JP2004308065A - High-strength fiber composite material cable - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は複撚り構造の高強度織誰複合材ケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】
高強度繊維複合材ケーブルは、高強度、低伸度であり、しかも軽量で高耐食、高疲労性を有していることから、鉄鋼製のワイヤロープやストランドケーブル、PC緊張材などに代わるものとして適用が拡大している。
こうした高強度繊維複合材ケーブルにおいて、高張力を要する大型構造物やグラウンドアンカーなどに適用される場合には、従来、図1(a)のように、高強度繊維と樹脂を複合した素線sを複数の層に重ね撚合せた多層構造のケーブル、あるいは、図1(b)のように、高強度繊維と樹脂を複合した素線sを撚り合わせた複数のストランドkを、相互に適度な間隔を保持しながら平行に束ねて構成したケーブルが使用されている。
【0003】
しかし、このような従来の高強度織誰複合材ケーブルでは、次のような問題があった。
1.多層撚り構造ケーブル
▲1▼素線が線接触の関係にあり、断面が円形に近く、表面積が小さいので、使用時にスリーブに樹脂あるいはセメントを注入してスリーブとケーブルを一体化させる端末定着加工において、十分な付着を得るために端末を素線ごとにばらす作業を必要とする。
▲2▼多層撚り構造ケーブルは、素線を一括して所定方向に撚りあわせた形態であるので、素線の数が増えるに従って撚り合せる設備が大型となり、その投資費用は甚大である。
【0004】
2.複数のストランドを平行状に束ねて構成したケーブル
▲1▼使用に際して、ケーブルに張力が導入される時、構成する各ストランドの長さが揃っていなかったりケーブルが偏向部などで曲げられて配置された揚合、各ケーブルヘ張力が均等に伝わらずケーブル本来の設計張力を達成できない可能性がある。
▲2▼ケーブルを搬送するためにケーブルをリールヘ巻くと型崩れを起し、取り扱いが困難であり、そのうえ、ケーブルの内側と外側の径の差により曲げ応力が働き、ケーブルが損傷する可能性がある。
【0005】
▲3▼ケーブルはストランドを平行状に引き揃えているだけであるため、捻れに弱く、特にストランドの撚り方向と逆方向に捻られた揚合、素線が開き破損してしまう。
▲4▼軸方向への圧縮(挫屈)に弱い。
▲5▼ケーブルの外周に筒体を取り付け、筒体内部に樹脂あるいはセメントを充填してケーブルと筒体を一体化させる場合や、グラウンドアンカーにおいて、ケーブル外周のシース管へ比重調整剤を充填する場合に、ストランド同士の隙間から充填材が流れ出すため、製造時あるいは施工時に隙間を埋める処理が必要であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前記のような問題点を解消するためになされたもので、その目的とするところは、良好で安定した強度を有し、しかも曲げに対して軸力が均等で形状が安定していて、リールに型崩れせずに巻くことが可能であり、穴や筒への挿入時にも座屈しにくく、十分な端末定着力を得ることができる高強度繊維複合材ケーブルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、高強度繊維複合材を片撚りしたケーブルをストランドとし、これの複数本を撚り角度2〜12°でストランドの撚り方向と逆方向に撚り合わせてなることを特徴としている。
【0008】
また、本発明は、前記構成に加えて、ストランド間に樹脂質の介在層を配置したことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下添付図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図2ないし図6は本発明による高強度繊維複合材ケーブルの実施態様を示しており、1は高強度繊維複合材ケーブルの全体を指し、2はそれぞれが高強度低伸度繊維と熱硬化性樹脂を複合した片撚り構造からなるストランドである。
高強度繊維複合材ケーブル1は、前記片撚り構造のストランドを、複数本(図面では7本)を長い撚りピッチ、すなわち2〜12°の撚り角度αで撚り合わせて1体のケーブルとしたものである。
【0010】
この例では、7本の片撚りケーブル2を用いているため、中心に1本の片撚りケーブル2aを心ストランドとして配置し、その周りに6本のストランド2bを側ストランドとして配置しており、芯ストランド2aの周りには介在層3が設けられている。
【0011】
詳述すると、ストランド2(2a、2b)は、図3のように、炭素繊維、アラミド繊維、炭化珪素繊維などから選択される高強度低伸度繊維にエポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂などから選択される熱硬化性樹脂を含浸させた多数の複合素線20からなっている。複合素線20は、高強度低伸度繊維のプリプレグ200の多数本を収束し、あるいは長い撚りピッチで撚り合わせ、外周に高強度低伸度繊維あるいはポリエステル繊維などの合成繊維糸202をラッピングの形態で被覆している。
【0012】
前記ストランド2(2a、2b)の撚り方向と高強度繊維複合材ケーブル1の撚り方向は逆方向になっている。すなわち、前記ストランド2(2a、2b)の撚り方向がたとえばS方向であれば、高強度繊維複合材ケーブル1の撚り方向はZ方向とされる。これは、自転性を小さくし、捻れにくく型崩れしにくくするためである。
【0013】
前記ストランド2(2a、2b)をケーブル1に撚り合わせるときの撚り角度αを限定したのは、後述するように、損傷や型崩れを起させずに目標とする引張り強度を達成させるため、また、既存の撚線機で容易に撚り合わせ工程を実施できるようにし、さらに、後に説明するが、熱硬化性樹脂の硬化工程が最終工程に限定されない利点があるからである。より好ましい撚り角度αは、2〜8°である。
【0014】
撚り角度の下限を2°としたのは、これ未満では、引張り強度は高いものの、平行に近づくため、先に述べた従来のケーブルの欠点、すなわち、リールヘ巻くと型崩れを起し、取り扱いが困難となる点、ケーブルの内側と外側の径の差により曲げ応力が働き、ケーブルが損傷する可能性がある点や、捻れに弱く、特にケーブルの撚り方向とは逆方向に捻られた揚合、素線が開き、破損してしまう点を解消できなくなるからである。
【0015】
撚り角度の上限を12°としたのは、引張り強度が低下するからである。すなわち、高強度繊維複合材は、曲げ、せん断、ねじれに弱く、完全脆性材料であるため大きな撚り角度で撚り合わせると、引張り方向と繊維方向の角度差が大きくなり、せん断により強度低下をきたすからである。
なお、通常の場合、ストランド2(2a、2b)を得る場合の撚りピッチP1よりも、ケーブル1に撚り合わせるときの撚りピッチPの方を大きくする。
【0016】
介在層3は無くてもよいが、あった方が好ましい。その理由は、各ストランドが接触する場合には、ケーブルに張力がかかった場合や、曲げられた場合に互いの素線同士の擦れや側圧で素線が損傷し、十分な強度が発揮できなくなるが、介在層3が存在することにより、心ストランドと側ストランド間の接触を緩和でき、また、介在層3の存在による拡径作用で、側ストランド相互間の接触も緩和され、内部摩耗による引張り強度の低下(撚減り)を低減できるからである。
さらに、高強度繊維複合材ケーブル1を穴や筒に入れ、セメントミルクや樹脂などの充填材を注入した時に、ケーブルの内部(ストランド同士の隙間)から充填材が流出しなくなるからである。
【0017】
介在層3は、図6(a)のように合成樹脂製の線状体30などをストランド2aの各外周谷間に配してもよい。この方式は、ストランド2(2a、2b)をケーブルに撚り合わせるときに実施できる利点がある。これに代え、図6(b)のように、溶融樹脂を押し出すなどして、あらかじめストランド2aの外周に樹脂被覆31を施してもよい。線状体30、被覆樹脂31は、ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂が好ましい。
【0018】
本発明は、図示する例に限定されるものではない。
1)ストランド2を構成する複合素線20の数は、3本以上であればよく、第2図のように7本である場合に限定されない。図4(b)、(c)のように19本などであってもよい。
2)高強度繊維複合材ケーブル1は、必ずしも心ストランド2aを有している場合に限定されない。図4(a)、(b)のように3本のストランド2を用いた構造であってもよい。この例では、3×7構造、3×19構造を採用している。このような芯ストランドがない場合、介在層3は図4(a)で代表的に示すように、ストランド2,2間に介在される。この介在層3は樹脂などで断面が多角形ないしこれに類する形状に成形した条体を使用できる。
3)心ストランド2aを有している場合、図4(c)で例示するように、7×19構造も採用できる。なお、この図では介在層3を省略している。
【0019】
次に本発明による高強度繊維複合材ケーブルの製作工程を説明すると、図7と図8は製作工程の2つの例を示している。
第1の方式は、レヤー工程―ラッピング工程―1次クロージング工程で樹脂が未硬化状態の片撚り構造ストランドを製作し、その未硬化のストランドの複数本を、2次クロージング工程でケーブル1に撚り合わせ、最後にキュア工程によって全体を硬化させる。
第2の方式は、レヤー工程―ラッピング工程―1次クロージング工程―キュア工程によって樹脂が硬化した片撚り構造のストランドを製作し、得られたストランドの複数本を、2次クロージング工程でケーブル1に撚り合わせる。
【0020】
なお、心ストランドがある場合に適用される第3の方式がある。これは、レヤー工程―ラッピング工程―1次クロージング工程―キュア工程によって樹脂が硬化した片撚り構造のストランドを1本製作し、それとは別にレヤー工程―ラッピング工程―1次クロージング工程で樹脂が未硬化状態の片撚り構造ストランドを製作し、樹脂硬化したストランドを心ストランドとして、その周りに樹脂が未硬化状態の片撚り構造ストランドを側ストランドとして配し、2次クロージング工程でケーブル1に撚り合わせ、最後にキュア工程によって樹脂が未硬化状態の側ストランドを硬化させる。
【0021】
レヤー工程は、図8(a)のように、熱硬化性樹脂を含浸させたプリプレグ200を多数本たとえば10〜20本、それぞれボビンから撚り機5に送って所定のピッチで撚り合わせ、素線20’を得る。
ラッピング工程は、図8(b)のように、素線20’を複数本たとえば7本送り出しつつ、ラッピング機6から合成繊維糸202を繰り出して素線20’の外周にスパイラル状に巻きつける。
1次クロージング工程は、図8(c)のように、ラッピング済素線20をたとえば7本それぞれボビンから繰り出し、クロージング機7で所定のピッチたとえば100〜200mmで撚り合わせる。これで、樹脂が未硬化の片撚り構造からなるストランド2’が得られる。
【0022】
第1の方式では、ラッピング済素線20をクロージング機7で所定のピッチたとえば100〜200mmで撚り合わせて、樹脂が未硬化のストランド2’を得たならば、そのまま、図8(d)のようにクロージング機9で撚り角度を2〜12°の範囲とし、撚り方向をストランド撚り工程での撚り方向と逆にして撚り合わせて、樹脂未硬化状態の素ケーブル1’を得、それをトンネル状の熱処理炉8を通過させて120〜135℃で加熱し、樹脂を硬化させて本発明ケーブル1を得る。
【0023】
第2方式では、樹脂が未硬化のストランド2’を、図8(e)のように、トンネル状の熱処理炉8を通過させて120〜135℃で加熱し、樹脂を硬化させたストランド2を得る。そして、それら樹脂硬化ストランド2をクロージング機9で撚り合わせ、本発明ケーブル1を得る。このときに、撚り角度を2〜12°の範囲とし、撚り方向をストランド撚り工程での撚り方向と逆にする。第1と第2の方式では、キュア工程は1度で足りるので、工程が簡易である。
【0024】
なお、介在層3を設ける場合、心ストランドがないケーブル構造では、介在層となるべき条体や線条体を中央に配してその周りにストランドを配して2次クロージング工程を行なえばよい。
また、芯ストランドがあるケーブル構造の場合には、一本のストランドの外周に介在層を施し、それを中心にして他のストランド2bを配して2次クロージング工程を行なえばよい。ストランドは硬化されていても、未硬化であってもよい。
なお、第3の方式は、未硬化の側ストランド2bを撚り合せる際に、中心に樹脂を硬化させた剛性のあるストランド2aが存するので、撚り工程が楽であるという利点がある。
【0025】
【実施例】
実施例1
製作法として、第2の方式を用い、本発明ケーブルを製作した。
炭素繊維にエポキシ樹脂を含浸させた径が7ミクロンの繊維を12000本束ねたプリプレグを15本、撚り方向Z、ピッチ90mmで撚り合わせ、次いでラッピングを施して外径4.2mmの素線を得た。
この素線を7本撚り方向S,ピッチ160mmで撚り合わせて1×7構造のストランドを得た。該ストランドを熱処理炉で130度×90分加熱して樹脂を硬化させた。
【0026】
このストランド7本のうち、1本の外周にポリエチレンの被覆を施して心ストランドとし、被覆を施さないもの6本を側ストランドとして、撚り方向Z,撚り角度αを2〜18°の範囲にとって撚り合わせ、7×7構造の複撚りケーブルを得た。ちなみに、撚り角度α:2°の撚りピッチは2200mm、撚り角度α:4.1°の撚りピッチは1100mm、撚り角度α:5°の撚りピッチは900mmである。
【0027】
得られた複撚りケーブルについて、9水準の引張試験を行った結果を図9に示す。この結果から、撚り角度を2〜12°の範囲、特に2〜8°にすると、破断荷重の低下はほとんど見られないことがわかる。
【0028】
比較のため、撚り角度α=4°とし、心ストランドに被覆を施さずにα=4°で前記7×7構造の複撚りケーブルを製作し、引張り試験を行った。その結果、破断荷重は1100kNであり、撚り角度α=4°とし、心ストランドに被覆を施した複撚りケーブルは1250kNであったので、このほうが高い破断荷重が得られた。
また、前記ストランドを7本、平行状に束ねた従来ケーブル(従来例2という)について破断荷重の比較も行った。この結果、該従来例2は、1070kNで、本発明よりも劣っていた。
【0029】
実施例1のケーブルについて、リールの胴径と撚り長さの関係を巻取り実験により調査した。その結果、撚り角度αが2〜18°の範囲内にある場合、撚り長さP/リール胴径Dが0.73以下であれば、図10(a)のように正常に巻取り可能であることが確認された。撚り角度αが1.6°すなわち撚りピッチ2800mmでは、P/Dが0.93では巻取り中にケーブルに損傷や型崩れが発生した。
比較のため、前記従来例2についても巻取り試験を行ったが、その結果は、図10(b)のように型崩れが発生し、重ね巻きができなかった。
【0030】
心ストランドにポリエチレン被覆を施したタイプで、撚り角度α:4°の本発明ケーブル(7×7構造)について、図11(a)のように、曲げ径200mmとして曲げ角度2θが0°〜8°となる範囲で曲げ引張試験を行った。
比較のため、断面積が同一となる1×37構造(従来例1)と、7本のストランドを束ねたケーブル(従来例2)についても同様の曲げ引張試験を行った。その結果を図11(b)に示す。この図からわかるように、本発明ケーブルは良好な曲げ性能を呈し、これに対して、従来例2は、曲げによる破断荷重の低下が最も大きかった。
【0031】
図12のように、心ストランドにポリエチレン披覆を施した7×7構造のケーブル外周へ筒体を被せ、筒体の両端開口にエポキシ粘土を詰め込んでシールした状態で、筒体下部に設けた注入孔からセメントミルクを注入したところ、ケーブル内部からセメントが流れ出ることなく充填が成功した。この結果から、介在層が効果的であることがわかる。
また、定着性を検討するため、図13のように鋼管製のスリーブ15に本発明ケーブル1を挿入し、セメントミルク16を注入した。比較のため図14のように、従来例1について素線をばらしてスリーブに挿入しセメントミルクを注入した。この結果、本発明ケーブル1は各ストランドをばらさないにもかかわらず、高い定着強度が得られた。これは、本発明のケーブルではストランド同士が点接触であるためケーブル外周の凹凸が大きく、付着表面積が大きいこと、しかもストランドのらせんが引き抜き抵抗となったことによるものである。
【0032】
【発明の効果】
以上説明した本発明の請求項1によるときには、次のようなすぐれた効果が得られる。
1)各ストランドの長さの不揃いがほとんど出ないため、各ストランドあるいは各素線への張力が均等になり、設計強度を確実に実現することができる。
2)ストランドを撚り合せることで、ケーブルが曲げられた場合でも各ストランドにかかる軸力は均等となり、また、形状が安定した構造であるため、ケーブルをリールへ巻く時や展開する時に型崩れが起こりにくく、重ねて巻取ることができる。
【0033】
3)筒や穴の中ヘケーブルを挿入する場合にも挫屈による損傷を受け難い。
4)ケーブル外周の表面積が大きいため,端末定着加工を行う際に、多層撚りケーブルのように端部をバラス必要なしに十分な定着力を得ることができる。
5)ケーブルの撚り方向がストランドの撚り方向と逆方向であるため自転性が小さく、捻れにくく、型崩れしない。
6)既存の撚り線機で容易に撚り合わせが可能であり、撚り合せるストランド(片撚りケーブル)の本数を増減するだけで目的の引張張力を得ることができる。
【0034】
請求項2によれば、介在層3により、ケーブルの内部(ストランド同士の隙間)から充填材が流出しない。また、各ストランド同士の接触を緩和でき、内部磨耗が防止されるので、引張強度の低下を低減できるなどのすぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)と(b)はそれぞれ従来の高強度繊維複合材ケーブルの部分的斜視図である。
【図2】本発明による高強度繊維複合材ケーブルの一例を示す部分的斜視図である。
【図3】本発明における複合素線を示す部分的斜視図である。
【図4】(a)(b)(c)は本発明ケーブルの他の例を示す断面図である。
【図5】(a)は本発明ケーブルの撚り角度を示す説明図、(b)は撚り長さを示す説明図である。
【図6】(a)(b)は本発明ケーブルの介在層を例示した側面図である。
【図7】(a)(b)は本発明ケーブルの製造工程例を示す説明図である。
【図8】(a)はレヤー工程の説明図、(b)はラッピング工程の説明図、(c)は1次クロージング工程の説明図、(d)は2次クロージング工程の説明図、(e)はキュア工程の説明図である。
【図9】撚り角度と破断荷重の関係を示す線図である。
【図10】(a)は本発明ケーブルの巻取り試験状態を示す平面図、(b)は従来ケーブルの巻取り試験状態を示す平面図である。
【図11】(a)は曲げ引張り試験の概要を示す説明図、(b)は本発明ケーブルと従来ケーブルの曲げ角度と破断荷重を示す線図である。
【図12】充填試験状態を示す斜視図である。
【図13】(a)は本発明ケーブルの端末定着加工の状態を示す縦断側面図、(b)は横断面図である。
【図14】(a)は従来の多層撚りケーブルの端末定着加工状態を示す縦断側面図、(b)は横断面図である。
【符号の説明】
1 本発明の高強度繊維複合材ケーブル
2 片撚りケーブルからなるストランド
2a 心ストランド
2b 側ストランド
3 介在層
20 複合素線[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a high-strength woven composite cable having a multiple twist structure.
[0002]
[Prior art]
High-strength fiber composite cable is an alternative to steel wire rope, strand cable, PC tendon, etc. due to its high strength, low elongation, light weight, high corrosion resistance and high fatigue resistance. Its application is expanding.
In such a high-strength fiber composite material cable, when it is applied to a large structure requiring a high tension, a ground anchor, or the like, conventionally, as shown in FIG. And a plurality of strands k obtained by twisting strands s composed of a composite of high-strength fiber and resin as shown in FIG. 1 (b). A cable that is configured to be bundled in parallel while maintaining an interval is used.
[0003]
However, such a conventional high-strength woven composite cable has the following problems.
1. Multi-layer stranded structure cable (1) Since the wires are in line contact with each other, the cross section is almost circular and the surface area is small, the resin or cement is injected into the sleeve at the time of use to integrate the sleeve and the cable. In order to obtain sufficient adhesion, it is necessary to separate the terminals for each wire.
{Circle around (2)} Since the multi-layer twisted structure cable has a form in which the strands are collectively twisted in a predetermined direction, as the number of strands increases, the size of the equipment to be twisted becomes large, and the investment cost thereof is enormous.
[0004]
2. When using a cable composed of a plurality of strands bundled in parallel (1), when tension is applied to the cable, the length of each of the constituting strands is not uniform, or the cable is bent and arranged by a deflection part. In some cases, the tension may not be transmitted evenly to each cable, and the original design tension of the cable may not be achieved.
(2) If the cable is wound around a reel to transport the cable, the cable will lose its shape, making it difficult to handle. In addition, the difference in diameter between the inside and outside of the cable may cause bending stress and damage the cable. is there.
[0005]
{Circle over (3)} Since the cable merely aligns the strands in parallel, the cable is vulnerable to torsion. In particular, the twisting and twisting of the strand in a direction opposite to the twisting direction of the strand may cause the strand to open and break.
(4) Vulnerable to axial compression (buckling).
(5) Attach the cylinder to the outer periphery of the cable and fill the inside of the cylinder with resin or cement to integrate the cable and the cylinder, or at the ground anchor, fill the sheath tube around the cable with a specific gravity adjuster. In such a case, since the filler flows out from the gap between the strands, a process of filling the gap at the time of manufacturing or construction is required.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in order to solve the above-mentioned problems, and has an object to have good and stable strength, and to have a uniform axial force with respect to bending and a stable shape. To provide a high-strength fiber composite material cable that can be wound on a reel without breaking its shape, does not easily buckle even when inserted into a hole or a cylinder, and can obtain a sufficient terminal fixing force. .
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides a single strand cable of a high-strength fiber composite material as a strand, and twisting a plurality of the strands at a twist angle of 2 to 12 ° in a direction opposite to the strand twist direction. Features.
[0008]
Further, the present invention is characterized in that, in addition to the above configuration, a resinous intervening layer is arranged between the strands.
[0009]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
2 to 6 show an embodiment of the high-strength fiber composite cable according to the present invention, wherein 1 indicates the entire high-strength fiber composite cable, and 2 indicates each of the high-strength low elongation fiber and the thermosetting fiber. It is a strand consisting of a single twisted structure composed of a resin.
The high-strength fiber
[0010]
In this example, since seven single-stranded
[0011]
More specifically, as shown in FIG. 3, the strand 2 (2a, 2b) is made of a high-strength low-elongation fiber selected from carbon fiber, aramid fiber, silicon carbide fiber, and the like, as well as an epoxy resin, an unsaturated polyester resin, and a polyurethane resin. It is composed of a large number of
[0012]
The twist direction of the strand 2 (2a, 2b) and the twist direction of the high-strength
[0013]
The reason for limiting the twist angle α when twisting the strand 2 (2a, 2b) to the
[0014]
The reason why the lower limit of the twist angle is set to 2 ° is that when the twist angle is less than this, although the tensile strength is high, it approaches parallel, so that the above-mentioned drawback of the conventional cable, that is, the cable collapses when wound on a reel, and handling is difficult. Difficulty, bending stress may be caused by the difference in diameter between the inside and outside of the cable, which may damage the cable, and weakness to twisting, especially lifting twisted in the opposite direction to the twisting direction of the cable This is because it is not possible to eliminate the point where the element wire opens and breaks.
[0015]
The reason why the upper limit of the twist angle is set to 12 ° is that the tensile strength decreases. In other words, high-strength fiber composite materials are vulnerable to bending, shear, and torsion, and are completely brittle.When twisted at a large twist angle, the angle difference between the tensile direction and the fiber direction increases, resulting in a decrease in strength due to shearing. It is.
In a normal case, the twist pitch P when twisted to the
[0016]
The intervening
Further, when the high-strength fiber
[0017]
As the
[0018]
The present invention is not limited to the illustrated example.
1) The number of
2) The high-strength
3) In the case of having the
[0019]
Next, the manufacturing process of the high-strength fiber composite cable according to the present invention will be described. FIGS. 7 and 8 show two examples of the manufacturing process.
The first method is to fabricate a single-stranded structure strand in which the resin is uncured in the layering process-wrapping process-primary closing process, and twist a plurality of the uncured strands into the
The second method is to fabricate a strand having a single twist structure in which the resin is cured by a layering process, a wrapping process, a primary closing process, and a curing process, and to apply a plurality of the obtained strands to the
[0020]
Note that there is a third method applied when there is a core strand. This is one strand of single twisted structure in which the resin is cured by the layering process-wrapping process-primary closing process-curing process, and the resin is uncured separately in the layering process-wrapping process-primary closing process A single-strand structure strand in a state is manufactured, a resin-cured strand is used as a core strand, and a resin-uncured single-strand structure strand is arranged around the strand as a side strand, and twisted to the
[0021]
In the layering process, as shown in FIG. 8 (a), a large number of
In the lapping step, as shown in FIG. 8B, a plurality of, for example, seven strands 20 'are sent out, and the
In the primary closing step, as shown in FIG. 8 (c), for example, seven wrapped
[0022]
In the first method, the wrapped
[0023]
In the second method, as shown in FIG. 8 (e), the
[0024]
In the case where the intervening
In the case of a cable structure having a core strand, an intervening layer may be applied to the outer periphery of one strand, and the
Note that the third method has an advantage that the twisting process is easy because the
[0025]
【Example】
Example 1
The cable of the present invention was manufactured using the second method as a manufacturing method.
Twenty fifteen prepregs, each of which is a carbon fiber impregnated with epoxy resin and having a diameter of 7 μm and having a diameter of 12,000 bundled together, are twisted in a twisting direction Z at a pitch of 90 mm, and then wrapped to obtain a strand having an outer diameter of 4.2 mm. Was.
Seven strands were twisted in a twisting direction S at a pitch of 160 mm to obtain a strand having a 1 × 7 structure. The strand was heated in a heat treatment furnace at 130 ° C. for 90 minutes to cure the resin.
[0026]
Of these seven strands, one outer circumference is coated with polyethylene to form a core strand, and six non-coated strands are used as side strands, and the twisting direction Z and the twisting angle α are in the range of 2 to 18 °. Together, a 7 × 7 double twist cable was obtained. Incidentally, the twist pitch at the twist angle α: 2 ° is 2200 mm, the twist pitch at the twist angle α: 4.1 ° is 1100 mm, and the twist pitch at the twist angle α: 5 ° is 900 mm.
[0027]
FIG. 9 shows the results of nine levels of tensile tests performed on the obtained multi-stranded cable. From this result, it can be seen that when the twist angle is in the range of 2 to 12 °, particularly 2 to 8 °, a decrease in the breaking load is hardly observed.
[0028]
For comparison, a twisted cable having a 7 × 7 structure was manufactured at a twist angle α = 4 ° and α = 4 ° without coating the core strand, and a tensile test was performed. As a result, the breaking load was 1100 kN, the twist angle α was 4 °, and the multi-stranded cable coated with the core strand was 1250 kN, so that a higher breaking load was obtained.
The breaking load was also compared for a conventional cable (referred to as Conventional Example 2) in which seven of the strands were bundled in parallel. As a result, Conventional Example 2 was 1070 kN, which was inferior to the present invention.
[0029]
Regarding the cable of Example 1, the relationship between the body diameter of the reel and the twist length was investigated by a winding experiment. As a result, when the twist angle α is in the range of 2 to 18 °, if the twist length P / reel body diameter D is 0.73 or less, normal winding can be performed as shown in FIG. It was confirmed that there was. When the twist angle α was 1.6 °, that is, when the twist pitch was 2800 mm, when the P / D was 0.93, the cable was damaged or out of shape during winding.
For comparison, a winding test was also performed on Conventional Example 2, but as a result, the shape collapsed as shown in FIG. 10B, and lap winding could not be performed.
[0030]
As shown in FIG. 11 (a), for a cable of the present invention (7 × 7 structure) having a core strand with a polyethylene coating and a twist angle α: 4 °, the bending angle 2θ is 0 ° to 8 as shown in FIG. A bending tensile test was performed in the range of ° C.
For comparison, the same bending-tensile test was performed on a 1 × 37 structure having the same cross-sectional area (conventional example 1) and a cable in which seven strands were bundled (conventional example 2). The result is shown in FIG. As can be seen from this figure, the cable of the present invention exhibited good bending performance, whereas Conventional Example 2 showed the greatest decrease in breaking load due to bending.
[0031]
As shown in FIG. 12, a cylindrical body was put on the outer periphery of a 7 × 7 structure cable in which a core strand was covered with polyethylene, and both ends of the cylindrical body were filled with epoxy clay and sealed, and provided at the lower part of the cylindrical body. When the cement milk was injected from the injection hole, the filling was successful without the cement flowing out of the cable. This result indicates that the intervening layer is effective.
Further, in order to examine the fixing property, the
[0032]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention described above, the following excellent effects can be obtained.
1) Since the lengths of the respective strands are almost non-uniform, the tension applied to the respective strands or the individual wires becomes uniform, and the design strength can be reliably realized.
2) By twisting the strands, even if the cable is bent, the axial force applied to each strand becomes equal, and the shape is stable, so the shape collapses when the cable is wound on a reel or deployed. Less likely to occur and can be wound up again.
[0033]
3) When a cable is inserted into a tube or a hole, it is hardly damaged by buckling.
4) Since the surface area of the outer periphery of the cable is large, it is possible to obtain a sufficient fixing force without performing the end balancing like a multilayer stranded cable when performing the terminal fixing process.
5) Since the twisting direction of the cable is opposite to the twisting direction of the strand, the cable has low rotation, is hardly twisted, and does not collapse.
6) Twisting can be easily performed with an existing stranded wire machine, and a desired tensile tension can be obtained only by increasing or decreasing the number of strands (single stranded cables) to be stranded.
[0034]
According to the second aspect, the filler does not flow out from the inside of the cable (the gap between the strands) due to the
[Brief description of the drawings]
FIGS. 1A and 1B are partial perspective views of a conventional high-strength fiber composite cable. FIG.
FIG. 2 is a partial perspective view showing an example of a high-strength fiber composite cable according to the present invention.
FIG. 3 is a partial perspective view showing a composite strand according to the present invention.
FIGS. 4A, 4B and 4C are cross-sectional views showing another example of the cable of the present invention.
5A is an explanatory diagram showing a twist angle of the cable of the present invention, and FIG. 5B is an explanatory diagram showing a twist length.
FIGS. 6A and 6B are side views illustrating an intervening layer of the cable of the present invention.
FIGS. 7A and 7B are explanatory views showing an example of a manufacturing process of the cable of the present invention.
8A is an explanatory view of a layering step, FIG. 8B is an explanatory view of a lapping step, FIG. 8C is an explanatory view of a primary closing step, FIG. 8D is an explanatory view of a secondary closing step, and FIG. () Is an explanatory view of a curing step.
FIG. 9 is a diagram showing a relationship between a twist angle and a breaking load.
10A is a plan view showing a winding test state of the cable of the present invention, and FIG. 10B is a plan view showing a winding test state of a conventional cable.
11A is an explanatory view showing an outline of a bending-tensile test, and FIG. 11B is a diagram showing a bending angle and a breaking load of the cable of the present invention and a conventional cable.
FIG. 12 is a perspective view showing a filling test state.
FIG. 13A is a longitudinal sectional side view showing a state of the terminal fixing processing of the cable of the present invention, and FIG. 13B is a transverse sectional view.
FIG. 14A is a longitudinal side view showing a state of terminal fixing processing of a conventional multilayer stranded cable, and FIG. 14B is a transverse sectional view.
[Explanation of symbols]
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