JP2004324545A - Cogeneration device - Google Patents
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- Y02E20/14—Combined heat and power generation [CHP]
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- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Control Of Eletrric Generators (AREA)
Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
エンジンを備え、このエンジンに該エンジンで駆動される圧縮機、および、該エンジンで駆動される発電機を接続して電力供給と、冷熱供給とを行なう熱電併給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の熱電併給装置は、エンジンと、このエンジンの駆動力で駆動される発電機とを備え、前記エンジンを運転させて前記発電機を駆動させ、この発電機により発電された電力を商用電源へ系統連携させて電力供給を行ない、昼間の電力ピークの低減による電力消費量の平準化と、使用者への電力料金の負担を低減させ、さらに、前記エンジンの排気ガスや、冷却水の排熱は、水熱交換器などを介して温水へと回収し、例えば、給湯需要がある物件では、給湯用として前記温水を貯湯タンクへ貯湯し、前記給湯需要に応じて給湯を行なうという省エネルギー効果をもたらしていた。
【0003】
この様な熱電併給装置としては、前記エンジンと前記発電機とを直結接続し、前記エンジンと前記圧縮機とを断続的に接続する駆動伝達機構を介して接続し、前記発電機で発電される発電量を一定とするため、前記エンジンは一定回転数で運転させるものとなっていた。これに対し、前記圧縮機は、前記駆動伝達機構で、圧縮機の断続的な運転を行わせ空調負荷に合わせた運転が行われていた。
【0004】
また、この熱電併給装置では、燃料を前記エンジン内で燃焼させ、その熱エネルギーの一部を駆動力へと変換し、前記発電機を運転して発電エネルギーを生成しているため、この発電機から供給される電力供給量に比べ、前記エンジンから回収できる熱供給量の方がはるかに大きく、給湯需要が無い物件への導入が難しいものとなっていた。
【0005】
このため、前記給湯需要が無い物件では、前記エンジンから回収できた前記熱供給量を、デシカント空調機や、吸収式冷凍機などの熱を利用して運転される空気調和装置の熱源として利用し、空調運転を行わせる熱電併給装置が提案され、上記電力と、温水とを供給する熱電併給装置と同様に、省エネルギー効果をもたらしていた。(例えば、特許文献1参照)
【0006】
【特許文献1】
特開2001−324240号公報(第3−5頁、第1図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この特許文献1で示される様な熱電併給装置では、前記エンジンで前記発電機を運転する回転数を前記エンジンの最高効率点と成る様に設計しても、前記圧縮機の空調運転を行わせるために前記駆動伝達機構を接続状態とすることで、前記エンジンの前記回転数での出力と、前記発電機および前記圧縮機の負荷とのバランスが崩れてしまうため、エンジンの熱効率の最高効率点を外れたところでの運転を行ってしまうと言う問題点があった。
【0008】
また、スーパーマーケットや、コンビニエンスストアなどの店舗では、上記熱電併給装置を設置しても空調などのほかにも食品などの冷却保存を行なう冷蔵冷凍機を設置する必要があるため、前記熱電併給装置を設置して消費電力を軽減できたとしても、前記冷蔵冷凍機の室外ユニットを別途設置しなければならず、前記室外ユニットの設置スペースの確保および設置工事を別途行わなければならないと言う問題もあった。
【0009】
そこで、本発明の目的は、エンジンの熱効率を改善するとともに、省スペース性および設置工事性を向上させた熱電併給装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、エンジンの一端へ、可変速伝達機構を介して接続される電力供給用の発電機を備え、他端へ前記エンジンの駆動力で駆動される冷熱供給用の圧縮機を接続して同一の筐体内に備え、電力供給と、冷熱供給とを行なう熱電併給装置において、前記圧縮機の負荷に合わせて、前記エンジンの回転数を制御すると共に、前記回転数での熱効率が最高熱効率となる前記エンジンの出力を演算し、前記圧縮機へかかる前記エンジンの出力の余剰出力を演算して、この余剰出力に相当する負荷と成る様、前記発電機の回転数を制御する制御手段を備えたことを特徴とするものである。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記制御手段は、前記余剰出力が減少した場合には、前記可変速伝達機構で減速して前記発電機の負荷を軽減させ、前記余剰出力が増加した場合には、前記可変速伝達機構で増速して前記発電機の負荷を増加させることを特徴とするものである。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のものにおいて、前記制御手段は、前記エンジンの回転数と出力と熱効率とのデータを収録したテーブルマップを備え、このテーブルマップに基づいて前記回転数での前記エンジンの出力および熱効率を演算することを特徴とするものである。
【0013】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載のものにおいて、前記筐体内へ電力で駆動される圧縮機を備えて、前記発電機で発電した電力を利用可能に接続したことを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について、図1〜図4を参照しながら説明する。
【0015】
本発明によるエンジンの熱効率を改善するとともに、省スペース性および設置工事性を向上させた熱電併給装置の第1実施形態について示す。まず、図1に示す様に、熱電併給装置1へ、食品などを冷却保存する冷凍機2と、デシカント空調機3と、室内ユニット4とが接続されて設けられていると共に、例えば、単相3線式100Vの電灯線電源系統である商用電源へ熱電併給装置1が、電力供給線34により接続されている。そして、熱電併給装置1は、主に、発電部6と、熱回収部7と、第1冷凍回路部8と、第2冷凍回路部9とが筐体5に納められて構成されている。なお、前記電灯線電源系統は、図示しない電灯負荷等へと接続されている。
【0016】
発電部6は、エンジン10の駆動力により駆動され、後述する制御部34により能力可変に制御されるCVTなどの可変速伝達機構15を備えた発電機11と、前記発電機11で発電された電力を前記電灯線電源系統へ系統連携させて出力する系統連携装置12と、この系統連携装置12から出力された電力を商用電源側へ供給する電力供給線13と、前記電灯線電源系統の位相、および、前記系統連携装置12から供給される電力の方向を検出する電力供給センサ14とで構成されており、上記発電機11は、エンジン10の一端へ接続されている。系統連携装置12は、単相3線式100Vとして、電灯線電源系統へ電力供給されるものとなっており、図中R相と、S相との間、および、S相と、T相との間にそれぞれ単相100Vの電源を、R相と、T相との間に単相200Vの電源を供給出来るものとなっている。
【0017】
熱回収部7は、エンジン10からの排気ガスより熱回収を行う排気熱交換器16と、前記排気ガスを大気へと排出する排気トップ17と、前記冷却水を循環させる冷却水ポンプ18と、デシカント空調機3への熱供給を行なう水熱交換器19と、この水熱交換器19で余剰となった熱を大気へ放熱させるラジエータ20と、前記冷却水の温度により、前記冷却水の循環経路を切り替える第1三方弁21、および、第2三方弁22とで構成されている。
【0018】
第1冷凍回路部8は、前記エンジン10の駆動力により駆動され冷媒を圧縮する第1圧縮機23と、この第1圧縮機23から吐出された前記冷媒の循環方向を反転させる第1四方弁24と、前記冷媒と大気との熱交換を行わせる第1室外熱交換器25と、前記冷媒の減圧を行なう第1減圧弁26と、室内ユニット4を循環して戻った冷媒の気液分離を行なう第1アキュームレータ27とが冷媒配管で接続されて構成されている。
【0019】
第2冷凍回路部9は、電力により駆動され冷媒を圧縮する第2圧縮機28と、この第2圧縮機28から吐出された前記冷媒の循環方向を反転させる第2四方弁29と、前記冷媒と大気との熱交換を行わせる第2室外熱交換器30と、前記冷媒の減圧を行なう第2減圧弁31と、冷凍機2を循環して戻った冷媒の気液分離を行なう第2アキュームレータ32とが冷媒配管で接続されて構成されている。なお、この第2圧縮機28は、キャパシタを備えて運転される圧縮機としても、インバータを備えて能力可変に運転される圧縮機としても良い。
【0020】
また、前記第2圧縮機28の電源は、前記系統連携装置12の出力側から前記電灯線電源系統へ接続されている電力供給線13の両端の相、つまり、図中でR相と、T相との間にかかる単相200V側へ接続されており、前記電力供給センサ14は、前記電力供給線13上で、前記第2圧縮機28の電源が接続されている位置よりも前記電灯線電源系統側の位置に設けられている。
【0021】
さらに、発電部6、熱回収部7、第1冷凍回路部8、第2冷凍回路部9、エンジン10の制御を行なう制御部34が、筐体5内に内蔵されている。
【0022】
冷凍機2には、第2冷凍回路部9に接続された第2室内熱交換器36が備えられており、室内ユニット4には、第1冷凍回路部8に接続された第1室内熱交換器35と、室内温度センサ37とが備えられている。
【0023】
そして、前記制御部34には、図2に示す様に、エンジン10の各回転数におけるエンジン10の出力と熱効率のデータとを収録したテーブルマップ40が備えられており、このテーブルマップに基づいて制御部34から前記発電部6が制御されるものとなっている。
【0024】
そして、この熱電併給装置1の運転について説明すると、先ず、室内ユニット4の運転が開始されると、室内温度センサ37で室内ユニット4が据付けられた部屋の温度が検出され、図示しない室内ユニット4の室内制御部で空調負荷KH1が演算されて、図示しない通信配線により制御部34へ前記空調負荷KH1とエンジン10の運転開始の指示が送信される。この室内ユニット4からの送信を受けた制御部34では、送信された前記空調負荷KH1から圧縮機23の運転能力を演算してエンジン10の回転数R1を決定すると共に、エンジン10の前記回転数R1での圧縮機負荷HC1を演算する。これと同時に、制御部34に備えられた上記テーブルマップ40に基づいて、エンジン10の前記回転数R1での最大熱効率MTH1となる出力P1を演算し、この出力P1と前記圧縮機負荷HC1との差からエンジン10の余剰出力Ps1が演算される。そして、制御部34は、発電機11の負荷HO1が、前記余剰出力Ps1に相当する負荷と成る様に可変速伝達機構15を制御してエンジン10の運転を開始させる。
【0025】
これにより、図1に示す様に、エンジン10の駆動力で、圧縮機23が駆動され、室内ユニット4が冷房運転であれば、圧縮機23から吐出された冷媒は、第1四方弁24を経由して第1室外熱交換器25へと流入し、この第1室外熱交換器25で前記冷媒は、外気との熱交換を行い凝縮し、第1減圧弁26で減圧されて室内ユニット4の室内熱交換器35へ流入する。しかる後、室内熱交換器35で室内空気と熱交換して前記冷媒は蒸発し、再度、第1四方弁24を経由して第1アキュームレータ27を経て第1圧縮機23へと戻る順路で循環し、室内が冷房される。
【0026】
また、発電機11は、上記制御部34からエンジン10の前記余剰出力Ps1に対応した前記負荷HO1となるよう可変速伝達機構15が制御されているため、この負荷HO1に見合う発電量を発電し、電力供給センサ14で検出された位相と電力の方向に基づいて、系統連携装置12で商用電源(例えば、上記3相、交流100V)へと変換され、電力供給線13から前記電灯線電力系統へと供給される。
【0027】
そして、室内ユニット4の空調負荷HK1が減少し、空調負荷HK2となった場合には、この空調負荷HK2が室内ユニット4から熱電併給装置1の制御部34へ、図示しない通信配線で送信され、この送信を受けた制御部34は、再度、空調負荷HK2から圧縮機23の運転能力を演算し直して、エンジン10の回転数R2を決定すると共に、エンジン10の前記回転数R1での圧縮機負荷HC2を演算する。これと同時に、制御部34に備えられたテーブルマップ40に基づいて、エンジン10の前記回転数R2での最大熱効率MTH2となる出力P2を演算し、この出力P2と前記圧縮機負荷HC2との差からエンジン10の余剰出力Ps2が演算される。そして、制御部34は、発電機11の負荷HO2が、前記余剰出力Ps2に相当する負荷と成る様に可変速伝達機構15を制御してエンジン10の運転を継続させる。
【0028】
これにより、エンジン10の回転数は低下し、圧縮機23から吐出される冷媒が減少するため、第1室外熱交換器25で凝縮する冷媒量も減少し、室内ユニット4へ循環する冷媒量も減少して室内ユニット4の冷房能力も低減する。
【0029】
また、発電機11は、上記制御部34からエンジン10の前記余剰出力Ps2に対応した前記負荷HO2となるよう可変速伝達機構15が制御されているため、この負荷HO2に見合う発電量を発電し、電力供給センサ14で検出された位相と電力の方向に基づいて、系統連携装置12で商用電源(例えば、上記3相、交流100V)へと変換され、電力供給線13から前記電灯線電力系統へと供給される。
【0030】
上記説明をテーブルマップ40を用いて説明すると、図3に示す様に、室内ユニット4の空調負荷HK1からエンジン10の回転数R1が決定されると共に、前記回転数R1での圧縮機負荷HC1が演算された場合、エンジン10の回転数R1が、例えば、1800rpmとなり、圧縮機負荷HC1が点Aの位置にあるとすると、このエンジン10の回転数R1が1800rpmの時の最大熱効率MTH1となる出力P1が、テーブルマップ40に収録されたデータに基づいて演算される。しかる後、この出力P1と圧縮機負荷HC1との差からエンジン10の余剰出力Ps1が演算され、発電機11の負荷HO1が、前記余剰出力Ps1に相当する負荷と成る様に制御部34から可変速伝達機構15が制御される。これにより、室内ユニット4の空調負荷HK1に対応した空調運転が行えると共に、エンジン10は、最大熱効率MTH1での運転を行うことができる。
【0031】
そして、室内ユニット4の空調負荷HK1が減少して空調負荷HK2となり、例えば、前記空調負荷HK2からエンジン10の回転数R2が1500rpmとなった場合、圧縮機負荷HC2が点Bの位置にあったとすると、このエンジン10の回転数R2が1500rpmの時の最大熱効率MTH2となる出力P2が、テーブルデータ40に収録されたデータに基づいて演算される。しかる後、この出力P2と圧縮機負荷HC2との差からエンジン10の余剰出力Ps2が演算され、発電機11の負荷HO2が、前記余剰出力Ps2に相当する負荷と成る様に制御部34から可変速伝達機構15が制御される。これにより、室内ユニット4の空調負荷HK2に対応した空調運転が行えると共に、エンジン10は、最大熱効率MTH2での運転を行うことができる。
【0032】
さらに、この熱電併給装置1では、上述の図1に示す様に、商用電源の電力で駆動される第2圧縮機28を有する第2冷媒系統9が備えられており、この第2冷媒系統9は、食品などの冷凍冷蔵や加温を行う冷凍機2の冷媒熱交換器36へと接続されている。この第2冷媒系統9では、前記冷凍機2が食品の冷凍冷蔵を行う場合には、第2圧縮機28で圧縮された冷媒を、第2四方弁29を経由させて第2室外熱交換器30へと流入させ、この第2室外熱交換器30で前記冷媒を凝縮させて第2減圧弁31で減圧させ、冷凍機2の冷媒熱交換器36へと流入させる。しかる後、前記冷媒は、冷媒熱交換器36で蒸発して前記食品などの冷凍冷蔵を行い、第2四方弁29を経由して第2アキュームレータ32を経て第2圧縮機28へと戻る順路で循環する。
【0033】
また、前記冷凍機2が食品の加温を行う場合には、第2圧縮機28で圧縮された冷媒を、第2四方弁29を経由させて冷凍機2の冷媒熱交換器36へと流入させ、この冷媒熱交換器36で前記冷媒を凝縮させて前記食品の加温を行い、第2減圧弁31で減圧して第2室外熱交換器30で前記冷媒を凝縮させて第2四方弁29を経由させ、第2アキュームレータ32を経て第2圧縮機28へと戻る順路で循環する。
【0034】
ここで、前記第2圧縮機28へ電力を供給する電力線は、電力供給線13、つまり、系統連携装置12の出力側へ接続されているため、前記エンジン10が運転している場合には、発電機11で発電された電力を優先的に利用して上記食品などの冷凍冷蔵や加温を行うことができ、前記エンジン10が停止している場合には、商用電源の電力を利用して前記食品などの冷凍冷蔵や加温の運転を行うことが可能となっている。
【0035】
つまり、例えば、夏場などでは、空調負荷の増大する日中などは、エンジン10が運転され、発電機11での発電が行われて前記電灯線電源系統への電力供給が行われるため、第2圧縮機28で消費する前記電灯線電源系統から供給される電力が軽減され、前記空調負荷が減少する夜間は、前記電灯線電源系統から供給される電力で第2圧縮機28が運転される。
【0036】
この様に、制御部34へエンジン10の熱効率のデータを収録したテーブルマップ40を備え、このテーブルマップ40に基づいて可変速伝達機構15を制御して発電機11での発電を行わせることにより、エンジン10を最も熱効率が良い状態で運転させられるため、経済的な空調運転を行わせることができると共に、新たに冷凍機2の室外ユニットを設置し、この室外ユニットを商用電源系統へ接続する設置工事が不要となるため、省スペース性および設置工事性が向上する。
【0037】
また、この様な熱電併給装置としては、図4の第2実施形態に示す様な、熱電併給装置50とすることも可能である。
【0038】
この第2実施形態での熱電併給装置50では、上記第1実施形態に対し、第1冷媒系統8の第1圧縮機23から吐出される冷媒と、第2冷媒系統9の第2圧縮機28から吐出される冷媒とを合流させて、1つの冷媒系統51へと循環させ、この冷媒系統51を冷凍機2へと接続するものとしており、部屋の空調は、デシカント空調機3で行うものとしている。
【0039】
この第2実施形態では、第2圧縮機28をインバータなど能力を可変できる圧縮機として備えると共に、制御部34内にタイマaを備えて、夜間電力が利用可能な時間であるか否かを判断させ、冷媒系統51に接続された第1圧縮機23と第2圧縮機28とをそれぞれ制御して冷凍機2で前記食品などの冷凍冷蔵、或いは、加温を行うものとしている。
【0040】
例えば、制御部34内に備えたタイマaが、夜間電力が利用可能な時間帯以外の時間帯であることを判断すると、制御部34から第2圧縮機28を停止させると共に、エンジン10を運転させて第1圧縮器23を運転させ、この第1圧縮機23を冷凍機2の冷凍冷蔵負荷に応じた能力で運転させる。つまり、冷凍機2の冷凍冷蔵負荷に応じて、エンジン10の回転数を制御する。同時に、制御部34に備えられたテーブルマップ40に基づいて、エンジン10の最高熱効率MTHでの出力Pが演算されると共に、第1圧縮機23の圧縮機負荷HCが演算され、前記出力Pと前記圧縮機負荷HCからエンジン10の余剰出力Psが演算される。しかる後、発電機11の負荷HOが、この余剰出力Psに相当する負荷と成る様に可変速伝達機構15が制御部34から制御され、発電機11での発電が行われて前記電灯線電源系統へ接続された電灯負荷への電源供給が行われる。これにより、エンジン10を熱効率が最も良い状態で運転させられると共に、日中の電力使用量を低減させることができ、殆ど前記電灯線電源系統から供給される電力を消費すること無く冷凍機2の運転を行わせることができる。
【0041】
これに対し、制御部34内に備えた前記タイマaが、夜間電力が利用可能な時間帯であることを判断すると、制御部34からエンジン10を停止させて、発電機11および第1圧縮機23の運転を停止させると共に、第2圧縮機28の運転を開始させる。これにより、利用料金の安い夜間電力を利用して冷凍機2の運転を行わせることができる。
【0042】
なお、本実施の形態では、制御部34にエンジン10の熱効率のデータを収録したテーブルマップ40を備え、このテーブルマップ40に基づいて発電機11のエンジン10に対する負荷を制御する様説明したが、これに限らず、エンジン10の吸気側へ圧力センサ(バキューム或いはブースト)を設け、この圧力センサで検出された圧力信号に基づいて行うことも可能であり、また、前記エンジン10へ燃料ガスを供給するスロットルの開度を検出し、このスロットル開度信号に基づいて行うことも可能である。
【0043】
【発明の効果】
以上の説明より、エンジンの駆動力で駆動される圧縮機と発電機とを備え、前記圧縮機の負荷に応じて前記エンジンの回転数を制御すると共に、前記回転数での前記エンジンの熱効率が最高熱効率となる出力を演算して、前記圧縮機へかかる前記エンジンの出力の余剰出力に相当する負荷と成る様に前記発電機を制御するので、前記エンジンの熱効率が改善される。
【0044】
さらに、電力で駆動される第2圧縮機を内蔵して備えさせることにより、冷凍機を運転する室外ユニットを設置する必要が無くなるため、設置スペースを少なくできると共に、設置工事性を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエンジンで駆動する第1圧縮機と、電力で駆動する第2圧縮機とを備えた熱電併給装置について示した構成図である。
【図2】制御部内に備えたテーブルマップを示す図である。
【図3】同テーブルマップ上で熱電併給装置の動作を示した図である。
【図4】図1の熱電併給装置の省エネルギー化を進めた熱電併給装置について示した構成図である。
【符号の説明】
1 熱電併給装置
2 冷凍機
5 筐体
6 発電部
8 第1冷媒回路部
9 第2冷媒回路部
10 エンジン
11 発電機
12 系統連携装置
13 電力供給線
14 電力供給センサ
15 可変速伝達機構
23 第1圧縮機
24 第1四方弁
25 第1室外熱交換器
26 第1減圧弁
27 第1アキュームレータ
34 制御部
35 第1室内熱交換器
36 第2室内熱交換器
37 室内温度センサ
50 熱伝併給装置
51 冷媒系統[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a compressor provided with an engine, and a compressor driven by the engine, and a combined heat and power supply device connected to a generator driven by the engine to supply power and supply cold energy.
[0002]
[Prior art]
A conventional cogeneration system includes an engine and a generator driven by the driving force of the engine. The engine is operated to drive the generator, and the electric power generated by the generator is supplied to a commercial power supply. Power supply is performed in cooperation with the grid, leveling power consumption by reducing power peaks in the daytime, reducing the burden of power charges on users, and further discharging exhaust gas of engine and cooling water. Recovers hot water through a water heat exchanger or the like.For example, in a property that has hot water supply demand, the energy saving effect of storing the hot water in a hot water storage tank for hot water supply and performing hot water supply according to the hot water supply demand is obtained. Had brought.
[0003]
In such a cogeneration system, the engine and the generator are directly connected, and the engine and the compressor are connected via a drive transmission mechanism that intermittently connects the generator and the generator, and power is generated by the generator. In order to keep the power generation constant, the engine is operated at a constant rotation speed. On the other hand, in the compressor, the drive transmission mechanism performs an intermittent operation of the compressor to perform an operation according to an air conditioning load.
[0004]
Further, in this cogeneration system, fuel is burned in the engine, a part of the heat energy is converted into driving force, and the generator is operated to generate power generation. The amount of heat supply that can be recovered from the engine is much larger than the amount of electric power supplied from the engine, making it difficult to introduce the heat supply into a property that does not require hot water supply.
[0005]
For this reason, in a property that does not have the hot water supply demand, the heat supply amount recovered from the engine is used as a heat source of an air conditioner that is operated using heat of a desiccant air conditioner or an absorption refrigerator. In addition, a cogeneration system for performing an air-conditioning operation has been proposed, and an energy saving effect has been brought about similarly to the cogeneration system for supplying the electric power and the hot water. (For example, see Patent Document 1)
[0006]
[Patent Document 1]
JP 2001-324240 A (Page 3-5, FIG. 1)
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the cogeneration system as disclosed in
[0008]
Also, in stores such as supermarkets and convenience stores, it is necessary to install a refrigeration refrigerator for cooling and preserving food and the like in addition to air conditioning even if the cogeneration system is installed. Even if the power consumption can be reduced by installation, the outdoor unit of the refrigerator must be separately installed, and there is also a problem that the installation space of the outdoor unit and the installation work must be separately performed. Was.
[0009]
Therefore, an object of the present invention is to provide a combined heat and power supply device that improves the thermal efficiency of an engine, and also improves space saving and installation workability.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to
[0011]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect, when the surplus output decreases, the control means reduces the load on the generator by reducing the speed by the variable speed transmission mechanism. When the surplus output increases, the speed is increased by the variable speed transmission mechanism to increase the load on the generator.
[0012]
According to a third aspect of the present invention, in the first or second aspect, the control means includes a table map containing data of the number of revolutions, output, and thermal efficiency of the engine, and based on the table map. And calculating the output and thermal efficiency of the engine at the rotation speed.
[0013]
According to a fourth aspect of the present invention, in any one of the first to third aspects, a compressor driven by electric power is provided in the housing, and the electric power generated by the electric generator is connected to be used. It is characterized by having done.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0015]
A first embodiment of a cogeneration system that improves the thermal efficiency of an engine according to the present invention and also improves space saving and installation workability will be described. First, as shown in FIG. 1, a refrigerator 2 for cooling and preserving foods and the like, a
[0016]
The power generation unit 6 is driven by the driving force of the
[0017]
The
[0018]
The first
[0019]
The second refrigeration circuit unit 9 includes a
[0020]
The power of the
[0021]
Further, a
[0022]
The refrigerator 2 is provided with a second
[0023]
As shown in FIG. 2, the
[0024]
The operation of the
[0025]
Thereby, as shown in FIG. 1, the
[0026]
Further, since the variable
[0027]
When the air-conditioning load HK1 of the indoor unit 4 decreases and becomes the air-conditioning load HK2, the air-conditioning load HK2 is transmitted from the indoor unit 4 to the
[0028]
As a result, the rotation speed of the
[0029]
Further, since the variable
[0030]
The above description will be described with reference to the
[0031]
Then, the air conditioning load HK1 of the indoor unit 4 decreases and becomes the air conditioning load HK2. For example, when the rotation speed R2 of the
[0032]
Further, in the
[0033]
When the refrigerator 2 heats food, the refrigerant compressed by the
[0034]
Here, since the power line that supplies power to the
[0035]
That is, for example, in summer, during the daytime when the air-conditioning load increases, the
[0036]
As described above, the
[0037]
Further, such a cogeneration device may be a
[0038]
In the combined heat and
[0039]
In the second embodiment, the
[0040]
For example, when the timer a provided in the
[0041]
On the other hand, when the timer a provided in the
[0042]
In the present embodiment, the
[0043]
【The invention's effect】
From the above description, it is provided with the compressor and the generator driven by the driving force of the engine, and while controlling the rotation speed of the engine according to the load of the compressor, the thermal efficiency of the engine at the rotation speed is reduced. By calculating the output having the highest thermal efficiency and controlling the generator so as to provide a load corresponding to the surplus output of the engine applied to the compressor, the thermal efficiency of the engine is improved.
[0044]
Furthermore, by providing a built-in second compressor driven by electric power, there is no need to install an outdoor unit for operating the refrigerator, so that the installation space can be reduced and installation workability can be improved. it can.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram showing a cogeneration system including a first compressor driven by an engine of the present invention and a second compressor driven by electric power.
FIG. 2 is a diagram showing a table map provided in a control unit.
FIG. 3 is a diagram showing the operation of the cogeneration system on the table map.
FIG. 4 is a configuration diagram showing a cogeneration system in which energy saving of the cogeneration system of FIG. 1 is advanced.
[Explanation of symbols]
REFERENCE SIGNS
Claims (4)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003121037A JP2004324545A (en) | 2003-04-25 | 2003-04-25 | Cogeneration device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003121037A JP2004324545A (en) | 2003-04-25 | 2003-04-25 | Cogeneration device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
ID=33499714
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006280074A (en) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Osaka Gas Co Ltd | Air-conditioning/generation system |
JP2006329573A (en) * | 2005-05-30 | 2006-12-07 | Sanyo Electric Co Ltd | Air conditioner |
JP2012132355A (en) * | 2010-12-21 | 2012-07-12 | Toyota Motor Corp | Stationary cogeneration system |
-
2003
- 2003-04-25 JP JP2003121037A patent/JP2004324545A/en active Pending
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