この書き換え用プログラムは、ユーザが設定情報を特定する操作スイッチ群16を操作することで画像処理ユニット5に入力された信号に基づいて設定情報を書き換えるようになっていてもよいし、あるいはユーザが車種(例えばセダン、ワゴン等の車両区分、カローラ(登録商標)、フィールダー(登録商標)等の車両の名称)を特定する操作をスイッチ群16に対して行うことによって画像処理ユニット5に入力された信号、およびROMまたはフラッシュメモリに保存された車種と設定情報との対応表に基づいて設定情報を書き換えるようになっていてもよい。
【0057】
また、上記した実施形態において、専用の車両周辺表示装置1として本発明を実現しているが、例えば車載の後方カメラから映像信号の入力を受けるカーナビゲーション装置の一機能として、車両周辺表示装置1の上記した機能が実現されていてもよい。
【0058】
また、上記した実施形態においては、撮像表示処理手段は鳥瞰図を表示するようになっているが、必ずしも鳥瞰図に限る必要はなく。例えば斜視図であってもよいし、3次元的表示であってもよい。すなわち、撮像表示処理手段が表示手段に表示させる形式は、車両周辺の画像に車両cの陰になる部分ができるような形式となっていれば足りる。
【0059】
また、上記した実施形態において、画像処理ユニット5および画像処理ユニット5が実行するプログラムは、取得した車両周辺の画像中の輪止めの存在を認識するようになっていてよい。更に、この輪止めに車両が接近したことを検知すると、車載モニタ3に表示させる画像を、当該輪止め近辺を拡大した画像とするようになっていてもよい。
【0060】
また、画像処理ユニット5および画像処理ユニット5が実行するプログラムは、認識した輪止めの地上からの高さを検知するようになっており、この検知に基づいて、車両cの後輪における当該輪止めとの接触位置を検出し、この検出した接触位置を図3のステップ120において表示するようになっていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における主要なシステム構成を示す図である。
【図2】画像処理ユニット5の当該車両cに搭載された装置との入出力関係を示すブロック図である。
【図3】車両周辺表示プログラムのフローチャートである。
【図4】図3のステップ110における鳥瞰図画像への変換を説明する図である。
【図5】図3のステップ110における鳥瞰図画像への変換前後の画像の一例を示す図である。
【図6】透過的な車両の画像の具体例を示す図である。
【図7】図3のステップ115の処理によって合成された画像の一例を示す図である。
【図8】図3のステップ115の処理によって合成された画像の一例を示す図である。
【図9】枠線透明表示された車両cにおける後輪の位置を表示する方法の例を示す図である。
【図10】後輪マーカ91〜93の位置関係を示す図である。
【図11】車載モニタ3における表示画像の変化の一例を示す図である。
【図12】従来例において、駐車マス95に車両を停止させるとき、に表示される車両c周辺の鳥瞰図である。
【符号の説明】
1…車両周辺表示装置、2…カメラ、3…車載モニタ、4…スピーカ、
5…画像処理ユニット、6…操作スイッチ群、7…画像取り込み装置、
8…ジャイロスコープ、9…車速センサ、10…シフト位置センサ
61…塗りつぶし表示による車両の画像、
62…線画透明表示による車両の画像、63…半透明表示による車両の画像、
64…枠線透明表示による車両の画像、91…後輪タイヤの領域、
92…後輪の車軸、93…後輪タイヤが典型的な輪止めと接触する位置、
94…車止め、95…駐車マス。
Claims (10)
- 撮影された車両周辺の画像を取得する取得手段(105)と、
前記取得手段が取得した車両周辺の画像で自車両の陰となる部分が視認できるように、前記車両周辺の画像と自車両の画像とを表示手段(3)に表示させる表示制御手段(110、115、120)と、
を備えた車両周辺表示装置。 - 前記表示制御手段は、前記車両周辺の画像と前記自車両の画像を透過的な画像とすることで、前記取得手段が取得した車両周辺の画像で自車両の陰となる部分が視認できるようにすることを特徴とする請求項1に記載の車両周辺表示装置。
- 前記表示制御手段は、前記自車両の画像を、その自車両の外枠線が描かれ、かつこの外枠線の内側部分が透明となっているものとすることを特徴とする請求項2に記載の車両周辺表示装置。
- 前記表示制御手段は、前記自車両の画像を半透明なものとすることを特徴とする請求項2に記載の車両周辺表示装置。
- 前記表示制御手段は、前記自車両の画像を更にその自車両の外枠が描かれたものとすることを特徴とする請求項4に記載の車両周辺表示装置。
- 前記表示制御手段は、前記自車両の画像を更にその自車両の線画が描かれたものとすることを特徴とする請求項2ないし5のいずれか1つに記載の車両周辺表示装置。
- 前記表示制御手段は、前記自車両の画像を更に前記自車両の車輪と輪止めとの位置関係が視認できるようなものとすることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の車両周辺表示装置。
- 前記表示制御手段は、前記自車両の画像を更にその自車両の車輪の位置が示されたものとすることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の車両周辺表示装置。
- 前記表示制御手段は、前記自車両の画像を更に、その自車両の車輪のうち前記輪止めに接触する部分の位置が示されたものとすることを特徴とする請求項7に記載の車両周辺表示装置。
- 撮影された車両周辺の画像を取得する取得手段(105)、および
前記取得手段が取得した車両周辺の画像で自車両の陰となる部分が視認できるように、前記車両周辺の画像と自車両の画像とを表示手段(3)に表示させる表示制御手段(110、115、120)としてコンピュータを機能させる車両周辺表示プログラム。
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