JP2004331532A - Method for producing purified acetophenone - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クメン法フェノールの製造プロセスから副生する粗アセトフェノンから精製アセトフェノンを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
クメン法フェノールの製造プロセスから副生する粗アセトフェノンは、概略、クメンヒドロパーオキサイドの酸分解によって得られる粗フェノールからフェノールを蒸留分離した塔底液を熱分解することによって得られ、不純物としてフェノール等を含有している。
【0003】
上記の粗アセトフェノンからフェノール等を分離して精製して精製アセトフェノンを製造する方法としては、アルカリ水溶液で粗アセトフェノンを処理し、アセトフェノンとフェノラート水溶液に油水分離した後、回収したアセトフェノン層に酸を添加してpH7以下にして蒸留する方法が知られている(例えば特許文献1参照)。そして、この方法において、蒸留は、常圧で十分であるが、減圧が望ましく50〜100mmHg(6.66〜13.33kPa)で行われ、また、精製アセトフェノンは、蒸留塔の塔頂から抜出すか又はサイドカットによって抜出される。
【0004】
しかしながら、上記の方法は、精製アセトフェノンの純度については問題ないものの、蒸留前のフェノール抽出処理のため、油水分離槽およびその付帯設備が必要となり、且つ、フェノール当量分のアルカリ(通常は苛性ソーダ)を使用するため、経済的でない。
【0005】
【特許文献1】
特開昭59−31719号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記実情に鑑みなされたものであり、その目的は、粗アセトフェノンのアルカリによるフェノール抽出処理を必要とせず、アセトフェノンの品質要求を満たし、しかも、経済的かつ運転的に有利な精製アセトフェノンの製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、フェノール含有量5〜30重量%の粗アセトフェノンは、減圧蒸留によるならば、不純物として含有されている殆どのフェノール及びクレゾールがアセトフェノンと温度最高共沸混合物を形成して塔底部に残るため、蒸留前のフェノール抽出処理を必要とせず、高純度のアセトフェノンを製造し得るとの知見を得、本発明の完成に到った。
【0008】
すなわち、本発明の要旨は、クメン法フェノールの製造プロセスから副生するフェノール含有量5〜30重量%の粗アセトフェノンから精製アセトフェノンを製造するに当たり、フェノール抽出処理を行わず、塔底圧力が13.33kPa以下の減圧になされたアセトフェノン精製蒸留塔に粗アセトフェノンを導いて蒸留することを特徴とする精製アセトフェノンの製造方法に存する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に基づき詳細に説明する。図1は、本発明に係る精製アセトフェノンの製造プロセスの好ましい態様の一例の説明図である。
【0010】
本発明は、クメン法フェノールの製造プロセスから副生するフェノール含有量5〜30重量%の粗アセトフェノンを原料とする。以下の表1は、低沸点順に並べて示す粗アセトフェノンの組成の一例である。なお、表中、( )内の温度は常圧沸点である。
【0011】
【表1】
【0012】
上記の様な粗アセトフェノンは、クメン法フェノールの製造プロセスにおいて、好適には、概略次の様にして得られる。すなわち、先ず、粗アセトン蒸留塔(図示せず)においてクメンヒドロパーオキサイドの酸分解物から粗アセトンを蒸留分離して粗フェノールを得、粗フェノール蒸留塔(図示せず)において上記の粗フェノールからフェノールを蒸留分離して塔底液を回収し、熱分解工程(図示せず)において上記の塔底液を熱分解する。この熱分解は通常250〜320℃の温度で行われ、熱分解物の組成は、通常、アセトフェノン、フェノール、α−メチルスチレン、クメン、少量の高沸物などから成る。次いで、粗アセトフェノン蒸留塔(10)において上記の熱分解の生成物から、クメン、α−メチルスチレン、フェノールを含む有価成分を蒸留分離して粗アセトフェノンを回収する。
【0013】
粗アセトフェノン蒸留塔(10)において、熱分解物は、略中段の原料供給ライン(1)から供給され、塔頂蒸気(クメン、α−メチルスチレン、フェノールを含む熱分解有価物)は、コンデンサー(20)によって凝縮された後、分離用ドラム(30)に貯留され、その一部は塔頂抜出しライン(2a)から抜出され、残部は還流ライン(2b)から塔頂部に還流される。一方、塔底液(重質分)の一部は、塔底抜出しライン(3)から抜出され、残部はリボイラー(40)によって加熱された後、塔底部に戻される。そして、フェノール含有量5〜30重量%の粗アセトフェノンは、回収部下部からサイドカットとして抜出され、原料供給ライン(4)を通し、後述するアセトフェノン精製蒸留塔(50)に供給される。上記の様な粗アセトフェノンのサイドカットは重質分の含有量が少ないという利点がある。
【0014】
粗アセトフェノン蒸留塔(10)の操作条件は、フェノール含有量5〜30重量%(好ましくしは10〜20重量%)の粗アセトフェノンを回収し得る限り、特に制限されず、適宜選択することが出来る。蒸留塔の理論段数は、操作圧力などによって異なるが、濃縮部において、通常10〜40段、好ましくは20〜30段、回収部において、通常10〜30段、好ましくは15〜20段とされ、操作圧力(塔底圧力)は、常圧ないし微加圧(〜132kPa)、還流比は1.5〜3、塔頂温度は70〜100℃、塔底温度は200〜250℃とされる。また、粗アセトフェノンがサイドカットされる位置は、蒸留帯域の下から30%以下(好ましくは10%以下)の高さに相当する位置とされる。また、塔頂抜出しライン(2a)から抜出される熱分解有価物の割合は、原料供給量比として、通常0.1〜1である。
【0015】
なお、本発明において、蒸留塔の回収部とは原料供給段より下の蒸留帯域、濃縮部とは原料供給段より上の蒸留帯域を意味し、蒸留帯域とは、蒸留塔の塔底部および塔頂部を除いた気液接触の行われる部分(すなわち、最下段から最上段までの領域)を意味する。
【0016】
本発明の最大の特徴は、上記の様な粗アセトフェノンから精製アセトフェノンを製造するに当たり、先行技術で示された蒸留前のフェノール抽出処理を行わず、そのまま、塔底圧力が13.33kPa(100mmHg)以下の減圧になされたアセトフェノン精製蒸留塔(50)に粗アセトフェノンを導いて蒸留する点にある。
【0017】
すなわち、本発明者らの知見によれば、減圧条件下では、精製アセトフェノン中の殆どのフェノール及びクレゾールはアセトフェノンと温度最高共沸混合物を形成して塔底部として残る。そして、蒸留塔の圧力がより減圧であれば、純アセトフェノンの沸点と上記の共沸混合物の沸点との間の温度差が大きくなり、両者の蒸留分離が容易となる。その結果、蒸留塔の段数は比較的少なくて済む。斯かる観点から、アセトフェノン精製蒸留塔(50)の塔底圧力は、好ましくは6.66kPa(50mmHg)以下、更に好ましくは5.33kPa(40mmHg)以下であり、その下限は、減圧設備の能力から、通常1.33kPa(10mmHg)である。
【0018】
アセトフェノン精製蒸留塔(50)において、粗アセトフェノンは原料供給ライン(4)から供給され、塔頂蒸気(α−メチルスチレン主体の軽沸物含有アセトフェノン)は、コンデンサー(60)によって凝縮された後、分離用ドラム(70)に貯留され、その一部は塔頂抜出しライン(5a)から抜出され、残部は還流ライン(5b)から塔頂部に還流される。一方、塔底液(フェノール及び高沸物含有アセトフェノン)の一部は、塔底抜出しライン(6)から抜出され、残部はリボイラー(80)によって加熱された後に、塔底部に戻される。
【0019】
そして、図示したプロセスの場合、フェノール含有量1重量%以下の高純度の精製アセトフェノンは、濃縮部上部の側流抜出しライン(7)からサイドカットとして抜出される。この場合の抜出し量は、フェノール濃度が上記の範囲になる様に調節される。
【0020】
アセトフェノン精製蒸留塔(50)の操作条件は、目的とする高純度の精製アセトフェノンを回収し得る限り、特に制限されず、適宜選択することが出来る。蒸留塔の理論段数は、減圧度(10〜100mmHg)によって異なるが、例えば、減圧度が約50mmHgの場合、濃縮部において、通常25〜40段、好ましくは30〜35段、回収部において、通常3〜15段、好ましくは5〜10段とされ、還流比は20〜100、塔頂温度は100〜110℃、塔底温度は110〜130℃とされる。また、精製アセトフェノンがサイドカットされる位置は、蒸留帯域の下から60〜90%(好ましくは65〜75%)の高さに相当する位置とされる。また、塔頂抜出しライン(5a)から抜出される軽沸物含有アセトフェノンの割合は、原料の粗アセトフェノンの組成見合いであるが、原料供給量比として、通常0.01〜0.1である。
【0021】
そして、アセトフェノン精製蒸留塔(50)の塔頂から留出させた軽沸物含有アセトフェノン並びに塔底から抜出したフェノール及び高沸物含有アセトフェノンは、循環ライン(8)を通し、粗アセトフェノン蒸留塔(10)の原料供給ライン(1)に供給される。斯かる操作により、有価成分の回収率が向上する利点がある。
【0022】
本発明においては、上記に代えて、アセトフェノン精製蒸留塔(50)の塔底から抜出したフェノール及び高沸物含有アセトフェノンは、粗アセトン蒸留塔または粗フェノール蒸留塔(何れも図示せず)の原料供給段に供給してもよい。
【0023】
図示したアセトフェノン精製蒸留塔(50)において、原料供給ラインは、符号(4)で表された1箇所であるが、原料の粗アセトフェノンの組成変動を考慮し、2箇所以上設けることも出来る。同様に、精製アセトフェノンの抜出しラインも、塔頂の軽沸物含有アセトフェノンの組成変動を考慮し、2箇所以上設けることも出来る。
【0024】
また、図示したアセトフェノン精製蒸留塔(50)において、精製アセトフェノンは、濃縮部上部の側流抜出しライン(7)からサイドカットとして抜出されているが、目的とする精製アセトフェノンの純度によっては、側流抜出しライン(7)を設けず、塔頂抜出しライン(5a)から抜出すことも出来る。
【0025】
なお、本発明において、蒸留塔の種類は、特に制限はなく、多孔板塔、泡鐘塔、充填塔などの何れも使用できる。
【実施例】
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実施例に限定されるものでない。
【0026】
実施例1
原料の粗アセトフェノンとしては、クメン法フェノールの製造プロセスから副生する粗アセトフェノン、すなわち、粗アセトン蒸留塔においてクメンヒドロパーオキサイドの酸分解物から粗アセトンを蒸留分離して粗フェノールを得、粗フェノール蒸留塔において上記の粗フェノールからフェノールを蒸留分離して塔底液を回収し、熱分解工程において上記の塔底液を熱分解し、粗アセトフェノン蒸留塔において上記の熱分解の生成物から、クメン、α−メチルスチレン、フェノールを含む有価成分を蒸留分離して回収された粗アセトフェノンを使用した。この粗アセトフェノンの組成は表2に示す通りである。
【0027】
【表2】
【0028】
アセトフェノン精製蒸留塔(50)としては、理論段数40段であって、原料供給ライン(4)が最上段から31段目、側流抜出しライン(7)が最上段から13段目に設けられたの多孔板塔を使用した。
【0029】
そして、原料供給ライン(4)から粗アセトフェノンを供給し(100.0重量部/HR)、軽沸物含有アセトフェノンの一部を塔頂抜出しライン(5a)から抜出し(7.0重量部/HR)、フェノール及び高沸物含有アセトフェノンの一部を塔底抜出しライン(6)から抜出し(43.0重量部/HR)、精製アセトフェンを側流抜出しライン(7)から抜出した(50.0重量部/HR)。表3に蒸留条件を示し、表4に精製アセトフェンの分析結果を示す。
【0030】
【表3】
【0031】
【表4】
【0032】
実施例2
先ず、粗アセトン塔において、クメンヒドロパーオキサイドの熱分解物から蒸留分離して粗フェノールを得、粗フェノール塔において、粗フェノールからフェノールを蒸留分離した。そして、粗フェノール塔からの塔底液を熱分解工程で熱分解した。得られた熱分解生成物の組成は表5に示す通りである。
【0033】
【表5】
【0034】
次いで、上記の熱分解生成物を粗アセトフェノン塔(10)に供給して蒸留分離を行った。
【0035】
粗アセトフェノン塔(10)としては、理論段数35段であって、原料供給ライン(1)が最上段から25段目に設けられ、側流抜出しライン(4)(アセトフェノン精製蒸留塔(10)の原料供給ライン(4)に相当)が最上段から33段目に設けられた多孔板塔を使用した。
【0036】
そして、原料供給ライン(1)から熱分解生成物を供給し(100 .0重量部/HR)、熱分解有価物の一部を塔頂抜出しライン(2a)から抜出し(67.8重量部/HR)、重質分の一部を塔底抜出しライン(3)から抜出し(9.0重量部/HR)、粗アセトフェンを側流抜出しライン(4)から抜出した(23.2重量部/HR)。表6に蒸留条件を示し、表7に粗アセトフェンの分析結果を示す。
【0037】
【表6】
【0038】
【表7】
【0039】
次いで、上記の粗アセトフェノンをアセトフェノン精製蒸留塔(50)に供給して蒸留分離を行った。
【0040】
アセトフェノン精製蒸留塔(50)としては、理論段数40段であって、原料供給ライン(4)が最上段から31段目、側流抜出しライン(7)が最上段から13段目に設けられたの多孔板塔を使用した。
【0041】
そして、原料供給ライン(4)から粗アセトフェノンを供給し(23.2重量部/HR)、軽沸物含有アセトフェノンの一部を塔頂抜出しライン(5a)から抜出し(1.6重量部/HR)、フェノール及び高沸物含有アセトフェノンの一部を塔底抜出しライン(6)から抜出し(2.3重量部/HR)、精製アセトフェンを側流抜出しライン(7)から抜出した(9.3重量部/HR)。表8にアセトフェノン精製蒸留塔(50)の蒸留条件を示し、表9に精製アセトフェンの分析結果を示す。
【0042】
【表8】
【0043】
【表9】
【0044】
上記の表4及び表9の結果から明らかな様に、本発明によれば、蒸留前のフェノール抽出処理を行わずに、純度99重量%以上の高純度アセトフェノンを製造することが出来る。
【0045】
【発明の効果】
以上説明した本発明によれば、粗アセトフェノンのアルカリによるフェノール抽出処理を必要とせず、アセトフェノンの品質要求を満たし、しかも、経済的かつ運転的に有利な精製アセトフェノンの製造方法を提供され、本発明の工業的価値は顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る精製アセトフェノンの製造プロセスの好ましい態様の一例の説明図
【符号の説明】
1:原料供給ライン
2a:塔頂抜出しライン
2b:還流ライン
3:塔底抜出しライン
4:側流抜出しライン(原料供給ライン)
5a:塔頂抜出しライン
5b:還流ライン
6:塔底抜出しライン
7:側流抜出しライン
8:循環ライン
10:粗アセトフェノン蒸留塔
20:コンデンサー
30:分離用ドラム
40:リボイラー
50:アセトフェノン精製蒸留塔
60:コンデンサー
70:分離用ドラム
80:リボイラー[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for producing purified acetophenone from crude acetophenone by-produced from a process for producing cumene phenol.
[0002]
[Prior art]
Crude acetophenone by-produced from the cumene phenol production process is generally obtained by pyrolyzing the bottom liquid obtained by distilling and separating phenol from crude phenol obtained by acid decomposition of cumene hydroperoxide. It contains.
[0003]
As a method for producing purified acetophenone by separating and purifying phenol and the like from the above crude acetophenone, treating the crude acetophenone with an aqueous alkali solution, separating oil and water into an aqueous acetophenone and phenolate solution, and then adding an acid to the collected acetophenone layer (See, for example, Patent Document 1). In this method, distillation is carried out at a normal pressure, but preferably at a reduced pressure of 50 to 100 mmHg (6.66 to 13.33 kPa), and purified acetophenone is extracted from the top of the distillation column. Pulled out by a cut or side cut.
[0004]
However, in the above method, although there is no problem with the purity of the purified acetophenone, an oil-water separation tank and ancillary equipment are required for the phenol extraction treatment before distillation, and alkali (usually caustic soda) for a phenol equivalent is required. Not economical to use.
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-59-31719
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to eliminate the need for phenol extraction treatment of crude acetophenone with alkali, satisfy the quality requirements of acetophenone, and be economically and operationally advantageous for purified acetophenone. It is to provide a manufacturing method of.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies, the present inventors have found that crude acetophenone having a phenol content of 5 to 30% by weight can be obtained by distillation under reduced pressure. Since the mixture was formed and remained at the bottom of the column, it was found that high-purity acetophenone could be produced without the need for phenol extraction before distillation, and the present invention was completed.
[0008]
That is, the gist of the present invention is to produce a purified acetophenone from a crude acetophenone having a phenol content of 5 to 30% by weight which is a by-product of the cumene phenol production process. A method for producing purified acetophenone, which comprises introducing crude acetophenone into a purified acetophenone distillation column at a reduced pressure of 33 kPa or less and distilling the crude acetophenone.
[0009]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. FIG. 1 is an explanatory diagram of an example of a preferred embodiment of the process for producing purified acetophenone according to the present invention.
[0010]
The present invention uses, as a raw material, crude acetophenone having a phenol content of 5 to 30% by weight as a by-product from the cumene phenol production process. Table 1 below shows an example of the composition of crude acetophenone shown in the order of low boiling point. In the table, the temperature in parentheses is the normal boiling point.
[0011]
[Table 1]
[0012]
The crude acetophenone as described above is preferably obtained in the production process of cumene phenol preferably in the following manner. That is, first, crude acetone is distilled and separated from the acid degradation product of cumene hydroperoxide in a crude acetone distillation column (not shown) to obtain crude phenol, and the crude phenol is separated from the crude phenol in a crude phenol distillation column (not shown). The phenol is removed by distillation to recover the bottom liquid, and the above-mentioned bottom liquid is thermally decomposed in a pyrolysis step (not shown). This pyrolysis is usually performed at a temperature of 250 to 320 ° C., and the composition of the pyrolyzate usually consists of acetophenone, phenol, α-methylstyrene, cumene, a small amount of high-boiling substances, and the like. Next, in the crude acetophenone distillation column (10), valuable components containing cumene, α-methylstyrene, and phenol are separated by distillation from the product of the thermal decomposition to recover crude acetophenone.
[0013]
In the crude acetophenone distillation tower (10), the thermal decomposition product is supplied from a substantially middle-stage raw material supply line (1), and the overhead vapor (thermal decomposition valuables containing cumene, α-methylstyrene, phenol) is supplied to a condenser ( After being condensed by (20), it is stored in a separation drum (30), a part of which is withdrawn from a top extraction line (2a), and the remainder is refluxed to a top from a reflux line (2b). On the other hand, a part of the bottom liquid (heavy fraction) is withdrawn from the bottom extraction line (3), and the remainder is heated by the reboiler (40) and then returned to the bottom of the column. Then, the crude acetophenone having a phenol content of 5 to 30% by weight is withdrawn from the lower part of the recovery section as a side cut, and supplied to the acetophenone purification distillation column (50) described later through the raw material supply line (4). The side cut of crude acetophenone as described above has an advantage that the content of heavy components is small.
[0014]
The operating conditions of the crude acetophenone distillation column (10) are not particularly limited and can be appropriately selected as long as crude acetophenone having a phenol content of 5 to 30% by weight (preferably 10 to 20% by weight) can be recovered. . The number of theoretical plates of the distillation column varies depending on the operating pressure and the like, but is usually 10 to 40 plates, preferably 20 to 30 plates in the concentration unit, and is usually 10 to 30 plates, preferably 15 to 20 plates in the recovery unit. The operating pressure (bottom pressure) is from normal pressure to slight pressurization (up to 132 kPa), the reflux ratio is 1.5 to 3, the top temperature is 70 to 100 ° C, and the bottom temperature is 200 to 250 ° C. The position where the crude acetophenone is side-cut is a position corresponding to a height of 30% or less (preferably 10% or less) from the bottom of the distillation zone. The ratio of the pyrolysis valuables extracted from the top extraction line (2a) is usually 0.1 to 1 as a raw material supply amount ratio.
[0015]
In the present invention, the recovery part of the distillation column means a distillation zone below the raw material supply stage, the enrichment part means a distillation zone above the raw material supply stage, and the distillation zone means the bottom and the column of the distillation column. It means a portion where gas-liquid contact is performed except for a top portion (that is, a region from the bottom to the top).
[0016]
The greatest feature of the present invention is that when producing purified acetophenone from the crude acetophenone as described above, the phenol extraction treatment before distillation shown in the prior art is not performed, and the column bottom pressure is kept at 13.33 kPa (100 mmHg). The point is that crude acetophenone is led to the acetophenone purification distillation column (50) which has been subjected to the following reduced pressure for distillation.
[0017]
That is, according to the findings of the present inventors, under reduced pressure conditions, most of phenol and cresol in purified acetophenone form an azeotropic mixture with acetophenone at the highest temperature and remain as the bottom of the column. If the pressure in the distillation column is further reduced, the temperature difference between the boiling point of pure acetophenone and the boiling point of the azeotropic mixture becomes large, so that the two can be easily separated by distillation. As a result, the number of stages in the distillation column can be relatively small. From such a viewpoint, the bottom pressure of the acetophenone purification distillation column (50) is preferably 6.66 kPa (50 mmHg) or less, more preferably 5.33 kPa (40 mmHg) or less. , Usually 1.33 kPa (10 mmHg).
[0018]
In the acetophenone purification distillation column (50), crude acetophenone is supplied from a raw material supply line (4), and overhead vapor (α-methylstyrene-based acetophenone containing a light boiler) is condensed by a condenser (60). It is stored in a separation drum (70), a part of which is withdrawn from the tower top withdrawal line (5a), and the remainder is refluxed with a reflux line (5b) to the tower top. On the other hand, a part of the bottom liquid (phenol and acetophenone containing high boiling substances) is withdrawn from the bottom extraction line (6), and the remainder is heated by the reboiler (80) and then returned to the bottom.
[0019]
Then, in the case of the illustrated process, high-purity purified acetophenone having a phenol content of 1% by weight or less is withdrawn as a side cut from a side-stream withdrawal line (7) above the concentrating section. In this case, the withdrawal amount is adjusted so that the phenol concentration falls within the above range.
[0020]
The operating conditions of the acetophenone purification distillation column (50) are not particularly limited, and can be appropriately selected as long as the objective high-purity purified acetophenone can be recovered. The theoretical plate number of the distillation column varies depending on the degree of pressure reduction (10 to 100 mmHg). For example, when the degree of pressure reduction is about 50 mmHg, usually 25 to 40, preferably 30 to 35, and usually 30 to 35 in the concentration section and the recovery section. It has 3 to 15 stages, preferably 5 to 10 stages, a reflux ratio of 20 to 100, a top temperature of 100 to 110 ° C, and a bottom temperature of 110 to 130 ° C. The position where the purified acetophenone is side-cut is a position corresponding to a height of 60 to 90% (preferably 65 to 75%) from the bottom of the distillation zone. The ratio of the acetophenone containing light-boiling substances withdrawn from the top extraction line (5a) is usually from 0.01 to 0.1 as a raw material supply ratio, although it depends on the composition of the crude acetophenone as the raw material.
[0021]
The light-boiling acetophenone distilled from the top of the acetophenone purification distillation column (50) and the phenol and high-boiling acetophenone extracted from the bottom of the column are passed through a circulation line (8) and passed through a crude acetophenone distillation column (50). It is supplied to the raw material supply line (1) of 10). By such an operation, there is an advantage that the recovery rate of valuable components is improved.
[0022]
In the present invention, in place of the above, phenol and acetophenone containing high boiling substances extracted from the bottom of the acetophenone purification distillation column (50) may be used as raw materials for a crude acetone distillation column or a crude phenol distillation column (neither is shown). It may be supplied to a supply stage.
[0023]
In the illustrated acetophenone purification / distillation tower (50), the raw material supply line is provided at one position represented by the reference numeral (4), but may be provided at two or more positions in consideration of the composition fluctuation of the raw material crude acetophenone. Similarly, two or more extraction lines for the purified acetophenone can be provided in consideration of the composition fluctuation of the acetophenone containing the light boiler at the top of the column.
[0024]
Further, in the illustrated acetophenone purification distillation column (50), the purified acetophenone is extracted as a side cut from the side flow extraction line (7) at the upper part of the concentrating unit, but depending on the purity of the target purified acetophenone, It is also possible to withdraw from the tower top extraction line (5a) without providing the flow extraction line (7).
[0025]
In the present invention, the type of the distillation column is not particularly limited, and any of a perforated plate column, a bubble column column, a packed column and the like can be used.
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to examples. However, the present invention is not limited to the following examples unless it exceeds the gist.
[0026]
Example 1
The crude acetophenone as a raw material is crude acetophenone by-produced from the cumene phenol production process, that is, crude phenol is obtained by distilling and separating crude acetone from the acid decomposition product of cumene hydroperoxide in a crude acetone distillation column, and crude phenol is obtained. In the distillation column, phenol is separated from the crude phenol by distillation to recover a bottom solution, and the bottom solution is thermally decomposed in a pyrolysis step. From the product of the thermal decomposition in the crude acetophenone distillation column, cumene is obtained. Crude acetophenone recovered by distilling and separating valuable components including α-methylstyrene and phenol was used. The composition of this crude acetophenone is as shown in Table 2.
[0027]
[Table 2]
[0028]
As the acetophenone purification distillation column (50), the number of theoretical plates was 40, and the raw material supply line (4) was provided at the 31st stage from the top, and the side-stream extraction line (7) was provided at the 13th stage from the top. Was used.
[0029]
Then, crude acetophenone is supplied from the raw material supply line (4) (100.0 parts by weight / HR), and a part of the acetophenone containing light boilers is withdrawn (7.0 parts by weight / HR) from the top extraction line (5a). ), A part of acetophenone containing phenol and high boiling substances was withdrawn from the bottom extraction line (6) (43.0 parts by weight / HR), and purified acetophen was withdrawn from the sidestream extraction line (7) (50.0 weight). Parts / HR). Table 3 shows the distillation conditions, and Table 4 shows the analysis results of the purified acetophen.
[0030]
[Table 3]
[0031]
[Table 4]
[0032]
Example 2
First, crude phenol was obtained by distillation separation from the thermal decomposition product of cumene hydroperoxide in a crude acetone tower, and phenol was distilled and separated from crude phenol in a crude phenol tower. Then, the bottom liquid from the crude phenol tower was pyrolyzed in a pyrolysis step. The composition of the obtained pyrolysis product is as shown in Table 5.
[0033]
[Table 5]
[0034]
Next, the above-mentioned thermal decomposition product was supplied to a crude acetophenone tower (10) to perform distillation separation.
[0035]
As the crude acetophenone column (10), the number of theoretical plates is 35, the raw material supply line (1) is provided at the 25th stage from the uppermost stage, and the side-stream extraction line (4) (of the acetophenone purification distillation column (10)) A perforated plate tower provided with a raw material supply line (4) at the 33rd stage from the top was used.
[0036]
Then, a pyrolysis product is supplied from the raw material supply line (1) (100.0 parts by weight / HR), and a part of the pyrolysis valuables is withdrawn from the tower top extraction line (2a) (67.8 parts by weight / HR). HR), a portion of the heavy fraction was withdrawn from the bottom extraction line (3) (9.0 parts by weight / HR), and crude acetophen was withdrawn from the sidestream extraction line (4) (23.2 parts by weight / HR). ). Table 6 shows the distillation conditions, and Table 7 shows the analysis results of crude acetophen.
[0037]
[Table 6]
[0038]
[Table 7]
[0039]
Next, the crude acetophenone was supplied to an acetophenone purification distillation column (50) to perform distillation separation.
[0040]
As the acetophenone purification distillation column (50), the number of theoretical plates was 40, and a raw material supply line (4) was provided at the 31st stage from the top, and a side-stream extraction line (7) was provided at the 13th stage from the top. Was used.
[0041]
Then, crude acetophenone is supplied from the raw material supply line (4) (23.2 parts by weight / HR), and a part of the acetophenone containing light boilers is withdrawn (1.6 parts by weight / HR) from the top extraction line (5a). ), Part of acetophenone containing phenol and high-boiling substances was withdrawn from the bottom extraction line (6) (2.3 parts by weight / HR), and purified acetophen was withdrawn from the sidestream extraction line (7) (9.3 weight). Parts / HR). Table 8 shows the distillation conditions of the acetophenone purification distillation column (50), and Table 9 shows the analysis results of the purified acetophen.
[0042]
[Table 8]
[0043]
[Table 9]
[0044]
As is clear from the results of Tables 4 and 9, according to the present invention, high-purity acetophenone having a purity of 99% by weight or more can be produced without performing a phenol extraction treatment before distillation.
[0045]
【The invention's effect】
According to the present invention described above, there is provided a method for producing purified acetophenone which does not require a phenol extraction treatment of crude acetophenone with alkali, satisfies the quality requirements of acetophenone, and is economically and operationally advantageous. The industrial value of is remarkable.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory view of an example of a preferred embodiment of a process for producing purified acetophenone according to the present invention.
1: Raw
5a:
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